たなさと

バンドを語りたい、ただそれだけ。CDレビューやライブレポなどもするので一応ネタバレ注意

未だに定番張ってるけど今年で10年前の曲10選

昨年あたりから、自分の好むバンド界隈で「10周年」という文言をよく見かけるようになったように思う。アニバーサリーイヤーを迎えたロックバンドが多いと言う事で、特に何の説明を添えるまでもない事実である。

10年前となる2010年代半ば、とりわけ2012〜2015年は、今なお健在のロックバンドが挙って台頭して邦楽ロックフェスが市民権を得た時期である。昨年末に正式に幕を下ろしたBASEMENT TIMESが言うところの「卑怯ドラム」と呼ばれる4つ打ちダンスロックを基軸とする音楽。これらが自分の音楽の好みのど真ん中に据えられたのも、自分がこの時期に大学生時代を過ごした影響が大きいことは、このブログでも幾度となく書いてきた通りである。

この辺りに出てきたバンド達、当時の楽曲が未だに代表曲として第一線を張ってファンに愛されているケースが非常に多い。というわけで、10年前にリリースされた楽曲で今でも定番になっているものを改めて10曲挙げてみました。同年代よ、泡吹いて倒れろ!

 

 

シルエット / KANA-BOON

まぁ筆頭はこのバンドでしょう。昨年で "ないものねだり" から10年、そしてついにこの曲からも今年も10年です。泉大津フェニックスでのただいまつりのアンコールで初めて聴いた時のことは未だに覚えている。

肝心の10周年イヤーは最悪な形で台無しになってしまった彼らだが、いつまでも復活を待ってます。

 

 

君と夏フェス / SHISHAMO

SHISHAMOはフェスでしか観たことがないが、イントロが始まった瞬間の盛り上がりは毎回すごいなと思う。聴くたびに「これも大概昔の曲になってきてるよな…?」と思ってたら10年経ってました。今ここまでフェスと青春を歌った曲ってもう出てこないと思う。10年前のフェス文化の背景も改めて感じるなぁと。

 

 

オドループ / フレデリック

この曲が10年前というのもなかなかの衝撃だと思う。フレデリック自体もずっと人気だが、それ以上に楽曲単位の知名度が半端じゃない。フェスでも未だに定番で誰もが踊れるし、この曲は何がすごいってただ永く好まれてるだけじゃなく定期的にバズってるところなんだよな。去年はファーストテイクまで出て。すごいよ。

 

 

ビビった / キュウソネコカミ

「重めの発表」と題した動画でメジャーデビューを発表したのを何故か覚えている。あれから10年、先日参戦したツアーでも1曲目に演っていた。『メジャーに行って1,2年で消え』ず未だに第一線、この楽曲と共にずっと人気なのは素直にすごいと思います。

 

 

monolith / 04 Limited Sazabys

ONAKAMAの台頭もこの時期の音楽シーンを象徴する大きなトピックだと思うが、オーラルとブルエンは代表曲・定番曲の入れ替わりがコンスタントにあって、フォーリミは対照的にこの "monolith" がずっとアンセムになってるって印象。1音目から一気に最高潮までブチ上げる革命的なイントロですよこれ。

つか "monolith" もだけど同じ2014年中に "swim" も出してんのか…つっよ

 

 

MONSTER DANCE / KEYTALK

最近はサーキットイベントや小規模なライブハウス公演にもどんどん出るようになってきたKEYTALKだが、フェスではやはり欠かさず演っているのがこの曲。良くも悪くもKEYTALKのお祭り野郎キャラを確固たるものにした。サビの振り付けはみんなちゃんと踊れるもんな。10年間ダンスダンスサマーサマー言い続けてファンを離さないのすごいと思います。褒めてるよ。

 

 

センスレス・ワンダー / ヒトリエ

つい最近 "10年後のセンスレス・ワンダー" として3人での再録がリリースされたのも話題になった。wowakaが遺した作品の全てが今でも演奏されているわけではない中、こうして節目のタイミングで再びフィーチャーされるだけあるほどに、メンバーにもファンにも大切な曲として愛され続けていることが分かる。

 

 

ray / BUMP OF CHICKEN

冒頭に2010年代半ばのシーンについて書いてしまったので少し趣旨とズレるが、この曲も挙げておきたい。"天体観測" が20年以上前って言うよりこの曲が10年前って言う方が時の流れ感じる。初めてMステに出演した時の事は忘れられない。先に演った "虹を待つ人" の時点で泣いてたなぁ。テレビの前で。今でもライブでは豪華絢爛な演出と共に多くのファンを感動させる楽曲である。そもそも大規模なライブの機会しかないが。

 

 

WHERE? / 夜の本気ダンス

もう、今でも何回聴いてもカッコいいし楽しい。未だにセトリから外れること本当に滅多にないんじゃないか。序盤、中盤、終盤、どこで来ても、タイトルコールをしてもしなくても、本当に盛り上がる。ずっと人気な曲。実を言うとこれが10年前になるのが衝撃で今回の記事を書くモチベーションになってたりしている。

 

 

ふっかつのじゅもん / sumika

小川さんが正式加入し、キーボードが加わった事で "Lovers" を始めとする多幸感溢れる楽曲が多くなった中で、未だに光るアッパーな4つ打ちナンバー。黒田さんのギターソロはもう観られないが、いつまでもsumikaを代表するキラーチューンとなっていくだろう。

 

 

以上!

いや2014年つっっっよ

勿論、それ以降も名曲を生み出し続けているからこそ変わらず人気なわけだが、とはいえライトリスナーがフェスで聴いても盛り上がる「このバンドと言えばこれ」と言う曲が10年前の曲であり、一方で長年のファンも未だに飽きていないというのは素直に凄まじいなと思う。そして向こう10年も愛され続けるんだろうなと。もちろん自分もずっと聴いていきたい。

ちなみに来年はユニゾンの "シュガーソングとビターステップ"、ドロスの "ワタリドリ"、オーラルの "狂乱Hey Kids!!"、マイヘアの "真赤" 辺りが10年前になります。吐きそうだね。

では(=゚ω゚)ノ