たなさと

バンドを語りたい、ただそれだけ。CDレビューやライブレポなどもするので一応ネタバレ注意

SAKANAMONの最新版が来てるのでちゃんとアップデートしてください皆さん

SAKANAMONのワンマンに行ってきました!

f:id:tana-boon:20190317131056j:image

f:id:tana-boon:20190317131117j:image

SAKANAMONのライブは2回目。2016年の秋に行った対バンツアー以来。当時の対バンはSHE'Sでした。SAKANAMONも初めて観られてめっちゃ楽しかったし、SHE'Sにハマったきっかけにもなったのを覚えてる。

そんなSAKANAMONの今回のワンマン「BUDDY→VICTOR→TALTO」は、ファン投票で演奏曲を募るリクエスト形式。ツアー名になってる歴代の各所属レーベルごとから楽曲を選ぶ形、しかもVictor時代のものは前後期に分けてあり、つまるところ一人4曲投票出来る。4部門のランキングの各1位に選ばれた曲を演奏確約、2位以下も極力採用していくとアナウンスされてたから、これはかなりセトリに期待できるなと思ってた。

投票の結果はツアー開始の少し前にオフィシャルサイトで発表。今回の広島公演分で演奏が確約された楽曲はこちら。

BUDDY: 脳内マネジメント事情
Victor(前): シグナルマン
Victor(後): 君のOOをXXしたい
TALTO: 反照

ちなみに僕は正直どの曲をリクエストしたか全然覚えてません() 唯一覚えてるのが "反照"。この曲がTALTO部門の1位になっただけで満足やった。この曲だけは聴きたかった。去年リリースのアルバム「・・・」の中でぶっちぎりで好きな曲。

反照

反照

  • provided courtesy of iTunes

まぁそんなわけで、セトリにも十分期待して臨んだわけです。

 

会場は広島Cave-Be。6月に行ったPINBALLSのツアー以来かな?相変わらずアングラな場所にある狭い箱です。

定刻に照明が落ち、一斉に登場する陰キャ陰キャ陰キャ。SEが消えると一曲目は最初に弾き語りを挟んだ "ミュージックプランクトン"。いきなり代表曲が飛んできて一気にテンション上がった!大サビ前のところはVo.元生さんが振ってオーディエンスで合唱。

かと思いきや2曲目から "アイデアル" "不明確な正解" と早速アルバム曲を連発。アップテンポだけども。容赦無い。

一発目のMCは何を喋るのかと思ったら元生さん「キーーー!!!」と第一声がガチの奇声www 「宇宙人の唄です!」と続けて、披露したのは "UMA"。もうちょい曲振りの仕方無かったんか。

BUDDY部門の1位曲 "脳内マネジメント事情" のイントロの電子音が鳴るとミラーボールが回り出した。ちなみに電子音を鳴らしてるのはBa.森野が操作するパソコン。要は鳴らしてるのは森野。打ち込みの音はパソコンの音楽を流して、それに生の楽器を合わせて演奏してるってことか。SAKANAMONの曲は何気に打ち込みサウンドが多用されてるけど、こういうところで工夫してるんやな。曲と曲の間って一旦照明落ちるから、パソコンの画面に照らされる森野の真顔がなんかおもろい。

続く "四畳一間の哲学" では元生さんが一部アレンジ。『iPodからアニソン選んで 「ふがいないや」』を『iPodからユキちゃん選んで「ふがいないや」』と歌詞を変えた後、YUKIのあの曲のメロディで "ふがいないや" を挟んできた。

MCでこれに言及。最初は『ユキちゃん選んで』が元々の歌詞で、YUKIの "ふがいないや" の原曲音源をマジで挟んでたらしい。けどCDをリリースするにあたって「これはマジでダメだろ」となって変更したらしい。ちなみに『iPod』も元々『iTunes』やったんやけどこちらも版権とかの関係で変更になったとのこと。何が違うんやろ。大人の事情って難しいね。

さらに "四畳一間の哲学" は広島分の投票では "脳内マネジメント事情" に次いで2位やったとのこと。ほぼ6年ぶりぐらいの披露らしい。要はリリース当初以降全然演ってなかったってことですね。それなのに根強い人気が。

森野「全然演ったことない曲を選んでもらえるってのは嬉しいことですよね。逆にあれかな、演ってないからみんな聴きたいと思ってくれてたのかな」
元生「あれじゃないですかね、みんなも四畳一間に住んでるっていう…」
森野「やめろやめろ」

ワロタ。

からの「じゃあまた1位の曲やります。今度は打って変わって去年出した曲です」

察したワイ、演奏開始前から鳥肌。そして予想通り鳴らされる "反照"。やっぱりいい曲やわ。

最新曲 "アフターイメージ" を演る前には、MCで今年に入ってからの配信シングルについて。1月に "コウシン"、2月に "鬼" をリリースしたけど、"鬼" は別に節分に合わせて作ったわけでは全然無いらしい。

"アフターイメージ" の次は "邯鄲の夢" を演ったんやけど、元生さんが言うまでマジで曲名思い出せんかった。これも票が入ってたから演奏したんやろうな。どこまでコアなんだ広島のファン。

その次のMCではDr.キムさんが投票結果に言及。いつもライブの定番曲であるキムさん作曲のアゲソングこと "AGAINST" "HOT AGE" は広島の部では両曲ともゼロ票やったそうです。www

森野「ちなみに全公演の投票結果で見ると、"AGAINST" が2票、"HOT AGE" が、2票」
キム「あれだよね、名古屋にいたよね熱狂的なキムファンが。広島にはいねぇのか!もうやんねぇかんな!」
客席「今から入れる!」
キム「いやもうおせぇんだよwww」

客席の野次とそれに対する反応まで含めておもろすぎた。

そこから「"AGAINST" でも "HOT AGE" でもないアゲソング」とキムさんの曲振りで始まったのは "UTAGE"。言われてみればこれも曲名に「AGE」て入ってるな。気づかんかった。ほんでやっぱクソかっこいいよなこの曲。

"UTAGE" を皮切りに後半戦が始まり、合唱パートがある "幼気な少女"、Victor後期部門リクエスト1位曲 "君のOOをXXしたい"、全員で声を出す "TSUMANNE" と怒涛。"君のOOをXXしたい" はマジで名曲やんな…なんでこの曲がMVすら無いんや。もっと知られてほしい。

君のOOをXXしたい

君のOOをXXしたい

  • provided courtesy of iTunes

最後はVictor前期部門の1位曲 "シグナルマン" で『閃光のジャスティスロード』を叫び、すごく良い雰囲気で本編が終了。

 

アンコールでは最初にグッズ紹介。森野の紹介に元生さんとキムさんがひたすらチャチャ入れる。最後の方、客も一緒になってチャチャ入れてたなw

ってか思ったんやけど、スリーピースやからってのもあるかも知れんけどSAKANAMONほどメンバー全員が均等に喋るバンド少ないんちゃうかな?MC担当みたいなのが無い。全員が好き勝手喋ってる。お互いがお互いの話の腰を折りにかかる。そしてグダる() でも思ったより森野がリードするんやなと。一番陰キャみたいな顔してんのになんかイケメンに見えたよ。さすが明るいマン。一人だけ呼び捨てでごめんね。なんか森野さんよりも森野やねん。好きやで森野。

MCが終わり、「では例の問題作を」と "鬼" が始まった。

いやほんま初めて聴いた(観た)とき爆笑したもん。今のところ2019年で一番おもろいよこの曲。鬼の話だいぶ序盤で終わるし、鰐のくだりで一瞬落ち着いたかと思ったら蟹のくだりで2ビートになるし曲展開がマジで天才。

最後の最後は一番最初のアルバムから "ハロ" を搔き鳴らして終わり。思えば今回のセトリ、マジで全部のアルバムから選曲されてた。このアルバムからは演らなかったってのが無かった。ワンマンでしかできないファン歓喜のコアなセトリやった。いやー楽しかった。

 

物販では会場限定シングルを。

f:id:tana-boon:20190317131134j:image

東京カランコロン、マカロニえんぴつとのコラボ曲 "TALTOのレシピ" もこれまたいいんだよ。

 

ほんまにいいバンドやでSAKANAMON。なんだかんだで新譜は欠かさず買ってるしかなり上位で好きなバンド。ビクターは惜しいアーティストを手放したと思うぞほんまに。

MCで元生さんが「もう世の中には良い音楽がいっぱいある」「その中で新しいものを模索してる」みたいなことを言ってたけどほんまにその通りで、作品ごとに新しいネタ世界観出してくるからまさに毎回アップデートされてる。でもそういうSAKANAMONの音楽って全然他と被ってないんと思うんよな。演奏もちゃっかり凝ってるし歌詞も独特やし。逆にリスナー側の理解が追いついてないのかも知れない。色んな人にゆっくりじっくり聴いてもらいたい。どのアルバムから手を出しても楽しめます。聴かなくなったって人も是非今のSAKANAMONを聴いてみてください。

 

森野「何と無くね、広島には今年中にまた来るような気がします!勘です!」
キム「勘かー!でも森野の勘当たるからなー!」
というくだりがあったので、年内にアルバムを発表して次のツアーがあるのではないかと。期待してます。

 

では(=゚ω゚)ノ

 

SAKANAMON THE UPDATE TOUR

〜BUDDY→VICTOR→TALTO〜

3/16 広島Cave-Be

セットリスト

ミュージックプランクトン
イデアル
不明確な正解
UMA
ぱらぱらり
僕の登下校
脳内マネジメント事情
四畳一間の哲学
反照
ARTSTAR
アフターイメージ
邯鄲の夢
UTAGE
幼気な少女
君のOOをXXしたい
TSUMANNE
シグナルマン

(en.)


ハロ

【妄想】邦ロックマラソンとかあったら面白いと思うんですけど

f:id:tana-boon:20190310171409p:plain

私事ですが先週、とあるマラソン大会に出てきました。ハーフマラソン。ギリ2時間かかっちゃったぐらい。いいよ、フルマラソン日本記録よりは速かったから。

 

僕は学生時代陸上をやってたんですけど、長距離専門ではなかったのでマラソンはむしろ全然得意じゃない。体力に自信は無い。嫌い。カス。

だから2時間以上も走るなんて音楽が無いとやってられんわと思って、いい感じのプレイリストを作ってワイヤレスイヤホンで聴きながら走るという作戦に出ました。まぁ結果的に膝爆発してラスト2kmぐらい全部歩いたんで、音楽のおかげで頑張れたとは言えなかったんですけど。

 

で、ふと思ったんですよ。

運営側がレース中のBGMとして音楽を流してくれたらいいんじゃね?つか音楽的要素のある企画もあれば楽しめるんじゃね?

邦ロックマラソンとかあったら面白いんじゃね?

と。

 

出たことないんで詳しくないですけど、スイーツマラソンとかバブルランとかあるじゃないですか。完全にレースよりも道中の娯楽に重きを置いたイベント。

一方、邦ロック好きを対象にしたバーとかカフェがあるらしいですよね。話には聞くし行った人のレポとかも読んだことあるけど自分で行ったことはない。一回行ってみたい。

じゃあさ、その辺をごっちゃにして邦ロックマラソンとかあってもおかしくなくない?

せいぜい10kmとかにしてさ、遅くても一時間そこそこでみんなフィニッシュ出来るような時間設定で。んで沿道にはいっぱいスピーカーがあって、どこを走っててもバンドの曲が流れるの。道中には色んなバンドの展示とかあったりしてさ。

ほんで前後にもゲストでアーティストが来てトークショーとかミニライブとかやったり、何なら招待選手的な感じで一緒に走ってくれたり。ブルエンとかKEYTALKとかメンバーよくマラソン大会出てるし有力なとこじゃないかな。沿道に立って応援してくれてても嬉しいよな。

逆にめちゃくちゃレース要素入れて、上位入賞者にはライブ招待とかバンドマンと交流できる権利とかグッズもらえたりとか。そこまでガチじゃなくても、何分以内にフィニッシュした人全員に◯◯がもらえますとか。

FM802の主催で大阪辺りでやってくれたりせんかな。しっかり企画練れば普通に盛り上がると思うんやけどな。どうでしょう。面白そうじゃないですか?

 

 

みたいな妄想をしながらマラソン大会会場を後にしてきたというお話でした〜。

 

 

 

 

 

そしてその帰りにフラッフラの身体で夢アドのリリイベに直行しました

f:id:tana-boon:20190310171454j:plain

\水無瀬ゆきが尊い/ \推しのいる生活/

 

では(=゚ω゚)ノ

MVをフルで公開させないメジャーレーベルの偉い大人みんな元号股がんといてほしい

オーラルが新しいMVを公開した。

イントロ聴いて最初「えぇ…」て思ったけど、歌い始めてみたら普通にかっこよかった。何ならアウトロのカオスなミックスを聴くと、通して聴くと印象が変わったと思った事すらやまたくの思う壺な気がしてきて悔しい。つかリリース前やのにシングルから3曲中2曲もMV公開するの強いな。今回はそれについてなんですけど。

オーラルとかあとフレデリックとかの勢いが落ちる気配ないのって、もちろん楽曲なりメンバーの人気なりも間違いないんやけど、惜しみなく多くの楽曲のMVをフルで公開してる、というのが大きい気がする。A-Sketch系は大体そのイメージやけど。ワンオク然りテレン然りパノパナしかり。

昔から思ってる事であり度々言及してる事なんやけども、メジャーアーティストのMVがショートバージョンとか言うて中途半端なとこで終わったり、YouTube限定バージョンとか言うて雑音入ってたりすんのほんまに萎えるんですよ。まともに聴けないからというよりは、これじゃ再生回数伸びんだろ、という懸念。

CDってもう売れないじゃないですか。CD集めたい派の人間やけどそこはもう認めてる。YouTubeの再生回数が全てとまでは言わんけど、CDの売り上げよりは再生回数の方がより簡単に可視化され得る定量的な指標になってる時代ですよ。じゃなきゃ米津玄師の "Lemon" の再生回数3億突破とか、ここまで話題になってない。カラオケランキング何位とかダウンロードランキング何冠とか色々総なめしてるけど、再生回数3億突破が一番インパクトあるでしょ。

だからこそ、制作側としてはYouTubeで満足させる訳には行かないんやろうけど、中途半端なMV公開ってマジで逆効果やと思うんですよ。もはや時代錯誤やと思うんですよ。再生回数ばっかり重視されがちな現代において、アーティストの寿命を縮めかねない。米津玄師とか、他にもここ最近で売れたあいみょんとかWANIMAとかポルカとか、公開してるMVフルばっかりでしょ。冒頭に挙げたオーラルなんか、フルなうえにリリース日のだーいぶ前に公開するもん。そりゃ伸びるわ。

まぁback numberとかユニゾンとか、毎回ショートバージョンやのに勢い落ちんバンドもおるから一概には言えんのやけど。でもこの辺って逆に一貫してショートバージョンやからそれはそれで潔いとも思う。中途半端が一番最悪なんよな。曲によっては編集されてる、とか、最近になってショートバージョンが増えてきた、とか。

好きやからこそ言うけど、その点で行くとKANA-BOONはもうマジで無理やと思う。今のままで行くのなら。メンバーは何も悪くないんやけど。露骨にワンマンの動員も落ちてきて今が踏ん張り時やのになんでMV逆にフルじゃなくなったんだよ。「ネリネ」収録曲のMV3つとか最悪やった。曲はどれも素晴らしいんやけど、一回CD買ってしまったら後はメンバーの演奏シーンもないうえに映像作品としても完成してないもん誰が観るねん。監督にも失礼。

起死回生の一曲となるはずだったであろう新曲 "ハグルマ" もショートバージョン。イントロすら一部カットされてる。

いや、めちゃくちゃカッコいいんよ。久々にゴリゴリにソリッドな曲が来たと思った。でも…という話。初回盤付属のDVDにMVのフルが収録されてるんやけど、そこまでして買わせたいのかって思うんよなぁ。

逆に考えてみようよ、初回盤を買った人がDVDを何回観ても数字として記録に残るのは「売り上げ1枚」ですよ。しかもその人絶対YouTubeはもうリリース前ほど観ないでしょわざわざ。

でもMVがフルで公開されてたら、しかもそれが曲だけでなく映像もセットで楽しめる作品やったとしたら、いつまでも再生回数伸び続けると思うんですよ。

いや分かるんよ、違法ダウンロード対策ですよね。分かるんです。そこは確かに消費者側にもアホがおるから難しい問題。違法アプリも後を絶たないですし。

でもそこはさ、CDの売り上げだけを見て対策するんじゃなくて、時代に沿ったやり方をとってほしいと思うんや。何ならCDのセールスを伸ばそうとする戦略は今後どんどん空回りしていくんじゃないかな。最近はサブスクリプションも充実してきてるし。他に色々やりようがあるはず。別に俺が何か行動を起こすわけではないです。言うだけです。そこはごめんなさい。

 

まとまりがないけど終わります。ツイートするには長くなりそうやったから記事に起こしたけど、そしたら逆に制限なくなって風呂敷広げ過ぎがちなの悪い癖。まぁ、一回言葉に残しときたいと思ってたからいいや。

では。

クリープハイプのすべ展・大阪に行ってきたのでただただ写真を貼り続けるだけの記事

LAMP IN TERRENの大阪ワンマンに行った次の日、実はちゃっかり梅田にて開催中の「クリープハイプのすべ展 -歌詞貸して、可視化して-」に行ってきました!10日以上前!

f:id:tana-boon:20190304213848j:plain

僕はクリープハイプのライブを観たことがありません。チケットが取れなかったり、取れても仕事の都合で諦めることになったり、出演予定のフェスが台風で中止になったりと、全くクリープハイプのライブと縁がありません。

しかし、何故かライブ以外に関してはやたら運が良い。去年の12月、KANA-BOONのワンマン愛媛公演に行ったついでに道後温泉を観光した時、クリープハイプのコラボイベントがやってるのをたまたま見つけてめっちゃテンション上がったのが記憶に新しい。

今回も、テレンのワンマンのために関西に帰省するとなった時にたまたま開催中であることを知った。何なら元々この日はましのみのリリイベで梅田に行くつもりやったので、ベストタイミングすぎるやろうと。

別にこういうイベントには最初から興味がなくてチェックしてなかったというわけではない。道後温泉にしても梅田にしても、普段広島に住んでて行けると思ってないから意識してなかったんです。

とりあえず、行けるからには行っておかないと。というわけで行ってきました。以下写真を貼り続けます。

 

入場券は500円。梅田ロフトの5Fのレジにて買えます。んで入り口の受付でチラシと記念品の栞がもらえます。

f:id:tana-boon:20190304215738j:plain

f:id:tana-boon:20190304220003j:plain

栞の栞です。全6種類らしいんやけど、イラストが違うのかな。書いてある歌詞が違うのかな。歌詞が違うとしたらこの部分が乗ったバージョンなのは嬉しい。『嘘だよ ごめんね 新しい街にいっても元気でね』のところが一番好きなので。

 

なんて感動していたいんだが目の前には早速社会の窓が。

f:id:tana-boon:20190306220328j:image

これマジで受付の目の前にあるんですよ。写真撮るの恥ずかしいわ。ちなみにこれ、社会の窓に手入れられます。無駄に凝ってる。

 

カーテンをくぐって次の部屋に行くとまたゲスいネタが続く。

f:id:tana-boon:20190306220358j:image
f:id:tana-boon:20190306220405j:image

元ネタは "イノチミジカシコイセヨオトメ"。無駄に凝ってる。各文言と言い字体と言い誰が考えたん。顔写真のやつとか本人たち考案じゃなかったら肖像権云々で金取れるぞこれ。あと最上階のお店に「この先エレベーターあり」てあるけどどこに上っていく気なん。

 

次は "憂、燦々" の歌詞をモチーフにした海の家。

f:id:tana-boon:20190306220725j:image
f:id:tana-boon:20190306220720j:image

ちゃんと砂が敷いてあって、簀の上を歩く形式になってる。何故かスタッフの名前が尾崎だけ全然知らん奴なのは置いとこう。

f:id:tana-boon:20190306220646j:image

腹立つなぁ…

 

次の部屋にはこんなものが。

f:id:tana-boon:20190306223714j:image

f:id:tana-boon:20190306223805j:image
f:id:tana-boon:20190306223749j:image

これ、実際にそれぞれの下の箱から頭を入れて覗けます。どうやら "愛の点滅" をモチーフにしている模様。ごめん、この展示だけ正直ちょっとよく分からんかった。箱が狭かったです← 男性には向かないかも知れない。

 

f:id:tana-boon:20190306220804j:image

続く "愛の標識" の標識。やっと、ちゃんと歌詞に沿った展示に出会えた。これは色んな人がSNSに載せてるのを見たことがあります。

f:id:tana-boon:20190306220816j:image

この "愛の標識" と "愛の点滅" は同じ空間にあります。交通シリーズって事なのかな。やっぱりみんなタクシーに乗ってるのかな。誠実さの欠片甘いなもうやめられない止まらない。

 

カオナシソングのコーナーもあります。最新アルバムから "私を束ねて"。

f:id:tana-boon:20190306220616j:image
f:id:tana-boon:20190306220608j:image

楽曲にマッチしたダークな雰囲気がかっこいい。

 

次はビクターからユニバーサルへ移籍後の第一弾シングル "寝癖" をモチーフにした空間。

f:id:tana-boon:20190304220904j:plain

壁に書かれた鏡文字を、

f:id:tana-boon:20190304221300j:plain

鏡台越しに見ると反転して読めるという仕組み。MVの世界観も再現されてて感動。

さらにこんなものも。

f:id:tana-boon:20190304222551j:plain

「今も大切ないくつもの過去」と称された引き出しの中身は、さすがにネタバレが過ぎるので控えます。

壁にMVも映し出されてました。

見返して気付いたんやけど、女の子高畑充希やったんですね…

 

次の部屋には "栞" の歌詞と、Radio Bestsellersのレコーディング風景が展示されている。MVも流れてました。

f:id:tana-boon:20190306220905j:image

改めて、いい唄やな。

 

次のカーテンをくぐると一転、カラオケボックスを模した薄暗い空間。

f:id:tana-boon:20190306220926j:image

BiSHのアイナ・ジ・エンド、崎山蒼志くん、吉田凛音ちゃん、yonigeの4組がそれぞれクリープハイプの楽曲をカバーする映像が順に流れます。

映像観てると結構時間食うので大体ここで後ろにいた他の客がつっかえます。

 

次で最後、物販コーナー。しかしここにも仕掛けが。

f:id:tana-boon:20190306221210j:image
f:id:tana-boon:20190306221218j:image
f:id:tana-boon:20190306221204j:image

よく見ると全部の陳列棚に "百八円の恋" の歌詞が表示されてる。でもこんだけあって108円の商品一個もないですからね。騙されたらあかんで皆さん。

ちなみに、実際に買うときはこの次にある出口から退場して、入場券を買った時と同じロフトのレジで会計します。スタッフさんが誘導してはくれるけど、一回会計の為に出てしまうと再入場出来ないので注意。

 

とか言うときながら、物販コーナーを出たとこには出口と反対側にガチャガチャコーナーとメッセージコーナーがあります。

f:id:tana-boon:20190306221252j:image

だからグッズを買う人は、必要ならば先にガチャガチャとメッセージ記入を済ませてから商品を取りに物販コーナーへ戻るのが良いのではないかと思われる。

ガチャガチャはしなかったけど、メッセージを小さく書かせてもらいました。

f:id:tana-boon:20190306221325j:image

この切実な願い。"ラブホテル" と『セックスしよう』しか書いてない寄せ書きに紛れてどんだけ純朴なんだ僕は。でもマジでライブ行きたい。もうここまで焦らされてしまったらフェスじゃ満足出来ねぇ。絶対ワンマン行ってやる。

 

ほんで物販コーナーに戻って、「クリープハイプのすべ手ぬぐい」を買って帰りました。

f:id:tana-boon:20190306223158j:image

今回の展示の元ネタとして使われてきた、可視化されてきた楽曲の歌詞が少しずつ載ってる。さらに両端にはそれらの曲名が展示順にナンバリングされてて、アルバムの曲目みたいになってる。ほんま凝ってる。

 

ほんまにファンには面白い企画でした。これで500円なら美味しいよ。2000円ぐらい取られてそうやもん、体感。

開催されてる事を知らずに関西に帰って、たまたま行くことができた今回のイベント。いつかはライブに縁が欲しいですね。マジで。いや、マジで。

イベントは3/17(日)までやってます。大阪の梅田ロフト5F。1〜4Fは通常のロフトなのでほんまにこんなとこにあるんかと思うかも知れませんがちゃんとあるんで安心して上っていってください。

あと2週間もないですが、興味のある方は是非。

 

では(=゚ω゚)ノ

愛が溢れ過ぎて過去最長の記事となったLAMP IN TERRENワンマンレポ

出ました恒例、帰省に託けて関西のライブ行くシリーズ。当日券でLAMP IN TERRENのワンマン大阪公演に行ってきました!一週間経ってもーた!

f:id:tana-boon:20190228223209j:plain

f:id:tana-boon:20190228224850j:plain

12月にリリースされたアルバム「The Naked Blues」を携えてのツアー。テレンのワンマンは去年の6月に前アルバムのツアーに行って以来2回目(対バン企画は10月に行ってる)。前回は、その前の5月に行ったFM802主催Rockin' Radio!で初めて観てどハマりして衝動的に行ったので知らなかった曲も多かったんやけど、今回はしっかり過去作も含め聴き込んでから参戦。

会場は心斎橋BIGCAT。前回と一緒。どのみち当日券やからとゆっくりめに行ったが、BIGSTEP内の階段にはまだまだ行列が。公式からもアナウンスがあったが機材トラブルがあったようで開場が15分遅れてた模様。前売券の方々の列が途切れたところで当日券を買って入場しました。

今回は物販を我慢。アルバム封入の来場記念引換券でスペシャルチケットをもらうだけした。

f:id:tana-boon:20190228230655j:plain

10分前ぐらいに入場。同じBIGCATでも去年のワンマンより人が多いように感じた。去年はもっと後方のスペースに余裕あったような気がする。

とか考えながら開演を待ってたが、5分以上過ぎても始まらない。しかもそういえば開演前のSEが無いなと。なんかあったのか?機材トラブルが長引いてるのか?とか思ってたら突然ショパンノクターンが流れる。後のMCで言ってたんだがSEが無いのは演出の一環やったそうです。一通り流れた後で徐々にノクターンの音量が上がり、同時にゆっっっくりと照明が落ちた。

10分ほど押しての開演。カーテンが開くとメンバー4人の姿。Vo. 松本大さんはまさかのキーボードの前に座っている。キーボードが真ん中よりちょっと上手側、そしてドラムの大喜さんがちょっと下手側にズレた位置取り。だから正面から見ると上手から順にベース、キーボード、ドラム、ギターと等間隔に並んでるように見える。

大さんがキーボードを弾き始める。一曲目は "I arosed" 。一曲を通して照明はまだ一部しか点かず、等間隔に並んだメンバーのシルエットが逆光の中に見え隠れする。もうこれだけでオーラがすごい。正面から定点で撮ってるだけでMVに出来そうな映えっぷり。

そのまま2曲目の "New Clothes" が始まり、ギター一本で弾き語るワンコーラスが終わって楽器隊が入ってくると同時に一斉に照明でステージが照らされ、中央に現れる筆記体で書かれた「Lamp In Terren」のネオン。めちゃくちゃかっこよかった。

f:id:tana-boon:20190228224013j:plain

(この写真は終演後に撮影許可が出た時に撮ったものです)

このネオンがね、曲に合わせて様々な色に光るんですよ。鳥肌が全然自重してくれなかった。後のMCで言ってたんやけど大阪公演と東京公演でしかやらない、出来ない演出だそうです。来てよかった。先週の岡山公演行こうかなと思った時期もあったんやけどこっち来てよかった。

中盤は "at (liberty)" "亡霊と影" "凡人ダグ" とダークな曲が続く。クソかっこよかった。特にダグの大サビの声を張る感じがやばい…なんであれで喉を潰さんのか。あっいや一回ポリープ出来てるわ。懲りてへんのかこの人。好き。

そういえば "亡霊と影" では大サビ前に演奏が止まってアカペラになる箇所があるんやけど、演奏止まったとこでみんな曲終わりやと思ったんやろうな、拍手起こっちゃったの笑った。分かるよ、俺も初めて音源聴いた時これで終わりかと思ったもんw

"Beautiful" ではピンボーカルで踊るように歌い上げたり、かと思えば続く "花と詩人" ではまたピアノを弾いたり、全体的に魅せ方の幅が広がりまくってた。前回のワンマンと比べて大さんのパフォーマンスが格段にアクロバティックになってる。

しっとり聴かせるセクションが終わり、後半戦は "キャラバン" "オーバーフロー" で客席諸共飛び跳ね始める。メンバーの煽りに応じ、みんな大合唱。

からの "地球儀" では定番の大さんが客席に降りてくる演出。みんな揉みくちゃ。一気にオーディエンス一人一人の位置が変わった。最終的に大さん客に埋もれて引き返せなくなって「俺は戻る!俺はステージに戻る!!」て叫びながら笑ってて、大サビの入り歌えてなかったw 

盛り上がったところで本編はクライマックス。アルバムのラストナンバー "月の子どもたち" で幻想的な雰囲気を作り、続く曲振りへと繋がる長いMCを経て "BABY STEP" のイントロが力強く始まった。

…と思ったらすぐに演奏を中断。

何となく気づいてた。演奏が始まる直前に客席最前辺りから誰かが声を上げるのが聞こえたような気がしてた。どうやら客席前方の女性が体調を崩して倒れた模様。スタッフに抱えられて会場外へと退場。不穏な空気が流れる中、大さんが口を開いた。

「今、ふたつの気持ちがある。大丈夫かなって心配する気持ちと………出鼻挫かれた…」

会場が一気に笑いに包まれた。

「もう言っちゃうけどさ、今の曲が最後なんだよw え?どうする?俺さっきの長ったらしいMCもっかいやんの?w」

良い対応やと思う。シリアスにしすぎず、適度に笑いを取りつつもちゃんと心配してる。さすが。イケメンなのは雰囲気だけじゃない。

すると客席から「一曲挟もう!!」と野次が飛び、途端に客がみんな乗っかってその気になってしまってメンバー苦笑いwww 4人が集まって相談し、再び元の位置に戻ってきたと同時に大さん

「よし!セットリストにない曲やります!スタッフさんすみません、マジでリハも何もなかったやつなんで照明とか適当でいいです!あとはこいつら(客席を示して)が何とかします!」

一呼吸置いて大喜さんが刻み始めた入りのリズムに即、大歓声。テレンの楽曲の中でもシンガロングが巻き起こる人気曲のひとつ、"multiverse"。逆にこれ元々のセトリに無かったのか…マジで攻めてるな今回。サビもアウトロもコーラス隊3人とオーディエンスの大合唱が止まなかった。

演奏後に大さん「さっきの子、大丈夫かな。」(スタッフと確認)「あ、目覚ました?よかったよかった。こういうのってさ、申し訳ないとか思っちゃうと思うんだよ。気にしなくていいからね。いつでも戻ってきてください。まぁ俺らが彼女にも届くぐらいの演奏しなきゃいけないんだけどw 後ろの方とかでいいからね、ゆっくり観といてくれたら」みたいなこと言ってて、マジでフォロー完璧やなと思った。イケメンなのは前髪だけじゃない。全国のミュージシャンは参考にしてください。

トラブルを利用して逆に会場を一つにしたところでもう一度MCを挟み、再びラストナンバー "BABY STEP" が鳴らされる。

10月の対バンツアー時にアンコールで初めて聴いた、当時はタイトルも決まってなかった曲。MCで言ってたんやけど、この曲があっての「BABY STEP」ツアーという時系列ではなく、先にこのツアータイトルが始めからあり、タイトルが決まっていなかったこの曲を後から "BABY STEP" と名付けたそう。音源化され、アレンジも添えられ、より一層エモさを極めたこの曲を本編最後に聴けて良かった。

本編が終わりアンコール待ちの時間になると、前の方にいた女性陣が何やら合図をし、周りを巻き込んで "オーバーフロー" のシンガロングを歌い始める。少しずつ伝播していき、全体でシンガロングしながらメンバーの再登場を待つ形に。

再登場するとまずベースの健仁さんが「業務連絡でーす。来場記念品のチケット、もう受け取ってくれた人もいると思うんですけど、最初の10人分が間違えて明日の名古屋のチケットを渡してしまっているみたいですw 引き換えてくれた人たち、確認してもらって、名古屋になってる人は終演後に交換するんで持ってきてください!申し訳ありませんw」

何その可愛いミス。さっきのやつね。最初に言ってた引換券でもらえたやつね。「多分この辺の奴らとかそうなんじゃないかな」と大さんに示され、チケットを確認したのであろう前方の方々の中から「あwww」と笑い声が聞こえ、健仁さんが「あぁいた、それそれw」と笑ってみんなほっこり。名古屋公演に行った皆さん、あなたのチケットは一度大阪参戦勢の手に渡ったものかも知れません。

続いて大さんから「解禁でーす。」とアナウンス。5/2にFM802弾き語り部の出張公演と題して、もりのみやキューズモールでフリーライブが行われるそうです!

f:id:tana-boon:20190228223933j:plain

マジでこの日の解禁やったらしい。終演後出てきたらこのチラシがいっぱい貼られてあった。さすが大阪公演。さすがFM802。GWの予定がひとつ増えた。今のところ連休10日もあって4/29のマカロニえんぴつワンマンしか予定無かったから嬉しい。

 

ここまで話してやっとアンコールについての話へ。大さんが言うには、本編に全力をかけてセトリを組んでて、アンコールは何も考えてなかったらしい。なくてもよかったと。アンコール待ちが手拍子だけやったら演らなかったかもとまで。「正直自分たちで歌うの恥ずかしいでしょ?みんなにも恥ずかしい思いまでしてもらってやっと演るつもりだったんですw」とのこと。"オーバーフロー" のシンガロングを起こした人たちはこの話を知ってたんやろうな。

アンコール曲はスタッフに選んでもらったという。初日の福岡は "L-R"、岡山は "ランデブー" だったらしい。ということは各公演で曲が違うのかな。何を演るんだろう。誰もがそう思ったその時。

FM802で初めてパワープレイをかけてもらった曲です。大阪のアンコールでこれを演るっていうのは思うものがあります」

大さんがそう言って歌い始めたのは "メイ"。

ありがとうございます。めちゃくちゃ好きなんですこの曲。テレンをまだよく知らない、何なら "緑閃光" だけ聴いて暗いバンドやなと思ってた頃、スペシャで初めて聴いてテレンの印象が一気に変わった曲。Rockin' Radio!で演ってくれて、テレンにハマるきっかけの一つとなった曲。色々思い出しながら聴いてたらマジで泣きそうになった。ほんまに、ほんまにこの大阪公演に来てよかった。

 

書いてたらえらい長くなったな。MCの内容までこんな事細かに書いたの初めてやわ。テレン愛が溢れてしまった。まともに聴き始めてわずか2年弱、ここまで好きになるとは思わんかったな。

実際、ほんとにいいバンドです。大型フェスの常連ではあるものの大きいステージを埋めるわけでもないし、メジャーデビューしてる割にはMVの再生回数も多くない。でも多くの人に愛されてて、一番長く続くタイプのバンドやと思います。

今年も永く聴いていくぞ!皆さんも是非!

 

では(=゚ω゚)ノ

 

 

LAMP IN TERREN

ONE MAN TOUR 2019 BABY STEP

2/23 心斎橋BIGCAT

セットリスト

I arosed
New Clothes
Water Lily
Dreams
at (liberty)
亡霊と影
凡人ダグ
heartbeat
innocence
Beautiful
花と詩人
キャラバン
オーバーフロー
地球儀
月のこどもたち
multiverse
BABY STEP

(en.)

メイ

ARKSってこれからどうするんだろう

NUMBER GIRL再結成ですってね。俺は全然曲を知らなさすぎて正直喜び方が分かりません。でもいかに多くの人に聴かれていたバンドかというのはツイッターのTL追ってるだけで想像がつく。ナンバガほど歌詞や曲名に名前を引用されてるバンドおらんしな。それほど、色んなバンドのルーツや憧れになってるんやろうなーって。去年復活したエルレなんかもそうですね。

さて、ナンバガエルレが復活して界隈が盛り上がる一方で、逆に活動を終えてこれから伝説になっていくんやろうなってバンドがある。

チャットモンチーです。

今の王道ギターロックバンドがみんなナンバガを聴いていて、今のメロコアバンドやパンクバンドがみんなエルレを聴いているのであれば、今のガールズバンドはみんなチャットモンチーを聴いている。みんな学生時代にコピバンを組んでいる。

そしてその中でも、今回紹介するARKSは一際その愛が飛び抜けている。

f:id:tana-boon:20190216110727j:plain

女性ギターボーカルと、ベースとドラムの男という大阪のスリーピースバンド。2016年に初の全国流通盤「Image」をリリース。現在はベースが家庭の事情で休止中のため、サポートを入れて活動している。

曲はこんな感じ。つい先日公開されたMVやけど新曲というわけではなく、「Image」収録のライブ定番曲。

恋愛を主とする女の子の気持ちを、スリーピースならではのシンプルな演奏に乗せて歌うストレートさが特徴。チャットモンチーリスペクトがすごく伝わる。一回だけライブ観たことがあって、空いてたから調子乗って最前で観たんやけど、照れた。女の子に目の前でこんなこと歌われたら照れるわ。

実際、チャットモンチーのトリビュートアルバムが出る時、一般公募枠にしっかり応募している。ご存知の通り結果としては選ばれてないんだけれども。"コスモタウン" と "CATWALK" の2曲をYouTubeでも公開してるんやけど、マジで完コピ。声も似せてるからめちゃめちゃチャットモンチー。再現度ではアジカンのトリビュートに収録されたKANA-BOONの "君という花" を越えてる。何ならチャットモンチーの完結の知らせがある何年も前から、「チャットモンチーのトリビュートが出るなら絶対ARKSは入るやろうな」と個人的には思ってたぐらい。

そんなバンドなんです。

 

ARKSを知ってる人って大きく二つに分けられると思う。一つは流通前から普通に聴いてた人。もう一つは、ヤバTきっかけで知った人。

ヤバTきっかけってどういうことかと言うと、こういうこと。

ヤバTとARKSは地元も一緒で仲良くて、プライベートでも遊んだりしてる(このツイートに関してはみるきーうぇいやハウリングアンプリファーもいるけど)。さらに去年はヤバTが対バンにARKSを呼んだこともあって、一気に知ってる人が増えたんじゃないかなと。

さらに、ヤバTこやまさんが寿司くん名義でARKSのMVを手がけたこともある。

あと休止中のベースは、岡崎体育の "家族構成" のMVに出てる兄役の人です。"MUSIC VIDEO" の『仲良い人とかお世話になってる人を別撮りで歌わせる』のとこにも出てます。ヤバTと岡崎体育のコンビはNHKとの癒着を掴むほど有名やけど、実はARKSとも繋がりがあるんだよ。

 

そんなARKSやけども、このバンドにとってチャットモンチーの完結は間違いなく大きなターニングポイントになると思うんです。憧れや目標とする対象が失くなった時、人は一度立ち止まってしまいがち。

ちょうどチャットモンチーが最後のライブを行った去年の7月にリリース・MV公開された曲がこちら。

『夢の世界の中にいるあなたに憧れて5年経ちました どうやったらあなたに近づけるんだろう』『到底あなたに追いつけない自分が悔しくて涙が出るよ』

ここまでストレートにリスペクトをぶつけられる歌詞ないぞ。どんだけピュアなの。

この曲で憧れのバンドを送り出して、ARKSはこの先どうなっていくんやろうか。個人的には、チャットモンチーリスペクトを全面に出さなくても戦っていけるんじゃないかなと思うんです。憧れはそこそこに、もうチャットモンチーにならなくてもいいのでは。ARKSが追いかけているトップランナーはもう十分にリードしたところで一旦足を止めてコースを外れてしまったんやから。

というか、なれんだろ。チャットモンチーを継ぐガールズバンドになるのは誰だみたいな議論も定期的に為されるが、どのバンドもチャットモンチー並に売れたとしても音楽性をそのまま引き継ぐ事は出来ん。再来と言って期待されることもあるかも知れんが、結局はそこに自分たちの個性を足さなければそれ以上がないわけで。

 

実際、"トップランナー" のカップリング(収録順的には "トップランナー" の方がカップリングなんだが)の "バカ" を聴いた時は、新しいARKSが見えたなと思った。

これなんか流行りのナインスアポロ系の音してると思うんですよ。簡素そのものな構成やのに出来る音楽がどんどん広がっていってる気がするんだ。んで歌詞のストレートさは変わってないし。

 

ベースの休止でなかなか厳しい状況ではあるけど、新境地を開拓しながら途切れずに曲を作り、途切れずにライブを積み、もっと化けてほしいな。ヤバTや岡崎体育との癒着かってガンガン利用してくれて構わない。ライブの大半が大阪と東京やからなかなか観る機会がないんやけど、またいつか観に行きたい。

皆さんも是非聴いてみてください。公開されてるMVもそんなに多くないので。

 

では(=゚ω゚)ノ

バンドがバンドとしてタイアップされると嬉しいという話

f:id:tana-boon:20190209000817j:plain

皆さんヤバTが出演するスーモのCM観ました?僕はまだ観たことないです。部屋にテレビ無いんで← まぁYouTubeで観たから内容知ってるけどな。スーモがヤバTのメンバーとして演奏してライブでダイブするっていう設定。面白い。可愛い。めっちゃ良い癒着。

思ったんですけど、バンドがタイアップついた時に、ちゃんとバンドとして出演するの嬉しくなりません?もちろん、テーマソングとかで流れるだけでも嬉しいけど、やっぱり本人が出演、それもちゃんとバンドとして出演してるとアガる。

 

例えばタウンワークのCMでダウンタウン松本人志がWANIMAのメンバーになってるやつあったじゃないですか。あれもめっちゃおもろかったし。まっちゃんに意見されてる時のKENTAの真顔なw

f:id:tana-boon:20190216103735j:plain

ヤバTのライブにしろ、WANIMAのスタジオセッションにしろ、新メンバーが入って一緒に演奏してるって設定が、バンドであることをしっかり使ってていいなぁって思う。

 

あとdocomoのCMであった[ALEXANDROS]とかSHISHAMOも。ドロスはアヤノサンドロスとかいうてちゃんとライブシーンあったし、"Buzz Off!" ていうチョイスがまた良かった。SHISHAMOは最終的に本人たちも演技してましたね。docomoのこのバンドシリーズまたやらんかなー。

というか携帯会社は大体音楽関連がアツいよな。今auヤバTやしソフトバンククリープハイプやし。

 

キュウソのタマホームもそうですね。シンプルに演奏してたもんね。

最初マジでキュウソの曲かと思うもんな。ていうか "良いDJ" だよな。何ならこのタイアップの為に "家" も書き下ろしてんやし。そういえばこないだのワンマンのMC中にもタマホームってワードがでてきてたような気がするw

 

CM内でバンドパフォーマンスがあると、完全にバンドの宣伝にもなるし。そういう意味で、タイアップってほんまにアーティスト側としてもデカい話なんやろうなぁ。

曲だけ流れて「このCMの曲ええな、なんて人やろ?」から始まるより、始めから本人を見てもらってどんな人物か知ってもらえる方がそりゃ段違いに印象に残るしな。まぁ、本人出演まで出来る時点で大概有名になってる事がほとんどやけど。

 

CMソングのタイアップ取ったらCMに出演もしてほしいし、ドラマや映画の主題歌になったらモブでいいから一瞬映り込んだりしてほしい。大人の事情も色々あるんやろうけどね〜。とりあえず、どんな案件であれ好きなアーティストが大きめのタイアップを取った時は純粋に喜ぶタイプです僕は。

 

そんだけの話でーす。では(=゚ω゚)ノ