たなさと

バンドを語りたい、ただそれだけ。CDレビューやライブレポなどもするので一応ネタバレ注意

コロナ禍でのライブを振り返る回

新型コロナウイルスが第5類に引き下げられ、いよいよコロナ禍が形式上終わりを迎えた。それに伴い、コンサートにおけるガイドラインもなくなり、マスクにしても声出しにしても完全に個人の自由になった。丸3年かかった。

勿論、取り扱いが変わっただけでコロナ自体が無くなったり気をつけなくて良い存在になったりしたわけではない。むしろより一層基本的な対策には気をつけないといけなくなった。自分も、日常生活では暑くなってきたのもあって外している状態が多くなっていくと思うが、ライブの時はもう少しこれまでのやり方を続けようかなと思っている。

とはいえ、一応ルールとしては感染対策を義務付けられるライブというのは基本的になくなったわけで。このタイミングで、コロナ禍における自分のライブ参戦歴を振り返ってみようと思う。

書くことないのでただの自分語りの回です。

 

 

コロナ禍黎明期(2020年1〜2月)

「なんか中国の方でヤバいことになってるらしいね」「ついに日本でも出たらしいね」ぐらいの時期。とりあえずマスクはしとくかーって感じだった。

印象に残ってるのはそんな状況での東京ライブ、フィリピンのバンドIV OF SPADESの初来日公演。このタイミングで海外のバンドってって感じだけど行ってよかった。マスクしてめっちゃ気をつけて行った思い出。対バン相手のSPiCYSOL共々、今はもう活動休止してるもんなぁ。

あと神宿のワンマン。この頃にはライブでもマスクを求められるようになり、特典会もマスク必須になってたな。

ちなみにコロナ禍前最後のライブはBIGMAMAでした。

 

 

コロナ禍開始(2020年3〜8月)

一気に全てのライブ予定が消し飛びました。当時3〜6月ぐらいまで予定あったけど全滅。延期に延期を重ねた末の払い戻しのオンパレード。ゴールデンウィーク、一番最初の緊急事態宣言の時はマジでこの世の終わり感あったもんな。それでも配信ライブだったりリモート収録の番組が沢山提供され、あの時の作り手側の皆さんには敬意を表するしかないです。

 

 

コロナ禍でのライブ復活(2020年9月〜2021年2月)

マスクの着用、体温計測などを必須として少しずつライブが再開されてきた。先陣切って開催したラッシュボール、ほんと流石でした。

自分が年度内に行けたのは3本のみ。コロナ禍一発目、野音でのLAMP IN TERRENと緑黄色社会のツーマンはあまりにも俺得すぎたなぁ。晴子氏の涙は忘れられない。

フェスではコロナ禍初になったOSAKA GENKi PARKもとても良かった。10月のスポーツの日がある連休のところだから、今はミナホが復活していることを考えると本当にこの年限りのフェスだっただろうなと思う。時期や会場を変えてまたやってくれてもいいよ。

そしてコロナ禍初ワンマンはインディゴ。かなり前の方でとてもゆったりと観られた記憶。

このライブもそうだったけど、人数を分散させる意味で二部制のライブが沢山開催された時期でしたね。今思うと懐かしいぐらいのコロナ禍ならではのかたち。そしてそれでも全然ガラガラで、まだまだライブというものに対する社会の不安が拭われない時期でした。

 

 

コロナ禍でのライブハウス(2021年4〜12月)

コロナ禍初のライブハウス公演は広島のクアトロで開催されたLIVE TO WEST。椅子が並べられたフロアが新鮮すぎた。ビレッジマンズストアとドラマチックアラスカも安定だったし、この時初めて観たbokula.とバックドロップシンデレラも今では事あるごとに観るぐらい好きになってるもんなぁ。

とは言えまだまだ1ヶ月丸々ライブがない月とかもあったけど、11月、12月は一気に増えた。確か10月に重めの扁桃炎になってミナホに行けなくなって、その反動ですね。初めての周南や福岡も行って、完全にコロナ禍前を上回るレベルの楽しみ具合になった。

晦日の一本締めNightでSubway Daydreamと帝国喫茶を初めて観られて、良い年末になったな〜と思ってたらDJが客に酒を配って回って馬鹿騒ぎして最悪な気分になったのも懐かしいです。

 

 

コロナ前を上回る頻度(2022年2〜9月)

COCOA接触通知を真に受けて外出を自粛し、UNISONのツアー参戦を諦めた1月から始まった2022年。1ヶ月に複数本のライブは当たり前になった。5月とか8本行ったもんな。これ今でも最多記録です。やっぱり岐阜まで行ったcinema staffのOOPARTSや誕生日に参戦したジャイガボンズが印象に残ってるかなー。

まだまだ声出しは禁止だったが、それでも全く楽しかった。ただその分、ルールを守れず声を出す客に対する苛々は募ったが。アーティストによっても民度の違いが如実に現れた時期でしたね。

そしてなによりその中で、先陣切って声出しOKに踏み切ったラシュボ。最高の1日になりました。トリのKANA-BOONほんまに泣いた。

 

 

声出し復活(2022年10月〜2023年5月)

10月頭のミナホぐらいを最後に、少しずつ「マスク着用の上、会話レベルであれば声出しOK」が解禁され始めた時期。Wienners、バクシン、ヤバT辺りで久々に声出しするのマジで楽しかった。

後は自身3年ぶりのレディクレ。声出しOKとしながらも、その前提としてのマナーをしっかり周知徹底させようとする運営側の気持ちがしっかり伝わってきた良い回だった。10年以上越しに初めて観られたエルレも本当に泣きました。

年明けぐらいからは声出しのレベルもだんだん緩和され、もうマスクさえしてれば何でもありになっていったね。小倉や埼玉、横浜など、初めての土地にもいっぱい行きました。この辺はもう最近だな。

 

 

そして5月、新型コロナウイルス感染症が第5類に引き下げられ、WHOの緊急事態宣言も解除され、一旦社会としてのコロナ禍は終わりを迎えた。冒頭でも述べた通りガイドラインも廃止され、各コンサートにおいて声出しはおろかマスクの着用も個人の判断に委ねられるようになった。これからどんどん今まで通りのライブが帰ってくるのだと思う。楽しみ。

その反面、モッシュダイブに関する議論がツイッターで巻き起こったり、その他マナー面で炎上する客や演者が出てきたり、早速悪いところも帰ってきてしまっているところはある。自分もそういう人間にブチ切れてるだけの記事を書いたことがあるが、少しでも節度と秩序の保たれたライブがこれからも続いていくことを祈るばかりである。

個人的にはついに突入した30代、やっと帰ってきたライブシーンを存分に楽しんでいきたいと思います!

 

そして今日は5類変更後最初のライブ、ズーカラデルのワンマンに行ってました!またレポ書きます!

では(=゚ω゚)ノ