たなさと

バンドを語りたい、ただそれだけ。CDレビューやライブレポなどもするので一応ネタバレ注意

無力なわけがないindigo la Endワンマン

ゴールデンウィーク一発目!indigo la Endのワンマンに行ってきました!

f:id:tana-boon:20220502115043j:image

f:id:tana-boon:20220502115055j:image

ホールツアーの大阪公演。アルバムのリリースツアーとかでもないためセットリストに予想がつかない楽しみもあって、ゴールデンウィークの関西帰省に合わせて行く気満々だった。

と言っても、このご時世どうなるか分からないのでチケット確保は様子見していた。実際、直前の北海道公演がGt. カーティスさんのコロナ感染により延期になっていたし。大阪公演も危ぶまれていたが、体調も問題なく自宅待機も解除されたと言う事で開催がアナウンスされたため、チケットを取った次第。そんなわけで、この大阪公演がファイナルの予定だったが、北海道公演の延期により実質セミファイナルになっている。

会場はフェスティバルホール大晦日のCONNEXION以来だから、割と短いスパンでお邪魔することになった。実はこの日、昼から学生時代の友人と梅田でランチしていて、解散後そのまま直接歩いてきた。大晦日にJANUSと往復したりしてたから何となく心斎橋エリアのイメージを持ってたけど、梅田からの方が近いね。

チケット確保が遅かったので座席は期待してなかったが、2階席の最前列真ん中という非常に見晴らしの良い当たり席を引いた。最前列は転落防止のためか立ち上がっての鑑賞禁止との事だったので、大人しく座って観ることにした。

まぁ実際の公演中立ってる奴いっぱいいたが。別に2階席なら座ってても観えるだろ。ましてやインディゴみたいな音楽なら。

 

定刻から数分押して開演。ステージの袖から出てくるのかと思いきや、中央奥の幕の裏から全員出てきて拍手が上がる。メンバー4人と、キーボードandコーラスサポートのえつこさんささみおさんコンビという安定の6人体制。

注目の1曲目は "悲しくなる前に"。人気の高いシングル曲だから納得と言えば納得だが、とは言えもう7年前の曲だから意外と言えば意外。

2曲目に "想いきり" が来た時はマジでこの曲お気に入りなんだなと思った。インディゴのワンマンは2019年2021年以来3回目だが、毎回聴いている。2019年の時も2曲目だったし、2021年はコロナ対策の人数制限の為に二部制開催になって一階の公演の時間が短くなって演れる曲数が少ないにも関わらず入れていた。多分絵音相当好き。

相変わらずインディゴは曲と曲の間の繋ぎが美しい。誰かが機材チェンジしている間も他の音が絶えない。そしてセッションで何の曲が来るのかワクワクさせつつ、いざ始まったらイントロに特徴があるから一発で「あの曲だ」と分かる。

その流れに魅了されつつ聴いたのが "不思議なまんま" "砂に紛れて" というアルバム曲。この2曲が続いた時点で、「あぁもう今日は何の曲演ってもおかしくないな」と楽しみが増していった。"不思議なまんま" は前作「夜光秘密」の収録曲であるが去年のツアーで演っていなかったので、今回聴けて嬉しい。

絵音がアコギに持ち替えて始まった "藍色好きさ" も過去曲の中では定番だな。今更ながら「この曲アコギだっけ?」と思ったが、MV観たらしっかりアコギでした。

2階席という位置で聴いているからというのもあったのか、アコギのカッティングの音がよく聴こえた気がした。

その後Ba. 後鳥さんがベースをぼきゅぼきゅに鳴らし、何が始まるのかと思えばそのままベースイントロから始まる "愛の逆流"。これはアガった。

2016年「藍色ミュージック」のリード曲。不倫やら何やらで一躍有名になってしまってどうしても楽曲以外の面が話題になりがちだった一方で、どんどん才能が覚醒していった時期だと思っている。サビのメロディもめちゃくちゃ綺麗だし、個人的には大好き。

からの "実験前" でもう目ん玉ひん剥きましたね。Dr. 栄太郎さんがリムを徐々に強く叩き始めて何が起こるのかと思ったらあのイントロ。後鳥さんのベースがあまり聴き取れなかったのが心残り。

実験前

実験前

アウトロも音源より少し延ばして全員暴れ狂ってたな。1階席の観客も棒立ちになって爆音を浴びていた。

そんだけ暴れ倒した後で "フラれてみたんだよ" とかいう極上のバラード投下してきた時はちょっと笑った笑 ギャップよ。

 

ここで初めてMC。と言ってもえつこさんがキーボードを弾いて繋げながら絵音が喋る、MCというかどちらかと言えば曲振りか。「Helpless」というツアータイトルについて。「無力な」「どうしようもない」という後ろ向きな意味の単語だが、「その無力さの先にある希望を見つけたい」とタイトルに込めた想いを吐いた。その上で「2017〜2018年頃にどん底を見ていた時、この曲を書けた事で希望が見えた」という、当時のアルバム「PALSATE」の1曲目 "蒼糸" を。

この曲もこれまで観てきた2回のライブでも欠かさず演っている。それだけ思い入れが強いんだろうなと。

ここから "通り恋" "チューリップ" とバラードを続け、新曲 "邦画"、絵音がピンボーカルで歌いながら観客と一緒に手を振る "ラッパーの涙"、サビのファルセットとダークな伴奏が映える "たまゆら" と、中盤らしさのある大人しめパートが続いた。

 

あの…すみません…ここのパート若干の頭痛を伴う眠気に襲われてあんまり記憶がありません…恐らく冒頭で書いた昼のお酒のせいかと。大した量は飲んでなかったのだが、昼から飲む事があまりないから身体がついていかなかったのかな。。。この後目も覚めて回復したが、ライブハウスのドリンクで一杯、とかならともかく、ライブ前にしっかりめの飲酒を伴う食事はやめようと思いました…

 

バラードパートが終わり、インディゴには珍しいぐらいの裏打ちサビが底抜けに明るい "夜明けの街でサヨナラを" で一気に盛り上げる。メジャーデビュー当時、「あの街レコード」で一発目にこの曲を聴いて「インディゴもこんな曲あるんだ!」と一気に気に入った大学3年の春を覚えている。

その後絵音が後鳥さんを指差し「後鳥さんのベースが火を吹きます!」と前振り。ベースソロが来るのか!?と思ったが、ベースイントロがイカす "花をひとつかみ"。これも嬉しかった。ベースソロを期待するワクワクを越えてくる選曲。

花をひとつかみ

花をひとつかみ

続く "夏夜のマジック" では、最後に各楽器がロングトーンで音を伸ばした先で、絵音の合図でスパッと切る、という曲締め。そこで、絵音の腕を下ろす合図が野球のピッチャーの投げる動作みたいだった、というところからがっつり喋るMCが始まった。「サウスポーの投手みたいだったな」という絵音の小ボケがメンバーに全く伝わってないどころか、言い直しと説明を要求されててどんどん滑り散らかしてた笑

MCは「Helpless」に因んで、「自分が無力だなと感じた事」というお題でトーク。栄太郎さん「ホテルの空調が寒いが自分では設定を変えられない」、後鳥さん「キャンプのポールが縮まなくなって車に乗せる為に壊した」、ささみおさん「ホテルの部屋の芳香剤がキツかった」、えつこさん「3泊4日の遠征で家に財布を忘れた」、絵音「ファミマでカフェイン抜きコーヒーを頼みたかったが外国人の店員に通じなかったしそもそもカフェイン抜きコーヒーを売ってるのはローソンだった」など、どれも面白かったが、やっぱりティスさんの「訳あって10日ほど自宅に…」から始まったコロナトークがぶっちぎりで面白かった笑 でもほんと、大した事無くてよかったです。

既に結構な曲数演ってきたが、ここからまたラストスパートが始まるのかな?と思ったが、MCを挟んだ後はラスト一曲。

「暗いバンドだけどこんな音楽に救われたと言ってくれる人がいて、これからも無力の先に希望を届けられるような音楽を続けていけたら」と綴り、「明るい方なんだけど」と前置いた新曲 "春は溶けて" で締めた。

 

アンコールはまず病み上がりティスさんのグッズ紹介から。コロナ絡みのティス絵音コンビの掛け合いが毎度面白かった笑

Tシャツ紹介では「保険が適用できなくて、PCR検査に35000円かかった」と言う話から「Tシャツ3500円なので10枚売れたら回収できます」って言って絵音に「なんで全部長田さんに入る話になってんだよ」ってツッコまれたり、巾着紹介での

絵「長田さん何入れるの?普段何持ち歩いてるの?」
テ「バッテリーとか、…アルコールスプレー…とかも…持ってたんですけどねぇ…」
絵「アルコール意味ないみたいに言うのやめなよ!使うに越した事ないから!」

のやりとりとか声上げて笑いそうになった。でもほんと、感染した人が皆こうやって後から笑い話にできるような世の中に早くなればいいな。

あとタオルは今治タオルらしく、先日のレベル27とOKOJOのツーマンで2組が話してた内容を思い出した。最近はグッズでもクオリティ重視で今治タオルが増えてるのかな?

 

アンコールはメジャー初期曲の "ダビングシーン" と "瞳に映らない"。今ツアーの過去公演のセトリを見ているとアンコールはこの2曲のどちらかしか演っていないようで、もしかするとファイナル(の予定)だったから曲数増やしてくれたのかなと。ほくほく。

そして一番最後は、「今もこの曲の歌詞に救われる」と絵音が自負した "幸せが溢れたら"。もう本当に何の曲が来るか予想つかなかったので、最初6/8拍子のカウントから歌い出しに入った瞬間に全身の鳥肌が立った。ちょっと泣きそうになった。

もう8年前の曲になるが、年月を経て未だに本人も見返して救われたり、言わずもがなリスナーもそんな過去の曲に変わらず心を動かされる。音楽の力ってすごいね。いいですね。

 

終演後、アルバム「夜光秘密」の購入でステッカーの特典があると言う事で、2種類ある初回限定盤のうち持っていなかった方を購入。

f:id:tana-boon:20220502192148j:image

ステッカーは収録曲の歌詞。"夜風とハヤブサ" と "たまゆら" と "左恋" だった。これもしかしてランダムかな?またDVD観よー。

グッズの方は我慢した。というかグッズを我慢していたからCD買った。それに、終演後は割と売り切れていたな。さすがです。

 

以上!

今回のライブは、2階席から観たのもあって演奏面は正直ほとんど注視できなかった。でもその分、ライブ全体を、各楽曲を、芸術作品として全身でしっかり受け取る事ができたんじゃないかなと思う(頭痛に見舞われていた時もあったが)。また一方で、2階席から観たからこそ照明の演出もしっかり味わう事ができたかなと思う。ステージの後ろにあった、色んなサイズの三角柱型の照明、綺麗だったな。

特定のアルバム作品にフィーチャーせず、どの時代から披露しても名曲揃い。改めて素晴らしいバンドだなと思いました。ゴールデンウィークライブ一発目、あと個人的には28歳最後のライブ。観に行けてよかったです。

では(=゚ω゚)ノ

 

indigo la End ONEMAN TOUR 2022 「Helpless」

5/1 大阪フェスティバルホール

セットリスト

01. 悲しくなる前に
02. 想いきり
03. 不思議なまんま
04. 砂に紛れて
05. 藍色好きさ
06. 愛の逆流
07. 実験前
08. フラれてみたんだよ
09. 蒼糸
10. 通り恋
11. チューリップ
12. 邦画
13. ラッパーの涙
14. たまゆら
15. 夜明けの街でサヨナラを
16. 花をひとつかみ
17. 夏夜のマジック
18. 春は溶けて

en1. ダビングシーン
en2. 瞳に映らない
en3. 幸せが溢れたら

2022年4月超個人的ベスト楽曲10選

毎月恒例のやつ!初めて当月中に更新!

今月はあまりマイナーなところまではディグれてない。4月は前半から半ばにかけてめっちゃライブ行ってたし、あとゴールデンカムイ読み漁ってたのもあってあまり新しい出会いはなかった笑 とは言え気に入った曲はきちんとあるので今月も挙げていきます。数百万超えのMVを擁する有名アーティストばかりですが何卒。

アーティスト名の五十音順に載せていきましょ。

 

 

ミックスナッツ / Official髭男dism

アニメ観てます。面白い。アニメのティザーでサビ聴いた時から久々にぶっ飛んだアップテンポで心掴まれてた。それが頭から聴いたらベース始まりやし、そのままなんか全編通してベースうるさくて好き。笑

『幸せのテンプレートの上』とか『この真実だけでもう 胃がもたれていく』っていうフレーズがなんか髭男らしさあるなって。また、スパファミの世界観にもしっかりマッチしててさすが。

 

 

KOKORO-DOROBOW / Suspended 4th

KOKORO-DOROBOW

KOKORO-DOROBOW

  • Suspended 4th
  • ロック
  • ¥204

シングル「KARMA」のカップリング曲。イントロから打ち抜かれた。カップリング曲とは言ったが、昔からある曲の再録らしい。やりたい放題な曲の構成も中世ヨーロッパとか出てくる歌詞の世界観もカッコ良すぎる。

昨年の "ブレイクアウト・ジャンキーブルースメン" からどんどんサスフォーにハマり始めている。

 

恋のジャーナル / THE 2

いや怖いて

山口一郎のプロデュースにより見事に楽曲にサカナクション感が出ている。童貞感や情けなさ全開の歌詞はサラバーズ時代を思い出さなくもない。

あと個人的にはex.赤い公園の歌川さんが再び叩く姿を観られて嬉しい。

 

 

Wonderism / HOWL BE QUIET

アップテンポなハウルの真骨頂。"MONSTER WORLD" のキャッチーさやキラキラ感と "ライブオアライブ" のスケール感を合わせた様な壮大な一曲。

連呼する歌詞もキャッチーだし歌詞の口調やメロディが竹縄節全開です。

 

 

ピース / FINLANDS

ピース

ピース

  • FINLANDS
  • ワールド
  • ¥255

主題歌を担当しているドラマのティザーで聴いた時にこれはっとなった。王道。メロディも伴奏もカッコいい。改めて、FINLANDSは1人でもバンドなんだよなと。

 

透明願望 / PELICAN FANCLUB

透明願望

透明願望

  • PELICAN FANCLUB
  • ロック
  • ¥255

3月リリースだけど、フルアルバム「解放のヒント」から一番好きになった曲を。ペリカンのドリームポップな一面とアニソンバンドとしての一面のいいとこ取りした様な高純度の王道チューン。『試験管で混ぜ合わせてみたい』『極性なんてどうでもいい』といった科学的なフレーズも好みに刺さる。マジで今からでも何かのタイアップ付くかMV作られるかしないかな…

 

 

味見 / MONO NO AWARE

味見

味見

  • MONO NO AWARE
  • インディー・ロック
  • ¥255

捻くれた音程のメロディやサイケなイントロ、センスのある言葉選び、「やーいゆやーいゆやー」、結構色んな要素が詰め込まれてるんやけど散らかってるわけではなくて全部MONO NO AWAREらしさで、個性が炸裂してる感じ。MONO NO AWAREは昨年の「行列のできる方舟」も結構よかったので一回観てみたい。どっかのタイミングで沼に落ちそう。

 

 

アミュレット / ユアネス

リードギターが美しすぎる。疾走感も鬼気迫る感じもあって好き。ユアネスはアニメーションMVで楽曲を届けるスタイルが定着しましたね。

ユアネス地味に去年観ててよかったからこの曲きっかけにもっと聴いてみたくなるな。

 

 

kaleido proud fiesta / UNISON SQUARE GARDEN

タイトルからもうユニゾン。はじめ聴いた時は「あーユニゾンやなぁ」って感じの印象だったんだが、聴けば聴くほど「はぁー!ユニゾンやなぁ!!」ってなる(語彙力)

 

 

ライフ・イズ・ビューティフォー / ReoNa

絶望系シンガーを掲げるReoNaにしてはキラキラしたテイストだが、『今日もよく頑張ってしまったよ』『何も手に入らなくてもいいの』『生きてりゃいいのよ』という励まし方が彼女らしい。メロディもよくて元気が出るお歌である。

あと犬が可愛い。とても可愛い。

 

 

以上!

現在、3年ぶりのゴールデンウィーク帰省してます。ライブも色々行く予定なので久々に楽しみな連休だ。またレポ上げます〜。

では(=゚ω゚)ノ

cinema staff presents. OOPARTS 2022 Day1!

岐阜県初ライブ!!つか下手したら人生初岐阜!!cinema staff presents、 OOPARTS 2022 参戦してきました!!

f:id:tana-boon:20220417003140j:image

cinema staffが結成の地・岐阜県にて毎年開催している2日間のフェス形式イベント。毎年、若手からベテランまでなかなか豪華なメンツが集まるイベントであり注目はしていたが、なんせ岐阜県。そして何よりcinema staffをほとんど知らない。笑

f:id:tana-boon:20220419081534j:image

しかし非常にメンツが豪華すぎる事、タイムテーブル的にお目当てをうまく観て回れる事、前日に関西方面へ行く用事を入れられた事、岐阜に学生時代の知人がいる事などから一気に参戦を決意した。

前日、レベル27とOKOJOのツーマン後に大阪に滞在し、朝から岐阜へ移動。鈍行で3時間。我ながら結構頭おかしい旅程である。12:20頃に岐阜駅に到着、昼食も取らずスーツケースも預けず直行。リストバンドを交換し、12:40からの出番がギリギリ始まっていたAge Factoryのいるステージへと急いだ。

 

 

Age Factory

エイジを観るのは2019年のPARASITE DEJAVU以来か。サポートギターが入って4人体制になっていた。

cinema staff呼んでくれてありがとう、奈良age factoryです」と、挨拶と自己紹介にしっかり奈良を入れてくれるのが流石。

"Dance all night my friends" "HIGH WAY BEACH" "Everynight" など前作の楽曲も押さえながら、"Feel like shit today" や "First day song" など新曲もしっかり披露。コラボ曲である "Light off" もエイスケくんが1人で歌いきっていたな。

最後、終わったと思ったら「テンション上がりすぎて一曲飛ばしてたわ笑」って言ってたの笑った。飛ばしたと言う "Merry go round" を最後に演って終了。相変わらずエモかった。

エイジと言えば "CLOSE EYE" "WORLD IS MINE" "GOLD" と言った攻撃的なアンセムも魅力だが、その辺の曲が全くなかった。純粋な歌モノバンドとしてどんどん進化を遂げている。自身のツアーのキャパも着実に大きくなっており、オーラルに次ぐ奈良の誇りになってくれたらと思う。

2月に出たフルアルバム「Pure Blue」を聴けていなかったため、新しめの曲がほとんど分からなかったのが心残り。とは言え久々に観られてよかった。またしっかり聴こう。

セトリは厳密には分かりません。

 

 

Wienners

は、出演キャンセルとなった。。。

関係者に新型コロナの濃厚接触者が出たとのことで、大事を取ってキャンセル。地味にWienners、結構観る機会逃してるんだよな…

しかし、当日ツイッターにOOPARTSに宛てた動画をアップしていた。

自分たちの "GOD SAVE THE MUSIC" にcinema staffの "HYPER CHANT" をサンプリング。このスピード感で制作するのが流石です。

またの機会に必ず!!

 

 

KEYTALK

Wiennersを観る予定だった時間帯に一旦抜けて昼食を取り、岐阜駅のコインロッカーに諸々荷物を預け、身軽な格好で参戦。KEYTALKもコロナ禍初かな?久しぶりに観る。

"BUBBLE-GUM MAGIC" から軽快に始まったと思ったらいきなり "DROP2" とかいうアルバム曲。最近は小規模なイベントにも出演するようになり、かつ過去のアルバム曲とかをフェスでも平気で入れてくるようになった印象だったが、この日もそんな感じ。終盤の "a picture book" なんかはイントロの電子音が鳴り出した瞬間にフロアから悲鳴のような歓声が漏れ出ていた。

MV曲も、"もういっちょ" からの "MABOROSHI SUMMER" と新旧の振り幅が異常。あと義勝側で観てたからか、ベースがズンズンとよく聴こえた気がした。

"MONSTER DANCE" では2サビ後に一旦曲を止めたと思ったら巨匠が「あ〜…cinema staffの曲演りたくなってきた〜…」と呟き拍手が巻き起こる。後で調べて曲名は把握したのだが、cinema staffの "AMK HOLLIC" をワンコーラスカバー。これは予習不足が悔やまれる…!! "MONSTER DANCE" の大サビに戻った時にその分全力で踊った笑

さらにその後、cinema staffのDr. クノヨウヘイさんが登場。八木氏に代わってドラムを叩き、 "ストラクチャー" をコラボ。ファンの間では「クノラクチャー」として対バンでは定番のようだ。八木氏はダンサーになってた笑

序盤のMCで武正が「2年連続、もう常連かな、来年もよろしく!」と言っていたが、それに対してクノさんが「来年も出てくれる?」と直々オファー。これは本当に来年も出演決定かも知れない。

ファンに嬉しい選曲に加えて、cinema staff愛にも溢れた良いライブだった。

 

セットリスト

01. BUBBLE-GUM MAGIC
02. DROP2
03. もういっちょ
04. MABOROSHI SUMMER
05. a picture book
06. MONSTER DANCE (途中でAMK HOLLIC)
07. ストラクチャー
08. 夕映えの街、今

 

 

GEZAN

正直に言うと、時間が空いてるからどうせなら観よう、程度のものだった。名前と真っ赤な風貌は知っているが、曲を聴いたことは全くない。でもなんかヤバいバンドなのは知っていたので、この機会に観てみたという感じ。

結果、ヤバかった。リハからヤバかった。「ガラスが1,2枚割れるぐらいの爆音でいきます」という宣言通りの、狂気に満ちた爆音。圧倒された。勝手に身体がノる。ベースの人が吹いてたどデカい笛みたいな楽器何なんだ…

もちろんセトリなんて分かりませんが、曲なんて覚えなくていいから予習もクソもなくただただ何度も生で浴びたい音楽だと思った。脳内麻薬ってこの事だよ。

 

 

雨模様のソラリス

OOPARTSのステージ割は1階のメインアリーナに2つ設置されたBLUE STAGEとGREEN STAGE、そしてもう一つが2階のホールを利用したKOGANE STAGEの3つ。その中で、この日唯一KOGANE STAGEで観たのがこの雨ソラ。正直この日一番の目当てだったかも知れない。

事前にツイッターで披露すると宣言していたcinema staffの "OCEAN" のカバーを初っ端から。最前列のオタク達はなんで踊れるんや…?もしかしてこの日だけのためのカバーじゃなくて前々から演ってたのか?

去年のお盆に雨ソラと出会ったきっかけの曲である "Forever and Ever" も序盤から演ってくれた。

いややっぱこのイントロはワクワクするよ。どの曲もバンドサウンド強めでカッコいい。"届かない星でいて。" 聴けたの嬉しかった。サビのメロディがエモい。

終盤に演った "泡に溶けた" は爽やかでこれからの暑い時期によく合う。一緒に腕を振りながら観させてもらった。

何気に昨年のOOPARTSも出ていたらしい。2年連続で出演できた事を喜んでいた。「しかも去年より観てくれてる人多いよね!!」とメンバー同士ではしゃぐ様子が微笑ましい。

正直曲名を全部覚えられるぐらいまでには聴き込めていなかったのだが、ここからもっと履修していこうと思う。まだまだ曲少ないしな。

 

セットリスト

01. OCEAN
02. Forever and Ever
03. ザ・ワールドイズマイン
04. 届かない星でいて。
05. Miss umbrella
06. 泡に溶けた
07. Voyager

 

 

04 Limited Sazabys

リハから "knife" "Milestone" をフルで披露してしっかりアリーナを温めていたフォーリミも、観るのはエイジと同じでパラデジャ以来。

「この曲知ってる奴どんだけいんのーーー!!」と初手 "monolith" をぶっ込んでくる。歌い出しの『きっと間違えられないな 揺ら揺らいだこの感触を』のところの歌詞替えは今回はなかった。最近はしてないのかな?歓声が上がりがちだからコロナ禍になってから封印してるとかかな。

そこからも "fade" 'fiction" "escape" と立て続けに爆速チューンを連発。2曲目で "fade" が来て私はもう飛びました。ぶっちゃけこれ聴きたくて今回来たところある。

GENさん、MCで自分たちの前のタイムテーブルの並びに触れ「Hawaiian6、GEZAN、envyの後とかパワハラかな?」と、ふざけてるようで自分たちも全力でイベントを楽しんでいる様子が伝わってくる。一方で、cinema staffがこの岐阜に帰ってきて、この場所でやる事に意味があると、改めてイベントそのものを賞賛。

中盤のパートも "message" で再び着火したと思ったら "My HERO" "Kitchen" "midnight cruising" と強すぎる選曲。マジでキラーチューンしかない。でもやっぱり一番アガったのは "Feel"。イントロからサビのメロディまでずっと好き。家に篭りがちで鬱屈なご時世が続く中で、「布団の中でYouTubeばっかり見てて気づけば1時間が経ってて、俺の本体こっち(携帯)なんじゃないかと思ってしまう時もある」と語り、「生きてることを実感したい、感じたい」と前振りしてからの "Feel" のタイトルコールはマジで飛び上がりそうになった。よく声我慢した。

Feel

Feel

この曲キー高すぎるからサビ全然音程安定してなかったけどな…笑

そして最後はお決まり、"Squall" からの「時間が余った」と称して "Remember"。最後の1秒まで楽しかった。

コロナ禍初で観たフォーリミ、ダイブもサークルモッシュも無くても余裕で楽しいじゃないかと。いや俺は元からやらんけど。キャッチーな良メロ、ツービートや裏打ちのノれるリズム、口達者なMC、フォーリミの音楽は暴れなくても楽しめる。

 

セットリスト

01. monolith
02. fade
03. fiction
04. escape
05. message
06. My HERO
07. Kitchen
08. midnight cruising
09. Feel
10. Squall
11. Remember

 

 

雨模様のソラリス 特典会

フォーリミが終わるや否や向かったのは再びKOGANE STAGE。雨模様のソラリスの物販へ。既にチェキ会の列にずらりと並ぶおじさんたちを見ながらグッズを眺めた。

チェキ券が1枚1000円、1枚で撮影、2枚なら日付とサインも入れてもらえるとのことで、せっかくなら日付ぐらいは欲しいなと思い2枚購入を決意。金額が2000円を超えるように、タオルとブロマイドを購入。

しかしここで間違いに気づいた。購入金額1000円毎にチェキ券1枚かと思ってたが、グッズとは別でチェキ券そのものが1枚1000円だった。笑 今まで特典会に参加してきたグループがそのスタイルだったから思い込んでしまっていた… 親切な事にスタッフさんがタオルとブロマイドのキャンセルを申し出てくれたが、次いつ観られるか分からないし初期投資だと思ってそのまま追加でチェキ券2枚買った。計4000円以上飛んだ。笑

チェキ券はメンバーを指定できた。誰でもよかったんだが、ライブで一番活発に見えた&感想ツイートに一番最初にいいねをくれた、緑色担当たべる子さんを指名。

f:id:tana-boon:20220418235157j:image

どうも一番人気の子だったぽい。笑 列がなかなか進まなかった。

そしてご対面。活動2年目という事で、やっぱりこの規模のグループだとスタッフさんもオタクを認知しているのか、「初めての人!」と添えて本人のところに連れてきてくれた。俺この時フォーリミのTシャツ着てたから、ドルオタと言うよりはただのバンドファンである事は自明だっただろう。

特にポーズも思いつかないし、最初なのでOOPARTSのフライヤーを掲げて1枚。

f:id:tana-boon:20220420233704j:image

撮影後のトークタイムも長かった。今までのどの特典会よりも長く話せた。Ivy to Fraudulent Gameが好きらしい事、Wienners観たかったけど代打のLITEも良かった事など普通にバンドの話が出来て楽しかった。あと "OCEAN" のカバーはこの日初めて演ったそうです。なのに最前の人たち一緒に踊れててすごいなと思ったって言ったら「オタクはすごいんだよー!」て言われてわろたよ。

時間が長かったのもそうだが、何より驚いたのが名前を伝えると手の甲にメモしてくれた事。覚えようとしているのか…?次いつ来るかも分からないのに。本当に駆け出しのグループなんだなという感じがした。応援したい。また来よう。広島にも来てくれ。

グッズはこんな感じ。タオルとブロマイド。

f:id:tana-boon:20220420235037j:image

f:id:tana-boon:20220420235323j:image

5人組のグループで1セット4枚ってずるいねぇ!← たべる子さんが青色担当の東条さんだったら、チェキと合わせて5人揃ったんだがな。またの機会に。

ライブに加えて、特典会も大満足の雨模様のソラリスでした。推しが増えました。普通に曲がかっこいいので皆さん聴いてください。

どのバンドのライブレポより長くない?

 

 

cinema staff

雨ソラの特典会で思ったより時間がかかって間に合わんと思ったけど、リハで押していたのか、4,5分遅れてアリーナに戻ってきたけどちょうど始まったところだった。

まぁ冒頭で書いた通りほとんど知らない。こんなに名前はずっと見かけてきたのに全然聴いてこなかった。なのに、全然曲わからんのに全部カッコよかった。もっと難解すぎる変拍子バンドってイメージだったんだが、ストレートに響いてくる曲も多数。

フォロワーさんからおすすめされて予習していた "白い砂漠のマーチ" のイントロが鳴った時は、声を出せずとも拳を挙げまくって観客が沸く様子が感じ取れた。自分も覚えてる曲が来て嬉しかった。

このイントロのギターがずっと頭の中で流れてる。

主催者というのもあって、MCでは只管に感謝を述べ続けた。「武道館でやるとしてもこのOOPARTSは越えられないと思う」と言い切るほどに、地元開催のこのイベントに誇りを持っているのが伝わってきた。あと、武道館の話で「いや、全然いつかやるつもりだけど」とサラッと添えたのがかっこよかったな。なんかそのうちしれっとやりそうだけどな?

出演予定だったもののコロナの影響でキャンセルになったthe band apartの名前を出し、「バンアパを聴いた時に頭を撃ち抜かれて人生変わった」「このフェスがそんな出会いになれるかもと思うと出てくれたアーティスト達には頼もしいという想いしかない」と、改めてイベントと出演者への想いをぶちまけていた。すまんな!一番俺の頭撃ち抜いたの貴方達自身ですわ!

先の "白い砂漠のマーチ" 以外、マジで聴いた事もない。でもずっとかっこよかった。ありがたい事にセットリストはSNSに転がっている。この日の演奏曲から入って、改めて聴き始めようと思う。間違ってもフォーリミ観て帰ったりしなくてよかったぜ。

 

セットリスト

01. 海底
02. シャドウ
03. 白い砂漠のマーチ
04. into the green
05. TOKYO DISCORDER
06. 白夜
07. drama
08. 3.28

en1. 海について

 

 

最後に物販でOOPARTSロンTを購入。所持金がかなり減ってきていたのでカードで買えたらと思っていたのだが、現金しか対応していないとのことだったので…

f:id:tana-boon:20220419225240j:image

f:id:tana-boon:20220419225256j:image

現金で買いました。我慢はしない。笑

見た時からデザインがオシャレだなと思っていた。デカデカとロゴが入ったりしてるわけじゃないから普段使いもできそうで◎。ただなんでサイズがM、XL、XXLやったんやろ。Lは。笑

 

 

以上!!!

当日の夜は岐阜のビジネスホテルに滞在。翌日の2日目もヒトリエやアルカラなど魅力的なアーティストが多かったが、我慢。それこそ1日目の感じからして2日目も最後のcinema staff観ずに切り上げて広島に帰ってくるとか絶対無理だっただろうなw 2日目は学生時代の知人で岐阜にいた奴と食事だけして帰ってきました。あ、ちなみに3年前一緒にサマソニ行った奴です。笑

初めての岐阜ライブ、めちゃくちゃ楽しかったです。合間の時間で、岐阜のライブハウスで名前を聞いたことがあった柳ヶ瀬antsやclub-Gなども場所を把握したので、また機会があれば来れたらいいな。あと思った以上に名古屋が近い事を知りました。これは名古屋もガンガン行けるな()

ずっと聴いていて今回も安定だったバンド、初めて観る機会に恵まれたアイドル、今回初めて出会ったバンド、全組最高でした。これからも聴きます!

 

では(=゚ω゚)ノ

 

cinema staff presents. OOPARTS 2022

4/16 岐阜市文化センター

f:id:tana-boon:20220417003153j:image

レベル27とOKOJOと友達になりたいツーマン

レベル27の企画に行ってきました!「友達になりたいツーマンシリーズ」、対バンはOKOJO!

f:id:tana-boon:20220415190705j:image

2月以来の大阪。ちょうどこの日の日中に関西で仕事があったので参戦。(いうかむしろこの仕事の日程を決める時にこのライブの存在に気づいて合わせました←)かなりギリギリだったけども。

会場は天王寺の阿部野ROCKTOWN。名前はずっと聞いてたんだが行くのは初めて。キューズモールの中にあるんだと知ったのは最近。学生時代、キューズモールはしょっちゅう行ってたんだけどな。

参戦は決めてたが、このご時世なのでチケット購入は前日まで我慢…と思ってたらプレイガイドの販売終わってしまったので、レベル27の取り置きで確保。本当に開演3分前とかに入場した。スーツだし荷物多いしって事で、後方で大人見する事にした。

 

ワンダフル放送局

本公演のオープニングアクト。元々、めめというバンドが出演予定だったのだがキャンセルになったと言う事で、急遽レベル27が新たに募集をかけた中から選ばれたバンド。

andymoriの "ユートピア" をSEに登場。OKOJOの "サイツェン・マイフォーチュン" にレベル27の "オーディション" のサビのワンフレーズを弾き語ってリスペクトを伝えつつ、"オーディション" の歌詞をもじって「レベル27に選んでもらった」と歌い、スタート。

出演がアナウンスされた時に一応軽くMVは観ておいたが、その曲を演ってくれた。まぁ、良くも悪くもシンプル、まだ若いんだろうしこれから個性を磨いて洗練されていく感じかな。

多分新しい "今日も今日とて" と言う曲の『隣の芝生はいつも青 帰りの信号全部赤』というフレーズは好きですね。

声は少しハスキーがかってて悪くない。ボーカルの子、雰囲気が林遣都。ベースはガタイ良くてバケハ被って、あれグラサンかけたらコブクロ黒田だろ。ドラムはサポートらしい。

オープニングアクトなので4曲20分で終了。まぁ、これから頑張ってくださいと言った感想です。

 

セットリスト

01. 青春みたいだ
02. スーパーガール
03. 今日も今日とて
04. ロックンロンリーボーイズ

 

 

OKOJO

「レベル27のお客さん全員OKOJOを好きにならせに来ました」とバチバチに対バン感を出し、"遮二無二に恋しない" "最低なラブソング" とのっけからヒット曲投下。むしろ最初から全員OKOJOの客なんじゃないかという程フロアが盛り上がる。OKOJOのこの手の曲は、Aメロで手拍子→BメロでPPPF→サビ、と構成が王道なのでライブで強い。

そして煮え立ったところで "鍋奉行"。サビでミラーボール回ってクラブ感出てたのクソおもろかった。材料買って鍋食ってるだけの曲がこんなに踊れるなど。

アップテンポなMV曲で盛り上げつつ、最新アルバム「YADOKARI」から "MOMO" "雲" と言ったバラードも披露し、振り幅を見せつける。

しかしまぁMCはゆるいゆるい。レベル27の奥田さんとの交流について、まつしたさんが誘ったサウナの話を。縦回転の話面白かった笑 でんでんさんは楽屋で将棋アプリをやっていたら奥田さんに声かけられて、また一緒にやりましょうと話したという思い出にもならない思い出の話。この後レベル27のMCで言ってたけど奥田さんアプリ消しちゃったらしい笑

可愛いキャラでいこうとしてまつしたさんに「ほんまにやめた方がいい、ネタとかじゃなくて真剣に言うてる」て怒られたり、やまとさんに「今日MCで悪いところしか見せてない」と痛烈に指摘されたり、でんでんさんイジリが激しかったなw

ツーマンということで期待されるのが対バン相手曲のカバーだが、まつしたさんが個人的に好きな曲とのことでレベル27の "終わらせたって構わないと笑った君へ" を!トリプルギター&ツインボーカルである原曲のスリーピース&ソロボーカルでのカバー、新鮮だった。公式から映像出てます。

ここから後半戦が始まり、"君がベッドから落ちないように" "もううんざりだ!" と再びアップテンポな曲を続ける。

数少ないベース始まりの "君はアウトドア派" では、まつしたさんが中央に出てきてイントロを弾く。サビ前の元々皆で歌う『君は\アウトドア派/』『今から\殺しに行こう/』のところ、まつしたさんはいつも通りに煽るも観客はしっかりサイレントキープ。良き。大サビ前も「阿部野ROCKTOWNだって」にアレンジしたところも観客は精一杯拳を挙げるのみで応える。良き。

最後の一曲の前にまつしたさんから再びMC。自分はMCであんまり色々言わずにさっさと曲に行っちゃう方だと、想いは曲にこもってればいいと。そう話して「YADOKARI」のラストナンバーでもある "一生のお願い" を優しく歌い上げて終わった。

「YADOKARI」の楽曲は "アーカイブ" 以外全部演ったし、代表曲もしっかり押さえててカバーも聴けて満足なセトリだった。

 

セットリスト

01. 遮二無二に恋しない
02. 最低なラブソング
03. 鍋奉行
04. MOMO
05. 雲
06. 終わらせたって構わないと笑った君へ
07. 君がベッドから落ちないように
08. もううんざりだ!
09. 君はアウトドア派
10. 一生のお願い

f:id:tana-boon:20220416113317j:image

 

 

レベル27

BPMの速い "とりあいじゃんけん" からスタート。奥田さんのボーカルは音源とは語気が全く違って聴こえる。

2曲目は聴いたことがなかったが、中華を思い出させるリフや歌詞から恐らくこれだろうと思って合っていた。2nd ep収録の "チャイナドレスを着て" 。このepだけ持ってなかったので、曲名はふんわり知っていたが聴いたことがなかったんだよな。

オオタさんが「もう二度と会えないかも知れない人へ」と "さよならヨーロッパ" を始めた時は、前にいた女性客2人が手を取り合って喜んでいる様子が見えた。レア曲なのかな。

自分がグッと来たのは "ぼくらなら" からの "誰かの綺麗事" の流れ。もう少しメンタル弱ってる時に聴いてたら泣いてたかも知れない。

"ぼくらなら" は実を言うと "チャイナドレスを着て" に続いて知らないなと思った曲。思えば、配信はされてるが音源持ってなくてあんまりちゃんと聴いたことなかった。で、実質初見で聴いて、めっちゃ好きだった。

"誰かの綺麗事" は言わずもがな昨年の個人的MV曲ランキングで選出しているのでもう大好き。

ぼくらなら

ぼくらなら

  • レベル27
  • J-Pop
  • ¥255

この2曲を続けて聴けただけでこの日は満足だった。

この日初めてライブで披露したという新曲 "あいたいなんていえないよ" も聴けた。優しい曲だったな、曲名や歌詞の感じからして書いたのはオオタさんの方かな。音源化が楽しみである。

MCでは先の通り奥田さんがOKOJOの話していた内容を回収。縦回転理解してて笑った笑 あとオオタさんはマジで腹筋バキバキなんやろうか?笑

また、OKOJOとの交流を振り返る中でオオタさんの口からEmu sickSの名前が出たのが嬉しかった。レベル27を初めて観たのが、2018年のミナミホイールの裏でやってたEmu sickS企画の16ビートで寝かせナイブだったから。Emu sickSは休止してしまったが、レベル27にはずっと活動を続けてほしい。

ラストスパートはOKOJOのカバーを讃えつつの本家版 "終わらせたって構わないと笑った君へ"、一気に拳が突き上がった "ロックンロールなんてどうでもいい"、切実な歌詞に反して軽快な4つ打ちがエモい "オーディション" と、最後まで勢いが止まらなかった。

 

アンコールではまず奥田さんが各メンバーにライブの感想を振る。ギター担当のアーサー君は最後の "オーディション" の時までずっと緊張していたと吐露し、奥田さんに「3曲目ぐらいで(緊張)ほぐれてよw」と突っ込まれる。あんまり意識して見たことなかったけどアーサー君めちゃくちゃイケメンじゃない…?

ここでレベル27もOKOJO曲 "最低なラブソング" をカバー。OKOJOの "終わらせたって構わないと笑った君へ" は演奏面では原曲に忠実だったが、レベル27の "最低なラブソング" はかなりBPMを上げた爆速青春パンク風のアレンジ。しかし奥田さんとオオタさんの歌い分けもしっかりされてて完全にレベル27の曲になってた。すごい。

アンコールも含めて満足でした。

 

セットリスト

01. とりあいじゃんけん
02. チャイナドレスを着て
03. 嫌いになったわけではないよ
04. さよならヨーロッパ
05. ポンデリングを手放すな!
06. ぼくらなら
07. 誰かの綺麗事
08. カセットレコーダー
09. あいたいなんていえないよ(新曲)
10. 終わらせたって構わないと笑った君へ
11. ロックンロールなんてどうでもいい
12. オーディション

en1. 最低なラブソング
en2. はないちもんめ

 

終演後、物販でOKOJOのタオルとラババン、レベル27のCDを購入。

f:id:tana-boon:20220417114406j:image

OKOJOはデザインが可愛くて元々興味があったところを、MCでレベル27が推してくれたので迷わず購入。レベル27のタオルはごめん。笑 しかしまだ持ってなかったCDを購入し、しっかり貢いだ。この日の披露曲の中で音源を持っていなかった "チャイナドレスを着て" "ぼくらなら" もこれで聴けるようになる。

 

以上!

出張にくっつけて勢いで観に行ったが、久々に観られてよかった。大阪出身でMCも面白いしライブの雰囲気がとても良い。友達か先輩に欲しい人たちばかり。このゆるさやフレンドリー感がいいな。どちらも特別演奏が技巧派なわけではない、純粋に曲が良いバンドである。

つか、久々ってOKOJOもレベル27もいつぶりだっけと思って見返したところ、OKOJOは2019年のMIKROCK以来、レベル27はさっき書いた2018年の16ビートで寝かせナイブ以来。意外な事にどちらもそもそも2回目だった。もっと観てると思ってた。色んなサーキットとかに引っ張りだこの2組だから、タイテとかで名前見かけて観た気になってたのかな。普通にずっと聴いてたし。

というわけで、繰り返しになるが今回観られてよかったし、これからも観る機会があればいっぱい観たいと思う。良いバンドだからもっと売れてほしい。

あと、阿部野ROCKTOWNがめっちゃいい箱だ。また来たい。

f:id:tana-boon:20220418195821j:image

では(=゚ω゚)ノ

 

レベル27「友達になりたいツーマンシリーズ 〜OKOJO編〜」

4/15 阿部野ROCKTOWN

f:id:tana-boon:20220416113138j:image

大学進学から10年!2012年頃の楽曲のイメージが強いバンド

社会人しながらこんなブログを4年近くもゆるゆる続けるぐらいには音楽に沼って生きている人間なので、「いつ頃から音楽聴いてるの?」「何がきっかけで音楽聴くようになったの?」て聞かれる事が少なくない。そういう時に大体「中3〜高校にかけてBUMP、RAD、エルレにハマったのが最初。大学入ってからスペースシャワーTVで色んなバンドを知るようになって、フェスとか行き始めたのはゆーて大学の終わりぐらい」みたいな回答をしている。

そう、今こんだけ色んなバンドを漁っているが、その始まりはスペースシャワーTVによるところが大きい。特に大学進学後の2012年は狂ったように観ていた。そんな経緯もあって、当時リリースしていた楽曲のイメージが自分の中では強いというバンドが多い。ご存知の通り当時を皮切りに4つ打ちフェスバンドブームが始まって自分の趣味がそっちに向いたので、それ以降は正直あまり追えていない、でも2012年の楽曲はめちゃくちゃ知ってる、みたいなアーティストが多数。

気づけばそんな時期からもう10年。ということで、そういうイメージのアーティストを挙げていってみたい。

 

 

THE BAWDIES

"ROCK ME BABY" が主題歌になったドラマ、観てたな。ドラマにメンバー全員でカメオ出演したり、この曲でMステも出たり、勢い凄かったなと。この後出たアルバム「1-2-3」のリード曲 "Sing Your Song" もカッコ良すぎて弟と大騒ぎしたのを覚えてます。

 

 

ASIAN KANG-FU GENERATION

未だに第一線も第一線だけど、自分の中でアジカンは「ランドマーク」時代の楽曲をよく覚えている。勿論 "リライト" や "ソラニン" 等の代表曲は知った上で。

"それでは、また明日" が特に好きなんだけど、何故かYouTubeにMV公開されてないんだな…

 

 

フジファブリック

自分がフジファブリックを知った時には既にボーカルが山内総一郎だった。自分の中でフジファブリック山内総一郎のイメージ、とまでは言わないが、"徒然モノクローム" はよく聴いていて、今でもフジファブリック全体の中で突出して歌える楽曲かも知れない。

目の錯覚や騙し絵を使った幾何学的なMVも普通に面白いですよね。

 

 

Fear, and Loathing in Las Vegas

弟が当時の彼女に借りてきたアルバム「All that we have Now」を自分も聴かせてもらった記憶。今思えば中2とかでベガス聴いてる女の子、将来有望過ぎるだろ。

この英語詞覚えてカラオケで歌おうとしてたもんなぁ。何があったの俺。

 

 

くるり

当時からメンバーがかなり変わっていて時代を感じる。くるりはマジで "ばらの花" の次に知ってるのがこの曲 "everybody feels the same" かも。好きな人からしたら「何でまた」て感じかもね。

 

 

THE BACK HORN

今でも毎朝放送してる、新着MVをピックアップする「NEW CUTS」枠で "シリウス" を観て、カッコいいなと思った記憶。逆にむしろバクホンマジでこの曲しか知らないんです。詳しい人おすすめ教えてください。

 

 

POLYSICS

ポリシックスもこの2曲のMVをよく観かけたな。"Everybody Say No" とか今考えたら一曲丸ごと声にエフェクトかけるって発想ぶっ飛びすぎだろ。

"Lucky Star" のMVの女の子、それこそ大学生ぐらいになってるんじゃないかな。エモい。

 

 

the telephones

「ほぇーすげぇ…ほんまにめっちゃバンド名通り…」って思った覚えがあります。あとこの翌年に "Odoru 〜朝が来ても〜" でそれはそれは爆笑しました。

 

 

9mm Parabellum Bullet

9mmに関してはマジでいつまでもこの曲が俺の中で比較的新しい曲な気がしてしまう…10年前か…

 

 

ONE OK ROCK

いや…あの…自分でこの記事書き始めといて衝撃受けてます…これもう10年前か… "Re:make" "NO SCARED" のつもりしてたんだが更に1年前でしたわ…

 

 

以上!

振り返ってみたら「2012年の楽曲のイメージが強い」どころか「2012年の楽曲しかほぼ知らない」レベルなんじゃないかってバンドもいたな。でも、こう見るとどのアーティストも規模の大小の差やメンバーチェンジ等はあれ未だに活動を続けているのがすごいなと。

10年後、今の学生さんたちがマカロニえんぴつや緑黄色社会やSaucy Dogを懐かしんだりするんですかね。面白いね。新入生の皆さん、おめでとうございます。充実した音楽ライフを送ってください。

 

では(=゚ω゚)ノ

PELICAN FANCLUBの解放のドキュメントの感想のドキュメント

ついにPELICAN FANCLUBのライブを観てきました!!

f:id:tana-boon:20220409174224j:image

f:id:tana-boon:20220409174232j:image

メジャーファーストフルアルバム「解放のヒント」リリースツアー。2019年 "三原色"、2020年 "ディザイア"、2021年 "Who are you?" と個人的年間ランキングにずっと選んでいるPELICAN FANCLUB、ついに全国ツアーで広島に来るということで参戦しない選択肢はなかった。

会場は広島Yise。2018年にできた比較的新しいライブハウスで、今回初めて行った。商店街の中にあるので前を通ったことは何回もあり、迷うことなく到着。

f:id:tana-boon:20220409210009j:image

こう見るとポスターでけぇな笑

一蘭の地下にあるので、終演後その足で一蘭行ける。一蘭のお客さんにもライブの掲示が目に入るだろうからアーティスト名ぐらいは見てもらえると思うし、さらにモニターからずっと「解放のヒント」が流れていたので、非常に宣伝効果もある気がして良い箱だなと。実際、前を通りかかった人が何人か足を止めてたし。

先行物飯でロンT、タオル、ラバーバンドと一式購入。久々に物販で6000円も使った。いいんよ先週のライブでほとんどお金使ってないから。

f:id:tana-boon:20220410161341j:image

f:id:tana-boon:20220410161348j:image

f:id:tana-boon:20220410161355j:image

シンプルイズベストなロンTとラババンに、ド派手なタオル。どれもオサレ。

ラババンを着けてタオルを巻いて入場。思ってたより私服の人が多くてロンTに着替える勇気出なかった笑

前から2,3列目に入っていける位置で待機。定刻通りに開演し、メンバーが順に登場。3年ほど推し続けたバンドが目の前に。

アルバム同様 "儀式東京" でスタート。ライブという儀式を始めると、文字通り儀式のように、"7071" "俳句" "正座して二人" とのっけからダークサイドな曲を連発する。

"俳句" はイントロのリフを弾くVo. Gt. エンドウアンリとBa. カミヤマの指をずっと観てたい。MVにはエンドウしか出てこないので、演奏面を堪能できるのはライブならでは。

"星座して二人" はyonige牛丸ありさとのコラボ曲なので、演ると思わなかった。牛丸パートも歌うのか?と思ったが、同期だった。

MCは一言二言喋る程度。早くも上着を脱いだエンドウが「今日ここに来るまでに、音源を聴いてきてくれてるのかなと思います、その溜めてきた気持ちを解放する、それが僕らとあなたの解放のドキュメントです」とツアータイトルを解説し、早速次のセッションへ。"青色のカウントダウン" "Meta" "海は青くなかった" "Astro Girl" と「解放のヒント」曲を立て続けに披露。

ここまでピック弾きで演ってきたカミヤマが "青色のカウントダウン" "Meta" では指弾きを。続く "海は青くなかった" と "Astro Girl" ではイントロでサンプラーも使ってた。この2曲も含め、カミヤマ作曲の曲は打ち込みが多い印象。エンドウがメインで書いてる傍らで好きにやってると言う感じだろうか。

サビでシンガロングしたくなる "青色のカウントダウン" も爽やかで好きなんだが、"Meta" のサビ後半で裏打ちになる構成も好きなんだよな。この "Meta" や、"俳句" "正座して二人" の大サビぐらいのBPMの裏打ちが心地良すぎる。

Meta

Meta

  • PELICAN FANCLUB
  • ロック
  • ¥255

「今日、今ここが広島のどこよりも暑い、広島のどのサウナよりも暑い。最高に楽しいです」とエンドウ。先のMCに続いてこの感じ、これはMCで雑談しないタイプのバンドだと察した。好き。オーラがある。

「重力を忘れるぐらい楽しんで」と始まった "ユーラ・グラビティ" に続いて、その次に知らない曲が来たと思ったらアレンジから入った "ハイネ" だった。ディレイかけたベースから入って「何だこの曲!こんな曲あるのか!」と思ったら歌が始まらないのでインストかと思ったが、イントロのギターに繋がって納得。

この日、曲に入る前にアレンジがあったのは "ハイネ" だけだったな。他の曲は全部ハイハットの4カウントから入って音源に忠実な演奏だった。

そしてここに来て "Who are you?"。もっと終盤で来るのかと思ってた。ここまで観客は自分も含め身体を揺らす程度で聴いてたが、この曲のサビで一気に全員が拳を揚げたな。やっぱりめちゃくちゃ疾走感がある。

続いてが過去曲から "Girlfriend In A Coma"。音源聴いてたらシンセベースかなと思ってたんだが、普通にベース弾いてた。この曲こそサンプラー使うかと思ったが、エフェクターで歪ませてたんだな。

Girlfriend In A Coma

Girlfriend In A Coma

  • PELICAN FANCLUB
  • ロック
  • ¥255

ここで初めて長めのMC。「解放のヒント」の制作について。「メジャーファーストフルアルバムと言っても、メジャーデビューしてから4年かかってる」という話から入り、作曲活動の苦悩について語る。これまで出したシングル3曲を軸に、「正解がなくてもいい」という答えに辿り着いて生まれたアルバムだと。

その流れから演奏された "新世解" は、歌詞が10ヶ月出てこなかったという。その背景を踏まえて観ると重みがより伝わってきた。新世界でなく新世『解』と充てるのも納得である。

演奏面も素晴らしかった。イントロのベースはスラップと指弾きを織り交ぜて複雑なテンポで動いてて見入ってしまった。Dr. シミズヒロフミのドラムも2サビ後のタムをドコドコ言わせるところがトライバルな雰囲気を醸し出し、 "三原色" で描いたDr. STONEの世界観にも通じるものがある。

続く "透明願望" はシングル曲並みに観客の拳が上がる。自分もアルバムの中で一番好きだな。全要素が好き。

透明願望

透明願望

  • PELICAN FANCLUB
  • ロック
  • ¥255

ここから "Amulet Song" "三原色" "ディザイア" と怒涛のMV曲連発のラストスパート。"ディザイア" の前にエンドウが「欲望を解放しよう」と言った通り、全力で楽しみ倒した。汗かいた。

"Amulet Song" はリクルートのFollow Your Heart & Musicキャンペーンで使用された楽曲で、言わば既発曲だが『間違いの全て正解だったんだ』で締まるフレーズは「解放のヒント」というアルバムにこれ以上なくマッチしている。

そして "三原色" はやっぱりベースがすごいのよ。1サビ前なんかはMVでも描写があるがAメロからずっと動きが激しくて、それを生で観られて感動。

また、三原色では文字通り赤青緑の照明、炎炎ノ消防隊タイアップの "ディザイア" では赤橙黄の暖色の照明と、世界観に合わせて染められるステージが美しかった。

そして最後はアルバムのラストナンバー "少女A" で締め。最後の『今日歌って今日願って』のところで初めてメンバー全員のコーラス。シミズのところにもマイクあったんだってここで思ったな笑

演るだけ演ってスパッと帰っていった。最後までカッコよかった。

 

アンコールはすぐに登場。「さっきサウナより暑いって言ったじゃん?ヒートテック着てたわ笑」と、ここで初めて砕けた感じのMCが少しだけ挟まれるも、すぐに演奏モードへ。

「声が出せない世の中だけど、心の声を漏らしてくれ」と入ったのは "Day in Day out"。"ディザイア" のカップリング曲。次々にライブが無くなっていったコロナ禍初期の時期に、いつか一緒に歌う事を想像して作ったという。確かに初めて聴いた時からサビで一緒に声を上げたいなと思っていた曲である。

アンコールは一曲だけかと思ったら、「解放のヒント」で唯一残っていた "騒がしい孤独" を最後に。本編で演らないままだったけど "少女A" で締め括ったのでこのまま演らないのかと思ったが、そんなわけなかったな。アルバムの中で一番長いし(それでも5分弱だが)、伝えたいメッセージが詰まっている曲なのだろう。

「家族がいても恋人がいても一人でも、帰った時に迎えてくれるのが自分だといいな、もしくはPELICAN FANCLUBの音源だといいなと思います」とエンドウ。一人暮らしなので例外なく帰った時に誰もいない身として、「誰もいない」のではなく「自分が待っている」という考え方、面白いなと思ったな。そしてもちろんPELICAN FANCLUBの音源にも迎えられています。誰もいないけど音楽がある生活、まさに「騒がしい孤独」ですね。

 

以上!

最後に物販で「解放のヒント」を買って帰りました。実はフィジカルを買う機会がずっとなかったのです。サイン色紙ももらえてほくほく。

f:id:tana-boon:20220411081544j:image

今回本当についに観られて良かった。しかもこんな小さなライブハウスで間近で。正直、このレベルのライブハウスが埋まってないというのが信じられない。もっと知られないとダメだ。アニソンバンドで終わっていい存在ではない。

終演後出てきた時に、外でまだアルバムがずっと流れていたのが嬉しかったな。あの日Yiseの前を通った多くの人の耳に入ったと思う。1人でも多くの人にPELICAN FANCLUBの音楽が届くように願う。

あと、帰ろうとした時に外のポスターが僅かに剥がれかけてたんだけど、スタッフさんが貼り直してたのがなんか嬉しかった。終演後だから、何ならそのまま剥がして良いタイミングなのに。些細なところに出演者への敬意がある箱だなと思った。本当に良いライブハウスだ、Yise。

良い会場で良いバンドの良い音楽を浴びた良い日でした!

f:id:tana-boon:20220410202645j:image

では(=゚ω゚)ノ

 

PELICAN FANCLUB ONEMAN TOUR 〜解放のドキュメント〜

4/9 広島Yise

セットリスト

01. 儀式東京
02. 7071
03. 俳句
04. 正座して二人
05. 青色のカウントダウン
06. Meta
07. 海は青くなかった
08. Astro Girl
09. ユーラ・グラビティ
10. ハイネ
11. Who are you?
12. Girlfriend In A Coma
13. 新世解
14. 透明願望
15. Amulet Song
16. 三原色
17. ディザイア
18. 少女A

en1. Day in Day out
en2. 騒がしい孤独

バックドロップシンデレラと八十八ヶ所巡礼のツーマンなんか予習してどうにかなるもんじゃないのよ

バックドロップシンデレラのツアーに行ってきました!

f:id:tana-boon:20220403161109j:image

去年のLIVE TO WEST 2021で初めて観たバックドロップシンデレラ。アレをきっかけに聴き始めてチェックしていた。新しいアルバム「よりいろんな曲でウンザウンザを踊ってみた」リリースに伴うツアー、広島の対バン相手が八十八ヶ所巡礼と言うことで2組とも観たいなと思い、久々に先行でチケットを確保した。八八も地味に大学の時から知っていてYouTubeで観ていたバンドなので、ずっと観たいと思っていた。

会場は広島Cave-Be。何気にコロナ禍になってから初めて来たな。コロナが始まる直前の2020年1月に、the quiet roomとSAKANAMONの対バンで来て以来。あの時オープニングアクトだったOsageにも今はがっつりハマっている。

チケットはこのご時世には珍しくソールドアウト。というか界隈では大概なカルト的人気のある2組だから、コロナ禍キャパでCave-Beは狭すぎるだろう。よくチケット取れたよ。元々250人程度のキャパの箱だが、整理番号90番台でほとんど最後尾だったので、トータル100人なのかな。ほぼ最後列に入場、それでも十分な満員。あれコロナ前でもほんとに200人以上も入ってたのか…?

待ちながら物販を眺めていたが、バクシンも八八も今回は見送った。というかバンTとかタオルとか普段使いもしたい人間なので、この2組のグッズはデザインのインパクトが強すぎる。笑

そんなこんなで定刻通りに開演した。

 

八十八ヶ所巡礼

Dr.と極道と含み笑いのケンゾーさん、Gt.と参謀と演技指導のKatzuya Shimizuさん、Ba.と歌と主犯格のマーガレット廣井さんと順に登場。何書いてんのか分からんかも知れんけど公式に準じてます。

マガレさんが初っ端から一升瓶に入った液体を飲み、「準備はいいか、広島の貴様ら?」と吠えてスタート。「怒りも喜びも一気に出したら心も体も疲れるから少しずつ…」とかいうくせに一発目から "国民的攻撃的音楽" をぶち込んでくるから一気にアガってしまったよ。

こんなポリゴンみたいなMVが400万以上再生されてるんだから音楽は面白い。

マガレさんの跳ねるような軽快さも妖怪のような狂気も孕んだベース、しみかつさんの脅威的なタッピングや速弾き、ケンゾーさんのゴリゴリに力強くも確実に刻むドラム、10年近くMVでだけ観てきた3人の演奏が観られて感動。

特に "JOVE JOVE" のイントロが始まった時はマジで飛び跳ねかけた。

リリース時の2019年に年間ランキングでも選出するほどハマった曲。しみかつさんがスポットライトで照らされた中でイントロのリフ弾いてるのがカッコ良すぎた。いやマジで酒飲みながら観たかった。

メンバー紹介では、ホストのバックドロップシンデレラへの愛を全面に押し出す。ケンゾーさんは鬼ヶ島一徳さんと同じドラムを使用、しみかつさんとマガレさんはペリーさん、キャナコさんとそれぞれ同じ位置にアンプを置いていると。しみかつさん、背中弾きでバックドロップシンデレラの曲のリフを弾いてたの凄かった。

「好きな曜日がある、その曜日しか好きじゃない」と振って入った "金土日" では『僕なりに頑張ってる』という歌詞に因んで「貴様らも頑張ってる!ライブハウスも頑張ってる!Cave-Beも頑張ってる!…4.14も頑張ってる!!」と広島のライブハウスを鼓舞。その後も「金持ち意地悪爺さん」という謎のフレーズを連呼してめちゃくちゃ長く演ってた。

今回、前々日からこの日までの3日間が岡山→香川→広島と3連続でバクシンとのツーマンだった八八。しかもその3日間がまさにちょうど "金土日" だったので、この曲のチョイスはピッタリだと思ったんだが、今回のライブを観るに普段からキラーチューンなんだろうな。

"金土日" で思いっきり盛り上がったところだったが、ここでマガレさんセトリ間違えかけたらしい笑 演奏予定のない "M. O. 8" だと思ったらしく、「なんでケンゾー入らないんだろうと思って…」と苦笑い。急に湧く人間味と好感度と尊さ。演ってくれてもよかったんですよ?←

ていうか、マガレさん結構喋るんだなと思った。笑 マジでライブでの振る舞いや素性が謎だったんだが、この日の様子を見てメンバー皆更に好きになった。

仕切り直して「拳を拝借!」と煽って "絶妙Σ" へ。

"絶妙Σ" で終わりかも思ったが、その次で最後だった。知らない曲だったんだがめちゃくちゃかっこよかった…八八はサブスク解禁してないから予習のしようがなく、MV曲を聴き込んでいった次第。他にも2曲ほど初めて聴いた曲があった。本当にどの曲も宗教的なカッコよさやオシャレさがある。そして初見で聴いても完全に引き込まれる。終始かっこよかった。

歌詞聴き取って後で調べよ〜と思ってたんだが…終演後に知って衝撃だったんだが、八八ネットで歌詞公開すらしてないんだな………幸いツイッターでセトリ見つかったので感謝。これはもうCD買うしかねぇ。

とりあえず初めて観られてよかった!!

 

 

バックドロップシンデレラ

やはり恒例なのであろう "およげ!たいやきくん" の替え歌カバーからスタート。去年観た時は「何だこのくだり」と衝撃だったなぁ。なんとこの日で連続5日目、1週間で6日目のライブらしい。強すぎる。そろそろ疲れたと思いっきり弱音吐いてたが笑

しかし "祝え!朝が来るまで" を皮切りに元気にスタート。恥ずかしながらほとんどサブスクで当日の午前中に聴いてから参戦するという詰め込み方をしていたのだが、予習の成果が出て嬉しかった。"台湾フォーチュン" とか今まで知らなかったの悔やまれるなーってレベルで楽しいなこれ。

MVあんじゃねぇかよ。

バクシン普通にキャリア長くて曲多いからなー。とは言え少なくとも「BESTです」は聴き込んどくべきだった。

普通に色んなフェスに出るレベルに売れているが、"フェスだして" は未だに定番のようだ。

大サビ前に一旦曲を中断するのも恒例。このタイミングでキャナコさんが「よりいろんな曲でウンザウンザを踊ってみた」から "BREAKAWAY" のサビをカラオケ笑 歌った後に「八十八ヶ所巡礼のマネージャーさんがマスクの裏でバカにしてるからほんとは演りたくない」ってぼやいてたの面白かったなw

カラオケパートの後は、"フェスだして" 名物(?)のハミングパート。思ったのが、観客みんなハミング全力だったけど、その分他のところはマジで一切声を出さなかったなって。こんなに暴れてナンボの音楽なのに。ちゃんとルールを守ってた。素敵だね。

企画的な位置付けで披露された "BREAKAWAY" に加え、"買物ブギー" "オゾンのダンス" など今作のカバー楽曲は分かったのだが、ここからの後半戦は分からない曲がちらほらあった…後から調べると "魔がさした夜空に" "YONOSSY CALLING 〜よのっしーの7日間戦争〜" など。全然定番曲じゃねぇか…まだまだ甘かった。

そんな中で "2020年はロックを聴かない" は聴けて嬉しかった。

むしろ去年初めて観るとなって最初に聴いたのが当時新曲だったこの曲。改めてカッコ良すぎるな。BPM速すぎるな。めちゃくちゃ歌詞攻めてるな。もうただただ拳を突き上げてしまった。

ラストのMCででんでけさんが「人と話すのは大好きではないんだけど、この時は大好きになれる」って言ってたのが印象的。ステージの上では変われるというか。オーラが出てたなと。「4人でずっと死んでも続けるんで死んでも遊びに来てください」と締めて、最後に "さらば青春パンク" で盛り上げて終わった。

アンコールは割とすぐに出てきて、一発 "本気でウンザウンザを踊る" だけカマして終了。最後まで楽しかった。

 

以上!

久々に狭くて満員のライブハウスで激しい爆音に浴びたなぁ。めちゃくちゃ楽しかった。八八もバクシンも1枚もCD持ってなくて、何回も書いてきたようにYouTubeやサブスクでかじる程度に予習した状態で参戦したが、MVのない曲もいっぱい演ってくれたし、知っている曲もライブ映えが強すぎて音源とは全然違った。八八は演奏力とオーラに圧倒されたし、バクシンはいろんな曲を覚えてまた周りと一緒に暴れたい。分からないからついていけない、じゃなくて、分かるようになりたい、ついていきたいと思えるライブだった。

この辺のバンドは自分の好きなビレッジマンズストアやアルカラなどとも親交が深くてよく対バンしてるから、また近いうちに色々観られたらいいな。それまでにまたしっかり聴いておきます!!おススメ定番教えてください!!

 

では(=゚ω゚)ノ

 

バックドロップシンデレラ

よりいろんな曲でウンザウンザを踊るツアー

4/3 広島Cave-Be

八十八ヶ所巡礼 セットリスト

01. 国民的攻撃的音楽
02. 幽星より愛を込めて
03. JOVE JOVE
04. 極楽いづこ
05. 金土日
06. 絶妙Σ
07. 怪感旅行

バックドロップシンデレラ セットリスト

01. およげ!たいやきくん
02. 祝え!朝が来るまで
03. 台湾フォーチュン
04. チキ・チキ・バン・バン
05. 免許とりたい
06. フェスだして (曲中 BREAKAWAY)
07. 国家の不正を暴きたい
08. 買物ブギー
09. オゾンのダンス
10. 魔がさした夜空に
11. YONOSSY CALLING 〜よのっしーの7日間戦争〜
12. 少年ウンザウンザ
13. サンタマリアに乗って
14. 2020年はロックを聴かない
15. 月あかりウンザウンザを踊る
16. さらば青春のパンク

en1. 本気でウンザウンザを踊る