たなさと

バンドを語りたい、ただそれだけ。CDレビューやライブレポなどもするので一応ネタバレ注意

sumikaと家族になれたのでもう結婚できなくていいです

ネタバレ注意です!

 

sumikaの広島ワンマンに行ってきました!!フェスやイベントでは観てたけどワンマンは初めて。

f:id:tana-boon:20190421200123j:image

f:id:tana-boon:20190421200139j:image

4/20,21の2days開催の2日目でした。元々は20日で申し込んでたんやけど当たらなくて第2希望の21日になりました。まぁいいや20日はおかげでiri行けたし。

 

会場は初めましての上野学園ホール。社会人初のホールライブです。

近くまで歩いてきたらsumikaのTシャツを着た人しかいなくなって、改めてすごい規模で演ってんだなと。

ちなみに僕はsumikaタオルは持ってたけどsumikaシャツは持ってなかったので上着の下に忍ばせたSHE'SのTシャツで参戦。でもあまりにsumikaシャツが多すぎて上着脱げませんでした。

f:id:tana-boon:20190421214340j:image

物販でTシャツ買ったけどトイレ激混みで着替えも出来ず。なめてた。

何なら日替わりTシャツ買おうかなと思ってたけど余裕で売り切れてた。先行物販で行っとくべきやったな。なめてた。

 

ホール内に入場した瞬間にステージの豪華さに圧巻。sumikaだけに家をモチーフにした巨大なセットが。

ホールってことで久々の指定席。真ん中より少し下手寄りのかなり後方やったけど、逆に豪華なステージ全体を見渡せて文句なし。通路側の一番端の席やったから左右の人に挟まれて肩身の狭い思いをすることもなく、一人でも問題無し。隣でカップルが仲睦まじくしていても何も思わない。うん。

 

これだけの規模にも関わらず、推すことなく定刻に開演。SEが徐々に大きくなるのに合わせて拍手とともに皆一斉に立ち上がり、続いて照明が一気に消えて真っ暗になると大歓声。ホールのライブってこれが良い。ライブハウスに比べて、「始まる!!感」が一気に押し寄せてくる。

インスト曲が鳴るとメンバーが順々に登場、また大歓声。最後の片岡さんが出てきたときの歓声はマジで真っ黄色。男おらんかったっけ?てぐらい真っ黄色。

各々がスタンバイし、インスト曲が終わって本編スタート!

アルバムの1曲目でもある "10時の方角" ではじまり はじまり、"フィクション" へと続く。 "フィクション" のサビ終わり『いつになれば終わるんだ 皆目、見当もつかない』のリズムがやっと分かったよ。片岡さんとGt.黒田さんの煽る手拍子を見てやっと分かったよ。3+3+3+3+3+6からの4拍子に戻ってるって感じかな。マジでどうやって作曲したんやろ。みんなほんまに分かって手拍子合わせられてんのか。

ここまでの2曲で良い意味で予想通りのオープニングを切ったかと思えば、次は "1.2.3..4.5.6" 。掛け声パートがわかりやすいアップテンポ曲とはいえ、こんな過去のアルバム曲も序盤から入れてくるとはさすがワンマン。

続いて片岡さんがギターを替え、勢いよくカッティングを始めたがハプニング発生!アンプの操作をミスってたのか、音が出ない!www

片岡さんが瞬時に「音が出なーい!」とおどけたことで会場が笑いに包まれ、不穏な空気が流れることもなく「でもカッコつけるぜ〜」とヘラヘラする片岡さんにむしろみんなほっこり。あの機転の利かせ方は流石FM802めざましテレビで生放送を担当しただけのことはある。けどあれ本人悔しかったやろうなぁ…リズム隊との息も完璧に合っててめっちゃカッコつけて弾き始めてたもんなぁ…w 

何事もなかったかのように仕切り直して演奏し始めたのは "グライダースライダー"。めっちゃ好きなんよなこの曲。

sumikaを好きになって以降初めて公開されたMVがこの曲なんやけど、もうほんまに気に入って。だからこの直後に活動休止に入った時はほんまに心配やった。帰ってきてくれてよかった。

続いて片岡さんが曲名を叫んだだけで歓声が起こった "ふっかつのじゅもん"。序盤から飛ばしすぎじゃねぇか?ここまででフェスのセトリ組めるレベルやぞ。

 

挨拶のMCを挟んで、「Chime」からの曲が続く。

"Monday" ではこの日初めて片岡さんがピンボーカルになってステージを端から端へゆったり動き回る。『「二人だけの秘密ね」』のところで人差し指を口に添えて「シー」の仕草を見せたり、手を伸ばして一度だけ最前列のお客さんと手が触れたりして、その度に悲鳴のような歓声が上がる。通路を挟んで隣の女性達が「触った!!触ったよ!?」って大騒ぎしててめっちゃおもろかった。

"Strawberry Fields" ではメンバー紹介を兼ねて各パートのソロが。音源聴いた時から「この曲はライブで楽器隊の見せ場になるんやろうな〜」と思ってたけど、想像以上。ロックバンドのライブじゃないみたいやった。クラシックみあった。Dr.荒井バロンさんもがっつりレギュラーグリップに持ち替えてたし。あと大サビ前の片岡さんの囁くような「あーあ。」で鳥肌うわあああああてなった。

その後、改めてMCにてメンバー紹介。Key.小川さんの時に「毎回ライブの後にはみんなで反省会をして、次のライブに繋げてる」という話をしたのに合わせて、片岡さんが「だから仕方ないことなんだけど、どうしても昨日より今日の方が良いライブになります!」と宣言すると拍手が起こり、続けて「昨日も来てくれた人いますか?」と問いかけると結構な数の手が挙がってびっくりした。2days参戦勢めちゃくちゃおるやん。まぁ物販で日替わりTシャツとかされたら両日行きたくなるわなぁ。にしてもすごい。

そこから「冬に作った曲なんですけど」と始まった "ホワイトマーチ" では水玉模様の白い照明が雪みたいになっててめっちゃ綺麗やった。この日最高気温25℃とかやったんやけど、この瞬間は冬でした。

と思ったら次はMVの爽やかさが夏感すごい "ファンファーレ"。最新シングル曲やしアルバムの2曲目やし、序盤かもしくは終盤の追い上げパートで入れてくると思ってたから、こんな中盤でポツンと演るとは予想外やった。

 

ここで片岡さんに「ここからはゆったりと、上野学園ホールの素敵な椅子に座って、リラックスして聴いてください」と促され、みんな着席。あぁバラードコーナーやなと。

…思ったらまさかのアコースティックアレンジされた "リグレット" で感動。その次に、アルバムから "ゴーストライター" "秘密" が披露されると、曲の間には周囲からチラホラ涙を啜る音が。皆さん心動かされてますね。

 

しばらくしっとりコーナーは続くのかなと思いきや、インスト曲 "Hummingbird's Port" が流れ、「広島行くぞ!」の掛け声とともにいきなり照明が点いて "Lovers" が始まった!みんな一斉に起立!同時にステージ後ろの幕も開き、しばらく隠れていた家のセットが再び登場。しかも、お好み焼きの暖簾やら広島カープのTシャツやらご当地ネタが散りばめられてる。凝ってるなぁ。

正直 "Lovers" で泣きそうになった。序盤で "グライダースライダー" を気に入った後に活動休止に入ったって書いたけど、活動再開後一発目やったこの曲で一気に人気が爆発したから、sumikaを応援する中で "Lovers" はほんまに大きな意味を持つ一曲なんよな。復帰後一発目の曲が、バズるきっかけになった曲が、この曲でよかったと今でも思う。

 

終盤戦、"Flower" で片岡さんが『未来へのフラワー』を『広島のフラワー』に替えて掛け声を煽ったり、"ペルソナ・プロムナード" はもう指定席とか関係ないレベルではしゃいでしまったり、マジで楽しかった。その後、ちょっとだけ挟んだMCからの "「伝言歌」" への入りがかっこよすぎた…

本編最後はアルバムのラストでもある "Familia"。

この「お前らツアーまでにしっかり予習しとけよ」と言わんばかりのMVを観て、バッチリ『Yes』『No』で◯と×を作りました。一人とか関係ない。全力でやりました。むしろ一人で来てる俺の方がsumikaと家族になれる。「あなたと家族になれるって、本気で思ってますから!!」て俺も本気で思ってますから片岡さん。ライブ中はマジで頭お花畑になれる。

 

アンコールになってメンバーが再登場すると、まずいきなり "春夏秋冬"。ごめんなさい、正直この曲忘れてました() 「アルバムの曲もう全部やったよな…?アンコール何演るんやろ…?」て思ってたし("あの手、この手" は吉澤嘉代子とのコラボ曲やから始めから演ると思ってなかった)。めっちゃ好きやのになんで忘れてたんやろ。まぁ一応アルバム曲というよりはA面曲やからかな。

再びMCに入り「アンコール待ちの声や手拍子が鳴ってる間、自分たちは何をしているのか」という話に。

片岡さん「アーティストさんによっては、ツアーのTシャツに着替えたりする人もいると思うんですけど。僕たちはこの手拍子を、ただ聞いています笑 これが一日頑張ったご褒美だなぁ、と思いながら聞いています」

素直でよろしい。どんな人生歩んできたらこんだけ人をほっこりさせる才能に恵まれるんだ。鳴かず飛ばずの前身バンド時代どう過ごしてきたんだあんた。

続いて「まだ春だけど夏の曲を」と言った途端に他の客がみんなタオルを掲げ始めた。"マイリッチサマーブルース"。これがタオル回し曲になってたの知らんかった。ライブで聴けたの初めてやし。過去のアルバム曲が時間差で日の目を見てる感じ、めっちゃ嬉しい。

"マイリッチサマーブルース" が収録されてる「Vital Apartment.」、一番影薄いアルバムな気するんですけど全曲めちゃくちゃいいからもっと知られてほしい。"チェスターコパーポット" をライブで聴くまで死なないって決めてる。

 

本当に最後の最後、「sumikaとして最初に作った曲を演ります!」と叫んで "雨天決行" で締めくくり。この曲もsumikaを好きになって一回聴いて気に入ったのを覚えてる。最後にこれを聴けて嬉しかった。

 

サポートBa.井嶋さんが先に退場し、最後にメンバー全員で挨拶。Gt.黒田さん、汗でシャツが綺麗にギターの形に濡れてたw そりゃあんなストラップ短くしてあんな熱量のライブしてたらそうなるよね。

 

終演後の会場の暖かい雰囲気が忘れられん。楽しかったとかカッコよかったとか以上に、ほんまに幸せやった。

これからもっと幅広い層に広まっていくんやろうなぁ。ホールやからやろうけど、今回も色んな年代層が来てた。最前列の中央に年配の男性がいてMCで片岡さんにイジられてたんやけど、そのおっちゃんライブ中いっぱい手挙げて楽しんでて微笑ましかった。最後に片岡さんが「お父さん公開処刑しちゃってごめんなさいね」つってピック手渡しであげてた!!羨ましい!!

お父さんのような年配の方々にも愛されるバンドにsumikaにはなってほしい。そして、俺も年取ってもライブに行き続けて音楽を楽しみたいなと思いました。

 

ホールにはホールの良さがある。一人で指定席で観ても楽しめる、素敵なライブでした!!

では(=゚ω゚)ノ

 

 

sumika 「Chime」リリースツアー

4/21 上野学園ホール

セットリスト

ピカソからの宅急便
10時の方角
フィクション
1.2.3..4.5.6
グライダースライダー
ふっかつのじゅもん
Magic
Monday
Strawberry Fields
ホワイトマーチ
ファンファーレ
リグレット
ゴーストライター
秘密
Hummingbird's Port
Lovers
Flower
ペルソナ・プロムナード
「伝言歌」
Familiar

(en.)

春夏秋冬
マイリッチサマーブルース
雨天決行

iriのライブに連れて行かれたせいで趣味の幅が広がってしまいそうなんですけど

お久しぶりです。2週間ぶりの更新です。

悲しみが癒えてヒトリエのアーティストも聴けるようになるまで4日かかりましたが、ひとまず一旦もう大丈夫です。

ちなみにヒトリエしか聴けない期間を脱してから最初に聴いたCDはsumikaの「Chime」でした。あの日以降の次のライブが、今日のsumikaのワンマンだったので。

f:id:tana-boon:20190421003136j:image

そう言えば3月の末に今の家に引っ越してきて、最初に聴いたCDも「Chime」やったな。

あと、毎回読ませてもらっているブログ「ロッキン・ライフ」のロキ中さんがヒトリエの記事を書いた翌日には次の記事を更新されてて、それが「Chime」のレビューでした。

色々と何かの縁なのかなと。

そんなわけで、ブログ、CD、ライブ、色んな点からsumikaで再出発を切るみたいな形にしようかなと思っていました。

 

 

の予定やったんですけど、会社の子に誘われて、iriというシンガーソングライターのワンマンに昨日急遽行ってきました!

f:id:tana-boon:20190420222022p:image

誘われた時は正直、いくら俺でも一曲も知らん人のワンマンは…しかもバンドならまだしもソロシンガーって…と思った。その子が聴いてたのは知ってたんやけどね。けど、名前だけは聞いてたし良いきっかけやと思ってMV観てみた。

あっ かっけぇわこれ

他にもMVをいくつか観た末に、誘いに乗ってワンマンに行くことを決めました。

でもてっきり一緒に行く人の都合が悪くなったから同行者を探してるパターンかと思ったら自分の分のチケットすら買っとらんかった。あんまりライブハウスでのライブに行ったことがないから誰かについてきてほしかったんやと。とは言え、もし直前でソールドしてたらどうするつもりやったんや。ぴあの空き状況△やったぞ。

 

会場はお馴染みSECOND CRUTCH。こういうシンガーも普通にライブハウスで演るんやなーと。

f:id:tana-boon:20190420221922j:image

ソールドしとるやないかい!

ほんまにギリギリやったやんけ…よかった…

ちなみに最初に誘いを受けた時、その子は会場Cave-Beやと思ってたらしい。んでSECOND CRUTCHの場所は把握してなかった。ほんまに行く気あったんかお前。

 

ソールドしてるだけあってフロアはパンパン。当たり前やけど客層が普段と全然違う。オーディエンスまでオシャレ。この人らツーステの踏み方とか知らないんだろうな。

数分押して開演。バンドメンバーが先に登場して一曲目の演奏が始まり、歌い出しに合わせてiriが登場。

ほんまに、初めて観る世界観でした。めちゃくちゃカッコよかった。

基本的にMC無しでひたすら歌唱。MCコーナー的なものがなく、たまに曲のイントロ中に一言二言挟んでくる程度。これってバンドでは出来んよな、と思った。自分が演奏してるから。その分曲と曲の間が間延びしないから、知らん曲ばっかりやのに退屈しなかった。

そもそも曲を殆ど知らなくても楽しめる。手拍子とか合唱とかコールアンドレスポンスとか無いから、ただただ曲に合わせて身体揺らしてるだけで良い。それで入り込んでいける。これはこのタイプの音楽の強みやと思った。

まぁ曲知ってるに越したことないけどね。演奏が始まって歓声が上がるたびに「あ〜人気の曲なんやろうな〜」「定番曲なんやろうな〜」としか思えへんの寂しくないといえば嘘になる。

 

Come Away

Come Away

  • iri
  • J-Pop
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

この曲が特に刺さった。帰ってきてからApple Musicで片っ端から調べて見つけた。

この曲のイントロを弾いてたのは大半の曲でベースを弾いてる人やった。元来バンドオタクなので、バックバンドメンバーにも目を向けてしまうわけです。ベースの人が曲によってギターやシンセベースも弾いててめちゃくちゃカッコよかった。「え、この人がギターも弾くの?」と思った瞬間にこんな心地良いアルペジオ鳴らされたらそら刺さるわ。

 

アンコールでは本人だけが再登場して、アコギの弾き語りを一曲。一緒に行ってた子はその曲が一番聴きたかったらしい。よかったね。

 

全体で一時間半ぐらいかな。割とコンパクトに収まった。でも内容濃すぎて2時間ぐらいの体感。

広島県でのライブは初やったらしい。それでソールドするんやからすごいなぁ。

調べたけど同い年らしいです。同年代の女の子が可愛らしい顔してあんな芯のある声で歌ってるとか尊敬の域やわ。

 

ほんまに行ってよかった。誘ってもらえてよかった。自分から行くことはまぁ無かったやろうし、きっかけが無かったら恐らくフェスやサーキットで時間空いてても観てないと思う。良い体験をさせてもらった。

最初に予習がてらMVを観てた時は、「ライブで観るより、BGMとして部屋で流しておきたい音楽やな」みたいに思った。でも実際に生で観て、むしろライブに足を運んで体感したい音楽やなと思った。曲全然知らんくても関係ない。その空間にいることに意義がある。

「ライブも行ってみたいけど、まずはMV観てCD買って…」という思考の人間だったので、「曲わからんくてもいいからCD買うよりライブで聴きたい」と思える音楽は初めてや。

何がデカいって、この手のアーティストをカッコいいと思ってしまったことで、今後聴ける音楽の幅がめちゃくちゃ広がっていきそうなんですよ。ラップ、ヒップホップ、R&B、ジャズ、そういった今まで手を出してこなかったジャンルに足を踏み入れてしまうかも知れない。最近やとバンドではceroやNulbarich、ソロシンガーでは向井太一とかSIRUPあたりかな。理解できないジャンルのはずやったのにな。収集つかんくなるな。終わった。

というか、最近ではバンドでもこれ系のアプローチかけてきてる曲増えてるし、普通に今後の流行りになっていくんやろうね。

ほんまに、誘ってもらえて感謝です。

 

あと、その点で今回思ったのは、趣味を周囲に話しておくのは大事やなってこと。ライブが趣味って知られてたから、こいつなら来てくれるかも知れんと思って誘ってもらえたのかなと。結果として、今まで触れてこなかったジャンルのアーティストに出会えてるわけで。逆にその子にもライブハウスでのライブの楽しさを知ってもらえたみたいで、何より。

というわけで、皆さんライブ同行のお誘いお待ちしてます← 広島市内なら大体行きます。

 

 

では、sumikaのワンマン行ってきます(=゚ω゚)ノ

ヒトリエと僕

正直記事にすんのどうかと思った。でも思うことが色々ありすぎて、どんだけ支離滅裂でもいいから言葉に残しておきたかった。

 

ヒトリエはほんまに大好きなバンドである。演奏、歌詞、リズム、ルックス、どれをとってもレベルが高すぎる。似てるバンドがいない。似せられる人間がいない。

"センスレス・ワンダー" で知った時、ボカロ出身のメンバーが集まって結成したことは知らなかった。純粋に、バンドとして好きになった。ボカロPとしての功績を後から知って何やこの人らと思った。その後 "アンチテーゼ・ジャンクガール" でストレートにハマって、すぐにCDを買ってた。

リリースされるCDは全部買った。ワンマンだって行った。地元の小さいライブハウスで観られたこと、今なら誇りに思える。

出す曲出す曲毎回クソかっこよくて、新譜が毎回完成度高くて。長く聴いてるアーティストいっぱいあるけど、ガッカリしたことや微妙だったことがここまでないアーティストはそう多くない。

 

訃報を知った時は会社からの帰り道やった。一気に歩くスピードが落ちた。とりあえず全曲シャッフルをやめてヒトリエを聴き始めた。意外とwowakaの声を聴いても泣きそうになったりすることはなくて、あぁ人間って本当に悲しいと逆に何も思わんのかなと思ってた。

家に着いたら弟から心配するLINEが来てた。何て返信しようか考えた。最後のアルバム「HOWLS」は、買って以降まだ実家に持って帰ってない。まだ弟にこのアルバムを聴かせてない(さすがに何かしらのサブスクで既に聴いてるやろうけど)。

「新しいアルバムちゃんと買ってるからね GW持って帰るからね」

て打ってる途中でボロボロ涙出てきた。やっぱり意味分からんぐらい悲しいみたいや。引っ越してきたばっかりでまだカーペットも買ってない部屋のフローリングの床がびっちゃびちゃになっちまった。

 

公演の中止の知らせが出た時、嫌な予感はした。別のアーティストで割と最近に前例があったから。それでもツイッターでどんな声が挙がってようが5ちゃんで何書かれてようがギリギリまで信じてた。

しかし結局最悪の結果やったわけで。諸事情とやらが何でもいいから無事でいてほしかった。どんなカッコ悪い罪で逮捕とかでもよかったから、生きていてほしかった。シノダが未成年淫行で逮捕とかでショック受ける程度であってほしかった。

なんでwowakaなんやろう。なんでヒトリエなんやろう。悲しいというより、悔しい、勿体ない。

 

最後にワンマン行けばよかったな。でもただ行かなかったんじゃなくて、日程が被った別のライブに行ったんだよ。余計遣る瀬無い。だからといってそのライブに行ったことを後悔するのかと言えばそういう話じゃないから難しい。ただ一つ言えるのは、お金を渋って行かなかったとか、飲み会が被って行けなくなったとかじゃなくてほんまによかった。

弟にも伝えたんやけど、みんな本当に好きなアーティストのライブには無理のない範囲でお金も時間も惜しまず行ってほしい。いつ、活動再開も再結成も無くなってしまうような事が起こるか分からない。

今までは、というか今朝までは、CDを買ってライブに行くのってアーティストを応援すること、アーティストのためになることやと思ってた。違う。少なくともライブは、自分のために行くもんやと思う。皆さん、どうか自分の気持ちにまっすぐ従ってください。

 

残された3人がどうするのかは分からない。そのうちアナウンスが出るんでしょう。

ここまで深くハマったバンドです。何らかの新しい体制で活動を続けていくのならずっとついていくし、ここで活動を終えるのなら素直に受け入れる。

とにかく、wowakaが残したヒトリエの音楽を俺はいつまでも聴き続けるし、布教し続ける。これからも多くの人に愛されてほしい。平成が終わってもヒトリエは終わらせない。

でもとりあえず、一旦お別れらしいです。

ご冥福をお祈りします。ありがとうございました。

2019年春、今メジャーデビューできるmol-74は強い

こんにちは。

ビバラロックのタイムテーブルを見て、KANA-BOONのステージ降格に腸煮え繰り返ってます。本当に悲しい。フェス側が切り捨てたら終わりやろ。ティックトックで "ないものねだり" に合わせて踊ってた女子大生が運営してんのか。

4つ打ちギターロックの時代はほんまに終焉を迎えた。邦ロックにハマり始めた学生時代にトレンドど真ん中やったスタイルが終わっていくのは寂しいものがあるけど、一方でその分、今までやったら聴くことなかったやろうなってバンドにハマることもあるのかなと期待してる。

シーン全体で見ても、流行の変遷により時間差で注目され始める音楽って絶対あるわけで。

mol-74はそのひとつになる気がする。

f:id:tana-boon:20190404213931j:plain

mol-74、読み方はモルカルマイナスナナジュウヨン。岸和田のDQNもびっくりの難読キラキラネーム。化学専攻の人間としてはmoleculeが由来になってるのは好感度高い。そして音楽性からはあんまりイメージ出来んが、京都のバンドです。

初めて聴いた曲はスペースシャワーTVでMVを観たこの曲。

めちゃくちゃいいんやけどモルカルの中ではかなり異色な方で、もっとスローテンポでしっとり聴かせる曲が多い。

一番再生回数の多いMVは "エイプリル"。

また、去年リリースされたミニアルバムのリードトラック "▷ (Saisei)" は公開当初からよく聴いてた覚えがある。

ここまでの曲から感じ取ってもらえるように、フェスの大きいステージで客を踊らせるタイプでは全くない。"エイプリル" が代表曲になるように春のイメージがすごい。もしくは冬。少なくとも夏ではない。7月8月の野外フェスとか出し過ぎたらメンバー全員干からびそう。身体に保冷剤巻いてライブしてそう。

こういう音楽って、5年前やったら知る人ぞ知る芸術って感じやった。当時やとplentyなんかそう。でも、最近ではハイハットの裏打ちに合わせた縦ノリに替わって、ゆったり肩を揺らす横ノリ音楽が覇権握りつつある。Suchmosが新しいアルバムで悟り開き始めてたり、King Gnuも "白日" がマリカのキラー並みに過去曲全部ぶち抜いて1000万再生突破したり。

ちょっと前にそれこそ "STAY TUNE" 時代のSuchmosが皮を切ったオシャレポップ系が流行り始めてから、まさかこんな方向に流行りが移り変わってくるとは思わんかった。King Gnuも出てくる時代があと数年早かったら多分ここまでの人気になってなかったやろうし。売れる売れないじゃなくて、理解されてないと思う。

だからモルカルみたいなバンドも今なら浸透していくのではないかと思ってる。同じようにファルセットを多用するバンドとして、andropなんかもタイアップが当たったのと相まってバラード曲で再ブレイクしてるし。"Hikari" の再生回数いつまで伸びてんねん。
まぁこんなバンドばっかりになっても盛り上がりに欠けるけどね。

 

f:id:tana-boon:20190404214937j:plain

メジャーデビューアルバムが良いんだよまた。殆どが過去曲の再録で、セルフタイトルを冠してることもあって実質ベストアルバム。再録曲も曲名の表記が初出し当時のものとちょっと変わってたりして、以前からのファンにも物足りなさを感じさせなくなってるのでは。

というか廃盤の作品でしか聴けなかった "ノーベル" が復刻してる時点で名盤確定やろ。

このMVはスペースシャワーTVの4月度のPower Pushにも選出。ちなみに、参考になるかわからんが、メジャーデビュー盤に再録する過去曲でMVを作ってPower Pushに選ばれるっていうケース、モルカル以前ではヤバTの "あつまれ!パーティーピーポー" だけです。それぐらい異例。

個人的には "瞼" がお気に入り。シンプルに別れの曲なんやけど、歌詞、メロディ、声、全てが美しすぎる。

寝顔も、笑顔も、優しい泣き顔も
瞼を開けば映ってたのに
寝顔も、笑顔も、優しい泣き顔も
瞼を閉じれば映ってるのに

『瞼を開けば映ってたのに』と『瞼を閉じれば映ってるのに』の対比が神がかってる。失恋した時に聴いたら泣くやろうな。

彼女おらんけどな。

とにかく、おススメです。モルカルを聴き始めるのならまずこのアルバムから手を出せば間違いない。

 

2019年、mol-74、来るよ。音楽性とも相まって、そのうち平気でホールツアーとかしてそう。

メジャーデビューおめでとうございます。

 

では(=゚ω゚)ノ

【Day 2】HIROSHIMA MUSIC STADIUM ハルバン'19

f:id:tana-boon:20190326204145p:plain

ハルバン2日目!

1日目の会場到着前のトラブルを踏まえて早めに出発。昼ご飯に広島風お好み焼きを食べていざ参戦。

f:id:tana-boon:20190401071230j:image

ちなみに今回食べた「ちんちくりん」というお店、ハルバンと共催しており、パスを見せたら通常800円のお好み焼きが500円でいただけました。めちゃくちゃお得。

1日目に2dayパスを交換してるので、最初に何かする必要はなく即座にライブハウスへ直行。昨日のVANQUISHに続いて初めての訪問となるスマトラタイガーへ。

 

 

w.o.d.

ツイッターのフォロワーさんにオススメされてMVを観てみたらクソかっこよかったので今回初参戦。

演奏開始1秒で「お!?」と思うやろ、こんなん。5個ぐらいバンド紹介されて全部聴いたけどw.o.d.がぶっちぎりで刺さってきた。

ライブもクソかっこよかった。余計なものが一切ない、ギターとベースとドラムが鳴ってるだけ。MCもボーカルの「広島は初めて来ました。まだ何もやってないんですけど…まぁ…広島焼き食べまーす」「特にこっち来て何もしてないんで面白い話できないですけど…まぁもう曲演ります」ぐらいしか聞いた覚えない。

客も客で、全然手拍子したり拳上げたりしない。ただただw.o.d.の音楽に合わせて肩揺らしてるだけ。異様な空間。

いやぁ一発で惚れましたね。終演後その場でCD買いましたね。今後もチェックしていきます。

 

セットリスト

スコール
丸い真理を蹴り上げて、マリー。
lala
THE CHAIR
みみなり
Fullface
KELOID

 

 

ちなみにw.o.d.待機中にずっと後ろにビレッジマンズストアのVo.水野ギイさんがいることに気づいてました。ギイさんも観に来てたんやな。

終演後、外に出て来た時に写真撮っていただきました!!

f:id:tana-boon:20190326213439j:plain

ちょうどこの日ビレッジのTシャツ着てたんでね。クッソイケメンやなギイさん…ほんまに30超えてんのかよ。

ちなみにギイさん俺と別れた直後におばあちゃんに道聞かれてました() その後お菓子もらったそうです。

 

 

ネクライトーキー

開演20分ぐらい前から満員ですごかった。リハの間、スタッフの「もう一歩前に詰めてください」の声何回聞いたか。タイムテーブル見た時から予想ついたけどな。なんでCave-Beなんだよ、多分クアトロでも埋まったよこの人たち。

全然関係ないんやけど、スタッフが「詰めてくださーい」て言うたびに大声で「はい!!!www」て返事する奴が自分の少し斜め後方にいてマジで鬱陶しかったな。何がしたかったんやろうなあれ。別に害は無いんやけども。

さてそんなことはどうでもよく、本編はのっけから "めっちゃかわいいうた" "こんがらがった!" とアルバム「ONE!」の曲を連発。このアルバム買って以来初めて観たから、この辺の曲は是非とも聴きたかったのでアガった。

MCでVo.もっさが「ツアー来てくれた人っています?」→パラパラ手が挙がる

「わーありがとうございます!じゃあ、初めて観るって人どれぐらいいます?」→一斉に手が挙がる

「わあああああいっぱいいるううううありがとうございます!!!」

めっちゃ可愛かった。それに対する朝日さんの「いや、ツアー来てくれた人がまばらやった時点で予想ついたやろw」てツッコミがおもろかったw もっさほんま可愛い。ちゃんと見たら顔全然可愛くないのにほんま可愛い。

"許せ!服部" は観る度にライブアレンジが進化していってる気がするし、"オシャレ大作戦" の『新宿ヘヘイヘイ』のところを『広島ヘヘイヘイ』にアレンジしてたのも会場ごとに全部変えられるから強いなーと思ったし、ほんまに楽しい。

キーボードのむーさんも正式加入したし、勢い止まらんやろうな。気づけばもう小さい箱では観られなくなるでしょう。

 

セットリスト

めっちゃかわいいうた
こんがらがった!
タイフー!
だけじゃないBABY
許せ!服部
オシャレ大作戦
遠吠えのサンセット

 

 

Wienners

w.o.d.よりも先に、初めて観ようと決めていたバンド。最近、夢アドに次いで神宿というアイドルグループを気に入ってるんですけど、その中で特に良く聴いてる曲がWiennersのVo.玉屋2060%さんの提供と知り、一緒にWiennersも聴いてみたところ良さげやった、という経緯。

めちゃくちゃ楽しかった。完全に雰囲気に飲まれた。あんだけシンセ全力でキュルッキュル鳴らされたらそりゃはしゃぐって。

あとキーボードのアサミサエさん可愛い。

MV曲をしっかり聴き込んで予習したつもりやったが、2曲目だけ曲名が分からんかった。最初に曲名を言った時は「キャラメルキャンディ」みたいに聞こえたんやけど、調べてもそれっぽい名前の曲は見つからんかった。。。誰か分かる人教えてください。

最後の "蒼天ディライト" でみんなで手を振るのも一体感半端なかったなぁ。楽しかった。

キャリア長いバンドやけど、ベスト出てるから買うならまずはそこからかな。

 

セットリスト

恋のバングラビート
(曲名不明)
ULTRA JOY
TRADITIONAL
LOVE ME TENDER
蒼天ディライト

 

 

マカロニえんぴつ

Wiennersが終わった後、Cave-BeからQUATTROへの移動は5分では間に合わず、2,3分遅れて到着。

"鳴らせ" の途中に入場したけど、かなりの人の入りでびっくりした。と同時に、今まで見た中で一番大きいステージで演ってる姿を観て感動してしまった。

"ブルーベリー・ナイツ" は予想通りやったけど、その次の "two much pain" はマジでびっくりした。アルバム曲の中でもこれをサーキットで引っ張ってくるってのは、自分たちはこういう路線でいくよってことを示しにきてるんやろうか。

はっとり「多くの人が見に来てくれてるというのは当たり前じゃないです。集まってくれるということは、いつか散っていくこともあるかも知れないってことで。行かないでとは言わないけど、いつまでもどこかで愛してくれたら嬉しいです。僕らはどっか行くことは無いので。」

ついさっき "two much pain" で『行かないで僕の好きな人』って言うたばっかりやんけというツッコミはおいといて、人気が急上昇しつつある現状に対して冷静になれててすごいコメントやなぁと思った。そしてそこからのラストナンバー "ミスター・ブルースカイ" はエモすぎた。いやぁ良かった。

 

セットリスト

鳴らせ
洗濯機と君とラヂオ
ブルーベリー・ナイツ
two much pain
レモンパイ
ミスター・ブルースカイ

 

 

グッドモーニングアメリカ

時間になって流れてきたのはまさかのPerfume wwwと同時に、ピンクのアフロのヅラを被ったたなしんが観客席後方から登場!何人かの客にクラッカーを渡してから登壇。久々に観る「3,2,1,ファイヤー!」に合わせてクラッカーが弾け飛び、"空ばかり見ていた" からスタート。めっちゃテンション上がった。

フェスだろうがなんだろうが、持ち時間中はワンマンのつもりで、みたいなことをMCで言うバンドってよく見るけど、グドモはそれを完全に(主にたなしんが)音楽以外のパフォーマンスで体現してくる。最近、地方のサーキットフェスに多く出始めたのは、単純に人気が縮小してきたからってのも大きいやろうけど、サーキットやと会場がライブハウスやから、ワンマンさながらに客を巻き込んでたなしんが暴れられるからってのもあるのかな、と思った。普通に爆笑してしまったし。

あっでもGt.幸一さんのMCは全然おもんなかったです。グドモの翳りの原因どっちかっていうとこの人なんじゃないかと思うぐらい何も感じなかった。歓声や拍手を返すタイミングが分かりにくい時があってちょっとヒヤヒヤしたし。感情が高ぶってんのは分かるけど「なんでだよぉ〜なんでこんなに優しいんだよ〜!!!」て叫ばれてもこっちは「好きやからです」としか答えられへんし、答えられへんし。5W1Hの質問を勢いで投げるな。もうたなしんだけ喋ってればいいんじゃないか。

とは言えライブはやっぱりエモい。久々に観て過去の代表曲ばっかりやったらアレやなと思ってたけど、"YEAH!!!!" "風と鳴いて融けてゆけ" が聴けてよかった。キャリア積んで曲数も増えてきたし、普通にまたワンマンで観たいなぁ。

 

セットリスト

空ばかり見ていた
言葉にならない
アブラカタブラ
YEAH!!!!
風と鳴いて融けてゆけ
未来へのスパイラル

 

 

FERN PLANET

初めて観た。いつか観たかった。奈良のバンドです。しかも弟と同い年やから、親近感を越えてもはや身内感を持って応援してる。

応援してるっつっても、前身バンドRick Rackの時に閃光ライオットでファイナリストに選ばれてる実力者。

普通にめちゃくちゃカッコいい。可愛さ無しでカッコ良さに全振りしてる。生で観たら歌いながらこのギター弾いてんのおかしいでやっぱり。ただMCになると奈良出身なだけあってイントネーションが完全に関西弁で、推せる。

3曲目、知らん曲やった。最近のセトリを調べてみたら "絶対相対" という曲をよく演ってるみたいやからそれやったんかな?とりあえずこれまたクソかっこよかった。

ドラムが脱退して今は2人体制やけど、音楽性は全く違えどyonigeやFINLANDS(もうすぐ1人になるけど)みたいなスタイルで行くのもアリかなーとか思ったり。"ソルジャーガールズ" のMVみたいに黒と白を基調にした衣装も映えてカッコいい。

とにかく応援してます。

 

セットリスト

ソルジャーガールズ
Lの質疑
(曲名不明)
自己愛ism
劣等星
ルシオ

 

 

ビレッジマンズストア

ハルバンラストはビレッジ!日中OFFモードのギイさんに写真を撮っていただいたが、夜は全力のギイさんを観にきました。

6月にTHE PINBALLSの対バンで観て以降に出た新譜たちから期待通り "サーチライト" "黙らせないで" が聴けて、しかもこの2曲が連続できてブチ上がった。

もう全力も全力。ギイさんめっちゃ前に出てくるから客席もぐっちゃぐちゃやしGt.岩原さんも荒金さんも客席にダイブしながらギター弾いてるしマジで楽しすぎる。"逃げてくあの娘にゃ聞こえない" のヘドバンを演奏止めてやり直させるとことかエンターテイナー。

ラストが "PINK" やったのはマジで嬉しかった!初めてライブで聴けた。音源聴いた時からサビの歌謡チックなメロディと後ろのハモリがめちゃくちゃ好きやった。

 

そして、昨日のアルカラの例があったので期待してたけど、トリなので予想通りアンコールが。"眠れぬ夜は自分のせい"。最初のギイさんのシャウトがどんどん激しくなっていってる気がするw ほんまよく喉もつわあの歌い方で。

ギイさん「最後の最後に汗だくになっちまったな!!!」て言ってたけどほんまそれよ。めちゃくちゃ楽しかった。

ビレッジマンズストアってサーキットではかなり人集まる方やけど、このパフォーマンスが一番発揮されるのがライブハウスやからなのかも知れない。フェスの大きいステージやと熱量が伝わりきらない気がする。大きくブレイクすることはないかも知れんけどファンは根強いと思うし、そもそも15年やってきてるベテランやからここに来て足を止めることもないだろう。

ますますワンマンや自主企画でコア曲を聴きたくなりました。近いうちに行こう。

 

セットリスト

WENDY
ビレッジマンズ
サーチライト
黙らせないで
逃げてくあの娘にゃ聞こえない
PINK

(en.)

眠れぬ夜は自分のせい

 

 

以上!余韻に浸りながらご飯食べて帰りました。

二日間通して、物販では以下を購入。

f:id:tana-boon:20190326203420j:plain

1日目→SHE'S Tシャツ、アルカラ「to」、PELICAN FUNCLUB「ガガ」

あと物販っていうのか微妙やけどココロオークションのワンマンのチケット。

2日目→w.o.d.「webbing of duckling」、ネクライトーキーTシャツ、ビレッジマンズストア「黙らせないで」「御礼参り」

SHE'S何気にTシャツ買ってるっていう。

 

初ハルバン2days、二日間ほんまに楽しかった!数年越しに観たバンド、初めて観たバンド、色々観られて大満足。広島にいる限り毎年行きたいと感じたサーキットフェスでした!

来年は皆さんも是非遊びに来てください。

 

では(=゚ω゚)ノ

音楽以外も含めて社会人一年目を振り返る

2018年度が終わります。今年度も色々ありました。皆さんはどんな一年を過ごされたでしょうか。

5月に始めたこのブログも、なんか知らんけどここ数ヶ月でアクセス数が爆発的に増えました。始めの頃は1日10人行かん日とかあったのに、ここ2ヶ月はコンスタントに100人超えてます。ありがとうございます。今週は更新途絶えてたからガタ落ちしてるけど。

年明けに他の音楽ブログを紹介する記事を書いた時に、そのライターの方々から反応をいただいたんですけど、それがきっかけでより多くの人の目にかかるようになったのかなと。記事更新した時はツイッターでしか言ってないのに、こないだツイッターのフォロワー数よりもアクセス数の方が多い日あったもん。確実に他のソースから読みに来てくださってる方がいる。ありがとうございます。

これあれかな、ここにツイッターのアカウント載せたらフォロワー増えるんかな。やらんけど。

とにかく、自己満足で始めたこんな駄文を多くの人に読んでいただいてるというのはありがたいことです。

 

でも正直ここまでちゃんと更新を続けられるとは思ってませんでした。こんだけ頻繁に更新できるのも、今年から生活が一変して趣味に捧げる時間が増えたからなんですね。

社会人になったってことで、ほんまに生活がガラリと変わりました。学生時代、特に学部時代は部活とバイト、院生時代は研究に全てを捧げていたので、普通のウェイウェイ大学生がするようなことを全然してこなかったんですよね。いや今でもトリキのサワーで乾杯したあとスポッチャでオールナイトはしないですけどね。

とは言え人生で初めてのこと、デビューしたものがいっぱいありました。音楽関連だけでなく。麻雀、インスタ、質問箱、タバコ、相席屋、夜のお店、色々手を出しました。普通の大学生なら一年生の後期で全部やってそうなことを今更。まぁ続いてるの麻雀ぐらいですけど。

質問箱ここに貼ってみようかなと思ったけど回答載せるのツイッターやから意味ないわ。やめよ。

 

音楽関係でも色々初めての経験がありましたね。学生時代もCD買ってライブ行ってってしてたけど、今年は更に頻度が増えた。働き始めてお金貯まるようになったのをいいことに。

やっぱり遠征デビューしたのは大きかったな。関西から広島に居住地を移し、広島市内のライブハウスにはもちろん通い詰めたけど、帰省に託けて関西のライブもしょっちゅう行きましたね。

あとKANA-BOONのワンマンで愛媛行ったのもそう。むしろああいうのが本当の遠征。あれに関しては翌日に道後温泉とかにも行って、完全に小旅行気分でした。思えば自分で計画して宿取って旅行するのも人生初やったな。

他にも、平日のライブに行くのも今まではなかった気がする。いや何なら学生時代は土曜もほとんど行ってなかったな。バイトやったから。基本的に日曜のライブに絞ってた覚えが。土曜のライブってめっちゃいいっすわ。クソほど楽しんで帰ってきても次の日休みですからね。

あとツイッターのフォロワーさんとライブでお会いしたことがあったんやけど、これも初めて。関西のライブですけどね。そろそろ広島の方ともお知り合いになりたい気がしないでもない。

ほんまに色々楽しめた一年間でした。

 

まぁなんせ社会人2年目もいっぱいCD買っていっぱいライブ行きたいですね。新しい部署は前のとこより始業・終業時間がちょっと後ろ倒しなので、平日のライブは厳しそうやけど。

そしてどんどん色んなアーティストを見つけたいし、ここで紹介して色んな人に聴いてもらいたい。これからもよろしくお願いします。

 

とりあえず現時点で決まってるライブは以下。

4/06 パノラマパナマタウン
4/21 sumika
4/29 マカロニえんぴつ
5/18 ココロオークション
5/26 the peggies
6/01 夢みるアドレセンス

まずはパノパナを楽しみに、新年度一発目頑張っていきます!

 

それでは2019年度もよろしくお願いします(=゚ω゚)ノ

【Day 1】HIROSHIMA MUSIC STADIUM ハルバン'19

2018年度ラストライブ!広島市内のサーキットフェス、ハルバンに2days参戦してきました!!

f:id:tana-boon:20190326204145p:plain

広島に住んでるからには絶対行きたいと思ってたイベント。3/22が休暇の為21〜24と4連休やったんで、実家に帰ろうと思ってた時期もあったんですけど、ハルバンの開催を知って即行くことに決めました。

タイムテーブルとお目当てのアーティストはこちら。

f:id:tana-boon:20190326224529j:image

まぁ回りきれる気してなかったですけどね。普通にアツいラインナップ。

 

まずは1日目のレポを。

 

午前中に所用があって、ドラマチックアラスカに間に合うか微妙やったんやけど、用事が思ったより長引いたため間に合わん事が確定。諦めてココロオークションから観ようかと思ってました。

しかし会場に向かう途中、乗ってた電車が止まるアクシデントが発生。踏切で車が立ち往生したとのこと。ふざけんな。しかもどれくらいかかるか分からんなと思って一旦降りた途端に動いて行ってしまうという不運。なんか雨も降ってきたし。結果的にココロオークションも数分遅刻。今後の人生で、公共の交通機関を遅延させることだけはしないようにしようと心に決めました。皆さんも気をつけてくださいね。本当に迷惑ですからね。

本っ当に、迷惑、ですからね。

 

最初にPARCO横のアリスガーデンという広場でチケットと引き換えにリストバンドを受け取り、Cave-Beへとダッシュ

ちなみにこの時出番を終えたドラマチックアラスカVo.ヒジカタくんとDr.ニシバタくんがファンの方と話しているのを見かけました。ライブお疲れ様でした。間に合いませんでした。

 

 

ココロオークション

最初数分遅れるも、何とか一曲目の "夢の在り処" の途中で入場。かなりの埋まり具合。

新曲 "ハンカチ" かっこよかった!久々にアップテンポの爽やかな曲。冒頭の理由により苛々しており、こんなギスギスした気持ちで観るバンドちゃうねんけどなぁとか思ってたが、曲聴いた瞬間浄化された。その後も "フライサイト" "ヘッドフォントリガー" と代表曲が続き、勢いを増したまま終了。

遅刻したってのと、なかなか初っ端からテンション上げきれんかったってので、リベンジじゃないけどまた観たいなーと思い、5月にあるワンマンのチケットをその場で買ってしまった。ワンマンのチケットをフェスの物販で手売りしてるのってよく見るけど、実際に買ったの初めてや。何ならプレイガイドで買うより安いしな。高々100円200円の差やけど。

4月リリースのミニアルバム「VIVI」もしっかりチェックしたいな。Vo.粟子さんが「こんなこと言うたら怒られるけど、買わんでいいから聴いてください()」て言ってたけど、買いますよ。

 

セットリスト

夢の在り処
ハローグッバイ
ハンカチ
フライサイト
ヘッドフォントリガー

 

 

ココロオークションの後の待ち時間中に初めて行くライブハウスであるVANQUISHスマトラタイガーの下見に。Cave-Beからの距離が思ったよりあったのでここでHaloとWOMCADOLEを観ることを諦めました。

 

 

the quiet room

1年半振りに観たクワルー。Vo.菊池くんが今年度2回にわたって万単位のバズりツイートをしたことによりバンド公式アカウントよりもボーカルの方がフォロワー多いという現象を起こしたことでお馴染みのクワルー。

"Fressy" "東京" ときて、安定のリード曲連発していくかと思ったら "Cattleya" 演ってびっくりしたな。サーキットでこんなスローテンポのバラードを入れてくるとは。

レビューまで書いてベタ褒めしたミニアルバム「色づく日々より愛を込めて」収録の "シュガータイム" が聴けたのも選曲が意外で嬉しかった!Aメロ、ベースがなんか訳分からん弾き方してたんやけどあれ何やろ?タッピングでもないし… けどまぁ、音源では分からなかった演奏技術に気付けるのはほんまライブの良さやと思いますね。

「ここまではしっとりと大人な感じで来ましたけど、サーキットっぽい曲も演っていいですか!」と言って、最後は "Instant Girl" "Happy End" できっちり盛り上げて終了。短い時間で多様な曲を見せつけてきたなーと思った。もっと売れてもいいはず、みんな聴いてくれ。

 

セットリスト

Fressy
東京
灯りをともして
Cattleya
シュガータイム
Instant Girl
Happy End

 

 

The Floorを諦めてVANQUISHに行く前に、PARCO内にあるCLUB QUATTROへ。クアトロは、2日目はハルバンの会場の一つになってるのに、1日目は使われていない。

なぜかというと

f:id:tana-boon:20190327200915j:plain

SHE'Sがワンマンやるからです。

並居る強者バンドが出演するハルバンを抑えてクアトロでワンマンするSHE'Sすげぇよ。いやブッキングの関係なんやろうけど。

っていうのを一目見るためだけに来ました。

満足したのでPARCOで買い物をすることもなくVANQUISHへ。

 

 

感覚ピエロ

まずここで初めてVANQUISHに足を踏み入れたので、内部のキレイさに興奮。

入ると既にメンバーがサウンドチェック中やった。リハから "A-Han!!" ぶっこんでくる全力っぷり。更にDA PUMPの "U.S.A." 入れてきたw しかも "T.K.B." に変えてw さて何のTKBでしょう←

本編は "O・P・P・A・I" も "拝啓、いつかの君へ" も封印しつつも新旧織り交ぜただいぶ攻めのセトリ。"メリーさん" "D.B" といった初期のMV曲が多めで強いなーと思った。今更聴けると思ってなかった。

MCで横山さんと秋月さんが「VANQUISHって今日だけなんよな」「明日はQUATTROなんよな」「どーゆーことなんやろなw」みたいな話をしてたんやけど、先述の通りSHE'Sがワンマンやってるからですw サーキットに限らず、他のバンドが今日はどこのライブハウスで演ってるみたいなのってチェックしてそうなもんやけど、そうでもないんかな。

ラストの "疑問疑答" ではシャウトしすぎて後半は下げて歌ったりもしてだいぶしんどそうやなと思ってたら、最後の『あなたの世界はあなた色』を一音も外さず出し切ってきて鳥肌立った。

セトリは公式が上げていたのでそちらを。

 

 

夜の本気ダンス

セトリが本気すぎた。サーキットやフェスで自分達を見に来る人間が何を求めてるか完全に理解してる。強すぎる。感エロでもっと疲れると思ってたけどなーとか思ってたけどここで一気に汗ばんだ。

MCモンスター鈴鹿もとにかく喋る。そんなもんワンマンにとっとけよってぐらい惜しみなくネタを出してくる。

広島にはWantsっていう薬局が多くあるんやけど、鈴鹿さんがそのポイントカードを作ってきたっていう話からの "Magical Feeling" で『Everybody wants』て叫ぶ流れで鳥肌。狙ってセトリ組んだのか特別な意図は無かったのか、どっちにしても神がかってる。

ちょねさんはピンボーカルになってからの色気がやばかった。"Feel so good" でシャツを出し、"TAKE MY HAND" でネクタイを外すあの流れ。エロい。

終演後、去り際に鈴鹿さんがWantsのポイントカードを出して掲げ、「しばらく使うことないと思うんで、今度ツアーで(広島に)来た時にいっぱい買おうと思います。それでは皆さん、お大事に。」www

最後の最後にVANQUISHが笑いに包まれて終わった。いやほんまに楽しかった。やっぱだいぶ上位で好きやなー夜ダン。6月のアルバムも楽しみ。

 

セットリスト

Crazy Dancer
WHERE?
Magical Feelin'
By My Side
Feel so good
TAKE MY HAND

 

 

アルカラ

4年ぶりに観ました。2014年のワンマンに行って以来。

初っ端から "アブノーマルが足りない" "チクショー" は強すぎる。4年前のワンマンでも確かこの2曲って続けて演奏されてて、アブノーマルが終わる頃にまさかと思ったけどちゃんと期待に応えてくれた。

"サースティサースティサースティガール" "ギラリちゃん" といった最近の曲も聴けて満足。

"ギラリちゃん" はツーバスの曲なんやな。ライブでドコドコされると全身に響いてくる感じがやばい。

MCは稲村さんしか喋らなくて他のメンバーは淡々とチューニングとかしながら待ってるんやけど、稲村さんが「他のアーティストさんみんな『この30分に全てをぶつけます』とか言うてる中で、我々アルカラ初出演ですが何故か45分いただいております!!」って言った時、Dr.疋田さんがニヤッとしたの微笑ましかった。

びっくりしたのが "シェイクスパイ" だよ。こんな初期のアルバム曲やるとか。途中で各楽器隊のソロパートも挟んできた。全員クソかっこいいんやけどやっぱり下上さんのベースがかっこよすぎる。

そして最後の最後、"ミ・ラ・イ・ノ・オ・ト" でちょっと泣きそうになってしまった。アルカラにハマる前から気に入ってた曲。『いつか10年後でいい 笑い合って 偶然でもいい 何処かで会って』って歌詞、この時期にぴったりですね。

 

メンバーが退場し、さぁラストちょろっとPELICAN FUNCLUB観に行くかと思ったら観客が手拍子をし始める。まさかと思ったがアンコールがある模様。"キャッチーを科学する" でもうひと暴れして、大盛況で終わった。

久々に観て、やっぱり正真正銘のライブバンドやなと思った。ギターが音信不通になって実質上の脱退をして以来心配してたけど、そんなヤワい人たちではないようです。またワンマン行きたいな。とりあえず持ってないCDを揃えよう。

 

セットリスト

アブノーマルが足りない
チクショー
サースティサースティサースティガール
ギラリちゃん
シェイクスパイ
デカダントタウン
さすらい
ミ・ラ・イ・ノ・オ・ト

(en.)

キャッチーを科学する

 

 

PELICAN FUNCLUB

も観たかったんですけどアルカラがアンコールするから間に合わなくなりました。

Cave-Beに着いた時には既にライブは終わっており、帰路に着く人々がちらほら。物販はまだやってたから、とりあえず会場限定シングルだけせっかくなので買いました。

カッコいいんよこれが。

機会があれば次こそ観たい。普通に色んな曲MVで聴きまくってるし、生で観たら一気に引き込まれると思う。

 

 

1日目のレポは以上です!久々に観たってバンドが多くて楽しかった。VANQUISHにも初めて行けて満足。

「明日もあるんよな…」て思いながら帰ってる時と寝る時幸せすぎたわ。

2日目のレポはまた後日〜。

 

では(=゚ω゚)ノ