たなさと

バンドを語りたい、ただそれだけ。CDレビューやライブレポなどもするので一応ネタバレ注意

今一番カッコかわいいバンドはthe peggiesで異論は認めない

先にきのこ帝国の記事を書いちゃったけど、先日the peggiesのワンマンに行ってきました!

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メジャー1stフルアルバム「Hell like Heaven」リリースツアー。ワンマンは2回目、去年の3月に行った大阪公演以来です。今思えばこれ学生ラストライブやったな。去年の秋頃にあったツアーは広島公演が無かったので、今回また行けて嬉しい。

 

会場はお馴染みCave-Be。もう今年だけで何回目だ。先行物販でラバーバンドを買い、しっかり着用して入場。

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ソールドアウトはしてないけど、かなりの人の入りに見えた!スタッフの「もう一歩前へお詰めください」の声が聞こえてくるほど。嬉しい。

 

開演時間定刻に照明が落ち、"LOVE in the TOKYO" をBGMに真っ赤な衣装で揃えたメンバーが登場。

1曲目はアルバムのリード曲 "マイクロフォン"。

サビや大サビ前のシンガロングで初っ端からテンション爆上がり。Vo.ゆうほちゃんの力強い歌声がほんまにカッコ可愛い。Ba.マキコ氏以下まぁちゃんとDr.みくちゃんがちょくちょく目を合わせて笑うのも微笑ましくて推せる。

続けて2曲目はアニメタイアップ効果で異常な伸びを記録している "君のせい"。

今もっかい観たら再生回数すごいことになってた。ペギーズ最多更新あるぞこれ。

"サマラブ超特急" では「次のギターソロでみんな飛び跳ねてくれますか!」と煽られ、その通りにフロアを揺らすオーディエンス。この時点でもう汗かいてた。ゆうほちゃんが中央に来てギターソロを弾いてる間、下手にいたまぁちゃんが上手側に来たのも良かった。

 

挨拶だけ挟み、「もうみんなホットホットホットに盛り上がってくれてると思うのでどんどん曲演っていきたいと思います!」

と声を上げて始めたのは俺がペギーズに完全にハマるきっかけになった "ネバーランド"。今聴いてもかっけぇよほんまに。

からのアルバム2曲目 "する"。1曲目がシングル曲である "君のせい" やから実質アルバムのオープニングみたいなこの曲、マジでめちゃくちゃカッコいい。音源に入ってるシンセ音も確かに鳴ってるんやけどそれ以上にギターとベースがゴリゴリの爆音すぎて圧倒された。この曲がリード曲でもなんでもないのマジで理解できねぇ。

する

する

 

電子音の目立つ演奏にちょっとダークな雰囲気がアルバムの中でも異色な "Fortune" ではミラーボールがフロアを照らし、みんな横ノリでゆったり。"ネバーランド" → "する" の流れでカッコいい以外の感情を失ったんやけど、ここでオシャレな一面も魅せられてカッコいい自体の幅まで広がってる事を体で浴びた。音源ではフェードアウトやから、アウトロの締めまでカッコよかった。

 

ここでMC。まぁちゃんが「たくさんの人に来てもらってて嬉しいです、ありがとうございます!」と言うので当然拍手と歓声が上がるも、「みんなちょっと聞いて!静粛に!」と何故か制止して一笑いを起こす。そしてお口チャックした客に、今回の動員について詳細に語る。

過去に行ってきたツアーで、広島公演は毎回このCave-Beで演っており、少しずつ動員も増えてるとのこと。最初のツアーなんか広島だけ対バンがいたんやってさ。ゆうほちゃんが「みんな本当に広島の人?」と聞いて挙手する観客たち。俺含む。続いて「他の人たちは遠くから来てくれてるのかな?」と問いかけると「山口!」「愛媛!」と、今回のツアーに含まれてない県名がちらほらと。

余談やけどおもろかったのが、「アメリカ!」という声が聞こえてきて、いやおもんないぞと思って振り返ったらマジで海外の方やったwww 日本の方に連れてきてもらってる感じやった。2,3人いたぞ外国人。グローバルになってるぞペギーズ。すごいぞペギーズ。

ちなみにこの方々、終演後の物販でも見かけたんやけど、お連れ様であろう日本人の男の人が通訳しててカッコよかったなー。俺ももっと話せるようになりたいなー。

最終的にまぁちゃんが「本当にたくさんの人に来てもらえて嬉しい。でもまだまだもっと色んなところに行きたい、山口にも愛媛にも行きたい!その為にはみんなの力が必要です!」と向上心滾る想いをぶつけて締めた。

 

MCを終えて次の演奏へ。「女の子いっぱいいると思うんだけど、次は恋愛の曲を3曲続けて演ります。女の子も、そうだったけど今違う人も楽しんでください」と謎のLGBTへの配慮を添えつつ、「いきますロマンティックコーナー!」とコールして、"ボーイミーツガール" "はちみつ" と甘々ソングを続け、さらに「懐かしい曲を演ります」と "ときめきシンフォニー" を。"ときめきシンフォニー" の一番のサビ終わりにゆうほちゃんが投げキッスしてきたので一回死にました。いやほんまに。ついさっきカッコいい以外の感情失ったのに一転可愛い以外の感情失うパフォーマンスするもん。強すぎるって。

 

続いてゆうほちゃんが「"マイクロフォン" のMVで赤い服を着てるから今回のツアーは赤い衣装で揃えてるんだけど、気付いたんだけどこれまさに広島のためみたいなもんだよね!」

赤色、そう広島カープである。

みく「カープ11連勝だってね!すごいよ!野球詳しくない私が知ってるんだから多分すごいことなんだよこれは!」
ゆうほ「私の好きなヤクルトは10連敗中です…」

ゆうほちゃんは熱狂的なヤクルトファンで有名。ちなみにこの日11連敗目してました。

野球全然詳しくないんやけど、あまりに色んなバンドがMCでカープの話するからちょっとずつ把握してきたわ。とりあえず選手の名前バティスタだけ覚えたわ。

 

MCが終わり、"ドリーミージャーニー" から終盤戦が始まる。この曲の2番の『自信がないはらいせに誰かを否定してもそれは 自分を肯定したことにはならないんだ』て歌詞がめっちゃ好き。名言やと思わん?

続いて、個人的2018年名盤10選に選ばせていただいたミニアルバムの1曲目、"GLORY"。この曲もリード曲レベルの名曲。MVはないけどライブ映像があるから貼っとく。

過去のアルバム曲を演ってくれるのはほんまに嬉しい。

終盤の畳み掛けはまだまだ続く。「ペギーズと一緒に愛の旅に出かける準備は出来てますか!」とアルバムに再録された "LOVE TRIP" を。みくちゃんテンション上がりすぎて2回ぐらいスティック落としてたw

その後ゆうほちゃんが「ペギーズの可愛いBABYたちに送ります!今から私が曲名を言ったらうわぁあああってなってくれますか!」

と叫んだのに対して、恐らくその場にいた全員が「今もう言ったけどな!」と心の中でツッこんだやろうけど、宣言通り "BABY!" へ。みんなちゃんとうわぁあああってなってた。終盤の追い上げ、みんな飛び跳ねてた。

 

最後にMCで「Hell like Heaven」に込めた想いを表明。その中で言ってた「ネガティブをネガティブで終わらせない」ていう言葉が印象に残っている。さっき書いた "ドリーミージャーニー" の歌詞もそうやけど、ペギーズの世界観ってちゃんとマイナスな部分を踏まえたうえで元気付けてくれるというか、単に無責任にポジティブを押し付けてくるわけじゃないのが良い。ゆうほちゃんもツイッターとか見ててもちょいちょい闇見せてるし(悪く言えばメンヘラ)。ロマンティックコーナーで演った3曲みたいなキャピキャピお花畑タピオカソングも "する" "JAM" みたいなメンヘラダークソングも書けるのはそういうところにあるんやろうなぁ。

そして弾き語りから入ったラストナンバー "明日"。音源にも入っている、曲の終わりのライブを模した合唱パートを実際にシンガロングで再現。

会場が一つになり、老若男女アメリカ人問わず一つになり、大盛況で本編が終了した。

 

 

アンコールでは恒例のみくちゃんによるグッズ紹介。みくちゃんも垢抜けたというか愛嬌増してるよな。初期は表情筋豊かな片桐はいりみたいな顔してたのに。喋り方は相変わらずふわふわしてて可愛い。

面白かったのが「おまじないウォレット」なる財布。ゆうほちゃんが使ってるものと同じタイプのものらしく(当然グッズの方はもっと簡素な作りになってるんやろうけど)、「これじゃなくてもいいからみんな買ってこの財布、ほんとに便利だから」って言ってた、いやそこはグッズ推そうやw

ちなみに終演後ちゃんと買いました。

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アンコール1曲目は新曲 "スタンドバイミー"。

アニメ「さらざんまい」のエンディング。"君のせい" みたいにタイアップ効果でもっとバズってほしいんやけど、MVがフルじゃないなら厳しいのかな。厳しいんやろな。おい見てるかソニー

この曲に限らず序盤から思ってたんやけど、ゆうほちゃん全然苦しそうな歌い方せんのよな。この曲のサビなんか結構声張り上げてるように聴こえるのに、飄々とこの力強い声出すからな。

2曲目、本当に最後の最後、"そうだ、僕らは" ではコールアンドレスポンスの時間が。

「せっかくたくさんの人がいるんで分けてみましょう!女の子、男の子、大人のお友達でいこうと思います!大人のお友達は自覚ある人はやってください、男の子でもいいです」

はい!大人のお友達です!

社会人やったらもう大人のお友達でいいでしょう。男の子パートでだんまり決めて大人のお友達パートで全力出しましたよ。

ガールズバンドは特にそうなんやろうけど、お一人様の男性がちょくちょくいるのでぼっちでも気兼ねなく楽しめますね。

ほんまに最後まで楽しかったです。

 

物販でさっきの財布を買い、またニューシングル「スタンドバイミー」の前金予約を。

予約特典でサイン入りステッカーもらえた。メンバー3人のうち誰のサインが入っているかはランダム。

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読めん…w 多分yuhoやと思う。ゆほちゃうでゆうほやで。

あと、「ドリーミージャーニー」も持ってなかったので一緒に購入。これでメジャーデビュー後のCDは揃えたな。インディーズのアルバムも早く買おう。

 

しかしまぁほんまに楽しかった、行ってよかった!何よりメンバーも楽しそうに演奏してて良い。すごいと思ったのが、"グライダー" 演らなかったんだよな。"君のせい" が再生回数最多更新しそうって冒頭で書いたけど、現在の最多は "グライダー" なんよ。初期の代表曲だったであろうこの曲を演らなくてもワンマンがここまで楽しいのがすごい。メジャー後のリード曲が全部アンセムと化してる証拠。強いよ。こんだけ可愛らしい雰囲気出しといてしっかり演奏で見せてくる、本物のバンドです。

強いて言うなら、ひとつだけ不満を言うとしたら、アルバム収録曲の中で "かみさま" だけ演らなかったのが残念やったかなーーーめっちゃ好きやねんけどなーーー配信EPのカップリングやからCDに収録されて嬉しかったのになーーーーー。

かみさま

かみさま

まぁ演る時までライブ行き続けますわ。

 

アニソンタイアップでバズってくれて嬉しいけど、アニソンバンドで終わるんじゃねぇぞ!令和を代表するガールズバンドになってくれペギーズ!みんなも聴いてくれペギーズ!

 

では(=゚ω゚)ノ

 

the peggies tour 2019 Hell like Heaven trip

5/26 広島Cave-Be

セットリスト

マイクロフォン
君のせい
サマラブ超特急
ネバーランド
する
スプートニク
Fortune
ボーイミーツガール
はちみつ
ときめきシンフォニー
ドリーミージャーニー
GLORY
LOVE TRIP
BABY!
明日

(en.)

スタンドバイミー
そうだ、僕らは

そういえばきのこ帝国について語ったことがなかった

またひとつ、まだまだ評価されていくべきバンドが止まってしまう。

きのこ帝国が活動休止。勿体ないなー。界隈全体でも結構な衝撃やぞこれ。

 

最近Vo.佐藤千亜妃さんのソロ活動が活発やったから、お知らせが来た時は予想ついてしまってたけども。

Ba.谷口さん脱退かー。家業継ぐのかー。まぁでも割と正直かつ綺麗な閉じ方ではあるよね。

こないだのハンブレッダーズ吉野の件もそうやったけど、ちゃんと全部表明してくれたら聴き手側としてはまだ受け入れられるというか。

まぁ欲を言えば最後にツアーしてほしかったけどなー。当日付でスパッと休止されるとほんまに円満なのかなとは思ってしまわなくもない。

ワンマン行く機会が最後まで無かったなぁ。これまでのツアーも、近場の公演が無かったり、あってもド平日やったり。

フェスやイベントでは観たことあったのが救いか。2016年のメトロックと2017年のロッキンレディオ。メトロックで "スピカ" 演ってくれたの嬉しかったなぁ。

Spica

Spica

  • きのこ帝国
  • J-Pop
  • ¥250

ハマったのこの辺の時期やったんよな。ちょうどメジャーデビューした時か。"桜が咲く前に" とか "怪獣の腕のなか" がめちゃくちゃ気に入って。

優しすぎるだろこの雰囲気。"ユーリカ" "海と花束" 辺りも当時から知ってたけど、自分のタイプってやっぱりポップ寄りなんかな。バンドとしては一番ボロクソ言われてた時期やったけどな。

「猫とアレルギー」でやいやい言われて、「愛のゆくえ」では再評価されて。でもそれまでの知名度を覆すレベルで「タイム・ラプス」がめちゃくちゃ絶賛されてて、"金木犀の夜" もすごい伸びてさ。ここから余計に一般に浸透していくんやと思ってたんやけどな。

千亜妃さんのソロ活動もそれぐらいから始まったけど曲調は全然違うし、完全に棲み分けてんやなーと思ってたのにバンドの方が止まってしまったか。

 

最後の曲は "夢見る頃を過ぎても" になるのか。

"金木犀の夜" の伸びがすごかったけど、こっちも好きやで。昔のきのこ帝国と今のきのこ帝国の魅力が上手く合わさってる気がする。曲調にしても声にしても。そういう意味では奇しくも最後の曲にふさわしくなってるのかな。

 

これからはソロ活動充実させていくんやろうなぁ。やっぱり願わくばきのこ帝国を続けてほしかったけど、まぁ本人のやりたいことを末永く続けていってくれたらなと思います。

きのこ帝国に限らずどんなバンドの休止や解散でもそうやけど、音楽はずっと残るからね。ずっと聴き続けますね。

 

では(=゚ω゚)ノ

ココロオークションめちゃくちゃライブバンドやんけ

こんにちは。先日のTHURSDAY'S YOUTHの記事がご本人方に反応をいただき、しばしの間アクセス数がえげつないことになりました。読んでくださった方々ありがとうございます。これからもよろしくお願いします。

 

 

何気に令和初ライブ、ココロオークションのワンマンに行ってきました!

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3月に行ったハルバン、1日目の一番最初に観たココロオークション。諸事情で少し遅れて頭数分見逃し、規制直前レベルに人も多くてあまり見えなかったので、その場で物販にて手売りチケットを購入。何だかんだリリース作品も多くて結構な数の楽曲があるし、MV曲も好きなものが多いので、一度ワンマン行ってみたいと思ってました。あと、同じ奈良出身のバンドやし。

ちなみにココロオークションについては去年の夏にも記事書いてます。

よければ。

 

会場は広島BACK BEAT。正直キャパに対して全然人が入ってる印象は無かった。ハルバンではもうひと回り大きいCave-Beでも結構な動員やったけど、やっぱりワンマンになるとなかなか満員とはならんのかねー。

 

入場時にこんなものをもらった。

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開くと中には「20問20答」と題し、メンバーひとりひとりへのQ&Aが。凝ってんなーと思いつつ開演時間を待つ。

すると15分前ぐらいから会場内にメンバーの声で謎のMCが流れ始めた。あぁよくあるタイプの、注意事項とかを本人たちの収録音声で流すやつかなと思ったら「ココロオークションのココラジ!」と称してラジオ番組を模したトークを始めた。内容は、さっきの20問20答の内容について説明したりツッコミあったりするもの。なるほどね〜これで配布物もちゃんと読んでもらえるし早く来た人も退屈しないから、上手いなと思いながら聴いてた。その中で話してて初めて知ったんやけど、Dr.井川さん双子らしい。

…と思いながら聴いてたら開演時間になったんですけど…

このラジオ番組もどきのくだりいつまで続くの?開演時間なったけど始まらんの?と思いながらも聴いてたら最後にメンバーが挨拶して終わったんやけど、最後に井川さんが挨拶した時に

「ドラムの井川聡でした!(変声)」「…井川なんか声変じゃない?」「あれ?これ井川ちゃう、双子の弟の方や!」「本物の井川はどこだー!?」

という茶番と同時に会場が暗転してステージが照らされ、そこにはドラムセットで準備万端の井川さんが!

そして井川さんのコールで残りのメンバーが登場し、本編がスタートした。そういうことやったんか。20分近く前からずっとオープニングやったってことか。このやり方はマジで初めて見たな。感動した。

始まりまでの話長いな!

 

というわけでここからライブ本編。

初期の4つ打ち代表曲 "ナゾノクサ" "夢の在り処" から始まり、アルバムの1曲目を飾る "RUN" へと繋げる。

挨拶を挟んで演奏されたのは、流通前の音源にしか収録されてない "シャバ・アーサナ"。ココロオークションには珍しいゴリゴリナンバー。

その後アコギに持ち替え、「花にまつわる曲を2曲」と言って "手のひら" "向日葵" を演奏し、アルバム曲を着実に消化していく。

 

続く途中のMCではGt.テンメイさんが「チャラけたMCもいいけど、俺はもっとスタイリッシュになりたい」と話し始める。Vo.粟子さんが「Suchmosみたいな?King Gnuみたいな?」と煽り、テンメイさんは「あっそうKing GnuKing Gnu」と返す。うんまぁ確かに見た目似てなくはないかもね。彫りの深さ失った常田大毅みたいな顔してるよねテンメイさん。

しかし、そんなフリをしておきながら「みんなパトカーって乗ったことある?俺こないだ職務質問受けた」というスタイリッシュの欠片も無い話題にw ちなみに粟子さんはあるらしいとのことで周りが掘り下げると

粟「小学生の頃財布拾って届けたらご褒美に乗っけてもろた」
テ「お前のこともっと好きになったわ」

というその場がほっこりするだけのお話でした。w

結局職務質問の話はパトカー乗せられて荷物調べられてすぐ解放されて、せっかくなので帰り際に警官にバンドの宣伝してきて終わったという普通のストーリーでした。

でもバンドマンってよく職質されるらしい。その後、先日の高松公演にて、対バンのLAMP IN TERRENと控室で話してて、自分たちもよく職質されるよって言ってたとのこと。なんか、中の見えにくい機材車とか、エフェクターとかを入れた黒くて大きい箱が怪しく見えてしまうんやってさ。なるほどーと思った。

つかココロオークションとテレンのエピソードとか推しと推しの絡みで尊いっす。

MCの話長いな!

 

続いて粟子さんが「今回のツアーの為に作った夏の四部作を」と曲振りし、"夏の幻" → "雨音" → "線香花火" → "蝉時雨" をメドレー形式で。リリース順的にもMVのストーリー的にも最初であるはずの "蝉時雨" を最後に持ってきたのは何か意図があったんやろうか。俺は4曲の中で "夏の幻" が一番好きやから一発目に来て鳥肌やばかったけどな。あと "蝉時雨" 以外の3曲が全部キー下がってたのも新鮮やった。今回のメドレー仕様なのか、元々ライブでは下げてるのかどっちなんやろ。

続いて暗転中に粟子さんがギターを置いたと思ったら突然帽子を脱いでキャップに替え、革ジャンを羽織り、最前のお客さん方がクスクス笑うなか "なみだ" の演奏が始まる。再び照明が点いたと思ったらメンバー全員サングラス。謎の様相で謎のハンドウェーブを煽る謎のヒップホップスタイル。謎。まさかココロオークションにピンボーカル曲があるとは。つかこのスタイルを取れる曲があるならもっとパフォーマンスの幅広がりそうやなと思った。売れてるバンドのボーカルどんどんギター弾かなくなっていってるしな。

 

再びMCへ。改めてメンバー紹介しつつ、今回は井川さんのターン。

井川さんyoutubeチャンネル持ってるらしいです。知らんかった。

視聴回数が底辺のそれ。

というわけで今回のツアーでチャンネル登録数を1000人に増やすことを目標としているらしく、なんとMC中に客にスマホを取り出させてチャンネル登録させる流れにw こんな形でオーディエンス巻き込んでくるバンドやとは思わんかったわ。

Ba.大野さんの「みんなとりあえず一回登録してあげて。登録だけしたらもう一回押したら解除出来るから。」がめっちゃおもろかった。

まぁ俺チャンネル登録しませんでしたけどね← 通知とか来るの鬱陶しそうなのでどんなアーティストでもチャンネル登録をしたことはありません。動画にしろMVにしろアップされたら大体ツイッターで告知されるしな。

ちなみにその一連のくだりでチャンネル登録者数15人増えたみたいです。270人から285人になったみたいです。

井川「15人も増えたぞ!この調子なら1000人いける気してきた!」
粟子「いやいけるか…?あと700人やで?」
大野「とりあえずみんなもう一回押したら解除できるからね」
井川「おおおおおい」

ほんまに茶番。コント。MCでこんなふざけてくるバンドやとは全く思ってなかった。まぁ、関西人やしね。

 

MCはここで終わり、「頑張れさっちゃん」とひたすら井川さんを励まし続けるだけの謎のコールアンドレスポンスへ。

「元気が出てきた!最近ずっと元気なかったけど元気が出てきた!」と叫ぶ。メンバーの「嘘つけ元気やったやん」「朝からめっちゃ元気そうやったやん」というツッコミを全部スルーし、「今なら飛べそうだ!」と飛ぶって英語で何ですか!フライですね!"フライサイト"!!」と叫んで終盤戦スタート!

MCの話長いな!

 

こんなふざけたフリで始めていいんかとは思うが、メジャーデビューアルバムのリード曲である "フライサイト" は安定の盛り上がり。"ナゾノクサ" でも思ったんやけど、なんかサビのリズムが音源と違う気がする。"フライサイト" は過去のライブでもそう感じた。テンポは落としてないと思うんやけどドラムパターン変えてるんかな?

新曲を、と言って披露したアルバム2曲目の "アイデンティティ" は、CDで聴いてた時はイントロでここまでベースのスラップが聴いてる曲やとは気づかんかった。カッコいい。ていうかあれやな、大野さん全部指弾きなんやな。一曲もピック使ってなかった。

からの「音楽に人生を変えられた男の歌」と定番の曲振りで始まったのは "ヘッドフォントリガー"。大サビ前の『狙い澄まして3秒で放て』の後の3カウントで3,2,1と指を掲げていくノリがあるようだ。

続いてアルバムのリード曲 "ハンカチ"。

ハルバンで初めて聴いた時から爽やかで良いなと思ってた曲。今回も変わらずの盛り上がりでした。

ストーリー仕立てのMVが有名なココロオークションやけど、歌詞にもここまでストーリー性があるのはレアやな。この歌詞めっちゃおもろいですよね。1番のサビで『部屋にアロマ置くのも (中略) 全部 君を好きになったせいです』って言ってたのに2番で『ギターもポチったぜ もうすぐ届くんだ アロマと一緒に』ってもうアロマ2個目買ってるからな。

 

本編最後はアルバムのラストナンバーでもある "タイムレター"。

『歌が好きな子供だった 寂しくなるのがとても嫌いだった 友達より体が小さかった 置いていかれないように必死だった』

という歌いだしで始まるこの歌は粟子さんの実体験というか、粟子さんは本当に病弱だったらしい。演奏前のMCで言ってたんやけど、幼い頃に病気という病気は全て経験して、10回ぐらい入院したとのこと。

初めて音源聴いた時から2番の『できないことがたくさんあった できた時はたくさん喜んだ』って歌詞がめっちゃ好きで。病弱エピソードが無くても感動してたと思うんやけど、ここを聴いてる時にマジで泣きそうになった。

 

本編はこれで終了し、アンコールでは1曲だけ "景色の花束" を。この曲アルバムの1曲目やけど、『どうか元気で 笑顔でいてね』て歌詞があるみたいにめっちゃ最後を締めくくるにちょうどいいよね。

 

 

帰り際に物販。終演後の物販は本人達が登場。ラバーバンドとCD買った。

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CDは置いてた中で唯一持ってなかった「CANVAS」を。粟子さんにサインもらった!

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この時に「僕も奈良出身なんですー」てお話しさせてもらってて、その時に粟子さんが「奈良に新しいライブハウス出来るらしいよね」て言ってたんやけどマジ?全く知らんかったんやけど。マジやったら激アツ。奈良にもキャパ5〜600ぐらいのちょうどいい箱が欲しい。NEVERLAND(キャパ250)の次がもうなら100年会館(キャパ1400強)なのは加減分かってなさすぎる。

 

 

以上です!

ワンマン初めて行ったけど、バンドのイメージが割と変わった。もっとたるい綺麗事を吐くだけのMCしそうなイメージやったけど、こんなにエンタメ性に富んだライブをするとは。これはワンマンに行かな観られへんものやな。いやマジで職務質問とチャンネル登録者数の話合わせてサーキットの持ち時間分ぐらい喋ってたからな。

普通に演奏もかっこよかった。音源では分からんかった部分とか、ワンマンでしか出来ないメドレーとか、こんなにライブ映えするバンドやとは知らんかった。

もっとワンマンに行く人が増えたらいいなと思う。今回のセトリでも思ったけど最新アルバム曲以外は過去のMV曲多めで初見殺しなところもないし、誰が行っても楽しめるんじゃないだろうか。

とにかくもっと売れてほしい!奈良出身として応援してます!

 

では(=゚ω゚)ノ

 

 

ココロオークション

4thミニアルバム「VIVI」リリースツアー

5/18 広島BACKBEAT

セットリスト

ナゾノクサ
夢の在り処
RUN
シャバ・アーサナ
手のひら
向日葵
夏の幻
雨音
線香花火
蝉時雨
砂時計
なみだ
フライサイト
アイデンティティ
ヘッドフォントリガー
ハンカチ
Orange
タイムレター

(en.)

景色の花束

みんなちゃんとTHURSDAY'S YOUTH知ってる?

THURSDAY'S YOUTHというバンドを知っていますか。知らん?

じゃあ、Suck a Stew Dryというバンドを知っていますか。字面は見たことある?

 

5人組のバンドSuck a Stew Dryがメンバー脱退の後に活動休止し、残った4人で再開したバンド、それがTHURSDAY'S YOUTHです。

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一見するとただの改名に見えるけど、彼らの場合は完全に別バンドとしての再始動である。サーズのライブではサック時代の曲は一切演奏していない。

 

Suck a Stew Dryは知ってる人多いんじゃないかな。2014〜2015年辺りに普通に勢いあったと思うんです。

少なくとも僕が2015年に一番ハマっていた年間ベストバンドは間違いなくサックである。2014年、グドモのコンピで "世界に一人ぼっち" を聴いて「あれ?めっちゃ良くない?」てなってたところにタイミングよくフルアルバム「ジブンセンキ」がリリースされ、リード曲 "僕らの自分戦争" がマジで一発で刺さった。

今でも本当に好きだよ、この2曲。

 

ワンマンこそ行けなかったけど、2015年のRUSH BALLのATMCステージで観てほんまにかっこよかった。

インストアイベントでVo.篠山さんと話す時に緊張しすぎて謎に身長聞いたのを今でも覚えてる。182cmですって。羨ましい。

 

その後ハイペースにリリースもツアーも行うも、2016年にGt.フセタツアキさんが脱退し、それに伴いそのまま活動休止。

正直ね、泣きました。好きなバンドが解散や休止する時、そのバンドに対してなんだかんだ新譜を毎回買うほどではなくなってたり貢ぐ熱量が多少下がってたりするんやけど、ここまでリアルタイムで好きなバンドが足を止めるのは初めてやった。

(今年に入ってヒトリエが大きくそれを塗り替えていったが。)

 

だから、THURSDAY'S YOUTHとして活動再開した時はほんまに嬉しかった。活動再開ってこんなに嬉しいんやと思った。

が。

THURSDAY'S YOUTHになった途端いくらなんでも知名度下がりすぎじゃないか???

 

サック時代に比べて明らかにMVの再生回数も伸びてなさすぎるし、出演するイベントも自主製作レベルのインディーズバンドがメインのサーキットとかが多くなってて、どんどん規模が縮小している。ラシュボのみならずロッキンやCDJにも出演していたバンドが前身になっているとは思えない。

楽曲のクオリティが落ちているとは全く思わない。ギターが一人減ったけど、むしろ演奏はシンプルになって洗練された感あるし、篠山さんの歌声もサック時代の一時期と比べるとクセがなくなってカッコよくなってる。

歌詞の世界観も健在である。基本的に暗くて後ろ向きだが、自身はその中に希望を見つけようとしている。一方で他人(聴き手)には無理に自分を変えさせたり前を向かせたりしないでいてくれる。キャッチーなメロディは少し減ったように思うが、それも歌詞を引き立てている。然る時に聴くと、本当に自分が求めているのはこういう歌だと思える。

強いて言うならやっぱり曲調かな。フェスに出だした頃からどんどん明るい曲が増えていった。そこが界隈には受けていたのかも知れんし、実際俺も最初はそこに惹かれた。でも、4つ打ちの分かりやすいリズムとか、鋭いギターリフとか、そういったものはほとんどなくなった。初期の曲を聴くと、「あぁ、この頃にやりたかった事を今THURSDAY'S YOUTHでやってるんだろうな」と思うし、それが上述のフェス層には向かないのも正直分かる。ヤバTのように盛り上げてはくれないし、sumikaのように幸せな気分にもさせてくれない。

 

とは言え、もう本当に、「Suck a Stew Dryが改名して活動再開した」という事実が単純に知られていないんじゃないかと思う。2014〜2016年辺りにサックをフェスやイベントで観て良いなと思った人たちが、曲単位で気に入っていた人たちが、サーズの存在に気づいていないんじゃないか。いやさっきも言ったようにね、そう言った人たちが今のサーズを聴いて良いと思うかは怪しいんや。でも大半のリスナーがそもそも出会ってすらないと思うんや。出会ったうえでやっぱりダメだった人はヤバTとsumika聴いといてください。

 

有名どころのイベントに出なくなったり、極端にリスナーの耳に届かなくなったりしている理由としては、やっぱりサック時代の曲を全く演らなくなったのが大きいのかなぁ。例えば、[ALEXANDROS]も改名以降[Champagne]時代の曲を一切演らなくなってたら、今ほどの人気になってなかったと思うんです。まぁメンバー減ってもないし活動休止もしてないから事情が全く違う以上並列すんのもどうかと思うけど。

しかしそれでも篠山さんは度々ツイッターSuck a Stew Dryはもう演りたくないと言っている。一番勢いがあった2015年辺りの作品を振り返り、当時が一番音楽を辞めたかったとまで言っている。終盤の楽曲はあまり自分のやりたかったことではなく、事務所にやらされていたものだと思われる旨の発言も一時期は見られた。

確かにサックとしての最後のミニアルバム「Wake me up!」、フルアルバム「N/A」は初期に比べるとかなり明るい曲、激しい曲が増えていた。個人的には振り幅の大きさにも感動したしメロディの綺麗さも衰える気配無くて全曲好きやったんやけど、本人は納得いっていなかったようである。

 

それに比べると今は事務所も辞めてフリーになり、自分のやりたいことをできてる様子。最新のアルバム「Anachronism Pt. 1」を聴いてると、歌い方に無理がないと言うか、良い意味で力が抜けて気怠げな雰囲気が出ている。心地良い。

大衆に受ける楽曲でフェスに出るよりも、自分のやりたい音楽で細々と続けていくことを選んだのかも知れない。

それでも自分はもっと売れてほしいと思う。今のTHURSDAY'S YOUTHの楽曲が評価されるように聴き手側が変わってほしい。まずは知ってほしい。

 

Suck a Stew DryもTHURSDAY'S YOUTHも、良いバンドだよ。「どこが良いのか俺にもわかるように説明してくれ」と言う人がいたら、いつまでも説明してやる。

活動休止のイメージのままで止まってる人、迷わず聴いてみてください。もちろん、全く知らなかった人もこの機会に。

 

ちょうど今、新譜の制作にあたってクラウドファンディングで資金を集めているところ。下記のサイトから応募できるので、是非皆さんよろしくお願いします。

 

では(=゚ω゚)ノ

ハンブレッダーズをずっと推せると思った話

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ハンブレッダーズのGt.吉野エクスプロージョンが、正式メンバーから外れてサポートメンバーとして関わることになった。

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先日のお知らせは正直、新しいと思いましたね。その手があったかと思った。

サポートメンバーだった人が正式加入ってニュースは頻繁に見るけど、逆に正式メンバーがサポートに降りるってのは初めて聞いた。いや他にも例あるんやろうけど俺は初めて聞いた。

でも確かに上手いやり方ですよね。脱退したってどうせ当面はサポート入れなきゃライブ出来ないんやから、宣言だけしてこれからもちょくちょく出てきてくれたらいい。これからもあの絶対にまともな顔で演奏出来ない変態のギターソロを観られる機会が残っているというのは素敵な事だ。

サポートメンバーとしてこれからも関わっていくっていう形も素敵やなと思ったけど、何よりここに至る経緯というか、理由がほんまに飾らなくてすごいと思った。

「社会人として生きる事を選択しました。」

こんな純度の高い大切なお知らせがあるか。

お知らせの文面もムツムロのブログも吉野本人のツイートも、嘘がないというか、いい意味で生々しい。最低限の表現しかしてないのに具体的で、しっかり伝わってくる。

「吉野は吉野自身が守りたいものの為に会社員として働く道を選んだ」「吉野の仕事を応援したいと思っています」

これが全てやろ。これ以上何もいらんやろ。「各々が思い描くバンドとしての姿に少しずつズレが生じ〜」とか「バンド活動の中で見つけた新しい夢に向かって〜」とか、よくある結局何なのか全然分からん言い回しで濁す必要なんか無いんやなと思った。

 

本当に、全員の想いが尊重されてる。降りるメンバーも、残るメンバーも、ファンも。いわゆる「大切なお知らせ」で、ここまで全ての立場に立って考えられる?思いやりがすげぇよ。小学校6年間の授業全部道徳やったんか。

まぁ今後他のバンドが似た状況になった時に同じ対応が出来るかと言ったら難しいけどね〜。人間関係なりお金なり色々事情がある場合もあるやろうしそんなもんケースバイケースやからね〜。

 

とりあえず、今後もハンブレを応援し続ける事は変わりない。ムツムロ今月中に新曲のMV公開するってブログの終わりに書いてたね。楽しみ。

ハンブレッダーズ、これから何があっても大丈夫やと確信しました。ずっと聴かせていただきます。

 

推し続けるしかないやろ、こんな奴ら。

 

では。

令和と26歳のご挨拶。

こんにちは。令和最初の更新です。

私事ですが本日26歳の誕生日を迎えました。 もう言い逃れ出来ないレベルのアラサーになってきました。

令和でも26歳でも引き続き、CDを買い倒し、ライブに行き倒したいと思います。

 

このブログももうすぐ開設して一年になります。我ながら思ったより続いてるなと。こんな一般人の日記を読んでくださってる方々には感謝です。ありがとうございます。

今のところまだまだ続けるつもりです。これからもよろしくお願いします!

 

 

現時点のライブ予定

5/18 ココロオークション@広島BACK BEAT
5/26 the peggies@広島Cave-Be
6/01 夢みるアドレセンス@広島SECOND CRATCH
6/08 感覚ピエロ 対バン:ヒトリエ(出演キャンセル)@奈良NEVERLAND
6/09 緑黄色社会 対バン:ネクライトーキー@心斎橋BIGCAT
6/16 パスピエ@広島SECOND CRATCH
6/22 ねごと@広島SECOND CRATCH
7/13 ビレッジマンズストア@神戸太陽と虎
8/30 Mrs. GREEN APPLE@上野学園ホール

 

 

では(=゚ω゚)ノ

平成最後のライブがマカロニえんぴつでよかった

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平成最後のライブ!マカロニえんぴつのワンマンに行ってきました!!

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えげつない勢いで伸びてる新曲 "ブルーベリー・ナイツ" を擁するミニアルバム「LiKE」のリリースツアー。広島公演がちょうど引っ越しの時期で、行けるかなーどうしようかなーと思ってたらソールドアウト。しかしその後、今回の追加公演が発表され、「LiKE」封入先行で何とかチケットを確保できました。

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っていうか結局追加公演も含めて全公演ソールドアウトですからね!!おめでとうございます!!いつの間にそんな売れたんや!!

 

会場は心斎橋JANUS。去年のミナホでも行かなかったからだいぶ久々ですね。未だに場所が曖昧です。というか心斎橋が未だに曖昧です。

入場後すぐに物販でTシャツを買って着替えて参戦。

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この、ぱっと見あんまりバンT感ないデザインが良い。

 

ソールドしてるだけあってパンパンやし、入場にも時間かかったし、コインロッカー埋まってて使えんかったし、ほんま大人気ですよもう。

 

定刻に照明が落ち、メンバーが登場。

音出し無しでいきなり "トリコになれ" からスタート。続いて "ワンルームデイト" と、ミニアルバム5曲のうち2曲を初っ端から入れてきた。この時点で以降のセトリが全く予想つかんくなり、より楽しみが倍増。前も何かの記事で書いたけど、ミニアルバムとかシングルのリリースツアーって新曲が少ないから、過去曲への期待めっちゃ高まるんですよね。

"MUSIC" では定番の『朝飯抜くのはダメ』で合唱。からのハルバンでも聴いた "two much pain"。調べたら最近のライブで頻繁に演ってるみたいやし、しばらくは演奏されるのかな?観る予定がある人はチェックしとくと吉です。

「大阪の皆さん!東に負けないものがありますよね!そう、声量ですね!!」と煽り、 "ワンドリンク別" で全力の掛け声。からの "哀しみロック" は今回のセトリの中で一番予想外。めちゃくちゃテンション上がった。し、汗かいた。

 

ここで一旦暗転して再び照明がうっすら点いたと思えばステージにははっとり一人。「弾き語ります!」

マカロニえんぴつの曲で弾き語りと言ったら「CHOSYOKU」の "有色" ぐらいしか思いつかんかったんやけど、歌い始めたのはアコースティックバージョンの "恋の中"。こういうアレンジが観られるのはほんまにワンマンの良いところやなと思う。ちなみに、最初歌詞間違えてやり直してましたw 「もっかいやらしてくださーいw」て笑ってんのほっこりした。客席から「頑張れ!」と野次が飛んで「うるせぇ!」って即答してたのもおもろかった。

続いて弾き語り2曲目、聴いたことない曲やった。演奏後に「スキップでした!」とはっとり。新曲ではなさそうやから、自主製作時代の曲かなと思ってたけど、聞き取った歌詞を基に帰りに調べてみたらTOMOVSKYさんの楽曲 "SKIP" のカバーやったみたい。

続いて "夜と朝のあいだ" を歌い始めて、結構弾き語りコーナー長いなと思ってたら一番サビの終わり頃に他のメンバーが出てきて、二番からバンドの演奏が開始。あぁそういえば元々この曲そういう構成やったわと納得。弾き語りコーナーが終わってバンド演奏に戻していく流れが完璧すぎて感動した。

 

MCでは、Key.長谷川さんが物を食べるのがめっちゃ速いという話に。長谷川さんが「ちょっとずつ食べてると幸せが逃げていく、一気に食べたら幸せを一気に感じられる」と持論を展開してメンバーにも客にも一切理解されてなかったのクソおもろかったなw 最終的に

長谷川「はっとりくんとか食べるのゆっくりじゃん、だいぶ幸せ逃げてるよ。俺が100だとしたらはっとりくん70ぐらいしか幸せ得られてないよ」
はっとり「別にいいよ70でも」

て一蹴されてたw

続いて「皆さんはGWにどこか行くんですか?」という話題に。東京!白浜!伊勢!と声が挙がる中、はっとりが「偏見なんですけど、マカロッカーは家でNetflixなんじゃないですか?」つって笑いが起こる。まぁ俺は近いものがありますね。Netflixは契約してないからずっとyoutubeですね。

 

MCを「皆さんやっぱり働く女ってことですかね?」と締めて、文字通り "働く女" へ。二番の歌詞の『誕生日にとっておいた有給 なんで一人でケーキだ?』を『なんで一人でNetflixだ?』にアレンジ。ネタを交えつつMCの内容ちゃんと回収したの上手いなぁ。さらに大サビ前の間奏では「音大出身の力を見せつけてやりましょう!」と各楽器のソロパートへ。みんなめちゃくちゃかっこよかった。アルバムの中で唯一のミドルテンポ横ノリ曲がこんなにライブ映えすると思わんかった。

 

続く "レモンパイ" で照明が真っ黄色になる演出は鉄板。未だにこの曲に飽きる気配が無い。何回観ても聴いても鳥肌が止まらない。

からの、サポートドラムのソロパートから入って流れるように "スタンド・バイ・ミー"。今回「s.i.n」からの曲めっちゃ演るやん。ライブで観るの初めてやったから『態度に示せ、さぁハンズクラップ』のとこの手拍子全然合わせられへんかった()

"スタンド・バイ・ミー" が終わって各々が激しくエフェクターを歪ませてノイズを響かせたと思えば、そこからアルバムのラストナンバー "STAY with ME" へ。あの轟音の中からイントロのキーボードが鳴り始めた時はテンション上がった。

MCを挟んで、「今回のアルバムとは別に一曲、配信シングルで新曲がありまして。」と始めて自身の青春について語り、"青春と一瞬" へ。

何回も観てますよMV。毎回イントロで鳥肌立ってますよ。それを生で聴けたらそりゃもう感動がすごかったよ。泣いてはないけど。バラードが強いバンドって本物ですよね。

 

ここからの追い上げはすごかった。"ブルーベリー・ナイツ" でそろそろ本編終わりかなーと思ってたのに "OKKAKE" "keep me keep me" "ハートロッカー" と最後まで怒涛。「まだあんの?」「え?まだあんの?」と幸せに満ち溢れてました。最後までクッソ楽しかった。Ba.高野さん、最初からずっと指弾きやったかど "keep me keep me" だけピック弾きやったな。

最後まで上げるだけ上げまくって大盛り上がりで本編が終了しました。

 

アンコールはメンバーがグッズのTシャツやパーカーに着替えて登場。からのグッズ紹介コーナー。

アンコールでは "眺めがいいね" を演奏。満員のJANUS、そりゃいい眺めやったと思いますよ。

そして最後に安定の "ミスター・ブルースカイ"。すっかりラストナンバーとして定着しましたね。やのにマンネリ化しないのがすごい。毎回鳥肌立つし。良曲って褪せないんですね。

 

ほんまに良いバンドの良いライブでした。これからさらに飛躍していくのを確信できました。

でも、自分たちでも急に注目を浴びてきた現状に対して逆に不安を覚えつつ、生き残っていくことを必死に考えて模索していることが分かるなと思う。

グッズ紹介のコーナーでタオルを紹介した時に、はっとりが「ありがたいことに今年たくさんフェスに呼んでもらえてて、フェスの会場でマカロニえんぴつのタオルが見えたらすごく心強いなと思うのでよろしくお願いします!」て言ってたし、やっぱり気にしてるんやろうな。

『いかないで』と歌う "two much pain" を最近頻繁に演ってたり、"ブルーベリー・ナイツ" で『冷めないで 消えないで』『ねぇ行かないで 棄てないで』と歌ったり、 "OKKAKE" "トリコになれ" といったバンドとファンとの関係を書いた歌が最近多かったり、随所にそういう意識が見られる気がする。

 

でもまぁ、当分売れ続けると思います。インディーズ界隈では2019年は間違いなくマカロニえんぴつの年。あとネクライトーキー。令和ではもっとやばいことになると思う。

何がやばいって、絶対フルアルバムが待ち構えてるんですよね。前回も、ミニアルバム「s.i.n」とシングル「夏恋センセイション」があって、それぞれのリード曲表題曲を含むフルアルバム「CHOSYOKU」があったわけです。今回もシングルとミニアルバムが1枚ずつ出てるので、次はフルアルバムを勝手に期待してます。"青春と一瞬" はもちろんのこと、多数の新曲たちに加えて "レモンパイ" と "ブルーベリー・ナイツ" が両方入ったりするんかな?アホほど売れるんちゃうか?大丈夫か?

 

多くのフェスへの軒並みの出演、FM802のキャンペーンソングへの抜擢、令和で大暴れするのがもう目に見えてる。平成最後のライブでマカロニえんぴつを観ることができてよかった。知らん人はほんまにチェックしてほしいし、バンド名で敬遠してる人も騙されたと思って聴いてみてほしい。

 

では(=゚ω゚)ノ

 

 

マカロニえんぴつ

マカロックツアーvol.7 〜ライクからラヴへ、恋の直球ド真ん中ストライク初全国ワンマン東阪緊急登板!編〜

4/29 大阪Music Club JANUS

セットリスト

トリコになれ
ワンルームデイト
洗濯機と君とラヂオ
girl my friend
MUSIC
two much pain
ワンドリンク別
哀しみロック
恋の中
SKIP (TOMOVSKYカバー)
夜と朝のあいだ
働く女
レモンパイ
スタンド・バイ・ミー
STAY with ME
青春と一瞬
ブルーベリー・ナイツ
OKKAKE
keep me keep me
ハートロッカー

(en.)

眺めがいいね
ミスターブルースカイ