たなさと

バンドを語りたい、ただそれだけ。CDレビューやライブレポなどもするので一応ネタバレ注意

あけましておめでとうございます 〜大晦日ライブ納めレポ〜

あけましておめでとうございます!!

未だオミクロン株等コロナの懸念は完全には拭えませんが、今年も色んな音楽に出会えたらいいなと思います。いっぱいアーティスト漁っていっぱいライブ行きたい。2022年もよろしくお願いします!

 

新年一発目の更新はライブレポです。去る2021年のライブ納め、大晦日に大阪にて2つのライブをハシゴしてきました!

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毎年開催している一本締めNIGHT@心斎橋JANUS、そしてNEW YEAR'S EVE SPECIAL LIVE CONNEXTION@フェスティバルホール

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先日12月のライブ予定をアップした直後にCONNEXTIONの存在を知り、その後一本締めNIGHTにSubway Daydreamと帝国喫茶が出演する事を知りました。どっちもアツいなと思ってたら、タイムテーブルがいい感じにお目当て被らなそうだったのでハシゴしてやろうと。2021年ライブ納め、初の大晦日ライブにして初の同時並行イベントのハシゴです。

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CONNEXTIONのオープニングアクトのChilli Beans.も捨てがたかったけどな…何となく帝国喫茶の方が観られる機会少なそうなのと、Subway Daydreamと連続してたので一本締めNIGHT始まりを優先しました。

つかChilli Beans.と帝国喫茶って確かLove musicで同時に紹介されてたよな。何かの縁だなー。

そんなわけで当日はまずJANUSに向かいました。

 

帝国喫茶

夏頃にフォロワーさんに教えてもらって出会った帝国喫茶。お盆に書いた記事でも紹介していた。

「帝国喫茶です、よろしくお願いします」と丁寧に挨拶し、発表している唯一の音源である4曲入りep「開店」の1曲目 "夜に叶えて" で一本締めNIGHTを文字通り開店させた。

2曲目で早速知らない曲。からのMCを挟んで3曲目にも新曲と銘打って披露した。新曲、イントロからベースの音が好きだった。篭り気味のコロコロした音。Helsinki Lambda Clubの "Lost in the Supermarket" を思い出した。

MVの出ている "貴方日和" "カレンダー" もしっかり披露。

最後はepでもラストを飾る "春風往来" で大暴れ。ボーカルが最初だけ弾き語りしてギター置き、ハンドマイクで暴れ回ってた。大サビでまたギター担いで弾きながら歌ったのもよかったな。ベースの子も、それまでは淡々と弾いてたのがこの曲でだけめちゃくちゃアグレッシブだった。ギターの女の子は終始楽しそうにニコニコしながら弾いてて好感。

春風往来

春風往来

  • 帝国喫茶
  • ロック
  • ¥255

このバンド、テトシンキ好きに刺さりすぎる。お盆の記事ではヘルシンキだけ挙げたが、この "春風往来" を聴くとtetoのような衝動も感じる。この手のロックバンドが好きな人なら全員刺さる。

8月からライブ始めたという彼ら。俺が知った時にはまだ音源を投稿してるだけの段階だったんだな…今のうちに観ておけてよかったです。「今日長いんで、最初からいっぱい集まってくれて嬉しいです」と言っていたが、観られた人は誇って良いと思う。

 

セットリスト

01. 夜に叶えて
02. (不明)
03. (新曲)
04. 貴方日和
05. カレンダー
06. 春風往来

 

Subway Daydream

活動開始当初から推しているにも関わらず、ナードマグネットとの対バンにミナホと、二度に渡り機会逃していたSubway Daydream、やっと、やっと観られました。

時間ギリギリまでリハをやり抜き、3分押しぐらいで本番に登場。記念すべき(俺にとって)一曲目は "Teddy Bear"。音源を遥かに凌駕する音圧。

曲名通り照明で橙色に染められた "Fallen' Orange" や、 "Twilight" も "Dodgeball Love" も、特別音源と違ったアレンジしてるわけじゃないのに生で見ると迫力がすごい。一方で "Timeless Melody" はミナホでも観たアレンジ。入りから凝ってる。

Dodgeball Love

Dodgeball Love

MCでは告知等も挟みながらも、メンバー皆がしきりに「良いお年を!」と連呼。人生でそう多くはない機会であろう大晦日ライブを全力で楽しむ様子が見てとれた。

一曲だけ知らない曲があった。あまり聴き込めてなかった新曲 "Pluto" かと思ったがそれとも違った。未発表の新曲と思われ、アナウンスが楽しみである。

どの曲も一聴して盛り上がるような感じではないというかそういうジャンルのバンドじゃないからこそ、生で聴くと「この曲こんなかっこよくなるのか」「えぇこの曲もこんなかっこいいのか」の連続。エネルギッシュでとても良かったです。

 

セットリスト

01. Teddy Bear
02. Fallen' Orange
03. Twilight
04. Dodgeball Love
05. Timeless Melody
06. (不明)
07. Freeway

 

Subway Daydreamが終わるや否や、即JANUSを出て四ツ橋駅までダッシュ。電車に飛び乗り肥後橋駅へ。出口からフェスティバルホールまで直通だが、着く頃には汗だくだった笑 この日寒かったし着込んでたから余計に。フェスティバルホール、ホームページに駅からの道を詳しく載せてくれてたので助かりました。

ここからCONNEXTIONのレポ!

 

SHE'S

19:05からの出番に対して、到着したのが10分ぐらい。5分ぐらい押してくれと思ってたけど定刻に始まってたようです笑 ホールへ向かうエスカレーターで "Over You" の音漏れを聴きながら、大サビで入場。汗だく。周りの人すみませんでした。後でセトリ調べたらその前に1曲目で "Masquerade" 演ったようです。

"Over You" が終わり、必死に汗拭いてる間ちょうどMCに。Gt. 栞太さんが喋ってたのかな?大阪でライブ納め出来る事への感謝を示し、続いて "Ugly" へ。前のアルバムの曲だし、意外な選曲だった。アルバム出てから公開されたメンバーも映っていないMVだから影が薄いが、洒落ててシニカルでカッコいいんだよなこれ。

"Letter" からの "Chained" というタイアップがヒットしたバラード2連続も強かったな。からのMCを挟んで「今年、最初に出した曲を」と披露した "追い風" もドラマ主題歌。本当にいつの間にか武道館も納得の人気バンドになっている事を実感する、大晦日に相応しい2021年総復習の様なセトリ。

続いて去年のアルバム「Tragecomedy」から "Blowing in the Wind"。竜馬さんがハンドマイクで踊り回れるこの曲は、アルバム曲ながら定番曲なのだろうか。広いホールのステージを端から端まで移動。真ん中で座り込んで歌ったりもして、竜馬さん、良い感じに自分に酔える様になってます。笑 Ba. 臣吾さんのシンセベースも見慣れた流れである。

最後は "Dance With Me" で観客全員に手を左右に振らせて盛り上げ、終了。この曲も定番のダンスチューンだな。新譜「Amulet」から、同系統の "Take it Easy" も聴きたいところだったが。

新曲も過去定番曲も織り交ぜたフェス向け良セトリだった。そしてすっかりホールが似合うバンドになったなぁと。そういえばSHE'Sを初めて観たのは2016年、会場はこの直前まで居たJANUSだったな。エモい。

 

セットリスト

01. Lay down (Prologue)
02. Masquerade
03. Over You
04. Ugly
05. Letter
06. Chained
07. 追い風
08. Blowing in the Wind
09. Dance With Me

 

SHE'S終演後、トリのビッケブランカの準備と並行してステージ中央に屏風と座布団が拵えられ、笑点のようなセットが出来上がる。タイムテーブルにも記載されていた、「2022年開運祈願TIME & 2021年トーク納め」と題したトークコーナーの時間。FM802のDJ樋口大喜さんが赤い和服姿で登場し、司会進行を始めた。同時に聴き覚えのある声がナレーションを始めたと思ったらyamaだった。リアルタイムで喋っているのではなく事前収録の定型文っぽかったが、ライブを見送っていたので声が聴けただけでも嬉しかった。

さらに巫女のコスプレした女の子3人が出てきたと思ったらChilli Beans.のメンバー。バンドマンに何させてんだ。ありがとうございます。樋口さんも「ミコ Beans.」と呼んで迎え入れる。

トーク本編は、本番前のビッケブランカ氏と本番直後のSHE'S竜馬さんがそれぞれ青と緑の和服で登場。赤青緑の3人が、ミコ beans.のサポートとyamaの天の声の下にお題に沿ってトークを繰り広げた。

ビッケさんが全然話題広がらん回答しかせんから樋口さん困ってておもろかった笑

・今年、ライブでやらかしたこと
→ビ「ないです。ライブは全部完璧でした」

・2022年はこれをやる!
→ビ「ないです。決めちゃうとそれを達成しようとするだけの一年になっちゃうから」

・今年やめられなかったこと
→ビ「やめようと思ったことはやめられたからなぁ…」

事故だろ。笑

あとビッケブランカマツコ会議で公開された「6時間活動→3時間睡眠」のサイクルが有名だが、マットレスを変えたら3時間で目覚めずに4時間寝られたとのこと笑

最後の「今年美味しかったこと」というお題ではミコ beans.にも話が振られ、3人のマイクの押し付け合いの末にボーカルの子が「大阪にライブに来れたこと」と回答。東京のバンドなので、広島とまでは言わなくても大阪にはどんどん来てほしいね。早くライブを観たい。

SHE'S竜馬さんは「こうして和服を着て人様の前に出られた事ですかね」とドヤ顔で答えて拍手を誘う。あざとい。樋口さんが「いつか和服でライブなんかも、ね!?」と返していたが、ビッケもSHE'SもMVでぐらいならその内和服着そうだな。

ここで時間が来たので終了。ビッケさん「俺この後ライブすんの…?」って文句垂れながら帰っていった笑 こういう企画が観られるのもFM802ならではだったな。楽しかった。

 

ビッケブランカ

SHE'Sはフェス尺だがそれなりに観ているので、今回のCONNEXTIONで一番のお目当ては初めてお目にかかるビッケブランカだった。ギター、ベース、ドラム、キーボードに加えて管弦サポートメンバーも取り揃え、ワンマンさながらのステージング。というか一曲目の "Winter Beat" からもう普通にワンマンクオリティ。

「今から4曲連続で演ります。もう、先に言っときます」と宣言して若干の笑いを誘いながらも、「4曲で僕なりの一年を表したい」と始めた "ポニーテイル" "夢醒めsunset" "白熊" "北斗七星" という流れは圧巻だった。"ポニーテイル" "夢醒めsunset" と来た時は今年リリースの楽曲で四季を表したりする気かと思ったがそこまでではなかった笑

この人意外とピアノ弾かないんだな。基本的にピンボーカル。"白熊" でこの日初めてセットに着いて弾き語り始めたと思ったら即間違えてやり直してた笑 バラエティでも見ていた面白い一面と演奏で魅せるアーティストの側面を一気に見せられてる感じ。

長いMCを挟んで後半戦は "Slave of Love" からの "Ca Va?" で畳み掛ける。"Ca Va?" の最初のフランス語の部分、音源ではピアノでしっとりと弾き語ってから突然サビに入るが、ここを最初から爆音で。サビでは観客も一気に飛び跳ねた。歌いながら左右の袖に来て手を振ったりして、完全に余裕すらある振る舞い。

最後は "ウララ" で激しく手を振った。この曲、SMAPの "SHAKE" みたいな4つ打ちディスコナンバー感とイントロから畳み掛けてくるストリングスが鳥肌立つほど好きなんよなー。

落ちサビ前、間奏引き伸ばしてずっと手振ってたな笑 ステージを端から端まで2往復ぐらいしながらずっと客席に手を振ってた。だから時間の使い方がワンマンなのよマジで。

初めて観たビッケブランカ、めちゃくちゃ楽しかった。ここ2年ほどで急に露出も増え一気に知名度を上げた印象だったが、納得のエンターテイナーである。観られてよかった。

 

セットリスト

01. Winter Beat
02. ポニーテイル
03. 夢醒めSunset
04. 白熊
05. 北斗七星
06. Slave of Love
07. Ca Va?
08. ウララ

 

以上!物販も覗いたが特に何も買わずフェスティバルホールを後にしました。

ライブは観られなかったChilli Beans.とyamaも、トークコーナーで触れる機会があって良かった。特にChilli Beans.は近いうちにどこかのライブで!まだフィジカルの音源もないバンドだから、これからが楽しみです。

今回は一般発売でチケット取ったからか座席は後ろの方だったため、メンバーの顔はあまり見えなかったので、次は是非ライブハウスで。今回は今回で全体が見渡せてむしろ良かったけど。

CONNEXTIONはこれで終了!心斎橋まで戻って適当なお店でゆっくりご飯を食べ、一本締めNIGHTのドラマチックアラスカを観るべくJANUSに戻った。

 

ここで一旦切ります!ドラマチックアラスカのレポは後日。ライブ自体は素晴らしかったんだが、ちょっと思うところがあったのでそちらで一本書きたいと思います。ドラマチックアラスカは素晴らしかったです。

 

では(=゚ω゚)ノ