毎年恒例の個人的年間ベストです!
年々難しくなってきてます、作るの。聴く曲が増えてるからそりゃそうなんだが。自分の楽曲の聴き方、新曲の漁り方も完全にサブスクメインに移行し、本当に色んな曲にリーチするようになりました。そして何よりアイドルに狂いすぎた。2023年は20曲中4組程度だったが、今回は果たしてどうなるか!笑
ランキング付けすることも是非が議論されたりしている昨今ですが、まぁあくまで「超個人的」ベスト20ってことで。基本はYouTubeでのMV視聴回数やサブスクでの再生回数に則った上で、2024年の自分の好みであったり、初めて聴いた時の印象や生活に与えた影響等から総合的に並べました。繰り返すがあくまで「超個人的」ベスト20ってことで。
2023年分はこちら。
では早速!
20位 言の葉に咲く花 / Layn
悲痛に想いを馳せてじっくり聴くも良し、疾走感に任せて沸くも良しの、切なエモさが好みでした。メンバーが順に『君が好き』と歌い繋ぐCメロや『好きだ』を連呼する落ちサビ、感情がどんどん乗っていく感じが良い。改めて「言う」に「葉っぱ」で「言葉」ってすごいよなと思いました。
19位 雨の魔女 / クジラ夜の街
名前は知っていたものの楽曲は殆ど知らず、詳しくながらに勝手にもっとポップなイメージを持っていたクジラ夜の街。最初のギターリフで「こんな『ザ・邦ロック』みたいな曲もあるんだ!」と面食らった。シンプルにカッコいい。でもBメロとか聴いたことない譜割とメロディラインで『らららら』言うし、程よいひねくれ感がこれぞ邦ロック。
バンド初の100万再生も達成していて、アンセムになっていきそうな1曲。ライブで観たいです。
18位 サラダボウル / Aooo
イントロの時点で「あっこのバンド絶対好きにならなきゃダメだ」て思った。ギター、ベース、ドラム全部の音がソリッドで際立ってて、その中で存在感を示しスッと刺さってくる石野理子さんの歌声。カッコ良すぎてEPの他の曲全部聴いたよね。全部カッコいい。
『混ざり合うサラダボウル 私を見つけたミュージックで』って、実力者揃いのメンバーが音楽を通して一堂に会した事を表してるのかな。先日のこれバズランキングでもピックアップされたAooo、このメンツで天下とっていきそう。
17位 君が見てる / grating hunny
もう曲そのものが青春。若さの全てがポジティブな形でアウトプットされてる。サビの順々に上がっていくメロディもクリーンなギターの音もめちゃくちゃ好きだし、思春期の解像度高い歌詞も良い。『6時間目は化学実験』なんて絶対現役生じゃないと書けねぇもん。
落ちサビ辺りから、テンポが所々ちょっとずつ変わってる気がするんだが、意図的なものなのか衝動的なものなのか。あとこんだけ一途に想ってるのに曲名が「君を見てる」じゃなくて "君が見てる" なの最高だよな。
学生による若々しい青い曲は数あれど、これは群を抜いてました。
16位 私が明日死ぬなら / キタニタツヤ
バズリズムで披露していて知った曲。『冗談で言う「死ね」の言葉 冗談で済んでくれたこと』というフレーズに一発で心を掴まれた。後にMVが公開されたが、アルバム曲だからそれがなければ出会っていなかったかも知れない。
タイトルでは "私" のことを表しているけど、サビでは『約束だよ』と相手に語りかけ、『あなたが明日も生きたら』と言い続ける対比的な構図が感動的。最終的に『私が明日死ぬなら』で始まった曲が『あなたは明日も生きていくんだ 約束だよ』で終わるの、エグい。
15位 新世紀ヒットパレード / Appare!
制作陣がなんせ強いAppare!へのUNISON SQUARE GARDEN田淵提供曲。あぁ、田淵だなぁ…!ってなる口語的な言葉遣いでアイドルについて歌った歌詞を乗せた、スケール感のある多幸感に溢れたアレンジに少しうるっとしました。『ちゃんと考えろ!ステージにいるのは運営さんじゃないだろ!』ってフレーズ、全アーティストがハッとしないといけない。
14位 白昼、きみとドロン / ポップしなないで
イントロのシンセの可愛らしい音色、軽快な4つ打ちのリズム、個性溢れる2Aのラップ、これぞポップしなないですぎて中毒性が高い。マジでポップが死んでない。
あと曲終わったと思ったら最後にドラムが締めるところ、ボーカルとドラムの2ピースっていう編成のポしなならではなところあるよなぁと思うなど。
13位 好きになってもいいですか / ドラマチックレコード
イントロも、構成もメロディも、爽やかな平成感があって好き。アイドルソングにおける自分の好みの傾向が見えてきたなと思った曲。最初から王道な感じが好きだったけど、最後に大サビの『好きになったらダメですか』のメロ替えにやられました。割とかなり気に入ってる。
12位 正しい夏を降らす / 雨模様のソラリス
ライブでは2023年の終盤から披露されていた曲。2月に待望の音源リリースが為された。イントロの超王道メロをなぞるリフがエモくて、生で初めて聴いた時から一発でどハマりしている。
サビの『本気出さないでちょっと待って こっちだってやる気はあって』の駆け上がっていくようなメロディが最高。沸ける。夏ソングなんだけど歌詞に海とか砂浜とか全く出てこない、概念としての「夏」を歌っている感じが雨ソラらしいなと思ったりします。
11位 サーチライト / airattic
イントロからカッコ良すぎて衝撃受けた。1秒目から「おっ!」ってなった。
歌声も可愛いんだけど力強くて激情的で、サビ後半の『何が待っていようとも』の『が』の半音上げがド性癖。これがゴリゴリのバンドサウンドに乗ってくるってのも好みだし、更に大サビ転調すんだもん。好きすぎる。
ex.フィッシュライフ、多次元制御機構よだかのハヤシさんがメインでソングライティングを手がけていると知ったのも今回がきっかけ。2025年は是非是非ライブを観たい。
10位 幾億光年 / Omoinotake
紅白も掴んだ大ヒット曲だが、自分も割と気に入ってました。やっぱりサビの印象が強いけど、イントロ無しで始まるAメロとか、からのBメロの転調とかも結構印象的だったんだよな。この流れがあるからこそサビのインパクトが強まってる感じ。聴くたびに鳥肌立ってました。
あと、テレビでは殆ど流れない2番のサビでしか曲名の『幾億』が出てこないのもなんかカッコいいなと思う。
9位 86 SUMMER FILM / Merry BAD TUNE.
5月頃のリリース当初は知らなかったんだけど、下半期、アイドルフェスに行くに当たって色んなグループを調べてた中で出会って刺さった曲。
好きになるアイドルソングの基準の一つに、「バンドの曲として出会ってても好きになってる」と言うのが個人的にあって。このイントロのギターはまさにそれでした。盛り上がるサマーチューンではなく、夏の暮れに想いを馳せる感じ。今年聴いた夏曲の中で一番エモい。アウトロで最後の最後に出てくる新しいフレーズもホントにもう。
んで結局まだ生で観たことないんだよなバチュン。2025年はどこかで。
8位 痛いの痛いの飛んでいけ / TOOBOE
『痛いの痛いの飛んでいけ 幸福な貴方に』ってすげぇよ。こんなシンプルで柔らかい表現でこんなに負の感情を纏わせることができるのかと感服。めちゃくちゃネガティブなんだけど言葉遣いや伴奏にどこか子供向けの童話のような要素を感じて、ギャップがエグい。不穏な間奏とかね。
やっぱり映像作品として高すぎる完成度を誇ってるMVも相まっての評価だけど、なんせ楽曲に衝撃を受けました。
7位 Stardust story / 衛星とカラテア
グループ初期からあるしファンからしたら定番中の定番曲だと思うけど、2024年バージョンとして再録されたしフィジカルリリースもされたので選出させてください。何だかんだめちゃくちゃリピートした。
曲調にしても歌詞にしても、世界観が本当に楽曲とマッチしてるんですよね。星が降るようなイントロとギターのカッティングがカッコよくて煌びやか。サビも爽やかで王道の湧き曲って感じがします。
6位 生意気ねチェリー / 美味しい曖昧
連続で過去曲選出スマン!笑 2023年の曲だけど、2024年に出たアルバムに入ってるしMVも制作されたのでご容赦。それを差し引いても外せないぐらいには気に入ってました。
美味しい曖昧を初めて観たライブで1曲目に演っていた曲。クラビネットとギターのカッティングから始まり、ブラスアレンジも光るファンキーなサウンドが一発で刺さった。サビのメロディもカッコよくて「あ、このグループ好きになれるわ」って思ったのを覚えている。
5位 シティーライト、今夜 / TRACK15
フェードインしてくるイントロから始まり、Aメロ、Bメロ、サビ、1曲通してマジでずっとメロディが良い。声も良いというか、この曲調とのマッチングが神がかってて最早神聖・神秘的の域。加えてリバーブのかかったギターだったりサビの裏打ちリズムだったり、開放感も出してくるんだもんな。夜の野外で聴きたすぎる。
2024年はタイアップもつき始めたTRACK15、今年はすごいことになりそう。
4位 涙ばっかのヒロインさん / bokula.
リピート回数ではトップクラス。春先には出た曲だけど、1年間ずっと好きだった。bokula.特有の半音上げた音の使い方がいつも良メロを生み出している。それでいてただただ聴いてて楽しくノれる。歌詞を一切気にしてないわけではないんだけど、今回挙げる20曲の中では一番ただただ耳触りが良くて聴き続けた楽曲な気がする。
bokula.は2010年代半ばの邦ロックを聴いて育ち、そのエッセンスを万人に届くキャッチーさに昇華して売れたバンドの代表格だと思う。広島補正関係なく好きだし応援してます。
3位 自由とヒステリー / My Hair is Bad
マイヘアだとメジャー1stの "接吻とフレンド" が大好きなんですけど、個人的にそれに通ずるものがある。イントロは無いが、バスドラム4つ打ちとアルペジオから始まる入りは聴いてて高まる。一曲通してずっとメロも良い、特に2番の『記憶がまた蘇る』からどんどん音階が上がっていくところが好き。ストーリーが展開していくのに呼応する感じ。『好きだからだよ。』で締めてアウトロもない潔さも良い。別れて未練なくスッキリしていると思っているのに、相手を受け入れてしまう、そんな心情が楽曲の構成にも表れていて秀逸。
2位 つよがるガール feat. もっさ / ぼっちぼろまる
ネガティブをポジティブに変換する機動力が詰め込まれたアッパーな曲。底抜けに明るいんだけど、気分が落ちている時に聴いて泣いてしまった事もある。辛いことがあったからこそ、それをバネに前を向こうとしてるんだけど、まだ立ち直りきれていないから「つよがる」と表現する心情描写、素晴らしすぎる。
音楽的にもサビのメロディだったりイントロとアウトロのベースだったり、個人的にどストライクなポイントも多々。もっさとの掛け合いも最高です。本当に励まされました。
1位 自分らしさの見つけ方 / 透色ドロップ
もう読んでくれてる人も分かってたと思うけどw
2024年は流石に透色ドロップでした。特にこの曲は誇張抜きで日々を救われた。辛いことがあった夜は必ず聴いた。4月にリリースされて、マジで1年間ずっと聴いてた。2024年最後に聴いた曲もこれです。というかこれ聴きながら年越した。
イントロでアップテンポな可愛らしい系かと思いきや、シリアスな面を見せてくるギャップ。Bメロで珍しいソロパートを挟み、そのまま助走を付けるかのように駆け上がった先に来る疾走感のあるサビ。7人のユニゾンがどこまでも響くスケール感が凄いです。落ちサビでは一転してストリングスで一気に切なエモさを出し、振付も含めて楽曲全体のキーとなる『存在証明』が初登場すると共に爆発して大サビへ行く感じがもう鳥肌。アウトロのピアノも美しすぎてほんまに泣きそうになる。透色の定番曲の人気要素全部入ってる。最高。本当に最高。
というわけで2024年の個人的ベストソングは透色ドロップの "自分らしさの見つけ方" でした!!!!!!!
以上!!!
まとめると以下。
20位 言の葉に咲く花 / Layn
19位 雨の魔女 / クジラ夜の街
18位 サラダボウル / Aooo
17位 君が見てる / grating hunny
16位 私が明日死ぬなら / キタニタツヤ
15位 新世紀ヒットパレード / Appare!
14位 白昼、きみとドロン / ポップしなないで
13位 好きになってもいいですか / ドラマチックレコード
12位 正しい夏を降らす / 雨模様のソラリス
11位 サーチライト / airattic
10位 幾億光年 / Omoinotake
9位 86 SUMMER FILM / Merry BAD TUNE.
8位 痛いの痛いの飛んでいけ / TOOBOE
7位 Stardust story / 衛星とカラテア
6位 生意気ねチェリー / 美味しい曖昧
5位 シティーライト、今夜 / TRACK15
4位 涙ばっかのヒロインさん / bokula.
3位 自由とヒステリー / My Hair is Bad
2位 つよがるガール feat. もっさ / ぼっちぼろまる
1位 自分らしさの見つけ方 / 透色ドロップ
アイドル9組!!まだ過半数超えんかった!!笑
1位が透色なのはもう自分でも9月頃からほぼ分かってたけど、その他にもアイドルが席巻するかと思ったが、上位はバンド系が入ってきましたね。初めて聴いた時のインパクトが凄かったり、聴いている中でどんどんハマってリピートしていったり、色んな視点での「好き」があるが、今回はこんな感じになりました。あと、1位が非MV曲というのは初めてだな。我ながらサブスクの影響が色濃く出ていると思います。
既にライブでも聴いている曲、生ではまだ聴いたことが無い曲、様々。将又そもそもそのアーティストのライブを観たことがないケースも。この感じは例年通りですかね。
2024年はバンド界隈、アイドル界隈問わずフォロワーさんとの交流も充実してたように思います。新しい人との出会い、新しい音楽との出会い、どちらも大切にしていきたいし、連動するものであるとより嬉しいですよね。
皆さんのベストソングもまた教えてください!改めて、2025年もよろしくお願いします!
では(=゚ω゚)ノ