たなさと

バンドを語りたい、ただそれだけ。CDレビューやライブレポなどもするので一応ネタバレ注意

バックドロップシンデレラとヤバイTシャツ屋さんをCave-Beで観ていいんですか

バックドロップシンデレラのツアーに行ってきました!!対バンはヤバイTシャツ屋さん!!

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4月にも対バンツアーに行っているバクシン、半年の時を経て今回も参戦。しっかりハマったのがコロナ禍以降で最近というのもあって代表曲しか知らないので、ツーマンの対バン相手が好きなバンドだったら行ってみようぐらいのマインドではあった。対バンが発表される時にはもうチケット残ってないとかだったらそれまでで諦めようと思っていた。そしたらまさかのヤバT!そしてまだ2次先行が残っていた。迷わず申し込んだよね。よく当たったもんだ。

会場は広島Cave-Be。4月のバクシンもここだったが、対バンがヤバTということを考えるとあまりにも小さすぎる。いやマジでよく当たったもんだ。仕事終わりに直行し、ちょうど開場時間ぐらいに到着。整理番号は割と遅めだったので後方で余裕を持って観ることにした。

はずだったんだが、それでも後ろからどんどん人が入ってくるのでかなり満員になった笑 まぁソールドアウトしてんだもんな、余裕なんか持てんわな。これでもまだフルキャパじゃないってマジ…?

とか思ってたら定刻通りに照明が落ち、開演した。

 

 

ヤバイTシャツ屋さん

「はーじまーるよ〜〜〜」というゆるーいSEと共にメンバー3人登場。初めて観るわけじゃないのにもはや「本物のヤバTだ…!」の気持ち。

一発目から "喜志駅周辺なんもない" でブチ上がり。今回の公演はマスク着用の上で声出しOKだったので、\喜志駅周辺なんにもない!/ \あべのハルカスめっちゃ高い!/ \サンプラ行ったら挨拶しようか迷う感じの知り合いが居る!/ のコールアンドレスポンスがついに出来た。楽しすぎた。曲の最後にはバクシンの "さらば青春の光" のフレーズを入れてくるアレンジも。こやまさん「さらば喜志駅周辺のパンク」て言うてた笑

からの "あつまれ!パーティーピーポー" で『えっびっばーっでぃっ!』の大合唱。最高です。もうテンポだーいぶ速かったなw

ヤバTは広島Cave-Beでの出演は5年半ぶりとのこと。さらにこの日がちょうど結成記念日で、「10周年目に突入しました!」とこやまさんが言うと拍手と歓声が。そこからの「というわけで一番最初に作った曲を」と振っての "ネコ飼いたい" は、あんな曲なのにエモくなってしまった。

MCのクソさ(褒めてる)も健在。

こやま「バックドロップシンデレラのどこが好き?」
しばた「シンデレラなところ」

っていうくだりから始まった、Saucy Dogの "シンデレラボーイ" もKing & Princeの "シンデレラガール" もバクシンのペリーさんのことを歌った曲らしいっていうふざけっぷりな笑 しかしその日の夜にまさかキンプリがあんな事になるとは…

中盤戦も "ちらばれ!サマーピーポー" "無線LANばり便利" "KOKYAKU満足度1位" "かわE" とキラーチューンだらけ。何よりこれらの曲を声出して一緒に盛り上がれるのが嬉しすぎる。"ちらばれ!サマーピーポー" は「最新曲」と言いながらも流石にもう季節外れだろう笑 "KOKYAKU満足度1位" は声出しのオンパレードだし、"かわE" の『やんけ』も3年ぶりに叫べて嬉しい。途中一回しゃがんで一気に飛び上がるくだりやったのどの曲だったっけ? "無線LANばり便利" だっけ?楽しすぎて忘れた笑

また、ヤバT自体も声出しOKのライブはまだまだ多くないので、本人たちもオーディエンスの声が聴こえる状況はとても嬉しそうだった。終盤の "Give me the Tank-top" で飛び跳ねるのはもはや感動があった。そしてそこからの "NO MONEY DANCE" で叫びまくる楽しさな。もう楽しすぎて語彙力が無い。

そして地味に「We need the Tank-top」の曲を生で聴ける喜びが大きい。何気に2020年に一番聴いたアルバムだし、思えばヤバTのライブ自体が2019年のワンマン以来で、コロナ禍に入ってから初めてなので、それでこんな小さい箱で声出しOKで楽しめるのは贅沢すぎるなと。

最後は "ハッピーウェディング前ソング" で大暴れして終了。『キッス!』『入籍!』を全力で叫ぶのってこんな楽しいんですね。最高でした。ノリで入籍してみたいです。

あとのバクシンのMCでペリーさんが言ってたんだが、ヤバT、やはりあのレベルの人気なので機材の数も半端じゃないらしく、とは言えCave-Beみたいな小さな箱には運び切れないんだと。もりもりもと、自分のドラムセットじゃなかったらしい。すごいな…本当に出てくれて感謝だ。

ヤバTは2月のホールツアーで広島公演のチケット確保済み。この日の10倍ぐらいのキャパで観るヤバTも楽しみです!

 

セットリスト

01. 喜志駅周辺なんもない
02. あつまれ!パーティーピーポー
03. ネコ飼いたい
04. 癒着☆NIGHT
05. ちらばれ!サマーピーポー
06. 無線LANばり便利
07. KOKYAKU満足度1位
08. かわE
09. Give me the Tank-top
10. NO MONEY DANCE
11. ハッピーウェディング前ソング

 

 

バックドロップシンデレラ

今回で観るのが3回目になるバクシン。ライブで聴いた曲や新譜を中心にサブスクで聴き漁り、定番曲はほとんど分かるようになってきてはいたが、この日は本当に代表曲の多いセトリで有り難かった。初っ端から "バズらせない天才" "本気でウンザウンザを踊る" と「日本一ウンザウンザを踊るツアー」を全力で体現してくる。

バズっちゃったんだけどな!!!笑

早速のMCでもあゆみさんが自分の柄シャツを指して「ヤバい…シャツを着ています笑」と言ったり、ペリーさんが自分達のことを「バックドロップシンデレラボーイ」と言ってヤバTのMCを回収したりと、対バン感を存分に出してきた笑

曲が分かるようになってくると「前回観た時は知らなかった曲」の印象も変わってくるわけだが、個人的に前回聴いた曲の中で今回良かったのは "国家の不正を暴きたい"。

動画上がってた↓

ギターを弾いてないところは一緒に歌ってほしかったらしい笑 ペリーさん曰く、ツイッターで事前に『ここは歌ってください』って呼びかけるような事はしたくなかったのでギターを弾かない事でシンガロングパートだと気づいてほしかったとのことw でもみんなヘドバンしたり拳突き上げたりばっかりで全然気づいてなかったなw 前回こんな曲だったっけ?と思ってたのだが、ギターを弾かない箇所が生まれた合唱仕様に変わってたのね。ツアーで今後の公演に行かれる方、歌ってあげてください笑

"フェスだして" では間奏のところで一旦演奏を止め、Dr. 鬼ヶ島さんの謎のノリで "あつまれ!パーティーピーポー" の『しゃっ!しゃっ!』『えっびっばーっでぃっ!』のところだけカバーw 曲中にお互いのカバーをぶっ込んでくる感じ、対バン感マシマシで最高ですね。バクシン、この翌日の神戸であったフェスでもヤバTおらんのに同じ事演ったらしいけどwww

続く新曲の "HATEです" はサビでシンプルに手を挙げて飛び跳ねられる曲で楽しいし、"2020年はロックを聴かない" は相変わらずBPM速すぎてひたすらに暴れてしまう。楽しすぎる。一方で、「ヤバTがもう10年目って事に戦慄してる」「まだ2,3年目のイメージ笑」と茶化しながらも、対バンに出てくれた感謝を述べてからの「(お客さんだけじゃなく)ヤバTにも送ります」と前置いての "日が暮れてしまう" はゆったりとセンチな空気が出来上がった。

もう一つ新曲、Ba. キャナコさんがボーカルを務める "ボンドガールすぐ死ぬ" も楽しかった。というか面白かった。

この曲でBメロでPPPF起こるのシュール笑 あとサビ?の『ボンドガール すぐ 死ぬ』のところの振り付けも可愛かった。あゆみさん見てたらすぐに真似できる。みんなやってた。

ヤバTがスケジュールの合間を縫って出てくれた事や、声出しに踏み切れるぐらい状況が少しずつ前進している事への感謝や感慨深さをMCで述べた後、後半戦。前回のライブ以来色んな曲を聴いた中で特に気に入った "台湾フォーチュン" が聴けてよかった。

コメント欄で言われてるんだけどこの曲ヤバTの "ヤバみ" にめちゃくちゃ似てるんだよな。"ヤバみ" の方が後なんだけどw だから下手したらネタにするかと思ってたが、流石になかった。何なら普通にヤバTに "ヤバみ" 演ってほしかったんやけどな…笑

最後は "月あかりウンザウンザを踊る" "さらば青春のパンク" でしっかり盛り上がって終了。割とすぐに再登場してのアンコールは "サンタマリアに乗って" だった。ほんとこの辺の曲も、今思えば超定番曲なのに前回までは全然知らんかったの我ながらおもろいな。しっかり楽しめてよかった。

どんどん楽しくなっていくな、バックドロップシンデレラのライブ。行ってよかった。昔の色んな曲も掘っていこうと思う。まずはベスト買うかな!

 

セットリスト

01. バズらせない天才
02. 本気でウンザウンザを踊る
03. 祝え!朝が来るまで
04. 国家の不正を暴きたい
05. フェスだして
06. HATEです
07. 2020年はロックを聴かない
08. 日が暮れてしまう
09. 買物ブギー
10. 免許とりたい
11. ボンドガールすぐ死ぬ
12. 8月。雨あがり
13. 台湾フォーチュン
14. 月あかりウンザウンザを踊る
15. さらば青春のパンク

en1. サンタマリアに乗って

 

最後に物販でヤバTのタオル購入。

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可愛い。笑

ヤバTのグッズって今までタオル1枚しか持ってなかったんだけど、そのタオルも確か2016年のラシュボで買ったやつだったと思うからいい加減新しいの買えてよかった笑

つかヤバTの物販なんかフェスとかじゃ大行列でそうそう買えるもんじゃないよな。大体のラインナップ売り切れるしな。その点でもこんな地方のライブハウスでの公演に来られて良かったよ。

 

以上!!

いやーめちゃくちゃ楽しかった。ヤバTはもちろんのこと、バクシンもいつまでCave-Beで演ってくれるんやろうと思っている笑 普通に野音Zeppで演るレベルになってるし、バズった効果でこれからどんどん色んなフェスにも出て人気になっていくやろうし。マジでこんな小さい箱で観ていいんですかってクラスのツーマンだった。行けてよかった!2組ともこれからも推す!

では(=゚ω゚)ノ

 

バックドロップシンデレラ「日本一ウンザウンザを踊るツアー」

11/4 広島Cave-Be

2022年10月超個人的ベスト楽曲10選

もう今年あと2ヶ月か…

はい毎月恒例のやつ!10月はやっぱりミナホを筆頭にかなり充実してたのであまり新曲チェックできてないんですよね…

では早速。曲名の五十音順にいってみましょう。

 

 

あいのうた / 高橋優

あいのうた

あいのうた

  • 高橋優
  • ロック
  • ¥255

『'窒息しても構いませんのでマスクをして下さい'
'感染しても構いませんのでマスクおとり下さい'』

不穏なカッティングから始まり、鬼気迫る歌声に鳥肌が止まらなくて涙が出そうになる。高橋優のアルバムの一曲目はいつも衝撃的だが、過去1だった。

 

 

カオスが極まる / UNISON SQUARE GARDEN

曲名通り一番カオスなタイプのユニゾン。なんだかんだ分かりやすい4つ打ち多いよなこのバンド。殺傷力高めのキラーチューンだなと。歌詞の言葉遣いも荒々しくて痛快です。

間奏のブレイクだらけのところとかライブでどうなるんやろ…

 

 

KICKBACK / 米津玄師

もう情報解禁当時から方々で盛り上がっていましたけれども。おどろおどろしいベースにKing Gnu常田のアレンジが光るミックス。MVでふざけ出したらもう怖いもんなしですこの人。

 

 

シン・タンタカタンタンタンタンメン / ぼっちぼろまる

満を持してのメジャーデビューでこの曲をリメイクしてぶつけてくるのが「分かってる」なと。このBPMで突き抜けた4つ打ちに中華風のギターリフ、我々世代に刺さらないわけがない。個人的には "落とせサンダー" より中毒性ある。

 

 

絶頂讃歌 / 和ぬか

いやぁ悔しい。こんな安直なキャッチーさにハマってしまうなんて。リリース月的には9月度の曲で、当時から聴いてたんだけどなんか悔しくて選ばなかった。でも10月もやっぱり気付けば聴いてしまう時期があったので諦めて選出。いやぁ悔しい。

 

 

Soleà / SLMCT

9月のJOKAFESで出会ったSLMCT、その時も演っていた新曲。スペイン語を取り入れた歌詞も斬新だし、色気あるんだけど演奏はソリッドでかっけぇっす。

 

 

土曜日のわたしたちは / LiSA

サビのメロディは割と一発で気に入った。アニソンじゃないLiSAも好きでして。世の女性に向けた曲かも知れないが、男にも刺さる友情ソングですね。

 

 

普変 / ano

別に繰り返し聴いてはないんだけど、インパクトで選出。完全に初見でLove musicでのパフォーマンスを観て、何故か泣いてしまった。尾崎世界観曲のスピード感ある曲調と悲痛な歌詞があのちゃんの声とここまで相性良いとは。

 

 

めいびー / Dannie May

曲出す度に「何でもできる集団だな」を更新していくDannie May。生で観て一緒に飛び跳ねたくなるポップさが最高です。

あと彼ら東京のアーティストじゃなかったっけ?ラスト関西弁のような…

 

 

The Wagon / Subway Daydream

MVに金かかってきたぁーーー!!

のもあるんだけど、Subwayの魅力とらしさが一番詰まったタイプのキラキラした曲だなと。爽やかだけど落ち着きがあって、華やかだけどアコースティックでも聴いてみたくなる最高の出来です。

 

 

以上!

11月も結構な頻度でライブ行く予定なので、さらに新曲チェックする暇ないかも知れん笑 つか、そろそろ年間ベスト決めていきたいですね。年末見えてきたなー。

 

では(=゚ω゚)ノ

ズーカラデルのワンマン、マジでアルティメット

ズーカラデルのツアー岡山公演に行ってきました!!

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3月のワンマン以来今年2回目の参戦。今回のツアーは広島公演がなく見送ってもよかったのだが、前日に関西への出張があったので、帰り道ということで岡山に寄った。ちなみにこの翌日の大阪公演でもよかったのだがもうチケット無かった。BIGCATはソールドさせてしまうぐらいの人気になってるのか…

会場は岡山CRAZYMAMA KINGDOM。6月のKANA-BOONのワンマンで行って以来ですね。

昼には岡山に着いていたので、早めに行って先行物飯でロンT購入。あとメモリアルチケット。

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背中に新曲 "ダダリオ" のジャケット。可愛い。割とこれ買いたくて行ったところある。

前はこんな感じ。チケットを添えて。

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着替えてしばらく散歩して時間を潰し、近くの公園で開場を待つ。普段は開演ギリギリに行く事が多いんだけど暇だったからもう開場前から待った笑

今回のツアー、開演前の場内BGMで恐らくメンバーチョイスである若手バンドの楽曲が流れている。実は、この日以前の日程の公演に行かれていたと思われるフォロワーさんによるとSubway Daydreamも流れてるとのことだったので、この日も聴けるか期待していたのだが、自分が聴けた範囲では流れなかった。。。ちなみに知ってるところでは帝国喫茶やサバシスターが流れてました。

そんな待ち方をしていたらすぐに定刻。7分ほど押して照明が落ち、開演してメンバーが順に登場した。Gt. Vo. 吉田さん、Ba. 鷲見さん、Dr. 山岸さん、そしてサポートでGt. 永田さん、Key. 鮎京さん。音出しや挨拶はなく、いきなりの "ピノ" から始まった。

吉田さんが「我々がズーカラデルである!」と吠え、盛り上がる代表曲 "ダンサーインザルーム" "イエス" を連続で投下。どちらもキーボードとリードギターが入っていることでアレンジが格段に豪華になっている。多幸感がすごい。

鷲見さんが挨拶のMCを入れ、「自由に楽しんでください」と述べる。「周りに合わせなくて良いし、前の方にいるからこうしないといけないとか、後ろの方だからあまり動かない方がいいのかなとか、そんなのはないので」とえらく真面目に前置くなと思ったら「でもジャンプはダメってことでね、床から両足が離れた瞬間に亜空間にシュンッて消えちゃうからね」でしっかりちょけてきた笑 早速ほっこりした笑いが起こる。山岸さんの「もう5人ぐらい消えてるかも」が一番笑ったけどw

吉田さんの曲振りに移り、4曲目は "正しかった人"。前作「JUMP ROPE FREAKS」の曲ながら前回のツアーではセトリに入っていなかったので、今回聴けて嬉しい。あと吉田さんの「"正しかった人" という曲を演ってみましょう」っていうタイトルコールが独特で面白かった。

正しかった人

正しかった人

  • ズーカラデル
  • ロック
  • ¥255

序盤にして、この "正しかった人" から少し落ち着いた曲が続く。地味にバズって最大ヒット曲になっている "夢の恋人"、正直分からなくて後で調べたら初期の曲だと知った "友達のうた"、前回のツアーでは星空のような演出の中で演っていたが今回は素朴な照明の下に聴かせてくれた "ノエル"、タイトルコールしてくれたおかげで曲名が分かった "グッドバイ"、そして "ころがる"。新旧問わず幅広いところから演奏する。

MCは相変わらず鷲見さんがメインで突っ走る。今回は「金木犀の香りで秋を感じることができるようになった」という話。笑 でもズーカラデルの出身地である北海道には金木犀がないと言うのは知らなかった。そうなんだ。

カルメ焼きを小学校でやった覚えはマジで無い。笑

MC明け、"トーチソング" のイントロがめっちゃアレンジされてた。吉田さんが音出し程度に小さく鳴らしたフレーズでそうかなと思ったけど、そこから聴き慣れないドラムパターンが来たから「あ、違ったわ」と思ったのに合ってた。

そしてここを皮切りに始まる朗らかパート。イントロのベースが印象的な "ウェイティングマン" は1stフルアルバムの曲だし、続く "働くふたり" なんかは配信限定or数量限定EPの曲。もちろんどちらもMVなんて無い。ほんと選曲がコアだなと。"働くふたり" のイントロが始まった瞬間、目の前にいたカップル?の男の方がすごくアガってた。

男 (来た!!これ好き!!)
女 (よかったね!!)

みたいな。微笑ましい。

働くふたり

働くふたり

  • ズーカラデル
  • ロック
  • ¥255

からの、力強いバスドラとタムで一気に高まる "アニー" へ。前回のツアーに引き続きサビでカラフルな照明に彩られる感じにまたうるっと来た。本当に幸せな曲だ。

あと吉田さんの 『"アニー" という曲を演奏する!」って言う宣言がこれまた独特だったな。普通「◯◯という曲を聴いてください」とか「それでは聴いてください、◯◯」みたいな言い方すると思うんやけど、前半で書いた「"正しかった人" という曲を演ってみましょう」とかもそうで、ほんと面白い感性の人だなと思う、吉田さん。

"アニー" の高揚感が凄いのでこれが来ると終盤感が出るが、ここでまたMC。今度は鷲見さんが皆に教えたいという北海道の方言の話。意図せずしてしまう事について言う「〜さる」という言い方。「押してしまう」→「押ささる」、「書かさる」→「書いてしまう」みたいな。動詞の未然形につけるって感じかな?面白いなーと思った。「食べさる」「飲まさる」の話は笑ったけどw 「意図してないんだけどご飯やお酒が美味しいのが悪い!」みたいな笑

ここからまたしっとりパート。最新曲 "ダダリオ" に始まり、前作から "ローリア"、インディーズの1stフルから "生活" と相変わらず幅広い選曲。"ダダリオ" の時の緑色の照明、何故かは分からないけどめっちゃ曲に合ってるように思った。MVもそんな緑って感じではないんだけどな。あとアウトロのキーボードが少しずつゆっくりになっていって終わったのも余韻が残って良かったね。

からの、続いて吉田さんが弾き語りで歌い上げようとするのでもう少ししっとりパートが続くのかと思いきや、歌い始めたのは "漂流劇団" のBメロ。元々底抜けに明るい曲なのに、弾き語りで『今からこの世界が ひっくり返らないかな』と歌われると一気に感動的になる。そこからの吹き出すように始まったオリジナルの明るい "漂流劇団" はめちゃくちゃ聴いてて楽しかった。弾き語りを挟むことで、しっとりパートから終盤の追い上げへのシフトがとてもスムーズ。

最後はこれからもアンセムになっていってほしい "未来" と "シーラカンス"。自分でも最後の最後でこの2曲で一気に腕の挙げ方が変わった気がします笑 何回でも言い続けるけど "シーラカンス" は昨年一生聴いてた歌。まさか今回もラストに持ってきてくれるとは思わなかったのでめちゃくちゃ嬉しかった。

 

アンコールはサポートメンバー含めた5人全員がグッズのTシャツで再登場。まず "パーティーを抜け出して" を演ってから鷲見さんのTシャツ紹介コーナーがあった。ツアーTシャツの紹介の中で今回のツアー名の由来も話していたけど、メンバー3人でカッコいいと思う単語を出し合って並べただけとのこと笑 アルティメット(鷲見さん)は分かるけどスペクトラム(吉田さん)は完全に雰囲気だし、山岸さんに至っては最初タイガーじゃなくて日本語で「虎」だったらしい笑

つかアンコールで "パーティーを抜け出して" ってチョイスもすごいな…インディーズのアルバム曲やぞこれ。

パーティーを抜け出して

パーティーを抜け出して

  • ズーカラデル
  • ロック
  • ¥255

そして最後は新曲を! "都会の幽霊" と言ったかな。リードギターのクリーンな音とかキーボードもしっかり入ってて、"ピノ" みたいな明るい感じでもなく "ダダリオ" みたいなしっとり系でもなく中間テンポな、また少し新しさのある曲だった。レコーディングしたばかりと言ってたのでリリースもそのうちあるのかな。つかそろそろフィジカルの新譜が欲しいね。楽しみにしておこう。

 

以上!!

今回はアルバムのリリースツアーとかじゃないのでセットリストに予想がつかないタイプのツアーではあったが、とは言えなかなか尖ってたな…!まだまだパッと曲名が出てこない曲がちょろちょろあって予習が足りねぇなと。ただ、それだけガチ勢には嬉しい選曲なのだと思う。俺もワンマンでこういうセットリストを組むアーティストは好きで。めちゃくちゃ曲数多かった前回のツアーの時から思ったが、ズーカラデル、めっちゃ好みのタイプのワンマン演るバンドだわ。これでグッズも可愛くてMCも面白くて最強。すごいバンドや。これからもツアー通いたいぐらい好きが増しました!

では(=゚ω゚)ノ

 

ズーカラデル ULTIMATE SPECTRUM TIGER TOUR

10/29 岡山CRAZYMAMA KINGDOM

セットリスト

01. ピノ
02. ダンサーインザルーム
03. イエス
04. 正しかった人
05. 夢の恋人
06. 友達のうた
07. ノエル
08. グッドバイ
09. ころがる
10. トーチソング
11. ウェイティングマン
12. 働くふたり
13. アニー
14. ダダリオ
15. ローリア
16. 生活
17. 漂流劇団
18. 未来
19. シーラカンス

en1. パーティーを抜け出して
en2. 都会の幽霊(新曲)

Wienners × 磔磔 ×「和」× 声出し の破壊力。

Wiennersのワンマンに行ってきました!!!

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「和」をコンセプトにした、名古屋、京都、新宿を回るワンマンツアーの京都公演。先日のBand on the Runの後、休みを取ってあったのもあってずっと関西にいたのでちょうど良いと思って当日券で参戦。何気にWiennersはチケット取っていたのに観に行けなかった事が2回ほどあり、結局コロナ禍初になってしまった。ワンマンは初。

会場は京都の磔磔。非常に歴史のある有名なライブハウスでずっと名前は知っていたが、今回初めて行けました。入ったら中も木造の柱があったり床が板張りだったり、「和」を感じるテイストで今回のツアーにぴったり。

そんな会場なので、開演前から流れていた落語のような音声が演出なのか元々のBGMなのか分からなかったが、後に演出だと分かる。5分前ぐらいから落語の台詞に合わせるようにドラムのビートが入ってきたからだ。だんだんビートは速くなり、観客も手拍子を始める。そして時間になって暗転し、そのまま始まった。こういう、開演前から会場BGMがオープニングの一環になってる演出好き。

周りの人たちが皆後ろを振り返って待ち始めるので何かと思ったが、この会場、演者が後ろから直接出てくるんだな。後ろの階段からまずDr. KOZOさんが出てきて、フロアタムを力強く叩いて和太鼓の囃子の如く鳴らし始めた。続いて残りのVo. 玉屋さん、Key. アサミサエさん、Ba. ∴560∵さんが順に出てきた。全員着物のような「和」を基調にした衣装。カッコいい。そして各々楽器を構え、"おおるないとじゃっぷせっしょん" からライブが始まった。

これ好きなんよなー楽しい。Wiennersを知って聴き始めた時、この曲には特にグッときてた。イントロから。

とは言えWiennersを知ったのは2018年ぐらいで、彼らの歴史からすると割と新参リスナーな私。実はまだまだ知らない曲が多い。実際、この後初めて聴いた曲もあった。2曲目と4曲目がいきなり分からなかったなー…他は最初分からなくても歌詞聴き取ったりして後で調べて曲名分かったんだけども。2曲目は歌詞に『Wienners』って入ってた気がする。4曲目はもう…なんか8分の6拍子だったとしか…笑 誰かご存知の方いたら教えてくださいー。

さて、今回のツアーはいよいよ声出しOK。Wiennersなんかは一緒に叫んでナンボの曲が多いのでこれは嬉しい。"シャングリラ" なんかは『HOLI T.O.K.Y.O.』を皆で合唱したりして楽しかったな。玉屋さんも後のMCで「声の、音の力っていうのはすごい」「『HOLI T.O.K.Y.O.』って何だよって感じだけど笑、意味分かんなくても力がある」と感慨深そうだった。今回のツアーは元々5月に予定されていたところを、新型コロナの影響で延期になってのこの時期だった。しかし延期になった結果、当初は予定していなかった声出し解禁ができる情勢になったのはバンド側も棚ぼた的ラッキーだっただろう。

中盤も、知ってる曲とパッと分からない曲が交互ぐらいに続いたが、知らない曲でも踊れる、踊らせてくれるのがWienners。そしてたまに拳を突き上げてじっくり堪能したい曲もある。歌詞を聴き取ったり後で聴き直して復習したが、好きだったのはインスト曲の "竜宮城"、玉屋さんがタイトルコールしてくれた "さよなら浦島太郎"、音源持ってるけど曲名が思い出せなかった "極楽浄土のあなたへ" 辺りかな。代表曲ばっかりだけどw 日本コロムビアから再メジャーデビューする前の曲はまだまだ予習不足だな。

龍宮城

龍宮城

極楽浄土のあなたへ

極楽浄土のあなたへ

途中で、一旦玉屋さん以外の3人が捌けて後ろの舞台裏に戻った。何が始まるのかと思えば玉屋さんの落語語り笑 そして面白いなと思ったのが、そのまま "MUSASHINO CITY" を落語アレンジ(?)で披露した。ベースのスラップゴリゴリな原曲とは全く違う雰囲気で新鮮だった。で、後で話してたがその落語も5ヶ月ぐらい練習したんだと。と言ってもその5ヶ月って延期になったから生まれた5ヶ月なんだけどw ごろーさんにツッコまれてたな笑 これも言わば延期で受けた恩恵の一つと言えるのかも?

そんな今ツアーだが、玉屋さん曰く、昨年コンセプトツアーとして東名阪のクアトロを回った「Welcome to the FACTION」を経て、コンセプトツアーにおける自分達の強さを確信し、またやることにしたと。さらに今回は「和」がコンセプトということで、京都磔磔ありきで組んだらしい。確かに、こんなに「和」が似合う会場は無い。でないと東名阪ならぬ東名「京」なんてツアーは組まない。京都のWiennersファン、羨ましいなー。

さて終盤戦、そんな「和」をコンセプトにしたツアーが発表された時から絶対演ると確信していた "SHINOBI TOP SECRET" から。突き抜けた4つ打ちにこれでもかというぐらいの声出しパート、最高以外の言葉がない。

続いても絶対演ってくれると期待していた "姫君バンケット"。

姫君バンケット

姫君バンケット

この曲ほんま好き。玉屋さんと言えばアイドルへの楽曲提供が有名だが、この曲サエさんボーカルというのも相まってマジでアイドルソングにしか聴こえない。BメロでPPPFあるし笑 玉屋さんと言えばアイドルソング、というより玉屋さんを知ったきっかけが神宿の曲だったから、ほんとこの時だけは神宿のライブ観てる感覚で踊った。

あと、曲に入る前に玉屋さんとごろーさんがサエさんに「姫君、何をしておるのじゃ??」みたいなこと話しかけてた茶番も面白かったな笑 今回のツアー、「和」をコンセプトにしてるということでMCの口調も古語みたいに喋る設定にしてたのが面白かった。皆すぐ設定忘れて普通に喋ってたけど笑 英語禁止って言ってたけどサエさん普通に「ハローキティ」言うてたしw

そして "子供の心" "ゆりかご"、最後に "TRADITIONAL" という大合唱曲のオンパレードで終幕。もう泣いていた人もいたようだ。"TRADITIONAL"、演らないわけがないと思っていたがラストにぶっ込んできた。最高だった。

Wiennersを知って初めてMV観た時は正気の沙汰じゃないと思ったけど、これぞWienners。最後まで楽しかった。

 

メンバーがフロアの横を通って舞台裏に帰っていった後も、当然の如く鳴り止まない手拍子。特に着替えたりもなくメンバーが再登場し、アンコールが始まった。

「呼んだって事はまだまだ踊れるって事だよな!?」と叫んで始まったアンコールは "SOLAR KIDS" と "よろこびのうた"。

"SOLAR KIDS" マジで踊り要素・声出し要素盛り沢山すぎるよな。逆に今まで皆この曲を声出し禁止で観てたんですか…凄すぎる。

"よろこびのうた" はわずか30秒しかない曲。最後の最後に大合唱だったな。俺は歌詞覚えてなかったからひたすら拳挙げてただけやったけど()

アンコールが終わって再びメンバーが退場し、場内の照明も点いて完全に終わりの流れだったが、皆まだまだ手拍子をやめなかった笑 まさかダブルアンコールあるのか??と思ったら玉屋さんがまた顔を出して「演らねぇよ!!終わりだっつーの!!」www 代わりに "Justice 4" に準えて4本締めで終わり。もう本当に終わり。

最後の最後までメンバーも観客も全員が全力で楽しんだライブだったと思う。凄かった。

 

最後に物販でタオル購入。思えばWiennersのグッズって持ってなかったんだよな。

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タイダイTシャツ前々から欲しいと思ってたけど、ちょっと今月散財しすぎたので我慢…!Wiennersのライブは汗かくし、タオルあった方がいいよね。

 

以上!!

終演が20時40分頃。即物販寄って21時過ぎには電車乗り継いで京都から新幹線乗ってました笑 23時半には広島の家着いてたの我ながら強い。

久々にライブハウスで声出しできたなー。一応「通常の会話時の声量を上回らない範囲」だったので控えめにしたけど、それでも楽しかった。やっぱりWiennersは一緒に盛り上がってこそだな。バンド側もずっと望んでいたであろう形で初めてのワンマンに参戦できてよかった。

磔磔にも行けてよかったな。良い箱だ。機会があればまた来たい。

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では(=゚ω゚)ノ

 

Wienners 「春雷行脚」

10/25 京都磔磔

セットリスト

1. おおるないとじゃっぷせっしょん
2. (不明)
3. GOD SAVE THE MUSIC
4. (不明)
5. シャングリラ
6. 蒼天ディライト
7. 竜宮城
8. さよなら浦島太郎
9. 南無阿弥陀仏のリズムに乗って
10. MUSASHINO CITY
11. FACTION
12. 極楽浄土のあなたへ
13. 姫
14. 十五夜サテライト
15. SHINOBI TOP SECRET
16. 姫君バンケット
17. 子供の心
18. ゆりかご
19. TRADITIONAL

en1. SOLAR KIDS
en2. よろこびのうた

大阪城夢祭 〜LIVE GUMBO PARK〜「Band on the Run」

清水温泉の企画、Band on the Runに行ってきました!

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発表された瞬間からやばいなと思った。あまり知らないのPOLYSICSフラワーカンパニーズだけ。ニガミ17才もずっと観たかったし、後は全部何度もライブに行くぐらい好きなバンドばかり。大阪だろうが行くしかねぇと思った。

会場は大阪城野外音楽堂。朝から広島を出発して向かった。先々週のミナホに続いての大阪ライブ。そして大阪城野音は2年前にコロナ禍になってから初めてのライブだったLAMP IN TERRENと緑黄色社会のツーマン以来。

今回は『ガイドラインの範疇内で「マスク着用の上、単発の歓声は可」』とのことで、まぁ敢えて叫ぶこともないとは思うがとは思いながらも楽しみに参戦した。

割とギリギリで到着。前方上手側に座り、開演を待った。

では早速!

 

 

ネクライトーキー

元気いっぱいに飛び出てきたもっさ、むーさん、カズマタケイと、対照的に藤田さんと朝日さんが淡々と出てきて淡々とスタンバイ。からの "レイニーレイニー" という懐かしい曲からトップバッターをスタートさせた。

"レイニーレイニー" もそうだが、MVの無いアルバム曲が多め。しかしマイナーでコアというわけではなく、特に "きらいな人" "あの子は竜に逢う" などの盛り上がりを見ると定番曲が豊富で強いなぁと。

あと "はよファズ踏めや" が音源よりかなり速いアレンジでびっくりした。公式のセトリを見ると「-速いVer.-」とあったので、最近はいつもこのバージョンというわけでもないのかな?まぁ曲数が多くなるので良き。

後半は "君はいなせなガール" "オシャレ大作戦" でしっかり盛り上げる。"君はいなせなガール" は二本松さんパートは藤田さんが。MVクセ強すぎるけど演奏観るとしっかりカッコいい。

"オシャレ大作戦" は恒例の2番の歌詞替えを期待。『野音でヘヘイヘイ』かと思ったが『お風呂でババンバン』だった笑 なるほど清水温泉。

最後も新譜「MEMORIES 2」のラスト "だれかとぼくら" で締め。本当に最後までフェスにしては攻めたセトリだった。

だれかとぼくら

だれかとぼくら

  • ネクライトーキー
  • ロック
  • ¥255

朝日さん曰く、コロナ禍が始まって以降、有観客が初めてできた場所がこの大阪城野音だったとのこと。そこで、少しだけど声出しができるようになってライブできるというのはドラマがあると。冒頭で書いた通り自分もコロナ禍初ライブが野音だったりしたので、同じように感慨深くなりながら聞いていた。

もっさは相変わらずふわふわ喋ってて可愛かった。

楽しさも面白さもエモさもある、よきトップバッターでした。

 

セットリスト

1. レイニーレイニー
2. はよファズ踏めや
3. きらいな人
4. あの子は竜に逢う
5. 朝焼けの中で
6. 君はいなせなガール
7. オシャレ大作戦
8. だれかとぼくら

 

 

ニガミ17才

実はコロナ禍が始まってライブが軒並み中止になった時、自分がチケットを取っていたライブで初めて中止になったのがニガミ17才のツアーだった。広島での岡崎体育とのツーマン。あれ以来観る機会が無く、ライブ映像自体はやついフェスの配信で観ていたが、ついに生で初めましてできた。

観られない間にドラムメンバーが変わったが、配置は以前から変わってないのかな?新Dr. ヨコピーの配置が珍しくて面白い。ドラムが下手にいるのはあとインディゴぐらいか?

2020年にどハマりした "こいつらあいてる" から始まり、"ただし、BGM" "化けるレコード" と代表曲を連発。"こいつらあいてる" はやっぱりBa. イザキタツルのベースプレイに注目。親指メインで弾いてる?遠目に見たら最初ピック使ってんのかと思った。

岩下さんが突然「カッコいいMCします」と前振りして、何を言うのかと思えば「愛って…存在するよね…」「恋って…下心だよね…」と謎の発言で(しかも自分も半笑い)観客を笑わせたりと、演奏は変態的にカッコいい一方で何考えてんのか本当に訳分からん。

そして、岩下さんガチでセトリを間違えるw "かわきもの" の途中でアレンジパートに行くのかと思いきや、間奏で一旦曲を止め、

岩下さん「俺、1曲飛ばしたよね!?」
あくび氏「そう!!!」

のくだり声出して笑ってしまった。単発声出しOKでよかった。

しかし曲の途中まで演っているのでそのまま "かわきもの" を続ける。やはりこの流れは恒例なのだな。5拍子と4拍子を行ったり来たり、またボサノバ風アレンジやヒップホップ風アレンジ、また観客からジャンルを募った演歌風、戦隊モノ風のアレンジも。戦隊モノ風、確かに戦隊モノ風で面白かった笑

かわきもの

かわきもの

  • ニガミ17才
  • J-Pop
  • ¥255

そして最後に、飛ばしてしまった "おいしい水" を。"かわきもの" で終わる予定が上手く締まらなかったが、まぁこれもライブの醍醐味って事で。

期待通りめちゃくちゃ面白いものが観られてよかった。メディアに出だしたところでコロナ禍が始まって勢いが失速してしまったところがあるが、これからも応援しよう。

 

セットリスト

1. こいつらあいてる
2. ただし、BGM
3. 化けるレコード
4. かわきもの
5. おいしい水

 

 

SAKANAMON

「こんばんは、いやこんにちはSAKANAMONです!」と音出しし、いざ1曲目に行くのかと思いきや藤森さんが突然「ストーップ!弦が切れました!」と中断w そんなことあるんや笑

ギターを交換しながらの、

森野「かっこわりー…笑」
藤森「いやー前回もね、」
森野「話さなくていい話さなくていい笑」

というやりとりもゆるい。思いっきり滑り出し失敗したけどそれもSAKANAMONらしさがある。

仕切り直してからのライブは "クダラナインサイド" から始まり、今週リリースのアルバム「HAKKOH」からの新曲多め。"ZITABATA (サカなもん Ver.)" はイントロがベース始まりで同期も強くて激しくてカッコいいし、「愉快なカバー」と称する "南の島のハメハメハ大王" や、15周年を迎えて「感謝を素直に伝えられるようになった」という気持ちを込めたという "ふれあい" など曲調も幅広い。アルバム楽しみだ。

ZITABATA(サカなもん Ver.)

ZITABATA(サカなもん Ver.)

藤森さんの "ふれあい" に入る前のMCが「次が最後の…お話です」は何やねんそのフェイントと思って笑っちゃった笑 もう次の曲で最後!?と確かに思っちゃったけど笑

そして実際の最後の曲、藤森さんが前に出てきて弾いた "ミュージックプランクトン" はやっぱりリフからアガる。このイントロは発明だよ。ほんとなんであれ弾きながら歌えるんだろうなー…

アルバムはもちろん買うし、ツアーも広島のチケットを確保している。より楽しみになる野音のステージだった。

 

セットリスト

1. クダラナインサイド
2. 幼気な少女
3. ZITABATA (サカなもん Ver.)
4. 南の島のハメハメハ大王
5. ふれあい
6. ロックバンド
7. ミュージックプランクトン

 

 

POLYSICS

10年以上前から名前は知ってるけど、敢えて聴いたことがなかったPOLYSICS。今回初めて観た。

リハの段階で「お?カッコいいのでは?」と思っていたが、本編もカッコよかったし楽しかった。"シーラカンスイズアンドロイド" と "Let'sダバダバ" しか知らなかったが、どの曲も一緒に踊れる曲が多い。手拍子や手の振り方など指定の動きが多かったな。

曲は詳しくなかったが、「TOISU!」という掛け声が有名なのは知っていた。このご時世で観客に声を出してもらえないので、代わりにサンプラーで「TOISU!」を出すのが最近の恒例だったようだが、この日は単発の声出しOK。一回だけ、ハヤシさんに続いて観客全員で「TOISU!」を叫ぶシーンがあったのがとてもよかったな。

予習せずに挑んだのが悔やまれるレベルの盛り上がりだった。ベースのガツンとした音や、一貫した四つ打ちのリズム、そして何より特徴的なピコピコしたテクノサウンド。どう考えても好みだった。ツイッターでセトリ見つけたので、この日演ってた曲から少しずつ聴いていってみよう。

 

セットリスト

1. D.B Bop
2. シーラカンス イズ アンドロイド
3. Digital Coffee
4. Crazy My Bone
5. Stop Boom
6. Funny Attitude
7. Let's ダバダバ
8. SUN ELECTRIC

 

 

Helsinki Lambda Club

ゆらゆら帝国の "空洞です" のサビを弾き語るなどもしてギリギリまで存分にリハし、「この後出てきますよろしくお願いします〜」と言ったもののそのまま「時間きたんで演ります笑」とスタート。

"ロックンロール・プランクスター" からの "Village Satomi" という流れの入りは秋の夕方の野外にピッタリなゆったり感である。

"PIZZASHAKE" に入る前にクマガイさんがギターの調整に少し手間取っており、沈黙に耐えかねた稲葉さんがイケボで「楽しんでるか〜い」と切り出して即席MCへ。橋本さん曰く、前乗りしてPOLYSICSと飲んできたとのこと。仲良いんだそこ。加えて「羨ましいだろ!」とちょける稲葉さん。坊主にして以来髪伸びてきたね。その後の "PIZZASHAKE" での動きも強烈でしたね。

橋本さんがMCで自分でも言ってたように、本当に振り幅が大きくて色んなことをやってるバンドである。野外で観てもライブハウスで観ても、昼観ても夜観ても良い。このMCの前後で、スピード感のある "Skin" からのゆったりした "収穫(りゃくだつ)のシーズン" という流れがもうバラエティ豊かさを表している。

"収穫(りゃくだつ)のシーズン" から続けて入った "午時葵" が聴けたのは嬉しかった。好きなんだよなこれ。

サビの振り付けキモすぎてマジで大好きなんだけど、流石に客で踊ってる人はいなかったな笑

そして最後にこれまた疾走感のある " ミツビシ・マキアート" で締め。本当にこの日の出演者の中で一番多様なバンドだと思う。飽きない。これからも機会があれば毎回観たいと思う。

 

セットリスト

1. ロックンロール・プランクスター
2. Village Satomi
3. PIZZASHAKE
4. Skin
5. 収穫(りゃくだつ)のシーズン
6. 午時葵
7. ミツビシ・マキアート

 

 

ヒトリエ

この日観た中では一番久しく無いヒトリエ。安定のBa. イガラシ観たさに下手側へ移動しました。

「ステージに立った時から、いやもう二つ前のPOLYSICSぐらいから震えが止まりません、武者震いってやつですかね」と気合い十分のシノダ。"curved edge" からの "ゲノゲノゲ"、さらに "風、花" とシノダ曲メインのセトリも観慣れてきた。

だからこそ、そんな中でたまに投下されると映えるwowaka曲。"シャッタードール" はアガったな。

やっぱりこのイントロはすげーなー…ベース側で観てよかった。イガラシの指がすごいことになってる。あと7月のワンマンで観た時の "センスレス・ワンダー" 同様に、この曲も一部のギターフレーズをベースで弾いてるように見えた。とは言え何で3人で再現できるんだこんな曲…

最後の「大阪城野音へ愛を込めて」と前置いた "アンノウン・マザーグース" では、ツアーではできなかった合唱も。俺はだーいぶ小声に留めたけど。

…うん、"シャッタードール" がアツかったぐらいで特に書くことないです。笑 やっぱ流石にワンマンに勝るものはない。

 

セットリスト

1. curved edge
2. ゲノゲノゲ
3. シャッタードール
4. 風、花
5. SLEEPWALK
6. 3分29秒
7. アンノウン・マザーグース

 

 

ビレッジマンズストア

Ba. ジャックさんの脱退が決まっているビレッジマンズストア。自分は現体制を観られる最後の機会だった。

前日の東京ワンマンから、従来の真っ赤なスーツから変更した新衣装で登場。このまま赤スーツは卒業するのかなー…トレードマークだと思ってたんだけどなー…ビレッジのライブぐらいでしか赤Tシャツ着られないんだけどなー…笑

しかしそんな複雑な心境など吹き飛ばすレベルのアツすぎるパフォーマンス。"夢の中ではない" に始まり、"WENDY" "黙らせないで" "People Get Lady" "サーチライト" とキラーチューンだらけ。"People Get Lady" でモンキーダンスするの何気に初めてだった。どの曲でも拳挙げまくり頭振りまくりで一気に汗かいた。

貴重な大舞台でのステージだと思うが、ギイさんのカリスマ性が半端じゃない。曲中にもずっと歌詞以外にもメッセージを届け続け、圧巻の立ち振る舞いである。そして、終盤で話していた今回の声出し解禁についてのMCが感動もの。「ワンフレーズ、短い言葉を発する為にいい歳した大人たちが夜中に集まって馬鹿みたいに話し合った。ありがとうって言われたいからじゃない、ロックシーンにお前らの声が必要だからだよ」と。さらに、「俺たちも友達が1人辞めます」とジャックさんの事を仄めかし、せーので観客にジャックさんの名前を叫ばせてくれた。叫んだ。この日一番叫んだ。楽曲の中で観客に声を出してもらいたい瞬間もいっぱいあるだろうに、このジャックさんの名前を叫ぶのに機会を設けてくれるギイさんがカッコ良すぎて。そこからの "LOVE SONGS" "PINK" はもう感情がぐちゃぐちゃになって暴れてしまった。本当に良いライブだった。

ビレッジの後はトリのフラワーカンパニーズだけ。フラカンは暴れられるほど曲を知らない。だからここが実質最後だと思って出し切りました。出し切らせてくれたビレッジマンズストアに感謝。ジャックさん、お疲れ様でした!

 

セットリスト

1. 夢の中ではない
2. WENDY
3. 黙らせないで
4. People Get Lady
5. サーチライト
6. LOVE SONGS
7. PINK

 

 

フラワーカンパニーズ

数年前に "深夜高速" が話題になったので知っていたが、逆にマジでそれしか知らない。そんな前情報無しに観たトリのフラワーカンパニーズだったが、めちゃくちゃよかった。どの曲も明るくて楽しいし、ロックンロールだ。あとベースの人のぎこちないツーステがジワる笑

MCも朗らかだったな。ボーカルさんとベースの人がメインで話す感じ。声出しについてのMCも、何というかベテランの余裕を感じる口ぶりだった。「25%は権利じゃなくて義務だから、25%出さないと帰れないから」は笑ったw

そして、やはり "深夜高速" は名曲。夜の野音、暗めの照明の中で響く "深夜高速" は鳥肌が止まらなかった。これを聴きに来られたから、生きてて良かった。

アンコールは無し。ベテランの実力を見せつけられた、素晴らしいトリだった。こちらもツイッターでセトリ見つけたので、POLYSICS同様少しずつ聴いていってみよう。

 

セットリスト

1. 行ってきまーす
2. パンクはうまく踊れない
3. まずはごはんだろ?
4. 借りもの競走
5. JUMP
6. 深夜高速
7. 真冬の盆踊り

 

 

以上!!

物販はSAKANAMONとビレッジマンズストアのそれぞれラババンとCD買いました。ヘルシンキヒトリエも新しいTシャツ良かったけど流石に我慢…!

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本当に全バンド良かったです。良い企画だった。伊達に「バンドをひたすら応援する企画」と銘打っていない。個人的にもここまで好きなバンドが集まる機会はなかなか無いと思う。

先々週のミナホに続き、はるばる大阪まで来て良かったです!!

 

そして、今回の記事が300回目の更新でした。そんなに書いてたかー。2018年の5月に始めたから、ちょうど4年半ぐらいか。5〜6日に1回更新してる計算?意外と続いてんなぁ。皆さんこれからもよろしくお願いします!

では(=゚ω゚)ノ

MINAMI WHEEL 2022 Day 3 !!!

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米津玄師を挟んでミナホ3日目最終日!

BIGSTEPでのLIVE FLASHのあと、meiyoのミニライブが終わり次第向かいのPangeaへと向かった。ここから本編!

 

 

Panorama Panama Town

入場すると既に満員。結果的にすぐ規制がかかったようで、危なかった。BIGSTEPからもう少し遠い会場だったら間に合わなかったかも知れない。

昨年12月のワンマン以来。あれからリリースがないので新曲は無かったが、今のパノパナを堪能できるライブだった。

しかし一方でやっぱり "フカンショウ" がカッコ良すぎてやばい。

ほんまサビ何個あんねんこの曲。あとベースの全力のスラップも好き。トップバッターから一気に汗かいた。『ほっといてくれ!』『知らねぇよ!』は早く一緒に声を上げたい。

"世界最後になる歌は" の落ちサビでマイクを通さず歌うところも、Pangeaだったら余裕で響き渡る。からのラスト "いい趣味してるね"。マジでいい趣味してますわ、パノパナも俺も周りも。

終わってから最後に機材の片付けで再度出てきた時にも、残っていたファンから拍手されていた。愛されすぎだろ。やはりパノパナにPangeaは余りにも小さすぎたよ。

初っ端から圧巻でした。まだまだこれから楽しみ。

 

セットリスト

1. SO YOUNG
2. 100yen coffee
3. フカンショウ
4. Faceless
5. Strange Days
6. 世界最後になる歌は
7. いい趣味してるね

 

 

Lym

パノパナの後そのままパンゲアで待機。初日のGLASGOWやdaisansei同様、昨年の配信で知ったバンド、Lym。

一聴して曲名まで分かったのが一曲目の "終電に揺られて" だけだったぐらいには予習不足だったが、ほぼ初見で聴いてもカッコよかった!リバーブ強めのリードギターがとても好み。テンポの速い曲もしっとりした曲も良きだった。

「ただ楽しむだけじゃなくて、アーティストが何を伝えたいのか感じ取ってください」と語りかけるボーカルさん。逆に自身にはしっかり伝えたい軸を据えてブレずに活動している事が分かるライブだった。尺の長い曲もあったのもあって5曲だけだったが、どんな曲でどんなライブをするバンドなのかは十分伝わった。これからも期待だ。

終演後物販でCD購入。一番好きな "変われない私へ" がこれで聴ける。ほくほく。

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むしろ "変われない私へ" 演ってほしかった。笑

 

セットリスト

1. 終電に揺られて
2. 二番煎じ
3. ダリア
4. 花と舞う
5. 朝が来ないように

 

 

ベルマインツ

Lymの後引き続きPangeaでOchunismを観てもよかったのだが、5月に観てるし規制もかかりそうだから譲る気持ちで出てきた。そして代わりに観たかったのがこのバンド。初めまして、神戸のベルマインツ。会場も初めてのVARON。

今回行った会場の中で唯一、ステージに幕がかかっていてリハ中は音しか聴こえない状態。そこから時間になるとゆっくり幕が開いて始まった。

リハで聴いていた時点で良かった!懐かしさを感じる爽やかさ。明るい曲は海辺で聴きたくなるグルーブ感があるし、静かな曲はしっとりしていてアコースティックでも映えそう。曲名と併せて知っていたのは "微熱" だけだったが、それを最後に聴けたのもよかった。

この日はギター、ベース、サポートドラム、サポートキーボードの4人体制。確か正規メンバーはギター、ギター、ベースの3人じゃなかったっけ?と思っていたらMCで説明があり、やはりギターの人は欠席だったとのこと。「妖精さんになっちゃって、」という言い方笑 最近は新型コロナに感染した事の伝え方もアーティストによって多種多様で面白い。お大事に。

ベースの勢い任せのトークをボーカルが言い直したり補足したりするようなMCも面白かった笑 ベースさんライブの告知するなら日付ぐらい覚えといてw

去年のミナホの時点で、行けたら観ようと思っていたベルマインツ。今年ついに観られてよかったです。

 

セットリスト

1. ハイライトシーン
2. 逃避行
3. 流星タクシー
4. 風のゆく先
5. 微熱

 

 

peanut butters

VARONから再びPangeaに戻ってくると、外にまで並んでいる入場待ちの列に仰天した。何とか入れたが、15分前でもうパンパン。すぐさま規制。こんなに人気あったのかと。

もちろん目当ては9月にどハマりした "普通のロック" 聴きたさ。他の曲も一通り聴いてたけどライブで聴いて曲名がパッと出てくるまでには覚えられてなかったな。。。でもどの曲も可愛らしくてポップか、もしくはどっしりしたダークサイドか。幅広い。

正式メンバーはギターだけなんだったかな?サポートボーカルって概念が新しすぎる。そんなわけでギターの男性がMCではメインで喋ってたな。サポートギターが先ほど観たパノパナの浪越さんなんだが、「今日はギターの浪越さんのお母さんが観に来ています!」とパノパナのライブでも触れなかった親族イジりw そこからの「なみ」繋がりで "波乗りnammy"。愛されてるね。

この後のSubway Daydreamを観に移動したかったのだが、"普通のロック" をなかなか演らない。笑 し、楽しくてやはりなかなか抜けられなかった。人も多かったし。結局7曲目で漸く演ってくれて、拍手しながら続け様に始まったラストナンバーのイントロを聴きつつPangeaを後にした。

 

セットリスト

1. グッドモーニングおにぎり
2. ツナマヨネーズ
3. メロンD
4. ジャスコ、上野
5. スーパーハイパー忍者手裏剣
6. 波乗りnammy
7. 普通のロック
8. パワーポップソーダ

 

 

Subway Daydream

この日2本目、Subway Daydream。peanut buttersを途中抜けしてOSAKA MUSEダッシュ、階段を登り切るとちょうど1曲目が始まるところだった。"Freeway"。

ついに1曲目に持ってくるようになったかーと。早速盛り上がるフロアを見ると感慨深い。Gt. のひろしがギターソロで前に出てきてイキリながら弾いて間違えて自分で爆笑してたな笑

2曲目で早速新曲を演ってくれた。「スタンドバイミー」と言ったかな? "Freeway" の勢いそのままに盛り上がるポップな感じ。

盛り上がるだけじゃなくて "Canna" "Teddy bear" と言った轟音の轟く厳かな曲を続けるパートもあって、飽きない。昼間に観たアコースティックも魅力的だったし、どんだけキャラ持ち合わせてんだ。

そして何がさらに素敵ってMCが若々しい。ていうかみんなニヤニヤしてる笑 いつ観ても、自分達の音楽を聴きに沢山の人が集まってくれている事実に本気で喜んでる、というか照れてるような。これ以上大きな会場で演ったら笑って演奏出来なくなるんじゃないか笑

最後に "Timeless Melody" からの "Radio Star" で締め。ミラーボールが回り始めて最高の空間が出来上がった。疾走感もキラキラ感も素晴らしい "Radio Star" は、6月のソーコアでも聴いた曲。まだ音源化されていないにも関わらず完全にキラーチューンになっていたな。盛り上がりが凄かった。「FM802に周波数を合わせて!」という煽りもミナホにピッタリで最強。マジでスターだった。

1日2ステージ観て、今の彼女達の全てを堪能できた気がします。お疲れ様でした!優勝!

 

セットリスト

1. Freeway
2. (新曲)
3. Yellow
4. Canna
5. Teddy bear
6. Timeless Melody
7. Radio Star

 

 

そのままMUSE残って鋭児観てみたけどレポはスキップ。客席から「フォーーーwww」飛び交うしスマホで動画回してる奴いたし、あれが常なら今後敢えて観る事はないと思います。無法地帯は好みじゃない。"$uper $onic" は期待通りカッコよかったんだけどなぁ。

 

 

帝国喫茶

今年のミナホは帝国喫茶で締めました!

リハの段階で凄い人の入り。本番は "and i" からゆったりと入ったが、この曲は後半から一気にテンポが上がるし、そのまま "じゃなくて" に移ってフロアも一斉に拳を挙げた。

"燦々と輝くとは" で駆け抜けたかと思えば "貴方日和" でしっとりエモらせたりと、流石の振り幅。しかし一方で未だにMCが拙いのが好感度高い。

"春風往来" の暴れ具合が凄まじかったね。スタンドマイクぐちゃぐちゃ。スタッフが何度も出てきてコードを必死に調節してた笑

そしてラストナンバー "ガソリンタンク" です。もう拳突き上げっぱなし。全部サビ。『何もかも ぶち壊すような』で一気に爆音が噴き出すところは音源でも鳥肌立つのに生で聴いたらもうやばいて。語彙力。

圧倒的入場規制、流石でした!!

 

セットリスト

1. and i
2. じゃなくて
3. 燦々と輝くとは
4. 夜に叶えて
5. カレンダー
6. 春風往来
7. ガソリンタンク

 

 

以上!!!!!

そのまま心斎橋でご飯食べて帰りました。3日間本当に楽しすぎた。ミナホは3回目の参戦にしてついに初の全通。まぁ米津玄師挟んでるけど。普段広島にいようが、これからも行ける限り行きたいイベントだなと改めて思います。

今回初めて観られたアーティスト、出会ったアーティスト、これからも応援していきます!!

では(=゚ω゚)ノ

米津玄師、神戸にいた。実在した。

米津玄師のライブを観に行ってきました!!!!!

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米津玄師。あの米津玄師です。コロナ禍の始まりにより途中で頓挫せざるを得なかった2020年のツアー「HYPE」以来の有観客ライブ。よくチケット取れたよ。シングル「M八七」のシリアルで運良く当選して確保しました。2枚買った甲斐があった。

会場は神戸のワールド記念ホール。2days公演の2日目。三連休の中日という事でもう本当に倍率高かったと思うのだが、繰り返しになるがよくチケット取れたよ。初めて行ったが、最寄りの駅まで乗るポートライナー自体も初めて乗ったと思う。高いところから神戸の海を見渡せる素敵な路線でしたね。土砂降りやったから何も見えんかったけど()

この日は昼イチでMINAMI WHEELに行って1組だけ観てから向かった。会場に着いたのは開演1時間前ぐらい。最初に物販を見に行った。さすがこの規模のライブはグッズブースも会場の外に別途設営されるレベル。フォトスポットの行列もすごかった。皆土砂降りの中お疲れ様です…

グッズはラバーバンドとタオルを購入。

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人生で見たラババンの中で一番凝ってる。

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NIGI Chanタオル可愛い。にぎちゃん可愛い。

元々NIGI Chan Tシャツが欲しさあったが、既にソールドアウト。まぁゆっくり行ったし仕方ない。お金浮いたと思おう。

 

電子チケットで入場時に発行される紙チケットを観るまで座席が分からない仕様。スタンドのAブロック前方で、直線距離で言うとアリーナ最前列に匹敵するぐらい近いんじゃないかという位置でびっくりした。ステージは前方中央にメインステージと、そこから中心に向かって花道が伸びている構造。メインステージの下手側がすぐそこ。スタンドだから少し高いところから見下ろせるし、めちゃくちゃ両席だった。

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こんな感じ。笑

席について落ち着いた頃にはもう10分前。この規模の公演にしては珍しいぐらい、ほとんど押さず定刻通りに消灯し、開演した。

 

最初にオープニングムービーがステージ左右のスクリーンに映し出される。タオルにも描かれたキャラのにぎちゃんが車を運転している映像。車のナンバープレートが「M87」という小ネタ。駐車場に泊まり、にぎちゃんが降車してトランクからじょうろを取り出し歩き出す。実写版の着ぐるみにぎちゃんキモかわ。にぎちゃんがエレベーターに乗って上昇していったところで映像が終わる。と同時に、エレベーターの箱を模した巨大な直方体のスクリーンがステージ中央から迫り上がってきた。そして照明が点くと、スクリーンの前にじょうろを持った米津さんが!にぎちゃんが米津玄師に「変身」したわけだ。そのまま1曲目 "POP SONG" が始まり、ライブが幕を開けた。

花道の真ん中がベルトコンベアになっていたようで、メインステージからいきなり花道を通って島へ移動。ベルトコンベアで移動するあの姿はMV中の大サビでプレステのリモコンに引っ張られて動くシーンを再現しているようだった。

また米津さんばかり観ていて気づかなかったが、メインステージにバンドメンバーも登場していた。Gt. 中島宏士さん、Ba. 須藤優さん、Dr. 堀正輝さん。米津さんのライブでは固定のメンバーらしい。須藤さんはXIIXやsumikaでも弾いてるから遠くから観ていても須藤さんだと分かったが、後の2人は初めまして。

"POP SONG" が終わると米津さんがじょうろを投げ捨てると同時にダンサーが登場。"感電" のイントロのホーンが始まると客席からはこの日一番の歓声が漏れ出ていた。

大勢のダンサーを従えて歌い上げる姿、スタンドから遠目に観てもスクリーンで観ても圧巻だった。また趣味柄やはりバンドメンバーの演奏にも注目してしまうのだが、Cメロのドラムの手数が原曲よりも多かったような気がする。厚みの出るアレンジだった。

3曲目は野田洋次郎とのコラボ曲 "PLACEBO" 。さすがに洋次郎パートも自身で歌っていたが、まさかツアーファイナルでは洋次郎本人もゲストで出てきたりするか…?ないか。笑


ここでご挨拶のMC。ツアーは2年半ぶり、神戸でのライブは5年ぶりとのこと。

バンドメンバーが引っ込み、続いてメインステージの真ん中でスタンドマイク一本で歌い上げるコーナーへ。真後ろの直方体スクリーンにおどろおどろしい映像が流れつつ "迷える羊" を神聖かつ厳かに歌ったかと思えば、映像すらも無くなってスポットライトだけの下で淡々とカナリア" "Lemon" と極上の2曲をぶつけてきた。"カナリア" のサビは何度聴いても鳥肌が止まらないし、生Lemonを搾れた事実には日本人として最早誇りを覚える。

また、続く "海の幽霊" では主題歌になったアニメの映像が流れた。

ここでがっつりMC。米津玄師ってこんな喋るんやってぐらいの普通のMC。楽屋に金平糖が置いてあったらしく、「兵庫って金平糖が名産なの?」と問いかけるも、観客は声を出せないので「合ってたら拍手して」と呼びかける。

…誰一人拍手しなくて「あ、違うんだ笑」て面食らう米津さんw めっちゃシュールだったなあの瞬間。米津玄師の発言に誰もリアクションしないことってあるんや笑

後日神戸出身の同期に聞いたけどマジで金平糖が名産ってのは心当たりないらしい笑 何で楽屋に置いたんだろうスタッフさん…w

そんな人間味のあるMCを終え、「最近結婚した友達に捧げた歌」と前置き、菅田将暉への提供曲のセルフカバー "まちがいさがし"。(結婚ソングなんかあったっけ?)と思ったけど「捧げた友達が最近結婚した」て事ね。改めておめでとうございます。

まちがいさがし

まちがいさがし

  • 米津玄師
  • J-Pop
  • ¥255

この曲、菅田将暉の原曲よりキー低いの笑ってまうんよな笑 菅田将暉紅白でしんどそうに頑張って歌ってたのに笑

ここで初めてギターを持って "アイネクライネ" を演ったと思ったらすぐに再びギターを置いて "Pale Blue" へ。曲名通りペールブルーの照明の下、メインステージでしっとり歌い上げる米津さんと中央ステージで踊る男女のダンサーとの対比が美しかった。

次の "パプリカ" では更にパフォーマンスの自由度が爆上がりする。直方体モニター周りのステージが競り上がり、米津さんが高いところで寝転んだりあぐらかいたりしながらゆらゆらと歌い踊っていた。そして下ではダンサーの皆さんがFoorinのダンスを。子連れのお客さんも多かったと思うが、小さい子供たちが「あの曲だ!」「あの踊りだ!」ってなってるのかなぁとか考えるとなんか感動した。また、大サビでは客席の天井から花吹雪が。スタンドだから花弁は届かなくて取れなかったが、アリーナのゲットできた人たちは大切にしてほしい。

ここでまたMC。といきたいところなのだが、花弁が落ち切っておらず、「ずっと舞ってるね…何か…あるんだろうね神戸にそういうのが」とロマンチックな事を言って拍手を起こすも、MCに入るタイミングを失い「…落ちるまで待っていい?笑」ってなったの面白かった笑

花弁が大体落ち切り、ここのMCが一番長くて真面目だったね。コロナ禍での活動について述べた。もはや米津玄師から「新型コロナ」ってワードが出る事自体に感動したけど。米津玄師もコロナ禍を生きる日本人なんだなって。いや神格化してるわけじゃ元からないんだけど。

冒頭で書いた前回のツアーが途中でできなくなった事にも触れた。ちなみに「HYPE」ツアーの最後の公演って広島なんですよね。今でも覚えてる、自分はその日クアトロでBIGMAMAのワンマン行ってたんだけど、帰りにすごい人だった記憶。

あの時から2年間、時が止まっていたような感覚だったみたいで、「今年31だけどまだ29の気分」と。つか2年前29だったのか…俺とふたつしか変わらんのか米津さん…

「演ってみると意外とライブはできて。みんなには窮屈な事をしてもらってる。制限がある中だけど、それぞれ自由でいいんじゃないかなと」と柔らかくて対立を生まないメッセージを。流石です。後で本人「校長先生みたいな話」って自分で茶化してたけど笑

「クソみたいな日々だけど今日ぐらいはクソじゃないって事で」と全くクソじゃないMCを終え、ここから全くクソじゃないカッコ良すぎるラストスパートが始まる。

音源ではLAMP IN TERRENの大さんが参加している "ひまわり" から始まり、"アンビリーバーズ" "ゴーゴー幽霊船" "爱丽丝" "ピースサイン" という怒涛のバンドセット。かっこよすぎた。

"アンビリーバーズ" の時点で「懐かしい曲!」ってなったのでその次の "ゴーゴー幽霊船" のイントロで情緒がおかしくなりました。ボカロPから自分の声で歌うようになり、ネットの世界から出てきたばかりの頃の曲がこんなに大きな会場で響いている事に、そしてその場に立ち会えている事に感動。砂嵐のような映像をバックに繰り広げられる、原曲よりもソリッドなバンドアレンジが鳥肌ものだった。あとやっぱりバンドメンバーにも注目してしまう。Bメロはドラムハイハット裏打ちなんや、とかね。続く "爱丽丝" のダークなサウンドも爆音で浴びたらカッコ良すぎて笑ってしまった。2017年の時点でKing Gnu常田を起用していた化け物のような曲。意識して聴くと確かに常田さんのギターなんだよな。

爱丽丝

爱丽丝

  • 米津玄師
  • J-Pop
  • ¥255

"ピースサイン" ではイントロで銀テープが放たれた!スタンド後方まで届いていたようだが、自分はAブロックで真横すぎたのでこれまたゲットできず。まぁあんだけ近くで観られたら十分よ。

真ん中の直方体モニターを上下に分け、左右のモニターと合わせて4分割になってバンドメンバーを含めた4人が一斉に映ったのめちゃくちゃよかった!あの瞬間だけは米津玄師はソロアーティストじゃなくてバンドだった。米津玄師というバンドだった。大サビのメロ替えも鳥肌モノだったなぁ。実はここまで手を挙げずに観てきたんだが、ここのサビで一気に手を挙げてしまった。ピースで。楽しかった。

そして、「次で最後なんですが、新曲やります!」と吠え、拍手が巻き起こる中ラストナンバー "KICK BACK" へ。

KICK BACK

KICK BACK

  • 米津玄師
  • J-Pop
  • ¥255

発表されたばかりの「チェンソーマン」OP。それについては先日色々書きましたけれども。今は配信開始しているが、この日まではまだフルで聴いたことが無かった。むしろ演るかどうか五分五分かなってところだったので聴けて大満足。

ステージ前のトーチから炎が噴き出し、ダンサーも群衆の如く出てきて、混沌とした真っ赤な照明の中でのパフォーマンス。イントロがベース始まりな時点で性癖に刺さったし、Aメロからサビのシャウトまで全編通して狂気がエグい。途中で米津さんがカメラを取り出し、インカメラで自分を映しながら歌唱。ダンサーやバンドメンバーも映したりして、そしてその映像がリアルタイムでモニターに映し出され、臨場感が凄まじかった。

暴れるだけ暴れてスパッと終わって全員去っていった。割れんばかりという拍手が起こり、本編はこれで終了した。

 

まぁ当然の如くアンコールがあるわけだが、あれだけの人数いるとアンコールを待つ手拍子がもう拍手みたいなんよ。笑 アンコールに向けてバンドメンバーが出てくると手拍子はもう普通に拍手になり、いよいよ照明が落ちた。

始めにマイクのところにスポットライトライトが当たり、照らされた下には座布団が。皆察した。"死神"。チェンソーマン終わりの死神始まりってエグいなもう。

続く "ゆめうつつ" では無数のシャボン玉が客席に放たれ、曲名の通り夢の中のような空間が出来上がった。シャボン玉もやっぱり自分のところには飛んでこなかった。笑 音源としてはカップリングだからあまり聴き込めてないんだけど、この曲も優しいメロディしてるよなぁ。

ゆめうつつ

ゆめうつつ

  • 米津玄師
  • J-Pop
  • ¥255

ここでアンコールにしてバンド紹介。米津さんに振られ、代表して中島さんが少しMCを。なんかお茶目で楽しい人だったな笑 「よね」呼びがほっこりする。急にアットホームな雰囲気がワールド記念ホールに溢れた。

続いてダンスメンバーも紹介。そのままダンサー達と共に作り上げる "馬と鹿" へ。花道のベルトコンベアを歩きながら歌う。ダンサー達の動きがMVの世界観を再現しているようで壮大だった。

最後の最後はバンドメンバーもダンサーも皆捌け、「変身」というツアータイトルからもコンセプトになっていることは間違いなかった、「シン・ウルトラマン」主題歌 "M八七"。あんだけ豪華なバンドメンバーとダンサーを従えて壮大なステージを繰り広げてきておいて、最後の最後は1人で世界観を作り上げていった。天才だった。

最後の曲が終わると、米津さんは再びエレベーターを模した直方体モニターの麓へ。エレベーターの扉が開く音が流れ、にぎちゃんに再度「変身」した米津さんは地下へと降りていった。

これでライブは終了。にぎちゃんが車を運転する様子と共にスタッフロールが流れるエンディング映像が流れた。BGMは「M八七」のカップリング "ETA"。

ETA

ETA

  • 米津玄師
  • J-Pop
  • ¥255

ETA」って知らなかったんだけど「Estimated Time of Arrival」の略で「到着予定時刻」って意味なんですね。『Good night』『どうか安らかな夢で眠れますように』というフレーズからも、エンディングに相応しい曲だなと思った。何というか、ライブのラストナンバーと言うよりも、エンディング。

本当に素晴らしいライブでした。

これで完全に終了。規制退場の順番が比較的序盤に回ってきたのでそそくさと出てきました。それでもすごい人だったけど、電車も増便してたみたいで非常にスムーズに帰ってこれた。鮨詰めの電車見送ったら2分後にまた来てガラガラの電車乗れたし笑 色々とついてたな。

 

以上!!!

この規模のライブ、久々だったな。素晴らしかった。何なら数時間前までJANUSいたのにな笑 10倍以上の規模。忘れられない公演になりました。ミナホ3日間通し券よりも高いのも納得だ。笑

正直言うとミナホも終日通したいし米津玄師とどっちを取ろうか悩みかけた時もあった。しかし血迷わなくてよかったわ。本当に行ってよかった。当たってよかった。米津玄師をこの目で拝むことができて、名曲の数々を生で浴びることができて、幸せでした。ツアーの残りの日程も無事おわりますように!

では(=゚ω゚)ノ

 

米津玄師 2022 TOUR / 変身

10/9 神戸ワールド記念ホール

セットリスト

1. POP SONG
2. 感電
3. PLACEBO
4. 迷える羊
5. カナリヤ
6. Lemon
8. 海の幽霊
9. まちがいさがし
10. アイネクライネ
11. Pale Blue
12. パプリカ
13. ひまわり
14. アンビリーバーズ
15. ゴーゴー幽霊船
16. 爱丽丝
17. ピースサイン
18. KICK BACK

en1. 死神
en2. ゆめうつつ
en3. 馬と鹿
en4. M八七

ED. ETA