たなさと

バンドを語りたい、ただそれだけ。CDレビューやライブレポなどもするので一応ネタバレ注意

2021年初ライブをindigo la Endの夜に捧ぐ

2021年初ライブ!!indigo la Endのツアーに行ってきました!!

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新しいアルバム「夜行秘密」のリリースツアー。先週リリースされたばかりなのでまだCDは買えておらず、サブスクで予習して参戦。

気づけばワンマンライブに行くのはコロナ禍になってから初めて。ツーマンやフェス形式には行っていたけど、ワンマンはマジでちょうどまる一年振りだ。

インディゴは唯一有料ファンクラブに入会しているアーティスト。というのもファンクラブ限定シングル「紫苑/アバケアネ」が発売されるということで入会しただけなんだが笑 まぁせっかく入ってるからには利用しないと勿体ないという事で、しっかりファンクラブ先行でチケットを確保しました。

会場は岡山県倉敷市芸文館。岡山のライブには何度か行ったが、岡山市以外は初めて。さらに本ツアーはコロナ対策もあって1日2部構成。今回行ったのはその第二部の方でした。

チケット取った当時は行けるか分からなかったのであんまり注視してなかったのだが、座席が「1階4列」でこれかなり前の方なのでは?ってなってた。実際入場したらまぁ感動。文字通り前から4列目。しかもステージからの飛沫防止なのか1,2列目は全部閉じられており、客が入るのは3列目からだったので実質前から2列目。下手側だったのだが栄太郎さんのドラムセットがまぁ目の前でした。ワクワクしながら定刻を待つ。

ソーシャルディスタンスを保つために座席は1つおきに配置。いわゆる50%の収容率。それでも後ろの方は空いてたな。ソールドはしてなかった。このご時世だからやっぱりまだやめとこうって人の方が多いのかね。

とか考えてたら定刻になり、照明が落ちてメンバーが順に出てきて開演した。

 

初っ端から絵音がギターを担いでおらず、「お?」と思ってたら一曲目は "夜風とハヤブサ"。実は何となくそんな気がしていた。珍しく全面に出ているシンセの音が、ゲージを上げていく感がある。

続いてもアルバムから "左恋"。絵音もギターを持つ。栄太郎さんもうジャケット脱いで半袖Tシャツにw 下手側だったので栄太郎さんと後鳥さんがよく見える。後鳥さんの指弾きやっぱりかっけぇ。スラップしすぎよ。

アルバムの一曲目である "夜行" はコーラスのささみおがシェイカーを振ってた。落ちサビのところで栄太郎さんも振ってたんだけど、大サビに移る時に後ろ側の舞台袖方向にシェイカー投げ捨てて一瞬でスティックに持ち替えて叩き始めたのカッコ良すぎた…!!

その後も "夜漁り" "たまゆら" とアルバム曲を惜しみなく連発する。一曲一曲毎にみんなしょっちゅう機材変えてて、音作りにめちゃくちゃ拘ってるの伝わってくる。あと曲と曲の間の繋ぎがほんまに華麗。これは本当に音源何周聴いても味わえない。


ここで挨拶代わりのMCを。インディゴやゲスはツアーに毎回岡山を入れているイメージだったが、倉敷市に来るのは初めてとのこと。

新譜「夜行秘密」のリリースに触れ、「去年バンドが10周年で、年内に出したかったけど色々遅れて今になってしまった」としながらも「出したばっかりだけど色んな人に良いって言ってもらえてて嬉しいです」と感謝する絵音。

 

こんな前振りがあったら次も新曲演るのかと思うが、ここに来て過去曲入れてくるのがインディゴ。笑

この日最初の旧譜曲、"藍色好きさ"。赤と青の照明がカッコよかった。サビの『藍色になって迎えに行くよ』のところで照明が真っ青になるの、キマってた。

続いても過去曲、"想いきり"。前回のツアーでも演ってたし、気に入ってるのかな。好きやからええけど。イントロのコーラスから毎回鳥肌です。

で、ここで "藍色好きさ" "想いきり" と過去アルバムの一曲目が続いている事に気づき、まさかそういうコーナーか?と思ったがそんなことはなかった。笑

アルバムから、というか先行シングルの "チューリップ"。イントロ入る前のキーボードのメロディ的に "心の実" かと思ったが。

何気にこのMVえらい伸びてる方やけどなんかあったんかな。

ここからまたアルバム曲ラッシュになり、"夜光虫" "フラれてみたんだよ" と続く。

と、次にここにきて "夏夜のマジック"。すっかり代表曲になったな。絵音もハンドマイクでゆらゆらと歌う。2Aのベースだけになるところで後鳥さんと絵音が向かい合って掛け合いみたいにしてたの映えてた。

曲の終わり、どの楽器も音を鳴らし続けて引っ張る引っ張る。栄太郎さんがずっと叩き続けてて、絵音も煽る煽る。途中で絵音が後鳥さんからベースを奪って後鳥さんに煽らせてた笑

 

ここまで怒涛だったが、絵音がベースを持ったことに触れて「ベースやってみたいね」「後鳥さんギターも弾けるからね」みたいな雑談からMCが始まる。

MCがほんまに雑談。それを自分で「『インディゴMC下手すぎ』『草』とか書いてあって…」とネタにする絵音。「そいつのアカウント覚えたから次言ったらリプする」という陰湿さも、らしい笑

岡山は好きで毎回ツアーに入れてる、という話から今回岡山に着いた時の話も。男版フワちゃんみたいなYouTuberの人が撮影してた話とか、後鳥さんがコンビニでお酒買ったら全然知らん人に「昼間からお酒ですかw」って絡まれた話とか。「岡山どうした…?」という結論にまとめる。「小さい頃からあんなもんよ」と冷静な栄太郎さん笑 栄太郎さん岡山出身やったのね。

下手側だったから、後鳥さんと栄太郎さんがいっぱい喋ってんの見られて良かった。上手側のティスさん全然喋ってなかった。「(一日に)二本組みの日、終盤ギター重いんだよね」つってギターもスタンドに置いて普通にMC聞いてたしw


MCが終わって「次で最後の曲です」とか言うから間違えたんかと思ったが、本当に最後の曲。「終盤戦」とか「最後のセッション」みたいなニュアンスかと思ったが、本当に最後の曲。

ラストナンバーは "晩生"。「ばんしょう」ではなく「おくて」と読むそう。

晩生

晩生

アルバムの中では一番攻撃的なサウンドをした曲。長い長いアウトロの中でみんな暴れ回る。栄太郎さんは立ち上がって殴りつけるようにスネア叩くし、後鳥さんもピックでガツンガツン弾くし。ティスさんなんか左手でコード押さえつつ右手の方がギターの柄の先の方にあったぞ。何やあの弾き方。
最後に爪痕残していった感があった。

これで本当に本編最後だった。12曲、70〜80分ぐらいだったろうか。思えば二部制でやってるから、各公演のボリュームは小さめになって当然だわな。ティスさんもギター重いし。笑

 


アンコールでは後鳥さんがファンクラブの話を。これからまた色々更新していくんだと。自分は冒頭で書いたように限定シングル買うためだけに入会したような状態だったので、今後はもっとちゃんとチェックしていこうと思う。

「ファンクラブ入ってくれてる人いますか?」の問いかけに、自分含め流石大半の人が手を挙げると「お〜入ってない人いるじゃないですか!顔覚えましたからね」と後鳥さんも陰湿な発言w

「すごい視認能力!」と絵音が突っ込むとそれに対して「粗品みたいなツッコミ」と笑い霜降り明星粗品のあの手の真似をする栄太郎さん。ノリが学生。

ティスさんほんま喋らん笑


「あと2曲演って帰ります」と言い、アンコールは一曲目は "通り恋"。何となくラストはアルバムのラストでもある"夜の恋は" だと予想ついてたから、もう一曲は何だろうと思ってたところにこの過去曲。思い入れの強い曲なのだろう。

で、ラストは予想通り "夜の恋は"。

アルバムリリース直前にMVが公開された、締め括りの曲。一聴して好きだった。"夏夜のマジック" を思い出させるゆったり感。

これで本当に終わり。トータルでも2時間なかったな。コロナ禍らしくもしっかりしたボリューム感のワンマンだった。

 

もう10年選手になったバンド。"夜の恋は" の前のラストMCで、絵音は「10年やってきてこのアルバムを出して、区切りじゃないけど一旦次のステップへって感じがある。そう聞くとインディゴ変わっちゃうのかなみたいに思う人も多いと思うんだけどそんな事はなくて、やりたいようにやっていくからこれからもよろしくお願いします」みたいなことを言ってた。その言葉を信じてついていきたいと思うし、何なら正直まぁまぁ変わってきてると思うよ。笑 でもインディゴの場合それが全て良い変化、トレンドや新しい技術を取り入れた進化になってるからほんまにすごいと思う。言われなくてもついていきます。

2021年初ライブ、コロナ禍初ワンマンライブ、indigo la Endでよかったなと思う。

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そして今回いよいよライブに行けてよかった。制限キャパでも埋まりはしないぐらいの人数でゆったり聴けた。語弊を恐れず言うとコロナ禍ぐらいがちょうどいいとも思えてしまう。

これを皮切りに、少しずつ色んなライブに行き始められたらいいな。ホールワンマンはクリアしたから次はいよいよライブハウスに行きたい。ガラガラスカスカで構わない。やっぱり生音を浴びるのは良いですね。

少しずつ、広島のライブハウスの公演情報や色んなアーティストのツアー情報を集め始めていこうと思います。春からはまたどんどん行くぞー。

 

10年選手っつったけど今日で11周年らしいわ。おめでとうございます。

 

では(=゚ω゚)ノ

 

indigo la End ONE MAN TOUR 2020-2021「夜警」

2/21 倉敷市芸文館

セットリスト

01. 夜風とハヤブサ
02. 左恋
03. 夜行
04. 夜漁り
05. たまゆら
06. 藍色好きさ
07. 想いきり
08. チューリップ
09. 夜光虫
10. フラれてみたんだよ
11. 夏夜のマジック
12. 晩生

en1. 通り恋
en2. 夜の恋は

自粛が明けたら行きたい広島の新しいライブハウスたち

2月も後半ですね。

先日、会社で2021年度の方針と体制が説明され、諸々の辞令が出ました。私は異動も転勤もなく引き続き広島です。また同じような生活をしていきます。

果たして、今までと同じようにライブに行ける生活なのか、今までと同じようにライブに行けない生活なのか。

 

2020年度はコロナ禍もあり一回もライブハウスに行かなかったですね。最後のライブハウスは2/23のBIGMAMAなのでマジで丸々一年経ちます。

まぁライブハウスとか何せ初期にクラスター認定されちゃったばかりに、行くだけで一発で感染できる魔法の場所みたいな報道されてるけどそんな事はなくて。人数減らしてるし、嫌がらせかってぐらい換気とか消毒徹底してるし、実際行ってる客もマスクと歓声禁止を遵守してるし。正直行くことになったら抵抗はないです。職場の人に何か言われても論破します。ぶっちゃけいつでも行けます。

それでも未だに行ってないのは結局、やっぱりあの三密()感がいいのであって…というのと、ここまで空いてしまったら自粛明け1発目のライブハウスはしょーもない公演にしたくなくて。どのアーティストで解禁するかも拘りたい。

そんな状態が数ヶ月続き、結局踏ん切りついてないわけですが、今広島に新しいライブハウスが2件あってですね。一回も行ったことないので自粛が明けたら是非とも行ってみたい。別に一発目がそこじゃなくていいので。

行ったことないとこなので紹介も何もないのだが、調べてみたのでつらつら書き落としていきたいと思う。

 

Live Space Reed

2019年秋にオープンしたライブハウス。誰かのツアー日程で名前見て知ったな。「Reedってどこ?」みたいな。Age Factoryだったかな?

ステージにLEDディスプレイがあるらしく、豪華な演出が期待できそう。まぁ駆け出しのアーティストじゃ費用的に使えないのかも知れんが…

オープンして半年でコロナ禍に見舞われて気の毒です。広島市内のサーキットフェスであるハルバンでも、2020年3月の回では会場の一つに選ばれてましたね。結局中止で。気の毒です。

場所としては思いっきり大通りに面してるみたいだ。

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Cave-BeやSECOND CRUTCHも目と鼻の先。そりゃハルバンの会場にもってこいだわ。

キャパが調べても出てこないんだけど、まぁ200台半ばぐらいかな?開催予定だったハルバンのタイムテーブル見て割り当てられてたメンツから考えると、大体Cave-Beと同じぐらいかと。

行くとなったらまぁ道に迷いようもないし、時間潰すのに困りようもない。ぜひ一度行ってみたいライブハウスです。

 

 

広島ALMIGHTY

もう一つはこちら。聞いたことないなと思ってたら、なんと2020年7月という思いっきりコロナ禍においてオープンしたライブハウス。世間に喧嘩売ってんのか。

キャパは150程度らしい。BACKBEATと同じぐらいだと思うと、割と小さめ。このご時世ではフルキャパで客を入れることはできないと思うので、50%として7,80人ぐらいかな。めっちゃ少ないな。

ホームページから公演スケジュールを見ると、ナインスアポロ系のギターロックやその界隈のバンドがよく出てる模様。聞くところによると店長がそっち寄りの人なんだとか。

キャパの狭さもあって、小さなハコで熱いライブをするアーティストが鎬を削る場所になっていきそうですね。三密上等って感じでほんま反骨精神を感じます。

こちらもReedもほぼ同じ場所にある。

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ここもハルバンが開催されたら会場になるのかなー。何なら、ちょっと南に逸れたところにあるBACKBEATにハルバンの会場枠を取って替わるかも知れんね。

この辺一帯、飲食店も多いのでライブ後の食事も困らないからほんと早く行きたい。ライブ後にラーメンとか食べたい。

 

 

以上です!

コロナ禍において苦行に立たされているライブハウスやけど、何とか踏ん張れるように我々も応援していかないといけないですね。もちろんライブハウス側も、利用できる補償制度はしっかり調べて利用してもらって。

3月には全国的に緊急事態も解除されるし、広島はもうこの週末に独自の宣言が緩和されるし、春からは行けたらいいなーと思います。1発目は拘りたいという気持ちは譲りませんが。

行ける人はどんどん行ってください!!

 

さて春からも広島なの確定したし賃貸の更新の準備始めていかないと。

 

では(=゚ω゚)ノ

eo Music Try 20/21決勝アーティストを改めてちゃんと聴いた

eo Music Try。関西のインディーズアーティストが集う、関西では有名な毎年恒例のコンテストである。過去にはヤバいTシャツ屋さん、感覚ピエロ、ハンブレッダーズ、パノラマパナマタウン、ナードマグネット、OKOJOの前身のさしすせそズなど名だたるバンドが賞を獲っている。

自分はこれまでの大会では、結果を見て「誰々が優勝したんだね〜」と認知するぐらいでしか気にかけていなかったが、今回は違った。初めてリアルタイムで決勝ライブの結果を見届けた。

以前も紹介した、Subway Daydreamが出場するからである。

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コロナ禍の影響で決勝ライブが配信されると言うのもあって、今回は投票権を持たない人もライブを観られるハードルが非常に低かった。というわけで2/6の夕方からテレビに張り付いてました。

(ひょっとしたらこれまでの大会でも配信もしてたのかも知れん。例年の形式全然知らないですごめんなさい)

で、結果としてはSubway Daydream準グランプリ!!おめでとう!!テレビの前で叫びました。嬉しかった。

なんだけども、他のアーティストもみんなすごかった。グランプリを獲った(夜と)SAMPOも勿論ながら。やっぱりみんな一聴して耳に残るフックがあるというか。さすが1200組以上の中から勝ち進んできていただけある。

というわけで、決勝ライブを戦った7アーティストをもっと知りたいと思い、曲をちゃんと聴いてみました。結論、まぁどれもよかった。さすがすぎる。今回は彼らについて決勝ライブの感想も交えつつ語っていこうと思う。

せっかくなので、決勝ライブの演奏順に。

 

 

Ochunism

今回の出場者の中では唯一、10万再生超えのMVを擁するバンド。更に別コンテストで既にグランプリ獲得経験があるというチート案件。トップバッターでこんなんかまされて、後続の6組はマジでキツかったと思う。

初っ端からオシャレすぎて引いた。ジャンル不特定と自称しているがブレているというわけではなく、全部モノにしていて本当に手広い。しっかりトレンドを掴むアンテナとちゃんとしたルーツが根底にあれば大学生でもこんな事できる時代なんだなと。

今回のメンツの中では一番、「もう売れてる」範疇だと思う。特に受賞はなかったが、もうそこで足踏みしてる段階のバンドじゃなさそうだ。

 

 

電子てろてろ

Subway Daydreamの音源目当てついでにHOLIDAY RECORDSのチャンネルを漁ってた時に、名前が気になってちょっとだけ聴いていたバンド。正直その時はピンと来なかったんだけど、今回観て一気に引き込まれた。

この体制で女の子のドラムボーカルって面白すぎる。この吸い込まれるようなゆったり感、透き通った声が良い。リズムパターンも、ドラムボーカルということもあって複雑なことが難しいのを利用してなのか、いい意味で単調で凝ってなくて、素直に歌が伝わってくる。余計な事いらない。この浮遊感が素晴らしい。

パフォーマンス後のインタビューで、ボーカルの女の子のトークが緊張からか性格なのか辿々しかったのも、逆に微笑ましかったしバンドのキャラに合ってた。スレずにこのまま育ってほしい。

調べたけどまだMVがないんだな。何ならアー写すらないんだな。このご時世でも集まって写真ぐらい撮れるだろ。早く演奏シーンを色んな人に観てもらいたいバンド。何なら音源よりも生で浴びたい音楽です。

あと「電子てろてろ」のイントネーションが想像と違いました。

 

 

(夜と)SAMPO

今回グランプリを獲ったバンド。出番前の紹介VTRで元ハンブレッダーズの吉野エクスプロージョンが在籍する事を聞いて「そうなんや!」と叫んでしまった。

ひたすらポップさで殴りかかってくる感じ。シンセの音色がすごく好きなタイプだ。色んな曲調があるけど全部好き。グランプリも納得のキャッチーさ。音源を聴くと声はYUKIに似てる。

女性ボーカルが男性楽器隊を従えて暴れ回る感じ、グループとしてのビジュアルも映える。「バンドに集中してやっていく選択肢はない」とハンブレッダーズを降りた吉野が「社会人と並行してやっていく」と誓って始めたバンド。どこまでやってくれるか楽しみです。

 

 

shandy Wz

ポッキー賞と特別賞をW受賞した、今回の中で1番の歌モノ正統派ギターロックバンド。名前の中で「W」だけ大文字なのは縁を感じる。

まぁ声が独特。ア段の音の伸ばし方が独特。引き込まれるものがある。しかしその分、ちょっと曲調を選びそうな声だなとパフォーマンスを観ていた時は正直思ったが、改めて音源を聴くとキャッチーさにやられた。他の曲も聴いていると楽しくなってくる。

プランB 〜いつか言えるその日まで〜

プランB 〜いつか言えるその日まで〜

  • shandy Wz
  • ロック
  • ¥255

こういうポップで軽快な曲も良い。

シンプルなスリーピースやけどアレンジが厚くて完成度高いし、ビジュアルも良い。この知名度に留まってて許されるクオリティじゃない。ポッキー食べてこれからも頑張ってほしい。

 

 

木下優

今回の決勝メンバーの中で唯一のソロアーティスト。メロディが一番良かったのは彼かな。この "ダイバー" も "おやすみヒーロー" も、サビがストレートに響いてくる。アクセントを置くところには印象強い押韻があったりと、押さえるところはきっちり押さえ、耳に残るポイントを仕掛けてあって強い。

伸ばして張った声が誰かに似てるなと思ったらGLAYだ。懐かしさを感じるのは曲の暖かさに加えてそういうところからも来ているのかな。

一方で、SHE'SやVaundy、マカロニえんぴつなどのカバー動画もアップしており、今時のシンガーだなとも思う。

幅広い層に響きそうなシンガーである。

 

 

ステエションズ

電子てろてろと同じ系統のゆったりオシャレポップかと思ったが、全く違った。一癖も二癖もあるとはこのこと。7組もいたら1組ぐらいは欲しいなと思ってた狂気をしっかり孕んでいた。一番尖ってたんじゃないかな。

パフォーマンスも凄かったが、その後音源を一通り聴いてさらに印象が変わった。なんであの音源からあのライブになるのか理解が追いつかない。R&Bやブラックの要素も押さえてて深いところで幅が広いというか。これ今後売れてアレンジ凝れるようになったらえげつない化け方する気がする。

あとYouTubeには謎のインスト音源が何曲かあったんやけどこれは本当に彼女たちか?雰囲気も違う気がするんだが。

公式サイトを調べても分からなかった。もしインスト作品集も配信してるとかだとしたらそれはそれでマジで強すぎるわ。

誰か知ってたら教えてください。

 

 

Subway Daydream

まさかトリになるとは思わなかった。でもトリが一番似合ったアーティストじゃないかなと思った。最後の "FREEWAY" の疾走感が最高でしたね。

FREEWAY

FREEWAY

メンバーみんなでグラサンかけて楽しげに跳ね回る姿が若々しくてめちゃくちゃよかった。インディーズのコンテストで評価されるアーティストってこんなんでいいんだよなって。トリで盛り上げてバッチリ締められたというのも、受賞に繋がったんじゃないかなと思う。

他にもまだ音源のない "Canna" が聴けてよかったし、一方で唯一のMV曲である "Timeless Melody" 外してきたのはびっくりした。攻めたな。

とりあえず本当におめでとう!

 

 

以上です!

決勝の結果自体はどうあれ、何より今回こうして良い7アーティストに触れることができて良かった。思うようにライブに行くことができない今、こういう出会いの場ってめっちゃ大事だなと思った。

これからもチェックしていきたいと思います。2021年はミナミホイールあったらいいなぁ。きっと今回のメンツもみんな出てくると思うので、ぜひとも生で拝みに行きたいです。

気になったアーティストいればぜひ!

 

では(=゚ω゚)ノ

現状 〜iTunesとiCloudミュージックライブラリに関する備忘録〜

先日、パソコンを買い替えてiTunesで曲を引き継ぐのに苦労している旨の記事を書きました。

記事を拡散してくれた方、リプをくれた方、ありがとうございました。後日友人にリモートで話しながら教えてもらい、自分で調べた内容とも照らし合わせて何となく分かってきました。復習を兼ねて自分で噛み砕くために文字に起こしてます。

 

まず、前回書いた時は記事のタイトルの通り、iTunesiCloudの関係を理解していなかった。iCloudもインストールしたけどどうやってこれで音楽を管理するんだと頭悩ませていた。でもどうもiCloudiCloudミュージックライブラリは別物という認識でいいのかな。で、パソコン=iTunesApple IDにサインインすれば、CDから取り込んだiTunes上の曲をiCloudミュージックライブラリにコピーできるようだ。結局そのiCloudミュージックライブラリの曲をどう整理するのかは分からんままやけど、10万曲ぐらい収まるらしいからまぁ足りるやろ。

とりあえず、それがパソコン=iTunesiCloudミュージックライブラリの関係。次に理解していなかったのが、iPhoneiCloudミュージックライブラリとの関係。

iPhoneは常にApple IDにサインインしている。iTunes関係なく色んなアプリ使うからね。これがサインアウトしたらどうなるのか分からんけど怖いからもうしない。で、これがね、

「設定」の「ミュージック」から

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「ライブラリを同期」ってやつをオンにすることで、iCloudミュージックライブラリの曲をiPhoneに同期できる。

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このことを自分はわかってなかった。今まで自分は前のパソコンで、iPhoneをケーブルで接続して同期することでiTunesの曲をiPhoneに移して聴いていた。だが、これがあればケーブルで繋がずともiCloudを介してパソコンの曲がiPhoneに移せる。CDからパソコンに取り込んでも即座にiPhoneにも反映される。ただし、これでiPhoneで曲を聴く場合、クラウドからストリーミングで聴くことになるので通信容量を食ってしまう。そのため、ダウンロードしてローカルに落とすことでオフラインでも聴けるようになると。林檎ユーザーだったら常識なんだろうけど今回初めて知りました。

さらにこのiCloudミュージックライブラリを介した曲の同期は、Apple IDにサインインしていればiPhoneからパソコンのiTunesへの方向もできる。試しにiPhoneApple MusicからCD音源を持っていない曲をダウンロードして同期してみたところ、パソコンの方のiTunesの「ダウンロード済み」プレイリストにも現れました。

今回得た、というか意味を理解した内容は以上。

 

で、どうも自分は過去にどこかのタイミングでよく分からずにパソコンでiTunesにおいてApple IDでサインインしており、その時にそれまでiTunesにCDからインポートしていた曲が自分のApple IDに対応するiCloudミュージックライブラリにコピーされていた模様。

さらに、どこかのタイミングでよく分からずにiPhoneで「ライブラリに同期」に設定し、iCloudミュージックライブラリの曲をダウンロードしていた模様。前のパソコンとiPhoneはケーブルで繋いで同期する事で曲を移していたから、その必要はないのに。よく分からずに。

 

その上で、古いパソコンから新しいパソコンに曲を移す手段として、iTunesからApple IDでサインインすればいけると思ってサインインした。でも、これはつまりiTunesの曲を移したのではなく、同一のApple IDでサインインしたから今回の新しいパソコンという全く別のデバイスでもこれまでのiCloudミュージックライブラリに接続できて、その中にコピーされていた今までの曲がストリーミングの形で聴けるようになっただけ。iPhoneでやっていることと同じ。だから前回の記事で載せた写真のように、iCloudミュージックライブラリからダウンロードしてオフラインでも聴けるようにするための雲マークが出てきたわけだ。

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あと「待機中」はマジでちゃんと待ったら解決しました。

だから、言ってしまえば全曲の雲マークを押してiCloudミュージックライブラリの全曲をダウンロードすれば、前のパソコンと全く同じ曲たちがiTunesのリストに並ぶというわけですね。パソコンで曲を聴く分には、これで全て解決。

一方で、古いパソコンからiTunesを引き継ぐためにはもう一つ方法がある。

前のパソコンからiTunesのライブラリのバックアップファイルを取って、曲のデータが入ったフォルダに保存し、フォルダごと外付けHDDを介して新しいパソコンに移す方法。フォルダがパソコン内にある状態でそのバックアップファイルからiTunesを開けば丸々復元できる。

というか、iCloudを理解していなかったのなら本来こっちでやるべきだった。下手にApple IDでサインインしてiCloudがどうこうの話に陥ってしまったから、この方法もよく分からなくなってしまったんだよな私は。

 

というわけで、とりあえず、自分は何せApple MusicもiCloudも全く理解していなかった。理解せずに使っていた。今回人に聞いたり調べたりする事で、一通りどうすればよかったのかを理解できました。林檎ユーザーとして、5年ぐらい遅れた知識を今やっと得ました。もう一度一からやり直してみたいと思います。

 

と、言いたいところなのだが。

 

Apple全く関係ないところでもうひとつ問題がある。

 

 

 

パソコン自体のスピーカーがおかしい。

 

 

 

ノイズが出る。最初から実は違和感はあった。試しに音楽を聴いたりしていて違和感はあった。違和感を感じながらもiTunesの問題に必死で対応しきれず、というかちょっと目を背けていた。実際、ノイズがずっと出るわけではなくたまに出る程度で、出る条件も分からなかったので、誤魔化し誤魔化しやっていた感があった。

しかし、友人に教えてもらっていた時に確信した。友人にもおかしいなと言われた。テレビ電話していた友人の声もおかしい。後から確かめたがYouTubeの音声もおかしい。音楽なんて聴けたもんじゃない。

それで初めて、完全にパソコン自体のスピーカーの不具合と確信したのである。

マジかよ…

 

 

 

というわけでお店に行って診てもらった結果、無事交換できる事になりました。店員に説明するタイミングでちょうど過去1の爆音ノイズが出ました()

取り寄せる事になったからiTunesの件一旦保留。それなりに知識得たところで新しい端末で1からやり直そう。否応なくiTunesのインストールからやり直せるからちょうどええわ()

また追って書きます。実はまだもう一個問題というか分からないところがあるので。

 

前途多難すぎるだろ…

 

 

では(=゚ω゚)ノ

誰かiTunesのライブラリとiCloudの関係について教えてください

こんばんは。

パソコンを買い替えました。小生パソコンに疎いので誰か助けてください。

 

諸々の初期設定は終わっており、音楽に手をつけていこうとiTunesをインストールしました。

で、前のパソコンで使ってたiTunes、すなわち今のスマホに同期して聴いていた音楽たち、引き継ぎたいじゃないですか。

ちょっとぐらいだったらCDから入れ直してもいいんですけど、現状9500曲ぐらいあるんで一からインポートし直すのは現実的じゃなさすぎるんですよね。実家にあるCDとか人に借りたCDもあるし。

というわけで、「アカウント」タブからサインインしたんですよ。iPhoneApple ID確認してサインインはできたんですよ。

そしたらこんな画面。

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何すかこのiCloudのマーク。待機中って何すか。マッチって何すか。アップロード済みって何すか。何で待機中の曲は聴けないんすか。

どうも基本的に2019年ぐらいのあるタイミングまでにインポートしていた曲がマッチもしくはアップロード済みになってるみたい。iCloud、よく分からんからずっと使ってなかったんですけど、恐らく意図せずもしくは深く考えずにどこかのタイミングでiCloudに同期的な事をしていたって事なのかな。

で、最近インポートした曲たちは待機中になってるからiTunes上では再生できないけど、iPhoneと同期はできて、iPhoneで再生できるんですよ。だからまぁ今まで通り普段聴く分には困らんのですけど。

ただ、iPhoneと同期した時に、iPhoneで聴いた分の再生回数とかがiTunes上に反映されない。何よりこのiTunes上で表示がバラバラしてるのが気持ち悪い。

手探りでアップロード済みもしくはマッチになってる曲をいくつかダウンロードしてみました。

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Age Factoryカッコいいですよね。いや今はそんな話じゃない。

てかアップロード済みとマッチって何が違うんだ。そもそもどこにアップロードされたやつをダウンロードしてきてるんだ俺は。あとダウンロード済みのところに入った曲はどうなんの?何か変わるの?

 

そういえば今までCDからインポートする方法しか取った事なかったけど、iTunes Storeとかで買った曲ってこの場合どんな風になるんですかね。アップロード済みになるんですかね。それともiCloudに別途対応させる必要があるんですかね。ていうかもうiCloudって何なんですか。

 

とりあえずiCloudもインストールしたんですけど

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ここからどうしたらいいんすか。これでiTunesの音楽をどう管理するんすか。

つかこれもうサインインせずに使ったほうがいいのかな。そうすればiCloudもクソもないよな。

 

こんな感じで現在詰んでます。学生時代親に諸々やってもらったままよく分からずに使ってきたので、パソコンも買い換えたし一新して自分で頑張っていこうと思ったけど余計ややこしくなった気がします。お前そんだけ音楽好きなくせにそんな事も理解してなかったんかって感じですが誰か教えてください。助けてください。マジで。

何ならもう最悪全部CDからインポートし直すんでiTunesiCloudiPhoneとの関係も全部まっさらに戻す方法を教えてください。

詳しい方、どなたかよろしくお願いいたします。

 

では(=゚ω゚)ノ

関ジャムランキングを振り返る回

年明け恒例の関ジャム「プロが選ぶマイベストランキングトップ10」。今年は川谷絵音が参加したことでも盛り上がった。2018年度はインディゴの "ほころびごっこ" が蔦谷さんに選ばれてたけど、2年後に選ぶ側になってるのすごいなぁ。

毎年新しい音楽に出会えたり、好きな音楽が紹介されてて嬉しくなったり、楽しみな企画です。昨年度も振り返り記事を書いたけど、今年も振り返っていこうと思います〜。

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今回は10〜5位と4〜1位で2回に分けて放送された。今思えば、前半と後半とで選ばれた曲たちのテイストがいい感じに切り替わったように思う。

絵音は去年のmabanua枠ってことを考えるとコアな洋楽ばっかりかと思ったけどほとんど邦楽だったな。初手aikoはびっくりしたわ。

自分の知ってる/好きなアーティストは前半に多かった。NEEと秋山黄色出てきたの嬉しかったなー!!特にNEEが映った時はマジで叫んだわ。ほんまに売れたなぁ…下北沢にてで観られたのよかったなぁ…

先日の個人的MV曲ランキングでも載せた曲。去年度も自分が1位に選んだ緑黄色社会の "sabotage" が蔦谷さんの8位に選ばれてて、当時の振り返り記事に書いたんやけど、自分が聴き込んだ曲がプロにも評価されてるってのはほんまに嬉しい。前回は自分の感性に自信持てるって書いたけどそれだけじゃない。聴いた人を惹きつける要素が確かにその曲にあるんだなって専門的な見地から分かる。自分の好きなものが褒められてるって嬉しい。

ていうか今回のNEEが9位、秋山黄色が10位、去年度の緑黄色社会が8位。俺の趣味はプロのランキングにギリギリ入るところの感性らしい笑

他にも、Lucky Kilimanjaroがさらに飛躍しそうなのも嬉しいし、Omoinotake、ネバヤン、GOOD ON THE REELなどバンドが幅広くフィーチャーされた前半でしたね。SuiseiNoboAzは昔から名前は聞いたことあったな。というか字面を見たことがあったな。気になる。聴いてみよう。

あとどんぐりず。名前を見たことがある程度だったけどそんなに良いのか。聴いてみよう。

 

後半の回はマジでプロの分析ってすごいなーと思わされた。し、今までに比べてやっぱりかなりラインナップが異色だったんじゃないかな。分かりやすいポップさを持つ正統派なバンドが一切いなくなった。"大東京万博" が2位て。

TikTok発の匿名・覆面アーティストが一気に増えたのが2020年の特徴だったと思うけど、プロもしっかりそういうところにアンテナ張ってチェックしてるんだなーと。安定のYOASOBIに加えて、ずとまよ、yamaみたいなネットアーティストもやっぱり売れるに値する魅力があるんだなと実感。いしわたりさんがりりあ。やひらめみたいな人たちをチョイスしてるのもすごすぎるわ。あれぐらいの年代の男性は普通に生きてたらあんなの知る由もないぞ。

あといしわたりさん狩野英孝選んでるのおもろすぎるやろ。マジでどんだけ幅広くチェックしてるんだ。プロやなぁ…

後はMIZやりりあ。みたいなアコースティック系や、ROTH BART BARONみたいなフォーク系が注目浴びた気がするな。MIZはMONO NO AWAREのメンバーがやってるユニットとのことで。知らなかった。あとROTH BART BARON。1位に紹介されたアーティストを名前すら知らなかったのは初めてかも。まだまだ知らん音楽あるなぁ。

まぁでもやっぱり一番の印象としては、藤井風無双でしたね。2回の放送に分けたの正解だったと思う。これ一気に放送してたら多分視聴者誰も藤井風しか頭に残らんかったと思う。藤井風は "何なんw" 一発目の時点で大概有名になっていたが、最初に曲名で避けてしまったの未だに後悔してる。曲名でスルーしていた罪は重いと思ってる。

おかげで最近はアーティスト名や曲名で聴かず嫌いは絶対しないようにしてます。そういう意味でも藤井風は自分にとっても大きな影響を与えたアーティストですね。

 

アコースティックな音楽とかネット発アーティストが多かったり、どんぐりずやRyohuみたいなラッパー・ヒップホップ系が入ってたり、王道邦ロックがいよいよ訴求力失ってきたような印象を受けなくもないラインナップだったなと思う。2010年代半ばのフェス全盛期4つ打ちロックブームがシティポップの台頭で下火になったところにコロナでライブハウスの営業が制限されてバンド自体の活動が難しくなり、一方でSNS等で音楽を発信する事のハードルが下がった事が大きいんだろうなぁと。2020年を象徴するランキングな気がする。また今度書くけど、バズリズムのランキングの上位層を見ても思った。

 

一方で、そんな自分も自分で、こういう選曲にも目を向けるようになったなって思う。今までのランキングでもそういう人たちは紹介されてたけど、なんだかんだやっぱり自分の好きなバンドが登場した事に喜んでばっかりやったし。

今回のランキングで知ったアーティストもそうやけど、バンドに限らず拘らず、色んなジャンル聴いていきたいなーと改めて思った。ロックもフォークもR&Bもヒップホップも、バンドもシンガーもアイドルもジャニーズも。洋楽もいい加減聴いてみようかな。というか積極的に避ける事はやめてみよう。

 

バズリズムの振り返り記事も書いてるけどカオスすぎてどうしよう。

 

では(=゚ω゚)ノ

超個人的2020年名盤ベスト20

昨日投稿する予定だったけど間に合いませんでした!!!!!

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MV曲ランキングに続いて、アルバム単位での名盤ランキングも投下します。2020年も沢山のCDを買いました。新品も中古も。ストリーミングで聴いたものもあります。その中から20枚選んで語りたいと思います。

ただ、ベスト20と言っても正直あんまり厳密なランキングではない。というのも、年明け1発目の記事でも書いたように、あんまりCDを再生するという形として聴かなくなったんだよな。YouTubeが主流になって、CDは買うだけ買ってパソコンとスマホに取り込んだらそれっきりって事が多くなった。なので1枚1枚を何回何十回と聴き込めてるわけではない。そんなわけで、最初の数回聴いたインパクトや曲順・構成、アートワークなどに注目した直感的なものだと思ってもらえれば幸いです。

2019年版はこちら

 

 

20位
Tragicomedy / SHE'S  (7/1リリース)

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先行配信していた曲、MVがある曲などをまとめたような作品。2019年に発表した三部作も含め、かなりの数の曲がYouTubeで観られる。アルバムが好きというより、収録されている一つ一つの曲が単発で全部好きだったって感じかな。

新曲 "追い風" も9時台のドラマ主題歌に抜擢されている。数々のタイアップを獲得し始めたSHE'S、2021年、いい加減一般層に浸透するタイプのバズり方しそう。

 

 

19位
SUCK MY WORLDTHE ORAL CIGARETTES  (4/29リリース)

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これまでとは比べものにならないぐらいスケール感を引き上げてきた。新曲を全て英語タイトルにしてあるのも、ワールドワイドに展開していこうと言う意志が見える。曲名覚えにくくなったけど。これまでアルバムは全て10曲縛りだったが、一気に15曲になったのもインパクトがあった。曲名覚えにくくなったけど。

小出しで先行配信していた曲たちも多種多様だし、エレクトロ色を色濃く出した "Fantasy" やサビのメロディがエモい "maze"、壮大なコーラスが目立つ "Hallelujah" "The Given" などバラエティに富んだ1枚。まぁ、昔みたいなシゲさんのギターリフが光るイントロの曲もまた聴きたくはあるが…

当時は緊急事態宣言でリリースが延期になる説も出ていたが、無事世に放たれてよかったです。

 

 

18位
CEREMONY / King Gnu  (1/15リリース)

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上半期最も売れたアルバム。"白日" が入ってんだからそりゃそうだろうよ。

というのは冗談としても、他にも "どろん" "Teenager Forever" "飛行艇" "傘" など一発一発が重いタイアップ曲たちを "開会式" "幕間" "壇上" "閉会式" などでコンセプトに沿って綺麗にまとめつつ整列させ、1枚のアルバムとして式典を作り上げるスキルはさすが。

あと個人的にアートワークが好きでね。初回盤のBlu-rayは正直どっちでもよかったんだが、ジャケ写とリンクした透明のスリーブケースがかっこよくて買ってしまった。最近のCDの買い方はそんなもんです私。

 

 

17位
LEO-NiNE / LiSA  (10/14リリース)

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ニワカでもええ。今年はちゃんとLiSAにハマった。

同時発売された「炎」のシングルと合わせて、既に語らせていただいております。

初回盤の映像ではレコーディングの模様に加えてLiSA本人が一曲一曲解説している。既発のシングル曲もアルバムの中でどう聴こえるかにも工夫しているとのことで、過去のシングルもシングルとして聴いてみたくなった。

少なくとも自分の中では「鬼滅の人」では終わらせたくないアーティストだなと思わされた1枚。

 

 

16位
SINGALONG / 緑黄色社会  (9/30リリース)

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昨年のMVランキング1位に選出させていただいた "sabotage" も収録されたメジャー1stフルアルバム。SNSで一斉視聴会と銘打った企画が執り行われたのもあって、CD派の自分がフィジカルリリースに先立ってサブスクで聴いた数少ない1枚。

"Mela!" はもう説明不要のアンセムになったし、配信限定だった "想い人" や2019年のツアーのアンコールで聴いた "冬の朝" が初めてパッケージ化されたのも嬉しい。"inori" の妖艶な感じも "スカーレット" の軽快な感じも "Brand New World" のスケール感も全部好き。アレンジャーが入ると違うんだなって。メジャーってすごいなって。

欲を言えば "あのころ見た光" を入れるなら同じ「溢れた水の行方」から "リトルシンガー" も欲しかったです。。。

 

 

15位
eyes on you / クレナズム  (11/18リリース)

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ステイホーム中に出会って徐々にハマっていったクレナズム、満を持して新譜を買うに至りました。

6曲中4曲はMVがあり、先行して聴いていたが、どれも良い。し、残る2曲も良い。全曲良い。きのこ帝国のイズムを継ぐシューゲイザーメインのバンドだと思っていたが、indigo la End、mol-74、リーガルリリー辺りが好きな人にも刺さりそう。

現代に合わせてTikTokを活用した手法もとって再生数を伸ばしている。何気に強かなバンドだと思う。2021年、来る。

 

 

14位
Eleven plus two / Twelve plus one / Helsinki Lambda Club  (12/9リリース)

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今回のランキングの中で数少ない、盤を手に取っていない作品です。サブスクでのみ聴いた。というか、先行配信曲やMVのある曲が多すぎて、ほとんどの曲を既に聴いていたので、一度アルバムとして通して聴きたくなって聴いてみたら一発で惹かれた形。

先行で楽曲が解禁されるたびに思っていたが、やはり振り幅の大きさが半端じゃない。そして歌詞の語感もいい。"IKEA" の『極彩色の甘過ぎるケーキを食べて甘過ぎるねって言い合いたいね』や『生きてるって思わんと死んじゃいそう』とか。

俺は "五時葵" と "Happy Blue Monday" が好きかな。インスト曲 "Mind The Gap" からの "五時葵" への繋がり方は、なるほどなって声に出た。

Vampire Weekendに賞賛されて話題になったのも記憶に新しい。爆発的に売れることは無いとしても、コアな音楽ファンをコツコツ沼らせて息の長い活動をしてほしいバンドである。

 

 

13位
ストリーミング、CD、レコード / ゲスの極み乙女。   (6/17リリース)

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ストリーミング全盛期がいよいよ始まった2020年において、CDをどう売るかに最も工夫が凝らされた作品だと思う。バウムクーヘンて。美味しかったよ。

そしてもちろん曲も全部良い。相変わらず覚醒してる。歌詞カードにおいて、全曲の歌詞の英訳が載っていたのも面白かった。実際、何曲かは海外アーティストに英詞版カバーしてもらった音源を公開していた。やはり絵音は発想が違う。

歌詞の英訳自体も非常に面白い意訳になっており、アルバム自体のレビューを兼ねて過去に語ってます。

 

 

12位
THE PARK / 赤い公園  (4/15リリース)

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結果として津野米咲の最前最後のアルバムとなったが、遺作だから選んだわけじゃない。本当に名盤。

剽軽な "Mutant" から始まり、"紺に花" のような眩しい青さや、中盤では "Unite" "ソナチネ" 辺りでゆったり感や浮遊感を出して小休止。"chiffon girl" ではコラボも実現させ、"夜の公園" "曙" からは再び明るい曲が続いたと思えばさらに "KILT OF MANTRA" で一気に可愛く飛び跳ねるような軽快さを見せる。

そしてラストナンバーの "yumeutsutsu" は上半期も語ったように一発で心掴まれました。今聴いてもこの疾走感は興奮します。そしてその疾走感を持ったままアルバムが閉じるとかもうずるいです。

石野理子が加入した新生赤い公園の今できることを全部網羅したようなアルバム。ここからが楽しみだったために本当に残念だ。しかしバンドは足を止めない意志を示してくれているので、黙ってこれからも応援したいと思う。

 

 

11位
kamiyado complete best 2018-2019 / 神宿  (1/15リリース)

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ベストと冠した作品を挙げるのは憚られるが、CDとしては初収録となる楽曲が殆どだし、既発曲もしおみぃ加入後の再録バージョンになっているので、実質オリジナルアルバムだろうという事で選出。でも実際結構リピートしたしな。

10月にも新譜「THE LIFE OF IDLE」をリリースしているが、こっちのベストの方がアイドルらしい楽しい曲が多くて好きだな。"お控えなすって神宿でござる" "春風Ambitious" と言った楽しい玉屋曲や、"グリズリーに襲われたら♡" と言ったキュートな曲など、今作の方が万人受けするアイドルらしさはあると思う。

アーティスト路線に大きく舵を切った神宿、2021年どうなるか。

 

 

10位
BURST POP ISLAND / Wienners  (5/30リリース)

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日本コロムビアから再メジャーデビューしたWiennersの1発目フルアルバム。まさにポップが爆発しており、楽しいの一言に尽きる。

上半期に大きく取り上げた "MY LAND" や先行シングルの "ANIMALS" など本当に「らしさ」全開の楽しい曲が多い。ラストの "FAR EAST DISCO" は曲調も歌割りも構成も代表曲 "蒼天ディライト" と "おおるないとじゃんぷせっしょん" を融合させたセルフオマージュのような曲であり、今一度メジャーでやっていこうと言う決意も感じ取れるように思う。

FAR EAST DISCO

FAR EAST DISCO

Wiennersは聴かせる系の歌モノも辛気臭い物がないのが特徴だが、今作は特に "エピローグ" "ゆりかご" のようにメッセージ性のある曲も全部アップテンポで本当に楽しい。また、会場限定シングルから "UNITY" や "ULTRA JOY" が再録されているのも嬉しい(自分はシングルも買ってるけど)。

トータルの収録時間も長くなく、あっという間に最後まで楽しみ切れる1枚です。

 

 

9位
Patrick Vegee
/ UNISON SQUARE GARDEN
  (9/30リリース)

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個人的には、CD買うほどユニゾンにハマってから初となるアルバム。ユニゾンの新譜っていう意識でアルバムを聴くとこんなにワクワクするのかと衝撃。曲と曲と間の繋がりも鳥肌ものだし、終わりの歌詞が次の曲にリンクしてたりして、既発シングル曲も含めてアルバムとしての完成度が非常に高い。

2020年はLiSAや種々のアイドルへのBa. 田淵提供曲にもハマったのもあり、田淵智也の手がけるUNISON SQUARE GARDENの世界観にまんまと引き込まれた一年でした。

 

 

8位
LANDER
/ SAKANAMON 
 (2/26リリース)

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SAKANAMONはもう、なんでもできるなと。元々同期音を多用することに躊躇のないバンドではあったが、跳ねるようなピアノを取り入れた "HOME" や、もはやバンドサウンドでなくなった "WOULD YOU LIKE A HENJIN" など、アルバムを出す毎に幅が広がっているのを実感する。一方で "少年Dの精神構造" のように遊び心も忘れない。名盤である。

Vo. 元生さんのツイッターアカウントのIDと同名である "FINE MAN ART" からアルバムが始まっているあたり、いよいよ覚悟決めに来てる気がするのが少し気にかかる。みんなSAKANAMONは是非聴いてくれ。SAKANAMONだけは絶対に足を止めさせるな。

 

 

7位
ZOO!! / ネクライトーキー  (1/29リリース)

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ネクライトーキーのメジャーデビューアルバム、今後メジャーでこれを越える出来の作品出せるのかと心配になるほどの名盤だった。全曲名曲。

もっさの声だったり、多様な音色のキーボードだったり、朝日さんの独特な歌詞だったり、強みになるところをキャッチーさに全振りしている。明るい曲もしっとりした曲も、ネタ曲も真面目系の曲も、ふとしたところにフックがあって耳に残るものばかり。"放課後の記憶" の『わかりかねる』とか。"夏の暮れに" のサビのメロディとか。『渋谷ハチ公口前もふもふ動物大行進』ていう曲名とか。

バズって然るべき音楽だとは思ったが、 "北上のススメ" が外国人にめちゃくちゃウケてめちゃくちゃ伸びたのはめちゃくちゃおもろかったな。このまま "オシャレ大作戦" 超えたりしてな笑

2021年の活躍も楽しみです。

 

 

6位
STRAY SHEEP / 米津玄師  (8/5リリース)

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リリース発表時点で既発曲のMV再生回数合計10億超え、最初にMV公開した "感電" は余裕で1億再生、サブスクの台頭が目覚ましいこのご時世に150万枚セールスという化け物アルバム。

日本最大のヒット "Lemon" を中央に構え、数多の代表曲を網羅した一方で、タイアップやMVのないところでは "ひまわり" "迷える羊" "décolleté" などロック色やダークな面を覗かせることを躊躇しない遊び心。マジで隙がない。"ひまわり" のレコーディングにLAMP IN TERRENの大さんを参加させてくれたのも嬉しかった。

文句なしの年間最大セールスアルバムである。

 

 

5位
millions of oblivion
/ THE PINBALLS 
 (12/16リリース)

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年末に滑り込んできた傑作。トレーラーの時点でカッコいいに決まってた。ジャキジャキのソリッドなロックンロールも曲名から溢れ出るセンスもどんどん磨かれている。メジャーデビュー後もここまで貫かれてるバンドいるのか。

前作「時の肋骨」もそうだったけど、既発シングル曲を一切入れず全部初収録の楽曲でアルバム作るのカッコ良すぎるから今後も絶対にやめないでほしい。

"ブロードウェイ" の満を辞して登場するラスボス感とその後の "オブリビオン" のエンディング感が半端ない。

アートワークも凝りに凝っている。初回盤はジャケットが鏡になっていて、歌詞カードも後半は鏡文字になっており、ジャケットの鏡に映すと読めるようになる。

読みにくいです!!!!!笑

この歌詞読みにくい仕様がなかったら1位でした。

 

 

4位
PERSONALITY / 高橋優  (12/9リリース)

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実家の母が買っており、年末年始に帰省した時に聴こうと思っていたがコロナで叶わず、我慢できるわけなくサブスクで聴いた作品。

"one stroke" "room" "自由ヶ丘" を先立って公開した時から期待値は高く、単発で数曲聴いてもいたが、通して聴くと流石のクオリティである。"RUN" "ORION" のようなシングルでも通用した曲もあれば、"フライドポテト" "東京うんこ哀歌" のようにネタ曲はマジで笑える。振り幅がすごいし塩梅も最高。

曲間の繋がりがどうとか、アルバムの構成がどうとかじゃなく、ただただ全曲好き、とシンプルに言える作品。やっぱり高橋優はすごい。サブスクでしか聴けなかったが、盤を聞いていたら1位でした。

 

 

3位
ユースレスマシン / ハンブレッダーズ  (2/19リリース)

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自分では買っておらず、弟に借りて聴いたのだが、文句なしでランクイン。上半期にも書いたが、表題曲 "ユースレスマシン" は改めて歌詞を読みながら聴いた時ちょっと泣いてしまった。

そこから続く "見開きページ" のイントロを一音聴いただけで、このアルバムはリード曲だけじゃないなと察する。そこからはもう止まらない。軽快な曲、センチな曲、バリエーションもあって秀逸。"聞こえないように" が好きすぎます。

聞こえないように

聞こえないように

  • ハンブレッダーズ
  • J-Pop
  • ¥255

"逃飛行" が入ったのも嬉しい人は多かったんじゃなかろうか。あと最後の "大掃除の後" のイントロの音程が、"ユースレスマシン" の大サビの『作り話でも おとぎ話でも 遊び続けるよ』のところと同じなのは意図してるんだろうか。

漫画のコミックスを模した外装をした初回盤のパッケージもワクワクする。Vo. ムツムロのエッセイ本は内容がマジで面白い。まさに音楽に限らず、作品としてのアルバムの完成度・満足度が非常に高い傑作だった。

自分で買っていたら1位でした。

 

 

2位
synonym / パスピエ  (12/9リリース)

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ユニバーサル移籍1発目かつレーベル設立1発目のフルアルバム。マジで全曲よかった。ここ数作品のモダンな感じと、「幕の内ISM」「娑婆ラバ」辺りの和風な感じがうまく融合してるイメージ。

先に公開されてた配信シングル曲の曲順も絶妙というか。一見アルバムの幕開けにはあまり合わなさそうなほど不気味な "まだら" が厳かに終わった後に、ドラムから入る "Q" が流れるのが「始まった」感がすごい。カッコ良すぎる。

今見たらこのサムネ、ジャケットの着色前だったんだな…!

他に先行配信されてた "SYNTHESIZE" "真昼の夜"もカッコよくて、それらが盤で聴けるだけでもうお腹いっぱいなんだが、それ以外のアルバム曲も全部良い。"Anemone" から最後までの4曲の流れやばい。全部曲調が違うし全部カッコいい。

"Anemone" はイントロが始まった瞬間に「うおぉ…」てなるし、歌は前作の "ONE" を彷彿とさせる怪しげな落ち着いた低音ボイス。

Anemone

Anemone

"人間合格" は一転してギターの目立つイントロに少しサイコを孕んだ歌詞。サビのメロディも良い。"tika" はなんか日本舞踊を鑑賞してる気分になる。サンプラーの音は三味線みたいに聴こえて、ベースの音は等間隔で単調にドンドン鳴ってるから和太鼓みたいに聴こえる。

最後の "つむぎ" とか相変わらずナリハネの指どうなってんの?て感じ。ショパンリスペクトが出てるというか、マジでバンドでやっていい事なの?て感じ。

つむぎ

つむぎ

あと "oto" はマジで一回歌詞読みながら聴いてください。歌詞が全部回文になってます。東京ホテイソンに聴いてほしい。ミックスも左右対称になってるらしく、やろうと思っても簡単にできることじゃない。

やっぱり天才集団だよパスピエは。リリースがもうちょっと早くてもっと長い期間聴き込めていたら1位でした。

 

 

1位
You need the Tank-top / ヤバイTシャツ屋さん  (9/30リリース)

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安易かもしれんが、1位です。なんだかんだで一番繰り返し聴きたくなる1枚だった。

コロナ禍でみんながライブに行けなくなった2020年。音楽を、生音をみんなが欲してる時に「You need」と冠するアルバムで "Give Me" と連呼するヤバTはほんとにわかってんなと思わされる。僕らには音楽が必要なんだ。音楽をくれとみんな叫んでるんだ。Tank-topって、音楽のことだったんだよ(錯乱)

でもマジで全曲良い。"泡 Our Music" がアウトロ引き伸ばされてて "J.U.S.C.O." に繋がってんのかっけぇ。"はやく返してDVD" は何回聴いても笑う。"日本の首都、それは東京" とかついにやりやがったな感ある。ヤバTがそんな曲やってしまったらもう今後マジで何でもありやろ。

ラストナンバーの "寿命で死ぬまで" は曲もいいんだけど歌詞カードの解説を読んだら泣きそうになる。というかヤバTの盤の醍醐味ってこれだと思うんだ。だからサブスクで済ませたくないんだ。

結果的にマジでオリコン1位を獲得。本当に名実ともに間違いなく2020年イチの名盤だと思います!

 

 

以上!まとめると以下。

20位 Tragicomedy / SHE'S
19位 SUCK MY WORLD / THE ORAL CIGARETTES
18位 CEREMONY / King Gnu
17位 LEO-NiNE / LiSA
16位 SINGALONG / 緑黄色社会
15位 eyes on you / クレナズム
14位 Eleven plus two / Twelve plus one / Helsinki Lambda Club
13位 ストリーミング、CD、レコード / ゲスの極み乙女。
12位 THE PARK / 赤い公園
11位 kamiyado complete best 2018-2019 / 神宿
10位 BURST POP ISLAND / Wienners
9位 Patrick Vegee / UNISON SQUARE GARDEN
8位 LANDER / SAKANAMON
7位 ZOO!! / ネクライトーキー
6位 STRAY SHEEP / 米津玄師
5位 millions of oblivion / THE PINBALLS
4位 PERSONALITY / 高橋優
3位 ユースレスマシン / ハンブレッダーズ
2位 synonym / パスピエ
1位 You need the Tank-top / ヤバイTシャツ屋さん

 

今年も、ベストMVランキングの20組とは被らないようにした。だから合計40組。多種多様なアーティストを聴きたいから。

今年はやはりCDを買ったわけではない・サブスクでしか聴いていない作品も取り上げたのが個人的には大きなポイントと思ってる。YouTubeでMVを観るのと違ってCDを買うって結構ハードルの高い行為だから、よっぽど気に入らないと動かない。そのハードルを取り去ったのがサブスクだと思ってて。これからはCD買うに至らないアーティストもガンガン聴いて、ガンガン紹介していきたいなと思う。そして2021年末のランキングにはフィジカルを手に取っていない作品もガンガンランクインさせたい。

バンドだろうがソロアーティストだろうがアイドルだろうが、リード曲だろうがアルバム曲だろうがカップリングだろうが、満遍なく推していきたいなと思います。コロナ禍だからこそ、色んな音楽を聴いていきましょう!

 

では(=゚ω゚)ノ