たなさと

バンドを語りたい、ただそれだけ。CDレビューやライブレポなどもするので一応ネタバレ注意

まぁ、そりゃDannie May売れるよな。令和だもんな。

最近よく思うんだが、「名前は見るし何なら曲も聞いたことあるけどバンドなのか何なのか知らない」という事が増えた気がする。

今や楽曲制作なんてのは完全に1人で出来る。1人で制作して1人で公開出来る。そんな時代に、バンド形態に拘る必要など全くと言っていいほど無い。ただでさえサブスクやTikTokが主流になって音楽トレンドの回転率が上がり、次から次へと新しいアーティストが出てきて何がバズるか分からない令和。色んなアーティスト名を目にするのだが、バンドなのかユニットなのかソロシンガーなのかボカロPなのか歌い手なのか分からないまま、少し曲を聴いて流れていってしまう事が珍しくなくなった。聴くだけ聴いてその正体をきちんとは把握していなかったりする。

何が言いたいかと言うと、俺はDannie Mayを全然どんなグループか分かっていなかったと言う話である。

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Dannie May、このブログで2,3回ほど名前を出したことがある。名前を知ったきっかけは何だったか覚えていない。でもまぁツイッターだろう。

昨年公開された "ええじゃないか" は謎のバズを見せて今や130万再生。

まさにこの曲を例示して、アニメーションMVについて語った記事を書いたことがある。

自分はこの "適切でいたい" も好き。

"クシコス・ポスト" をサンプリングしたメロもシニカルで狂気を感じるアニメーションも面白い。新しい音楽である。

そう、このバンド、アニメーションMVが非常に多いのが特徴的。今時。実写の作品でも、メンバーが演奏する描写が全然無い。別に覆面というわけではないのだが。それもあって、正直どんなグループか分かってなかったのだ。先に挙げたアー写があるので、3人組ということは分かっている。だが打ち込みの多そうなサウンドということもあってあまり構成が想像つかない。

そんな中、今月は新しい作品がリリースされ、リードトラック "玄ノ歌" のMVが公開された。

はいカッコいい。もうツイッターでティザー観た時からビビッときてました。イントロから爽快すぎるしサビもキャッチー。たまに主張するベースが良いアクセントでツボ。

そしてついにメンバーが出演している。勿論ライブも観たことないので、初めてパフォーマンスを拝見した。のだが、一方で、歌唱するシーンしかない。演奏してない。というか全員歌ってる…?

と、思ってこの度公式サイトを見てみた。

ボーカルギターとボーカルキーボードとコーラス兼クリエイター?????

え、そんな感じやったん。バンドなのかこれ?ギターとキーボードは分かるが全員歌うの?しかもクリエイターとは???もう気になって仕方ない。でも最近多いもんね、そういうの。というか昔からあったスタイルなんだろうけど、自分はここ最近でそういう形態のアーティストに触れる機会が増えてきたように思う。ペインター担当がいる文藝天国とか、パフォーマー2人を従える構成のカメレオン・ライム・ウーピーパイとか。後者は流石にサウンドも全然バンドじゃないか笑

あと個人的に気になるのがクリエイターの人、影響受けた音楽バニラズて。バニラズに影響受けた人がもうこんなかっこよくなれる時代なん??時の流れ早………

と思ってたら間髪入れずこんなアナウンスが。

ドラマ主題歌てマジすか。深夜とは言え地上波。書き下ろし。売れたなおい。これもうメジャーから声かかってるんじゃないか。やばい売れてまう。あかんDannie May優勝してまう。

でも思えば売れないわけなかったんだよな。かっけぇもん。かつ、このトリプルボーカル構成は特徴的だし、特別バンド編成でもないから演れるサウンドの幅も広い。今時のアーティストって感じがする。

 

実は去年ぐらいから紹介記事は書こうとした時期がありました。「何でみんなDannie Mayの話してないの?令和だぞ?」てタイトルだけ考えてました。笑 結局勝手に売れましたね。みんなDannie Mayの話する日も遠くない。

まだチェックしてない人、ぜひ。バンドなのかバンドじゃないのかよく分からんけどどっちでもいいです。カッコいいからいいです。ぜひ。

早よライブ観に行かねば…

 

では(=゚ω゚)ノ