前回のミナホの配信レポは、元々観たいと思ってたバンド、行ってても現地で観たであろうバンドを取り上げた。一方で、もちろん自分の目当てばかりが配信されるわけではない。何なら名前すら知らないアーティストがほとんどだった。
しかしこれが無料配信のいいところ、全く初めましてのアーティストも家に居ながらにして気軽に観る事ができる。というわけで、土日の二日間、基本的にずっと色んなアーティストを漁ってました。前回のレポで取り上げたバンドを観てる時間以外も、ANIMA、DROP、club vijonの配信をどこかしら観て新規開拓してました。
やっぱり自分が全く知らなかっただけでいいバンドというのはゴロゴロいるもので。二日間で配信された中で良さげだったバンドを7組挙げてみたいと思う。
Apes
club vijonで2日目の早い時間帯に出ていたバンド。
骨太でアングラなUKロックンロール感があって、声も特徴的で引き込まれた。こういうギター!ベース!ドラム!みたいなバンドはカッコいいですね。ほらw.o.d.みたいな。
悪口じゃないんですけどSMAPの中居くんみたいに聴こえる時があるなと思った。悪口じゃないです。
さんかくとバツ
同じく2日目のclub vijonに出演。
ボーカルの男性がすごく為人が良さそう。MCめっちゃにへにへしながら話してたのが印象的だった。
その性格が出ているんだろうなという感じの爽やかで柔らかい声と音楽。曲調はシンプルな四つ打ちで分かりやすく、疲れている時や気分の沈んでいる時にスッと入ってきそうなバンドである。
Lym
2日目のclub vijonのトリだったバンド。
シューゲイザー色も孕んだ王道ギターロックって感じ。ミナホのパフォーマンスを観ていた時はマジで全曲好きだった。リードギターの音が好きだ。声もカッコいい。
初期のPELICAN FANCLUBとか好きな人には刺さるんじゃないかな。てかボーカルの男の子にエンドウアンリみがある。
照明に照らされたライブハウスでも、青空の下の野外でも遠くまで響きそうなバンドである。
Bye-Bye-Handの方程式
2日目、DROPのトリだったバンド。今回挙げる中では唯一、名前はずっと知っていたバンドである。本当に名前だけで曲も聴いたことがなく、今回の配信で初めてパフォーマンスを観た。
こんな正統派だとは意外だった。ボーカルも男らしい王道ロック。何となく、名前からしてもっとトリッキーなギターリフだったり変拍子だったりを多用するようなタイプかと思ってた。
"あの子と宇宙に夢中な僕ら"、"熱帯夜と遊覧船"、"新譜は聴かない" など特徴的な曲名が多いのも印象に残りやすい。
EOW
3日目、DROPのトップバッター。エオ、と読むらしい。配信で一聴した時から、ボーカルの女性の伸びやかで力強い声と堂々とした振る舞いに「おっ」と思わされた。
ホーンアレンジもふんだんに取り入れられたR&B基調のワールドワイドなクオリティ。楽器隊も各々それなりのキャリアがあるらしく、完成度が高い。いい意味で、バンドとしての売れ方はしなさそう。メンバー1人1人のポテンシャルが高い、音楽集団と言ったところ。
ひょんなところでドラマ主題歌とか掴んでハネそうな雰囲気を醸していて、要注目である。
daisansei
3日目のclub vijonに出演していた男女混成バンド。
不思議なバンドである。ライブを観た時はゆったりした柔らかい音楽だなと思ったんだが、MVを観たらクセが強いものが多くて謎めいている。歌詞や曲名もたまに全然意味分からんものがある。サイケデリックというやつか。何となくだけど、多分フロントマンの男性にめちゃくちゃカリスマ性があるタイプ。
アコースティックが映えそうだな。雨の日の野音とかで聴きたい。
peeto
club vijonで3日目の大トリだったバンド。自分としても土日の配信の中で一番最後に観たアクトだった。
声が独特。このハスキーな感じはHOWL BE QUIETの竹縄さんを彷彿とさせる。
キーボードやシンセのいないシンプルなギターロック構成だけど、オシャレなグルーブ感がある。シティポップというよりは湘南系のそれ。メンバーのファンキーな身なりとも相まって、海辺で聴きたくなるような音楽。
英詞がカタカナ英語すぎるのがちょっと気になりすぎるけど。笑
以上!
結構関東のバンドが多く、今回のミナホで初大阪ライブというケースもちらほら。そんなレベルなので実際に生で観られる機会なんていつになるか分からないが、注目していきたいと思う。
また、今回挙げた7組は配信で観た時点で「いいな」と思ったバンド達。他にも配信の時はそこまで刺さらなかったけどMVはチェックしてるバンド、このミナホをきっかけに名前を知って後から聴いて「これ配信で観てみたかったな」てなったバンド等々、良いアーティストというのは本当にいくらでもいるもんだなと思うなどした。
今年のミナホは結局、体調を崩してしまって行けなくなったが、結果的にこの辺のアーティストを知ることができたのは収穫だったのかなと思う。行ってたら間違いなく元々の目当てを見に行っててこの辺のメンツには見向きもしなかっただろうし。まぁ最初からチケットも取ってなくて配信でだけ観るつもりしてたら、メンタル的にはもっと救われたんだろうが…()
結果として今回のミナホ、長らく観たいと思っていたバンドを一気に観られる機会になるはずだったのに、むしろ観てみたいバンドが更に一気に増えてしまったなぁ。笑 まぁ、いつかお目にかかる機会を待ちながら音源を聴いていきたいと思います。
とりあえず無事に終わって良かったですミナホ!お疲れ様でした!
では(=゚ω゚)ノ