たなさと

バンドを語りたい、ただそれだけ。CDレビューやライブレポなどもするので一応ネタバレ注意

平成最後のライブがマカロニえんぴつでよかった

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平成最後のライブ!マカロニえんぴつのワンマンに行ってきました!!

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えげつない勢いで伸びてる新曲 "ブルーベリー・ナイツ" を擁するミニアルバム「LiKE」のリリースツアー。広島公演がちょうど引っ越しの時期で、行けるかなーどうしようかなーと思ってたらソールドアウト。しかしその後、今回の追加公演が発表され、「LiKE」封入先行で何とかチケットを確保できました。

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っていうか結局追加公演も含めて全公演ソールドアウトですからね!!おめでとうございます!!いつの間にそんな売れたんや!!

 

会場は心斎橋JANUS。去年のミナホでも行かなかったからだいぶ久々ですね。未だに場所が曖昧です。というか心斎橋が未だに曖昧です。

入場後すぐに物販でTシャツを買って着替えて参戦。

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この、ぱっと見あんまりバンT感ないデザインが良い。

 

ソールドしてるだけあってパンパンやし、入場にも時間かかったし、コインロッカー埋まってて使えんかったし、ほんま大人気ですよもう。

 

定刻に照明が落ち、メンバーが登場。

音出し無しでいきなり "トリコになれ" からスタート。続いて "ワンルームデイト" と、ミニアルバム5曲のうち2曲を初っ端から入れてきた。この時点で以降のセトリが全く予想つかんくなり、より楽しみが倍増。前も何かの記事で書いたけど、ミニアルバムとかシングルのリリースツアーって新曲が少ないから、過去曲への期待めっちゃ高まるんですよね。

"MUSIC" では定番の『朝飯抜くのはダメ』で合唱。からのハルバンでも聴いた "two much pain"。調べたら最近のライブで頻繁に演ってるみたいやし、しばらくは演奏されるのかな?観る予定がある人はチェックしとくと吉です。

「大阪の皆さん!東に負けないものがありますよね!そう、声量ですね!!」と煽り、 "ワンドリンク別" で全力の掛け声。からの "哀しみロック" は今回のセトリの中で一番予想外。めちゃくちゃテンション上がった。し、汗かいた。

 

ここで一旦暗転して再び照明がうっすら点いたと思えばステージにははっとり一人。「弾き語ります!」

マカロニえんぴつの曲で弾き語りと言ったら「CHOSYOKU」の "有色" ぐらいしか思いつかんかったんやけど、歌い始めたのはアコースティックバージョンの "恋の中"。こういうアレンジが観られるのはほんまにワンマンの良いところやなと思う。ちなみに、最初歌詞間違えてやり直してましたw 「もっかいやらしてくださーいw」て笑ってんのほっこりした。客席から「頑張れ!」と野次が飛んで「うるせぇ!」って即答してたのもおもろかった。

続いて弾き語り2曲目、聴いたことない曲やった。演奏後に「スキップでした!」とはっとり。新曲ではなさそうやから、自主製作時代の曲かなと思ってたけど、聞き取った歌詞を基に帰りに調べてみたらTOMOVSKYさんの楽曲 "SKIP" のカバーやったみたい。

続いて "夜と朝のあいだ" を歌い始めて、結構弾き語りコーナー長いなと思ってたら一番サビの終わり頃に他のメンバーが出てきて、二番からバンドの演奏が開始。あぁそういえば元々この曲そういう構成やったわと納得。弾き語りコーナーが終わってバンド演奏に戻していく流れが完璧すぎて感動した。

 

MCでは、Key.長谷川さんが物を食べるのがめっちゃ速いという話に。長谷川さんが「ちょっとずつ食べてると幸せが逃げていく、一気に食べたら幸せを一気に感じられる」と持論を展開してメンバーにも客にも一切理解されてなかったのクソおもろかったなw 最終的に

長谷川「はっとりくんとか食べるのゆっくりじゃん、だいぶ幸せ逃げてるよ。俺が100だとしたらはっとりくん70ぐらいしか幸せ得られてないよ」
はっとり「別にいいよ70でも」

て一蹴されてたw

続いて「皆さんはGWにどこか行くんですか?」という話題に。東京!白浜!伊勢!と声が挙がる中、はっとりが「偏見なんですけど、マカロッカーは家でNetflixなんじゃないですか?」つって笑いが起こる。まぁ俺は近いものがありますね。Netflixは契約してないからずっとyoutubeですね。

 

MCを「皆さんやっぱり働く女ってことですかね?」と締めて、文字通り "働く女" へ。二番の歌詞の『誕生日にとっておいた有給 なんで一人でケーキだ?』を『なんで一人でNetflixだ?』にアレンジ。ネタを交えつつMCの内容ちゃんと回収したの上手いなぁ。さらに大サビ前の間奏では「音大出身の力を見せつけてやりましょう!」と各楽器のソロパートへ。みんなめちゃくちゃかっこよかった。アルバムの中で唯一のミドルテンポ横ノリ曲がこんなにライブ映えすると思わんかった。

 

続く "レモンパイ" で照明が真っ黄色になる演出は鉄板。未だにこの曲に飽きる気配が無い。何回観ても聴いても鳥肌が止まらない。

からの、サポートドラムのソロパートから入って流れるように "スタンド・バイ・ミー"。今回「s.i.n」からの曲めっちゃ演るやん。ライブで観るの初めてやったから『態度に示せ、さぁハンズクラップ』のとこの手拍子全然合わせられへんかった()

"スタンド・バイ・ミー" が終わって各々が激しくエフェクターを歪ませてノイズを響かせたと思えば、そこからアルバムのラストナンバー "STAY with ME" へ。あの轟音の中からイントロのキーボードが鳴り始めた時はテンション上がった。

MCを挟んで、「今回のアルバムとは別に一曲、配信シングルで新曲がありまして。」と始めて自身の青春について語り、"青春と一瞬" へ。

何回も観てますよMV。毎回イントロで鳥肌立ってますよ。それを生で聴けたらそりゃもう感動がすごかったよ。泣いてはないけど。バラードが強いバンドって本物ですよね。

 

ここからの追い上げはすごかった。"ブルーベリー・ナイツ" でそろそろ本編終わりかなーと思ってたのに "OKKAKE" "keep me keep me" "ハートロッカー" と最後まで怒涛。「まだあんの?」「え?まだあんの?」と幸せに満ち溢れてました。最後までクッソ楽しかった。Ba.高野さん、最初からずっと指弾きやったかど "keep me keep me" だけピック弾きやったな。

最後まで上げるだけ上げまくって大盛り上がりで本編が終了しました。

 

アンコールはメンバーがグッズのTシャツやパーカーに着替えて登場。からのグッズ紹介コーナー。

アンコールでは "眺めがいいね" を演奏。満員のJANUS、そりゃいい眺めやったと思いますよ。

そして最後に安定の "ミスター・ブルースカイ"。すっかりラストナンバーとして定着しましたね。やのにマンネリ化しないのがすごい。毎回鳥肌立つし。良曲って褪せないんですね。

 

ほんまに良いバンドの良いライブでした。これからさらに飛躍していくのを確信できました。

でも、自分たちでも急に注目を浴びてきた現状に対して逆に不安を覚えつつ、生き残っていくことを必死に考えて模索していることが分かるなと思う。

グッズ紹介のコーナーでタオルを紹介した時に、はっとりが「ありがたいことに今年たくさんフェスに呼んでもらえてて、フェスの会場でマカロニえんぴつのタオルが見えたらすごく心強いなと思うのでよろしくお願いします!」て言ってたし、やっぱり気にしてるんやろうな。

『いかないで』と歌う "two much pain" を最近頻繁に演ってたり、"ブルーベリー・ナイツ" で『冷めないで 消えないで』『ねぇ行かないで 棄てないで』と歌ったり、 "OKKAKE" "トリコになれ" といったバンドとファンとの関係を書いた歌が最近多かったり、随所にそういう意識が見られる気がする。

 

でもまぁ、当分売れ続けると思います。インディーズ界隈では2019年は間違いなくマカロニえんぴつの年。あとネクライトーキー。令和ではもっとやばいことになると思う。

何がやばいって、絶対フルアルバムが待ち構えてるんですよね。前回も、ミニアルバム「s.i.n」とシングル「夏恋センセイション」があって、それぞれのリード曲表題曲を含むフルアルバム「CHOSYOKU」があったわけです。今回もシングルとミニアルバムが1枚ずつ出てるので、次はフルアルバムを勝手に期待してます。"青春と一瞬" はもちろんのこと、多数の新曲たちに加えて "レモンパイ" と "ブルーベリー・ナイツ" が両方入ったりするんかな?アホほど売れるんちゃうか?大丈夫か?

 

多くのフェスへの軒並みの出演、FM802のキャンペーンソングへの抜擢、令和で大暴れするのがもう目に見えてる。平成最後のライブでマカロニえんぴつを観ることができてよかった。知らん人はほんまにチェックしてほしいし、バンド名で敬遠してる人も騙されたと思って聴いてみてほしい。

 

では(=゚ω゚)ノ

 

 

マカロニえんぴつ

マカロックツアーvol.7 〜ライクからラヴへ、恋の直球ド真ん中ストライク初全国ワンマン東阪緊急登板!編〜

4/29 大阪Music Club JANUS

セットリスト

トリコになれ
ワンルームデイト
洗濯機と君とラヂオ
girl my friend
MUSIC
two much pain
ワンドリンク別
哀しみロック
恋の中
SKIP (TOMOVSKYカバー)
夜と朝のあいだ
働く女
レモンパイ
スタンド・バイ・ミー
STAY with ME
青春と一瞬
ブルーベリー・ナイツ
OKKAKE
keep me keep me
ハートロッカー

(en.)

眺めがいいね
ミスターブルースカイ