前半はこちら。
昼ご飯を食べてたら時間に。
高橋優
バンドメンバーに続いて登場。黒とカラフルを織り交ぜた衣装がカッコよい。
「こんにちは、高橋優です」とだけ挨拶して、一発目から "ルポルタージュ" のギタースラップで悲鳴のような歓声が起こる。
MVに三浦春馬が出ている曲。シングルには三浦春馬と一緒に歌ったテイクも収録されている。後のMCで言っていたが、高橋優もコロナ禍初の有観客ライブとなる。そんなメモリアルな日の始まりをこの曲で飾ったのは、単に盛り上がる曲だからという理由ではないと思う。よく歌ってくれた。
からの、ドラムカウントから入るのが珍しいと思った "虹"。これまたイントロの途端に歓声が上がる。サビでステージが虹色の照明に包まれたのを観た時、普通に泣いてしまった笑 自分でもびっくりした。"ルポルタージュ" で込み上げてきたものも積み重なったのか。全然最後の曲とかでもないし、感動的なMCを挟んだわけでもない。もうマジで純粋に曲を聴いて泣いた。何回も言ってるが院生時代のしんどかった時期を支えてもらった曲であり、やっぱり好きすぎるな。
ここでMC。コロナ禍初の有観客ライブと言ったが、実に7ヶ月ぶりとのこと。さらに高橋優は全国ツアーが完走できずに終わっている。年明けの神戸公演行ったけど、2ヶ月後にこんな世界になったと思うと運が良かった。しかも予定されていたツアーファイナルが大阪だったということで、大阪で歌いたかった気持ちは溜まりまくってたと優さん。「元気に歌いたいと思います!」と改めて意気込む。
MCを終え、「まぁ次の曲は全然元気じゃない曲なんですけど笑」と振った次の曲は、もうすぐ出る新しいアルバム「PERSONALITY」から "room"。
イントロの不規則な音がインパクト強いが、あれ打ち込みじゃなくてキーボード弾いてるんやな。キーボードのはっちゃんの手の動きがすごかった。頻繁にスクリーンに抜かれてたから、意識した見せ場なのだろう。全部単音やけど指がとんでもない動きしてた。大喜利AV女優深田えいみの話題性もすごいけど、歌詞の世界観もえげつない、ある意味高橋優らしい曲。
続いても「PERSONALITY」から "自由が丘"。MVでは高橋優がピアノを弾いている事(と眼鏡を外している事)でインパクトがあるが、ライブでは普通にはっちゃんがキーボードを。優さんは普通にアコギ。2番の歌詞に出てくる『ディスタンス』をより強調して歌ってたように思った。
ツアー神戸でも最後に聴けた "one stroke" は、今この状況で聴くと歌詞の重みがまた違って届いてくる。『君と僕との距離は今どれくらいだろう』『口を塞いだまま今日を過ごしたのかい?』など、コロナ前に生まれていた曲のはずなのに今に重ね合わせられるフレーズが多い。
からの間髪入れず "明日はきっといい日になる" で終了。この曲もサビで逆に一部歌わせるのが恒例だったが、できないので全編本人歌唱。個人的にはずっと優さんの歌を聴いていたいのでこれで良い。「明日はきっと」と言わず、久々に高橋優の声を聴けた今日この日がいい日になった。
アルバムは実家の親が買うので自分はサブスクで聴くか実家に帰った時に聴くかしよう。楽しみ。
セットリスト
01. ルポルタージュ
02. 虹
03. room
04. 自由が丘
05. one stroke
06. 明日はきっといい日になる
ここからはアーティスト間の時間が非常に短く慌ただしかったが、ステージ間の移動が端から端までとかではなかったのでまだマシだった。
蒸し返すけどKANA-BOONの後ハンブレに向かう時の移動が一番しんどかった。
SHE'S
この日観た中で唯一のGENKi STAGE。太陽の塔の背中を真ん前に望む、中央入り口に一番近い中ステージ。メンバーみんな衣装かっこよかった覚えがある。
SHE'Sを観るのは去年のワイバン以来1年ぶり。その時に新曲として披露された "Masquerade" がこの日は一発目に。
からの "Over You" では、竜馬さんが前半ではアコギに持ち替えて弾き語り、大サビ直前でスタッフにアコギを渡して大サビからキーボードを弾き語るというアクロバティックな形で演奏。
ハンブレッダーズに続いてSHE'Sも吹田で生まれ育ったバンドということで、MCではそれに言及。「万博記念公園は庭」レベルの近くに住んでいたらしく、「太陽の塔の背中を見ながらライブ出来るとか感慨深い」とエモみに浸る。
一方で、出番前にMCのFM802大抜卓人が「大阪吹田のバンドということで、地元ならではのメロディなんかもあったりするんじゃないでしょうか!」とか言ってたのに対して「僕ら4人ともバリバリに洋楽聴いて育ってますのであんまり地元のメロディってのはないです、そこだけ謝罪しときます笑」つってたのは面白かった。
MC明けはSwitchのCMでじわじわバズり代表曲となった "Letter"。サビを聴いたら「CMの曲だ!」となった人も多かったんじゃなかろうか。
しかしそのサビ、しんどそうやった。高いんじゃなくて、裏声の割にむしろキーは低いから、声を張りにくくて声量出てないように聞こえてしまうみたいな感じ。しょうみ地声で全然いける音階だもんな。なかなか難しい曲が代表曲になってしまったもんだ。
この日唯一のMVがない曲 "Blowing in the Wind" ではBa. 臣吾さんがシンセベースを。竜馬さんはハンドマイクでステージ上をゆらゆら歩き回りながら軽快に歌う。SHE'Sもピアノロックをベースにしながらしっかりエレクトロ要素やチル要素を入れてきている。
PARK STAGEやRIGHT STAGEに比べると屋根がなくて小さなステージだが、 "Higher" を演った時は青空の下で演奏するMVとマッチしていて、むしろ良かったのかなとか思ったり。
選抜高校野球のテーマソングになっていたこの曲も、コロナがなければ "宿命" のようになってたかも知れんなぁ…
最後は "Dance With Me"。去年のワイバンでは演奏開始前に「男子!」→\イェー!/「女子!」→\イェー!/とコールアンドレスポンスを募っていたが、声出し禁止の今回は流石に無理かな、と思っていたが「イェーイとかやるとこなんやけど声出せへんから挙手で!」と強行。笑 声出せないので「女子!」→(^^)/「男子!」→(^^)/「全員!!」→(^^)/ とみんな無言で手挙げるだけのシュールな光景に。竜馬さんもやるだけやっといて「はっwww 何やこれwww」と爆笑。ご機嫌。
最後まで楽しかった。 "Letter" だけしんどそうやったけど、終始喉の調子は安定していた方だったと思う。危なっかしいところがなかった。調子良かった。なんかあったんかな。なんかいい事あったんかな。
私生活充実してるんかな!!!!!
セットリスト
01. Masquerade
02. Over You
03. Letter
04. Blowing in the Wind
05. Higher
06. Dance With Me
この後の予定はRIGHT STAGEで続けて緑黄色社会とキュウソ。正直、緑黄色社会は先月のリバサミを上回る感動が得られる気がしなかったので物販行こうかとか迷ったが、その後のキュウソの準備のつもりで結局観に行った。
RIGHT STAGEへと向かう長い道のり、緑黄色社会目当てに走る人たちの多さ。売れたなぁほんま。会場に着くとちょうど一曲目の "夏を生きる" のイントロが。この曲で始まるのはリバサミの時と同じだ。スクリーンでしか見えなかったが、衣装もあの時と同じだ。野音で間近に観られたバンドが、大きなステージでスクリーンでしか見えなくなってるのエモすぎないですか?
さてはほぼ同じセトリで来るか?と思ったが、2曲目から早速リバサミでは演らなかった "あのころ見た光" を。もうこの時点で「リバサミで観たからいいや」って蹴らなくて良かったと思ったね。この曲も、コロナ前はオーディエンスの「ラララ」が響いていた曲。早くみんなで歌える日が来てほしい。
続いてハイハットのカウントから入った "sabotage" のイントロのピアノが鳴った瞬間に歓声が。
今でこそ "Shout Baby" や "Mela!" が代表曲となったが、関ジャムで紹介された事もあり、世間に知られるきっかけになった出世作はこの曲なんじゃないかと。髭男で言う "Tell Me Baby" みたいな位置になってる気がする。
MCでは客席がマスクだらけなのを見て、一誓くんが「みんな風邪ひいてるの?大丈夫?」と笑いをとる。それを拾うかのように「マスクしてて笑顔は見えないけど、本当の笑顔は目に出ると思ってて。ニコニコで楽しもうね!」と晴子氏。歌声あんなに力強いのに話してたらおかあさんといっしょのおねえさんみたいな喋り方と声。はるこおねえさん。
フェス尺で "Brand New World" を演ったのはびっくりしたな。MVもないのに。しばらくは推していくんだろうか。でも曲の壮大なスケール感が大きなステージに合ってて良いと思う。
最後は誰もが演らないわけないと思ってた "Mela!" でしっかり盛り上げて終了。この曲でスッキリ!も出演した。MVはついに "Shout Baby" を抜いて1200万再生。完全に緑黄色社会を代表するアンセムになったなぁ。
ほんまにリバサミで観たからって蹴らなくて良かった。もちろん色々思うところもあって、正直リバサミの方が良かったよ。でも、大きなステージで演奏する緑黄色社会を観られてよかったです。
あとpeppeが髪結んでたの見れたからよかった。peppe可愛い。peppeほんまに可愛い。
セットリスト
01. 夏を生きる
02. あのころ見た光
03. sabotage
04. Shout Baby
05. Brand New World
06. Mela!
緑黄色社会が終わった後そのまま待機。この日で一番シートに座ってゆっくりした時間だったな。目の前のカップルがすごいイチャイチャしてたので切り刻もうかと思いました。
待ってる間に一気に日が沈み、始まる頃にはすっかり照明が映える暗さに。
安定のリハから全力。見てなかったけど直前にこんなツイートをしていたみたいで。
なんで今日やんねん?という曲をリハでやろうとしている、相変わらずな我々(ё)
— セイヤ ヤマサキ (@serubora) 2020年10月11日
元気パーク楽しみ🌞
昔のレア曲でも演るのか?と期待していたファンも多かったであろうことを考慮し、セイヤさん初っ端から「思わせぶりなこと言うてもーたけど自分ら絶対知らんからな、ただ俺が好きな洋楽演るだけやからな、そんな立ったりせんでええぞ」とバッサリw そしてガチで知らん曲で音出し。セイヤさんがバリバリの英語詞を歌うだけで笑いが起こる。さすが本番前から楽しませてくれる。
ちなみにこの曲らしいです。
The Vines: Get Free (Live Meltdown on Letterman) https://t.co/n2suN0rlgQ @YouTubeより
— セイヤ ヤマサキ (@serubora) 2020年10月11日
今日のリハでやったのはこちら!
いまだに元気をくれる存在(ё)
そしていざ本番になるとセイヤさん謎の全身赤タイツで登場www 頭に何かマークが付いているように見えたが、スクリーンにも映らずよく見えない。
そんなカオスな状態で始まった一曲目は "KMTR645"。間奏ではいからさんが何かボードを持ってくる。イラストに描かれていたのは、少し前にツイッターを騒がせた大阪万博2025のロゴ「いのちの輝き」www
はぐれいのちの輝きでした(ё)
— セイヤ ヤマサキ (@serubora) 2020年10月11日
今日しかねぇ!ということでやった!この空気がたまらん🟥
写真 @vizkage pic.twitter.com/cWF1LWhkSy
頭についていたのはこの目玉みたいなマークのうちのひとつ。ボードの穴にセイヤさんが頭を突っ込んでいのちの輝きが完成するというあまりにも無駄に凝った演出。最高すぎた。シンノスケさんが「いのちの輝きーーー!!!」と叫んだ時には流石に大歓声が起こった。マスクしといてよかったね。セイヤさんが普段「歌えーーー!!!」って叫ぶのと全く同じ熱量で「歌うなーーー!!!」て叫んだのも面白すぎた。
これだけでもうお腹いっぱいだが、2曲目は "KENKO不KENKO"。「ギリ平成」のリリースツアーで去年の2月に広島ワンマン行った時、確か「ギリ平成」収録曲の中でこれだけ唯一演らなかったんだ。だからこんなタイミングで聴けてめっちゃよかった。思えば感染対策を万全にしているこのイベントに欠かせない曲ではあったな。
いやイントロで終わってもうたがな。笑
"ビビった" では両手を上下に曲げ伸ばしするクソワロダンスでセイヤさんが「ソーシャルディスタンスでむしろやりやすいぞーーー!!!」と叫んでまた爆笑。でもその後大サビ前、『なめんじゃねぇ!』が本当にセイヤさんしか歌わなかったのめちゃくちゃ感動した。今までなら観客全員で一緒に叫ぶのが醍醐味みたいな部分。でもみんなしっかり守った。声は出せないというルールをしっかり守った。
そんな民度の高いファンを見てか、セイヤさんが「お前らが俺の会いたかった推しだーーー!!!」と叫んでからの "推しのいる生活" も大盛り上がり。でも、みんなしっかり声は我慢。本当に素晴らしい。キュウソネコカミのファン、邦ロックのファンってみんなこんなにしっかりしてるんだよって、スタッフの方々や初めてこういうフェスに来た人たちに伝えることができたんじゃなかろうか。もう何ならいつまでもこの形式でいいよと思ってしまわなくもない、素敵な瞬間だった。
その後もMCで
「今日はいのちの輝きで全身赤タイツやったけど前に万博記念公園で演った時は太陽の塔で全身白タイツやったから俺万博記念公園で全員タイツしか着てない」
とか
「いのちの輝きをネタにしたのは多分俺らが最初やから今後別のバンドがやってたら引用リツイートで『これキュウソが先にやってたやつ』てマウント取ってください」
とか
「ソゴウの裏垢36個ある」
とかもうやりたい放題。
新曲の "ポカリ伝説" では最後の『噂』のところで『噂』を言わせるためだけにFM802の飯室大吾を召喚する暴挙。
もう、本当に自由だなこの人たちは。
でも最後はしっかり "ハッピーポンコツ" と "The band" で締める。ハピポンで終わりやと思ってたからThe bandも演ってくれたの嬉しかったな。遅い時間やったし尺長かったんかな??
10周年ツアーがコロナで丸々潰れてしまったキュウソ。その溜まった熱量を存分にぶつけられたかのような最高のライブでした。この日の個人的トリがキュウソでよかった。楽しかった!
セットリスト
【LIVE終了‼️】
— キュウソネコカミ (@KYUSO_NEKOKAMI) 2020年10月11日
10/11(日) @大阪・万博記念公園🐭
「OSAKA GENKi PARK」
ありがとうございました~😊🙌
1.KMTR645
2.KENKO不KENKO
3.ビビった
4.推しのいる生活
5.MEGA SHAKE IT!
6.ポカリ伝説
7.ハッピーポンコツ
8.The band
photo @vizkage #大阪文化芸術フェス#OSAKAGENKiPARK#キュウソ pic.twitter.com/qAmce1vm9v
以上!!
イベント自体はこれで終わりではなかったが、この日のうちに広島に戻ってこないといけなかったのでここで退散。
ほんまに、ほんっまに楽しかった。マスクしてようがディスタンス保ってようが関係ない。フェスってこんなんだったなぁってなった。
まぁ、正直ちょっと密すぎないかって心配になる時もあった。スタッフがせっかく人が押し寄せないように規制退場を促してんのに勝手に行動する奴もいて、あーあって思う時もあった。まぁどこまで本気で対策するかって感じだわなー。
正直、それなりに距離保って、ちゃんとマスクして、それでも声出すのは我慢して、もちろん体調が優れない時は我慢して、って言うのを貫けるなら、こんな感じでまたやってもいいんじゃないかなって思った。大騒ぎしながらフェス飯食ったりしたらアウトやろうけど。
各地でライブが復活してきてますよね。個人的には、モッシュとかサークルに興味ない人種なので、今のスタイルでむしろちょうどいいかもと思ったりします。メロコアやパンク系のアーティストはたまったもんじゃないんやろうけど…
とは言え、少しずつライブやフェスを再開していくステップの一つに、このイベントもなれたんじゃないかなと思います。
OSAKA GENKi PARK、行けてよかった!楽しかった!
では(=゚ω゚)ノ