たなさと

バンドを語りたい、ただそれだけ。CDレビューやライブレポなどもするので一応ネタバレ注意

無力なわけがないindigo la Endワンマン

ゴールデンウィーク一発目!indigo la Endのワンマンに行ってきました!

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ホールツアーの大阪公演。アルバムのリリースツアーとかでもないためセットリストに予想がつかない楽しみもあって、ゴールデンウィークの関西帰省に合わせて行く気満々だった。

と言っても、このご時世どうなるか分からないのでチケット確保は様子見していた。実際、直前の北海道公演がGt. カーティスさんのコロナ感染により延期になっていたし。大阪公演も危ぶまれていたが、体調も問題なく自宅待機も解除されたと言う事で開催がアナウンスされたため、チケットを取った次第。そんなわけで、この大阪公演がファイナルの予定だったが、北海道公演の延期により実質セミファイナルになっている。

会場はフェスティバルホール大晦日のCONNEXION以来だから、割と短いスパンでお邪魔することになった。実はこの日、昼から学生時代の友人と梅田でランチしていて、解散後そのまま直接歩いてきた。大晦日にJANUSと往復したりしてたから何となく心斎橋エリアのイメージを持ってたけど、梅田からの方が近いね。

チケット確保が遅かったので座席は期待してなかったが、2階席の最前列真ん中という非常に見晴らしの良い当たり席を引いた。最前列は転落防止のためか立ち上がっての鑑賞禁止との事だったので、大人しく座って観ることにした。

まぁ実際の公演中立ってる奴いっぱいいたが。別に2階席なら座ってても観えるだろ。ましてやインディゴみたいな音楽なら。

 

定刻から数分押して開演。ステージの袖から出てくるのかと思いきや、中央奥の幕の裏から全員出てきて拍手が上がる。メンバー4人と、キーボードandコーラスサポートのえつこさんささみおさんコンビという安定の6人体制。

注目の1曲目は "悲しくなる前に"。人気の高いシングル曲だから納得と言えば納得だが、とは言えもう7年前の曲だから意外と言えば意外。

2曲目に "想いきり" が来た時はマジでこの曲お気に入りなんだなと思った。インディゴのワンマンは2019年2021年以来3回目だが、毎回聴いている。2019年の時も2曲目だったし、2021年はコロナ対策の人数制限の為に二部制開催になって一階の公演の時間が短くなって演れる曲数が少ないにも関わらず入れていた。多分絵音相当好き。

相変わらずインディゴは曲と曲の間の繋ぎが美しい。誰かが機材チェンジしている間も他の音が絶えない。そしてセッションで何の曲が来るのかワクワクさせつつ、いざ始まったらイントロに特徴があるから一発で「あの曲だ」と分かる。

その流れに魅了されつつ聴いたのが "不思議なまんま" "砂に紛れて" というアルバム曲。この2曲が続いた時点で、「あぁもう今日は何の曲演ってもおかしくないな」と楽しみが増していった。"不思議なまんま" は前作「夜光秘密」の収録曲であるが去年のツアーで演っていなかったので、今回聴けて嬉しい。

絵音がアコギに持ち替えて始まった "藍色好きさ" も過去曲の中では定番だな。今更ながら「この曲アコギだっけ?」と思ったが、MV観たらしっかりアコギでした。

2階席という位置で聴いているからというのもあったのか、アコギのカッティングの音がよく聴こえた気がした。

その後Ba. 後鳥さんがベースをぼきゅぼきゅに鳴らし、何が始まるのかと思えばそのままベースイントロから始まる "愛の逆流"。これはアガった。

2016年「藍色ミュージック」のリード曲。不倫やら何やらで一躍有名になってしまってどうしても楽曲以外の面が話題になりがちだった一方で、どんどん才能が覚醒していった時期だと思っている。サビのメロディもめちゃくちゃ綺麗だし、個人的には大好き。

からの "実験前" でもう目ん玉ひん剥きましたね。Dr. 栄太郎さんがリムを徐々に強く叩き始めて何が起こるのかと思ったらあのイントロ。後鳥さんのベースがあまり聴き取れなかったのが心残り。

実験前

実験前

アウトロも音源より少し延ばして全員暴れ狂ってたな。1階席の観客も棒立ちになって爆音を浴びていた。

そんだけ暴れ倒した後で "フラれてみたんだよ" とかいう極上のバラード投下してきた時はちょっと笑った笑 ギャップよ。

 

ここで初めてMC。と言ってもえつこさんがキーボードを弾いて繋げながら絵音が喋る、MCというかどちらかと言えば曲振りか。「Helpless」というツアータイトルについて。「無力な」「どうしようもない」という後ろ向きな意味の単語だが、「その無力さの先にある希望を見つけたい」とタイトルに込めた想いを吐いた。その上で「2017〜2018年頃にどん底を見ていた時、この曲を書けた事で希望が見えた」という、当時のアルバム「PALSATE」の1曲目 "蒼糸" を。

この曲もこれまで観てきた2回のライブでも欠かさず演っている。それだけ思い入れが強いんだろうなと。

ここから "通り恋" "チューリップ" とバラードを続け、新曲 "邦画"、絵音がピンボーカルで歌いながら観客と一緒に手を振る "ラッパーの涙"、サビのファルセットとダークな伴奏が映える "たまゆら" と、中盤らしさのある大人しめパートが続いた。

 

あの…すみません…ここのパート若干の頭痛を伴う眠気に襲われてあんまり記憶がありません…恐らく冒頭で書いた昼のお酒のせいかと。大した量は飲んでなかったのだが、昼から飲む事があまりないから身体がついていかなかったのかな。。。この後目も覚めて回復したが、ライブハウスのドリンクで一杯、とかならともかく、ライブ前にしっかりめの飲酒を伴う食事はやめようと思いました…

 

バラードパートが終わり、インディゴには珍しいぐらいの裏打ちサビが底抜けに明るい "夜明けの街でサヨナラを" で一気に盛り上げる。メジャーデビュー当時、「あの街レコード」で一発目にこの曲を聴いて「インディゴもこんな曲あるんだ!」と一気に気に入った大学3年の春を覚えている。

その後絵音が後鳥さんを指差し「後鳥さんのベースが火を吹きます!」と前振り。ベースソロが来るのか!?と思ったが、ベースイントロがイカす "花をひとつかみ"。これも嬉しかった。ベースソロを期待するワクワクを越えてくる選曲。

花をひとつかみ

花をひとつかみ

続く "夏夜のマジック" では、最後に各楽器がロングトーンで音を伸ばした先で、絵音の合図でスパッと切る、という曲締め。そこで、絵音の腕を下ろす合図が野球のピッチャーの投げる動作みたいだった、というところからがっつり喋るMCが始まった。「サウスポーの投手みたいだったな」という絵音の小ボケがメンバーに全く伝わってないどころか、言い直しと説明を要求されててどんどん滑り散らかしてた笑

MCは「Helpless」に因んで、「自分が無力だなと感じた事」というお題でトーク。栄太郎さん「ホテルの空調が寒いが自分では設定を変えられない」、後鳥さん「キャンプのポールが縮まなくなって車に乗せる為に壊した」、ささみおさん「ホテルの部屋の芳香剤がキツかった」、えつこさん「3泊4日の遠征で家に財布を忘れた」、絵音「ファミマでカフェイン抜きコーヒーを頼みたかったが外国人の店員に通じなかったしそもそもカフェイン抜きコーヒーを売ってるのはローソンだった」など、どれも面白かったが、やっぱりティスさんの「訳あって10日ほど自宅に…」から始まったコロナトークがぶっちぎりで面白かった笑 でもほんと、大した事無くてよかったです。

既に結構な曲数演ってきたが、ここからまたラストスパートが始まるのかな?と思ったが、MCを挟んだ後はラスト一曲。

「暗いバンドだけどこんな音楽に救われたと言ってくれる人がいて、これからも無力の先に希望を届けられるような音楽を続けていけたら」と綴り、「明るい方なんだけど」と前置いた新曲 "春は溶けて" で締めた。

 

アンコールはまず病み上がりティスさんのグッズ紹介から。コロナ絡みのティス絵音コンビの掛け合いが毎度面白かった笑

Tシャツ紹介では「保険が適用できなくて、PCR検査に35000円かかった」と言う話から「Tシャツ3500円なので10枚売れたら回収できます」って言って絵音に「なんで全部長田さんに入る話になってんだよ」ってツッコまれたり、巾着紹介での

絵「長田さん何入れるの?普段何持ち歩いてるの?」
テ「バッテリーとか、…アルコールスプレー…とかも…持ってたんですけどねぇ…」
絵「アルコール意味ないみたいに言うのやめなよ!使うに越した事ないから!」

のやりとりとか声上げて笑いそうになった。でもほんと、感染した人が皆こうやって後から笑い話にできるような世の中に早くなればいいな。

あとタオルは今治タオルらしく、先日のレベル27とOKOJOのツーマンで2組が話してた内容を思い出した。最近はグッズでもクオリティ重視で今治タオルが増えてるのかな?

 

アンコールはメジャー初期曲の "ダビングシーン" と "瞳に映らない"。今ツアーの過去公演のセトリを見ているとアンコールはこの2曲のどちらかしか演っていないようで、もしかするとファイナル(の予定)だったから曲数増やしてくれたのかなと。ほくほく。

そして一番最後は、「今もこの曲の歌詞に救われる」と絵音が自負した "幸せが溢れたら"。もう本当に何の曲が来るか予想つかなかったので、最初6/8拍子のカウントから歌い出しに入った瞬間に全身の鳥肌が立った。ちょっと泣きそうになった。

もう8年前の曲になるが、年月を経て未だに本人も見返して救われたり、言わずもがなリスナーもそんな過去の曲に変わらず心を動かされる。音楽の力ってすごいね。いいですね。

 

終演後、アルバム「夜光秘密」の購入でステッカーの特典があると言う事で、2種類ある初回限定盤のうち持っていなかった方を購入。

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ステッカーは収録曲の歌詞。"夜風とハヤブサ" と "たまゆら" と "左恋" だった。これもしかしてランダムかな?またDVD観よー。

グッズの方は我慢した。というかグッズを我慢していたからCD買った。それに、終演後は割と売り切れていたな。さすがです。

 

以上!

今回のライブは、2階席から観たのもあって演奏面は正直ほとんど注視できなかった。でもその分、ライブ全体を、各楽曲を、芸術作品として全身でしっかり受け取る事ができたんじゃないかなと思う(頭痛に見舞われていた時もあったが)。また一方で、2階席から観たからこそ照明の演出もしっかり味わう事ができたかなと思う。ステージの後ろにあった、色んなサイズの三角柱型の照明、綺麗だったな。

特定のアルバム作品にフィーチャーせず、どの時代から披露しても名曲揃い。改めて素晴らしいバンドだなと思いました。ゴールデンウィークライブ一発目、あと個人的には28歳最後のライブ。観に行けてよかったです。

では(=゚ω゚)ノ

 

indigo la End ONEMAN TOUR 2022 「Helpless」

5/1 大阪フェスティバルホール

セットリスト

01. 悲しくなる前に
02. 想いきり
03. 不思議なまんま
04. 砂に紛れて
05. 藍色好きさ
06. 愛の逆流
07. 実験前
08. フラれてみたんだよ
09. 蒼糸
10. 通り恋
11. チューリップ
12. 邦画
13. ラッパーの涙
14. たまゆら
15. 夜明けの街でサヨナラを
16. 花をひとつかみ
17. 夏夜のマジック
18. 春は溶けて

en1. ダビングシーン
en2. 瞳に映らない
en3. 幸せが溢れたら