たなさと

バンドを語りたい、ただそれだけ。CDレビューやライブレポなどもするので一応ネタバレ注意

Novelbrightの、Novelbright以外の部分が全部無理

これまでWANIMA、ミセス、ヤバT、King Gnuなどを1位に選出している、バズリズム年始恒例企画「これがバズるぞ」ランキング。2020年はNovelbrightというバンドが1位に選ばれた。

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名前をよく見るようにはなってきていた。人気が上がってきていることも認識していた。こんなもん聴くしかないじゃないですか。売れるし。普通聴くでしょ。チェックするでしょ。普通。

 

…聴く気にならなかったんだよなぁ最初。。。

正直このバンド僕はあんまり好きじゃなかった。というか、申し訳ないけど個人的には曲をちゃんと聴く前から良いイメージがなかった。

自分が注目する前に売れたから気に食わないという可能性も考えたが、元々ノーマークだったあいみょんも髭男もKing Gnuも好きになってるのでそれはない。というか流石にそれは幼稚過ぎる。そんな理由で遠ざけるのなら、関ジャムで取り上げられて以降急激にバズったこれらのアーティストも全部毛嫌いしてるはずだ。好きになれないのは好きになれないなりの理由があるはず。

 

曲も聴かずに苦手意識を抱いてしまうのは何故なのか、一度立ち止まって考えてみた。

そうすると、そもそも楽曲以外の点、何なら申し訳ないけど本人たち関係ないところで色々無理だなと思う事例があったからだと分かった。というか改めて実感した。

 

このバンドをまともに認知したのは恐らく大多数の方々と同じ、ツイッター。路上ライブの模様を撮影して「売れるべき!」「路上でやってる場合じゃない!」と賞賛した一般の方の投稿がバズり、彼らの知名度は一気に跳ね上がった。自分もそこで知った。

まず、ライブを重ねて鍛え上げてきたバンドや圧倒的な演奏技術を武器にのし上がってきたバンドが好きな自分としては、SNSを通して売れようというのも個人的にはあんまり好きじゃない。でもまぁ、そこはいいでしょう。今時そんなの時代錯誤や。それも1つのストラテジーやと思う。

自分が気持ち悪いと思ったのは、その後すぐさまめざましテレビで紹介されたこと。タイミング的にどう考えても先のツイート見て反応したやろ。別に民放批判メディア批判をして気持ちよくなりたいわけじゃないけど、もうちょっと自分たちでネタ探そうや。見つけてからのフッ軽は認めるけど。職場でずっとツイッターとインスタ眺めてるだけなんかお前ら。ツイ主に金払え。

ほんで何人かのファンにもインタビューしてたけどその中のひとりの男の子が「ハイトーンボイスと言えば、Mrs. GREEN APPLEOfficial髭男dism、Novelbright!」みたいな言い方してて、そこも無理やなと思った。SNSでバズるまでほぼ無名だったアーティストを「声が高い」だけでその2つと並べんな。ハイトーンボイスは特徴であって、特長じゃない。声が高いだけで他に対するアドバンテージにはならない。もっとないんか他に。多分こいつはそこまでNovelbrightガチ勢じゃない。これがガチ勢だとしたら、ガチ勢がこれであるバンド、俺は無理。

 

もう一つ、タイムリーな事例がある。

実は先日、あるタワレコでNovelbrightが展開されてましてね。新譜を出したわけでもないのに良い扱い受けてて、「お〜やっぱり人気なんやな〜」と思った。んだけれども。

店員が作ったのであろうポップに様々な売り出し文句が掲げられてあったんやけど、その中に「略してノーブラ!」てのがあったんですよ。

無理やと思った。

なるほど確かにね。ノーベルブライトやもんね。あぁ無理やわぁ。タワレコが客にアーティストに対する嫌悪感抱かせてどうする。結構昔の記事にちょろっと書いたんですけど、略称を推そうという意志がありありと見えるバンド無理なんですよ。何ならフルネームより推してるバンドいるでしょたまに。もはやその略称にしたいからその名前にしたんじゃないかってレベルの。そう呼んでほしいなら最初からその名前にしろよってなるのよ。

しかも今回の場合その略称が下品っていう。極め付けはファンがそれではしゃいじゃってる。気持ち悪い。ただ、調べてみたら本人たちは別にその略称を広めるつもりはないみたい。

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でも逆に考えたら本人たちがちゃんと略さずノーベルブライトって名乗ってるのに、ファンが「ノーブラ!ノーブラ!w」て勝手に盛り上がっちゃってるの地獄過ぎるだろ。無理。タワレコの店員がこんなこと書いちゃうぐらいやからガチ勢はもっと言うてんのかな。無理。「本当のファンはちゃんと略さず呼んでる」的な展開を期待する。

あれだな、クリープハイプのファンの形した人たちが下品なTシャツ着て盛り上がって炎上したの思い出したな。あと電車の中でタオル広げて集合写真撮ったワンオクのファンの形したゴミ。まぁ、Novelbrightのこれらのファンはここまでではないけどさ。実際社会に迷惑かけてるわけでもないし。俺が個人的に苦手なだけ。

ただ、「名前は知ってる」「最近よく見るよね」レベルの層を引き込む為には、既存ファンの民度って大事だなと思うわけです。

 

こんなとこかな。曲を聴く前から、色々マイナスなとこだけピンポイントで見てきてしまったんだろうな。メンバー何も悪くないから申し訳ないけど。

 

 

でもやっぱりここまでボロクソ書いたからにはせめて曲聴かないと失礼やろうと思って、ちゃんと聴いてみました。楽曲も聴かずにアーティスト批判したらダメですよ。まぁここまでは別に本人たちを批判してはないけど。

とりあえず曲さえ良ければハマるかも知れない。刺さる曲があるかも知れない。今はなくてもいつかは。そう思ってMV曲は一通り全部観た。

とりあえず代表曲っぽい再生回数の2曲を。

うん。

今のところ好みではない。先入観と偏見が拭い去れてない感が丸出しだが、マジで全然好みじゃない。ごめん。が、歌はマジで上手いんだろうなと思う。ハイトーンボイスも伸びやかで耳障りにはならない。メロディラインも綺麗だ。"Walking with you" の『数え切れないほどの想いを』のところは一発で耳についた。

叩くほど悪くない。というか、まぁ正直良いとは思わないが理論的に叩ける語彙と知識が俺にはない。あながち、先入観だけで切り捨てて良いバンドでもないのかも知れない。

 

いいじゃないか。髭男みたいにいいヤツ感があるわけでもないし、King Gnuみたいにカリスマ性が溢れてるわけでもない。でも普通の大学生みたいな爽やかイケメンたちが頑張っていると言うのは微笑ましいじゃないか。別にわざわざ批判する必要はない。

すぐさま飛びついて安易に取り上げるメディアも、本人たちの想いを他所にはしゃいじゃうファンの民度も、マジで無理。でも本人たちが良い曲を届けてくれればいつかは刺さるかも知れない。

2020年、「これがバズるぞ」ランキング1位、Novelbright。積極的に聴きはしないだろうけど、本人たちに非はないし、温かく見守っていこうと思いま

あっごめん無理やわこれ

 

なんだこれ一番無理な人種じゃん。ウェーイとヤバイしか語彙ないじゃん。無理やわ。個人的に壊滅的に生理的に合わんわ。

ごめん。多方面に色々ごめん。

 

「曲が良いから良いじゃん」ってなる日は来るのだろうか。どうなる2020年。

 

では。

1月のライブ予定

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あけましておめでとうございます!今年もよろしくお願いします。去年の今頃はインフルエンザで死んでたので今年は良いスタートを切れてると思います。2020年もいっぱいライブ行くぞー。

では1月のライブ予定を以下に。全部が全部チケット確保してないけど、初っ端から結構な本数考えてます。

 

1/10 ARKS@南堀江knave

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2020年ライブ初めは大阪のARKS!

Ba.おっちょが活動休止の末に脱退。サポートベースを迎えて細々と活動してたけど、この度「再始動するってよ」と題して久々のワンマンを。新しいベースの正式加入が発表されるとかかな?

2017年のミナホの深夜枠で初めて観て以来2回目。ロングステージは初。というかワンマンなんて次いつやってくれるか分からん。しっかり目に焼き付けてきたいと思います。

廃盤になった過去作品の曲がまとめて収録された会場限定アルバムも必ずゲットしたい。

 

1/12 高橋優@神戸国際会館 こくさいホール

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一年以上リリースがなかった中で突然発表されたツアー。セットリストも全く予想がつかない。噂ではめちゃくちゃ良セトリ、しかも各公演で全然違うとの声もある。

高橋優さんは何気に一番ライブに行った回数が多いんやけど、マジで毎回最初から度肝抜かれる。1曲目が予想できたことがない。

あれか、NHKに提供した "アスファルトのワニ" ぐらいか。新曲すぎて逆に演るか分からんな。

何だかんだ一番好きな高橋優さんのライブ。楽しみです。

 

1/18 Nothing's Curved In Stone@Zepp Osaka Bayside

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まだチケット取ってません。というか行くか分かりません。

日程的には行けるっちゃ行ける。行きたいっちゃ行きたい。でもアルバムそこまで聴き込めてないんだよな…

NCIS、6年ぐらい聴いてるけどライブは2018年のワイバンで観た一回のみ。一回ワンマン行ってみたい感はあるよね。あと、何気にZeppって行ったことないんですよ僕。そういう意味で色々興味はある。

まぁ、失礼ながらNCISならZeppが切れる心配はないと思うし、ギリギリまで様子を見ようかな。

 

1/25 the quiet room@広島Cave-Be

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これも行くか決めてません。でも多分行くかな。クワルーの対バンツアー、対バン相手はSAKANAMON。まぁアツいわな。めちゃくちゃ行きたいわな。クワルーは2019年上半期に聴きまくった "パレードは終わりさ" をまだ生で観たことがない。SAKANAMONも2月にリリースのアルバムから新曲を演ってくれるかも知れない。

あとオープニングアクトに、レーベルの後輩osageが出演する。このバンドは全くと言っていいほど名前しか知らないので、オススメ曲あれば誰か教えてください。

 

ちなみにこの日BACKBEATでThe Songbardsのツアーもあるんだよな…対バンが空きっ腹に酒と2、これも行きたいな…

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悩ましい。

 

1/31 IV Of Spades@青山月見ル君想フ

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ある意味2020年で一番アツい。以前このブログで紹介したフィリピンのバンド、IV Of Spades。

その来日公演があるとのことで。行くしかないでしょう。

もう特に言うことない。ただただ楽しみ。

ちなみになんでこの情報を得たかというと、このツイートにぶら下がってるツイートを見てもらうと分かるんですけど

その記事を引用いただいてました笑 まさかこんなことがあるとは…この記事を書いてなければ今回の来日公演を知ることはなかったでしょう。ブログやっててよかった…

 

あ、ちなみにゲストでSPiCYSOLが出るらしいです。UK.PROJECTのアーティストやったよな?詳しい人オススメ曲教えてください。

 

 

1月は以上です!考え中のやつも全部行ったとしたら5本か。まぁぼちぼちやな。つか広島のライブほとんどないな…出張とか帰省に託けて遠征しすぎやな…()

 

あっちなみに2019年のライブはフェスも含めて全39本でした。月に3本ちょい。思ったより少なかったな。50本ぐらい行ってると思ってた。

2020年もいっぱいライブ行くぞー!

では(=゚ω゚)ノ

SPACE SHOWER TVのPower Pushで振り返る、4つ打ちブームを中心に考えた2010年代邦ロック

12月に絶対やろうと思ってたやつやります。こんな年末じゃなくて12月頭ぐらいには上げたかったけど時間なかった。

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SPACE SHOWER TV、通称スペシャの月間ヘビーローテーション、Power Push。

このコーナーで取り上げるアーティストは本当にその時々のシーンを席巻する面子が多くてですね。さすがスペシャのスタッフの皆さんは見る目がすごいんやろうなと。で、この選出アーティストを振り返れば、まんま邦ロックシーンをまとめることができるのではないかと思い、記事にしてみることにしました。

2010年から2019年までの10年間、毎月1組。すなわち計120組。これらのアーティストとその選出楽曲を見て、2010年代の邦ロックの流行がどのように変遷したのか見てみたいと思います。

2012〜2017年の6年間に学生生活を送り、バンドにハマった自分としては、2010年代のロックって完全に4つ打ちバンドがフェスを蹂躙してたイメージなんですよね。だから今回は、10年間を2年ずつ5つに分けて、4つ打ちブームの発展と衰退までを追ってみました。

 

…まぁ大袈裟な前フリしてるけど、単に選出メンツを振り返るだけです。「あぁ、この時期にこのバンドが選ばれてたんやな〜」程度の。

では2010年から早速。

 

 

①2010〜2011年:4つ打ち前

2010年

1月 CITY LIGHTS / andymori
2月 ハマナスの花 / Galileo Galilei
3月 ロックンロールは鳴り止まないっ / 神聖かまってちゃん
4月 幻の命 / 世界の終わり
5月 タカラモノ〜この声がなくなるまで〜 / ナオト・インティライミ
6月 キャラメルフレーバー / SISTER JET
7月 city / [Champagne]
8月 今夜はMAGIC BOX / MAGIC PARTY
9月 カロン / ねごと
10月 Mary Lou / 毛皮のマリーズ
11月 笑って笑って / OKAMOTO'S
12月 Love at First Sight / Fear, and Loathing in Las Vegas

2011年

1月 人との距離のはかりかた / plenty
2月 MirrorDance / androp
3月 HIDE & SEEK / NIKIIE
4月 少年であれ / 高橋優
5月 あたし、今日、失恋しました。 / 沢井美空
6月 観覧車に乗る君が夜景に照らされてるうちは / The Mirraz
7月 半径30cmの中を知らない / アルカラ
8月 PONPONPON / きゃり〜ぱみゅぱみゅ
9月 デスコ / 女王蜂
10月 思い出せなくなるその日まで / back number
11月 セントエルモ/ Appricat Spectra
12月 Sonic Fireworks / avengers in sci-fi

 

まずandymori始まりってのがもうエモい2010年代初年。他にもGalileo Galilei、ねごと、毛皮のマリーズ、plentyといった、売れるだけ売れて解散していったバンドが散見される。一方でセカオワ、シャンペ時代のドロス、ベガス、高橋優、back numberなど、2010年代をかけてトップに登りつめてるアーティストも。OKAMOTO'S、androp、ミイラズ、アルカラ、女王蜂辺りも息長いよなぁ。

当たり前っちゃ当たり前やけど、時代を感じるラインナップですね。

高橋優さん実は一番好きなアーティストなんですけど今思えばなんで "少年であれ" やったんやろな…いやメジャー初アルバム「リアルタイムシンガーソングライター」リリースのタイミングやったからこの曲になったんやろうけどギター持ってる曲で選出されてほしかった感ある笑 ほらどうせこの時期なら "福笑い" とかさ。

あときゃりーは当時マジでなんだこいつって思った覚えがある。これが売れると見抜いて選出できるのすげぇよスペシャスタッフ。2010年代頭ってちょうどPerfumeがドーム公演や紅白出場を当たり前にやり出した時期やから、「中田ヤスタカやったら間違いないやろ」みたいな認識でもあったのかな。

個人的にApplicat Spectraは活動が続いてれば結構売れてたと思うんやけどな。知らん間に解散してたけど。王道のロックサウンドと近未来的な電子音の織り交ぜ方は当時新しかった。そこに乗せたハイトーンハスキーボイス。数年後のフェスブームにうまく乗っかってればもっといけてたと思う。

あと全く悪意はない、他意はないんですけどナオトインティライミでめちゃくちゃ笑う。

 

 

②2012〜2013年:4つ打ち黎明期

2012年

1月 バイマイサイド / Hemenway
2月 サブリナ / 家入レオ
3月 The Girl On A Board feat. H.TEFRON / SALU
4月 オレンジ / クリープハイプ
5月 Amy / SiM
6月 円盤飛来 / Hello Sleepwalkers
7月 第三惑星交響曲 / 石崎ひゅーい
8月 集合体 / おおたえみり
9月 渚にて幻 / indigo la End
10月 透明感 / 禁断の多数決
11月 ダーリン / 渋沢葉
12月 おもてなし / tricot

2013年

1月 masquerade / HaKU
2月 モンスターのかくれんぼ / Rihwa
3月 ドライアイス / ハルカトミユキ
4月 The Revelation / coldrain
5月 未来へのスパイラル / グッドモーニングアメリカ
6月 S.S. / パスピエ
7月 今更 / 赤い公園
8月 夏の夜 / 片平里菜
9月 盛者必衰の理、お断り / KANA-BOON
10月 ネバーランド / Czecho No Republic
11月 Don't Stop The Music feat. 森高千里 / tofubeats
12月 キラーボール / ゲスの極み乙女。

 

はいここ重要です。KANA-BOONとグドモが出てきました。ハイハット裏打ちが覇権握り始めた時期です。ここの2年間、今でも第一線にいるアーティストが少ないイメージ。今でもピークが過ぎてないのはクリープハイプとSiMぐらいかな。フェスというものが一般層に浸透していき始める過程で、ロックバンドがリスナーに提供する音楽の在り方が変わっていった時期やったのかなと。

"盛者必衰の理、お断り" を初めて聴いた時の衝撃は忘れられんなぁ。"ないものねだり" でええやん気になるなと思ってたKANA-BOONに一発でハマった。弟と一緒にスペシャ観てて「やばい!!これはやばい!!」て騒いだのを覚えてる。

他に、赤い公園はこの時にはまさかボーカルが変わる事になるとも、それによってむしろ再着火するとも予想だにせんかったなぁ。俺も何だかんだCD買ったことなかったのに新譜買ったしなぁ。ライブ行きてー。

あとゲスってインディゴの名前が界隈で大概浸透しきってから出てきた印象やったんけど、Power Push選出期は意外と一年ちょいしか変わらないんですね。

それからパスピエ。3年前のメトロックで初めて観た(そしてどハマりするキッカケになった)時に「まともに知ってるの "S.S." ぐらいやな…」と思ってたんですよね。"とおりゃんせ" "チャイナタウン" "MATATABI STEP" "トキノワ" という代表曲まみれのセトリやったのにどれも「曲名は聞いたことあるけど…」レベルやったんですよね。そんな中でまともに分かる曲が "S.S." だったってのは自分がいかにスペシャを観てたかってところに繋がるかと。

自分としてはこの頃から、Power Pushそのものに注目するようになったな。「今月は誰だろう」「多分あのバンドだな」とか意識しながら観るようになっていきました。

 

 

③2014〜2015年:4つ打ち全盛期

2014年

1月 Everything is Alone / FOLKS
2月 TOWER / SAKANAMON
3月 パラレル / KEYTALK
4月 アイネクライネ / 米津玄師
5月 君が誰かの彼女になりくさっても / 天才バンド
6月 ビビった / キュウソネコカミ
7月 起死回生STORY / THE ORAL CIGARETTES
8月 Magic / HAPPY
9月 オドループ / フレデリック
10月 21g / 古川本舗
11月 マジック / go!go!vanillas
12月 緑閃光 / LAMP IN TERREN

2015年

1月 もっと光を / BLUE ENCOUNT
2月 褒めろよ / GLIM SPANKY
3月 さよならの季節 / SHISHAMO
4月 Terminal / 04 Limited Sazabyz
5月 心理の森 / シンリズム
6月 Summer Soul / cero
7月 START / Mrs. GREEN APPLE
8月 TRACE / WANIMA
9月 アウトサイダー / Awesome City Club
10月 ShibuyaK / DAOKO
11月 ラー / 水曜日のカンパネラ
12月 sub/objective / ぼくのりりっくのぼうよみ

 

今フェスで1,2番目のステージを盛り上げてるバンドはほとんどここにいる。4つ打ち全盛期というかフェス全盛期やな。KEYTALK、キュウソ、オーラル、フレデリック、バニラズ、ブルエン、SHISHAMO、フォーリミ、ミセス、WANIMA。名前並べるだけで錚々たるメンツ。特に「ONAKAMA」3組のメジャーデビューとWANIMAの登場で一気にロックフェスが市民権得た感じある。

この位置には来れなかったけど、SAKANAMONとテレンにも永く頑張ってほしいと思う。

そしてひっそりと頭角を現し始める米津玄師。

この時期のPower Pushはメジャーデビューするタイミングのバンドが片っ端から選出されてたイメージ。大体のバンドが今年来年ぐらいに軒並み「メジャーデビュー5周年」を掲げて色々やってたorやると思われる。

個人的に覚えてるのは2014年9月。実はフレデリックと同時にブルエンもメジャーデビューしてたんですよね。その作品から "Memento" がこの月のPower Pushかなぁと思ってたんやけど実際は "オドループ" で。当時はフレデリックに持っていかれたか〜と思ったけど、ご存知の通り結果として "オドループ" は2010年半ばで最大級のヒットとなるわけで。ほんまにスペシャのセンスってどうなってんねんと思うよね。

やっぱり個人的には自分の嗜好のルーツってこの時代にあるなぁと思ってしまうな。みんなカッコいいもん。楽しいんだもん。

 

 

④2016〜2017年:4つ打ちからシティポップへ

2016年

1月 STAY TUNE / Suchmos
2月 MONSTER WORLD / HOWL BE QUIET
3月 Crazy Dancer / 夜の本気ダンス
4月 Native Dancer / D.A.N.
5月 戦争を知らない大人たち / My Hair is Bad
6月 明るい未来 / never young beach
7月 You / 雨のパレード
8月 いつかの自分 / anderlust
9月 COCOA / Rei
10月 A Short Film / LILI LIMIT
11月  あつまれ!パーティーピーポー / ヤバイTシャツ屋さん
12月 フラレガイガール / さユり

2017年

1月 Freedom / SHE'S
2月 Salve feat. JJJ / KID FRESINO
3月 Dear Fate, / Ivy to Fraudulent Game
4月 さよならプリズナー / yonige
5月 World is Mine / Yogee New Waves
6月 Life Saver / ReN
7月 River / Age Factory
8月 始まりの歌 / 緑黄色社会
9月 君はロックを聴かない / あいみょん
10月 N.E.O. / CHAI
11月 赫色-akairo- / CIVILIAN
12月 In Your Pocket / Nulbarich

 

えらいもんですよね。2年でここまで変わるのかと。あんだけ縦ノリお祭り騒ぎソングばっかりよしとされてたのに一気にオシャレ系シティポップが台頭。③で挙がってたバンドがフェスの最大ステージを占領するようになった裏で、この時期に "STAY TUNE" をカッコいいと思わせたSuchmosはマジでバケモンやったなと思う。2010年代後半の一番のターニングポイントになったバンドやわ。

他にもD.A.N.、ネバヤン、雨パレ、ヨギー、ナルバリッチと、あと1年早かったらフェスキッズは絶対寄りつかなかったであろう層がどんどん売れ始めた。LILI LIMITも一緒にもっといくと思ったんやけどな…

あと、あいみょんが選ばれた時は「ほぉ、このタイミングなんや」と思った覚えがある。"君はロックを聴かない" 、既にメジャー3枚目のシングルやったし。でも今思えばメジャー1stアルバムが出るタイミングやったんやな。そしてこの曲と "愛を伝えたいだとか" が関ジャムで紹介され、この後彼女は急激に売れていきました。

しかしまぁ時の流れは速いなぁと思うよなぁ。ヤバTのメジャーデビューもう3年前か…

あとyonigeは絶対選ばれるの遅すぎたと思ってます。

 

 

⑤2018〜2019年:4つ打ちバンド絶滅

2018年

1月 フカンショウ / パノラマパナマタウン
2月 That's My Baby / RIRI
3月 Echo / PAELLAS
4月 Selfish / 小袋成彬
5月 真昼の月 / Saucy Dog
6月 Memory / DATS
7月 Flash!! / King Gnu
8月 東京 / MONO NO AWARE
9月 溶けた銃口 / teto
10月 悲しみもいつかは / Halo at 四畳半
11月 Pure / 向井太一
12月 悲しみのそばに / Hump Back

2019年

1月 パレイドリア / 須田景凪
2月 僕らまだアンダーグラウンド / Eve
3月  Feel the Moon / Kvi Baba
4月 ノーベル / mol-74
5月 Pool / SIRUP
6月 のめりこめ、震えろ。 / Tempalay
7月 イエス / ズーカラデル
8月 Balloon / chelmico
9月 ヤングアダルト / マカロニえんぴつ
10月 VARIETY / TENDRE
11月 SPOTLIGHT / eill
12月 ナイトタイマー / SIX LOUNGE

 

もう踊れる・ノれるロックバンドの時代が終焉を迎えてる事が非常に分かる2年間。ここまで露骨に変わるのかと。2019年なんか初手ボカロ出身の須田景凪と歌い手出身のEveから始まってる時点でバンド音楽自体の終わりと言われても仕方ない。

ソロシンガーも、向井太一やSIRUPみたいなミナホBIGCATレベルの実力者を絡めつつ、Kvi Baba、TENDRE、eillなど、バンドファン的には「誰?」てなるレベルの人まで出てき始めた。もうスペシャの「この手のアーティスト、推していきますよ」感がすごいもん。まさにパワープッシュ。

バンドを見てみても、2019年完全優勝大正義バランスブレイカKing Gnuに始まり、MONO NO AWARE、mol-74、Tempalay、ズーカラデル、マカロニえんぴつと、4つ打ちダンスロックとは程遠い癖の強さを持ったメンツばかり。

正統派なギターロックはSaucy Dog、Hump Back、ハロぐらいか。サウシーはね、MASH A&R優勝アーティストのこれまでの型を完全に外した売れ方してる。オーラル、フレデリック、テレン、パノパナは全部、Power Push選出がA-sketchからのメジャーデビューのタイミングやったのに、サウシーだけインディーズの時点で選ばれてる。何ならその後特別メジャーデビュー宣言をすることなくいつのまにかA-sketchからリリースしてたし。バケモン。

そう言えば今度サウシーとマカロニえんぴつが東名阪のクアトロでツーマンツアーやるらしいですね。ゼップでやれ、ぼけ。

ただこの流れで、2010年代最後の選出アーティストがSIX LOUNGEってのはなんか嬉しいね。正直タイミングとしては遅すぎるぐらいで、とっくに売れてるし、あとごめんなさい俺全然詳しくないんですけど。ここに来てゴリゴリのロックバンドが締めくくってくれたのはデカい。まだまだロックバンドがいけるぞっていうスペシャの足掻きみたいなものを感じる。

この10年間を音楽に捧げた人間として、やっぱりいつまでも泥臭いロックバンドが生き残っていってほしいと思うんですよね。

 

 

以上です!

10年間、色んなアーティストが出てきた。ほんまに売れてるアーティストが軒並み選出されてきたことがわかる。逆に、ここで取り上げられる事で知名度が上がって売れていく人たちも。まぁヘビーローテーションってそういうもんか。

さて、2019年末というこのタイミングだからこそ聞きますけど。皆さん気づきました?Official髭男dismいなかったでしょ???

ここに名前が挙がってないけど今爆売れしてるアーティストってすごいんですよね。Power Pushに選出される間もなく、若しくはそれまでそこまで重要視されていなかったのに急激に、売れてしまったという事だから。髭男の他には、マンウィズ、ワンオク、sumikaポルカなど。

それでも髭男がずば抜けてすごいのは、もう一段階ライトなローテーションであるit!ですら取り上げられてないのに、今年の9月に月間最重要アーティストVIPに選ばれていること。アルバム出す度にVIPに選ばれてるワンオクやマンウィズですら、調べたらit!にはそれぞれ "Liar" と "Distance" で選出されていた。マジで髭男どんだけすごいんだよ。というかじゃあなんで今まで誰も知らなかったんだよ。

明日紅白ですね。楽しみですね。

 

終わるらしいですよ、2010年代。どんな音楽が流行ってきたのか、こんな視点から見てみるのも面白いですね。書いてて自分で楽しかった。

スペシャはこれからもチェックしていきたいと思います。2020年代はどんなアーティストがバズるのか。まずは1月のPower Pushが誰かに注目してみましょう。

僕はネクライトーキーじゃないかと予想してます。"夢みるドブネズミ" 公開されたばっかりやし。

 

2020年も色んな音楽に出会えますように!いっぱいライブ行けますように!

では(=゚ω゚)ノ

Radio Crazy 2019 Day 3!!後編

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続き!前半はこちら

 

ORANGE RANGE

BIGMAMAが一番の目当てだとして、次に優先度が高かったのはレンジかも知れん。やっぱさ、一回は観ておきたいやん。ORANGE RANGEですよ。青春どころか思春期真っ只中ですよ。

初っ端から "上海ハニー" で大盛り上がり。音源ではメンバーの話し声が入る間奏のところではRYOが挨拶を。そしてそこから大サビへの持っていき方がうますぎる。

続く新曲の "Ryukyu Wind" は一回YouTubeで観ただけやったけど、これまたレンジらしい4つ打ちのパーティーチューンですね。

2000年代前半を代表する曲からの浸透度が高くない新曲ということで観客もノリ方が迷子になりかけるが、続いて "以心電信" が来て再びテンションMAXに戻ったのが分かった。"以心電信" とか確か俺小4とかやぞ。いつのまにかYAMATOもキャップを脱いで本気モードに。

ここで改めてHIROKIとYAMATOからがっつりMC。

H「盛り上がってて嬉しいですねぇ、YAMATOくんどうですか気分は」
Y「もうち◯こビンビンですよ」
H「こらあああ ここ(ステージ上)は聖域やぞ」
Y「性…域…?」
H「何でもそっちに持っていこうとすんな」
Y「おおきにおおきに」
H「はい皆さんすみませんね〜おおきに言うてたらええと思ってますこいつ」

ノリが中学生。めちゃくちゃおもろかった。

RYOは「大阪盛り上がってますねぇ!僕たちもアガります!そしてアガるとどうしてもお腹が空いてきます」と煽り始める。この時点で察してワクワクしだすフロア。

「大阪はやっぱりたこ焼きですか?僕らたこ焼きの歌はありません。でも、寿司の歌はあります」

ほら来たと言わんばかりに歓声が上がる。

個人的には俺はこのMVでAC部のヤバさを知った。目で観る音楽。耳で聴く麻薬。ライブもめちゃくちゃ楽しかった。飛び跳ねるわ手振るわウェーブするわ。いやー、寿司食べたい。

続いてHIROKIがまだここまでで4曲しか演っていないにも関わらず「あと1曲ですw」と言うと客席から「えええwww」と困惑と半笑いの声が上がる。それを受けて「そう言うことならあと3曲演りまーす笑」と笑うHIROKI。何やねん笑 

「次、新曲演ってもいいですかー!おぉ〜皆さん不安そうな顔してますね〜w 分かりますよ最初も "上海ハニー" からの "Ryukyu Wind" のテンションの差と言ったらもう悲しくて眠れませんよ」とここからHIROKIの無双状態が始まる。

「だからここで、新曲でも盛り上がれるように作戦会議しときませんか!」と、ノれる箇所をレクチャー開始。

「最初のところはひたすら『オイ!オイ!』て言っといてください!そうです、10-FEETとかがやってるやつです!うっすら目開けて10-FEETが演ってると思ってやってください!」

「サビではタオル回してください!」

「なんとコールアンドレスポンスがあります!新曲なのに!もう皆さん大阪のノリでイェーとかウォーとかで誤魔化してください!」

と割と適当でわろた。ていうか、レンジの口から10-FEETって名前が出るのがちょっと嬉しい。

で、実際の新曲が、ライブ映像公開されたばっかりのこの曲 "Enjoy!"。

この時も10-FEETとかMAN WITH A MISSIONとか言うてるやんけw 絶対今回と同じレクチャー挟んでから演ったやろ()

今回もイントロの時に「10-FEETですよー!」て言ってた笑 あとコールアンドレスポンスのところマジで何言ってるか分からんくてマジで適当に誤魔化したんやけど『What a Day! What a Love!』て言ってたんやな… けどまぁ、実際こうやってライブ映像すら観ずに予習ゼロで挑んでもこんだけ新曲が楽しめるってのはさすがORANGE RANGEですねって感じ。

最後は "イケナイ太陽" "キリキリマイ" でABC続かないぐらいアホになって盛り上がって終わり。もうめちゃくちゃ楽しかった。こんなに懐かしいと楽しいが現在進行形で混在するアーティストいないんじゃないかな。

で、何よりHIROKIもYAMATOもRYOも全盛期から15年ぐらい経ってんのに歌声が全く変わってなくてすごかった。伊達に時代作ったバンドじゃないなと思った。

ORANGE RANGE、この日のベストアクトかなぁ。

 

セットリスト

1. 上海ハニー
2. Ryukyu Wind
3. 以心電信
4. SUSHI食べたい
5. Enjoy!
6. イケナイ太陽
7. キリキリマイ

 

 

[ALEXANDROS]

この日のドロスは映像がすごかった。モニターにカラフルな映像と共に「RUN」「STEP」「OUT」の3単語が順に映し出され、激しい照明と爆音の中いつのまにか "Run Away" が始まる。それが終わると「RUN」→「rUN」とRだけ小文字に。同時に「light up」の文字も映し出される。察した。次第にモニター中が小文字のrで埋め尽くされ、"starrrrrrr" に繋がった。『light up all the star』で大合唱。で、最後終わったと思ったらエフェクトのかかった演出に繋がり、そのまま "Stimulator" へ。この流れがゲロかっこよかった。優勝。このレベルのバンドになってくると、演出とか曲の繋ぎの方に注目して観がち。でもそもそも "Stimulator" を聴けると思ってなかったのと、さらに音源より迫力が増しててもうブチ上がった。

NHKの18祭に向けて書いた新曲 "Philosophy" も演ってくれた。期待通り。番組きっちり見逃したので楽曲自体が初聴やったんやけど、日本語メインながらめっちゃ良かった。モニターいっぱいに歌詞が映る演出も◎。一番のサビを聴いて『マイナスの感情は マイナスでしかないの?』のところのメロディがとても気に入った。ので、その部分の歌詞が2サビでは『マイナスの感情は マイナスで×ればいいよ』なのも感動。マイナスにマイナスかけてプラスにするってことね。上手いなぁ。

"あまりにも素敵な夜だから" も聴けた。ドロスは完全にUKロックからこのオシャレな方向にシフトして成功してるよなー。

"月色ホライズン" は演らなかったけどワイバンで聴けたから、これで新曲は全部生で観たかな?あ、"Pray" 聴いてないか。まぁあれはバラードやからいいや。

で、最後は安定の "ワタリドリ" 締め。超えたよねー1億再生。もう国民的な曲になりました。割と紅白期待してたんやけどな。。。アウトロでモニターに「今年もお世話になりました」「アレキサンドロスでした」と年末の挨拶が映し出された。「来年は◯◯の主題歌」「お楽しみに」みたいなフレーズも映ったんやけど、柱で見えなかった…何て出てたんやろ?とにかく色々期待して良さそうだ。楽しみ。

思えば配信だけで結構曲が溜まってきたな。来年、春か遅くて夏あたりにでもアルバム出ないだろうか。またドロスもワンマン行きたいなー。高いけど。

 

セットリスト

1. Run Away
2. starrrrrrr
3. Stimulator
4. Kick & Spin
5. Philosophy
6. あまりにも素敵な夜だから
7. ワタリドリ

 

 

THE BAWDIES

BAWDIES観るのいつぶりや…?めっちゃ久々。というかまだ2回目とかかな?

ドロスが終わってRステージに入ると、1曲目が終わって2曲目の "IT'S TOO LATE" に移ったところやった。

新しいアルバム「Section #11」をリリースしたばっかり。「常に最新の自分たちが最高だと思ってるので最新の自分たちをどんどん観せていく」と、新譜からの曲多めのセトリ。攻めてるねぇ。まぁ、そんだけ全然分からんかったけど() でも新曲どれもかっこよかったな。

途中でメドレーもあった。"KICKS!" "LEMONADE" などをワンコーラスずつ。こうしてみると自分が追えてたBAWDIESってもう3,4年前になるんやなぁ。逆に活動長いよなぁ。

急に「ちょっと次の曲の準備に入ります、"HOT DOG" という曲です」と告げて、ステージが暗転。そんな大げさなチューニングある?w と思ってたら、まさかのFM802ラジオDJ、樋口さん登場。なんか寸劇始まったw メンバーと樋口さんの謎の名探偵コナンごっこ。最初はFM802側の企画にBAWDIESが付き合わされてたんやと思ってたけど、どうも「HOT DOG劇場」なるBAWDIESの恒例コーナーらしい笑 あんなイカしたロックンロール鳴らすバンドがこんな茶番挟んでくる人らやったとは、しかもフェス尺でw なんか印象変わったな。好感度上がった。ワンマンではいつもやってるんやろうか?興味出てきたな。

そこから満を持しての "HOT DOG"、めちゃくちゃかっこよかったです。お腹いっぱいです。

からの更に新曲。マジで攻めてる。"LOOSE GUY" みたいな曲名に聞こえたんやけど後で調べたら全然違いました。"BLUES GOD" でした。

最後は代表曲 "JUST BE COOL" で終わり。正直、ドロスとクリープハイプの間の繋ぎ程度に観た感じやったんやけどめちゃくちゃ良かった。久々に観られてよかった。再熱しそう。

 

セトリは新曲だらけだったので分かりません。

 

 

クリープハイプ

Zステージに着くと既に "HE IS MINE" が始まってた。もうほとんど規制。柱とモニターしか見えねぇ。フレデリックやドロスは辛うじて肉眼でステージ上のメンバーが見えたけど、今回はもうそもそもステージが見える位置まで入っていけんかった。『今度会ったら』\セックスしよう/のところも会場中に響き渡ってたけど見えてない。実はセックスしてなくても見えんから分からん。気持ちはアダルトビデオじゃなくてイメージビデオ。

2曲目に行く前に尾崎さんがまさかのフォーリミの "swim" のサビをアカペラ。歓声が巻き起こる。「お返し。」と呟く世界観。そういえば前日にフォーリミがクリープハイプの "栞" をカバーしていたらしいね。それを受けてのもの。

と、いうわけで本家の "栞" へ。すっかりクリープハイプ自体の代表曲になったけど、そもそもFM802のキャンペーンが無ければ生まれてなかった曲。レディクレで演らんわけがない。やっぱりええ曲やなぁ。モニターしか見えんのに鳥肌が止まらん。

3曲目に "イト" を演ったあと、MCへ。多くの客から名前を何度も呼ばれる事に対して、「もっと言うことあるでしょ。…初めて金髪にしたんだからもっと構ってよ。。。」と甘える尾崎さんw みんなから「似合ってるよー!」と言われ、「ありがと。」と呟く。それを聞いてまたきゃーきゃー言うオーディエンス。マジで宗教。

「ピンサロ嬢の歌演ります」とMCを締めて "イノチミジカシコイセヨオトメ" へと。ここまでの4曲は全部、9月のPARASITE DEJAVUでも聴いた曲。やっぱりフェス向けセトリは固定かなぁ、もうこの辺でいいかなぁとも思ったが、この日クリープハイプを観に来たからには当然最大の目当ては新曲の "愛す"。これを聴けるまでは粘るか〜と思ってたら、次に "エロ" が来た。これはパラデジャで演ってない曲。単細胞生物なのでここで一気に「あ、最後まで観よ」てなりました。

そして新曲へ。「バンドにとっては新しい曲を作るっていうのは子供を産むようなもんで。僕らはいつも新しい曲が出来たら、その新しい子供を一旦FM802に預けます。立派になって帰ってきてくれます。保育園みたいに言って悪いけど笑」「レディクレ、出られて良かった、ありがとう」とFM802への感謝を表明してから、"愛す" へと移った。

ホーンアレンジが効いてたりするのは最近ではもう珍しくないけど、尾崎さんがスタンドマイクやったり、拓さんが電子ドラム叩いてたりと、結構面白いスタイルやった。この手の曲もしっとり聴かせられるようになったクリープハイプ、マジで無敵やんなぁと思う。

というしみじみした感想をぶち壊すMV。1つのライブレポでAC部の作品2つ貼るってどういう世界線やねん。

最後は "二十九、三十"。これも初めて生で聴いた。思えば序盤に "栞" を演った時点で、最後何で締めるんやろ?とは思ってた。これか。鳥肌。

今回はずっとモニターしか見えなかったので、また肉眼でメンバーを確認できる距離で観てみたい。あと全体的にこの日尾崎さん喉の調子あんまり良くなさそうやった。

とりあえず、今年はクリープハイプのライブを観る事が初めて叶ったので満足でした。

 

セットリスト

1. HE IS MINE
2. 栞
3. イト
4. イノチミジカシコイセヨオトメ
5. エロ
6. 愛す
7. 二十九、三十

 

 

クリープハイプが終わった後、弾き語りブースに行って物販でLAMP IN TERRENの会場限定CD「Maison Diary」をゲット。この日唯一のグッズ購入。大さんがサイン会やってて、お話できた。特に言うこともないので「普段広島に住んでるんですけど、またツアーで来てください!」とだけ伝えた。

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キュウソネコカミ

初レディクレラストはキュウソ!Zステージでサカナクションが大トリを飾る裏での出演。リハの音出しでヨコタさんが "新宝島" のイントロを弾いてざわつかせたり、セイヤさんが声出しで「どうしてーーーえーーーえーーーーーどうしてサカナクションの裏なのぉ…」と "アイデンティティ" をもじったりと、しっかりネタにしてくる。

ツイッター見てなくて情報を逃してたんやけど、出番が10分後ろ倒しになってたらしい。キュウソの後ちょっとでもサカナクション観ようと思ってた人たちは大変やったやろうな笑

その後、本気のリハで "良いDJ" を演り、ヨコタさんの「もうこのまま始めていいですかね?」の一言で、直接スタート。とはいえちゃんと暗転してオープニング映像が流れたから会場から笑い起こってた。

本編は、まぁ正直なところセトリはいつも通り。キュウソを観るのは8月のワイバン以来やけど、最初に "ウィーワーインディーズバンド!!" だけ挟んで、メガシャキ→メンヘラ→ギリ昭和→DQNという順番はマジでワイバンと全く一緒。ただそれでも楽しいのがキュウソのすごいところ。やっぱね、楽しい。分かりきってても楽しい。DQNの時にセイヤさんが客席に降りてくるのも安定。この日は下の客にあまり上手に支えられてなかったようでめっちゃ体勢崩してた。客の女の子の「キャーーー」て声がセイヤさんのマイクに拾われて会場中に響いてたw

続いて新曲 "冷めない夢" を披露。既に何回も演ってるらしいけど、初めて聴いた。エモい系の曲。個人的には "わかってんだよ" や "真面目に" ほどのインパクトは無かったけど、年明けの新譜に収録されるので他の曲と合わせて期待したいと思う。

「10年かけて夢を叶えた」「このキュウソネコカミというバンドそのものが夢」と語りながらも「まだまだ俺たちビビってるぞおおお」と "ビビった" へ繋げ、「2020年もそれぞれの推しを推し続けろおおお」と年末フェスらしい煽りで "推しのいる生活" でまとめた。このあと最後に "The band" で締めるところまで、ほんまに定番も定番。しかし、さっきも言ったように分かりきってても楽しいからすごい。「やっぱそう来るよね、」と思いながらもツーステ踏んでしまう。何だかんだすごいバンドやわ。2020年も推し続けるよ。

 

メンバーが退場する前からアンコールを求める拍手が始まってた() いざメンバーが捌けた途端に始まるヤンキー怖いコール。

アンコールで再登場する前に、モニターに映された「緊急発表!!」の文字!

来年インテックス大阪、つまりまさにこの会場でワンマンやるらしい!!

まぁ休日とは言え行けるか分からんが…セイヤさんも「絶対に埋める…!!」と意気込んでたので関西圏の方々是非申し込んでみてください。

ラストはお決まりの "ハッピーポンコツ"。これも定番っちゃ定番やのに最後まで聴いてしまう。ワイバンの時はWANIMAの裏で頑張る姿に感動してこの曲でちょっと泣いたけど、今回はワンマンの発表という嬉しいお知らせと相まって非常に楽しく観られました。

WANIMAの裏だったりサカナクションの裏だったり、俺が観る時いつもハードな状況に立たされてるキュウソ。でもトリということもあってしっかり人を集めてくる。多分、そんな状況をプラスに変えられるバンドやとちゃんと評価されてるからこそのこの位置に来てるんやろうなと思う。可哀想にならんもん。

ほんま、こんな方向にカッコよくなるとは思わんかったなぁ。来年10周年、しかもネズミ年。まだまだ応援していきたいと思います。

 

セットリスト

1. ウィーワーインディーズバンド!!
2. MEGA SHAKE IT!
3. メンヘラちゃん
4. ギリ昭和
5. DQNなりたい、40代で死にたい
6. 冷めない夢
7. ビビった
8. 推しのいる生活
9. The band

en1. ハッピーポンコツ

 

 

以上!

サカナクション観てたら帰りエグいことになりそうやからここで退散。

ほんまに楽しかった…初レディクレ、存分に満喫しました。なんかね、もっと混雑がえげつなくて、規制地獄で、観たいように全然回れへんってイメージやったから、いい意味で期待外れ。まさかここまで快適に回れてこんなに多くのバンドを観られるとは思ってなかった。これならこれからも行けたら行きたいなと思う。

2019年、最高のライブ納めになりました!

2020年もいっぱいライブ行きます!

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では(=゚ω゚)ノ

Radio Crazy 2019 Day 3!!前編

ずっと行きたかったレディクレに行ってきました!!

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実は2015年、2016年と2年連続で、チケット確保するも行けなくなって人に譲るって事が続いてた。三度目の正直って事で、ついに初参戦です!

今年ももういいかなぁ…と最初は思ってたけど、

BIGMAMAとリョクシャカ晴子氏のコラボステージがある!!ということで、解禁された瞬間に行こうと決めました。よくチケット当たった。

 

今回の回り方はこんな感じでした。

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緑黄色社会単体も観たかったが、この日の一番の目当てはBIGMAMA。レディクレは毎回入場規制がエグいって聞いてたから、Rステージにリョクシャカ観に行ってからLステージに来たら規制でBIGMAMA観られない、なんて事になったら大変やと思って最初からLステージへ。まぁリョクシャカは先月のワンマンを越えてくる事はないやろうと信じてたし、雨パレもこういうとこしか観る機会ないしなぁと思ったし。

というわけで人生初レディクレは雨パレから始まりました。

 

 

雨のパレード

2017年に大阪城野音でのRockin' Radio!で観て以来2回目。今年、Ba.是永さんが脱退したのは知っていた(何なら下北沢にてのTHURSDAY'S YOUTHでサポートベースとして是永さんを観ている)が、特にMVを毎度チェックしたりはしてなかった。

ので、現在どんな体制で演っているのか知らなかったんやけど、登場の瞬間びっくりした。サポートベースを入れず完全に3人で演ってるんやな。まぁ元々電子音の多い音楽やし、ベースも必要な時は同期で入れてるんやろうけど。そして、3人でもめちゃくちゃオーラがある。

「いきなりですけど新曲演ります!これまでのみんなの寄り道は間違ってなかったと肯定する曲です」と、来年リリースのアルバムから "BORDERLESS" を。

MVのティザーも紹介されてる。

実を言うとツイッターでこのティザーだけ観て「おっ?」と思い、レディクレで観てみたいなと思ったとこはある。正解やった。1曲目から壮大な世界観見せつけられた。かっこよかった。

MCではVo. 福永さんが「今年はどんな一年でしたか。僕たちは色々ありまして、今3人でやってます。そういう意味では激動の一年だったかなと思います」と、是永さんの脱退に触れる。「どんな形になっても根底の部分、伝えたいことは変わらないのかなと。一番思い入れのある曲を演りたいと思います」と、代表曲 "Tokyo" へ繋げた。

この後も、"Shoes" "Story" と、イントロから分かる曲が続いた。全体的にあれやな、ギターの山崎さんが忙しいな笑 ギターとシンセを行ったり来たり。ギターリフが特徴的な "Tokyo" が終わると "Shoes" のイントロをシンセで弾いて、次の "Story" ではまたギターを弾いて。しかもこっちでは指弾きを。ギター2本とシンセに囲まれて1人スタジオみたいになってるもん。多才すぎるやろ。

ドラムのミネホさんも半々ぐらいで電子ドラムと叩き分けてて。ほんま雨パレってもうバンドって言うかクリエイター集団って言った方が的確なのかも知れない。

ラストは "Ahead Ahead"。これはサビ聴くまで分からなかった。というのも、一回だけMV観て当時そこまでピンと来なかったからイントロを聴いても分からなかった。

うん、やっぱり改めて観てもピンと来ない。これは完全にライブで観るべき曲やな。イントロのギターとそこから入ってくるEDM調のシンセが生で聴くとめちゃくちゃかっこよかった。

雨のパレード、屋内の大きいステージでめちゃくちゃ映えるアーティストやなと思った。思ったより知ってる曲ばっかりやったしよかった。

 

セットリスト

1. BORDERLESS
2. Summer Time Magic
3. Count me out
4. Tokyo
5. Shoes
6. Story
7. Ahead Ahead

 

 

BIGMAMA

雨パレの後、死を覚悟で最前付近へ。

リハでは、メンバーから安井さんのみ本人がチューニング。他はスタッフさんがチューニング。この時、安井さんがYシャツとスラックスに黒ネクタイという身なりだったので、まさか…とは思ったが。

本編開始、メンバー5人が一斉に登場。そのまさかの通り、メンバー全員衣装が黒スーツ。かっこよすぎる。オーラがやばい。

そんなやばいメンバーを率いて金井さんが「ご案内します、新世界へ」と唱え、一発目から "荒狂曲 "シンセカイ"" を投下。一気にブチ上がる。こんな前方でこの曲を観たらモッシュとダイブで死ぬんじゃないかと思ってたが、大サビの時に遠くの方で一人ダイバーが出たのが確認できた程度で、特に揉みくちゃになるのとすらなく。この日は結局最後まで割と平和というか、マナー管理が徹底されてた印象やった。良いね。

新譜「Roclassick 〜the Last〜」から "ワルキューレの非行"、さらに「〜the Must〜」に再録された "Swan Song" などロックラ曲を連発。"Swan Song" はイントロのベースがエグくてですね。一度生で観たかったので嬉しみ。

FM802主催のレディクレなので、"神様も言う通りに" もしっかり披露。『3秒あれば僕たちは 未来を変えていける』で合唱が起こる。曲が終わってから真緒さんとカッキーが爆笑しながら何か喋ってて、微笑ましくなった。

そしてここでついに金井さんが「スペシャルゲストをお迎えします」と宣言し、緑黄色社会の長屋晴子が登場!フィーチャリングで参加している "LEMONADE" を披露。晴子氏相変わらず凄まじい歌唱力。伸びやかかつ力強い歌声。人が作った歌も一音も外さない。

LEMONADE (feat. 長屋晴子)

LEMONADE (feat. 長屋晴子)

良コラボやったな〜1曲の為だけに出てきて帰っていくの勿体無いな〜と思ってたらまさかのwith晴子氏でもう1曲!!「Roclassick 2」から "No. 9" を。1番は晴子氏がフルで歌ってた。マジでうまい、ほんまにうまい。人が作った歌も一音も外さない。2番サビ前にはリアドも立ち上がってマイクを通さず「大阪ーーー!!」とシャウト。まさにこの前日に脱退を発表したリアドからの全力のシャウトに会場も大歓声。からのベートーヴェンの "喜びの歌" から引用したラララのメロディには大合唱が起こった。晴子氏も歌いながら飛び跳ねる。

凄まじい拍手の中、晴子氏退場。ほんまに素晴らしいコラボステージだった。

BIGMAMA単体に戻った後も "MUTOPIA" でまだまだ盛り上げる。さらにこれまたRoclassick曲、パッヘルベルの "カノン" をモチーフにした "Cinderella 〜計算高いシンデレラ〜"。これでBIGMAMAのライブは5回目になるけど、この曲を聴くのは初めて。全英語詞ながらも多幸感の溢れるウェディングソングに、鳥肌止まらんかった。

最後は「次はRoclassickツアーで会いましょう」と "誰が為のレクイエム" で締めた。大サビで照明が真っ赤になったのいくらなんでもカッコよすぎたな…

 

次は金井さんの言う通りRoclassickツアーで会いに行きます。2/23の広島公演。去年の「+11℃」ツアーに続いて2年連続。

みんなも行くがよいよ。この日メンバーが捌けていくときに「リアドありがとー!」て言ってる奴いたけど、ありがとうじゃねぇよ。レディクレで終わりじゃねぇんだよ。ツアーに来いツアーに。みんなも行くがよいよ。

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セットリスト

1. 荒狂曲 "シンセカイ"
2. ワルキューレの非行
3. Swan Song
4. 神様も言う通りに
5. LEMONADE
6. No. 9
7. MUTOPIA
8. Cinderella 〜計算高いシンデレラ〜
9. 誰が為のレクイエム

 

 

indigo la End

10月にワンマンに行っているので今回はそこまで優先度が高くなかったが、規制がかかる様子も無くゆったり観られそうだったので行ってみた。

ワンマンのレポはこちら。

メンバーが登場すると暖かい拍手が起こるが、続いてモニターに絵音が映った時の歓声はやっぱりすごい。インディゴであれ、ゲスであれ、ジェニーハイであれ、バンド自体の人気は当然のことながら、もうそれを上回る勢いで川谷絵音という人間が完全に世間に浸透している事を実感する。もう "僕は芸能人じゃない" なんて歌ってる場合じゃない。芸能人だよお前は。

ワンマンでは緩いMCで結構な時間取ってたけど、フェスなので殆ど喋らずとにかく演奏で魅せる。10月に「濡れゆく私小説」を出してツアー回ったばっかりではあるが、さすがにフェスではアルバム曲はMVのある "花傘" と "通り恋" に留めてた。一方で、ツアーでは演らなかった "瞳に映らない" "雫に恋して" "悲しくなる前に" といったメジャーなシングル曲を久々に聴けて良かった。

"名もなきハッピーエンド" の前には栄太郎さんのドラムソロが。絵音も後鳥さんも近寄って煽る。この時もそうやったんやけど、最初からそうやったんやけど、栄太郎さん一番アップになるアングルでモニターに映った時全部シンバルが被ってて顔見えんかったな…笑

最後に絵音から「季節外れなんですけど、夏の曲を」とアナウンスされると歓声が。みんな分かってるんやなと。インディゴ初の再生回数1000万回を突破した、"夏夜のマジック"。

TikTokで使われててバズったらしいな。なんか複雑やけどなぁ…とか考えながら途中で抜けてZステージへと移動しました。

 

セットリスト

1. 想いきり
2. 瞳に映らない
3. 花傘
4. 通り恋
5. 雫に恋して
6. 悲しくなる前に
7. 名もなきハッピーエンド
8. 夏夜のマジック

 

 

フレデリック

個人的にはこの日最初のZステージ。最大キャパにも関わらず人で溢れかえっている。インディゴを最後の最後まで観てから来ていたら規制がかかっていたかも知れない。

フレデリック、始めます。」の音声と共に閃光の飛び交う映像が流れ、メンバーが登場。激しい照明と爆音のアレンジからいつのまにか "飄々とエモーション" のイントロに変わったのクソかっこよかった。

ワイバンでも思ったけど、この曲は完全にライブで化ける。圧巻のシンガロング。健司さんはこの日Zステージのトップバッターだったバニラズのステージを観て泣いたらしく、「バニラズを越えたいんですよ」と何度もシンガロングを煽る。ていうか、健司さんもめちゃくちゃ歌上手いな…

知った風に書いてるけど、実はフレデリックはもう3年ぐらいCDは買ってなくて、YouTubeでしか聴いてない。逆に「フレデリズム」(1の方)はめちゃくちゃ聴いてたので、"KITAKU BEAT" が始まった時の歓声にはびっくりしたというか感慨深くなった。この曲、別にリードトラックでもないしMVもないどころかライブ映像も最近公開されたばっかりって程度やのにすっかりフェスでも定番になったよなぁ。

ワイバンで新曲として聴いた "イマジネーション" も披露。思えば "VISION" の方がMVになったので結局未だに音源で聴けてないな。シンセベースかな?てぐらいずっしりした重低音に支えられたミドルテンポなこの曲であそこまでシンガロングを巻き起こせるのはすごい。ワイバンの時も思ったけど、個人的には "VISION" よりこっちの方が好きやなぁ。

ここまでは比較的最近というか、あまり聴き込まなくなってからの楽曲が多かったけど、最後に "オンリーワンダー" からの "オドループ" 持ってこられて偏差値下がった。何なんやろうな、もう分かりきってんのに踊ってまうもんな。一気に汗かいたもんな。

健司さんもハンドマイク曲ではステージ上を端から端へ走り回ってたし、康司さんと赤頭さんも立ち位置入れ替わったり端の方に来たりしてたし、すっかり大きいステージが似合うバンドになったな。弟が嬉しそうに "SPAM生活" 聴かせてきて「何やこれ…」てなったのが懐かしいわ。

来年の横浜アリーナもすごいんやろうな。

 

セットリスト

1. 飄々とエモーション
2. シンセンス
3. 逃避行
4. KITAKU BEAT
5. イマジネーション
6. オンリーワンダー
7. オドループ

 

 

この後、次のお目当てとしてはORANGE RANGEやったんやけど、1時間ほど空いてたので飲食ブースとかをうろうろしてみた。

ちょうど弾き語りブースでSAKANAMONの元生さんが演奏中やった。あと数分早く来てれば頭から観られてたっぽかったな、時間チェックしとけばよかった。

来年リリースのアルバムから新曲 "ホーム" 演ってくれた。SAKANAMONとしては新しい感じの軽快な曲やった。バンドアレンジが楽しみ。他にも "ケーキ売りの女の子" "YAMINABE" "箱人間" など割と最近の曲ばっかり演ってた。

新しいアルバム楽しみやな。

 

 

と、いうわけで軽く腹ごしらえを終え、ORANGE RANGEを観るためLステージへと移動しました。

続きは後編、こちらで。

では(=゚ω゚)ノ

M-1より、有馬記念より、ドラマチックアラスカ

ドラマチックアラスカのワンマンに行ってきました!

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ミニアルバム「愛や優」のリリースツアー。サーキットでもフェスでも出ている機会が多く、頻繁に観てきたドアラ。でもワンマンって行ったことなかった。フレデリック、夜ダンと共催のアラウミドスは2016年に行ったけど、ワンマンはガチで初めて。

いうて最後に観たの、去年のTHE PINBALLSのツアーの対バンか。ビレッジマンズストアも来たスリーマン。一年半ぶりやな。

 

会場は広島BACKBEAT。キャパ200弱の小さい箱。実を言うと正直ちょっと心配してた。今回一般でチケット取ったんやけど、一般やから整理番号って先着順じゃないですか。発売されてから割と経ってから買ったのに整理番号15番やったんですよね。マジで不安になった。トータル20人ぐらいしかおらんのちゃうかと。

さらに何よりこの日はM-1有馬記念があった。し、クリスマスに一番近い日曜日。ロックバンドなんて一年で一番人権なくなる日。極め付けは天気も悪かったから当日券でわざわざ行こうなんて人もいなかっただろう。悲しいが、これが現実。

が、蓋を開けてみるとそれほどガッラガラでもなかった。もちろんソールドアウトには程遠い状況やったけど、前の方は普通に埋まってた。それでも多くて50人ぐらいやと思うけど。

 

定刻になって暗転すると、人が行き交う喧騒のような音と一緒に暗いままメンバーが登場。何が来るんかと思ってたら途中でチャイムの音が鳴り、この喧騒は街中や駅のホームとかではなく学校だと分かった瞬間に察した。

予想通り、一発目はMVで学校のシーンが登場する "ジュブナイル"。

アルバムのオープニングであり、脱退した前Ba. マルオカケンジが書いたという曲。どストレートで爽やかな、ドアラらしい4つ打ち。元メンバーがこんな、ドアラの王道って感じの曲を書くのはエモい。

2曲目には過去のアルバム曲 "マヤカシドリームランド" を持ってきて、早速ワンマン感を出してきた。フェスでのドアラはセトリがほぼ固定なイメージだったので、こういう曲を聴きたくてワンマンに行きたいと思ってたところがある。

2サビ後のギターソロではVo.ヒジカタが「ギター、サワヤナギマサタカ!」と紹介したかと思えば「1993年1月1日生まれ!先日、お兄さんに第二子が生まれて二児のおじさんになりました!」とガチの紹介をw 会場から祝福の拍手が起こる。

 

続く "どろどろり" はお化けや幽霊を題材にした疾走感のある曲。そのテーマに合わせてか、大サビ前に一旦演奏を止め、Ba. タケムラカズキから「12月24日にサンタクロースが一晩で世界中にプレゼントを配って回ろうとすると(具体的な移動距離何kmやったか忘れた)、サンタの移動速度は、マッハ37!」\キャーーー/ というちょっと怖い(?)小ネタが挟まれた笑 あれ、各公演でネタ変えてるんかな。

 

3曲演ったところでヒジカタが「2019年が終わってしまうー!」と漏らし、最初のMCへ。今年は年末の各フェスには出演予定がなく、この日が2019年のライブ納めだったとのこと。去年はCDJ出てたのにな…

「1年が過ぎるのが年々早くなる」という話になり、ヒジカタが「数学的なこと言うていい?」と持論を展開し始める。「20歳の時は1年って1/20やけど、今26歳やから1/26やん。分母が大きくなったらそんだけ分子って小さくなるやん?だから1年が短くなるんよ」と熱弁。

分子は小さくならねぇけどな。分数としての値は小さくなるな。

「80歳になったら1/80やから、20歳の時の4倍の速さで1年が終わってしまうんよ。20歳の3ヶ月の感覚で終わってしまうんよ。」と熱弁を続けるヒジカタから、タケムラさんに矛先が向く。タケムラさんだけ頭1つ抜けて年上で、今年30歳。

ヒジカタ「カズキくんとか俺らより年上やから俺らより1年速いんやで」
タケムラ「俺もう1年終わってるから、年跨いでるから」

とまさかのタイムトリップw ちなみにこの「タケムラカズキもう2020年に行ってる」のくだりはこの後のMCまで引っ張ります。

 

「2時間みっちり歌って帰りますよろしく!」とMCを締め、"人間ロック" "for you!!" とまだまだアップテンポな曲を続ける。この次に "ボーイズオンザトレイン" を演ってくれたのが嬉しかった。アイドルグループのひめきゅんフルーツ缶に提供した "ガールズドントクライ" をアレンジしたセルフカバー。「愛や優」の購入特典でもらえるカードのURLからダウンロードできる曲で、CD音源はない。聴けてよかった。アルバム買っててよかった。

アイドルが歌っても完全にドアラやからすごいよな。

続いてデビュー作「ドラマチックアラスカ」から "01" を。これがこの日の選曲の中では一番マイナーやったかなぁ。同じデビュー作の曲でもリードトラックの "リダイヤル" は毎回演ってるけど、まさかこんなところからセトリに持ってきてくれるとは。

01

01

  • ドラマチックアラスカ
  • ロック
  • ¥250

もちろん "リダイヤル" も演奏。ここのパートはこの辺の初期曲と「愛や優」収録の新曲を織り交ぜてる感じやった。"Anger is an energy" では基本ピック弾きのタケムラさんが指弾きを。Cメロ前の間奏では貴重なスラップも観られた。

 

ここで長尺のMCコーナー。年末ということで、メンバーそれぞれが今年の思い出と来年の抱負について語る。

トップバッターのタケムラさん、「まぁ俺もう年跨いでるからな」と冒頭のくだりを引っ張りすぎてわけわからんくなるw 最終的にサワヤナギから「運転の時ドアラは基本立候補やけどカズキくんはいつも寝てる」という指摘をされ、「ちゃんと起きる」が抱負になりました。タケムラさん年上やのにめっちゃイジられる笑

Dr. ニシバタは「お菓子作り頑張る」という可愛らしい抱負() 人の作った物が食べられないというヒジカタに「絶対食べたくない」って一蹴されてた笑 ヒジカタ、人が握ったおにぎりとかも食べられへんらしく、潔癖症なんかな?確かに繊細そうやもんねこの人。

サワヤナギはお金の管理について。「あればあるだけ使ってしまう」と口を滑らし、「バンドマンみんなそんなんやと思われるから!!」とメンバーから非難囂々。 仕切りのついた財布を買い、「今週はこの分だけ」と決めながらも翌週の仕切りのお金に手を出してしまうというクズっぷり。抱負絶対叶わんぞそれ()

ラストのヒジカタは「新しい機材車を買えたらいいな」とバンドマンらしい切実な願いを。ちょうどこのツアーの1つ前、福岡公演で機材車の調子が悪くなって今点検中とのこと。かなり長く乗っている車らしいが、ヒジカタが「もうおじいちゃんやなぁ…」と言ったらマネージャーが「おばあちゃん…」て言ったらしいw 車に性別あったんw それに対してタケムラさんも「80歳ぐらいからおじいちゃんかおばあちゃんか分からんくなる人おるもんな」と爆弾発言。 サワヤナギから「このご時世にそこだけ切り取られて拡散されたらえらいことなるぞ」って怒られてた笑

まぁそんなわけで、機材車買い替えられるようにバンド頑張ってください。

 

MCが終わり、「ワンマンなんでまったりやります、皆さんものんびりしてください。しっとりパート行きます」と "ジュリエット" を。さらに続いてこれまたレア曲 "未来手紙"。ドアラのこういう、軽快な4つ打ちのエッセンスを残しつつ歌詞にメッセージ性のある曲、めっちゃ好きなんよね。

未来手紙

未来手紙

  • ドラマチックアラスカ
  • ロック
  • ¥255

"未来手紙" が終わると再びオープニング時のような喧騒の音が流れる。しかし今度は学校ではない。それこそ駅のホームのような。

しっとりパートということもありすぐに何が来るかわかった。予想通り "河原町駅"。

ドアラの名バラード。MVのストーリー性も◎。何より前日に神宿の京都公演を観に行って、帰りにまさに河原町駅から電車乗って帰ったからもうエモみが凄まじい。ほんま、曲やライブってタイミング重要。

 

最後のパートに移るにあたって「フェスとかで僕らのファンかどうか分からない人たちの前でライブ演って終わるより、ワンマンという、100%僕らを好きでいてくれる人たちの前で演ってライブ納めできるのが嬉しいです」と、ややもすればレディクレやCDJに呼ばれなかった負け惜しみにも聞こえる言葉を漏らすヒジカタ。しかしそのコンプレックスも悲哀感も惜しげなく晒け出すことによってらラストスパートとして披露する "愛と優" からの "ファイナルフラッシュ" がより力強さを増して伝わってくる。

"ファイナルフラッシュ"、2番のAメロで『死にたい』を連呼した後に続く『やめたい止めない消さない死なない』を全部『生きたい』に替えたの、鳥肌立ったな。

アルバムのラスト2曲をそのままの曲順で演り、このままこれで終わりかなと思ってたらラスト "TEPPEN" 来たあああ!!!

最後の最後で盛り上がりもすごかった。やっぱりめちゃくちゃカッコいい。2016年のRUSH BALLで、O.A.の感覚ピエロに続いてトップバッターで登場した時に初めて披露した曲。「時間が余ったんで新曲演ります!」と急遽演奏した、当時まだ曲名も発表されてなかったこの曲で一気に引き込まれ、その日のベストアクトはドアラやなと思ったのを覚えてる。

3年前はラシュボのメインステージに立っていたドアラ。今ではもう出演すら厳しくなってしまったが、細々とでも長く活動を続けてほしい。"愛と優" で歌っているように、『言葉とうに 出し尽くしても』『知らない心 理解したくて 歌い続けて』ほしい。

良いライブだった。

 

 

終演後に物販でTシャツ購入。

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こっちが3200円。元々はもう1つの2600円の方のシンプルなTシャツを、ラバーバンドと一緒に買うつもりやったんやけど、実際見たらデザイン気に入ってこっち買ってしまった。「Dramatic Alaska」をロシア文字で表してるのが面白い。

ラババンが売り切れてたので結局このTシャツしか買ってないため、総額もほぼ一緒。

物販はニシバタが対応してくれた。女の子の客がほとんどな中で、おっさんの俺とも握手してくれるニシバタまじ紳士。同い年ですよね確か。阪大院卒ですよね確か。敵いません。

 

実は今回、ひとつだけマジで失敗したことがあった。

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「愛や優」に封入されてた、ツアー会場に持っていくと特典と交換できる引換券。持っていくの忘れました()

ツアー残すはファイナルの1/10の神戸公演のみ。実はこの日、別件で大阪のライブに行くので、立ち寄ることは出来るかもしれない。スタッフさんに聞いてみたところ、先行物販をする予定はないが会場で準備はしてると思うので、持ってきてくれたらお渡しできると思いますとのこと。行こうかな。まぁもらえるのただのステッカーなんやけどさ。そういうのに必死になってみるのもええやん。

ていうかこういう特典とかがある時は今後ちゃんとメモっとかんとあかんなと思いました。皆さんも気をつけて。

 

 

以上です!楽しかった!

M-1有馬記念も興味ないといえば嘘というか過言である。M-1も観たかった。リアルタイムでミルクボーイ観たかった。それでもこの日はドラマチックアラスカを観に行ってよかったなと思う。良いライブやった。

皆さんも聴いてみてください。良いバンドです。終わってなんかない。まだまだ応援してます。

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では(=゚ω゚)ノ

 

ドラマチックアラスカ 愛"R"優ワンマンツアー 2019

12/22 広島BACKBEAT

セットリスト

1. ジュブナイル
2. マヤカシドリームランド
3. どろどろり
4. 人間ロック
5. for you!!
6. ボーイズオンザトレイン
7. 01
8. ハッピーエンドはいらない
9. リダイヤル
10. RT:RT:
11. Anger is an energy
12. ずるい
13. ジュリエット
14. 未来手紙
15. 河原町駅
16. キミトフライト
17. 愛と優
18. ファイナルフラッシュ
19. TEPPEN

en1. クソッタレセカイ
en2. 東京ワンダー

念願の神宿のライブにて舁夫になる事を決意

ついに!!やっと!!

神宿のライブに行ってきました!!

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今年に入ってから一気にハマった神宿。夏に初ライブ行く予定やったけど台風で中止になり、ずっと次の機会を待っていた。当時勢いで書き殴った記事は改めて読み返すとマジできもい。

そんな神宿の全国ツアー、各地キャパの狭い箱ばっかり選んでるのもあって全箇所ソールドアウト。今回も良く取れました。たまたま大阪に行く用事があったので、そのまま京都公演に行くことに決めた次第です。

 

会場は京都MOJO

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京都府でのライブは初めて。ずっと関西に住んでて、大阪は腐るほどライブ行ったし兵庫もライブ行った事あったけど、京都は無かった。というか京都ってライブハウスそんなにないイメージなんよな。

 

最寄り駅に着いてからチケット発券。最近、遠征になる時は万が一行けなくなった時に譲りやすいようギリギリまで発券しないようにしてる。

整理番号はMの2番。先行で取ったのにMって何!?そんなに遅いもん!?となったが、面白い事実が。

入場前に並んでると、スタッフの方が「整理番号アルファベットKの方、中にお進みくださーい」って言っててピンときた。多分、神宿 = KMYDに因んでK、M、Y、Dの順番になってると思われる。面白い。そりゃそうだよな、調べたら京都MOJOのキャパ250人って書いてたもん、Aから順にアルファベット振っててMってどんだけ数字刻むねんと。

と思ってたらKだけで130番ぐらいまであったぞ()

実際Mの2番としてM勢一番乗りぐらいの勢いで入場したけど、もうほとんどステージは見えない。さすがアイドル、男性客という名の壁がすごい。

 

数分押して開演。暗転したままメンバーが登場。SEに合わせて客席から鳴る「K!M!Y!D!」の掛け声と手拍子が響く中、始まった1曲目は "はじまりの合図"。配信はされているがまだCDにはなっていない曲。歌い出しの瞬間に分かったが、まともな音源を聴けてないのもあり、イントロではまだ気づけなかった。ガチ勢の皆さんには当然一発で分かったのであろう、一音目から「はじまり!はじまりや!!」という声が聞こえたのもあって曲を認識できた。まぁそういうのあんまり公演中に叫ばんほうがええと思うけど。

この曲はどちらかと言うと研修生グループのかみやど(読み:ひらがなかみやど)がよく演ってる印象。サビでメンバーも客も一緒に腕を上げて人差し指を立てる振付も、ひらがなかみやどのライブ映像で予習済み。

相変わらず男性客の壁が厚く、隙間からわずかにメンバーが見える程度。やっぱり初っ端から盛り上がりがすごい。アイドルのライブが始まったなぁって感じ。コールやらミックスやらで終始野太い怒号が飛び交う。この次の "ビ・ビ・ビ♡" も、もはやメンバーの声聞こえねぇもん() あとそもそもみんな生歌やとそこまで声量がないからオケにも埋もれてる()

"ビ・ビ・ビ♡" のあと一旦暗転し、ひなぷぅの

「ねぇねぇ、好きといわせてもらってもいいですか?」

の問いかけがそのまま曲振りになり、 "好きといわせてもらってもいいですか?" へ。バラードとまでは行かんけどミドルテンポの優しい曲なので、さすがにコールは控えめ。「好きといわせてもらってもいいですか?」て、こちらこそ好きといっていただいていいんですか?え?いいんですか?こんな可愛い女の子に?は?いいんですか?いいんですか?こんなに人を好きになっていいんですか?て感じです。ひなぷぅ外ハネやったな…可愛かったな…

 

リーダーのみーにゃんが「京都の皆さん元気ですかー!」と煽りに入ったので、挨拶を兼ねたMCコーナーが来るかと思ったが、「京都の皆さんを褒めたいと思います!」とそのまま "ほめろ!" へ。ちなみにこの日、この後最後まで一切MCありませんでした。ノンストップで歌い続けた。圧巻。

みーにゃん大サビ前のセリフパートでセリフ飛ばしてたな笑 飛ばしたと言うか、まだある事を忘れた感じ?『全員私についてこい!!』のところ飛ばしてオケのみの瞬間が流れた後に「…あっ」て言って笑い起こってた。ほっこり。

この曲は今ビッグエコーのCMソングになってるので知ってる人も多いかも知れんね。ビッグエコー行ったら流れてるらしいし。

 

続く "タフ♡ラブ" のイントロのキーボードが流れた瞬間には客席後方から「やったー!!やったーーー!!!」と叫び声がwww でもこの曲が聴けたのは確かに嬉しかった。前メンバーのなっぴぃーこと関口なほが勇退した後、しおみぃが加入するまでの間にMVが公開された、4人で歌ってる数少ない楽曲。その為かどちらかと言うとひらがなかみやどがよく歌ってる曲という印象だったので、本家の方で聴けるとは。やっぱりしおみぃのパートは無いのかな?と思ったが、ちゃんと5人バージョンとしての歌割りに変わってたのも◎。

後はまぁシンプルに俺が神宿で初めてまともに聴いた曲なんですよね。ここから気になり始めた。ありがとうYouTubeのオススメ。

 

続いて、清竜人提供の "グリズリーに襲われたら♡"。曲が始まる前に、音源にはない電話のコール音が流れた瞬間に周りの皆さんは反応。ライブではこの始まり方なんやな。確かに『ねえねえ もしものもしもだよ?』『私が帰り道 グリズリーに襲われたら』『貴方ならどうする?』とセリフから入るので、それを電話で伝えてる体だと捉えれば納得である。

この曲はやっぱり2サビ後のメンバーそれぞれのセリフが見どころ。と言うかしおみぃの棒読みが見どころ。音源よりは勢いで誤魔化せてるがやっぱり棒読み。棒読みは棒読み。可愛い。

何気にひなぷぅも音源に比べたら大概な棒読みやったぞ笑

 

ここからは "Ultra Cheer" 、"Life is やっぱ Beautiful!" 、"必殺!超神宿旋風" 、"Action!" 、"原宿戦隊!神宿レンジャー" と過去曲が続いた。まぁ過去曲っつってもなっぴぃーがいた時代の曲ってだけやけど。

ひなぷぅの落ちサビソロから先に入った "Life is やっぱ Beautiful!" は、2番最初の『最初は何も分からない そんなこと当たり前』というフレーズがめっちゃ好きでですね。仕事で上手いこと行かんかった日によく聴いてる。声出しパートもタイミング分かりやすくてノリやすいし。2サビ後のめいりんの煽りも原曲通り。だいぶ好きな方の曲かも。

ノリやすさでいうと "Action!" も分かりやすいな。なんかこの曲は初めて聴いた時に部分的にKEYTALKっぽさを感じた。イントロの和風なメロディとか、Bメロの『Ya Ya Ya Ya Ya Ya Ya』とか。大サビの転調もメロディがグッとくる。好き。

 

"必殺!超神宿旋風" は今回のセトリの中で一番意外やったかな。こんなぶっ飛んだ曲も今でも演るんやなと。

"原宿戦隊!神宿レンジャー" のメンバー紹介パート、当然ながら『緑色担当なっぴぃーです!』が『緑色担当しおみぃです!』に変わっててエモい。と同時に、なっぴぃー時代のライブも一度観たかったなとは思ってしまうよね。

 

"全身全霊ラプソディー" はシンプルにカッコいい。曲もカッコいいしダンスもカッコいい。サビ前のキビキビした振り付けやばい。

Cメロのその場でジャンプし続けるところ、予想ついたけど客も全員でジャンプし続けるんやなw ここでめっちゃ汗かいた。

 

そしてついに来ました玉屋ソング、"お控えなすって神宿でござる"。

もうコールとミックスのデパートみたいな空間。すごいっていう前情報はあったんやけど、にしても圧巻ですよ。演者じゃなくて客に脱帽。マジでずっと叫んでる。

とりあえずサビで両手を挙げ下げする振付には周りに合わせて付いていこうとしてみた。でもサビも後半になるとちょっと腕の動きがちょっと違ってくるから微妙についていけず。全部マスターしてる皆さんすごいなぁ。

大サビ前の『我らみー ひな めい みか なっぴぃ』も当然『我らみー ひな めい みか しおみぃ』にチェンジ。結果的に『なっぴぃ』と『しおみぃ』で語感が変わらなかったのは良かったなと思う。他の子が新メンバーになってたらどんな風になってたのかも興味はあるけど。

 

最後は "Summer Dream"。タオルを回す曲なのは知ってた。でもタオルを持ってなかった。

この日、先行物販が終わったら後は終演後にしかグッズ買えなかったんだよな。多分、先行物販後に前特典会がある関係なんやろうけど。

そんなわけでタオルもサイリウムも何もない空っぽの右手をぐるぐる回してました。何ならそのタオルを回す手の挙げ方にもタイミングやら何やらあるっぽい() 難しい…いや別に完璧に合わせる必要ないんやけど。まぁでも曲への合わせ方にバンドのライブほど自由度が高くないのはアイドルのライブでは仕方ないね。

 

本編終了後のアンコール待ちの時にはシンプルな「アンコール!!」コールが続いたのでそこには全力で乗った。ミックスを全然知らない分、こういうところぐらいは大声出したい。

 

アンコールは暗転しているままメンバーが再登場し、曲の開始と一緒に照明が点灯。待ってました、これだけは聴きたいと思ってた一曲、"春風Ambitious"!これも玉屋ソング。

この曲は2019年全体で見てもかなり上位に食い込んでくるレベルで好きになった。上半期に出会った "お控え〜" を越えてきた。振り付け動画も何回も見ていたのもあって、この曲はほんまに他のファンと遜色ないレベルで踊れたし盛り上がれた。

ていうかどんだけ振り付け動画上げてんのこの子ら。まぁ定点で撮りっぱなしでいいから楽なんやろな。

 

最後はデビュー曲 "KMYD" で終わり。落ちサビはファンがみんなで歌うんやなw あんな野太い声で『kwaiiさを』『MAXで』『君にエール』『送るよ』とか言われてもw ただ意外とこのパート、女性ボーカルの曲にしてはキーがそこまで高くなく、俺でも普通に歌えた。

マジでMC無しノンストップで駆け抜けた1時間半。すごいパフォーマンスでした。カッコよかったし可愛かった。

 

最後に代表してしおみぃから挨拶が。1年前、なっぴぃーが勇退を発表してから初めてのライブが、当時回っていたツアーの京都公演だったそう。当時もちろんしおみぃはまだ一般人。それが1年でここまで人生変わるとはね。エモい。

そして俺も正直当時は候補生の中でしおみぃには全然注目してなかったけど、入ってから一気に推しが増してる。俺はなっぴぃーが勇退してから本格的に神宿を知ったから、まだ「推しのグループのメンバーが卒業を発表する」というのを神宿に関しては経験してないんですよね。どうかこのままずっと5人で活動を続けてほしい。

 

終演後に物販でサイリウム買いました()

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終わった。男として終わった。夢アドすらサイリウムまでは買わなかったのに。ていうかこれ買ってしまったからにはこれからもライブ行かないといけないですね。はい。通い続けようと思います。男として終わった。

ちなみに前日にこんな動画がアップされてました。

既にツアーそれなりの公演進んでるのに京都の前日にこれ上げるって何なん?嬉しい。

 

で、グッズ買ったのでハイタッチ券ゲット。

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マジでただのハイタッチ会。夢アドにもこんなのあったなそういえば。あれメンバー手差し出しっぱなしなのしんどいやろうなぁ、プロやなぁ。

前からみかちん、めいりん、みーにゃん、しおみぃ、ひなぷぅの順。どんどん順番にハイタッチしながら歩き抜けていくだけやからもちろん全然話せる時間はない。とりあえず最初のみかちんめいりんに「初めて来ました〜」言うたら「えーありがとう!」て返してもらったので十分満足。満足してたらいっぱいいっぱいになって後半3人の記憶がほとんどない。しおみぃとひなぷぅほんまにおったんかなってレベルで記憶ない。

次はがっつりした特典会でしっかりお話したいですね。チェキも撮りたい。

 

帰り道にインスタを開くとみかちんがインスタライブやってて、メンバーみんな出てきてた。メンバーが話してたんやけどノンストップライブは史上2回目とからしい。というか、やっぱり各公演でセトリも内容も全然違うってことやな。これは複数公演回る価値あるな…

今回、MVの再生回数が一番多い "CONVERSATION FANCY" や新曲の "ボクハプラチナ" を演らなかったのが意外やった。ここは外してこんやろと思ってたけどな。そんだけ各公演でセトリを大幅に変えてるって事やな。他にも今日無かった曲で聴きたいのはいっぱいあるし、また近いうちに観に行きたい。"星空帰り道" 、"HAPPY PARTY NIGHT" 、"限界突破フィロソフィ" あたり聴きたい。

 

後日こんな動画をアップしてた。

別に各公演ごとに毎回アップしてるわけじゃないですよ。今回の京都公演の後だけこんな動画上げるって何なん?嬉しい。

こういうオフの部分が見られるのは良いよね。バンドとかでもこういうのやってほしいなぁ。

 

とりあえず今回はこれで終わり。マジでまた行きたい。なんかグッズ紹介や打ち上げの動画も謎に京都公演優遇かのようなタイミングでアップされるし縁を感じる。

神宿のファンの名称は舁夫(かきふ)というらしい。夢アドでいうユメトモね。やっぱり、生で観ると違うな。一気にハマってまうな。舁夫にならせていただきます。神宿、これからも貢がせていただきます。よろしくお願いします。

皆さんも是非。

 

では(=゚ω゚)ノ

 

神宿 JAPAN TOUR 2019-2020 KAMIYADO GRATEFUL TO YOU

12/21 京都MOJO

セットリスト

1. 始まりの合図
2. ビ・ビ・ビ♡
3. 好きといわせてもらってもいいですか?
4. ほめろ!
5. タフ♡ラブ
6. グリズリーに襲われたら♡
7. Ultra Cheer
8. Life is やっぱ Beautiful!
9. 必殺!超神宿旋風
10. Action!
11. 原宿戦隊!神宿レンジャー
12. 全身全霊ラプソディー
13. お控えなすって神宿でござる
14. Summer Dream

en1. 春風Ambitious
en2. KMYD