たなさと

バンドを語りたい、ただそれだけ。CDレビューやライブレポなどもするので一応ネタバレ注意

初和歌山でバックドロップシンデレラと夜の本気ダンスとウンザウンザを踊る

和歌山初ライブ!初のバックドロップシンデレラ夜の本気ダンスのツーマンに行ってきました!!

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バックドロップシンデレラがあまり行ったことのない土地を中心に回るツーマンツアー。和歌山公演の対バンが夜の本気ダンスという事で、帰省中で関西にいたので参戦しました。

学生時代の名残があって、大阪から南に降る方面には縁がないこともなかったので、和歌山へのアクセスは比較的ハードルが低かった。実際行ってみても、天王寺から電車で片道1時間ちょい、料金も1000円しないので余裕です。

会場は和歌山CLUB GATE。名前はずっと見たことあった。和歌山駅から歩くと少しかかる距離。歩いたけど。商店街から少し逸れた道にあり、すぐ斜め向かいにはラーメン屋。ライブハウスって感じのライブハウスだ。コインロッカーがないため、クロークに全部預けて開演を待った。

 

 

夜の本気ダンス

昨年のワンマンツアー以来で意外と久しい夜ダン。すなわち声出しが完全に解禁されてから初めてなのでとても楽しみだった。

ミニアルバム「armadillo」以来1年近くリリースはなく、対バンなので王道のセトリで来るだろうと予想してはいたが、初っ端から "WHERE?" でブチ踊らせに来た。『Where is』のコールアンドレスポンスに、間奏のニシカズのギターソロアレンジも定番である。

"Sweet Revolution" がアツかった。リード曲勢の中では少し影が薄い印象だが、この曲はもっと知られて良い。

最初の挨拶では鈴鹿さんが「和歌山の人〜?」と問いかけ、フロアから勢いよく手と声が挙がると「旅行行けやーーー!!」と一蹴する笑 和歌山ということで「アドベンチャーワールドより熱くなろうぜ!」としっかりご当地煽り。MCモンスター健在である。

ちょねさんが早速ギターを下ろして "LOVE CONNECTION" へ。アウトロでのジャンプも定番。当然ながらバクシン勢が殆どである中で、一際目立つぐらい跳びまくりました。

"Movin" の鈴鹿さんのラップもド安定。原曲はCreepy Nutsとのコラボである事もバクシンのお客さん達には是非チェックしておいていただきたい。そういう意味でも対バンではなかなか鉄板になりつつある曲ですね。

「ウンザウンザをググった」という鈴鹿さんのMCを再度挟み、始まったドラムのリズムが聴き慣れないテンポだったので何やこれと思っていたら、ここにきて "Ain't no magic"。飛んだ。アルバムの始まりになってる原曲通りのイントロじゃないアレンジで聴いたの初めてかも?

Ain't no magic

Ain't no magic

つか、やっぱ「Fetish」名盤だな…

"fuckin' so tired" も久々に聴いた。この曲マイケルさんがベース指弾きなのいつも忘れる。いつも2サビ後の見せ場でやっと注目する。

続く "審美眼" も安定です。このテンポが地味に一番飛べるんだよな。いやマジで今までのライブで一番ジャンプしてるかもこの日。

ここでまたがっつりMC。「水飲んでね、バックドロップシンデレラで倒れたら大変やから」「全然待つよ笑」と水分補給タイムを設けるちょねさん。夜ダン、和歌山のライブハウスで演るのは初めてだったらしく、「最初がこれだったらまた来たくなりますね」とご満悦のちょねさんとマイケルさん。フロアの熱さと観客の熱気に「台風どっか行くんちゃう?」「湿気で雲出来て台風できるんちゃうか」は笑った笑

一方の鈴鹿さん、暑さで少しバテ気味。「肩で息してるやん」言われてた笑 MCモンスター、この日は後半大人しめでした。そう言えばこの日はニシカズタイムがなかったな。あのゆるい雰囲気をバクシン勢にも見てもらいたかったが。

ちょねさんが再びギター持って、ラストスパートは "Crazy Dancer" からの "GIVE & TAKE"。ちょねさん最後もう眼鏡まで外してた笑 "Crazy Dancer" のニシカズのギターソロも "WHERE?" と並ぶアレンジが光っていたし、"GIVE & TAKE" はやっぱり同期であのイントロが始まるだけで飛び跳ねてしまう。何回聴いてもいつまでも中毒性が衰えない恐ろしい曲である。

思ったのが、 "TAKE MY HAND" がなかったな!ラストに演るかと思ったけどなかった。ツーマン尺では演り切れないほどに定番のキラーチューンが増えた証拠である。久々に観たけど、やっぱり安定でした!

 

セットリスト

01. WHERE?
02. Sweet Revolution
03. LOVE CONNECTION
04. Movin'
05. Ain't no magic
06. fuckin' so tired
07. 審美眼
08. Crazy Dancer
09. GIVE & TAKE

 

 

バックドロップシンデレラ

個人的に初めての埼玉ライブとなった、4月のKEYTALKとのツーマン以来になるバクシン。コロナ禍で初めて観て以来何だかんだライブ観てるんだが、まだまだ知らない曲がある。1曲目から知らない曲だった…あゆみさんは初っ端から客席に飛び込んでたけど笑 マジでなんで歌えるんだあれで…

"HATEです" "遊びにいきたい" など比較的新しめの曲でちょっとずつ自分が温まっていく感じがあったが、"国家の不正を暴きたい" のウォールオブデスで一気に爆発した笑 

"フェスだして" では間奏での恒例の一徳さんタイム。和歌山ラーメンをまだ食べられていないという流れから始まり、ペリーさんから「今日のライブが盛り上がったら夜ダンとの分までラーメン出前が出ます!」と笑

そんなペリーさん、自身を「ライブハウスの暑さソムリエ」と称し、この日の和歌山CLUB GATEの暑さについて「アウト!!」と判定 笑 いや、この日、やっぱり暑かったよ。夜ダンの時から今までにないぐらい汗かいてたんだけど、恐らくフロア内の空調が不調だったみたいです。我ながらよく生き延びた。

MC明け、"アメリカでウンザウンザを踊る" ではあゆみさんが再び客席にダイブ。飛行機のように観客に運ばれてフロア内を飛んでたw あゆみさんがダイブしたらフロア内の照明が点いたり、前方の観客がスタッフと一緒にマイクのケーブル支えてたりするのが面白すぎる。

キャナコさんボーカルの "ボンドガールすぐ死ぬ" では、前回のライブで知ったPPPFやサビ後の振付に加えて、Aメロでのキャナココールが新たに生まれていた笑 アイドルソングみたいになってるw

今回のツアーはあまり行ったことがない場所を選んでのツアー。あれだけライブ狂いのバクシンだが和歌山のライブハウスは初めてとのことで、箱のスタッフさんからも楽しみにしてますと言われていた、とあゆみさん。「楽しみにしてますって言われたら、全力で応えるしかないでしょ」と煽ってから入ったのが、激しい曲でなく "日が暮れてしまう" だったの、漢…!って感じがした。

ペリーさんからも初和歌山ライブや夜ダンとの対バンについて触れていた。「色んなバンドから和歌山っていいんだよとか、意外と大阪から近いんだよとか聞いてました」って話にはめっちゃ頷いたな。ほんと自分もこんなに来やすいとは思わなかったもん。

夜ダンとのがっつりしたツーマンは2014年以来9年ぶりらしく、久しぶりの対バンに思いを馳せる。客席から「続けてくれてありがとう!!」という声が出るとペリーさんも大きく頷き、「夜に本気でダンスするバンドが本気でダンス出来ない3年間があって、踊るやつが偉いとか言ってるバンドが踊れない3年間があって、それでもバンドという形態を続けられたのは奇跡だと思う」と、コロナ禍を乗り越えて活動を変わらず継続出来ている両バンドの状況を改めて噛み締めていた。これは本当にそう。

終盤、8月に聴けたのが嬉しい "8月。雨あがり" に始まり、"本気でウンザウンザを踊る" "台湾フォーチュン" "月あかりウンザウンザを踊る" "さらば青春のパンク" そしてアンコールの "サンタマリアに乗って" まで全力で駆け抜けた。もう楽しすぎて曲順含めうろ覚えです笑

夜の本気ダンスとの対バンで聴く "本気でウンザウンザを踊る" 最高すぎるな。そして "台湾フォーチュン" はやっぱり一番好きかも。イントロの「さぁさぁ始まりますよ」感が凄まじいです。この日、あまりに揉みくちゃになるもんだからフロア内で自分の位置がコロコロ変わってたんだけど笑、"台湾フォーチュン" をほぼ最善の聴けたの最高でした。

"月あかりウンザウンザを踊る" の曲中にあゆみさんが「お客さん含めてバックドロップシンデレラです」って言ってたのめちゃよかった。初めての和歌山の地で、CLUB GATEのスタッフさんにバックドロップシンデレラをしっかり魅せることが出来たんだなと思えた。

マジで暑かったです!!上も下もぐっしょりの汗だくになった。最高でした!

 

セットリスト ※うろ覚え

01. (不明)
02. HATEです
03. 遊びにいきたい
04. 国家の不正を暴きたい
05. フェスだして
06. アメリカでウンザウンザを踊る
07. ボンドガールすぐ死ぬ
08. 日が暮れてしまう
09. (不明)
10. 2020年はロックを聴かない
11. 祝え!朝が来るまで
12. 8月。雨あがり
13. 本気でウンザウンザを踊る
14. 台湾フォーチュン
15. 月あかりウンザウンザを踊る
16. さらば青春のパンク

en1. サンタマリアに乗って

 

物販でバックドロップシンデレラのTシャツとタオルを購入。即着替えた。笑 マジであの状態のまま電車乗ったりすることが考えられなかった…

バクシンのグッズ買うの何気に初めてです。背中にデカデカと「UNZA OR DIE」って書いてあるシャツとか多いから、普段遣いを重視する自分にとってはなかなか手が伸びなかったんだけど、今回のTシャツはオシャレで良い。

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まぁ「UNZA OR DIE」は書いてるんだが笑

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購入額が5000円超えたからショッパーも貰えたんだが、マジで助かりました。びっしょびしょの服入れるのに役に立ちました。笑

向かいの和歌山ラーメン屋が予想通り行列で、かつ暑すぎて食欲無かったのでポカリスエットだけ買って直帰。今思うとあれ普通に熱中症の症状だった気がする() 実際、バクシン中に離脱した人ちょこちょこいたみたい。あまりにも激しすぎるライブでした。最高でした。

和歌山ラーメンはまたいつか食べたい。

 

以上!!

暑かったことばっかり書いたが、夜ダンもバクシンも本当に良いライブ、良いツーマンだった。バックドロップシンデレラ、コロナ禍になってから初めて観たから、ライブの制限がなくなっていくのと自分が曲を覚えていくのとで、回を重ねるごとに楽しくなっていく。自分の中でのバックドロップシンデレラがちょっとずつ完成していく感じがする。夜ダンも言わずもがなだけど、やっぱり制限がなくなった状態で観るのは久々だったから楽しすぎたな。バクシン勢に爪痕残すぐらいの勢いで楽しんだ。

ペリーさんの言ってた通り、両バンドともコロナ禍を乗り越えて再び本気で踊れる世の中になったのが喜ばしい。これからも機会さえあれば何度でも踊りに行きたいと思う。

和歌山初ライブ、最高でした!!

では(=゚ω゚)ノ

 

バックドロップシンデレラ いろんなとこでウンザウンザを踊るツアー

2023.08.13 和歌山CLUB GATE

バックドロップシンデレラ
夜の本気ダンス