たなさと

バンドを語りたい、ただそれだけ。CDレビューやライブレポなどもするので一応ネタバレ注意

広島のthe quiet roomに不時着

the quiet roomのワンマンに行ってきました!

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クワルーを観るのは前々回のツアーの大阪公演以来。2年近く空いた。ミナホでも観られなかったから久々に観たかった。

会場は広島SIX ONE Live STAR。名前は聞いてたけど行くのは初めて。新しいだけあってめっちゃ綺麗だった。赤い内装が鮮やかで素敵。ていうか広島県民なのに広島のライブ久々。遡ったら7月の緑黄色社会以来でした。その間に大阪はもちろん東京やら和歌山やら行ってる…笑

到着は割とギリギリ。女性客が多いので一番後ろで大人見することにした。右斜め前にいたグループ、話聞こえてきたけど全通勢っぽかった。笑

ほぼ定刻に開演し、緑色の照明に包まれながらメンバーが登場。菊池くんがギターを持たないから察したが、早速新曲の "Tsubomi" からスタート。

今回のツアーは新譜のリリースなどではないので、唯一の新曲だったこの曲を演ったことにより、これ以降はセトリが予想つかない。より楽しみが増した。

期待通り "Fressy" "知らない" "平成ナイトコウル" と、新しいか古いかもMV曲かそうでないかも関係なく織り交ぜた、アッパーな曲を続ける。"知らない" も生では初めて聴いたけど、クワルーらしい裏打ちリズムで疾走感のある明るい曲で好きだな。

クワルーはこれの前の週にもSUPER ROCK CITY HIROSHIMAで広島に来ている。最初のMCで菊池くんがその旨を述べると、フロアから「おかえり!」という声が飛んだ。

何なら、三連休で広島→大阪(ミナホ)→金沢(ツアー)と移動してるんだよな…すごいスケジュールだ…

MC明けは "Leo (a new day)" からの "ノンフィクションの日々に捧ぐ" と、前作「花束のかわりに」のオープニングを再現するかのような流れを投下。アルバム曲にフィーチャーしてくれるのはワンマンならでは感があって嬉しい。斜め前の全通勢の方、崩れ落ちてた笑

続く "Twincle Star Girl" はリリース当時に個人的月間ベストに選んでいる。失恋ソングとは思えないアップテンポさがクワルーらしくてとても好き。これも生で聴くのは初めてか。この曲、サビでは左右に手を振るのね。個人的にテンポもちょうど良くてジャンプしながら手を挙げたい感じだが。

"Vertigo" では感想でゆづるさんと前田さんがお立ち台に上がってそれぞれギターとベースの見せ場コーナーも。この曲は特にベースのスラップが激しくてカッコいいです。前田さんの弾き方好きなんだよなぁ。

激しく盛り上げた次は再びピンボーカルとなる "グレイトエスケイプ" でしっとりオシャレに魅せ、長めのMCへ。ツアーあるあるな、広島でのご飯トーク。ゆづるさんはキング軒というお店の汁なし担々麺を食べたとのこと。前の週にSUPER ROCK CITY HIROSHIMAで来た時も食べたらしく、絶対に違うもの食べるぞと意気込んでいたのにサポートドラムのぴのりさんに連れていかれたらしい笑 自分は聞いたことあるようなないような…という感じの店だったので、気になった。場所次第で帰りに寄ってみようと思った。

前田さんと菊池さんはサイゼだったらしい。サイゼに寄ってみようとは思わなかった。笑

見逃してたんだけど、演ってほしい曲のリクエストをTwitterで募ってたらしく、MC後はリクエストコーナーとして "話をしよう" "恋を終わらせよう" "カフネ" という非MV曲を連発。"話をしよう" の『鎌倉』を「広島」に歌詞替えしてた。その後の『江ノ島』はそのままだったけど笑 地名の入った菓子はご当地アレンジできるから良いね。

"恋を終わらせよう" "カフネ" のチョイスも流石リクエスト感あるね。多幸感溢れる軽快な曲が特長的なクワルーの、もう一つの魅力って感じの優しい曲である。

リクエストコーナーが終わると「しっとりしちゃったから」と "夢で会えたら" から後半戦を始める。この曲も歌詞は切ないんだけど、何故か幸せに溢れていてクワルーらしい。曲調なのかメロディなのか、聴くたびに鳥肌が立つのを抑えられない曲ってあって、この曲はその一つ。

ラストスパートは "(168) 日のサマー" で始め、続いて菊池さんがアコギに持ち替えたことで察した "パレードは終わりさ" ではサビでシンガロング。比較的新しめ(それでも4年ぐらい前だが)の曲たちが定番になっているのは喜ばしいことだ。

最後の曲と称して "Happy End" で終わりかと思いきや、「物足りないからもう一曲やっちゃっていいすか!」と急遽 "Instant Girl" を追加!!お客さんの盛り上がり方やメンバーとスタッフさんへの合図を見るに、あれはマジで予定してなかった追加だ。最後の最後にめちゃくちゃ楽しかった。ってか、じゃあ元々 "Instant Girl" 演るつもりなかったってことか…!強い…!

やっぱりこの曲は本当に2010年代半ばの邦ロックを代表すると言っても過言ではないよ。好きすぎる。

バンド自身も楽しみつつ、その先にオーディエンスの満足がある、幸せなライブ本編だった。

 

アンコールではまずグッズ紹介。Tシャツ、タオルなど順に紹介していったが、ガチャの紹介の時に、前田さんが景品の一つであるピックキーホルダーのことを「作らされた」って言って菊池さんに怒られたの面白かった笑 ピック使わないもんね、指弾きだもんね前田さん。あと前週のライブの時はブースに飾るタオルのサンプルに菊池さんのファンデーションが付いてたらしいです笑 まずファンデーションしてるんだ…人前に出る仕事だからその辺もしっかりされてるんだなーと。

グッズ紹介を終え、演奏は "かずかぞえ" と "キャロラインの花束を"。"かずかぞえ" 聴くの久々すぎてサビのカウントどんなんだったか覚えてなかったw かずかぞえられなかった()

たった2曲で改めてクワルーがどんなバンドかを再認識できるようなアンコールでした。

 

ライブは以上!

最後に物販で会場限定盤「知りたい/知らない」購入。前のツアーでしか販売しないと思ってたから買えてよかった。何ならこれが売られるって分かったから今回来たまである←


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そして物販にはまさかの菊池さん登場。スタッフさんと会計終えて、菊池さんからの直接のお渡し。聞いてない聞いてない。誠実に「ありがとうございますー!」って言ってくれた菊池さんに対して何も言わず受け取って帰るのもアレだとは思ったけど、何話したらええんか分からんかったw 「CD全部持ってます」「会場限定なんで買えてよかったです」って言っといたけど多分伝わってなかった() 菊池さん「あー…ありがとうございます!」て明らかにとりあえずお礼言った感あったもんww

いやぁもうアイドルの特典会慣れてきたのに30歳男性バンドマンと話すの緊張してるって何よ俺。

 

以上!!

盛り上がったって意味より、世界観を堪能できたって意味で楽しかった。ほんと、メンバーもお客さんもウキウキなのが伝わるんだよなぁ。

どこのタイミングで言ってたか忘れたけど、「サブスクで無料で音楽を聴ける時代に、こうやって来てくれるのが嬉しいです」「元気になりたいなって時に音楽に頼ってライブハウスに来るのって不時着みたいだなと思っててこういつタイトルをつけました」と、今回のツアータイトルの解説と併せて改めて音楽について思うところを話してくれた菊池さん。その想いが根底にあってのあのライブなんだろうなと。菊池さんは勿論、淡々と弾く前田さん、アグレッシブなゆづるさん、ずっとメンバーを見て楽しそうに叩くぴのりさん、1人1人の熱量が実を結んでるパフォーマンスだなと改めて思った。良いライブでした。

 

晩ご飯はキング軒行きました笑 クワルー帰りの女の子2人組いた。考えること一緒〜。経済効果〜。

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野菜増し汁なし担々麺美味しかったっす!

 

では(=゚ω゚)ノ

 

the quiet room one-man Tour 2023-2024 "不時着する運命たち"

2023.10.14 広島SIX ONE Live STAR

セットリスト

01. Tsubomi
02. Fressy
03. 知らない
04. 平成ナイトコウル
05. Leo (a new day)
06. ノンフィクションの日々に捧ぐ
07. Twincle Star Girl
08. Vertigo
09. グレイトエスケイプ
10. 話をしよう
11. 恋を終わらせよう
12. カフネ
13. 夢で会えたら
14. (168)日のサマー
15. パレードは終わりさ
16. Happy End
17. Instant Girl

en1. かずかぞえ
en2. キャロラインの花束を