たなさと

バンドを語りたい、ただそれだけ。CDレビューやライブレポなどもするので一応ネタバレ注意

JANUSが私の2022年ファースト

JANUS First meeting、行ってきました!

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大阪の心斎橋JANUSにて開催されたw.o.d.とHelsinki Lambda Clubのツーマン。どちらも観るのはコロナ禍では初。w.o.d.は2019年に岡山で観たナードマグネットの対バン以来2年半ぶり、ヘルシンキ2018年のミナホ以来かな?3年半ぶりか。久しい。

JANUSに来るのは年越しの一本締めNIGHT以来。以来というか、最後のライブがこれだ笑 2021年最後のライブは間違いなく一本締めNIGHTなんだけど、2022年最初のライブにもなるのか…?と思っていたが、これでどちらにしても2022年初ライブはJANUSと言い切って差し支えない。

広島県民だよな?

 

ソールドアウト公演。イープラスが一般販売即完だったが、諦めようとしていた時にローチケがギリギリ残っている事を知り、滑り込んだ。そんな感じだったので整理番号は遅め。ゆっくりめに行ったが、それでもまだまだ階段に並んでいた。うん、ほんと良く来れたよ今回。

入場前に物販を除く。ヘルシンキのタオルとハンカチを購入。タオル即開封

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w.o.d.も多分Tシャツ買いたくなるな…と思いながらも時間がギリギリだったし周りも混んでいたので一旦保留して入場。どちらを観に来たか聞かれてヘルシンキと答えておいた。着てきたヘルシンキTシャツに今買ったヘルシンキタオル巻いたのでパッと見ヘルシンキ単体目当てのガチ勢。

整理番号遅めだったので後方に位置取り。安定の下手側で待機。定刻数分押してw.o.d.から開演した。

 

w.o.d.

恐らくキャリアの短い若手のw.o.d.が先に演るかな?と思っていたが予想的中。

『やあ調子はどう ハロウハウアーユー?』という歌い出しが一曲目に相応しいとも言える "モーニング・グローリー" からスタート。アウトロがない曲だが、インターバルなく "Mayday" へと繋げた。『Shout it out loud now』と叫んでからノータイムで "Mayday" のイントロに入ったあの繋がりは初っ端からカッコ良すぎた。本当に、ギターの爆音!ベースの音圧!ドラムの16ビート!みたいな凄まじい勢いをぶつけてくる。

「よろしく!」とだけ放って "Fullface" "lala" "THE CHAIR" "sodalite"とMC無しで矢継ぎ早に投下。一曲演るごとに「喋るか?喋るか?」と思わせる間を感じるのだが、すぐさま曲に入る。"THE CHAIR" 聴けたの嬉しい。ナードの対バンで観た時、当時まだ新しい方でMVのある曲でもあったのに演らなくて意外だったので。爆速16ビートも圧巻。

未だMC無く、"煙たい部屋" というミドルテンポな曲まで。続いての "relay" は最初ベースイントロから同じく静かに入る曲なので、知らない人は "煙たい部屋" から続くゆったりパートかと思ったかも知れない。サビでびっくりしたやろな。笑

w.o.d.のベースと言えばガツガツのピック弾きというイメージだったが、この曲はサビ以外でピックを咥えて指弾きしていた。初めて観た。

8曲やってここで初めて「w.o.d.ですよろしくお願いしまーす」と挨拶。え?まだ序盤って言いたいんか?と思った。笑

意外にもヘルシンキとの共演は初めてとのこと。"Lost in the Supermarket" をコピーしていたらしい。カバー披露フラグかと思ったがそんなことはなかった。

早々に喋り終え、「新曲作りました〜。イケてるやつ演ります、聴いてください」と今月頭にリリースされたばかりの "Kill your idols, Kiss me baby" を。

いやクソかっけぇんすよこれが。最初配信で聞いた時イントロのギターの時点でアガった。朝聴いたから一日仕事頑張れた。

続いて "踊る阿呆に見る阿呆"、歪んだベースのイントロが鳴った瞬間に声は出せずともフロアが湧くのが感じ取れた。

MVのコラージュマシマシでカオスな世界観を再現するようなカラフルな照明も相まって一気にダンスフロアに。この辺から手挙げてる人も増えた気がする。自分も飛び跳ねそうなほど身体が揺れて汗ばんだ。

休ませる暇無く "楽園" "イカロス" とまだまだ続ける。それぞれ始まりのドラムやベースで察して拳を挙げるオーディエンス続出。そして最後に「ラスト一曲、またね!」と "1994" を演って終了。「バイバイ!」と放ってステージを後にした。

ツーマン尺でMC少なめの13曲。これぞロックバンドという感じ。大満足でした。

 

セットリスト

01. モーニング・グローリー
02. Mayday
03. Fullface
04. lala
05. THE CHAIR
06. sodalite
07. 煙たい部屋
08. relay
09. Kill your idols, Kiss me baby
10. 踊る阿呆に見る阿呆
11. 楽園
12. イカロス
13. 1994

 

 

Helsinki Lambda Club

2020年のアルバム「Eleven plus two / Twelve plus one」収録のInterlude曲 "Mind The Gap" をバックに登場し、"ミツビシ・マキアート" からスタート。Ba. 稲葉さんはヘドバンして長髪を振り翳したり白目剥いたりと安定の狂ったパフォーマンス。一方Gt. クマガイさん、ボブの女の子みたいな髪型で可愛らしくなってた。稲葉さんと対照的に淡々と弾き続ける。

2曲目に "Skin" を持ってくるのは未だ定番なのかなと。からの "何とかしなくちゃ"。この辺で気づいたんだけど稲葉さんいつの間に髪くくった…?

MCがかなり少なかったw.o.d.に対して、こちらはここで早速ご挨拶。向こうも言っていた通り初めての対バンで、「初めてライブ観たけどサイトウくんにはメスの部分が刺激されるね」とニヤける橋本さん。「袖で観てて、終わって戻ってきた時に『お疲れ〜♡』て肩とかいっぱい触っちゃったよ///」とマジで嬉しそうだった笑

ちょけながらもMCが終わると "King Of The White Chip" "IKEA" "ロックンロール・プランクスター" と毛色の違う曲を立て続けに連発。音楽性も音色も一貫しているw.o.d.とは本当に対照的。 "IKEA" とか知らん人が聴いたら最初何が始まるんかと思うんじゃないかな笑 歌詞も絶対聞き取れる語感じゃないし。

ここでまたMC。「ヘルシンキって何ぞや、どんなバンドかというのを…俺もよくわかってないんだけど…」と笑いを誘いながらも、「色んな曲があるんで変なバンドとよく言われる」と自己解析。でも実際ヘルシンキの振り幅はとんでもないと思ってる。確かにどんなバンドかと聞かれた時に説明しにくい。笑

そうした中で、「変って言うけど実はまともな人なんかいなくて、みんな変で何かしらで狂ってる部分があると思ってて…その変なとこにフィットしたらいいなと」と続ける橋本さん。「俺はまともだと思って作ったラブソングです」と曲に入ろうとした瞬間に、何が来るか分かった。

まともじゃないんよ。『口付けを交わして そのまま首を絞めたよ だけど死なないで 愛しい人』なんてまともじゃないんよ。でもめちゃくちゃいい曲ですこれ。『皮を剥いだらもう 僕ら似た者同士』というのはある意味真理で、ハッとする。

昨年末3ヶ月連続リリースした新曲達からは最新の "収穫(りゃくだつ)のシーズン" を。これでりゃくだつとは読めねぇ。そら曲名中に当て字の振り仮名要る。

このゆったり身体を揺らせる感じがヘルシンキ。曲が終わるとアウトロの歪みを引き伸ばしつつ、ラストナンバー "五時葵" のイントロへと繋がった。

この曲は最近のライブで最後にやることが多そうだったので期待していた。聴けて嬉しい。MVは狂気しかないけど好き。サビの振り付けはやってる人見かけなかったな笑 覚えてるんだけどな笑

底抜けに明るい雰囲気を作り上げ、朗らかな空気感のまま終了した。

 

アンコール、割とすぐに再登場。橋本さん「さっき袖でまたサイトウくんいっぱい触っちゃった///」とまた嬉しそう笑

「アンコール、程よいのをやろうと思ったけどサイトウくん触ってテンション上がったのでより速いやつで終わります笑」とニヤニヤしながら始まったのは "メリールウ"。

メリールウ

メリールウ

  • Helsinki Lambda Club
  • ロック
  • ¥204

「速いやつ」でちょっと予想ついたけどマジで速いやつw 最後に一気にテンション上げて去っていきました。

改めて振り幅の大きすぎるバンドやなーと思った!久々に観られてよかった。

 

セットリスト

01. ミツビシ・マキアート
02. Skin
03. 何とかしなくちゃ
04. King Of The White Chip
05. IKEA
06. ロックンロール・プランクスター
07. しゃれこうべ しゃれこうべ
08. 引っ越し
09. 収穫(りゃくだつ)のシーズン
10. 五時葵

en1. メリールウ

 

終演後、再度物販に並んで結局w.o.d.のTシャツを購入。

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シンプルイズベスト。つか帰って開けてから気づいたけどデザイン思ってたんと表裏逆でした。笑

 

以上!

w.o.d.とHelsinki Lambda Club、どちらも洋楽ルーツを色濃く出しているバンドだが、とは言え音楽性もライブの立ち振る舞いも真逆だなと。この2組の初めてのツーマンを観られて大満足だった。ありがとうJANUS。w.o.d.も色んなフェスに呼ばれ始めてどんどん勢いを増してるし、ヘルシンキも次はどんな事をやってくれるのかと毎回楽しみだし、これからも注目し続けたい。

 

では(=゚ω゚)ノ