たなさと

バンドを語りたい、ただそれだけ。CDレビューやライブレポなどもするので一応ネタバレ注意

超個人的2020年名盤ベスト20

昨日投稿する予定だったけど間に合いませんでした!!!!!

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MV曲ランキングに続いて、アルバム単位での名盤ランキングも投下します。2020年も沢山のCDを買いました。新品も中古も。ストリーミングで聴いたものもあります。その中から20枚選んで語りたいと思います。

ただ、ベスト20と言っても正直あんまり厳密なランキングではない。というのも、年明け1発目の記事でも書いたように、あんまりCDを再生するという形として聴かなくなったんだよな。YouTubeが主流になって、CDは買うだけ買ってパソコンとスマホに取り込んだらそれっきりって事が多くなった。なので1枚1枚を何回何十回と聴き込めてるわけではない。そんなわけで、最初の数回聴いたインパクトや曲順・構成、アートワークなどに注目した直感的なものだと思ってもらえれば幸いです。

2019年版はこちら

 

 

20位
Tragicomedy / SHE'S  (7/1リリース)

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先行配信していた曲、MVがある曲などをまとめたような作品。2019年に発表した三部作も含め、かなりの数の曲がYouTubeで観られる。アルバムが好きというより、収録されている一つ一つの曲が単発で全部好きだったって感じかな。

新曲 "追い風" も9時台のドラマ主題歌に抜擢されている。数々のタイアップを獲得し始めたSHE'S、2021年、いい加減一般層に浸透するタイプのバズり方しそう。

 

 

19位
SUCK MY WORLDTHE ORAL CIGARETTES  (4/29リリース)

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これまでとは比べものにならないぐらいスケール感を引き上げてきた。新曲を全て英語タイトルにしてあるのも、ワールドワイドに展開していこうと言う意志が見える。曲名覚えにくくなったけど。これまでアルバムは全て10曲縛りだったが、一気に15曲になったのもインパクトがあった。曲名覚えにくくなったけど。

小出しで先行配信していた曲たちも多種多様だし、エレクトロ色を色濃く出した "Fantasy" やサビのメロディがエモい "maze"、壮大なコーラスが目立つ "Hallelujah" "The Given" などバラエティに富んだ1枚。まぁ、昔みたいなシゲさんのギターリフが光るイントロの曲もまた聴きたくはあるが…

当時は緊急事態宣言でリリースが延期になる説も出ていたが、無事世に放たれてよかったです。

 

 

18位
CEREMONY / King Gnu  (1/15リリース)

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上半期最も売れたアルバム。"白日" が入ってんだからそりゃそうだろうよ。

というのは冗談としても、他にも "どろん" "Teenager Forever" "飛行艇" "傘" など一発一発が重いタイアップ曲たちを "開会式" "幕間" "壇上" "閉会式" などでコンセプトに沿って綺麗にまとめつつ整列させ、1枚のアルバムとして式典を作り上げるスキルはさすが。

あと個人的にアートワークが好きでね。初回盤のBlu-rayは正直どっちでもよかったんだが、ジャケ写とリンクした透明のスリーブケースがかっこよくて買ってしまった。最近のCDの買い方はそんなもんです私。

 

 

17位
LEO-NiNE / LiSA  (10/14リリース)

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ニワカでもええ。今年はちゃんとLiSAにハマった。

同時発売された「炎」のシングルと合わせて、既に語らせていただいております。

初回盤の映像ではレコーディングの模様に加えてLiSA本人が一曲一曲解説している。既発のシングル曲もアルバムの中でどう聴こえるかにも工夫しているとのことで、過去のシングルもシングルとして聴いてみたくなった。

少なくとも自分の中では「鬼滅の人」では終わらせたくないアーティストだなと思わされた1枚。

 

 

16位
SINGALONG / 緑黄色社会  (9/30リリース)

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昨年のMVランキング1位に選出させていただいた "sabotage" も収録されたメジャー1stフルアルバム。SNSで一斉視聴会と銘打った企画が執り行われたのもあって、CD派の自分がフィジカルリリースに先立ってサブスクで聴いた数少ない1枚。

"Mela!" はもう説明不要のアンセムになったし、配信限定だった "想い人" や2019年のツアーのアンコールで聴いた "冬の朝" が初めてパッケージ化されたのも嬉しい。"inori" の妖艶な感じも "スカーレット" の軽快な感じも "Brand New World" のスケール感も全部好き。アレンジャーが入ると違うんだなって。メジャーってすごいなって。

欲を言えば "あのころ見た光" を入れるなら同じ「溢れた水の行方」から "リトルシンガー" も欲しかったです。。。

 

 

15位
eyes on you / クレナズム  (11/18リリース)

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ステイホーム中に出会って徐々にハマっていったクレナズム、満を持して新譜を買うに至りました。

6曲中4曲はMVがあり、先行して聴いていたが、どれも良い。し、残る2曲も良い。全曲良い。きのこ帝国のイズムを継ぐシューゲイザーメインのバンドだと思っていたが、indigo la End、mol-74、リーガルリリー辺りが好きな人にも刺さりそう。

現代に合わせてTikTokを活用した手法もとって再生数を伸ばしている。何気に強かなバンドだと思う。2021年、来る。

 

 

14位
Eleven plus two / Twelve plus one / Helsinki Lambda Club  (12/9リリース)

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今回のランキングの中で数少ない、盤を手に取っていない作品です。サブスクでのみ聴いた。というか、先行配信曲やMVのある曲が多すぎて、ほとんどの曲を既に聴いていたので、一度アルバムとして通して聴きたくなって聴いてみたら一発で惹かれた形。

先行で楽曲が解禁されるたびに思っていたが、やはり振り幅の大きさが半端じゃない。そして歌詞の語感もいい。"IKEA" の『極彩色の甘過ぎるケーキを食べて甘過ぎるねって言い合いたいね』や『生きてるって思わんと死んじゃいそう』とか。

俺は "五時葵" と "Happy Blue Monday" が好きかな。インスト曲 "Mind The Gap" からの "五時葵" への繋がり方は、なるほどなって声に出た。

Vampire Weekendに賞賛されて話題になったのも記憶に新しい。爆発的に売れることは無いとしても、コアな音楽ファンをコツコツ沼らせて息の長い活動をしてほしいバンドである。

 

 

13位
ストリーミング、CD、レコード / ゲスの極み乙女。   (6/17リリース)

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ストリーミング全盛期がいよいよ始まった2020年において、CDをどう売るかに最も工夫が凝らされた作品だと思う。バウムクーヘンて。美味しかったよ。

そしてもちろん曲も全部良い。相変わらず覚醒してる。歌詞カードにおいて、全曲の歌詞の英訳が載っていたのも面白かった。実際、何曲かは海外アーティストに英詞版カバーしてもらった音源を公開していた。やはり絵音は発想が違う。

歌詞の英訳自体も非常に面白い意訳になっており、アルバム自体のレビューを兼ねて過去に語ってます。

 

 

12位
THE PARK / 赤い公園  (4/15リリース)

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結果として津野米咲の最前最後のアルバムとなったが、遺作だから選んだわけじゃない。本当に名盤。

剽軽な "Mutant" から始まり、"紺に花" のような眩しい青さや、中盤では "Unite" "ソナチネ" 辺りでゆったり感や浮遊感を出して小休止。"chiffon girl" ではコラボも実現させ、"夜の公園" "曙" からは再び明るい曲が続いたと思えばさらに "KILT OF MANTRA" で一気に可愛く飛び跳ねるような軽快さを見せる。

そしてラストナンバーの "yumeutsutsu" は上半期も語ったように一発で心掴まれました。今聴いてもこの疾走感は興奮します。そしてその疾走感を持ったままアルバムが閉じるとかもうずるいです。

石野理子が加入した新生赤い公園の今できることを全部網羅したようなアルバム。ここからが楽しみだったために本当に残念だ。しかしバンドは足を止めない意志を示してくれているので、黙ってこれからも応援したいと思う。

 

 

11位
kamiyado complete best 2018-2019 / 神宿  (1/15リリース)

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ベストと冠した作品を挙げるのは憚られるが、CDとしては初収録となる楽曲が殆どだし、既発曲もしおみぃ加入後の再録バージョンになっているので、実質オリジナルアルバムだろうという事で選出。でも実際結構リピートしたしな。

10月にも新譜「THE LIFE OF IDLE」をリリースしているが、こっちのベストの方がアイドルらしい楽しい曲が多くて好きだな。"お控えなすって神宿でござる" "春風Ambitious" と言った楽しい玉屋曲や、"グリズリーに襲われたら♡" と言ったキュートな曲など、今作の方が万人受けするアイドルらしさはあると思う。

アーティスト路線に大きく舵を切った神宿、2021年どうなるか。

 

 

10位
BURST POP ISLAND / Wienners  (5/30リリース)

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日本コロムビアから再メジャーデビューしたWiennersの1発目フルアルバム。まさにポップが爆発しており、楽しいの一言に尽きる。

上半期に大きく取り上げた "MY LAND" や先行シングルの "ANIMALS" など本当に「らしさ」全開の楽しい曲が多い。ラストの "FAR EAST DISCO" は曲調も歌割りも構成も代表曲 "蒼天ディライト" と "おおるないとじゃんぷせっしょん" を融合させたセルフオマージュのような曲であり、今一度メジャーでやっていこうと言う決意も感じ取れるように思う。

FAR EAST DISCO

FAR EAST DISCO

Wiennersは聴かせる系の歌モノも辛気臭い物がないのが特徴だが、今作は特に "エピローグ" "ゆりかご" のようにメッセージ性のある曲も全部アップテンポで本当に楽しい。また、会場限定シングルから "UNITY" や "ULTRA JOY" が再録されているのも嬉しい(自分はシングルも買ってるけど)。

トータルの収録時間も長くなく、あっという間に最後まで楽しみ切れる1枚です。

 

 

9位
Patrick Vegee
/ UNISON SQUARE GARDEN
  (9/30リリース)

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個人的には、CD買うほどユニゾンにハマってから初となるアルバム。ユニゾンの新譜っていう意識でアルバムを聴くとこんなにワクワクするのかと衝撃。曲と曲と間の繋がりも鳥肌ものだし、終わりの歌詞が次の曲にリンクしてたりして、既発シングル曲も含めてアルバムとしての完成度が非常に高い。

2020年はLiSAや種々のアイドルへのBa. 田淵提供曲にもハマったのもあり、田淵智也の手がけるUNISON SQUARE GARDENの世界観にまんまと引き込まれた一年でした。

 

 

8位
LANDER
/ SAKANAMON 
 (2/26リリース)

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SAKANAMONはもう、なんでもできるなと。元々同期音を多用することに躊躇のないバンドではあったが、跳ねるようなピアノを取り入れた "HOME" や、もはやバンドサウンドでなくなった "WOULD YOU LIKE A HENJIN" など、アルバムを出す毎に幅が広がっているのを実感する。一方で "少年Dの精神構造" のように遊び心も忘れない。名盤である。

Vo. 元生さんのツイッターアカウントのIDと同名である "FINE MAN ART" からアルバムが始まっているあたり、いよいよ覚悟決めに来てる気がするのが少し気にかかる。みんなSAKANAMONは是非聴いてくれ。SAKANAMONだけは絶対に足を止めさせるな。

 

 

7位
ZOO!! / ネクライトーキー  (1/29リリース)

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ネクライトーキーのメジャーデビューアルバム、今後メジャーでこれを越える出来の作品出せるのかと心配になるほどの名盤だった。全曲名曲。

もっさの声だったり、多様な音色のキーボードだったり、朝日さんの独特な歌詞だったり、強みになるところをキャッチーさに全振りしている。明るい曲もしっとりした曲も、ネタ曲も真面目系の曲も、ふとしたところにフックがあって耳に残るものばかり。"放課後の記憶" の『わかりかねる』とか。"夏の暮れに" のサビのメロディとか。『渋谷ハチ公口前もふもふ動物大行進』ていう曲名とか。

バズって然るべき音楽だとは思ったが、 "北上のススメ" が外国人にめちゃくちゃウケてめちゃくちゃ伸びたのはめちゃくちゃおもろかったな。このまま "オシャレ大作戦" 超えたりしてな笑

2021年の活躍も楽しみです。

 

 

6位
STRAY SHEEP / 米津玄師  (8/5リリース)

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リリース発表時点で既発曲のMV再生回数合計10億超え、最初にMV公開した "感電" は余裕で1億再生、サブスクの台頭が目覚ましいこのご時世に150万枚セールスという化け物アルバム。

日本最大のヒット "Lemon" を中央に構え、数多の代表曲を網羅した一方で、タイアップやMVのないところでは "ひまわり" "迷える羊" "décolleté" などロック色やダークな面を覗かせることを躊躇しない遊び心。マジで隙がない。"ひまわり" のレコーディングにLAMP IN TERRENの大さんを参加させてくれたのも嬉しかった。

文句なしの年間最大セールスアルバムである。

 

 

5位
millions of oblivion
/ THE PINBALLS 
 (12/16リリース)

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年末に滑り込んできた傑作。トレーラーの時点でカッコいいに決まってた。ジャキジャキのソリッドなロックンロールも曲名から溢れ出るセンスもどんどん磨かれている。メジャーデビュー後もここまで貫かれてるバンドいるのか。

前作「時の肋骨」もそうだったけど、既発シングル曲を一切入れず全部初収録の楽曲でアルバム作るのカッコ良すぎるから今後も絶対にやめないでほしい。

"ブロードウェイ" の満を辞して登場するラスボス感とその後の "オブリビオン" のエンディング感が半端ない。

アートワークも凝りに凝っている。初回盤はジャケットが鏡になっていて、歌詞カードも後半は鏡文字になっており、ジャケットの鏡に映すと読めるようになる。

読みにくいです!!!!!笑

この歌詞読みにくい仕様がなかったら1位でした。

 

 

4位
PERSONALITY / 高橋優  (12/9リリース)

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実家の母が買っており、年末年始に帰省した時に聴こうと思っていたがコロナで叶わず、我慢できるわけなくサブスクで聴いた作品。

"one stroke" "room" "自由ヶ丘" を先立って公開した時から期待値は高く、単発で数曲聴いてもいたが、通して聴くと流石のクオリティである。"RUN" "ORION" のようなシングルでも通用した曲もあれば、"フライドポテト" "東京うんこ哀歌" のようにネタ曲はマジで笑える。振り幅がすごいし塩梅も最高。

曲間の繋がりがどうとか、アルバムの構成がどうとかじゃなく、ただただ全曲好き、とシンプルに言える作品。やっぱり高橋優はすごい。サブスクでしか聴けなかったが、盤を聞いていたら1位でした。

 

 

3位
ユースレスマシン / ハンブレッダーズ  (2/19リリース)

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自分では買っておらず、弟に借りて聴いたのだが、文句なしでランクイン。上半期にも書いたが、表題曲 "ユースレスマシン" は改めて歌詞を読みながら聴いた時ちょっと泣いてしまった。

そこから続く "見開きページ" のイントロを一音聴いただけで、このアルバムはリード曲だけじゃないなと察する。そこからはもう止まらない。軽快な曲、センチな曲、バリエーションもあって秀逸。"聞こえないように" が好きすぎます。

聞こえないように

聞こえないように

  • ハンブレッダーズ
  • J-Pop
  • ¥255

"逃飛行" が入ったのも嬉しい人は多かったんじゃなかろうか。あと最後の "大掃除の後" のイントロの音程が、"ユースレスマシン" の大サビの『作り話でも おとぎ話でも 遊び続けるよ』のところと同じなのは意図してるんだろうか。

漫画のコミックスを模した外装をした初回盤のパッケージもワクワクする。Vo. ムツムロのエッセイ本は内容がマジで面白い。まさに音楽に限らず、作品としてのアルバムの完成度・満足度が非常に高い傑作だった。

自分で買っていたら1位でした。

 

 

2位
synonym / パスピエ  (12/9リリース)

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ユニバーサル移籍1発目かつレーベル設立1発目のフルアルバム。マジで全曲よかった。ここ数作品のモダンな感じと、「幕の内ISM」「娑婆ラバ」辺りの和風な感じがうまく融合してるイメージ。

先に公開されてた配信シングル曲の曲順も絶妙というか。一見アルバムの幕開けにはあまり合わなさそうなほど不気味な "まだら" が厳かに終わった後に、ドラムから入る "Q" が流れるのが「始まった」感がすごい。カッコ良すぎる。

今見たらこのサムネ、ジャケットの着色前だったんだな…!

他に先行配信されてた "SYNTHESIZE" "真昼の夜"もカッコよくて、それらが盤で聴けるだけでもうお腹いっぱいなんだが、それ以外のアルバム曲も全部良い。"Anemone" から最後までの4曲の流れやばい。全部曲調が違うし全部カッコいい。

"Anemone" はイントロが始まった瞬間に「うおぉ…」てなるし、歌は前作の "ONE" を彷彿とさせる怪しげな落ち着いた低音ボイス。

Anemone

Anemone

"人間合格" は一転してギターの目立つイントロに少しサイコを孕んだ歌詞。サビのメロディも良い。"tika" はなんか日本舞踊を鑑賞してる気分になる。サンプラーの音は三味線みたいに聴こえて、ベースの音は等間隔で単調にドンドン鳴ってるから和太鼓みたいに聴こえる。

最後の "つむぎ" とか相変わらずナリハネの指どうなってんの?て感じ。ショパンリスペクトが出てるというか、マジでバンドでやっていい事なの?て感じ。

つむぎ

つむぎ

あと "oto" はマジで一回歌詞読みながら聴いてください。歌詞が全部回文になってます。東京ホテイソンに聴いてほしい。ミックスも左右対称になってるらしく、やろうと思っても簡単にできることじゃない。

やっぱり天才集団だよパスピエは。リリースがもうちょっと早くてもっと長い期間聴き込めていたら1位でした。

 

 

1位
You need the Tank-top / ヤバイTシャツ屋さん  (9/30リリース)

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安易かもしれんが、1位です。なんだかんだで一番繰り返し聴きたくなる1枚だった。

コロナ禍でみんながライブに行けなくなった2020年。音楽を、生音をみんなが欲してる時に「You need」と冠するアルバムで "Give Me" と連呼するヤバTはほんとにわかってんなと思わされる。僕らには音楽が必要なんだ。音楽をくれとみんな叫んでるんだ。Tank-topって、音楽のことだったんだよ(錯乱)

でもマジで全曲良い。"泡 Our Music" がアウトロ引き伸ばされてて "J.U.S.C.O." に繋がってんのかっけぇ。"はやく返してDVD" は何回聴いても笑う。"日本の首都、それは東京" とかついにやりやがったな感ある。ヤバTがそんな曲やってしまったらもう今後マジで何でもありやろ。

ラストナンバーの "寿命で死ぬまで" は曲もいいんだけど歌詞カードの解説を読んだら泣きそうになる。というかヤバTの盤の醍醐味ってこれだと思うんだ。だからサブスクで済ませたくないんだ。

結果的にマジでオリコン1位を獲得。本当に名実ともに間違いなく2020年イチの名盤だと思います!

 

 

以上!まとめると以下。

20位 Tragicomedy / SHE'S
19位 SUCK MY WORLD / THE ORAL CIGARETTES
18位 CEREMONY / King Gnu
17位 LEO-NiNE / LiSA
16位 SINGALONG / 緑黄色社会
15位 eyes on you / クレナズム
14位 Eleven plus two / Twelve plus one / Helsinki Lambda Club
13位 ストリーミング、CD、レコード / ゲスの極み乙女。
12位 THE PARK / 赤い公園
11位 kamiyado complete best 2018-2019 / 神宿
10位 BURST POP ISLAND / Wienners
9位 Patrick Vegee / UNISON SQUARE GARDEN
8位 LANDER / SAKANAMON
7位 ZOO!! / ネクライトーキー
6位 STRAY SHEEP / 米津玄師
5位 millions of oblivion / THE PINBALLS
4位 PERSONALITY / 高橋優
3位 ユースレスマシン / ハンブレッダーズ
2位 synonym / パスピエ
1位 You need the Tank-top / ヤバイTシャツ屋さん

 

今年も、ベストMVランキングの20組とは被らないようにした。だから合計40組。多種多様なアーティストを聴きたいから。

今年はやはりCDを買ったわけではない・サブスクでしか聴いていない作品も取り上げたのが個人的には大きなポイントと思ってる。YouTubeでMVを観るのと違ってCDを買うって結構ハードルの高い行為だから、よっぽど気に入らないと動かない。そのハードルを取り去ったのがサブスクだと思ってて。これからはCD買うに至らないアーティストもガンガン聴いて、ガンガン紹介していきたいなと思う。そして2021年末のランキングにはフィジカルを手に取っていない作品もガンガンランクインさせたい。

バンドだろうがソロアーティストだろうがアイドルだろうが、リード曲だろうがアルバム曲だろうがカップリングだろうが、満遍なく推していきたいなと思います。コロナ禍だからこそ、色んな音楽を聴いていきましょう!

 

では(=゚ω゚)ノ