たなさと

バンドを語りたい、ただそれだけ。CDレビューやライブレポなどもするので一応ネタバレ注意

RUSH BALL 2022 Day1 !!! 前半

大阪の夏フェス、ラシュボことRUSH BALL@泉大津フェニックスに行ってきました!!

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今年初のフェス参戦です。土日の2日間、大ステージのメンツが発表された時点で土曜の方は行こうと決めた。後から発表された小ステージATMCのメンツも強く、またタイムテーブルではKANA-BOONがトリと熱すぎる内容。

また、今回はついに断続的な声出しを解禁ということで、イベントそのものが大きく注目されていた。自分は正直歓声や合唱がなくスペースに余裕を持って観る快適さを知ってしまったのでそこまですぐさま叫ぶつもりは無かったが、ラシュボのこの決断に否定的なわけではない。以前のようなフェスが戻ってくる第一歩ということで、非常に楽しみにしていた。

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タイムテーブルはこの通り。この週、出張があったり予定の詰まった日があったりして疲れも溜まっていたので、当日の朝にゆっくり広島を出発。ポルカ辺りに間に合うように到着できればいいなと思っていた。

11時過ぎに泉大津駅に着いて、シャトルバス待ちの行列を抜けて徒歩で泉大津フェニックスまで向かった。疲れ溜まってた言うてんのに歩く俺よ。でも長時間待たなくていいし、運動になるし、コンビニも寄れるし、歩道は人が少なくて空いてるからサクサク歩けるしマスクも外せるし、いいこと尽くしだと個人的には思ってる。

まぁポルカの頭に間に合わんかったけど笑 入場のところで前が結構詰まってたし、クロークに荷物預けるのも並ぶ必要があった。時間の見積り甘かったな。という事でポルカの頭は音漏れ参戦でした。

しかし、それ以降はお目当てをしっかり目に焼き付けることができた。そんなわけで、各アーティストのレポ書いていきます!

 

 

ポルカドットスティングレイ

"DENKOUSEKKA" からの "エレクトリック・パブリック" を聴きながらクロークに荷物を預けて入場。ちょうどステージに向かっている時に、雫さんがアルバムの告知をしていた。そこから先行配信されている新曲 "リドー" "ツキカゲ" を立て続けに。

リドー

リドー

  • ポルカドットスティングレイ
  • ロック
  • ¥255

ツキカゲ

ツキカゲ

  • ポルカドットスティングレイ
  • ロック
  • ¥255

正直言うとポルカ最近そこまで追ってなかったんだけど、久々にふと聴いたこの2曲が気に入った。むしろ今回、だからポルカに間に合うようにの参戦としたところがある(まぁ間に合わんかったけどさ)。

そして、思えば何気に、きちんとライブ観るの初めてだった。代表曲 "テレキャスター・ストライプ" 観られて嬉しみ。雫さん、間奏で「ハルシのギターいきまーす!」って振った後、避けたつもりがハルシ抜いたカメラに丸かぶりになったのおもろかったw

最近のライブでは、「次で最後の曲です!」と言った時に観客が「えー!」の声を出せない代わりに「どひゃー」のジェスチャーをやらせていたらしいが、声出し解禁という事で「どひゃー」は据え置きで「えー!」も言わせた欲張りセット。初っ端から声出し解禁を存分に活用したパフォーマンスを観られて面白かった。

その最後の曲は "ICHIDAIJI"。だったのだが、自分はここでATMCに移動した。久々に聴いたらなかなか良かったなポルカ。また聴き直してみよ。

 

セットリスト

1. DENKOUSEKKA
2. エレクトリック・パブリック
3. ヒミツ
4. リドー
5. ツキカゲ
6. テレキャスター・ストライプ
7. ICHIDAIJI

 

 

Tele

ポルカを観るつもりがなければ、ラシュボ一発目は彼になっていたであろう。ソロシンガーTele。 "comedy" を6月のお気に入りソングにも選ぶほど気に入り、初のアルバム「NEW BORN GHOST」も買ってしまった。そんなわけで初めて観るのが楽しみだった。

軽快な "バースデイ" から始まり、お昼時の陽気な時間帯に合う爽やかな曲たちが続く。本人のパフォーマンスも熱いし、サポートバンドメンバーもテクニカルでクオリティが高い。リードギターの女性カッコよかった。キーボードは時折クラビネットの音色も聴こえたな。アレンジ凝ってる。

活動を始めたばかりでライブの本数すらまだ少なく、この日のラシュボが初フェスとのこと。そんなラシュボで声出しが解禁されたが為に、もちろん演奏して歓声を受けるのも初めて。「初めてのフェスがここでよかった」と喜びを噛み締めていた。

「初めて観る人もいると思うから、後からサブスクとかでアクセスできる曲を演るのがいいんだろうけど、いい曲ができたので新曲演ってもいいですか!」とサプライズで新曲 "ベランダ" を披露。カッコいいとか、楽しいとか、そういうのじゃなく本人が言った通り「いい曲」だった。そのまま、この日だからこそシンガロングできた "花瓶" 、今後代表曲になっていくであろう "comedy" で盛り上げて締めた。

曲調や声に反した熱い青年といった感じ、初期衝動を感じてとても良かった。メインステージを指して「次はあっちに来てくれますか!」と意気込んだ。こちらこそ、次はあっちに観にいかせてくれますか。

 

セットリスト

1. バースデイ
2. 私小説
3. 夜行バス
4. ベランダ
5. 花瓶
6. comedy

 

 

マカロニえんぴつ

Teleが終わってメインステージに向かうと、既に端の方じゃないともう前方エリアに入れないぐらいの満員。ラシュボ自体は初登場にも関わらず流石の人気である。

"レモンパイ" で始めてのっけからボルテージを上げたかと思えば "girl my friend" では2番で二度同じフレーズを繰り返す歌詞間違い笑 完全に自分のミスなのに「同じ歌詞歌ってない!?」と謎にメンバーの方を振り返っていた事を後のMCで懺悔していた笑

「物質的にこの会場にいるというだけではないと思います」とフェスの開催の意義について述べてからの "たましいの居場所" や、 "星が泳ぐ" などの新曲もしっかり外さない。一方で、 "八月の陽炎" "はしりがき" など昨年の曲も。どの曲を演っても盛り上がるのがタイアップ連発ヒットメーカーである事を実感させられる。

しかし最後の "なんでもないよ、" のタイトルコールした時の周りのざわめきは凄かったなぁ。ただただ人気を実感させられるライブでした。

あとそう言えばはっとりに前髪できてた。

 

セットリスト

1. レモンパイ
2. girl my friend
3. たましいの居場所
4. 八月の陽炎
5. はしりがき
6. 星が泳ぐ
7. なんでもないよ、

 

 

cinema staff

4月の岐阜OOPARTSでどハマりしたcinema staff。旧譜も聴き漁り、早くまたライブを観たいと思っていたところのラシュボ出演。正直この日のラインナップの中で、解禁当時一番嬉しかったかも知れない。シネマがまた観られるならと思って先行でチケット取ったところある。ぶっちゃけ他のバンドは他のフェスでも観られる。

セットリストはリハ含めOOPARTSの時と似たような選曲だったが、当時は全くの初見だったわけで、今回はどの曲もしっかり「知ってる」状態で聴けたのが嬉しかった。とは言え進撃の巨人のタイアップで最大のヒットとなった "great escape" や初期の100万再生曲 "GATE" を抜けなく押さえている辺りは王道のフェス向けセトリである。

元からシンガロングやコールアンドレスポンスが多発するようなバンドでは無い。声出しが解禁された今回のラシュボにおいて、この日観た中で一番淡々と演奏したバンドだったと思う。一曲毎に歓声は飛んでたけどね。MCも長すぎなくてクールだった。

やはりまだまだもっと観たいな。もっと詳しく聴きたいな。次はライブハウスで観たい。

 

セットリスト

1. into the green
2. great escape
3. 深海
4. storyflow
5. GATE
6. 3.28

 

 

ハンブレッダーズ

Ba. でらしが新型コロナに感染し、ムツムロがベースボーカルを務めるというスリーピース編成で出演したハンブレ。リハからしきりに音出しをして入念にウォームアップし、去り際も「じゃあ、頑張りまーす」と挨拶ではなく意気込みを一言。

本番になり登場するや否や、まず最初にムツムロから前置き。でらしの不在の話は言うと思ったが、もう一つが声出しの指定だった。今日は5曲しか出来ない、その中で最初の4曲は声出しを我慢してほしいと。最後の曲のサビでだけにしてくださいと。メンバーの不在に加えて久々に声出しも解禁という、(今のご時世では)普段と違う状況に対してしっかり自分たちなりの姿勢を見せてきていてカッコよかった。

"BGMになるなよ" ではサビの『歪んだギターでかき消すよ』を「歪んだベースでかき消すよ」に替えてベースを掲げたり、"ギター" の前には「多分今日出てるバンドの中で一番下手だけど、一番デカいギターの音鳴らします!」と前置いたり、「敢えて一番難しい曲」と挑戦した "ワールドイズマイン" では2サビ前のベースソロをピック弾きで演りきったりと、今しか観られない逆にレアなパフォーマンスが盛り沢山。MCで「あいつ(でらし)こんな難しいことやってるんだ」と感心していた笑

声出しパートを予告したラストの "DAY DREAM BEAT" の前には「今のうちに声出すの怖い人はパーソナルスペースを確保してください」と時間を取ったりと、声出しに不安のある観客への配慮も抜け目なかった。あらゆる人の気持ちを考えたハンブレらしさ。

もちろんでらしがいるフルメンバー体制がベストなのだが、今まで観たハンブレのライブで一番よかった。逆境を力に変えられるバンドは強い。

 

セットリスト

1. BGMになるなよ
2. ギター
3. ワールドイズマイン
4. 再生
5. DAY DREAM BEAT

 

 

キュウソネコカミ

流石キュウソはリハでメンバーが登場するだけで盛り上がる。「熱中症に気をつけてくださいってのは結構色んなバンドが言ってると思うんで、僕らからは他に一つ気をつけてほしい事を。マスク焼けです」とトークでも沸かせるヨコタさん。自分もマスク焼けしているらしく「(モニターに)抜かれた時絶対見ないでください」とのこと笑

本気のリハならぬ淡々とリハを終え、本番は一発目から "ビビった" と全力。続いて "ファントムバイブレーション" "推しのいる生活" "家" と、コロナ禍中でも定番だった曲たちも、久々に声が出せるとなると楽しさが格段に跳ね上がる。

新曲 "住環境" では台詞を言わせるためだけにFM802の飯室大吾氏を召喚したり、続く "記憶にございません" では「嘘つき」を言わせるためだけにSHISHAMOのメンバーを召喚したりとやりたい放題。朝子ちゃんが登場してモニターに写った瞬間のどよめき凄かった。というか "記憶にございません" という選曲もびっくりしたよ。初めて聴いたよ生で。

しかしやはりその次の "DQNなりたい、40代で死にたい" の盛り上がりに勝るものはなかった。大定番なのに『ヤンキーこわい』のコールアンドレスポンスが出来ない為コロナ禍で封印されており、実に2年半ぶりの披露。あんなにふざけた曲なのに泣いていた人も多かったようだ。

「コールアンドレスポンスの権化みたいなバンド」と自称していたセイヤさん。キュウソのライブの本当の楽しさを実感させてくれたラッシュボールに感謝である。

 

セットリスト

1. ビビった
2. ファントムバイブレーション
3. 推しのいる生活
4. 家
5. 住環境
6. 記憶にございません
7. DQNなりたい、40代で死にたい
8. ハッピーポンコツ

 

 

THE 2

キュウソが終わって即ATMCへ移動。一曲目の "ルシファー" を演っているところだった。「THE」をつけたバンド名に改名してから初めて観る、2改めTHE 2。改名後にリリースした楽曲がMVの強烈な "恋のジャーナル" だけと言うのもあるが、改名前の曲も久々に聴けて楽しかった。前回観た時も思ったが、 "SとF" の頭悪いシンプルな4つ打ちが楽しい。

SとF

SとF

  • THE 2
  • ロック
  • ¥255

また "恋のジャーナル" ではMVに登場するメガフルタチがステージに登場!髪の毛が意外としっかりふさふさしててキモいけど面白かった笑 あと最後の新曲 "ミスサンシャイン" の時までずっといたのがマジでシュールだったw メガフルタチが気になったが、 "ミスサンシャイン" ゆったりノれる爽やかな曲だった。音源楽しみ。

THE SALOVERSの時から聴いているが、「記憶がなくなるぐらい全力で」と言った通り、古舘さんはいつまでも熱量の高い全力のライブを見せてくれる。満足です。

 

セットリスト

1. ルシファー
2. ケプラー
3. ニヒリズム
4. SとF
5. DAY BY DAY
6. 恋のジャーナル
7. ミスサンシャイン

 

 

一旦出て物販覗いてみたけど流石にほとんど目ぼしいグッズは残ってなかった。それで時間できたからATMC行ってThis is LASTを観てみたけど一曲目の歌い出しで好みじゃなかったのでバニラズをリハから観ることにした。

文字数が半端ないので一旦ここで切ります。

後半はこちら

 

では(=゚ω゚)ノ