たなさと

バンドを語りたい、ただそれだけ。CDレビューやライブレポなどもするので一応ネタバレ注意

Radio Crazy 2019 Day 3!!前編

ずっと行きたかったレディクレに行ってきました!!

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実は2015年、2016年と2年連続で、チケット確保するも行けなくなって人に譲るって事が続いてた。三度目の正直って事で、ついに初参戦です!

今年ももういいかなぁ…と最初は思ってたけど、

BIGMAMAとリョクシャカ晴子氏のコラボステージがある!!ということで、解禁された瞬間に行こうと決めました。よくチケット当たった。

 

今回の回り方はこんな感じでした。

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緑黄色社会単体も観たかったが、この日の一番の目当てはBIGMAMA。レディクレは毎回入場規制がエグいって聞いてたから、Rステージにリョクシャカ観に行ってからLステージに来たら規制でBIGMAMA観られない、なんて事になったら大変やと思って最初からLステージへ。まぁリョクシャカは先月のワンマンを越えてくる事はないやろうと信じてたし、雨パレもこういうとこしか観る機会ないしなぁと思ったし。

というわけで人生初レディクレは雨パレから始まりました。

 

 

雨のパレード

2017年に大阪城野音でのRockin' Radio!で観て以来2回目。今年、Ba.是永さんが脱退したのは知っていた(何なら下北沢にてのTHURSDAY'S YOUTHでサポートベースとして是永さんを観ている)が、特にMVを毎度チェックしたりはしてなかった。

ので、現在どんな体制で演っているのか知らなかったんやけど、登場の瞬間びっくりした。サポートベースを入れず完全に3人で演ってるんやな。まぁ元々電子音の多い音楽やし、ベースも必要な時は同期で入れてるんやろうけど。そして、3人でもめちゃくちゃオーラがある。

「いきなりですけど新曲演ります!これまでのみんなの寄り道は間違ってなかったと肯定する曲です」と、来年リリースのアルバムから "BORDERLESS" を。

MVのティザーも紹介されてる。

実を言うとツイッターでこのティザーだけ観て「おっ?」と思い、レディクレで観てみたいなと思ったとこはある。正解やった。1曲目から壮大な世界観見せつけられた。かっこよかった。

MCではVo. 福永さんが「今年はどんな一年でしたか。僕たちは色々ありまして、今3人でやってます。そういう意味では激動の一年だったかなと思います」と、是永さんの脱退に触れる。「どんな形になっても根底の部分、伝えたいことは変わらないのかなと。一番思い入れのある曲を演りたいと思います」と、代表曲 "Tokyo" へ繋げた。

この後も、"Shoes" "Story" と、イントロから分かる曲が続いた。全体的にあれやな、ギターの山崎さんが忙しいな笑 ギターとシンセを行ったり来たり。ギターリフが特徴的な "Tokyo" が終わると "Shoes" のイントロをシンセで弾いて、次の "Story" ではまたギターを弾いて。しかもこっちでは指弾きを。ギター2本とシンセに囲まれて1人スタジオみたいになってるもん。多才すぎるやろ。

ドラムのミネホさんも半々ぐらいで電子ドラムと叩き分けてて。ほんま雨パレってもうバンドって言うかクリエイター集団って言った方が的確なのかも知れない。

ラストは "Ahead Ahead"。これはサビ聴くまで分からなかった。というのも、一回だけMV観て当時そこまでピンと来なかったからイントロを聴いても分からなかった。

うん、やっぱり改めて観てもピンと来ない。これは完全にライブで観るべき曲やな。イントロのギターとそこから入ってくるEDM調のシンセが生で聴くとめちゃくちゃかっこよかった。

雨のパレード、屋内の大きいステージでめちゃくちゃ映えるアーティストやなと思った。思ったより知ってる曲ばっかりやったしよかった。

 

セットリスト

1. BORDERLESS
2. Summer Time Magic
3. Count me out
4. Tokyo
5. Shoes
6. Story
7. Ahead Ahead

 

 

BIGMAMA

雨パレの後、死を覚悟で最前付近へ。

リハでは、メンバーから安井さんのみ本人がチューニング。他はスタッフさんがチューニング。この時、安井さんがYシャツとスラックスに黒ネクタイという身なりだったので、まさか…とは思ったが。

本編開始、メンバー5人が一斉に登場。そのまさかの通り、メンバー全員衣装が黒スーツ。かっこよすぎる。オーラがやばい。

そんなやばいメンバーを率いて金井さんが「ご案内します、新世界へ」と唱え、一発目から "荒狂曲 "シンセカイ"" を投下。一気にブチ上がる。こんな前方でこの曲を観たらモッシュとダイブで死ぬんじゃないかと思ってたが、大サビの時に遠くの方で一人ダイバーが出たのが確認できた程度で、特に揉みくちゃになるのとすらなく。この日は結局最後まで割と平和というか、マナー管理が徹底されてた印象やった。良いね。

新譜「Roclassick 〜the Last〜」から "ワルキューレの非行"、さらに「〜the Must〜」に再録された "Swan Song" などロックラ曲を連発。"Swan Song" はイントロのベースがエグくてですね。一度生で観たかったので嬉しみ。

FM802主催のレディクレなので、"神様も言う通りに" もしっかり披露。『3秒あれば僕たちは 未来を変えていける』で合唱が起こる。曲が終わってから真緒さんとカッキーが爆笑しながら何か喋ってて、微笑ましくなった。

そしてここでついに金井さんが「スペシャルゲストをお迎えします」と宣言し、緑黄色社会の長屋晴子が登場!フィーチャリングで参加している "LEMONADE" を披露。晴子氏相変わらず凄まじい歌唱力。伸びやかかつ力強い歌声。人が作った歌も一音も外さない。

LEMONADE (feat. 長屋晴子)

LEMONADE (feat. 長屋晴子)

良コラボやったな〜1曲の為だけに出てきて帰っていくの勿体無いな〜と思ってたらまさかのwith晴子氏でもう1曲!!「Roclassick 2」から "No. 9" を。1番は晴子氏がフルで歌ってた。マジでうまい、ほんまにうまい。人が作った歌も一音も外さない。2番サビ前にはリアドも立ち上がってマイクを通さず「大阪ーーー!!」とシャウト。まさにこの前日に脱退を発表したリアドからの全力のシャウトに会場も大歓声。からのベートーヴェンの "喜びの歌" から引用したラララのメロディには大合唱が起こった。晴子氏も歌いながら飛び跳ねる。

凄まじい拍手の中、晴子氏退場。ほんまに素晴らしいコラボステージだった。

BIGMAMA単体に戻った後も "MUTOPIA" でまだまだ盛り上げる。さらにこれまたRoclassick曲、パッヘルベルの "カノン" をモチーフにした "Cinderella 〜計算高いシンデレラ〜"。これでBIGMAMAのライブは5回目になるけど、この曲を聴くのは初めて。全英語詞ながらも多幸感の溢れるウェディングソングに、鳥肌止まらんかった。

最後は「次はRoclassickツアーで会いましょう」と "誰が為のレクイエム" で締めた。大サビで照明が真っ赤になったのいくらなんでもカッコよすぎたな…

 

次は金井さんの言う通りRoclassickツアーで会いに行きます。2/23の広島公演。去年の「+11℃」ツアーに続いて2年連続。

みんなも行くがよいよ。この日メンバーが捌けていくときに「リアドありがとー!」て言ってる奴いたけど、ありがとうじゃねぇよ。レディクレで終わりじゃねぇんだよ。ツアーに来いツアーに。みんなも行くがよいよ。

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セットリスト

1. 荒狂曲 "シンセカイ"
2. ワルキューレの非行
3. Swan Song
4. 神様も言う通りに
5. LEMONADE
6. No. 9
7. MUTOPIA
8. Cinderella 〜計算高いシンデレラ〜
9. 誰が為のレクイエム

 

 

indigo la End

10月にワンマンに行っているので今回はそこまで優先度が高くなかったが、規制がかかる様子も無くゆったり観られそうだったので行ってみた。

ワンマンのレポはこちら。

メンバーが登場すると暖かい拍手が起こるが、続いてモニターに絵音が映った時の歓声はやっぱりすごい。インディゴであれ、ゲスであれ、ジェニーハイであれ、バンド自体の人気は当然のことながら、もうそれを上回る勢いで川谷絵音という人間が完全に世間に浸透している事を実感する。もう "僕は芸能人じゃない" なんて歌ってる場合じゃない。芸能人だよお前は。

ワンマンでは緩いMCで結構な時間取ってたけど、フェスなので殆ど喋らずとにかく演奏で魅せる。10月に「濡れゆく私小説」を出してツアー回ったばっかりではあるが、さすがにフェスではアルバム曲はMVのある "花傘" と "通り恋" に留めてた。一方で、ツアーでは演らなかった "瞳に映らない" "雫に恋して" "悲しくなる前に" といったメジャーなシングル曲を久々に聴けて良かった。

"名もなきハッピーエンド" の前には栄太郎さんのドラムソロが。絵音も後鳥さんも近寄って煽る。この時もそうやったんやけど、最初からそうやったんやけど、栄太郎さん一番アップになるアングルでモニターに映った時全部シンバルが被ってて顔見えんかったな…笑

最後に絵音から「季節外れなんですけど、夏の曲を」とアナウンスされると歓声が。みんな分かってるんやなと。インディゴ初の再生回数1000万回を突破した、"夏夜のマジック"。

TikTokで使われててバズったらしいな。なんか複雑やけどなぁ…とか考えながら途中で抜けてZステージへと移動しました。

 

セットリスト

1. 想いきり
2. 瞳に映らない
3. 花傘
4. 通り恋
5. 雫に恋して
6. 悲しくなる前に
7. 名もなきハッピーエンド
8. 夏夜のマジック

 

 

フレデリック

個人的にはこの日最初のZステージ。最大キャパにも関わらず人で溢れかえっている。インディゴを最後の最後まで観てから来ていたら規制がかかっていたかも知れない。

フレデリック、始めます。」の音声と共に閃光の飛び交う映像が流れ、メンバーが登場。激しい照明と爆音のアレンジからいつのまにか "飄々とエモーション" のイントロに変わったのクソかっこよかった。

ワイバンでも思ったけど、この曲は完全にライブで化ける。圧巻のシンガロング。健司さんはこの日Zステージのトップバッターだったバニラズのステージを観て泣いたらしく、「バニラズを越えたいんですよ」と何度もシンガロングを煽る。ていうか、健司さんもめちゃくちゃ歌上手いな…

知った風に書いてるけど、実はフレデリックはもう3年ぐらいCDは買ってなくて、YouTubeでしか聴いてない。逆に「フレデリズム」(1の方)はめちゃくちゃ聴いてたので、"KITAKU BEAT" が始まった時の歓声にはびっくりしたというか感慨深くなった。この曲、別にリードトラックでもないしMVもないどころかライブ映像も最近公開されたばっかりって程度やのにすっかりフェスでも定番になったよなぁ。

ワイバンで新曲として聴いた "イマジネーション" も披露。思えば "VISION" の方がMVになったので結局未だに音源で聴けてないな。シンセベースかな?てぐらいずっしりした重低音に支えられたミドルテンポなこの曲であそこまでシンガロングを巻き起こせるのはすごい。ワイバンの時も思ったけど、個人的には "VISION" よりこっちの方が好きやなぁ。

ここまでは比較的最近というか、あまり聴き込まなくなってからの楽曲が多かったけど、最後に "オンリーワンダー" からの "オドループ" 持ってこられて偏差値下がった。何なんやろうな、もう分かりきってんのに踊ってまうもんな。一気に汗かいたもんな。

健司さんもハンドマイク曲ではステージ上を端から端へ走り回ってたし、康司さんと赤頭さんも立ち位置入れ替わったり端の方に来たりしてたし、すっかり大きいステージが似合うバンドになったな。弟が嬉しそうに "SPAM生活" 聴かせてきて「何やこれ…」てなったのが懐かしいわ。

来年の横浜アリーナもすごいんやろうな。

 

セットリスト

1. 飄々とエモーション
2. シンセンス
3. 逃避行
4. KITAKU BEAT
5. イマジネーション
6. オンリーワンダー
7. オドループ

 

 

この後、次のお目当てとしてはORANGE RANGEやったんやけど、1時間ほど空いてたので飲食ブースとかをうろうろしてみた。

ちょうど弾き語りブースでSAKANAMONの元生さんが演奏中やった。あと数分早く来てれば頭から観られてたっぽかったな、時間チェックしとけばよかった。

来年リリースのアルバムから新曲 "ホーム" 演ってくれた。SAKANAMONとしては新しい感じの軽快な曲やった。バンドアレンジが楽しみ。他にも "ケーキ売りの女の子" "YAMINABE" "箱人間" など割と最近の曲ばっかり演ってた。

新しいアルバム楽しみやな。

 

 

と、いうわけで軽く腹ごしらえを終え、ORANGE RANGEを観るためLステージへと移動しました。

続きは後編、こちらで。

では(=゚ω゚)ノ