先日、こんな記事を書いた。
入った古着屋の店内BGMがめちゃくちゃ邦ロック寄りだったという日記。その中で、めちゃくちゃ刺さったんだけど何のアーティストか分からず、歌詞を聴き取って検索しても見つけられない曲があったと書いた。結局そのまま自分では見つけられなかった。
此度、判明しました。
合ってるかも分からない歌詞だけ載せても埒があかないだろうと、録音したボイスメモを載せれば良いのでは?と思いついた。ツイッターに載せたかったんだけどやり方が分からず、ボイスメモをパソコンに送り、パソコンで再生してスマホで録画して、動画としてツイッターに載せる手順をとった。このやり方を思いついて実行するまでに2週間かかりました。まぁ扁桃腺炎で熱出して倒れてたからなんですけど。
で、音声載せられたら一発でフォロワーさんから教えていただけました。すげぇよツイッター。
今回分かったあのアーティスト、タイトルにも書いてあるが anewhite という4人組のバンドでした。"ソワレの街で" という楽曲。
改めて聴くとやはり良い。歌詞の世界観と演奏がすごくマッチしてる。雨粒のような細かくてクリーンなギターリフを4つ打ちに乗せていることで、雨の中で跳ね躍るようなイメージ。『sing in the rain!』とはよく歌ったものだ。
Aメロから畳み掛けるように主張してくるベースや、Aメロや大サビのメロディの半音の使い方とかもめっちゃくちゃ好み。全要素が刺さる。純度の高いハイトーンボイスもサブカルど真ん中って感じ。
anewhiteというバンド、名前は知っていた。というか聴いたことあった。でも声を覚えてなかった。
初めて聴いた時、初手語りかと思って面食らった記憶。笑 とはいえ余裕で100万再生を見据える伸びを見せている。
調べてみたらテレンやおいしくるメロンパンを輩出しているロキノン主催RO JACKで2019年度に優勝していた。そら強いわけだ。
ピアノロックバンドかと思ったらメンバーにキーボードがいるわけではないんだな。ギターロックの構成をとっていながら曲によってピアノアレンジを入れている感じか。そのうちストリングスとかも入れてきてどんどん壮大になるやつ。
リリースはまだミニアルバム2枚のみ。それもタワレコ限定。てかセカンドつい先月出たばっかりやんけ。今回出会った "ソワレの街で" はそこに収録されている。じゃあ俺が古着屋で聴いた時とかマジでピカピカの新曲じゃないか。
せっかく2枚しかないので即聴いてみたが、良い。王道だ。メンバーにいるわけでもないピアノが厳かに響くインスト曲をオープニングに据えたりしているところにも、ミニアルバムながら作りに拘りが見られる。クオリティ高い。
まぁ、個人的に "ソワレの街で" を越えるものはまだなかったけど。笑 マジであの曲が強すぎる。なんでリード曲じゃないんだろう。MV作ってくれ。
きっとまだ若いんだろうな。bokula.みたいに10代だったりするのかな。良いバンドを見つけた。
何より、思うようにライブに行けないこのご時世に出会えたのは良い巡り合わせ。ステイホームしてたらYouTubeでどんどん新しいアーティスト漁りそうなもんだが、自分は「ライブ行って生で観られるわけでもないし…」というマインドが過ってあまり意欲的に新規開拓していなかった。し、そもそも自分から敢えて見つけようと意気込んでる時に聴いてもハマらないんだよな。
だからこそ、古着屋でたまたま耳にするという受動的な出会いを出来たのは素敵だ。ふと聴く機会があった曲がぶっ刺さる、自分の一番好きな出会い方。こんなご時世に出会えたanewhiteというバンド、注目していきたい。
では(=゚ω゚)ノ