今年も遅ればせながら年間ベストディスクを語る会をやりたいと思います!
と言っても昨年同様、ランキングを付けられるほど盤として聴き込めていないので順不同で10枚選びました。今になって思う、名盤ランキングまでベスト20決めてた自分どんだけ暇だったんだろう←
では早速。リリース順に!
JUMP ROPE FREAKS / ズーカラデル (1/19リリース)
前年2021年の年間ベストで1位に選んだ "シーラカンス" を含むメジャー1stフルアルバム。明るい曲もミドルな曲も味がある中で散々楽しませてくれた末に、同名であるラストナンバー "ジャンプロープフリークス" で『何か始まる気がする』と歌ってアルバムを締めるのがとても良い。
また、2022年はそんなズーカラデルのライブを初めて観られた。2つのツアーに行ったが、彼らが過去のアルバム曲も平気でセトリに入れてくるバンドだと分かったので、今作の楽曲も今後も生で聴けそうというワクワクが抱ける。
3月の新譜も予約済み。今年もツアー行きたいな。
Actor / 緑黄色社会 (1/26リリース)
タイアップもりもりの強力な既発曲たちに加えてアルバム曲も曲数が多くバラエティ豊かでとてもよかった。やはりメンバー全員書けるのは強いなと。"S.T.U.D" は東京事変感が強すぎて一発で真吾くん曲だと分かったよ笑
このアルバムのツアー、日程の合う公演が無くて行けなかったんだよな… "Landscape" はまだどこかで演ってくれるだろうか…
年明けに出たアルバムだったが、この勢いは衰えないどころか増し続けた。まさか年内に武道館と紅白まで達成してしまうとはな…そして既に5月に次のアルバムとツアーも発表されている。楽しみである。
解放のヒント / PELICAN FANCLUB (3/2リリース)
PELICAN FANCLUB、16曲入り大ボリュームのメジャー1stフルアルバム。ツアーでも1曲目だった、バンドサウンドに囚われなさすぎる "儀式東京" で『儀式を始める』と吠えてからの "新世解" への流れが秀逸。アルバムやライブを『儀式』と表現するのは初めて聴いた。
数々のアニメタイアップを掴んでいる楽曲達に加え、アルバム曲も本当にクオリティが高い。"透明願望" だけは頼むから今からでも何かの主題歌になって。
まさかのエンドウアンリのソロプロジェクトになってしまったPELICAN FANCLUB。しかしこの作品を見るにこれからも楽しみである。むしろよりバンドサウンドにこだわりがなくなって楽曲の幅が広がるのではないかと思う。おいこらソニー絶対切るんじゃねぇぞ。
フレデリズム3 / フレデリック (3/30リリース)
健司さんのピンボーカルも板についてきたフレデリック、原点回帰のようでしっかり進化し続けていることが分かる1枚。"ジャンキー" や "YONA YONA DANCE" のようなフレデリック全開の曲から始まるもののそこから色んな世界が広がっていく。康司さんボーカル曲 "YOU RAY" もただサイケなだけでなく今のフレデリックになってる感じというか。
既発曲も皆良かったし、シンプルに「いろんな曲が聴けて嬉しい」アルバムだった。
TREASURE / wienners (7/20リリース)
Wiennersも2022年複数回観る機会があった。コロナ禍における音楽への愛を歌って初の100万台再生を叩き出した "GOD SAVE THE MUSIC" を始め、"FACTION" "SHINOBI TOP SECRET" などのタイアップ効果で他の曲も順々に伸びを見せるようになってきていて嬉しい。"SOLAR KIDS" はこれからもアンセムになるだろうなぁと。
サエさん曲もポップで良いね。"日本中 I WANT YOU" はアイドルソングのような可愛らしさだし、"Magic Bullet Music" がボーナストラックとしてサエさんボーカルバージョンが入っているのも面白い。
全曲楽しい中にも前作「BURST POP ISLAND」と比べて振り幅も大きくなっており、本当に楽しい1枚。また名前の通りのお宝感を表現した初回盤のパッケージングも良かった。
ReLOVE & RePEACE / 高橋優 (10/5リリース)
1曲目、10月度のお気に入りソングにも挙げた "あいのうた" の入り方でもう問題作確定。不穏なアコギのカッティングから始まり、『'窒息しても構いませんのでマスクをして下さい' '感染しても構いませんのでマスクおとり下さい'』なんてメジャーの世界でこんなこと歌えるの高橋優しかいない。
オープニングは重いが、そこから "STAND BY ME!!!!" で底抜けに頭悪くなり、相変わらず幅広く歌詞の個性的な曲が続く。"沈黙の合図" が面白くて好きです。真面目そうな曲名からは想像も付かんほどのネタ曲。
二胡の音が印象的な "氷の世界" のように神秘的な曲も良いね。サウンドもどんどん進化している。
やっぱり高橋優は好きだなぁ。ツアー後半戦、4月に広島来るから行きたいですね。
Harvest / 04 Limited Sazabys (10/12リリース)
トレーラーで1曲目 "Every" の入りを聴いてもう好きだった。フォーリミって何気にずっと変な進化をせずずっと同じ音楽をやってずっと人気だと思うんよな。それを実感した1枚。全曲いつも通り。"Finder" とかやっぱりどストライクですね。未だにこんな露骨な裏打ち曲も残してくれるバンド少なくなってきてるから。後はやっぱり前年どハマりしていた "fade" のパッケージ化も嬉しい。
また、フィジカル盤にだけボーナストラックをつけたり通常盤を1000円にしたりと、サブスクが主流になった時代でもCDを売ろうとしている気持ちが伝わる取り組みがとても良い。このアルバムはちょっとしっかり生で浴びたいなと思ったので来月ツアー行ってきます!
ペンシルロケット / 黒子首 (10/26リリース)
メジャーデビューを果たした黒子首のフルアルバム。彼女達のことはメジャーデビュー前後辺りからしか知らなかったので、ハマってから旧譜を聴くと今作のアレンジの多様さがより感じられた。
そんなメジャーで活動していく決意を歌ったような "クールに戦え" から始まり、ポップネスも磨きつつ "青鬼ごっこ" や "怒り" のようなトゲのある楽曲に、"おぼえたて" のような優しい曲まで表現しこなすあげはさんの歌声が素敵。
"かくれん坊" を8月度お気に入りソングに挙げた時に書いたように、気品のある懐かしさが良すぎる。可愛さも美しさもカッコよさも纏う黒子首は今年さらに来る。来い。
HAKKOU / SAKANAMON (10/26リリース)
コラボ曲やカバー曲などいつにも増して個性的な楽曲が並ぶが、どれもしっかりSAKANAMON。また、僅か十数秒のフラッシュのみのオープニングトラックに始まり、ラストを飾る "ふれあい" もワンフレーズの弾き語りトラックを序盤にぽつりと入れたりと、構成の凝りようも伺えて完成度の高いフルアルバムだなと思う。ツアーでの映像演出も相まってあらゆるクオリティが高かったと感じた1枚。
The End of Yesterday / ELLEGARDEN (12/21リリース)
「ELLEGARDENのニューアルバム」というパワーワード。その事実でもう優勝。全世代へのクリスマスプレゼント。
サウンドがしっかり大人になっているんだけどしっかりエルレ。そしてハイエイタスやMONOEYESの時も思うけど細美さんの英語詞って使ってる単語がカッコいいんだよな…頭良い人のワードチョイスなんだよな…
全曲当たり前に良いんだけど、ラスト "Goodbye Los Angeles" で鳥肌すごいことになる。サビの最後にアルバム名回収するところが本当に細美さん。
歌詞についてる対訳を照らし合わせて読みながら聴く感じがとても懐かしかった。やはりエルレは思い出のバンドだ。サブスクも解禁されたけどやっぱり皆CD買って。対訳読みながら聴いて。
以上!
2022年も色んな作品に会えたな。やっぱりいつまでもCD媒体を買い続けて行きたいと思う。あとこうして見ると10月リリース作品が多いな。10枚中4枚。ライブも行きまくってたしこの時期はほんと充実してたな。
というかやっぱり全体的に充実してたな、2022年。ライブも少しずつ収容人数だったり声出しのガイドラインだったりが緩和されていって、コロナ禍の終わりに向けて歩んでいく様子をずっと肌で感じられた一年だった。いよいよ声出しも全面的に解禁されたし、元通りの世界が目の前に来てますね。長い3年間だった。今年も楽しんでいきましょう!
さぁ今日もこの後関ジャム!今回挙げた10組や先日の記事で挙げたアーティスト達が入っていると嬉しいな。楽しみに待ちましょう。
では(=゚ω゚)ノ