たなさと

バンドを語りたい、ただそれだけ。CDレビューやライブレポなどもするので一応ネタバレ注意

バンドもバンドじゃないのも最高すぎたNAKAYOSHI FES 2023!前編

渋谷でのサーキットイベント、バンドじゃないもん!MAXX  NAKAYOSHI主催、 NAKAYOSHI FES 2023に行ってきました!!

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ついにアイドル(メイン)の現場で東京遠征です。出張にくっつけたりでなく東京に行くのは初めてじゃないか…?でも、それだけ行く価値がある面々だった。バンドだけでもパスピエKEYTALKWiennersとワンマン行くレベルに好きなメンツ。そしてアイドル勢は安定の雨模様のソラリスや、ワンマンも観たことがあるCYNHNミームトーキョーに加え、観たいと思っていたfishbowlFRUITS ZIPPERAppare!真っ白なキャンバスなどが名を連ねる。更にはチケット取ってから追加されたメンツの中に群青の世界がいて、後から別イベントでハマったLaynまでいることに気づくという、まさに好きなアイドル全部盛りのイベント。ミナホでもここまで1日に好きなバンド集まらない。めちゃくちゃ楽しみにしてました。

会場は渋谷のSpotify O-EASTO-WESTO-nestduo MUSIC EXCHANGE、clubasiaの5箇所。同じ通りに全部密集してる。今回は使用されていなかったが、同じ建物にO-crest7th floorなど他にも名前の聞いたことのあるライブハウスが。こんだけ集まってたらサーキットでも行き来するのが楽だな。

広島から向かうので結構な移動距離と時間。5時半に起きて準備して無事出発できたが、12時前に到着すると既に凄まじい人だかりだった。リストバンド交換の列は並び始めると結構スムーズだったな。リストバンドと一緒に、雨ソラとLaynがエントリーしているステージ争奪戦に投票する為の投票権代わりの缶バッジも渡された。特典券が貰える雨ソラに投票した。

会場前をうろうろしてたら「缶バッジ持ってたらもらえないですか?」と聞いてくる人がいた。そうか、推しグループがエントリーしてなければわざわざ投票しないでバッジ持ったままの人も沢山いるかもしれないんだよなぁと思った。持ってなくてすみませんでしたね。誰に投票したかったんだろう。

下見を兼ねて各会場を回りつつ時間を待つ。主催のバンもんが開会式を兼ねてO-WESTで初っ端から演るのでせっかくなら観ようかと思ったが、入場規制。というわけで一番デカいO-EASTから始めることにした。

1日で観たアーティストの組数、史上最多でした!ライブを観た順番に書いていきます!

 

 

the telephones

バンド系は全部O-EASTだった。そのトップバッターは2015年のラッシュボール以来実に8年ぶりに観るテレフォンズ。8年の間に活動休止と復活があり、そして先日Ba. 長島さんがここに来て脱退したばかり。

サポートベースを入れることはなく3人のみのステージだった。Vo. 石毛さんの前にも端末があり、Dr. 松本さんも頻繁に電子ドラムを併用、そして驚くことにKey. 岡本さんもキーボードを使わずに電子ドラムを使うという振り切ったエレクトロスタイル。良い意味で思っていたテレフォンズと違った。知っている曲は無かったが、変わらず踊れて楽しかった。

でもやっぱり一番踊ってたのは岡本さんだったかなw 相変わらず狂ってらっしゃる。ステージ上を端から端まで走り回り倒し、最後は安定に脱いでた笑 電子ドラムもそんなに叩いてなかったし()

トップバッターからカマしてくれました。「去年も呼ばれてたけどコロナになって出れなかった」という石毛さんの雪辱も果たせたことだろう。

 

 

fishbowl

いやぁやっと観られましたよ。なかなか西日本に来ないから東日本まで行きましたよ。一つ前の虹のコンキスタドールから入場規制ギリギリの満員のO-WEST。早めに行ってよかった。

"湖月" でクールにスタートを切って、段々とギアを上げてどんどん盛り上がっていく感じが最高でしたね。"二兎" の印象が変わった。『追え oh yeah』の声出し楽しい。サビもタオルを回せそうな疾走感のある盛り上がり。

二兎

二兎

  • fishbowl
  • J-Pop
  • ¥255

"八月" と "熱波" は撮影OK曲だけど、撮る暇がねぇ。"熱波" の沸き立つ感じは別格だな〜ラップパートの木村日音さんのがなり声がかっこよかった。惹きつけられた。そして新間いずみさんの低音からファルセットまで自由自在な歌声もとても好きです。

最後は "半分" で締め。『「あと半分」っていうか 「まだ半分」っていうか』どころか始まったばっかりです、ナカフェス2023。もっと聴きたい曲がまだまだあるが、初めましてにはちょうど良いセトリでした。"完食" 聴きたいのでまたどこかで行かねば…!

 

特典会、集合チェキも撮りたかったけど時間無さそうなので新間さんと初めましてした。紫のcinema staffのTシャツ着てオレンジのパスピエのタオル巻いてたから、「ハロウィンみたい」って言われた笑

広島から来たっていうとやっぱり驚かれるな。「私のどこが気になってくれたの??」と聞かれてキョドるオタク。全部好きなんだけど咄嗟に浮かんだのが「…ショートカット…」で「何だ髪型だけかよ!!」て怒られた笑 申し訳ない…全部好きなので全部好きって伝えにまたライブ行きますね…!!

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セットリスト

01. 湖月
02. 踊子
03. 二兎
04. 八月
05. 熱波
06. 半分

 

 

CYNHN

fishbowlから続けてO-WESTにて。俺得すぎる順番。今月頭に百瀬怜さんが卒業して4人体制でリスタートを切ったCYNHN。変わらずクオリティの高い楽曲とパフォーマンスで圧倒してくれた。"アンサンぶる" 始まりは飛ぶって。昨年何回聴いたと思ってんだ。ラストの綾瀬志希さんの『忘れないでしょう』のロングトーンが力強すぎる。

前半は "水生" "キリグニア" と過去シングル曲が続く。"水生" のサビ終わりの振り付け、一列に並んで順に手を後ろから前に降ろしていくところがあるけど、あれ人数変わったらタイミングも変わるはずだから絶対難しいよな…すげぇな…

"キリグニア" も相変わらずカッコいいです。2Aの透さん、少し歌詞が飛んだ時の(>﹏<)って表情が可愛かった…気にしないで…!

MCで新譜とツアーの告知を挟んで、後半はその新譜「アウフヘーベン」から "リサイズ" "サファイア" "ジンテーゼ" と新曲連発。

"サファイア" はライブ初披露。落ちサビのねるさんとラストのみのりさんのそれぞれオケがなくなるところ、圧倒的「歌」で惹きつけててカッコ良すぎる。あれで完璧に外さないのすげぇ。

サファイア

サファイア

  • CYNHN
  • J-Pop
  • ¥255

"ジンテーゼ" はダンスの緩急のメリハリが非常に美しいな。機敏に動いたかと思えば水の中を揺蕩うように揺れるモーションも。曲もさることながら芸術的でした。

ツアーはファイナルの横浜公演が生バンド体制らしい。ベースにヒトリエのイガラシが来る気がする。"リサイズ" で弾いてるし。透さんの「生バンド好きやろ?」って煽りが面白かった笑 何でこの子こんなエセ関西弁というかなんJ感あるんだよ笑

特典会はそんな青柳透さんと。名古屋のでらロック以来だから覚えてもらえてはいないだろうなと思いながらも、改めて広島から来ていること、ツアーは福岡公演に行くことを伝えた。「そっか、(広島だから)下の方が行きやすいのか!」って言われたんだけど「下の方とは…?」ってなった笑 「西の方な!」と返してお時間。福岡でも会うのが楽しみです。

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セットリスト

01. アンサンぶる
02. 水生
03. キリグニア
04. リサイズ
05. サファイア
06. ジンテーゼ

 

 

Layn

前週のemoemoemoeで初めて観て一気にハマったLayn、今回の NAKAYOSHI FESのステージ争奪戦にエントリーしていたのは本当に偶然だったな。3位おめでとう!

争奪戦で勝ち取ったduo MUSIC EXCHANGEのステージ。fishbowlの特典会が少し押していたので出番の初めには間に合わなかったのだが、結果としてその時に演っていた "雨乞いダンス" が1曲目だったようだ。恒例のサビでのサークルが今回もフロアでも発生していたが、満員なのでコンパクトだったのが面白かった笑 

"オープニングタイトル" と "夏の声が聞こえる" でキャッチーに決めておいてからの、ラストで2回目の "雨乞いダンス" www 攻めすぎ!流石にこの曲は初見さんもいやでも覚えただろう。爪痕残すねぇ。

そして今回も最後にちゃんと「次はChou Chou Creamさんです!」と次のグループの名を挙げた。今回なんか当日までステージが決まらないから自分たちの次が誰かもギリギリまで分からなかったはずなのにすごい。そして何なら、実は後続のアーティスト当日に変わってるんだよな。元々Task Have Funだったんだけどキャンセルになって前日に変わってるんだよ。よっぽどちゃんとチェックしてないとそんなところにまで配慮回らない。本当に素晴らしいと思う。いつかトリを任されて「次のアーティスト」がいない日が来るのも遠くないと思う。

 

特典会は勿論有田珠莉さん。前回会った時に教えたビレッジマンズストアを本当に聴いてくれたとのこと。「"スパナ" が好きだった」ってなんでアルバム曲までチェックできてんだよガチすぎるだろ。ぜひライブも行ってくれ。ツアーあるから。

スパナ

スパナ

  • ビレッジマンズストア
  • ロック
  • ¥255

珠「今日あと何観る?」
俺「えっとパスピエと…」
珠「ってかCYNHNの時いた!?」

質問しといて被せてくんなwww

珠「私は綾瀬志希さんのオタク!」
俺「俺は青柳透さんのオタク!」
珠「あーーー、透さんも、歌が、上手い。」

やっぱオタクだったわこの子。emoemoemoeの時に他のグループのライブも観てて偉いなと思ったけど多分シンプルに好きで観てるのもあるわこれ。

ほんま、いい子に出会えたなーと思う。また機会があれば是非。

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セットリスト

01. 雨乞いダンス
02. オープニングタイトル
03. 夏の声が聞こえる
04. 雨乞いダンス

 

 

パスピエ

リハからがっつり観ようと思って早めにO-EASTに行ったら、リハの前にEAST内のサイドステージにて芸人のしずるの出番だった笑 コント普通にめっちゃ面白かった!

リハで "とおりゃんせ" をフルで。思えばパスピエって2016年のMETROCKであまりにもハマりすぎて、それ以降ワンマンでしか観てないんだよな。だからフェス尺の今のパスピエが何演るのか、今年出た新曲ぐらいしかマジで予想つかなかった。

いざ始まった本編は "チャイナタウン" のイントロで一気に歓声が上がる。"バジリコ" "GOKKO" という今年の新曲もしっかり押さえつつ、過去曲も "最終電車" "シネマ" とアルバム曲ながら人気の高いところを出してきた。めっちゃ新しいかめっちゃ古いかの両極端。と思いきや、ラストは "あかつき" でエモく締めた。MCもなつきさんが "あかつき" の前に「終わっちゃうのが寂しいですね、次が最後の曲です。また会いましょう」と一言添えた程度。ひたすら演奏で新旧のパスピエを魅せてくれた。

フェスなのでやっぱり "MATATABI STEP" "トキノワ" "裏の裏" 当たりを入れてくるのかなと思わなくも無かったが、やっぱ予想できるようなバンドじゃなかった。相変わらずカッコ良すぎました。

露崎さんとチェキ撮りたい。

 

セットリスト

01. チャイナタウン
02. バジリコ
03. 最終電車
04. シネマ
05. GOKKO
06. あかつき

 

 

アカシック

パスピエの後、時間があったので続けて観てみた。EASTのサブステージにて、名前は前々から知っていたアカシック。何なら一回解散して再結成してるんですよね。最初にボーカルの女性の漫談から始まったんだが、ナードマグネット以外にこれやるバンド初めて観たわ笑

楽曲はポップでキャッチーなキーボードバンドって感じ。さっき聴いたCYNHNの "ジンテーゼ" を書いたのがこのアカシックのメンバーさんなんだが、"ジンテーゼ" から想像する音楽性とはだいぶ違った。

途中ボーカルの女性が何か持って振り回してると思ったらリコーダーだった。あれはお決まりなんだろうか…笑 本当に初めましてだったので曲は分からなかったが、"ジンテーゼ" をありがとうの気持ちも込めて今回観られてよかった。

そして、このアカシックと、パスピエ前のしずるを思い出しつつ、改めてタイムテーブルを見直して俺は思っていた。「これ、Wiennersこっちのステージで演るの…?」と。

 

 

前半は以上!!

この後、群青の世界を観るためにO-WESTに戻った。元々はパスピエと青セカの間は休憩のつもりだったが、思ったより余裕があったのでアカシックも観られたし、何なら青セカの為に少し早めに入ったら一つ前のグループも観られた。

そんなわけで、ちょうどここが中間の小休止って感じだったのでレポも一旦切ります!既に6000字超えとる!書き終わるのかこれ!

では(=゚ω゚)ノ