たなさと

バンドを語りたい、ただそれだけ。CDレビューやライブレポなどもするので一応ネタバレ注意

HOWL BE QUIETを待っていてよかった

HOWL BE QUIETのワンマンに行ってきました!

f:id:tana-boon:20190928211139j:image

f:id:tana-boon:20190928211145j:image

BUMPのレポが遅くなった関係でこっちも必然的に当日から時間が経ってしまった。9月の末に行ってきました。

 

2年ぶりのアルバム「Andante」リリースツアーの広島公演。ワンマンどころかまともにライブ観るのが初めて。夏にフリーライブは行ったけど。

会場は広島BACKBEAT。確か2年前のツアーで広島はSECOND CRUTCHやったから、やっぱり久々のツアーとなると小さいところから再出発するんやなぁと。

先行物販でラバーバンドのみ購入。色がランダムなのは正直迷わなくていいから助かる←

f:id:tana-boon:20190929230023j:image

青と黄色がある中で青が出た。シークレット種があったみたいやけど出た人いるんかな。どんなんなんやろ。

Tシャツも買いたかったけどな〜BUMPでアホほど散財したので今回は我慢。グッズ代がBUMPの時の32分の1で済みました。

 

いつもライブハウスって開場してちょっと経ってからゆっくり入るんやけど、今回、整理番号が過去最速の2番ということで、せっかくなら前で観られるように開場時間前に会場へ。とは言えギリギリに着いて、行列が出来てる中に参列。200人近く並んでる中を全員ぶち抜いて前から2番目に割り込むの気まずかった()

当然最前確保。まぁ女の子が多い中で男一人最前ど真ん中は流石にどうかと思ったので端に寄ったけど。

後ろにどんどん人が増えていく。ソールドアウトではなかったけど、かなり後ろまで人入ってた。さすが久々のツアー広島、2年空いてこれはすごい。

 

ほぼほぼ定刻に開演、青い光の中メンバーが登場。特に音出しや挨拶をする事はなく、アルバムの1曲目でもある "覆水盆に返らず" からスタート。

2曲目、いきなり知らん曲が来た。笑 周りは盛り上がってたから新曲ではない。多分 "Dousite" やと思う。唯一持ってないCD「サネカズラ」のカップリング曲。あのジャジーで軽快な曲調は間違いなくメジャーデビュー後のもの。

Dousite

Dousite

うん、多分この曲。

続いて "Daily Darling" ではVo. 竹縄さんがギターとピアノの二刀流。ギター背負ってピアノ弾くのカッコよすぎるやろ。途中で竹縄さんステージの端まで出てきた。触ろうと思えば触れるどころか抱きつける距離。これが最前かと。逆に怯んで手引っ込めてもうたわ()

 

MCでは2年間活動が少なかった事に何度も触れてた。「またツアー回れて嬉しい」「待っててくれてありがとう」と何度も繰り返す。こちらこそ待ってたので帰ってきてくれてありがとうございます。

からのアルバムリード曲 "fantasia"。

改めてハウルはほんまにメロディが良い。リリースはしてなかったかも知れんけど、竹縄さんのメロディセンスは健在である。

インディーズ時代の曲 "千年孤独の賜物" はイントロのピアノがカッコええ。最前でよかった。手の動き、指の動きまで全部見える。

"Higher Climber" は電子音の盛り込まれた音源と違って、バンド音が押し出されたライブバージョンって感じでノれる。

 

"Higher Climber" が終わると竹縄さん以外のメンバーが一旦退場。「せっかくなので面白いこと、特別なことを出来たらと」と、弾き語りコーナー。ピアノを目の前にしながらもアコギでデビュー曲 "GOOD BYE" を。バンドでギターボーカルがピアノを弾く事は度々観るけど、ピアノロックバンドのボーカルがここまでギターでも魅せてくるのはあんまり観た事ない。

更に、Gt.黒木さん、Ba.松本拓郎くん、 Dr.岩野亨さんの中から各公演毎に異なるメンバーと二人で組んでセッションをしているらしく、この日は亨さんと。面白い演出。

竹縄さんの「広島はこの男!」の声に続いてステージ奥の階段を降りてきた亨さんw アンコールの時に黒木さんが言ってたけど、BACKBEATに着いて階段を見た瞬間に「よし俺あそこから降りて出てくる!」て言ったそう。

竹「チューニングするからなんか喋って。なんか喋ってってのが一番嫌いか笑」
亨「なんか喋ってってのが一番嫌い」
竹「そのまんまじゃねぇか笑」
亨「なんか喋ってってのが一番嫌い!!」
竹「2回言ったw」

のくだりおもろかったw そのあと亨さんが騙し騙し繋いでる中ゆっくりギター触ってた竹縄さんに「いつまでチューニングしてんだよ!?ずっと5弦やってるよねさっきから!?」て突っ込んだのマジでわろたわ。

んで準備完了していざセッション、聴き慣れないドラムのリズムから入って何の曲やと思ってたら『曲りくねり』の歌い出しでどよめきが。"パプリカ" カバーしよったw なかなかのレアな景色。美味しい。落ちサビ亨さんが歌ってたしw

 

黒木さんと拓郎くんが再登場し、バンド形態に戻っての一発目はSexyZoneへの提供曲のセルフカバー "名脇役"。竹縄さんは「SMAPに楽曲提供するのが夢」と公言していたほどのSMAPファン。その夢はSMAPが解散させられて叶わなくなってしまったけど、同じジャニーズのSexyZoneにこんな素晴らしい曲を書いてくれてありがとうございますって感じです。

続いて、「Andante」に先立って配信されていた、本当に2年ぶりの音源となった曲 "ヌレギヌ"。落ちサビで竹縄さんが客席にマイクを向け、みんなで合唱。歌詞覚えてませんでしたすみません() 『君のせいだからね』しか歌えませんでした。

 

竹縄さんが「失恋って辛いじゃないですか。告白して振られて。告白もできずに振られちゃう事もあるじゃないですか、相手にもう恋人がいたとか。」と話し出す。何か失恋ソングへの前振りかと思ったら、「うちにも今、失恋して、ステージに立ってるのがやっとってメンバーがいます。俺の後ろにいる奴です」とまた亨さんに振るw 女優の貫地谷しほりさんの結婚に凹んでるらしい。結婚されたの知らんかった。完全に分かったよこの人そういうキャラやな。そういう立ち位置やな。

「"fantasia" が辛い…!!」と言って歌い出す亨さん。でも歌ったのは『最後の夜になったね』と "サネカズラ"。多分マジでミスったやつやなあれ()

 

終盤戦、サビで『Hurray Hurray』の合唱が起こる "ギブアンドテイク"。

この曲もリリース当初からめっちゃ気に入ってる。というかこの曲が収録されてる「Mr. HOLIC」が名盤すぎる。このブログを2017年からやってたら、2017年の年間ベストディスクランキングに絶対入れてた。今のところ、タワレコ渋谷店で買った人生唯一のCDでもある。未だに覚えてる。今働いてる会社の最終面接で東京行ってその場で内々定いただいた帰りに買って帰った。そんな思い入れのある作品。

 

サビでも大サビ前でもみんなで声を出す箇所のある "Reversi"、最前で観てるの申し訳ないぐらい後半の合唱パート歌えんかったわ() 音程全然覚えてなかった。"ヌレギヌ" でも落ちサビ歌えんかったし意外と「Andante」聴き込めてなかったんかな…w

でもその次の "MONSTER WORLD" は完璧に乗れたぞ!メジャーデビュー曲にして、完全にハマるきっかけになった曲。スペシャのPower Pushにもなってたからめっちゃ聴いてた。

ベースが思ったよりえげつない事を発見。サビ前とか特に。拓郎くんの指めちゃめちゃ動いてる。つか、前ベースの橋本さんの時はピック弾きが多かった印象なんやけど拓郎くんは指弾きがメインっぽいな。

ラストスパートは竹縄さんがステージの前まで出てきて、ほんまに目の前。手挙げてたら身体当たる。こっちから触りに行かなくても向こうが動いたら当たる。これが最善か…と改めて噛み締めながら観てた。

 

 

アンコールでは始めに黒木さんが出てきて「物販コーナーやりまーす!」と声を上げる。そんなキャラやったんやこの人。他のメンバーがまだ出てこないまま一人でグッズ紹介し続けて最終的に裏声で「早く出てきてもらっていいかなーーー?」て叫んだのクソおもろかった。そんなキャラやったんやこの人。

 

アンコール1曲目は "クローバー"。正直、アンコールには期待してなかった。アルバム曲の中でまだ演ってない曲がひとつ残ってたし、演らんわけないとも分かってたから、それ1曲だけ演って終わると思ってた。だから、しかも過去曲を引っ張ってきてくれて嬉しかった。

とか考えてたんやけど、歌い出しに入る前にベースのチューニングが全っ然合ってなくて演奏中断したw

亨「一旦CM入りまーーーす!!」
竹「拓郎ちゃーん…?」

と煽られる拓郎くん。客席から男の子の声で「頑張れー!」と言われ、ニヤニヤしながら無言で手を振る拓郎くん。可愛い。初めて観た時から思ってたけどめっちゃ童顔だよな。フォーリミGENさん感ある。サブカルホイホイ。

亨「今日一番注目浴びてます!!」
黒「最初っからおおおおうってなったもん笑」
竹「(こんなこと)バンド組んでからスタジオ練も含めて初じゃない?」

と全員からいじられまくりw それでもニコニコしてばっかりで一言も喋らない拓郎くん。可愛いけどなんかまだ馴染めてないんかなって不安になる()

竹縄さんが「いや〜あるねぇ広島!」て言ったら、続いて黒木さんが「…俺も思いっきり段取り間違えたよな?」とカミングアウトし始める。元々はアンコールで再登場してそのまますぐ "クローバー" 演る予定やったらしい。

竹「なんか先に出て行って物販コーナーとかやり出すから俺ら裏で『あーあいつやったなー』ってwww」

だから黒木さんグッズ紹介しながらどんどんテンパってたし他のメンバーも全然出てこんかったんかw

 

最後はほんまに "幽霊に会えたら" で締め。

曲調めっちゃ明るいけど歌詞見たらめっちゃ失恋ソングやんなこれ。こういう曲を演り出したのはメジャー以降やけど、インディーズ時代まではライトリスナーやった自分としてはこの方向性は正解やと思う。幅が広がった。せっかくピアノあるんやから軽快なキラーチューンはあった方が良い。

こんなにライブが楽しく終われるバンドやとは思ってなかった。

 

終演後にCD買って参加できるミーグリやってたらしいけど、「Andante」は既に持ってるので断念して直帰。でもとにかく初めて観られて良かった!

 

本格的にハマったのはメジャーデビュー時やけど、インディーズ時代から聴いてはいたハウル。メジャーデビュー後一年半でぱたりと音沙汰が無くなり、その間に当時のベース橋本さんが脱退。一回もライブ観られへんまま終わってまうんかなと思ってたけど、拓郎くんが加入して帰ってきてくれて良かった。ソールドアウトこそしてないものの、久しぶりの広島にあんだけの人が集まったのすごいよ。みんな待ってたんやなと。割と頻繁に涙啜る声聞こえてきたしな。

余談やけど橋本さんがGReeeeNの "花唄" のMVに出てた男の子やって知った時の衝撃は忘れられん。

YouTube

そして当時は気づかんかったというか意識して観てなかったけど、ちゃんとベース弾いてたんやな…ボーカルやけどギターじゃなかったんやな…感動。

 

活動期間が空いてしまった事で一気にシーンにおける影が薄くなってしまってるのが悲しい。ピアノサウンドもメロディもほんまに綺麗なバンドやからもっと聴かれてほしい。声も良いし。ルックスもバランス良いし。今回分かったけどMCもおもろいし。髭男、SHE'S、sumika辺りと肩並べててもおかしくないんや。

そう言えば昔、ハウルとSHE'SとLAMP IN TERRENでスリーマンツアーしてたらしいな…推ししかおらんのだがもう一度やってくれないだろうか…

とにかくHOWL BE QUIET、これからまたバリバリ活動していってほしい。おススメです。みんな聴いてみてください。

 

最後に今回演らんかったけど一時期目覚ましに設定してたほど好きな曲を投下しておく。

YouTube

この曲をライブで聴いて一緒に声上げたい。またワンマン行こ。

 

では(=゚ω゚)ノ

 

HOWL BE QUIET Andante TOUR

9/28 広島BACK BEAT

セットリスト

01. 覆水盆に返らず
02. Dousite
03. Daily Darling
04. ラブフェチ
05. fantasia
06. バーバラ
07. 千年孤独の賜物
08. Higher Climber
09. GOOD BYE
10. パプリカ (カバー)
11. 名脇役
12. ヌレギヌ
13. ギブアンドテイク
14. Reversi
15. MONSTER WORLD
16. Dream End

en1. クローバー
en2. 幽霊に会えたら