たなさと

バンドを語りたい、ただそれだけ。CDレビューやライブレポなどもするので一応ネタバレ注意

レベル27とOKOJOと友達になりたいツーマン

レベル27の企画に行ってきました!「友達になりたいツーマンシリーズ」、対バンはOKOJO!

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2月以来の大阪。ちょうどこの日の日中に関西で仕事があったので参戦。(いうかむしろこの仕事の日程を決める時にこのライブの存在に気づいて合わせました←)かなりギリギリだったけども。

会場は天王寺の阿部野ROCKTOWN。名前はずっと聞いてたんだが行くのは初めて。キューズモールの中にあるんだと知ったのは最近。学生時代、キューズモールはしょっちゅう行ってたんだけどな。

参戦は決めてたが、このご時世なのでチケット購入は前日まで我慢…と思ってたらプレイガイドの販売終わってしまったので、レベル27の取り置きで確保。本当に開演3分前とかに入場した。スーツだし荷物多いしって事で、後方で大人見する事にした。

 

ワンダフル放送局

本公演のオープニングアクト。元々、めめというバンドが出演予定だったのだがキャンセルになったと言う事で、急遽レベル27が新たに募集をかけた中から選ばれたバンド。

andymoriの "ユートピア" をSEに登場。OKOJOの "サイツェン・マイフォーチュン" にレベル27の "オーディション" のサビのワンフレーズを弾き語ってリスペクトを伝えつつ、"オーディション" の歌詞をもじって「レベル27に選んでもらった」と歌い、スタート。

出演がアナウンスされた時に一応軽くMVは観ておいたが、その曲を演ってくれた。まぁ、良くも悪くもシンプル、まだ若いんだろうしこれから個性を磨いて洗練されていく感じかな。

多分新しい "今日も今日とて" と言う曲の『隣の芝生はいつも青 帰りの信号全部赤』というフレーズは好きですね。

声は少しハスキーがかってて悪くない。ボーカルの子、雰囲気が林遣都。ベースはガタイ良くてバケハ被って、あれグラサンかけたらコブクロ黒田だろ。ドラムはサポートらしい。

オープニングアクトなので4曲20分で終了。まぁ、これから頑張ってくださいと言った感想です。

 

セットリスト

01. 青春みたいだ
02. スーパーガール
03. 今日も今日とて
04. ロックンロンリーボーイズ

 

 

OKOJO

「レベル27のお客さん全員OKOJOを好きにならせに来ました」とバチバチに対バン感を出し、"遮二無二に恋しない" "最低なラブソング" とのっけからヒット曲投下。むしろ最初から全員OKOJOの客なんじゃないかという程フロアが盛り上がる。OKOJOのこの手の曲は、Aメロで手拍子→BメロでPPPF→サビ、と構成が王道なのでライブで強い。

そして煮え立ったところで "鍋奉行"。サビでミラーボール回ってクラブ感出てたのクソおもろかった。材料買って鍋食ってるだけの曲がこんなに踊れるなど。

アップテンポなMV曲で盛り上げつつ、最新アルバム「YADOKARI」から "MOMO" "雲" と言ったバラードも披露し、振り幅を見せつける。

しかしまぁMCはゆるいゆるい。レベル27の奥田さんとの交流について、まつしたさんが誘ったサウナの話を。縦回転の話面白かった笑 でんでんさんは楽屋で将棋アプリをやっていたら奥田さんに声かけられて、また一緒にやりましょうと話したという思い出にもならない思い出の話。この後レベル27のMCで言ってたけど奥田さんアプリ消しちゃったらしい笑

可愛いキャラでいこうとしてまつしたさんに「ほんまにやめた方がいい、ネタとかじゃなくて真剣に言うてる」て怒られたり、やまとさんに「今日MCで悪いところしか見せてない」と痛烈に指摘されたり、でんでんさんイジリが激しかったなw

ツーマンということで期待されるのが対バン相手曲のカバーだが、まつしたさんが個人的に好きな曲とのことでレベル27の "終わらせたって構わないと笑った君へ" を!トリプルギター&ツインボーカルである原曲のスリーピース&ソロボーカルでのカバー、新鮮だった。公式から映像出てます。

ここから後半戦が始まり、"君がベッドから落ちないように" "もううんざりだ!" と再びアップテンポな曲を続ける。

数少ないベース始まりの "君はアウトドア派" では、まつしたさんが中央に出てきてイントロを弾く。サビ前の元々皆で歌う『君は\アウトドア派/』『今から\殺しに行こう/』のところ、まつしたさんはいつも通りに煽るも観客はしっかりサイレントキープ。良き。大サビ前も「阿部野ROCKTOWNだって」にアレンジしたところも観客は精一杯拳を挙げるのみで応える。良き。

最後の一曲の前にまつしたさんから再びMC。自分はMCであんまり色々言わずにさっさと曲に行っちゃう方だと、想いは曲にこもってればいいと。そう話して「YADOKARI」のラストナンバーでもある "一生のお願い" を優しく歌い上げて終わった。

「YADOKARI」の楽曲は "アーカイブ" 以外全部演ったし、代表曲もしっかり押さえててカバーも聴けて満足なセトリだった。

 

セットリスト

01. 遮二無二に恋しない
02. 最低なラブソング
03. 鍋奉行
04. MOMO
05. 雲
06. 終わらせたって構わないと笑った君へ
07. 君がベッドから落ちないように
08. もううんざりだ!
09. 君はアウトドア派
10. 一生のお願い

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レベル27

BPMの速い "とりあいじゃんけん" からスタート。奥田さんのボーカルは音源とは語気が全く違って聴こえる。

2曲目は聴いたことがなかったが、中華を思い出させるリフや歌詞から恐らくこれだろうと思って合っていた。2nd ep収録の "チャイナドレスを着て" 。このepだけ持ってなかったので、曲名はふんわり知っていたが聴いたことがなかったんだよな。

オオタさんが「もう二度と会えないかも知れない人へ」と "さよならヨーロッパ" を始めた時は、前にいた女性客2人が手を取り合って喜んでいる様子が見えた。レア曲なのかな。

自分がグッと来たのは "ぼくらなら" からの "誰かの綺麗事" の流れ。もう少しメンタル弱ってる時に聴いてたら泣いてたかも知れない。

"ぼくらなら" は実を言うと "チャイナドレスを着て" に続いて知らないなと思った曲。思えば、配信はされてるが音源持ってなくてあんまりちゃんと聴いたことなかった。で、実質初見で聴いて、めっちゃ好きだった。

"誰かの綺麗事" は言わずもがな昨年の個人的MV曲ランキングで選出しているのでもう大好き。

ぼくらなら

ぼくらなら

  • レベル27
  • J-Pop
  • ¥255

この2曲を続けて聴けただけでこの日は満足だった。

この日初めてライブで披露したという新曲 "あいたいなんていえないよ" も聴けた。優しい曲だったな、曲名や歌詞の感じからして書いたのはオオタさんの方かな。音源化が楽しみである。

MCでは先の通り奥田さんがOKOJOの話していた内容を回収。縦回転理解してて笑った笑 あとオオタさんはマジで腹筋バキバキなんやろうか?笑

また、OKOJOとの交流を振り返る中でオオタさんの口からEmu sickSの名前が出たのが嬉しかった。レベル27を初めて観たのが、2018年のミナミホイールの裏でやってたEmu sickS企画の16ビートで寝かせナイブだったから。Emu sickSは休止してしまったが、レベル27にはずっと活動を続けてほしい。

ラストスパートはOKOJOのカバーを讃えつつの本家版 "終わらせたって構わないと笑った君へ"、一気に拳が突き上がった "ロックンロールなんてどうでもいい"、切実な歌詞に反して軽快な4つ打ちがエモい "オーディション" と、最後まで勢いが止まらなかった。

 

アンコールではまず奥田さんが各メンバーにライブの感想を振る。ギター担当のアーサー君は最後の "オーディション" の時までずっと緊張していたと吐露し、奥田さんに「3曲目ぐらいで(緊張)ほぐれてよw」と突っ込まれる。あんまり意識して見たことなかったけどアーサー君めちゃくちゃイケメンじゃない…?

ここでレベル27もOKOJO曲 "最低なラブソング" をカバー。OKOJOの "終わらせたって構わないと笑った君へ" は演奏面では原曲に忠実だったが、レベル27の "最低なラブソング" はかなりBPMを上げた爆速青春パンク風のアレンジ。しかし奥田さんとオオタさんの歌い分けもしっかりされてて完全にレベル27の曲になってた。すごい。

アンコールも含めて満足でした。

 

セットリスト

01. とりあいじゃんけん
02. チャイナドレスを着て
03. 嫌いになったわけではないよ
04. さよならヨーロッパ
05. ポンデリングを手放すな!
06. ぼくらなら
07. 誰かの綺麗事
08. カセットレコーダー
09. あいたいなんていえないよ(新曲)
10. 終わらせたって構わないと笑った君へ
11. ロックンロールなんてどうでもいい
12. オーディション

en1. 最低なラブソング
en2. はないちもんめ

 

終演後、物販でOKOJOのタオルとラババン、レベル27のCDを購入。

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OKOJOはデザインが可愛くて元々興味があったところを、MCでレベル27が推してくれたので迷わず購入。レベル27のタオルはごめん。笑 しかしまだ持ってなかったCDを購入し、しっかり貢いだ。この日の披露曲の中で音源を持っていなかった "チャイナドレスを着て" "ぼくらなら" もこれで聴けるようになる。

 

以上!

出張にくっつけて勢いで観に行ったが、久々に観られてよかった。大阪出身でMCも面白いしライブの雰囲気がとても良い。友達か先輩に欲しい人たちばかり。このゆるさやフレンドリー感がいいな。どちらも特別演奏が技巧派なわけではない、純粋に曲が良いバンドである。

つか、久々ってOKOJOもレベル27もいつぶりだっけと思って見返したところ、OKOJOは2019年のMIKROCK以来、レベル27はさっき書いた2018年の16ビートで寝かせナイブ以来。意外な事にどちらもそもそも2回目だった。もっと観てると思ってた。色んなサーキットとかに引っ張りだこの2組だから、タイテとかで名前見かけて観た気になってたのかな。普通にずっと聴いてたし。

というわけで、繰り返しになるが今回観られてよかったし、これからも観る機会があればいっぱい観たいと思う。良いバンドだからもっと売れてほしい。

あと、阿部野ROCKTOWNがめっちゃいい箱だ。また来たい。

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では(=゚ω゚)ノ

 

レベル27「友達になりたいツーマンシリーズ 〜OKOJO編〜」

4/15 阿部野ROCKTOWN

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