たなさと

バンドを語りたい、ただそれだけ。CDレビューやライブレポなどもするので一応ネタバレ注意

Eggs presents FM802 MINAMI WHEEL 2023 Day 2 !!!

ミナホ2日目!!

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この日も朝はゆっくり。昼食を食べて最初のお目当てに向けて心斎橋へと向かった。この日は生憎の雨。最初の会場がsomaだったので長堀橋駅まで行ったのだが、マジで着いた瞬間に降ってきましたね…

ま、ライブハウスの中なんで別にいいんですけど!早速観た順に書いていきます!

 

 

OKOJO

soma久々だなーと思いつつ。最後に観たのが去年の夏の広島。FREEDOM NAGOYAのスピンオフ無料公演。あの時はまつしたさんが体調不良で欠席し、でんでんさんとヤマトさんのトークショーというある意味レアなセットだったので、久々のちゃんとしたライブ。笑

MVのある代表曲多めでフェス向けってセトリだったな。楽しかった。"鍋奉行" でめっちゃ飛んだ。"キミはアウトドア派" の大サビ前の歌詞アレンジも定番。ミナミホイール2023だってで歓声が上がる。

MCのゆるさも安定。まつしたさんの汗を拭きながらのタオルの宣伝の仕方w ヤマトさんの「4曲もやったら汗もかくわなー」のわざとらしさも面白い。あと続いての物販紹介の「汗拭けへんアクキーと何の意味もないラババン」は身も蓋もなくて最高でした。

新曲 "なりゆきまかせ" もOKOJOらしい楽しさ。会場の手拍子がまつしたさんの煽るリズムにちょっとずつ合わさっていく感じがよかった。絶妙な一体感。

最大のヒット曲 "最低なラブソング" で終わりそうな流れになったが、「本来ならこれで終わりなんですけどめっちゃ時間余ってるんで追加していいですか?」と延長戦。追加曲をフロアに募り、前方から即答で「"殿堂入り"!」とリクエストが飛ぶ。「早いもの勝ちやからなw」と笑いながら希望に応え、"殿堂入り" を披露して終わり。レアな流れ。ありがたい。

somaのトップバッターにして、程よく楽しくゆるく暖かい雰囲気で2日目のスタートを飾ってくれた。

物販でミニアルバム「NEKO」買いました!どこのタワレコにもないと思ってたけど流通かかってなかったっぽいです。

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セットリスト

01. もううんざりだ!
02. 鍋奉行
03. サイチェン・マイフォーチュン
04. 君はアウトドア派
05. なりゆきまかせ
06. 最低なラブソング
07. 殿堂入り

 

 

BIGMAMA

三角公園のRIBIAビジョンオープンステージにて。当日の10時ぐらいに解禁されたサプライズアクト。一気に多くの人の予定を狂わせたことでしょう。笑

野外だったわけだが、この時が体感この日一番雨降ってた気がする。笑 みんな傘をさしてたけど、野外ライブだと思えばこの雨も受け入れるべきだろうと思い傘は閉じた。撮影もOKだったので、傘もさしてスマホも掲げてってしてたら集中できんと思ったしね。

ライブは "荒狂曲 "シンセカイ" " と "現文 | 虎視眈々と" の2曲。ライブって言うか、プロモーションって感じですね。つか、そもそもリビアビジョンで長々と出来ないよね。雨の中でのBIGMAMA、雰囲気出る。

パフォーマンス後はビスたんからコメント。アルバムとツアーの告知をきっちりと。「そちらは屋根ありますのでご安心ください」は笑った笑 ライブハウスだからね。Zeppツアーだからね!!

短いながらもしっかり流石の存在感を示したミニライブだった。ツアー、福岡公演行こうと思ってます!アルバムも楽しみ!

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セットリスト

01. 荒狂曲 "シンセカイ"
02. 現文 | 虎視眈々と

 

 

ポップしなないで

今回のミナホで唯一となったFUNJ twiceにて。何気に初めて観るポしな。新しめの曲と代表曲をしっかり押さえた名刺セトリだった。初っ端 "UFOを呼ぶダンス" はアガった。貫いたハイハット裏打ちが心地よい。ノれる。

"救われ升" や "メデューサ" みたいな言葉のマシンガンな曲も、新曲の "銀色ナイフ" みたいな歌モノも個性があって惹きつけられる。やはりかめがいさんの声は独特だ。あと完全に2人体制で演ってたから "暴露" のインパクトあるベースが彼方から聴こえてくる感じがちょっと面白かったです。

かめがいさんもかわむらさんも変な人だが、MCでもその感じが余すことなく出ていた。

かわむら「私事なんですが、昨日足の親指ぶつけた時に折れたかと思って血の気が引きました」
かめがい「本当に私事だな」

はシュールでワロタ。あとかめがいさんがライブ告知の時に言ってた「手売りチケットという文明の最先端」「プレイガイドとか色々入れないといけなくて難しいじゃないですか」も面白かったw このぶっ飛び具合があってのこの音楽の世界観なんだろうなと改めて。

今年メジャーデビューしたが、まだまだ初期曲知らないのでどんどん遡っていこう。また観たい。

 

セットリスト

01. UFOを呼ぶダンス
02. 救われ升
03. 銀色ナイフ
04. メデューサ
05. 暴露
06. 夢見る熱帯夜

 


TRACK15

機会があればぜひ観たかったTRACK15。あまりイメージがないががっつり大阪のバンドである。昨年でもAtlantiQsにて出演して規制をかけていたらしいが、サーキットイベントでの初めての入場規制だったらしく、その思い出もあってミナホへの想いが一際強い。FM802が歌詞に出てくる曲もあって、本当に愛が伝わってきた。

人に勧められて初めて音源を聴いた時はミドルテンポで洒落てるバンドだなと思ったので、その後 "ハルハル" に意表を突かれた記憶がある。その振り幅の大きさがライブにも現れており、前半のしっとりした曲たちで雰囲気作って、"ハルハル" を含む後半の疾走感+新曲追加で綺麗にまとめた。

声もいいんだよな、僅かにハスキーな感じが色気ある。セットリストが分からないのが悔やまれる。インスタに上がってたらしいのだがもしかしてストーリーに載せてたのかな…消えちまってた…でもなんかそれがまた今っぽいな。

貴重な機会なのでCD買いました!

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1st epはもう売り切れてるし、タワレコの店舗限定で販売されたシングルも在庫切れが出るようになり始めている。関西のバンドシーンで見逃せない存在になっていくことでしょう。

 


AIRCRAFT

この時間帯、休憩にする予定だったんだけど、何となくまた観てみようと思った。昨年のゴールデンウィーク梅田Shangri-laの企画で初めて観たAIRCRAFT、1年半ぶりの二度目まして。当時観た時は一番の若手だったと思うんだけど、BEYONDに多くの人が集まっていて驚いた。ボーカルの子も演奏を始めるや否や「めっちゃ人おるー!!」と喜んでいた。

で、結論から言うとめちゃくちゃよかった。盛り上がりも凄かったし、何より本人たちがウキウキしながら演奏しているのが伝わってくる。あとギターの男の子の動きと表情が好きすぎる。この日一番、「自分たちの好きな音楽を楽しんで演奏する」に振り切っていたバンドだと思う。本人たちがあんなに楽しそうやったらそらこっちも乗っちまうぜ。

最後の "何も考えたくない" も、正直しっかり覚えてたのこの曲ぐらいだったんだけど、こんなに勢い感じる曲だったっけ?ってなった。

公式がセトリ上げてくれていたので帰ってから復習したけど、やっぱりライブで化ける曲ばかりだな。自分はこの曲が好きでした。イントロがキャッチーで印象に残ってる。

曲しっかり覚えてまた観たいですね。

 

セットリスト

01. demo3
02. NEKOMUSUME
03. STOKED!!
04. 逆光
05. IKIISOGI
06. memoria
07. 何も考えたくない

 


時速36km

新譜のリードトラック "Cakewalk" を先月の個人的ベストに選ばせていただいた時速。この出会いがなければ今回観てなかったと思う。逆に出会ってすぐに生で観る機会を与えてくれたミナホに感謝。

ボーカルの声が良い。音源だとクセが強い声に思ってたけど、生で聴くと印象が変わる。あの声色で力強いロングトーンをぶつけられると刺さる。どんどん感情が乗っていく感じに鳥肌立った。

肝心の "Cakewalk" は演らなかったんだけど、確かに生で観ると余計に "Cakewalk" の方が時速の中では異色なテイストだったんだろうなと実感。その分、新譜「狂おしいほど透明な日々に」の1曲目 "ブルー" が聴けてよかった。気に入ってたんだよなこれ。

ブルー

ブルー

  • 時速36km
  • ロック
  • ¥255

ボーカルの「俺らも自由に楽しむからあんたらも自由に楽しんでくれよな」という言葉の通り、自由に堪能させていただいた。

こちらも公式からセトリが上がったので復習しておこう。そう言えば今年のラシュボでオープニングアクトを務めていた時速。36kmに留まらずどんどん加速していくのだろう。注目。

 

セットリスト

01. 銀河鉄道の夜明け
02. 七月七日通り
03. 助かる時はいつだって
04. ムーンサルト
05. ブルー
06. ハロー
07. 夢を見ている

 


猫背のネイビーセゾン

神戸のバンド、猫セゾ。ワールド記念ホールでのイベントでオープニングアクトを務めたり、イナズマロックフェスにも呼ばれたりなど、頭角を表しつつある。何かの機会に観たいと思っていたので今回初めまして。

イナズマロックはこの日の朝に出ていたらしい。フェスハシゴはすげぇな。イナズマロックとミナホ25周年に絡めた煽りが多め。今回観たアーティストの中で一番「25周年」て言ってたんじゃないかな?ちなみに本人たちは24歳らしい。若いなぁ。

楽曲は、エフェクトの効いたギターリフが尖っててベースも歪んでて好きな感じ!ドラムも含め、単純に音量だけの話なのか、振動がめっちゃ響いてくる感じがした。神戸ってのもあって影響受けてるバンドが分かりやすいですね。ギターリフにシンセ被せてる感じとかめっちゃあの双子。

あと歓声が黄色い!!w

メンバーのルックスも奇抜でいいし、楽曲共々虜になる人がこれから増えていきそうである。セトリ不明だが、まだそんなに曲多くないと思うのでサブスクで漁ろう。

 


黒子首

2日目ラストは一択で黒子首!昨年も2日目の出演だったが、米津玄師のライブがあった為黒子首だけ観てお暇したんだよな。そしてそれなのにちょっと間に合わなかったんだよな。笑

今回は規制も心配しながら早めに入場。昨年JANUSで、最近の勢いを見ると今年はBIGCATだと思っていたので、まさかのANIMAで驚いた。しかしその分、昨年より間近でしっかり観ることができた。ドラムの田中そい光さん、前髪だけ金に染めてたから一瞬肌に見えて薄くなってきてんのかと思ったww

そんな田中さんが泣き虫☔️の代わりに歌う "やさしい怪物" から始まり、"かくれん坊" へと繋げる。本当に何というか大人びていて品がある音楽だ。

しかしMCではゆるさが光る。主に田中さんの。笑 田中さんとあげはさんのやりとりが微笑ましい。たまに急に振られて全然喋れてないみとさんも可愛い笑

あと、Twitterで行われたミナホの企画で書いたコメントにて「噴火」の「噴」をりっしんべんの「憤」と間違えているのだが、あげはさんではなく田中さんのせいらしいです笑

これね笑 これもこれでおちゃめ。

7月度の個人的ベストにも挙げた最新曲の "カナヅチ" が聴けてよかったが、更に今月リリースのアルバムから "リップシンク" を演ってくれたのもアツかった。ライブ初披露とのこと。先日MVも公開されましたね。

歌い出しを聴いて最初は厳かなバラードかと思ったが、イントロが始まるとむしろこれまでにないほどのアップテンポに。アルバムやリリースワンマンと併せてしっかり告知していた通り、アニメ「鴨乃橋ロンの禁断推理」のエンディングに起用されている曲だが、同アニメのオープニングであるUNISON SQUARE GARDENの "いけないfool logic" に負けない華やかなアレンジ。とても気に入った。

終盤を "Driver" "Champon" とインディーズ時代の曲で締めたのもよかった。"Driver" かっこいいなぁ。

昨年のリベンジと言うほどでもないが、フルでしっかり観ることができてよかった。アルバム楽しみ!

 

セットリスト

01. やさしい怪物
02. かくれん坊
03. カナヅチ
04. トビウオ愛記
05. リップシンク
06. Driver
07. Champon

 

 

以上!!

初日が22時台までライブ観てたから、この日は相対的にめっちゃ早く終わった感あった。

ミナホ始まる前は、3日間の中でこの2日目はまだ目当てが少なくて平和なんて言ってたのが嘘のよう。笑 結局1日目以上に休みなく走り回った2日目でした!楽しかった!

では(=゚ω゚)ノ