たなさと

バンドを語りたい、ただそれだけ。CDレビューやライブレポなどもするので一応ネタバレ注意

そろそろマカロニえんぴつと緑黄色社会以外のバンド探そうか業界人

ライブハウスに足繁く通う人間を省いてヒアリング対象とし、2021年飛躍したバンドと言えば?と聴けば、おそらく大半の人がマカロニえんぴつと緑黄色社会の名を挙げると思う。完全に、2019年に同じ質問をした時にOfficial髭男dismとKing Gnuが挙がるのと同レベルの2組になった。

ストリーミング再生数も億単位を出し始め、2022年になってからも勢いは止まらない。特に同じタイミングでアルバムをリリースしたのもあって、1月なんかは2組とも出ずっぱりだった。Love musicのトークゲストにはマカロニえんぴつが出演した翌週が緑黄色社会。同じ週で、CDTVでもミュージックステーションでも共演(Mステの方はSaucy Dogも出たことで更に話題になったが)。バズリズムなんかは大体トークゲストって一回の放送で1組なのに時間を分けてどちらも出演した。本当に出ずっぱりだった。おかげで "なんでもないよ、" も "キャラクター" も無事に飽きた。自分は2組とも好きなのでよかったが、ここの1週間、どっちも好きじゃない、何なら嫌いという人にとってはうんざりだったと思う。

もちろんそれぞれアルバムは買った。「ハッピーエンドへの期待は」も「Actor」も名盤である。売れるべくして売れた2組なのは間違いない。

どちらもこのアルバムを引っ提げてツアーを敢行する。マカロニえんぴつは既に武道館大成功させてるし、緑黄色社会も各地のホールを埋めまくるのだろう。もう2022年いっぱい分稼ぐんだろうなと思う。ツアーが終わったらもうしばらく何もせんでええやろってぐらい稼ぐんだろうなと思う。

そう、ツアーが終わったらもうしばらく何もせんでええやろってぐらい。

はい。

そろそろ休ませてあげてください()

アルバムリリースに伴って露出が増えるのはまぁ同然のプロモーション活動だとして、2組とも既に次のタイアップが決まってるのが凄まじい。

ちょっとタイアップのスパンが速すぎる気がするんだよな…何でも髭男やKing Gnuと比較するもんではないが、この2組よりもなまじポップなだけにポピュラーな案件が来やすいのかな。サマータイムレンダは深夜帯だが、リョクシャカはクレヨンしんちゃんの映画てまたデカいネタを。てか去年マカロニえんぴつで今年リョクシャカとか流石にそろそろ安直じゃないですか?← 去年の時点でのマカロニえんぴつの起用はついにそんなところまで売れたか〜って感じだったけど、今のリョクシャカの起用はもう正直食傷気味というか。。本当にリョクシャカじゃないといけなかったのかな?と。

全員が曲書けるから負担は分散されてると思うけど、少し心配になるステージに来てます。バズってからすぐにコロナ禍が始まった髭Gnuと違って、自分たちのツアーやりながら春フェスにもバンバン出るし。ぼちぼち仕事を選び始めてもいいのでは…と思わなくもない。

 

ていうか、もっと色んなアーティストにタイアップ取ってほしいなと思う。タイアップの力ってほんとすごいんだよ。Awesome City Club見てたら分かるやん。メンバーの脱退が続いてちょっともう厳しいのかなって思ってた人多かったと思うんだけど、そこから "勿忘" の一撃で紅白まで登り詰めたと考えると映画のインスパイアソング効果は大きかったんだよなと。

今だと、じわじわ一般層に浸透するレベルの人気が出てきたキタニタツヤや、正直名前すら存じ上げなかった優河さん等が地上波ゴールデンのドラマ主題歌になってるのとか、進撃の巨人のOPとEDがそれぞれSiMとヒグチアイなのとかすごい良いと思う。

クレヨンしんちゃんの映画主題歌がマカロニえんぴつでも緑黄色社会でもドラえもんの映画主題歌が髭男でも月9ドラマの主題歌がKing Gnuでもいいんだけどさ、大きなタイアップと言うのがもっと駆け出しのインディーズとか勢いの落ち着いてきたベテランとかのアーティストに光が当たるチャンスであってくれると嬉しいなと思うって言う話です。「大抜擢!」感が欲しい。もちろんタイアップ先の作品そのものがコケるわけにいかないので、大人の事情もあるとは思うが。偉い大人の皆さん、ぜひご検討よろしくお願いします。

 

まぁでも春からのクールのドラマやアニメ主題歌ではマカロニえんぴつも緑黄色社会もまだまだ選ばれそうですね。ゴールデン帯で。メンバー各位、ご無理のありませんよう。

 

では(=゚ω゚)ノ