たなさと

バンドを語りたい、ただそれだけ。CDレビューやライブレポなどもするので一応ネタバレ注意

LymとFuseeとCAT ATE HOTDOGSを観た3月の終わり

Lymの東名阪ツアー大阪公演に行ってきました!

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配信シングル "March" のリリースツアー。対バンはCAT ATE HOTDOGSとFusee。別件で土日に大阪に行く予定があったので、ついでに行けるライブないかなと思ってたら見つけた公演。Lym自体もミナホで観て以来だし、CAT ATE HOTDOGSも安定。そして残るFuseeは確か2021年のミナホの配信で観て名前を覚えており、当時は聴いてみてあまり刺さらなかったのだが、今回参戦するにあたり再度予習したら普通に気に入ったので、楽しみにしていた。

会場は心斎橋BRONZE。お盆のmolly以来。チケットはプレイガイドでの購入が間に合わなかったためCAT ATE HOTDOGSの取り置きフォームで確保していた。入り口でドリンク代込みの値段を払って入場。ステージを隠すスクリーンに映る色んなMVを観ながら開演を待った。

 

 

CAT ATE HOTDOGS

名古屋のでらロックで観て以来で全然久しぶりではないが、メンバーの配置が違っていたな。でらロックの時はドラムが後ろに下がった配置だったのに対し、今回はドラムが上手側に位置取ってボーカルが中央に来ていた。引き続きリードギターは休養中。

いきなり1曲目の "7th wonder!!" からフルスロットル。ドラムセットからシンバルが2回落ちるほどの熱量。相変わらず1人欠けてるとは思えないクオリティ、ボーカルが歌いながら弾くカッティングの求心力もドラムの手数もベースの安定感も凄い。

衝撃だったのは "熱" のアレンジ。イントロのリフが2段階にギアを上げるような入りになっていて、かつ途中で原曲よりかなりスピードの速い裏打ちに振り切った間奏が挟まれていた。めちゃくちゃカッコよかった。

熱

  • CAT ATE HOTDOGS
  • J-Pop
  • ¥255

MCはいつもより短めでスッキリしてたな。心斎橋BRONZEで演るのが初めてというのは意外だった。サーキットで他のバンドと一緒に打ち上げとかでは来ていて、ライブハウスと言うより飲み屋の感覚だったらしい笑

2ヶ月連続で観たが、変わらずカッコよかったな。そして観れば観るほどギターが帰ってきてからのライブが楽しみになっていく。早く "カラッポ。" のあのフレーズを生で拝みたい…!

 

セットリスト

01. 7th wonder!!
02. バディロックノイズ
03. カラッポ。
04. Q & A
05. 熱
06. 雨宿り
07. 群青

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Fusee

まだYouTubeや各種サブスクにも上がっている楽曲の少ないFusee、中でも恐らく代表曲なのであろう一番再生数の多い "イエスマン" からスタート。

声が良いんだよな。力強くも優しさがある、敢えて挙げればLAMP IN TERRENの大さんのトゲを柔らかくしたような声。男らしい。

その後2曲目の "空に泣く君" の入りで間違えて仕切り直してた場面とか、またボーカルが水分補給用の水を舞台袖に忘れて取りに行っている間に、ギターが「大阪は美味しいものが沢山ありますね…僕たちは寿司を食べました、はま寿司です」と謎の報告で繋ぐMCとか、どこか拙いところも味がある。

ボーカルのMCは終始楽曲に込めた想いについて。新曲 "春と憂鬱" の前に話した「春の、環境が変わる感じやアウェイな感じが嫌い」「最近って入学前にあらかじめ友達を作る文化あるじゃないですか」という話が印象に残っている。

他にもどの曲だったか忘れたけど「友達いないんじゃないかと思った時に書いた曲」という前振りがあったり、人間関係についての葛藤を描いた曲が多い印象かな。まだ歌詞をしっかり観ながら聴けてないけど、その辺りにも注目してこれからも聴いてみよう。

最後は "The light that illuminates you" で輝かしい壮大さを見せつけて帰っていってくれた。予習して期待していた通りのライブを観られて満足です。

 

セットリスト

01. イエスマン
02. 空に泣く君
03. Negative Boy
04. 春と憂鬱
05. おでんの歌
06. 処暑
07. 恋
08. The light that illuminates you

 

 

Lym

ホストのLym、今回の東名阪ツアーを以てベースが脱退することがアナウンスされている。そういう背景もあってか、人と人との繋がりやバンドを続ける事についての想いをしきりにMCで話しながらのライブだった。メンバー間の繋がり、メンバーとリスナーの繋がり。自分が歌う意味を今一度噛み締めて伝えようとする姿が見て取れた。

楽曲はミナホで観た時よりは覚えているので、歌い出しで「おっ」と思えるタイミングが増えていて嬉しかった。とは言えミナホの時も思ったけど、曲名をコールすることが多かったので新規やニワカに優しい。

新曲の "March" もLymらしい爽やかさが詰まっている。

March

March

  • Lym
  • J-Pop
  • ¥255

アンコールはすぐに再登場して、これまた曲名を言ってから "ランドリー" を。伝えたいことは全て伝え尽くしたと言うように簡潔に演り切って帰っていった。

生で "変わらない私へ" 聴くまでは死ねん…!笑

 

セットリスト

01. 花と舞う
02. 朝が来ないように
03. 8mg
04. 終電に揺られて
05. 二番煎じ
06. 君が冷めても
07. March

en1. ランドリー

 

 

終わってから物販でFuseeのCD、Lymの CDとロンT購入。

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シンプルで良き。緑のロンT持ってなかったからちょうどいい。つか先週買ったpeanut buttersのTシャツもそうだったけど俺どうやら刺繍入ったデザインに弱いな?笑

 

以上!

CAT ATE HOTDOGSもFuseeもLymも、なかなか広島に来ることは無いだろうから今回行けてよかった。勿論いつでも来てもらいたいんだけれども。そして、何より今回の3組はどのバンドも硬派。今時のバズり方をするような感じでは無いかもしれないが、こういうバンドがもっと売れていってほしいなと思う。

では(=゚ω゚)ノ