たなさと

バンドを語りたい、ただそれだけ。CDレビューやライブレポなどもするので一応ネタバレ注意

11月に買いすぎた新譜たちを全部紹介する会

マジで買いすぎた。今年一番CD買った月は11月や。新譜が強すぎた。妥協出来なかった。全部買った。ぜーんぶ買った。

そしてどれも素晴らしい作品ばかり。1枚でも1曲でもいいから布教したすぎて全部紹介する記事を書きました。ひたすらジャケットとYouTubeのURLを貼り続けています。読んでるうちに引いてくると思います。構いません。構いませんから聴いてください。

ではではいってみましょう。

 

 

[ALEXANDROS]「Sleepless in Brooklyn」(11/21リリース)

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完全生産限定盤買いました。8800円+税。その辺のバンドのライブDVDより高い。でもCD2枚にDVD1枚にTシャツ1枚でこれやったらファンアイテムとしては安いもんです。

今までとアルバムと比べたら既発曲多めやけど、それでも完成度高いなと。英語日本語、J-POP洋楽のジャンルがなさすぎる。ようぺ何でも出来すぎる。

木村拓哉の出演で話題になってる "アルペジオ" ですが、曲めっちゃ気に入ってる。歌詞は日本語メインやけど、個人的には「Schwarzenegger」辺りの[Champagne]の曲を[ALEXANDROS]が演奏してる、みたいな感じの音作りやと思ってる。Cメロとかアウトロとか。

後は "Spit!" から " KABUTO" への繋がり方がカッコよすぎて変な声出ました。聴けば分かるので聴いてください。

生産限定盤にのみ収録されるデモ音源集も聴き応えあります。演奏は確かに原曲通りなんやけど歌詞もメロディも違ってたりして、作曲の過程が見えて面白い。つか日本語詞の曲もデモでは英語やったりするのがカッコよすぎる。ようぺマジで英語の方が書きやすいし歌いやすいんやろうな…TOEIC何点取れるんやろうな…

とにかくボリュームのあるアルバムなので是非。

 

 

WOMCADOLE「ライター」(11/28リリース)

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10月にテレンの対バンでウォンカを観た時に聴いた新曲。うん、正直あのライブを観てしまうと音源は物足らん← CD聴いて満足できるバンドじゃないなと改めて思った。

もちろんカップリング2曲も含めいい曲なんやで! "追想" が特に初期のウォンカ、王道ギターロックって感じがして好き。

ウォンカもレディクレに初出演決定しましたね。ミナホでもBIGCATで演ってたし、勢いがすごい。来年は更に飛躍していくと思います。

 

 

グッドモーニングアメリカ「!!!!YEAH!!!!」(11/14リリース)

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なんだかんだ初回盤買いました。みんなが知ってるような4つ打ちの曲は1,2曲。もうイメージを払拭しにきてるのかな?でも人生の葛藤を明るく歌い上げる世界観は変わってない。リード曲ぐらいですね微妙なの。

前も言ったけど開き直ってMVでふざけるのやめて。

だいぶ前に映画の主題歌になった "悲しみ無き世界へ" がこのタイミングで収録されたのが嬉しい。あと "I'm thinking of you" でなかなかカッコいいベースソロがあるんやけど、これたなしんが弾いてると思うと笑っちゃうな。

全体通してスルメアルバムって感じですね。

 

 

SHE'S「The Everglow」(11/14リリース)

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ブックレットとラバーバンドがついた生産限定盤を買いました。ラバーバンドは蓄光タイプで、暗いところで光る。これ付けてライブ行ったら浮くやろか?w

表題曲の "The Everglow" は安定の美しさ。過去曲のフレーズを挟んでくるところも鳥肌。何がすごいってただ歌詞を入れてるんじゃなくてリズムも音程も原曲のままなんだよ。これで不自然さを出さずにCメロに入り込んで行くの天才すぎる。

新しいアルバムとツアーも発表されましたね。これからさらに楽しみ。

 

 

ドラマチックアラスカ「最後のフロンティア」(11/7リリース)

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デビュー5年目にして初のフルアルバム。過去曲の再録バージョンもたっぷり入ってて、ほぼベストアルバム。再録勢もただの撮り直しじゃなくて、原曲のライブアレンジがそのまま音源化されてるから新しさがある。どれもカッコよくなってる。

この "THE ONE" がカッコいい。MV曲では "TEPPEN" 以来の衝撃、だいぶ気に入ってる。というか収録曲の半分ぐらいMVあるからまずはそちらをどうぞ。

MVがない曲の中では "ランニングデッド" がカッコよすぎる。イントロで分かる、みんなが求めてるドアラって感じの曲。

一時期メンバーチェンジが多くて最近勢いが落ちてきてたけど、ここから這い上がっていこうという意志の見える強い作品やと思います。しばらく離れてた人にももう一度聴いてほしいし、逆に手を出してみたい人はこのアルバムから聴けば間違いないです。是非。

 

 

BUMP OF CHICKEN「話がしたいよ/シリウス/Spica」(11/14リリース)

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ありがとうございます。CDを出してくれてありがとうございます。

BUMPのCDは触るだけで幸せなるわ。高校時代を思い出す。シンプルで真っ黒な歌詞カードにあのフォントの文字で書かれた歌詞。盤を取り出したらケース外して隠しトラックの歌詞を掘り出すあの感覚。BUMP OF CHICKENのCDという物体そのものが尊い

尊すぎて全曲貼っちゃう。そもそも全曲上げてるBUMPすごい。でもみんなCD買え。もう隠しトラックのためだけに買え。

アルバム早よ。とにかく、アルバム早よ。

 

 

BIGMAMA「-11℃」(10/31リリース)

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ここに来て個人的に今年一番ライブが楽しいバンド、BIGMAMAのメジャー1stフルアルバム。流石の完成度です。曲名だけ公開して投票でリード曲を決めるという前代未聞の企画をやるだけのことはある。どの曲もMV観てみたいなってなるレベル。全曲リード曲を謳うに恥じないアルバム。

選ばれた "Step-out Shepherd" ももちろんのカッコよさ。これミナホで聴いたやつや。

一番好きなのは "Miffy's Mouth" 。もうイントロのバイオリンの時点で好きなタイプの曲って分かる。開始2秒で鳥肌。そして実際金井王子にしか歌う資格のない甘い歌詞。非の打ち所がない。

シングル買ってなかった "CRYSTAL CLEAR" がメジャーデビュー前の曲にもかかわらず収録されてるのも嬉しい。

年明けのワンマン、チケット取ってます。今のところ2019年初ライブ。楽しみ。

 

 

ヒトリエポラリス」(11/28リリース)

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ヒトリエはねぇほんまにねぇハズレがないですよねぇ

アニメの主題歌いうてんのにwowaka節全開。

そしてカップリングもすごい。 "RIVER FOG, CHOCOLATE BUTTERFLY" は完全に新しい扉開いてる。同じボカロ出身ということで、ヒトリエも米津玄師フェイズに移行してくるのかなと。もちろんこっちはバンドやからまた違ったアプローチで幅を広げてくると思うけど。期待。

んで "日常と地球の額縁" な。2月にワンマン行ったんですけどその時に聴いて度肝抜かれた。もうこれが収録されるってだけで買う価値あったよ今回のシングル。さぁ後は "アンハッピーリフレイン" だけだ。早くヒトリエver.を音源化するんだ。

 

 

THE PINBALLS「時の肋骨」(11/14リリース)

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メジャーに出てからミニアルバムとシングルを1枚ずつリリースしてるけど、そこからのメジャー1stフルアルバムが全部新曲ってカッコよすぎる。シングル表題曲はおろかカップリング曲やミニアルバムのMV曲とかまで全部入れてくるのに。

歌詞カードのデザインまで凝ってる。この世界観でダサかっこいいじゃなくてマジでカッコいいのはほんまにすごいわPINBALLS。見たら分かる。買って見て下さい。

アルバムから既に3曲MV出てますが、この "CRACK" がマジでロックンロールって感じでカッコよすぎる。2分半しかない潔さも素晴らしい。

あと関係ないんですけどベースの人が高校の時の先輩と漢字まで全く同姓同名です。

 

 

the peggies「君のせい」(11/14リリース)

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ペギーズのメジャー3rdシングル。アニメのタイアップということもあって、再生回数もかなり伸びてて嬉しい!可愛らしい声と歌詞の割にゴリゴリにロックなギター鳴らすのがペギーズの良さですよね。

カップリングの "最終バスと砂時計" は、編曲が効いてるのかバンドというよりはいわゆるギタ女の歌っぽい。爽やかに仕上がってて聴きやすい。

アニメ人気に便乗してシングルクッソ売れねぇかなー。

 

 

米津玄師「Flamingo/TEENAGE RIOT」(10/31リリース)

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結局買う。

バンドばっかり聴いてるイメージからか、同期に「たなさとって米津玄師は聴くの?」て聞かれたことがあるんですけど、バリバリ聴きます。一回ライブ行きたい。
この人に関しては今更紹介することもないですね。

ついに紅白歌合戦に初出場が決定しなくて本当によかったです。

 

 

緑黄色社会「溢れた水の行方」(11/7リリース)

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この作品でメジャーデビューだったんですね。こういう、いつのまにかメジャーから出してるみたいなのカッコいいよね。もちろん「メジャーデビューします!!」て宣言するのも盛り上がるけど。

"リトルシンガー" "あのころ見た光" を聴きたいがために買ったようなもんやったけど、他の曲も良い。"Bitter" も再録されてるし。俺は "Never Come Back" が好き。こんなダークな雰囲気の歌もあるのかと。男性陣パートも味が出てる。あと "サボテン" のサビのドラムのリズムが可愛い。めっちゃ温かくてほっこりする唄。NHKさんみんなのうたへの起用ご検討ください。

濃いミニアルバムですほんと。

 

 

 

いかがだったでしょうか。興味のあった曲、CD、アーティストはございましたでしょうか。それともあれですか、引いてますか。構いません。本当に全部買ってますよ、タワレコのレシート載せてもいいですよ。これでもまだユニゾンのシングルとサイダーガールのアルバム我慢してるし、あと実家に帰ったら弟が買ったマイヘアとホルモンのCDがあるはずです。これが僕です。先日、ちょっといい感じのダウンジャケットを買って、これが人生で買った服の中で最高値を更新したんですけど、11月に買ったCDの総額の方が上でした。わずかに。これが僕です。

ここまでいったらあかんけど、皆さんも好きな音楽があれば是非CDを買ってくださいね。また、気になるアーティストがいれば教えてください。布教します。

 

では(=゚ω゚)ノ

マカロニえんぴつもハンブレッダーズも、こんな小さいハコで観られるの今だけ

ご無沙汰しております。3週間ぶりの更新です。

更新が途絶えてる間もアクセス数が多いみたいで嬉しいです。更新したわけでもないのになんでこんな多いんやって日ある。更新した時より多い時ある。何を読んでんのみんな。気に入った記事とかあったら教えてもらえたら喜びます。

 

さて、この3週間ほど、残業やら資格試験の勉強やらがあったのでゆっくり記事を書いてる暇がありませんでした。ネタはいっぱいあるから下書きには色々溜まってるけど。

先週の日曜日、その試験を受けてきました。受かっててくれー。

そして試験の後に直接、マカロニえんぴつとハンブレッダーズの対バンを観に行ってきました!

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マカロニえんぴつのニューシングル「レモンパイ」リリースツアー、広島公演の対バン相手がハンブレッダーズ。元々このライブと同じ日に大阪で開かれたLivejackとでどっちに行くか迷って、Livejack行くつもりでチケットも取ってました。

しかし会社の指示で先述の資格試験を受けることになり、泣く泣くLivejackのチケットを譲渡。怒りと悲しみに任せて今回のチケットを取りました。一般でまだ残ってたの奇跡やわ。最終的にソールドアウトしたし。

 

 

会場は広島BACK BEAT。キャパ150ぐらいのかなり小さいライブハウス。つか俺、今年の4月に広島来てここまでで主要なライブハウス全部行ったんちゃうかな。BLUE LIVE、CLUB QUATTRO、SECOND CRATCH、Cave-Be、4.14、BACK BEAT。あとどこがあるかな。知ってる人いたら教えてください。

 

18時定刻に開始!もう開演時間間違えませんよ。

ハンブレッダーズのライブは今回が初めて!初っ端から "スクールマジシャンガール" "逃飛行" でぶち上げに来やがる。

ほんまに「スクールカーストの最底辺」とは思えんぐらいの熱量。でらしなんか飛び過ぎて天井に頭ぶつけそうやし。でも吉野エクスプロージョンがパーマ当ててたりキジマがコンタクトにしてる辺りにだんだんイキりだしてる感じがあってめちゃくちゃおもろい。

11/21に新しいミニアルバム「イマジナリー・ノンフィクション」をリリースしたばっかりということで、そこからの新曲いっぱい聴けた!どの曲も良い。個人的には "CRYING BABY" がもう泣ける。泣いてないけど。

既発曲やと "常識の範疇" が良かったな。いつも言うてるけど俺ベースが好きなんですよね。あの曲がAメロであんなにスラップしまくってるとは知らんかった。新しい発見。というか今まで気にしてなかったけど、そういえばハンブレってベースが上手側なんやな。珍しいよな。

あと普通にでらしがイケメン過ぎる。

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イケメン過ぎる。

吉野のギターもちゃんとエクスプロージョンしてましたね。なんで毎回ケツの穴にゴボウ出し入れされてるみたいな顔でギター弾いてんの彼。

最後の "弱者の為の騒音を" "DAY DREAM BEAT" で鳥肌が収まらなかった。最後の最後まで良かったです。

一番最後にキジマがステージを去る時に客席に手振ったら笑いが起きたの可哀想過ぎてとてもよかった。彼に至ってはカースト底辺時代よりバンド始めてからの方が人に笑われてるんじゃないだろうか。頑張れキジマ。負けるなキジマ。

 

次はマカロニえんぴつ!

マカロニえんぴつはちょうど一年前、神戸のalcott主催BUTAFESで観たのが最初で。ちなみに今思っても去年のBUTAFESめちゃくちゃ豪華やったな。

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今年の4月に大阪でのワンマンのチケットを取ってたんやけど、広島勤務になってしまったために弟に譲ったなんてことがありました。入社前にして「仕事のためにライブを断念」を経験した瞬間でした。

だから今回が2回目。

一曲目から "眺めがいいね" は予想外過ぎてテンション上がった!さすが自主企画、過去アルバム曲からもバンバン演ってくれる。 "keep me keep me" が特に好き。BUTAFESでもこれ演ってくれて嬉しかったんよなぁ。

前日が大阪公演やったということで、それに絡めたMCを。「やっぱり大阪は元気だったね!広島どうですか!同じ粉もん対決ってことで大阪より大きな声出せますか!お好み焼きよりも広島焼きだって見せつけてやりませんか!!」と煽って "ワンドリンク別" へ。ちなみにこの煽りがあとで悲劇を生みます。

「声出せますか!皆さんにかかってますから!メンズどれぐらいいますか!」に勢いよく手を挙げたら、恥ずかしくなるぐらい少なかった。そう、着いた時から思ってたけどほとんど女の子やった。さすが。男トータルで10人もおらんかったよ多分。それでも全力でワンドリンク別を叫んできました。

"MUSIC" では大サビ前の『朝飯\抜くのはダメ/』で一斉に歌う恒例のやつやと思ったらはっとりさん「朝飯」を「レモンパイ」に変えて歌ったからびっくりして\抜くのはダメ/失敗した←

続くMCコーナーではキーボード長谷川さんのツッコミで、さっきの「広島焼き」発言についての話に。広島の人にとっては広島風お好み焼きがオリジナルやから広島焼きって言っちゃダメなんだよね…w でも状況を理解したはっとりさん、「これは大変失礼しました。。。あれか、さっき(声出し)の元気がすごかったのは怒りのパワーがこもってたのね、うん、怒らせてよかったわ」って開き直っててわろたw

からの「じゃあ広島の人たちにとっては、お好み焼きが『最低限の生活には』必要ってことで後半戦行きますか!」持って行き方がうまいなぁ。 "洗濯機と君とラヂオ" "レモンパイ" "鳴らせ" と怒涛。

"レモンパイ" のサビで照明が真っ黄色になったのめちゃくちゃエモかった…!!

最後はカップリングの "OKKAKE" 。この曲で締めるとは予想外やったけど、歌詞から考えると確かに納得。マカロニえんぴつだけじゃなく、色んなバンドをずっとおっかけていきたいですね。

アンコールは "ミスターブルースカイ" !最後の最後にエモさ極まった。いい曲やなぁ。そしてこう聴くと曲の幅が広い。

最後にハンブレのメンバーも出てきて集合写真!

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こう見ると満員。ソールドアウトおめでとう!

ちなみに撮ったあと他のメンバーが余韻に浸ってる一方でスッとステージから去ろうとしたキジマを俺は見逃さなかったぞ。そういうとこやぞキジマ。俺は好きやぞキジマ。

 

今回は物販は我慢しました。レモンパイタオル買いたかったけどなー ちょっと今月は出費がかさんでますので。CDの。

 

とにかく楽しかった!ハンブレッダーズもマカロニえんぴつも、これからどんどん売れていくバンドやと思う。今のうちに観られてよかった。ハンブレはサーキットイベントのステージが出るたびに大きくなってるし、マカロニえんぴつは年末のCDJやレディクレに初出演が決まってるし。"洗濯機と君とラヂオ" のコメント欄で「来年のフェスくらいに大暴れしてそう」ってコメントが一年前にされてるんやけど、あなた大正解です。

皆さんも聴いてみてください。特にマカロニえんぴつはバンド名で敬遠しないで。

 

それでは(=゚ω゚)ノ

 

 

マカロックツアーvol.6 〜甘すぎた青春の忘レモン編〜

11/25 広島BACK BEAT

 

ハンブレッダーズ セットリスト

スクールマジシャンガール
逃飛行
常識の範疇
エンドレスヘイト
CRYING BABY
ファイナルボーイフレンド
口笛を吹くように
弱者の為の騒音を
DAY DREAM BEAT

 

マカロニえんぴつ セットリスト

眺めがいいね
girl my friend
keep me keep me
零色
愛の手
ワンドリンク別
ハートロッカー
MUSIC
洗濯機と君とラヂオ
レモンパイ
鳴らせ
OKKAKE
(en.)
ミスターブルースカイ

最高なKANA-BOONと、最悪な俺。

KANA-BOONのワンマンに行ってきました。

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はい。

やらかしました。

 

 

 

開演時間間違えた。

 

18時からやのに19時からやと勘違いしてました。18時ギリギリまで呑気に近くの中華料理屋で夕食をとってました。あ、ちなみにめっちゃ美味しかったですまた行きたいです。

 

何が悲しいって余裕ぶっこいててミスった事なんだよな。電車乗り間違えて遅れたとか夜勤明けで寝坊したとかやったら諦めもつくけど、時間に余裕もって着いておいて遅れるっていう…

BLUE LIVE 広島、初めて行く会場でした。駅に着いて、まず下見に行ったんですよ。んで、終演後バタバタするやろうと思ってとりあえず記念写真撮っておいたんですよ。

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18時て書いてるやんけ気づけよ

 

 

何ならこの時点で開場してたんですよね… 18時開場19時開演やと完全に思い込んでて周りも見えてなかった。もう他のお客さんは入り始めてたと思うんだ…

 

 

結局10分ぐらい遅れて入場。もちろん演奏は始まってます。泣きたい。 "ディストラクションビートミュージック" 。泣きたい。ライブって、オープニングでメンバーが出てきて1曲目のイントロを鳴らすあの瞬間が一番大事なんやなって痛感しました。

入場した時間的に、最初の1,2曲ぐらいを見逃してると思うんです。仮に開始時間押してたとかオープニングの演出があったとかで "ディストラクションビートミュージック" が1曲目やったとしても、全曲聴けたからオッケーってわけじゃない。ほんまにアホなことしたなぁ… でもまだ10分遅れで済んでマシやったかな。19時ギリギリとかに入ってたら多分その場でマジで泣いてたな。

 

でも途中からは遅刻したこと忘れるぐらい楽しかった!さすが5周年アニバーサリーツアー、古いアルバム曲も演ってくれて嬉しかった!個人的に "スノーグローブ" が激アツ。終盤の "羽虫と自販機" も泣きそうになりました。あと、何となく1曲目に来そうな気がしてた "彷徨う日々とファンファーレ" "バトンロード" がそれぞれ中盤とアンコールで来たから、マジで1曲目何やったんか分からんな。もしかしたら "A.oh!!" かな?それともマジで "ディストラクションビートミュージック" が最初やったんかな。まぁセトリは調べたら出てくるやろうけど調べんときます。

つい先日、新しいミニアルバム「ネリネ」のリリースが発表されたところやったけど、アンコールで表題曲 "ネリネ" 演ってくれた!すごい楽しげな可愛い曲。リリース楽しみ。

 

 

さて、存分に楽しんできたわけなんやけど、もう終演後には俺の気持ちは固まってました。

もう一回観たい。

観なければならない。

最初から全てを。

本気です。ツアー残りの日程調べてます。チケット残ってるところの日付と仕事の予定照らし合わせてます。

例えセトリが全く一緒やとしてももう一度観る価値のあるライブやったし、それこそ「ネリネ」リリース後の日程なら新曲をいっぱい聴ける可能性もある。

俺は本気です。

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帰り際に物販でBIGシャツ購入。これを着てリベンジしに行く気満々です。俺は本気です。

 

 

最後に最新MVだけ貼っとこう。

いくらなんでも再生回数伸びてなさすぎるよ。同時期に公開されたクリープハイプのアルバムのトレーラーの半分も視聴されてないってどういうこと?こんなゆったりした曲、世間に知られてるKANA-BOONのイメージとは違うかも知れんけど、これもひとつの魅力なんですよ。みんな聴いて。いっぱい聴いて。んでワンマンリベンジ一緒に行きましょ←

 

ツアーの別の公演でリベンジしようなんて、そうそうできるもんじゃない。47都道府県ツアーでよかった。KANA-BOONがそういうことをしてくれるバンド、できるバンドでよかった。もう説得力ないけどほんまに好きなんです。新譜や新MVが発表された時、なんか他のバンドより嬉しいんですKANA-BOONは。必ずまた観に行く。必ず。

 

では(=゚ω゚)ノ

ベストアルバムがベストなアルバムであるには

いきなりですけどあべまの新曲いいよね。2曲MV出たけど両方いいよね。

公式ツイッターフォローしてるくせに情報見落としてたんやけど、2019年に初のベストアルバムをリリースするみたいです。

 

ん?

 

初のベスト?

 

あなたシングルコレクション出してませんでした?

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あぁそうか、シングルコレクションとベストアルバムは別のものなのか、シングルコレクションはベストアルバムとは言わないのか、と思うと考えさせられるものがある。深い。

言われてみればそうなんですよね。どんなアーティストでも、シングル曲が全て名曲とは限らないし、逆にアルバム曲でもライブの定番曲やファンの間で人気な曲もある。そう考えると、シングル曲の寄せ集めをベストアルバムと言っていいのかはそりゃアーティストによるよな。じゃあどんな選曲をしたベストアルバムが本当のベストアルバムと言えるのか?ベストなベストアルバムって何なのか?人それぞれ、アーティストそれぞれやとは思うんだが。

今回はそんな事を考えながら、色んなベストアルバムを紹介する回になっております。

 

俺が思うに、CDの当たり前の要素である「収録内容」「曲順」「ジャケット」の3つが大事かなと。マジで当たり前ですけど。これらのどれにもアーティスト本人側のこだわりが感じられなければ、そんなベストアルバムは曲を詰め込んだただの商品になってしまうと思います。オリジナルアルバムやシングル以上に。

普段から大概のCDを買ってしまってる俺にとっては、ベストアルバムってなかなか手を出す気にならないんですよね。だってほとんどの曲を既に持ってるんやもん。何なら大体のベストアルバムはアーティスト側レコード会社側が契約満了するためにリリース枚数稼ぐもんやと思ってます。中途半端なベストはあんまり良いイメージないです。

だからベストアルバムの売り出し方って結構難しい問題やと思うんですよ。ファンアイテムとしての魅力を高めにいくのか、新しく聴き始める人への入門編にするのか。未発表曲なり初回盤のDVDなり、作品に何かしらの付加価値をつけないと元々のファンにはわざわざ手に取ってもらえないし、一方で少なくとも代表曲は網羅できていないと新規の顧客への間口を広げられない。

 

更には、人気曲であればあるほど、それまでの旧譜における立ち位置が際立っている場合がある。この曲はあのアルバムの何曲目に入ってるからいいんだ、あの曲はカップリング曲だからアルバムに一切入ってなかったのが良かったんだ、みたいな。

そう言った面で、ベストアルバムの収録曲の決め方でよく用いられる「ファン投票」って制作側からしたら割と楽な手法なんじゃないかなと。曲を決めるのは消費者サイドやから大多数の要望に応えられてるし、曲順も迷ったら得票数順に並べれば済む。

投票で決められたもので最近リリースされたところやと、グッドモーニングアメリカの初のベストアルバム「the BEST HIT GMA」とか。

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すっかり人気が落ち着いて、たなしんのファイヤーも風前の灯と化しているグドモですが、俺はこのベスト割と気に入ってます。流通盤には収録されてこなかった曲たちが見事に票を集めて初の音源化。個人的に "カラツ風ガ吹キツケル" がずっと聴きたかったので大満足。1曲目が新曲でそれ以降は得票数順なんやけど、納得のメンツの納得の並び。ちゃんとファンの思いが反映されてるベストアルバムやと思います。

まぁ1曲目の新曲のMVでスベり散らかして台無しになってるんですけどね。羽生結弦も驚きの圧巻の滑り。そこだけ残念。諦めるな。開き直ってプロモーションでふざけるな。面白くないから。


 

後は、単純な話ですが、曲数の多いベストアルバムは買う価値あるよね。キャリアの長いバンドほど、代表曲も多いわけで。去年リリースされたBIGMAMAの「BESTMAMA」なんかもそう。

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発表された直後にメジャーデビューしたから、早い話これもインディーズ契約の枚数稼ぎだったんだろうなと思う。でも、BIGMAMAは既に作品数がかなり多い上に、その中で色んなところからセトリ組んでくるから、どれから聴けばいいか分からない人には「BESTMAMA」は本当にオススメできる。やたら安いし。

他にも今年リリースされたTHE BAWDIESの「THIS IS THE BEST」、少し古いところやとandropの「and/drop」なんかもその類。基本2枚組でリリース順に並べて最後に新曲足しとけばまず間違い無い感ありますね。初心者に優しいベストアルバムです。

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逆に9mm Parabellum Bulletの「Greatest Hits」なんかは、収録曲自体ではリスナーに媚びずに、上手く付加価値をつけた例かと。

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本編のCDはそれまでの表題曲たった11曲をリリース順に並べただけ、新曲も無し。これだけだったらベストアルバムとしてはかなり物足りなかったかも。でも初回盤に20トラックものライブ音源が収録されてて、メンバーのライナーノーツも入れられてるから、そちらでファンにも良いアプローチができたのではないかと。まぁ9mmの場合シングル曲はどれも現役やから、初めて手を出す人もまず本編だけ聴いといて間違い無いけどね。入門編としては十分すぎるラインナップです。いつまで "Discommunication" で踊らせる気だこの人たちは。10年以上、いや5年以上メジャーでやってるバンドで、メジャーデビューシングルが未だに定番曲になってるバンド、他にいくつある?


 

ここまで曲目の話をしてきましたが、次はジャケットに焦点を当てようかと。

アーティスト側がそのベストアルバムの制作にどれぐらい入れ込んでるかって、ジャケットを見れば一発で分かる。冒頭で挙げた阿部真央のシングルコレクションなんかは、本人が写った撮り下ろしのものが使われてるから、ちゃんと本人が携わったことが伝わってくる。その話でいくと、さっきのBIGMAMAや9mmもジャケットはシンプルすぎたところがあったかも。

内容もジャケットも酷いベストアルバムってこういうのです。

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本人達もネタにしている、The Mirrazの完全非公式ベスト。メジャーに行く間際に出したからまんま契約枚数満了のためのもの。公式のディスコグラフィーにすら載ってない。インディーズベストと称しながらインディーズ作品8枚(シングル2枚、アルバム6枚)ある中で何故か2枚のアルバムからしか選曲されてないのもめっちゃおもろい。出す意味あったんか?金かけてる感じはないけどそのわずかな制作費すら勿体なかったんじゃないか?

ちなみにそのあと出した公式なベストアルバムは一転、選曲を見てもジャケットを見ても良ベストです。やっぱりミイラズには木乃伊くんがいないとね。

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ミイラズのインディーズベストもそうやけど、本人達が一切関わってないベストアルバムってほんま誰が買うんだよって話。収録曲、曲順、ジャケット全てにおいて何の思い入れもない。

その最たる例がこれ。

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クリープハイプ名作選」。懐かしい。本人達に全く知らされず発表されて、レーベル移籍問題にまで発展したのももう4年前。ビクターが勝手に制作したものやからインディーズ時代の曲は一切入ってない(何ならメジャーシングルのカップリングとして収録されたライブ音源が使いまわされてるからもっと印象悪い)し、ジャケットもメジャー作品のものをベタベタ貼り付けただけ。クリープハイプみたいな10年以上の下積みがあるバンドに対して、メジャーデビューしてからのたかだか2年ちょいのキャリアから掠め取ってきた曲詰め込んで、何がベストアルバムだよ。レコード会社と所属アーティストとの関係性が見えた1枚でした。

古いところまで遡ると、スピッツも自分達の意向に反するベストアルバムを巡ってトラブったみたいですね。そこまでしてリリースしないといけないもんなんやろうか?業界の話は分かりません。

 

 

逆に、収録曲、曲順、ジャケット全てにおいて完璧なベストアルバムってこういうのです。

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「高橋優 BEST 2009-2015 笑う約束」。マジで非の打ち所がない。まず名前から凝ってる。「笑う約束」なんて言葉どっから出てきた。

メジャーもインディーズもシングル曲もアルバム曲も関係なく選曲、さらに4曲も新曲が入っている。曲順もリリース順じゃなくきちんと構成されていて、「選び抜かれた楽曲たちで新しいアルバムとして完成している」と言った感じか。更には「笑う約束」という作品名にちなんで、黒文字で刷られている歌詞の中で全ての「」の文字を赤文字に変えているという徹底ぶり。

リリースに合わせて "福笑い" の新バージョンMVも制作。

このアルバムは本当に今からでももっと売れてほしい。というか高橋優がもっと売れてほしい。主観です、完全に主観です。好きなんです優さんが。皆さんよろしくお願いします。

 

他には、今年リリースされたサカナクションの「魚図鑑」。

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限定盤は3枚組で、それぞれに「浅瀬」「中層」「深海」という名前をつけてる。「魚図鑑」という作品名に沿ってコンセプトを一貫させつつ、完璧に自分達の楽曲を分析した上でそれぞれの立ち位置を把握しきっている。強い。選曲や曲順がしっかりしてるどころの話じゃない。新曲 "陽炎" も入ってるし、ブックレットやらDVDやらでもうボリュームがすごい。ロックバンドのベストアルバムでこれを越えるものは当分出ないと思ってます。

まぁ俺は買ってないんですけどね。

 

後はback numberの「アンコール」も良いですね。新曲こそ入ってないけど、全シングル曲をしっかり網羅しつつインディーズ曲・アルバム曲も人気どころを押さえてある。曲順、ジャケット、タイトル、販売形態も考え込まれてて良作やと思います。

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知らん間におかんが買ってました。

 

内容的にはかなり良いんやけど結果として存在自体がネタになってしまったベストアルバムをひとつ。

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出ました夢アド。俺すぐ夢アド出す。

夢アドが5人だった頃、当時の元メンバー山田朱莉が、流出した裏アカでのファンdisり&YouTuberとのスキャンダルで炎上し活動自粛。また5人で活動できるようにと「5」と言う名のベストアルバムをリリースするも、その直後に結局そのまま脱退。マジで見てられんかったね。このベストに関しては大人悪くない。山田さんが悪い。むしろ大人かわいそう。事務所もレコード会社もマネージャーもかわいそう。もちろんメンバーも。

黒歴史みたいになってしまってるベストアルバムですが、内容はほんとに良いです。それまでのシングル全部買わんでいいぐらいのボリュームで未収録曲も入ってる。初回盤DVDのライブ映像もぜひ。

 

いかがだったでしょうか。色々持論を展開してきましたが、結局はそのアルバムが売れてアーティストが広く知られればいいんです。俺は。まぁサカナクションとかback number辺りは既に意味わからんぐらい売れてるけど。今回肯定的に紹介した作品はほんまにどれも良いから、詳しくない人たちにも入門編として手に取ってもらえたらなと思います。ちなみに俺が今欲しいベストアルバムは赤い公園の「赤飯」です。

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次は今売れてるどのバンドがベストアルバムを出すか予想してみたりするのも面白いかも知れませんね。俺は[ALEXANDROS]かSHISHAMOあたりじゃないかと。

 

最後に、俺が人生で初めて買ったベストアルバムを載せて終わります。高1の時にブックオフで中古で買ったのを覚えてる。そのあと結局全アルバム揃えるほどハマるんやけど、今思えば各作品から満遍なく選曲されてて、曲によっては再録もされてる、良いベストアルバムやったんやなぁと。

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改めてELLEGARDEN復活おめでとう!!

新譜が出ることを楽しみにしてます!!

 

 

では(=゚ω゚)ノ

バンドを応援するということ

ありがたいことに、自分が現在進行形でCD買ってライブ行ってグッズ買ってるバンドってみんな安定して活動してるんです。いつもありがとうございます。これからも良い音楽を生み続けてください。

一方で、不思議なもんで、昔好きやったけどそういったことをするまでに至らなくなった、もしくはそもそも至ってなかったバンドって綺麗に解散していくんです。不思議なもんで。

 

こんだけ多くのバンドを聴いてると、どうしてもその中で優先順位が付いてしまうんですよね。意図せずとも。バンドとしての優劣じゃないですもちろん。自分の入れ込みようの話。新しいバンドを次々に見つけていく中で、それまで聴いてたいくつかのバンドに対する熱量が下がっていることはあります。いつのまにかCDを買うまでではなくなってYouTubeでMVを観る程度になってたり、新曲すらすぐにはチェックしなくなってたり。

そうやって、決して興味がなくなったわけでも飽きたわけでもないんやけど離れていったバンドが解散とか休止とかすると、もちろん悲しい一方で、自分が偉そうに残念がる権利があるのかと思ってしまわなくもなくてやるせない。

少し前に最初で最後のライブを観てきたAqua Timezなんかまさにそうで。最新のアルバム(結果として最後のアルバムになるわけだが)が良すぎてたまたま再熱してたけど、CDだってマメに買ったりはしなくなってた。

他に思い浮かぶところで行くと、plenty、Kidori Kidori辺りがそう。

 

plentyなんか今でもふと聴きたくなる。元々こんな雰囲気やから外れ曲・捨て曲なんて概念がない。強いて言うなら上に貼ったような初期曲が強すぎたところはある。まぁでもただただ俺が勝手に他のバンドに浮気してるうちに解散しただけ。解散前の最後のツアー、チケット取ったけど研究室で行けなかったんだよなぁ。悔やまれる。

ボーカルがソロデビューするから、また聴きたいな。

 

Kidori Kidoriは正直ごめんなさい。シフトチェンジ後も好きやったけど、せっかく帰国子女なんやからせめて英語詞は貫いてほしかった。↑これが↓これだよ。

オリジナルメンバーのベースが抜けた時点でかなりしんどかったんやろうな… あの人の気色悪いベースが魅力のひとつやったからなぁ。未だにあんな音を出すバンドが見つからない。誰かいいバンド知ってたら教えてください。

ボーカルは今suhm(サーム)という名前でソロプロジェクトを立ち上げてる。

帰ってきた全編英語詞。バンドサウンドから抜け出して好きなことやってますね。完全に洋楽に寄せて行ってる。音源化はよ。

 

 

逆に、そもそも良さげなバンドを見つけても「今は◯◯(別のバンド)の方が好きやな」「まだいいかな」と様子見に回って、それっきりってバンドもたくさん。これに至ってはMVの再生回数ちょっと稼いだだけですからね。

先日解散を発表したLILI LIMITやDIALUCKもその典型。気に入ってはいたけど、YouTubeで観るばっかりでCDを買うには至らず、ライブに行く機会も最後までなく。

 

ボーカルギタードラムが男、ベースキーボードが女というまさにサカナクション2世。ボーカルの声も特徴的で割と気に入ってたんやけど、メジャーデビュー後しばらくしてからいまいちパッとしなくて、俺も手を出さずに終わってしまった。何なら去年のミナホ出てて候補の一つには上がってたんやけどな。観に行けばよかったなぁ。

 

DIALUCKはこの気だるげに歌う感じが可愛くてあとボーカルも普通に可愛くて今思えばなんでCD買わなかったんやろうと。大阪のガールズバンドってことでyonigeやHump Backと肩を並べて頑張ってほしかったけど、そんなことを言う権利も俺にはないように思う。

というかこの可愛いボーカルは実は昔yonigeのドラムだったそうで。解散するんならyonigeに帰ってきてくれたりしないだろうか。いや都合よすぎるよな。

 

この辺のバンドに関しては、何なら「好きになってから解散してたらもっと悲しかったからまだよかった」「どハマりする前でまだよかった」という考えがよぎってしまうことがあって、自分でも最低やなと。こんだけ知ったような口でMV貼って紹介するんなら前々からもっと応援しとけよって話ですよね。本当にファンだった人がいたらごめんなさい。 

 

自分と同じような感じで多くの人が聴かなくなって、もしくは手を出さずに終わって、結果だけ見ればバンド側からすればファンが減った・増えないのと同じですから。それはいずれ利益が出る出ないの話になってきて、そりゃ活動を続けることは難しくなる。

だらだら書いてきたけど、ここから更にだらだら書きますよ。何が言いたいかって、バンド、ひいてはアーティストを応援することって彼らにこちら側から消費者としての還元行為を行うことだと思うんだよねって話なんです。アーティストに利益が入るやり方を取らなければ泥棒と同じ。ちゃんとした店でCDを買ったりレンタルしたり、サブスクリプションサービスでお金を払って曲を聴いたり、ライブに行ってグッズを買ったり。

違法アプリはやっぱりやめてほしいなぁ。同じ無料ならYouTubeで観て再生回数稼いでる方がいいよ。お金がないのならそれはやっぱり我慢するとこはするべきやと思うし、無料というだけで安易に飛びついてほしくない。俺は一生否定し続けられる自信ある。でもそれで曲を聴いたのがきっかけでライブに足を運べば結果的には貢献できるわけやから難しいんですよねー。

あと曲を聴くこと自体にアーティスト側への利益が生まれてないという意味では、中古でCD買うことも同じですね。メルカリとかも。俺とてブックオフで中古品を漁るのも好きやから何とも言えない。まぁこれらはまだお金払う気があるから社会全体を見れば経済回してなくもないからええか。購買活動そのものにバンド産業が絡んでないけど。でも自分でお金を出してる以上、新品でもCDを買ったりライブに行ったりといった先の投資に繋がる未来はまだ見えてるように思う。

 

結局のところ、この問題に結論は出ない。俺は出せない。推奨案を提示するだけ。人それぞれ。でも今回紹介してきたバンドは少なくとも俺が還元しなかった・するのをやめてしまったことがコンマ0数パーセントぐらいは原因になって解散していったのかなと考えると、やっぱり良いものにはお金払っていきたいよねと思います。俺だってお金が無限にあるわけではないから全てのバンドを応援するには限界があるけど、せめてね、CDを買ってないバンドはYouTubeで多めに視聴するとか、フェスで見かけた良さげなバンドをこのブログで紹介して普及するとか、いい塩梅でやっていけたらなと。もちろんリスナー側にはどうしようもない問題もアーティスト側 レコード会社側 事務所側 大人側にはあるんでしょう。でも、だからこそ、聴く・観る側の人間である僕たちは、彼らの創る音楽に最大限誠実に触れていきませんか、というお話です。

 

では(=゚ω゚)ノ

みんなそろそろさらばルバート、空を飛ぶに気づいて

この記事のタイトル見ただけでもどこからどこまでが何なのか分からんわな。そういうとこなんかな。

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はい、「さらばルバート、空を飛ぶ」という名前のバンドです。恐らく、このブログで紹介するバンドのマイナー度を大きく更新します。SNSですら好きだという人を見かけない。

でも割と実力派なんですよ。2011年結成、2013年に打首獄門同好会やドラマチックアラスカを擁するLD&K主催のオーディションでグランプリを獲得。2015年にはKi/oon Music主催のイベントにオーディション枠で勝ち上がり出場。新木場COASTでKANA-BOONBLUE ENCOUNTなどと共演してます。しかもこの時に同じくオーディション枠で出演したバンドの中にCHAIがいます。結構なメンツでしょ?まぁでもこの時のメンバーがボーカル以外誰も残ってないんですよね。脱退と加入を繰り返しまくっている。そういった活動の不安定さが知名度の伸び悩みの原因なんだろうか。

そんなバンドですが、新譜がめちゃくちゃ良かったので紹介したいと思います。誰も知らんバンドの誰も知らんアルバムに入ってる誰も知らん曲のレビューをどうぞ。

 

と思ったけど、せめてどういうタイプのバンドなのかぐらい知ってもらわないと、皆さんはきっとパソコンであればブラウザの戻るボタンを押してスマホならばアプリを落とすと思うので、まずは一曲紹介します。これは新しいアルバムに入ってる曲ではないです。俺が注目するきっかけになった曲です。

 

2020/10/23追記

MV消えてる…なんで…

"待って、待って、待って!" という曲です。いつか聴ける機会があれば是非…!

 

イントロ1秒聴いただけで「おっ?」てなりません?俺はなった。こういう感じのバンドです。

 

さてまずはアルバム名とジャケットを。

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「シュール・モア・リズム」。もちろん流通なんかしてません。会場or通販限定。関西はおろか西日本でライブをする事もほぼ無いため会場で買う選択肢すらないので、通販で買いました。

とりあえず一通り聴き流してもらいたいので、アルバムのトレイラー置いておきますね。

では各曲のレビューいってみましょう。

 

 

M-1 べらんめえ

最初聴いた時リズムが全く取られへんかった。イントロは5拍子?なのか?このリズムで裏打ちを通せる曲を俺は他にkidori kidoriの "Come Together" しか知らない。

トレイラーでも分かるように、サビで「べらんめえ」て言ってるんですけど、サビの歌詞全部英語なんですね。ここ「Better me」つってるんですわ。なるほど。まぁ文法的に間違ってるけどね。ちなみにこの次に「てやんでえ」としか聴こえないところがあるんですけどここは「Day & Day」でした。遊び心。

 

M-2 鮮やかな計画

公式が載せてるライブのセトリを見てると、割と前から披露されてたらしい曲。イントロからサビから、まさに俺のイメージするさらばルバート、空を飛ぶって感じの曲。歌詞の中に「C8H10N4O2」「C6H14N4O2」というフレーズが出てくるんやけど、まぁ俺は分子式やって気づくよね。調べてみたらそれぞれカフェインとアルギニンだそうです。だから何なんやろう。分かったところで歌詞の意味は分からんかったわ。

 

M-3 アフター・フェスティバル田中

名前。俺。そういうこと。だから好きなの。ベースの人が田中千秋楽っていう名前なんやけど(もちろん芸名やけど田中は本名なんやろうな)、ひたすら田中さんをイジってる曲。歌詞に「田中」という単語が9回出てくる。完全に遊んでる。

ちなみに田中さんはベース担当なんですが、さすがにイントロはエフェクトの効いたカッコいいベース始まり。見せ場があって良かったね田中さん。本人はブログでイジメです言うてるけど。2番を通して後ろでなってるスラップもカッコよくて、ベースの音が好きな田中としてはたまらん一曲です。

 

M-4 ライライラ

個人的に新しい一面を見たなと思った曲。こんなお洒落な曲もあるのかと。さらばルバート、空を飛ぶのCDは今回買った新譜以外にもう1枚持ってて(というかこの2枚しか通販ですら買えない)、そのアルバム「点滅の跡」にはこういう曲はなかったから新鮮やった。タイミングがアレやけどそっちのトレイラーも貼っときましょうかね。

冒頭で紹介した "待って、待って、待って!" はこのアルバムに収録されてます。

 

M-5 夜

MVが出てます。

ギターピロピロ高速四つ打ちの激しい曲が多い中で、この曲でMV作って勝負しにくる覚悟がすごいなと。まさにこのMVの通り夜道を歩きながら聴きたい。曲が進むにつれて演奏が大きくなっていき、ボーカルも消え入りそうなかすれ声から力強く張った声に変わっていく曲展開。Cメロ前のギターとかもはや幻想的。

MVの最後の最後に夜が明けて一瞬明るくなる演出もかっこいいね。

 

M-6 ワンシーン

さらばルバート、空を飛ぶとしてはかなり異質。めちゃめちゃ演奏がシンプル。このバンドにエモさを感じるとは思わんかった。アルバムを締めくくるにふさわしい一曲。ライブのラストナンバーがこれでもバチっと決まりそう。

ひとつまえの "夜" にもこの曲にも「鮮やか」という言葉が使われてて、"鮮やかな計画" との繋がりを感じる。曲調は全然違うこの三曲でアルバム全体の世界観の統一感が強まって完成度が上がってる。ほんまに鮮やかなアルバム。

 

 

いかがだったでしょうか。今までで一番何言うてんのか分からん記事やったと思います。だって誰も知らんバンドの誰も知らんアルバムに入ってる誰も知らん曲のレビュー(2回目)なんだもの。ちなみにこのアルバムからもう一曲、MVの撮影が済んでるようで。公開が楽しみ。どの曲かな。

 

何かのきっかけがあれば爆発的に知名度が上がると思うんだが。。。ボーカルのルックスはサブカルど真ん中やけど楽曲のかっこよさのツボがひと昔前なんよな。残響系というやつなのか?なんせ今のバンドシーン向きじゃない。けどこのまま埋もれさせとくのはもったいないので、このブログで少しでも普及できたらなと思います。さっきも書いたけどCDは通販か会場でしか買えません。当然配信もしてません。Apple MusicやSpotifyでは、先述のオーディションでグランプリを取った時の楽曲 "狂乱の疲労宴" のみ試聴できます。そんなレベルのバンドですがぜひ。

 

最後にもう一曲ぐらい貼っとくか。


 

 

では(=゚ω゚)ノ

レルエのライブを今のうちに観ておきたい、そしていつか大きい会場で観たい。

突然ですが、バンドの音楽性やキャラが会場にマッチしてるかどうかって大事ですよね。

例えばマイヘアやフォーリミなんかは今でこそホールや武道館で演ってるけど、せっまいライブハウスでガチャガチャ演ってるのも様になる。

一方でサカナクションとかレベルまでデカくなったバンドはもう小さいハコで演ってるとこなんかもうイメージ湧かないですよね。まぁ売れていくにつれて世界観が壮大になっていってるからやけど。

広くても狭くてもいいけど暗いとこでゆったり観たいバンドもいますよね。昔、plentyが快晴の下で演奏してるライブ映像を観てコレジャナイ感を覚えた記憶があります。

賞味期限4年半過ぎたミートボールこと我らが岡崎体育は、ついにさいたまスーパーアリーナでのワンマンを実現させる事が決定しました。本人はずっとそれが夢だと言って活動してたし、盆地テクノと称するあの音楽はふざけてるようでしっかりデカい会場でゴリゴリ鳴らす姿を見据えて作り込まれてきたと思うんです。

 

そういう点から観て、今回見つけたレルエというバンドは完全に、デカくなる野望を持って音楽をやっていると思います。大きいホールとかフェスのトリとかで盛大に演ってるイメージが湧きまくる有望株。

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まずは一曲。

なかなか壮大な事やってらっしゃる。

サウンドサカナクション好きにはぶっ刺さるし、とは言えそこにバイオリンがあるから差別化は図れている。ボーカルの声もなかなかあざとい。ハイトーンなんやけど低いところで掠れてるのとかセカオワ深瀬っぽい。ア段の文字の発声の仕方がまんま深瀬。

コメント欄を見てると他にも色んなバンドの名前が挙がってる。他のアーティストを引き合いに出すことでばっかり評価されてるのもアレやけど、「◯◯のパクリ」「これなら◯◯でいい」みたいな否定的な意見は無い。確かに最近の、シンセを取り入れてるバンドの色んな要素が凝縮されてるように思う。

バイオリンと電子音の絡みがマジで特徴的。調べたらメンバーの女の子がバイオリンとシンセ両方担当してるようで。明らかに両方の音鳴ってる曲いっぱいあるんやけどライブの時どうやって演奏してるんやろ。日本のバンドでバイオリンと言えば誰もがBIGMAMAしか浮かばないと思うんやけど、かなりシンセの主張が強めなのでBIGMAMAにはレルエの音楽性は真似できない。

現在のメンバー構成はボーカルギター、ベース、バイオリン兼シンセ、の3人。レルエの場合、正式メンバーにドラムがいないのは逆に強みであるように思える。かなりEDM色の強い曲もあれば上の "8bit summer" みたいなバイオリンがイントロをリードするシンプルな4つ打ち曲もあるので、これは確かにドラムは必要な時にサポートメンバーに叩いてもらう形がベストかと。

これが最新MV。この曲や先述の "さよならマジョリティ" "夜はモーション" も収録されたミニアルバム「UNITE」が9月にリリースされたばかり。しかもこれが初の全国流通盤という。完成されすぎやろ。ええもちろん買ってますよ。他の曲も良い。

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ライブ観てみたいなぁ。この世界観をまだ小さなハコでどのように膨らませてるのか気になる。実はミナホに来てたようです。1日目やから候補外やったけど。これからどんどん会場を大きくしていってほしい。広くて暗い会場で盛大に観客を踊らせてるところを見る日も遠くないと思います。

多彩なジャンルからいいとこ取りしてるし、色んな邦ロックファン層にアプローチかけられるバンドじゃないでしょうか。デモ曲も含めて意味分からんぐらいの数のMVがYouTubeに上がってるので、誰にでも試し聴きしてもらいたい。CD派の人もサブスク派の人もMusic FM()派の人も是非。

 

では(=゚ω゚)ノ