バンドに限らず、アーティストというのは活動を続けてくれるだけでありがたいところがある。何年も同じメンバーで同じ志を持って続けていくって相当難しいことだと思う。大きくなればなるほど大人の事情も絡んでくる。そんな中で足を止めないでいてくれるのは本当に尊い。
しかしそれでもどうしようもない時もある。人間である以上、病気や事故があり得るからだ。本人の意志ではどうしても避けられない出来事は起こり得る。そして悲しい哉、個人のアクシデントがグループの活動にも影響を与えてしまうから、本人も他のメンバーもめちゃくちゃ辛いと思う。
逆に言うと、それを乗り越えて復活してくれた時の喜びは凄まじい。まさに存在してくれてありがとうの気持ち。今回はそんな苦境を乗り越えて無事に帰ってきてくれたアーティスト達を振り返っていきたいと思う。今そこにいるだけで尊い人たちです。
死んだと思いました。
蜘蛛膜下出血ですよ。普通死ぬでしょ。今ピンピンしすぎててそろそろ知らない人が増えてきそう。
倒れたその時もだけど、復活のお知らせの時に再度アクセスが集中してサーバーが落ちたそうで、弟が「死んだあああああああと思た」て言ってたのを何故か鮮明に覚えてる。死んでなかった。本当に奇跡。
彼の場合は復活後の躍進がすごいところがすごすぎてすごい。歌手としては紅白の常連になり、役者としても主演クラスを連発。あのまま目を覚ましてなかったら今の芸能界はどうなっていたのだろうか。本当に、存在が奇跡な人物の代表格だと思う。すげぇよ志磨ちゃん。
片岡健太 (sumika)
"ふっかつのじゅもん" "ソーダ" などで気になり始め、「Vital Apartment.」が名盤すぎて一気にどハマりしたsumika。しかしその後片岡さんの体調不良により活動を休止。結果としては一時的な発声障害だったんだけど、当時詳細が全く公表されなかったから、メンタル的な問題だと思っていた。病んでしまったのかなと。これからのバンドだったのにもったいないなぁと思っていた。
だから、帰ってきたときは本当に嬉しかった。そして、復活と共に発表した "Lovers" がこんなに当たってここまでの人気になった事も感慨深い。まさに、ファン達がみんな "ふっかつのじゅもん" を唱え続けた結果なんだろうなんて。
長谷川プリティ敬助 (go!go!vanillas)
死んだと思いました。
交通事故での負傷。確か相手、普通の乗用車じゃなくて大型トラックとかだったでしょ。だいぶ長いこと意識なかったでしょ。絶望しかなかった。
プリティのお知らせ後に公開された "No. 999" のMVでは当然のことながら事故前の撮影なので普通に出演して演奏している。その分余計に、こういうアクシデントは突然起こるものなのだなと痛感させられた。
本当に元気になって良かった。文字通り『デスからアゲイン』した。プリティの生命力もやけどやっぱ現代の医療技術ってすごいんやな。復帰するまでのサポートを色んなバンドのベーシストが交代で担当してたのも愛を感じたよな。
本当にバニラズにはリスナーからいつまでも多くの愛を受けてほしい。自分が行ける行けない関係なく、コロナに負けずに何とか実現されてほしいライブの一つにバニラズの武道館がある。
テンメイ (ココロオークション)
生死を彷徨うほど重大ではなかった、というか詳細が結局発表されなかったけど、体調不良ということでしばらく活動を休止していた。片岡さんの時もそうだったけど、詳細が分からないって一番不安。体調不良というのならとにかくこちらは、お大事に、ゆっくり休んでください、としか言えない。
今でも体調的な問題だったのか精神的な疾患だったのか分からないけど、とにかく今は帰ってきてくれている。ココロオークションのライブは去年の夏に観て以来だ。そしてその時はテンメイさんはいなかった。すなわち復活後4人揃ってのステージはまだ観ていない。今はコロナという別の問題があるけど、またライブ行きたいな。
小林れい (夢みるアドレセンス)
夢アドにハマり始めたぐらいの時期だったな。なんか1人減ってない?みたいに思った。
喉の不調により、無期限のグループ活動休止。バンドなんかで無期限活動休止っていうとそれもう実質解散やん、みたいな印象を受けるけど、れいちゃんの場合は本当に期限がわからないだけの休養。治療にどれぐらいかかるか分からないけど治ったら帰ってくると約束した上で、とは言えどれぐらいかかるか分からないから、というニュアンスでの無期限。
帰ってくるのは分かってるから、帰ってくる場所をみんなで守っておこう、そんな空気があった。だからこそ他のメンバーがYouTuberとやらかして卒業した時は本当に何してんだよと思ったし(俺がYouTuberをよく思わなくなった原因の一つである)けど、復活が決まった時は本当に感動したな。黒髪ロングだったのが一気にショートヘアに転換したのもインパクト大きかった。
ほんとに。
ほんとにこの時はれいちゃんが帰ってきて、その後新メンバーも加入して、また夢アドの勢い戻ってくると、
思ったのになぁ!!!
なぁ!!!!!
夢アドは終わってるけどれいちゃん個人としては舞台などで活動を続けている。喉を悪くして休養していた人間が、今では舞台を演っているというのは普通に人間の可能性を感じるね。
あと詳しくないから大きく取り上げて紹介はしないけど、Sexy Zoneの松島くんとかパニック障害乗り越えて帰ってきたね。よかった。"RUN" 気に入ってます。キンプリの岩橋くんも早く帰ってこれるといいね。"Key of Heart" 気に入ってます。
こんなとこです!
今回挙げたアーティスト達は皆、ステージを変えている人もいるとは言え、何事もなかったかのように活動している。別にそういう過去があったことを意識して観る必要は無い。ただ、知っているからには、自分は一層そのアーティスト達が今活動を続けてくれている現実に感謝しているのである。みんな尊いよ。
そんな話です。
では(=゚ω゚)ノ