たなさと

バンドを語りたい、ただそれだけ。CDレビューやライブレポなどもするので一応ネタバレ注意

メンバー変更に伴う改名には敬意を表したくなる話

tetoが改名するらしい。

元2のドラマーyuccoさんが加入し、スリーピースとして再出発。タイムラインに流れてきた時は「なんか知らんバンド流れてきた」からの「お、2のyuccoさん新しいバンド始めたんだ!」となったが、もう1行読んでそれがtetoだと理解した時は声出た。

tetoは元々2人抜けたところからどうなるんやろうと思ってたが、普通にアルバム出してツアー回ってたからてっきりこのままで行くものだと。まさかドラマー入れて改名までするとは。

インタビューを読むとやはりメンバーが変わるともう違うバンドだと言う認識なんだろうなと。その上で制作が進んでいたアルバムはちゃんと出してリリースツアーまでやり切ってるからむしろ誠実な方なのかなと思ったり。

 

バンドがメンバー変更に伴い改名する例って少なくなくて。直近だとLAMP IN TERRENがそうなるのかなと思っている。Dr. ダイキさんの脱退に伴い、2021年いっぱいでLAMP IN TERRENとしての活動を終了した。これからのバンド活動は全くアナウンスされておらず、Vo. 大さんがツイッターで言うにはしばらくソロ活動するとのこと。一応改名でも休止でも解散でもないとは言っているが、とりあえずLAMP IN TERRENというバンドはその足を止めた。

少し前だとパノラマパナマタウンがDr. 夢希くんの脱退後、大きく音楽性を原点回帰してPanorama Panama Townと英語表記に改めている。

もう少し遡ると、Suck a Stew DryがGt. フセさんの脱退に伴い活動休止し、しばらくしてからTHURSDAY'S YOUTHとして活動を再開したのを思い出す。まぁその後Ba. スダさんも抜けたが。サーズに関しては記事にもしたし、それがご本人に届いたのも忘れられない出来事である。

アーティストが名前や形態を変えることってものすごい大きな決断だと思うんだよな。まず間違いなく、知名度が下がるじゃないですか。元からの知名度がよっぽどじゃないと改名の事実すら話題にならず、「名前は聞いたことあった」程度の人間の頭から消える。タイムラグがあってからでも「あぁ、このバンド◯◯か、改名してたんや」てなる機会があればいい方。

包み隠さず言うとTHURSDAY'S YOUTHは記事にも書いたけど改名してから(事務所を離れたのもあるかもだが)一気に活動規模が縮小している。パノパナもまだまだ表記変更が浸透していないのかなと思う。テレンもtetoもそんな風にならないか心配なのが正直なところである。今回のtetoの場合は活動自体にブランクはないが、メンバーが2人抜けたのは結構な衝撃だったから、the dadadadysという名前が浸透する前に「tetoって最近名前見なくなったな」「メンバー抜けて消えたか」みたいな空気になりかねない。

ただ、それでも改名するってことはもう相当の覚悟を決めてるって事だと思うんですよね。メンバー抜けてもそのまま活動を続けてるアーティストなんかいくらでもいるし。ポーズで活動休止してリスナー散々待たせてる間にボーカルがソロ活動潤わせてたらドラムとベースが抜けた某青リンゴバンドは春に戻ってくるらしいが、どうするんだろう。

だからこそ、「このメンバーだからこそこのバンドなんだ」「誰か1人でも欠けたら違うバンドなんだ」と言い切れるのって、グループとして活動するにあたって確固たる信念を軸に据えてないと出来ないと思うんよな。自分たちの思うメンバー・編成でやっていく事が第一だと言う姿勢というか。知名度が下がるとしても、リスナーに望まれてなくても、そこは曲げないって事なんだろうなと思うと、メンバー変更に伴う改名ってアーティストに敬意を評してしまうなと自分は思う。そして、名前が変わろうとこれからも聴いていこうと思う。tetoもテレンも、これからにより一層期待。応援してます。

まぁそれでも「ダダダディーズ」は何とかならんかったんか!!!!!笑

 

では(=゚ω゚)ノ