年越してしまったのに加えて体調崩してたのもあり遅くなりましたが!レディクレ最終日レポ!
元々行く予定だった最終日、もちろん目当ては大トリELLEGARDEN。比較的回れる限り回った初日と対照的に、この日はエルレを観る事に全振り。初日より早めに到着し、初日の反省を活かして物販も諦め早々に昼食を取った。
最初のお目当てはR-STAGEのw.o.d.とL-STAGEのBIGMAMAとでどちらにしようか悩んでいたが、BIGMAMAは来年のツアーを複数公演行こうかと思っているので今回はw.o.d.を選択。全体のトップバッターでもあるという事で、FM802のDJ樋口大喜さんの注意事項周知を兼ねた前説からスタート。樋口さん、トークで盛り上げ続けながらもステージの上から見える限り顎マスクしてる奴に対してきちんと指さして指摘していたのがとてもよかった。流石、そこはきっちりしないとね。
結果的に、ここで最終日全体のオープニング映像を観られたので、w.o.d.にしといて正解だったなと思ってます。
それでは各バンドのレポをば!
w.o.d.
登場するや否や音出しも挨拶も何もなくイントロ無しの "リビド" から入った。すげぇオープニングだ。"イカロス" "馬鹿と虎馬" "Kill your idols, Kiss me baby" と、初っ端から「感情」曲をどんどん演ってくれた。ワンマンツアーの広島公演は野音のイベントと被ってて行けなかったので、聴けて嬉しい。
Dr. 中島の誕生日が近かったと言うことで客席からもお祝いの野次が飛ぶ。まぁ12/23だから結構経ってるんだけど笑 そして「1月いっぱいまでお祝いいけるんで」は雑すぎて笑った笑
「一年の中で年末が一番好きなんすよね〜…年越しとかアガるんすよね〜…」とゆるーく喋るサイトウ。しかし「今年も音楽いっぱい聴いたけど1枚めっちゃカッコよかったアルバムがあって…『感情』ってやつなんですけど」と自分達の音楽には当然ながら自信たっぷりの様子。
そして勿論過去曲も健在。2月にJANUSで観た時もカマしてくれた "モーニング・グローリー" からの "Mayday" への繋ぎには歓声が上がった。鳥肌ものだよあの流れ。つか、そう、最後に観たのJANUSなんだよw.o.d.。それがもうレディクレのメインステージですよ。そしてステージが大きくなっても立ち振る舞いが全く変わらないのがカッコいい。
最後も "踊る阿呆に見る阿呆" でゴリゴリに飛ばせてくれた。これからもかっけぇ曲を送り出してくれるんだろうが、この曲の破壊力は褪せないと思う。
終わってから移動する時、周りから「めっちゃカッコよかった!」とか「最初がこれでよかった!」とか話す声が聞こえてきたのがとても良かった。最終日、至高のオープニングでした。
セットリスト
01. リビド
02. イカロス
03. 馬鹿と虎馬
04. Kill your idols, Kiss me baby
05. オレンジ
06. 1994
07. バニラ・スカイ
08. モーニング・グローリー
09. Mayday
10. 踊る阿呆に見る阿呆
2022年は大阪城ホールに2度目の武道館と、なんか知らん間にめちゃくちゃ大きくなっていたバニラズ。ライブを観るのはラシュボ以来でフェス続きになるが、変わらず大きなステージが似合うロックンロールを魅せてくれた。
ラシュボではリハで済まされてしまった "青いの。" を聴けてよかった。何気に2022年一番リピートした曲なんだよな。曲名さながらの真っ青な照明が爽やかだったが、落ちサビの『春の香り』でピンクになったのも綺麗だった。
サビの4つ打ちが軽快な "お子さまプレート" やレーザーの演出が強烈だった "one shot kill" もラシュボ当時から健在。「PANDORA」曲のアンセム感が根強い。
そういえば、声出しOKだったので "おはようカルチャー" のシンガロングは絶対あると思ったんだが、無かったから意外だったな。あと牧さんが「いつだって最新最高を!」と煽るので同名の "サイシンサイコウ" 演るのかと思ったけど違ったな笑
そんな牧さん、ギター弾きながらツーステ踏んだりプリティに肩組みにかかったり倒れ込みながら歌ったりとパフォーマンスもアクロバティックで、巨大なZ-STAGEを目一杯に満喫する様子が伝わってきた。また "エマ" の前のプリティの「E」「M」「A」の煽りだったり、"カウンターアクション" の前の柳沢さんの手拍子パートだったり、メンバー総出で観客を巻き込んでいるのがよく分かるバンドだなと。あとジェットセイヤの叩き方好き。片方の腕で裏打ち叩きながらもう片方の腕ずっと突き上げっぱなしみたいな。両腕使えよ笑
新しいアルバム「FLOWERS」未だに聴けてないんだよな。だから今回 "HIGHER" ぐらいしか新曲無くて正直助かった笑 早く聴こう。
セットリスト
01. HIGHER
02. 平成ペイン
03. お子さまプレート
04. 青いの。
05. エマ
06. one shot kill
07. カウンターアクション
08. マジック
バニラズのあと一旦Z-STAGEを出て物販へ。未だに長蛇の列が連なるエルレとホルモンブース。悲しい哉それ以外ガラガラ…オーラルですら霞むレベル。マジで格が違うなと思い知らされた…
そんなわけでフードエリアとかうろうろしてから戻ると、今度はエルレ列も殆ど売り切れたことによりガラガラ笑 数少ないロンTを買いました。あのELLEGARDENの物販ですよ、現地で買えたという事実だけで十分。
あとちゃっかりBIGMAMAのタオルも笑
デザインが良かった。BIGMAMAのグッズ結構買いまくってる。デザインが良いのよ。春からのツアーで持っていきたいな。
さて、ここから最後までずっとZ-STAGE。地獄のような人混みの中で思えば5時間以上の耐久レースでした。そら風邪の一つや二つもらうわ()
FM802のDJ浅井さんの前説から始まり、メンバーが登場するや否や観客が皆一斉にホルモンのロゴのあのポーズ。"シミ" から始まるヘドバン。「あぁ俺ホルモンのライブ会場にいるんだ」という感動が込み上げてくる。首振りながら感動してた。頭痛かった。"maximum the hormone" とかリアルに高校時代を思い出す。受験勉強で病んでた時によく聴いてた。笑
ホルモンがレディクレ初登場というのは意外だった。ナヲさん曰く「オシャレなフェスだからずっと呼ばれなかった」とのこと笑 「でも思ったよりオシャレでもないね!!!」と失礼な煽りでZ-STAGEは一気にヒートアップ。ちなみにレディクレに出られたから次の目標はラシュボらしい笑 ラシュボも出たことないのか?意外だな。好感度を稼ぐ為の「SHISHAMOの楽屋にお邪魔したら本人たち別の楽屋に移動してたんだけどストーブがつけっぱなしだったから消しておきました」エピソードは笑った笑
ハラペコ野郎どもに埋もれてステージ上の本人たちはなかなか見えなかったが、モニターでしっかり目に焼き付けた。モニターにもエフェクトがかかっていたり映像演出が挟まれていたり、クオリティ高くてめちゃくちゃかっこよかった…!あとやっぱり上ちゃんのベースプレイを生で観られたのは感動だな。
終盤も "ぶっ生き返す!!" からの "恋のメガラバ" で爆上がり。"ぶっ生き返す!!" のイントロはギターとベースで同じフレーズなぞるだけで何であんな刃物見たいな音出るんだろうな… "恋のメガラバ" もMVの一部や歌詞を取り入れた映像演出が豪華すぎた。初出演のフェスでやっていいのかあんなこと。
何だかんだホルモンも今回初めて観られて本当に良かった。まだまだ生で聴きたい曲はいっぱいある。機会があれば行きたいな。八王子出身のマキシマム ザ ホルモン、八(8)王(0)子(2)=FM802の名にかけて、これからもFM802のイベントにどんどん出てきてほしい!
セットリスト
01. シミ
02. maximum the hormone
03. 握れっっっっっっっっ!!
04. ロック番狂わせ
05. チューチュー ラブリー ムニムニ ムラムラ プリンプリン ボロン ヌルル レロレロ
06. セフィーロ・レディオ・カムバック 〜青春最下位〜
07. ぶっ生き返す!!
08. 恋のメガラバ
メンバーが出てくるや否や、両手を挙げて手拍子をスタンバイするBKW勢。自分いつもこのくだり忘れて「一本打って」だけやり損ねるんだけど、今回は逃しませんでした。一本打って二本打って三本打ったところで、やまたくが「…今日ってジャンプあかんらしいやん…?でも俺普通に『飛べ!』とか言っちゃうと思うんよな。だからみんなこうやって(踵を上げて)爪先は付けといてな笑」とユーモアのある注意喚起。しっかりしてるのかしてないのか笑 からの四本打って開幕!
声出しOKを存分に堪能するかのように "BLACK MEMORY" から始まり、「結局飛ばせる気やんけ!」とツッコんでしまいそうな "カンタンナコト" というキラーチューン祭りの選曲。オーラルを最後に観た3月のツアー以降にリリースされた新曲である "ENEMY" や "BUG" も初めて生で観られた。あんまり聴き込んでなかったけど、ライブ化けが凄かったな。特に "ENEMY" は本来ラッパーkamuiとのコラボ曲なので、単独でもここまで飛ばせてくれる曲になっているとは知らなかった。
好き放題しているようで、「いっぱい我慢させてごめんな」「いろんなバンドがあったと思うけど、俺らは俺らのやり方でこの制約の中でも楽しめるようにセットリスト組んで楽しみ方を考えてるから、素直に正直についてきてほしい」としっかり想いを伝えるやまたく。喋りながら後半戦に向けてギターを担ぐも機材トラブルで音が出ず、無理矢理始めた "mist..." のイントロの途中から音が鳴り始めたのがまたドラマを感じた。結果的に準備が整ってから始めるよりエモさが増した。
からの "GET BACK" チョイスはアツかったね!
最後はメンバー4人でステージの前に出てきて大歓声の中お辞儀。Z-STAGEをワンマンの空気に塗り替えて帰っていった。
この後はいよいよアジカンとエルレという事で、ちょっと人波が普通に苦しくなってきたので少し後方へバック。結果としてオーラルが今回のレディクレで一番近くで観たアーティストになりました。首痛かった正直 笑
セットリスト
01. BLACK MEMORY
02. カンタンナコト
03. ENEMY
04. BUG
05. mist...
06. GET BACK
07. Mr. ファントム
08. LOVE
エルレやホルモンに加えて同じぐらい楽しみだったのが、このアジカン。何だかんだアジカンも高校時代に知ってからついに初めて観る。
オープニング映像のあと特にSEなくメンバーが登場してスタンバイ。ゴッチが徐に弾き始めたリフで歓声が上がる。人生で初めて生で聴いたアジカン曲は "Re:Re:" でした。ほんとワクワクするよなこの長いイントロ。
そして2曲目でいきなり "リライト"。声出しOKもあり「消してぇぇぇぇぇ」の大合唱が巻き起こるのは予想通りだったのだが、まさかのCメロ『芽生えてた感情切って泣いて』『所詮ただ凡庸知って泣いて』でコールアンドレスポンスがあるとは。しかも例の「25%ルール」に則り、「10%ぐらいに慣れておけば25%も楽になるから」とメンバーの演奏も控えめにさせ、囁き声でのコールアンドレスポンスも。ゴッチもう完全に遊んでるだろ笑
そんなちょけたくだりがあったからこそ、ベタすぎて恥ずかしいけど "ソラニン" で泣きました。
高校の頃、カラオケでみんな歌ってたアジカン。本家そんなに詳しくないのに友達のカラオケで歌詞全部覚えたもん。そんな10年以上前の記憶を蘇らせて涙を流させる、生のイントロのあの1音目。すごい曲だわ。
最新アルバム「プラネットフォークス」から "Be Alright" やROTH BART BARON三船さんの代わりに喜多さんがコーラスした "You To You"、新曲の "出町柳パラレルユニバース" も聴けて、新旧織り交ぜた親切なフェス向けセトリだったな。"出町柳パラレルユニバース"、曲名が好きすぎる。
代表曲の "リライト" でふざける辺り、ゴッチは捻くれてるんだろうが、「楽しみ方は人それぞれ。地蔵でもいいからさ笑 でも、この2年分の何かを皆ここに残していってもらえたらいいんじゃないかな」と、あくまで自由に楽しませてくれるスタンスを見せてくれた。
「ぼっち・ざ・ろっく!」効果でまた新しい注目のされ方をし始めているアジカン。まだまだ現役で活躍し続けそうだな。
セットリスト
01. Re:Re:
02. リライト
03. ソラニン
04. You To You
05. 出町柳パラレルユニバース
06. 君という花
07. Be Alright
アジカン終わってからエルレまでの間、笑うぐらい人が移動しませんでした笑 まぁそらアジカン観てエルレ観ずに帰る人なんてよっぽど帰宅時間の都合などの事情がある人ぐらいだろう。あと単純にあの人混みを縫って退出するのは不可能だ。皆それだけの覚悟を持って挑んでいる。そこまでさせるELLEGARDENが如何に凄まじい存在か思い知らされる。
4日間の大トリ、ELLEGARDEN。自分が高1の時に友達に「もう今は活動休止してるんやけど…」って教えてもらったELLEGARDEN。自分が社会人になった年に復活が発表されたものの、程なくしてコロナ禍も始まり、観る機会など無かったELLEGARDEN。ここに辿り着くまでに13年かかった。
もう大貫卓人さんの前説の時点で泣いてた。休止する時の細美さんとの思い出から16年ぶりにリリースされた新作「The End of Yesterday」についてまで。客席にそのCDを掲げている人がいて、モニターに映された瞬間に拍手が起こった。
最後に大貫さんが「the HIATUSの名前は呼んだ、MONOEYESも呼んだ、公開収録で細美武士の名前も呼んだ、でもこのバンドの名前だけはFM802リスナーの前でまだ呼んだことがなかった」と前置いて呼んだELLEGARDENの名前。泣くってそんなん。
さてライブ本編だが、最初4曲ずっと泣いてた。"Supernova" から始まり、 "風の日" "Fire Cracker" "Salamander" と立て続けに演奏されてずっと泣いてた。HIATUSでもMONOEYESでもない細美さんが歌ってて、Nothing's Carved In Stoneじゃない生形さんが弾いてて、高田さんが弾いてて、高橋さんが叩いてる。もうそれしか覚えてない。ずっと泣いてた。
最初のMC辺りからようやく落ち着いてきた。細美さん、「お前らの声が聞こえるだけでこんなに楽しいんだな!来年モッシュとかダイブとかできるようになったらとんでもない事になるんじゃね?」と笑顔だったが、こっちはもう既に情緒とんでもない事になってますよの気持ち。
MC後は "Mountain Top" からの "チーズケーキ・ファクトリー" と、しっかり活動再開後の新曲も演ってくれる。細美さん、"チーズケーキ・ファクトリー" の時に演奏しながら「カメラさん、端っこの奴らが見えないからここまでにしてあげて!」と、カメラマンの立ち入る範囲を指定する場面に震えた。曲を止めずに、ちゃんと全員が観られるように配慮してるの凄すぎる。自分もちゃんと客席を見てる証拠である。
人間やっぱり思い出補正を揺さぶられると雑魚なんだなってもんで、MCと新曲は普通に楽しめたのに過去曲になるともう無理。後半戦、 "The Autumn Song" からまた過去曲パートが始まり、 "ジターバグ" でブチ上げてからの "虹" で文字通りZ-STAGEが七色の照明に彩られ、続く "Make A Wish" でもう天を仰ぎました。
聴いてて、歌ってて思うんです。歌詞全部覚えてる。英語詞でも。何なら歌詞カードに乗ってる対訳まで浮かんでくる。高校生の記憶力凄い。
最後は新曲の "Strawberry Margarita"。思い出の曲ばかりでなくしっかり新曲で締めてくれるのがカッコいいね。
Z-STAGE全員の怒号のような手拍子を受け、アンコールは割とすぐに再登場。
細美さん曰く、高橋さんが本編の入りのドラムミスってたらしく気にしてたらしい笑 それに絡めて「お前らも小さいこと気にしてんじゃねぇだろうな?最後に3分半で全部置いていけ!」からの "スターフィッシュ" で優勝。
最後の最後まで感情をぐちゃぐちゃにされるライブでした。本当に、やっと観られてよかった。
最後細美さん「ミナミでベロベロになった俺とTOSHI-LOWを見ても絶対に声かけない方がいいです」は笑った笑
セットリスト
01. Supernova
02. 風の日
03. Fire Cracker
04. Salamander
05. Mountain Top
06. チーズケーキ・ファクトリー
07. The Autumn Song
08. ジターバグ
09. 虹
10. Make A Wish
11. Strawberry Margarita
en1. スターフィッシュ
終わってから荷物の整理と少しの飲食を兼ね、フォロワーさんにご挨拶。全員エルレで泣いてました。笑
時間と場所を少しずらしたのもあって、帰りの電車そこまで混雑してなくて助かった。全体的に結果として上手く立ち回れたと思う、今回のレディクレ。
以上!!!!!
2022年、最高のライブ納めでした。エルレは勿論のこと、ホルモンとアジカンを初めて観られたのもかなり貴重。今後どんだけ機会に恵まれたとしても、「高校時代からずっと聴いてきてやっと初めて観られた」というライブは絶対に今回だけ。それが3年ぶりにインテックス大阪に帰ってきて声出しも一部解禁されたレディクレというのが我ながら贅沢すぎてエモすぎて幸せすぎて。
レディクレに複数日行ったのも初めてだしな。今回は初日と最終日という飛び石スケジュールだったけど、初日も含めると岡崎体育とか初めて観られたし良かった。
思えば学生時代、レディクレってもっとチケットの取れないフェスだった。2016と2017だったかな?2年連続でチケット取れたけど行けなくなって、お譲りツイートにめちゃくちゃFF外から連絡が来たのを覚えている。それが今や当日券が出るレベルです。エルレの出る最終日ですらチケット残ってた。これは別に人気が落ちたわけではなく、やっぱりご時世柄フェスから離れた人が多いんだろうなと思う。
でも、こうして3年ぶりにインテックス大阪で開催できて、声出しも一部復活している。2023年からはもっと元通りに近い状況になったらいいな。一旦離れた人たちも帰ってこられたらいいな。先陣切って前に踏み出す事だけが正義ではないけど、2022年はラシュボとレディクレの大阪2大フェスに行けてよかったと思う。
感動もあったし今後に希望の見えるフェスで、2022年最高のライブ納めでした!お疲れ様でしたレディクレ!
では(=゚ω゚)ノ