たなさと

バンドを語りたい、ただそれだけ。CDレビューやライブレポなどもするので一応ネタバレ注意

でらロックフェスティバル2023 Day2!!

でらロックに初めて行ってきました!!

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2月頭に2days開催される名古屋のサーキットフェス。大阪のミナホとかと違ってバンド系とアイドル系ががっつり入り混じってるから、昨年から興味はあった。

2日間とも行ってみたかったが1日目はヤバTと被っていたので、2日目だけの参戦。ヤバT終わってそのまま広島から東へ移動し、大阪で途中下車して一泊してから当日の朝に名古屋へ。栄駅まで行って午前中はとりあえず各会場の下見した。各ライブハウス間が結構遠いことを知り、計画を見直した。笑

とは言え十二分に楽しめました!では早速各アーティスト書いていきます!

 

 

CYNHN

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はい、初っ端から番外編です。笑

名古屋PARCO内のビレバンで行われたCYNHNのフリーライブ。ニューシングル「楽の上塗り」のリリイベ。CYNHNは前日1日目のでらロック本編に出演しており、1日目も行きたかったなーと思ってたらこっちがあったので迷わず行きました。

ミニライブなので曲は少ないが、前作 "キリグニア" に始まり "インディゴに沈む" "ごく平凡な青は、" そして新曲 "楽の上塗り" と、色んなCYNHNを観られるセトリだったのではなかろうか。"ごく平凡な青は、" 好きなので嬉しい。拳突き上げたかった。

当然ながら初めて生で聴いた "楽の上塗り" も軽快で良い。クラップが映える。MVは新鮮な白黒の衣装も綺麗なので是非観てくれ。

MCでは名古屋ということで「東京から来てくれてる人もいるかと思います」「逆に西の方の人もいるかも!」と話していたが、広島から来てる自分が一番西だったんじゃなかろうか。

特典会は青柳透さんと。安定の青基調にちょっと中華っぽい衣装がカッコいい。夏の梅田でのリリイベ以来二度目ましてで覚えてもらってる気がしなかったので「西の方の人!広島から来た!」と伝えると本人以上にチェキ撮ってくれたスタッフさんに「しっかり西だった笑」て言われた笑 あと改めて名前伝えたけどマスク&ビニール越しで全然聴き取ってもらえんかった笑

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でらロックのリストバンドを示すガッツポーズ。

二部制で、一部のみの参加。二部も行きたかったけど流石にでらロック本編でPARCOから遠い会場にいたので諦めました。

再来週に大阪でもリリイベあり。ちょうど関西行ってるのでこちらも参戦する可能性大です。待ってろ透。

 

セットリスト

01. キリグニア
02. インディゴに沈む
03. ごく平凡な青は、
04. 楽の上塗り

 

 

ofulover

でらロック本編はお盆に大阪でmollyの対バンとして観て以来2回目のofuloverから!ダイヤモンドホールでのバックドロップシンデレラと迷ったけど、CYNHN終わってPARCOから移動するともうダイホは遠かった。

前回観た時は本当に初見だったけど、今回はどの曲も予習済み。

自身も3月に主催サーキットを予定しているofulover、告知しつつも「曲がよくないと、ライブがカッコよくないと来てもらえないので今日一番カッコいいライブします」と滾る。そのMCから流れるように "サイトジャックラブ" のイントロが鳴り始めたのすげーカッコよかった。

サイトジャックラブ

サイトジャックラブ

  • ofulover
  • ロック
  • ¥255

前回も一聴してかっけーなと思った曲、聴けて満足。やっぱギターの子の淡々とした弾き方はオーラある。かかってるエフェクトも好き。

夏に見て以来というもの年末にドラムが脱退しているが、MCでサポートドラムの人の(普通に心配になる)エピソードを交えて話すなど気持ちは前向き。前任のドラムにも言及しながら、「バンドを始めた頃は勝手にバズって勝手に売れると思ってた」「でも音楽は勝手に広がっていかない、お客さんは勝手に集まってはくれない」「だから一本一本を全力で演ります」と熱い想いを語り、演奏にぶつける姿が印象的でした。

ちょうど主催サーキットの出演者が先日出揃ったところ。頑張ってもらいたい。

 

セットリスト

01. 春を超えて
02. 夜に唄えば
03. サイトジャックラブ
04. 風を刺す
05. 運命
06. Night is mine

 

 

板歯目

被っていたレベル27とどちらにしようか悩み、一度はレベル27の会場に入ってリハまで観たけどこっちに移動した!!SPADE BOX遠い!!ちょっとだけ間に合わなかった。そして入ると入り口付近に観客がずらり。流石の人気である。

とにかく期待通りの爆音である。他に類を見ないパワフルボイスのボーカルはもちろん、ドラムもベースも熱量がすげぇ。ベースあれどんな弾き方してんだ?ほとんど縦になってたぞ、ウッドベースかと思ったわ。

ボーカルも声の幅が広いんだよな、イメージ通りのがなり声だけじゃなくて可愛らしい声や戯けた剽軽な声まで多様。Adoに負けず劣らずとまで思ってしまわなくもない。

プチバズ起こした "地獄と地獄" の『バンド名が読めない!!』も最後に生で聴けて満足。改めて聴くと誰が聴き取れるんだあの歌詞。

そしてほとんどMC無かったな。タイトルコールだけしてひたすら矢継ぎ早に演奏。こういうところもユニゾンリスペクトなのかな?先日対バンしてたね。

あとこの日、14時半からでらロック出て、夜には下北沢のサーキット出てたのエグすぎる。若いってすご。体力バケモンかよ。

ギリ間に合わずでも観にきて良かった。先日の記事で「今年刺さりそう」と挙げたが、既に大概刺さってたしこの日でより深く刺さった。もう抜けない。また観たい。

セトリは調べたら出てきました。感謝。

 

セットリスト

01. POLICEMAN
02. コドモドラゴン
03. ラブソングはいらない
04. まず疑ってかかれ
05. Ball & Cube with Vegetable
06. エバ
07. dingdong jungle
08. KILLER, Muddy Greed
09. 地獄と地獄

 

 

CAT ATE HOTDOGS

昨年のゴールデンウィークの梅田Shangri-la以来。ギターの尾崎くんが休養中であり、初めて観る3人体制。確かにあのギターはサポートで急遽弾くのは無理だよなぁと思ったり。あとドラムのみやくんがグラサンになっててカリスマ感が増してましたね。関ジャニの安田くんみたい。

名古屋でのライブはかなり久しいようで、メインでMCを務めるベースのはなっぺくんは「東京と大阪ばかりなので名古屋でいい思い出作れたら」とワクワクしているように語る。そしたらボーカルのひこくんが「何笑ってんねん。思い出作ろや!」と謎のキレ方をしたの笑った笑 ひこくん、結構謎い。

新曲なのか初期曲なのか自分の分からない曲もあったが、昨年リリースの "カラッポ。" を聞けて良かった。

改めてイントロのギターリフエグいなこれ…

このギターを生で観られなかったのは残念だが、逆にリードギター無しの演奏でもクオリティが落ちないぐらいにはひこくんも技巧派なカッティングかましてたんだなと実感できて良かった。終わってから近くの人が「リズム隊が凄いね!」と話しているのが聞こえた。それだけベースとドラムも安定感がすごい。改めて、十代白書グランプリも納得の、全員がテクニカルなバンドだなと思わされました。

終演後に「カラッポ。」のシングル買いました。何故かどこのタワレコにも無かったんだこれ。よかった。

 

セットリスト

01. 7th wonder!!
02. バディロックノイズ
03. 魔法をかけて
04. カラッポ。
05. Q & A
06. 雨宿り
07. 群青

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サバシスター

広島同様にPARCOの最上階にあるCLUB QUATTRO、名古屋クアトロの初めてはサバシスターに捧げました。開演前からすごい人。さすがの注目度である。

"アイリー" "ジャージ" など代表曲をしっかり聴けて良かった。やはりこの飾らない歌詞とシンプルでパワフルな演奏が好き。あと声も良いよなぁ。

MCもぬいぐるみの「しげちゃん」紹介のくだりだったり、「水飲もうとしたらバーって(溢れて)ウフフフフ」みたいな謎の一人でウケてるくだりだったり、ゆるい。何ならMC入るタイミングも間違えてたみたいだし笑 "アイリー" の入りで笑ってたな笑

3月8日「サバの日」に新譜をリリースするサバシスター。リリースツアーを告知するも名古屋は既にソールドアウト。サーキットイベントで自分達のライブの告知必要ないって改めてすげぇよなぁ。"スケボー泥棒!" "タイムセール逃してくれ" も収録されるので買おうと思う。つかほんまワードセンスが秀逸すぎる…

終演後に物販で「鯖ノ壱」購入。CDはタワレコで買えるしどっちでもよかったんだが、MCで告知していた「鯖通信」なるフライヤーが欲しかったので。流石に物販並んで鯖通信だけください言うの憚られたので。笑

 

セットリスト

01. ナイスなガール
02. スケボー泥棒!
03. しげちゃん
04. アイリー
05. ジャージ
06. タイムセール逃してくれ
07. サバシスター's THEME

 

 

雨模様のソラリス

PARCOのある大通りから少し逸れて入っていったところにある、アイドルの会場HOLIDAY NEXT NAGOYAへ。cinema staff主催OOPARTS以来、二度目ましての雨ソラ。正直一番の目当てと言っても過言ではない。

サバシスターの物販並んでたら余裕で間に合わんかった。会場に入ると "泡に溶けた" を演っているところだった。少し古臭い爽やかさがありながらもサビの振り付けが可愛くて好きなんだこれ。クラップを煽る姿も可愛い。頭から聴きたかった。。。

年末に1stアルバム「amity」をリリースしている雨ソラ。曲のバラエティも増えたなと思う。シネマの三島さん提供の変拍子がエグい "Forever and Ever" のイメージが第一印象だったので、"ヘルシー" のようなキュートに振り切った曲は新しい一面を見た気分。

ヘルシー

ヘルシー

5人のフォーメーションが目紛しく変わる振り付けも良い。全力のパフォーマンスは応援したくなる。そしてOOPARTSで観た時はホール形式の会場だったから、ライブハウス様の会場で踊るオタク越しに観るというのも新鮮だった。本来アイドルの現場ってこうだよな。笑

 

時間を置いて場所も変えての特典会は前回と同じ緑担当たべる子さんと。一回チェキ撮って、もう一回話したくなってTシャツまで買って2周目行きました()

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4月以来なので流石に覚えてもらっているとは思ってなかったが、名前を伝えると「OOPARTSのレポめっちゃ書いてた人!!」と。マジで認知してくれてた。えぇ…好き…

OOPARTSの時に話した印象は完全に「Ivy to Fraudulent Gameが好きな子」。今回聞くとツアーもがっつり行ってるそうです。そこからミナホの話(Ivyがメンバーの諸事情により急遽出演キャンセルとなっていた)とか最近聞いてるバンドの話とかでもう普通にお喋りしました。

終わってから改めて思いました。今回のでらロックの目的これでした。いやほんま来てよかった。次観られるのはいつかな〜マジでせめて西日本来てくれ。

 

セットリスト

01. サマーソルト
02. 泡にとけた
03. ヘルシー
04. CRYSTAL
05. 届かない星でいて。
06. 粧す此の夜
07. Miss Umbrella

 

 

NUANCE

雨ソラの特典会までの待ち時間、実はそのままHOLIDAY NEXT NAGOYAに残って次の出番だったこのグループを観てました。NUANCE、別表記ヌュアンス。表記は謎だが発音はそのまま「ニュアンス」でいいのかな?フォロワーさんのリツイートでたまに回ってくるので、名前は存じ上げていたが、逆に名前だけ。全くの初見です。

全くの初見ですが普通にカッコよかった。椅子を使ったダンスがあったりしてパフォーマンスがアクロバティック。また、曲と曲の間の繋がりが短くてメドレーの様。休む暇がない。メンバー踊りっぱなしですごいなあれ。しかもロングスカートの清楚系の衣装だし、決して踊りやすいそれではないと思うんだが。クオリティ高かった。

楽曲もオシャレ系が多くて、ビジュアルとの親和性が高いというか。それでいてしっかりクラップも入れたりして振り幅の大きいパフォーマンスをするから、他にどんな曲があるのか聴いてみたくなる。面白いグループに出会えたなと思いました。これから注目。

いやぁ公式のセトリほんまありがたい。

 

セットリスト

01. 雨粒
02. COSMO
03. sekisyo
04. テキーラサンライズ
05. セツナシンドローム
06. ハーバームーン
07. ミライサーカス
08. タイムマジックロンリー

 

 

ココロオークション

ここからバンドに戻ります。クアトロのコインロッカーに預けてた荷物を回収し、また遠路はるばる端っこのHeart Landへ。板歯目で来たSPADE BOXの隣。何ならこの上がダイヤモンドホール。…そういうことか…初めて気づいた…

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さて、荷物を抱えながら後方で大人見するは我ながら事あるごとに観てるココロオークション。"フライサイト" 始まりの定番曲たちに新譜「Lover's」の曲を織り交ぜた、期待通りとも予想通りとも言えるセトリ。しかし、新曲達のライブ映えが凄かった。アップテンポな四つ打ちの "一等星の歌" は爽やかで視界の開ける感じがしたし、"僕らは愛の中" はサビで鳥肌が立つぐらい純粋に良い曲。

あと "火花" はマジでアンセムになりましたね。本当盛り上がる。すっかり音源よりもライブ化けが凄まじいバンドになったなと。

Heart Landのトリという事で、アンコールが。と言ってもイベント全体の大トリではないし、本人達は無いと思ってたようで、急遽演ってくれたのはテッパンの "ハンカチ"。これも毎回レベルで聴いてるが、改めて否応なく手が上がってしまうアップテンポな曲だなと思うね。

「活動を止めず地道に続けていくことにしました」と話していた粟子さん。次作はアコースティックアルバムを作ると発表しているココロオークション、地道で全然構わないので続けていってほしいね。「Lover's」買いました。

 

セットリスト

01. フライサイト
02. 一等星の歌
03. ワールド
04. ヘッドフォントリガー
05. 火花
06. 僕らは愛の中

en1. ハンカチ

 

 

ねぐせ。

二日間の大トリ、ねぐせ。。数曲しか知らなかったがせっかくなので観た。ダイヤモンドホールも行ってみたかったしね。

後ろの方でゆっくり観たけど、リハから盛り上がりが凄かった。そしてメンバーが良い意味で学生ノリというか。(ん?ていうか学生?)なんせ若い。つか終わってから調べたけどこのバンドコロナ禍中に結成されてたのか…それでもう最大キャパ会場の大トリはすごい。あと彼らも名古屋のバンドやったんやね。名古屋補正もあったとは思うけど。初日も大トリビレッジマンズストアやったし。

そんなダイヤモンドホールには、昨年のでらロックでもトップバッターとして出演予定だったのに、ドラムの子がコロナ陽性になってキャンセルになっていたそう。めちゃくちゃ悔しかっただろうな。それが一年越しに今度はトリとしてリベンジ。感慨深い話である。

とはいえトリに選ばれるからにはそれだけの実績や実力があるわけで、彼らの場合は間違いなく "グッドな音楽を" のバズが一つの要因だろう。

2022年のTikTok年間流行語対象にノミネートされていたらしい。嫌いな売れ方ですが一つの事実。サビの振り付けが印象的で、実際それがTikTokでウケてたんだと思うが、後方席から観ててもフロアの観客が皆踊っててすごいなーと思った。あぁいう観客があそこまできっちり揃って一緒に踊れる音楽って、KEYTALKとかフレデリックで観てきた印象なんだよな。そういう形をこういうバンドがやる様になってきてんのが令和なのかなとか思ったり。

大トリなのでアンコールがあったわけだが、アンコールは "ベイベイベイビー!" の1曲。

何だかんだ名前は聴いたことはある曲が多いなと。まぁフェスだから代表曲しか演ってないんだと思うけど、初見に優しいライブだったなと思います。

あとアンコールで客席にシンガロングを煽る時に「昨日のビレッジマンズストアはすっごい出てたよ」て言ってたのを覚えている。いやーやっぱり観たかったっすねビレッジマンズストア…

 

セットリスト

01. 片手にビール
02. 猫背と癖
03. グッドな音楽を
04. 愛してみてよ減るもんじゃないし
05. 日常革命
06. スーパー愛したい

en1. ベイベイベイビー!

 

 

以上!!

名古屋のライブは2019年のナゴヤドームでのBUMP以来2回目。ライブハウスは初めて。名前だけずっと見てたライブハウスをいっぱい回れて楽しかった!でらロックめっちゃ良いイベントだな。バンド系とアイドル系を一挙に観られるのがとても良い。ミナホでもここまでアイドルは多くない。圧倒的にアイドルの現場の方が機会少ないから、やっぱり今回はCYNHNと雨ソラが目当てだったかなと思うけど、板歯目とかサバシスターとか初めて観られて良かったし、CAT ATE HOTDOGSやココロオークションも持ってなかったCD買えたのは嬉しかった。はるばる名古屋まで行って良かった。これから毎年来たい!!というのは難しいかも知れないけど、でらロックに限らずまた名古屋に行く機会がいくらでもあれば良いなと思う。

 

そして当日は名古屋に一泊して、翌日昼過ぎには広島に戻ってフォーリミのワンマンに行きましたとさ。笑

では(=゚ω゚)ノ