2ヶ月半ぐらい遅いけど2021年のベストディスクやります!笑
楽曲ランキングは1月に毎年恒例として書いたけど、そこで述べていた通り「YouTubeで聴くことが増えてCD単位で聴くことが少し減ったから、アルバム単位で偉そうにランキング付けできるほど聴き込めてない」として、アルバムのランキングはやっていなかった。
でも改めて聴いてたりして、やっぱり語りたいなぁと思ってきてしまったので書くことにした。でも各作品、ランキングつけられるぐらい回数聴き込めてるかというとそうでもないのは事実なので、順位は付けません。
10作選んで、順不同で語っていこうと思う。有名どころばかりですが、興味あったら聴いてみてもらえると嬉しいです。
では早速。
FIZZY POP SYNDROME / 秋山黄色
"サーチライト" が当時気に入った秋山黄色、そこから "アイデンティティ" もいいなと思い購入したメジャーセカンドアルバム。思っていた以上にロックサウンドが激しくてそのままファーストも買った。どの曲もギターリフだったり語感だったりと何かしらフックがあって印象に残る。
LIFE IS TOO LONG / w.o.d.
一曲目 "Hi, hi, hi, there." のベースからして「w.o.d.のアルバムが始まった」感。単発で先行シングルを結構出してきてた上で、"踊る阿呆に見る阿呆" は衝撃受けましたね。一方で "煙たい部屋" みたいな渋い曲もまたらしさが出てる。"あらしのよるに" みたいな曲で締められるようになったのも強い。アルバムの構成がどうとか、細かい事抜きでシンプルに「全曲良い」です。
Editorial / Official髭男dism
前作「Traveler」につづいてまたまた名盤。錚々たる既発タイアップ曲が並ぶ中で新曲もバラエティに富んでいて、かつ各メンバーが書いた曲もあり挑戦的。初手 "Editorial" と "アポトーシス" から音作りに度肝抜かれる。もうほんまに何でもできるバンドだなと感服。ティザー聴いた時から自分は "ペンディング・マシーン" が好きです。
夜にしがみついて、朝で溶かして / クリープハイプ
一曲目の "料理" から、これぞ求めていたクリープハイプって感じ。"なんか出てきちゃってる" やカオナシ曲 "しらす" の狂気も健在だし、一方でリード曲の "ナイトオンザプラネット" は新しいチル感がある。そして単純に曲が多くて満足。既発曲では "ニガツノナミダ" を入れてくれたのも嬉しかったな。
Touch the figure / クレナズム
2021年は自分の中でクレナズムが一気にきた年だった。"積乱雲の下で" がスパッと終わって余韻を残したまま入る "杪夏" の流れ。"杪夏" は本当にいつまでも推させてほしい。夏が来るたびに語らせてほしい。個人的年間マイベスト、MVがある曲に限定してなかったら絶対入れてた。
ニュイ / パスピエ
殆どの曲を先行配信していたにも関わらず、残る初出曲もクオリティが高い。"深海前夜" "青燕" "BLUE" と青でまとめてあるのは意味があるのかな。
似てる曲が一切無くて、一曲一曲シンセの音色も違うしキャラが立っててほんと毎回すごいなと思う。
NEE / NEE
何から何までデビューアルバムのクオリティじゃない。"第一次世界" にしても "九鬼" にしても "ボキは最強" にしても "不革命前夜" にしても、ミックスどうなってんだ。こんな音バンドで聴いた事ない。"全校朝会" で始まり "帰りの会" で締めてるのも、一つの作品として構成が凝られてるなと思う。あと、実質メジャーデビューのきっかけになったであろうバズりにバズった "不革命前夜" の位置が何でもない中盤なのがカッコいい。
年明けに出た "月曜日の歌" も相変わらずのスケール感でかっこよかったですね。これからさらに期待。
夜行秘密 / indigo la End
2019年の年間ベストで1位に「濡れゆく私小説」を選ばせてもらっていたインディゴ、今作も素晴らしかった。どんどん進化してる。先行シングルも含め、夜をテーマに振り幅の大きい曲たちが集まってるのに見事にまとまっている。ラストの "夜の恋は" の終わり方、崩れ落ちるようなテンポのバスドラがまさに作品の終幕って感じでめちゃくちゃかっこいいです。
ていうか川谷絵音どんどん忙しくなってるはずなのになんでここ数作のアルバムの中で一番曲数多いんだよ。化け物だわ。
サイファールーム / あるくとーーふ
再生1秒目から "ダイナマイトタウン" の入りに引き込まれる。"次回予告のその後で" や "トリッキーフューチャー" のポップなイメージを持って聴いたから「あ、こういうアルバムの始め方するバンドなんだ」と衝撃。MVがある曲以外もクオリティが高く、何よりラストナンバー "エピローグからショータイム" の、緩急激しい構成・メロディ・コード進行・リズム全てが底抜けにキャッチーな感じは好きすぎた。
あるくとーーふは今年もっと来る、来ないといけない。みんな聴け。
2000's / anewhite
"ソワレの街で" で一気にハマったanewhite、満を持してのフルアルバムが素晴らしすぎた。"ソフト" "out of the blue" という疾走感のある最初の2曲の流れで一気に引き込まれ、そこからの "チョコレート・ハートレイト" で急に大人びるギャップ。インストトラックも入れていたりして毎度アルバムとしての完成度高いし、既発MV曲も "群像劇はいらない" を抜いて "切言" を入れてるあたり拘りあるんだろうなと思う。
そして何より歌詞のセンスが高すぎる。聞いたことない言葉遊びの数々。表題曲の "2000's" なんか今のanewhiteにしか絶対書けないフレーズ。ついに2000年代生まれが第一線に来る時代が始まってます。
以上!
気持ち、順番が遅いものほどより気に入ってる印象です。anewhiteが1位なのかと言うと断言するわけではないけど。
もう今年に入って次のリリース出してるアーティストも多いな笑
今も変わらずYouTubeメインで聴いてて、あまりアルバム単位では多くを聴けてない。今年もランキングはしないかな〜、代わりに、都度タイムリーにディスクレビュー記事とか書いていけたらいいな。昔は稀に書いてたけど最近全然書いてなかった。また、そのうち。
さていよいよ2021年度が終わる。4月からはもう社会人5年目…このブログも程なくして5年目に突入です。思ったより続いてる。これからもよろしくお願いします。
では(=゚ω゚)ノ