たなさと

バンドを語りたい、ただそれだけ。CDレビューやライブレポなどもするので一応ネタバレ注意

the quiet room 「色づく日々から愛を込めて」

ミニでもフルでも、全体を通して聴いてマジで全曲良いアルバムって、そこまで頻繁には出会わない。オープニングのインストとか、中盤に入ってる語りの曲とか、正直要るんかって思うことあるし。あれね、石左が言う「川谷絵音がなんか喋ってるだけの曲」ね。他にも、シングル曲はともかくカップリング曲まで収録されてると曲数稼ぎなんかなって思ってしまうし。あと普通に微妙な曲とか印象に残らん曲とかラストの無駄に壮大すぎて好きになれんバラード曲とか。

 

そんな中で久々に出会った、全曲良いアルバム。the quiet roomの新しいミニアルバム「色づく日々から愛を込めて」。まぁ曲数少ないからそりゃハズレもないやろとかいう話は置いといて。名盤です。良すぎて全曲レビューを書いてしまいました。過去曲も引っ張ってきながら紹介していくので是非読んでくださいハマってください。

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M-1 Prism

MVは無いけど実質リード曲。クワルーのライブは去年11月に神戸であったBUTAFESで観た一回だけなんやけど、その時にリハでワンコーラスだけやってくれた曲。その時から一発で気に入ってた。音源化を待ち望んでた。サビのメロディが素晴らしい。つかそもそもサビが長い。曲の半分ぐらいサビなんちゃうかな。でも長ったらしいとは思わない。1回で十分な構成を2回繰り返してくるけど、もっかい同じメロディを聴けるっていうむしろ嬉しさがある。絶対この曲でMV作ると思ってた、ってかまだ期待してるんで作ってください。

 

M-2 グラフィティ

イントロ無しの弾き語りから入ってゆったり流れて行くのかと思ったら軽快な四つ打ち。リードギターの音好きやなぁ。ミニアルバムの2曲目って感じする。2番のBメロで『難しいこと言わなくても解ってるから少し黙れ!』と言い捨てて、サビなしで間奏とCメロに行く展開もめっちゃクワルーっぽい。菊池くんっぽい。

 

M-3 シュガータイム

こっちで来たな、ゆったり系。初夏に屋内で聴きたい。雨降っててもええわ。アコースティックバージョンとかあったら間違いなく睡眠薬になる。個人的にはサビよりもBメロのメロディの方が好きやな。『このまま世界の隅で二人きりだわ』のとこね。今作の中で一番癒しになる曲やと思います。

 

M-4 Landscape

"グラフィティ" よりは遅めの四つ打ち。でもこっちはサビも四つ打ち貫いてて、ライブで聴いたら全然踊れそう。今回のミニアルバム、四つ打ち曲が多いから、曲展開やギターリフが多様やのに演奏が分かりやすくて好きなんかも。後ろの方でちゃっかりスラップしまくってるベースもかっこいい。終わり方も潔い。

 

M-5 ハイライト

イントロが化け物。リードギター、このエフェクトかけてこのリフ鳴らそうって何考えてて思いついたんやろう。『選ばれるのは一握り 馬鹿みたいじゃない?』て歌詞を菊池くんが唄うのがいいよね。バンドの熱量を感じる。何やろ、さっきの "グラフィティ" と言い、感嘆符・疑問符の使い方が上手いんかな。めっちゃ無駄なく感情乗せてきよる。Cメロのオッオーオ、オーオ、オーオ、オーていうシンガロングもいい。 "Vertigo" に次ぐライブ定番曲になるんじゃないか。してくれ。

 

M-6 海辺の街へ

"Landscape" と同じぐらいのテンポ、イントロもサビも同じ四つ打ち。でも曲調が全然違って、こっちは爽やかの暴力。殺されそうになりました。曲名に負けてなさすぎる、マジで聴いてて海辺の街が浮かぶ。 "Number" が好きな人にはたまらんと思う。とりあえずそっちのMV貼っときますね。

彼女と海の近くを歩きながら脳内再生したい。彼女おらんけど。

 

M-7 夢で会えたら

優しい。暖かい。クワルーを知ったきっかけは弟に紹介された "Fressy" のMVなんやけど、その時に思ったのが「sumikaっぽさあるな」やった。とりあえずまたそっちのMV貼ります。

"夢で会えたら" はこのミニアルバムの中で一番sumika感がある曲調かなと。一切鍵盤鳴ってないのにピアノアレンジ聴こえてくる。菊池くん他のバンドを引き合いに出されるの好きじゃなさそうやけど。まぁ要は "Fressy" 好きには刺さる曲やと思います。ただこのポップさのくせに歌詞がクッソ切ないんよなぁ…別れてんのかよ…でもそこがまたええわぁ…

 

M-8 東京

ラストにして、今のところ唯一MVがある曲。イントロ無しのサビ始まり、Bメロで突然の6/8拍子、Cメロではシンガロングが起きそうなオーオーオーオー、最終的にアウトロも無し。曲の展開に良い意味で全然ついていけへん。何ならアウトロ無しで曲どころかアルバム終わるからな。余韻がすごいよ。前作「Little City Films」の "Twilight" もこの "東京" もそうなんやけど、ラストナンバーの大サビの後で新しいパート、言うなればDメロを入れてくるのはどういう神経してるんや。最後まで楽しめすぎる。最高やわ。

 

 

終わりました。以上です。まぁここで書いても伝わらないんですけどね。ただ感想述べてるだけやもん。過去曲のMVぐらいは観てもらえたでしょうか。興味持ってもらえたかな…是非CDも手に取ってほしいです。さっきからボーカルを「菊池くん」呼ばわりするの気が引けてたんやけど、同い年なんよ。年下のバンドがどんどん出てきてるけど、同い年ってあんまりおらんのよね。そこも込みで応援してる。

嫌いな人はおらんタイプのバンドやと思うねんけどなぁ…それこそsumikaが好きな人とかどうでしょうか。特に最近のsumikaの曲にホーンアレンジとかストリングスとかが多くなってきて、毎回YouTubeのコメント欄に「そろそろふっかつのじゅもんみたいな曲も欲しいなぁ…」て書いてる奴とか。あなたが望んでる音楽じゃないですかね。

石左は「the quiet room が売れなかったら、このジャンルはもうダメだ。」とまで書いてたけどマジでその通りやと思う。売れてほしい。つか俺どんだけ地下室TIMES引用すんねん。

 

最後に代表曲投下して終わります!

では(=゚ω゚)ノ

WILD BUNCH FEST. 2018 タイムテーブル発表!

7/28,29に山口県で開催されるワイルドバンチのタイムテーブルが発表されました!2days行きます!

 

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何この地獄のようなタイテ!!!

 

まず28日。最後マンウィズは確定として、それまではPirates StageとTube Ridingを行ったり来たりする感じになるかな。阿部真央、NCIS、フォーリミ辺りは長く聴いてるのに一回も観たことないから優先したい。でもSaucy Dogもサイダーガールもtetoも一回観てみたいしな。。。何よりオーラルとKEYTALK被せてきたのはマジでキッズ()殺しやな。

 

29日は、とりあえずクリープハイプとユニゾンは何があっても観る。クリープハイプに至ってはむしろ何でここまで観たことなかったんやってレベル。観たら泣くかも知れん。真っ昼間やのに。あとはヤバTと緑黄色社会が被ってるのだけ悩ましいな。。。あとは特に葛藤なく回れると思ふ。次の日普通に仕事やからサカナクションは個人的クロージングアクトにして傍目に観ながら帰るかも知れぬ。

 

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現状観たいバンドをとりあえず現実性無視で挙げたらこんな感じになるだろうか。でも物販も回りたいしもっとタイトやろうな。今チェックしてないバンドもなんだかんだ観たくなると思うし。せっかくのフェスですから。

ま、とりあえず社会人になって初めてのフェスなんで!楽しみます!これを楽しみに7月頑張りますよ。

7月はこれしかライブないから書くことないかも知れんな。CDは買ってるから新譜の感想でも書こうかな。けど時間もないんだよな。ま、そのうち。

 

では(=゚ω゚)ノ

Aqua Timezから知った、音楽を聴くという趣味

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Aqua Timezが解散する。

今日ワンマンを観に行くAqua Timezが、そのツアーが終わったあと最後にラストライブをやって、解散する。

 

こんだけ色んなバンドを聴いてると、解散も活動休止も脱退も腐るほど耳にする。慣れてしまってるところもある。

でもアクアは違うよ、違うんですよ。

 

 

アクアと出会ったのは中2。10年前やん。死にたいな。校内音楽会の課題曲を選ぼうってなって、何人かが歌いたい曲を持ち寄ってきた中にあった "ALONES" を聴いて、なんかいいなと思ったのが最初。

今思えばこれ音楽会で合唱できる曲ではないな。持ってきたやつ何考えてたんやろ。ちなみに課題曲が実際何の曲になったかは覚えてない。

で、 "ALONES" 聴きたいなと思って、友達にアルバム "ダレカの地上絵" を借りて聴いたのが最初。アクアとの出会い。親の影響でSMAPばっかり聴いてた自分が、初めて自分で選んで手を出したアーティストがアクアやった。ちなみに借りたCD、どうやって聴いたと思いますか。iTunesにインポートなんて概念は存在しない時代。MDです、MD。時代感じるどころちゃう。

アクアの何がいいなんか分かってなかったけど、そこからどハマり。カラオケでもアクアかSMAPしか歌わんかった。他のアーティスト知らんかったんやもん。 "虹" とか "うたいさりし花" とか、小遣いもないのにリリース直後に買ったなぁ。そう言えばアクアがSMAPに楽曲提供したこともあったな。 "だいじょうぶ"  って曲。聴いた時まだアクア知らんかったのに、SMAPのそのアルバムの中で一番好きな曲やった。

高校に入って、BUMP、RAD、flumpoolエルレ辺りも聴き始めたけど、アクアも変わらずCD買ってた。どれもまだロックバンドやと分かって聴いてない。でもほんまに青春時代を彩られてたんやなぁと思う。周りもみんな曲を知ってたからな。友達と音楽の話題で盛り上がれてた最後の時代。片想い中の友達に "ほんとはね" 聴かせたり、失恋した友達がカラオケで "千の夜をこえて" 歌ってんの聴いてクッソ笑ったり、部活の試合前には "最後まで" を聴くって決めてたり。 "ほんとはね" 聴かせた友達はそのあとちゃんと付き合いました、クソが。大学受験もアクアの曲にずっと支えられてた。 "STAY GOLD" が特に好き。

今聴いても感動する。2番サビの「立ちはだかるこの山は 僕が言い訳を積み上げてできたのだから 誰のせいでもない  強くなりたいとは言うが ほんとに強くなろうとしない僕らは このまま このままでいいのだろうか」って邦楽史に残る素晴らしい歌詞やと思う。これCメロから大サビにかけて最後までずっとキー高くてカラオケでなかなか歌い切れんかったんよなぁ。

俺どんだけカラオケ行っててん。

 

大学に入って、いよいよ自分の趣味がバンドに寄っていって、ギターがベースがどうとか韻がメロディがどうとか意識して聴くようになった。flumpoolとかはメンバー以外のシンセやストリングスが強すぎてあんまりバンド感ない事に気づいて露骨に聴かなくなっていったけど、アクアは明確に冷めたわけじゃなく、他にも好きなバンドが増えすぎたのが理由で、遠ざかっていった。公式のTwitterもフォローしてるし、新曲のMVもチェックはするけど、新譜を手に取ることは減っていってたなぁ。

でも、そもそも自分の趣味が音楽になった始まりは中学時代のアクアであったことは間違いない。

 

今年に入って、新しいアルバム "二重螺旋のまさゆめ" のリリースが発表された。正直もう「コンスタントに活動続けてるなぁ」ぐらいの感想やった。やけど、なんかふと聴こうと思ってんな。ほんまに何となく。Apple Musicで聴いたら全曲めっちゃいい!てなって、持ってなかった過去のアルバムも全部聴いて、ツアー行こう!と思った。

もうチケットは一般発売されてて、普通に申し込めた。ほとんどの会場でまだチケット残ってた。あぁ、やっぱりもう全盛期の勢いはないんかなとか思ってしまってた。でも、10年も前に知ったアーティストのライブについに行くというのは感慨深いですねとか思いながら、会社帰りにコンビニ寄ってチケットを発券した。

その日の晩に解散が発表された。

なんかもうわけわからんかったよ、さっきチケット発券してきたとこやん、と。後で確認したらツアーのチケット全箇所ソールドしてた。取っといてほんまによかった、けどそう思うのもなんか違う気がする。なんなんこれ。

何となく再熱して、何となくCD買って、何となくライブ観たくなって、何となくチケット取ったのはマジで第六感的なものがあったんかも知れん。

 

とりあえず、こんな感じで俺は10年以上Aqua Timezを聴いてきました。後半5,6年はずっと応援してきたファンに怒られそうなレベルやけど。でもアクアがいなかったら、今の自分の趣味は全く違ってたと思う。それまでSMAPしか聴いてなかったんだよ。SMAPも解散させられて、今頃自分に何も残ってなかったんじゃないかと思うと、色んなバンドを聴いて人生潤す事を知れたのはアクアのおかげやと思う。むしろアクアだけをずっと聴いていたら他のバンド全般にハマりすぎて人付き合いに支障来すまでは行ってなかったかもな()

 

10年目での初ライブ。広島CLUB QUATTRO。横アリでのラストライブに行くのは現実的じゃない。だから恐らく、今日のライブが最初で最後のAqua Timezを生で観る機会です。人生を変えてくれたアクアを、目に焼き付けてきます。

 

 

 

 

 

その後そのまま夜勤はほんまに違う。

LAMP IN TERRENの復活ライブ問題から見る、バンドマンとポリープ

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テレンが炎上している。悲しい。

 

事の発端は、本当に頭まで遡るならば今年の4月。俺の大好きなバンド、LAMP IN TERRENが、ボーカルの松本 大さんの喉にポリープが出来たから切除手術のためにしばらくライブ活動を休止すると発表した。

好きなバンドの活動休止なんて悲しいのが普通やけど、今回はすぐに復活するやろうと思って特に気にしなかった。休止のアナウンスに合わせて新曲 "New Clothes"のMVも公開したから、すぐ復活する気満々やんと。

ちなみに新曲マジでかっこいいよ。もうこの記事読むのここでやめていいからMVだけ観て。頼む。

そのあと程なくして、8/19に復活ワンマンを日比谷野外音楽堂でやると発表。みんな大喜び。関東って事で俺は行けへんけど、やっぱりすぐ帰ってくるなと一安心。実際、手術も普通に成功したから、もう後は復活ワンマンを待つだけやと。時期が時期やったから、今年は各地の夏フェスに一切出てこんのが残念やけど、まぁ8/19に復活するならええやろうと。

ここまでは何の問題もなかったんです。

 

しかし昨日。テレンの公式から情報が解禁された。

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えええええ先にやってまうんかいいいいい

 

大荒れです。テレンでツイッター検索するともう阿鼻叫喚。"SEARCH"というのはテレンが今年の1月から毎月26日にやってる定期ワンマン。活動休止を受けて、4月度の公演以降開催されてなかった。それがまさかの復活ワンマン前に復活。復活前に復活、何が何やら。8/26の回は何の問題も無いのに。

もっと燃え盛ってるのが"COCORO FES"。ココロオークションというこれまた俺の好きなバンドが企画する対バンイベント。ワンマンならまだしも、他のバンドのイベントにまで出演って事で更にファンがっかり。復活ワンマンのチケット取ってた人は特に。これでココロオークションが叩かれたりしても可哀想やな。いいバンドなんですよ。ここまで読んできてくれた人も読むのやめていいからあとMVだけ観て。頼む。


メンバーに心無いリプを送る人や、「メンバーの意志で決まったことなのか」「COCORO FESが入ってしまったからそれが復活ライブにならないように7/26を入れたのか」「大人の事情なのか」と邪推する人まで出てきて大変なことに。いや、ごめんやけど多分大人の事情やと思うよ。

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大さんもツイッターでこうは言うてるけど、生ライブじゃなくてせめてスタジオライブを配信、とかだったらまだ良かったのかも。俺かって8/19のワンマンまでライブ無いと思ってたし。つかCOCORO FESの7/28って俺が行くWILD BUNCHの日やんけ!ワイバン来いや!

色々残念な事になってしまったけど、今回テレンがここまで言われたのは「復活ワンマン」と銘打ったライブを告知してしまっていたからやと思う。もっと言うたら、そもそも「活動休止」を宣言していなければ復活もなかったわけでは、と。実際たった3,4ヶ月ライブせんだけやし。それぐらいの期間は音沙汰ないバンドいっぱいおるでしょ。

 

ここでやっと本題に入ります。いっぱいテレン語ったからもういい感あるが。

「バンドのボーカル、ポリープ切除手術を大袈裟に捉えすぎでは」と言う話です。

いや、分かります。ボーカルにとっちゃ喉は命より大事。声が出なくなるって死ぬのと一緒やから。やけど今まで色んなボーカルの人がポリープできたって手術してるけど、失敗したって話聞いた事なくない?医者からしたら全然難しくない手術なのでは?

そりゃリハビリは要ります。それまでアホほど歌い続けてきたのが数ヶ月途切れるだけで不安になるとは思います。やけど別にわざわざ活動休止とまで言わんでよくない?と思ってしまう。そんだけ今回のテレンのように、復活ライブのハードルも上がってしまうだけな気がするんですよね。

もうここまで来たら分かる人は分かると思うけど、オーラルの悪口言ってます() シングルの初回盤についてくるDVDでポリープ切除手術のドキュメンタリーとかやってて普通に引いた。俺は曲聴いて再熱したけど弟はそれで完全に冷めた模様。いいバンドやのにそんなとこで印象下がるの勿体無いね。

 

ロックバンドはカッコいい。そのフロントマンであるボーカルの熱量は半端ない。だからこそ、ポリープ出来たって別に僕たちファンはびっくりしません。心配しませんは言い方アレやけど俺は正直心配しません。そんな大袈裟に捉えずサクッと手術してまた元気にライブしてくれたら、何なら事後報告でもいいかなと思います。

 

 

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そうそう!!こんなんでいいんだよ!!さすがこやまさんですわ!!

 

 

では(=゚ω゚)ノ

これは日本です。THIS IS JAPAN

自分たちでバンド名の略称を提示しちゃうバンドが寒くて無理なんです基本。「◯◯って呼んでね!」とか、「◯◯こと◯◯◯◯です!」とか、もうTwitterのプロフィール欄に書いちゃうのとか。そんなとこ気にしてんなら曲磨けよって思ってしまう。何が「スサシ」やねん、逆に言いにくいわって。

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これぐらい振り切ってたら面白いからええけど。w 

 

そんな感じの理由で避けてたバンドがあります。THIS IS JAPAN、通称ディスジャパ。

いや、正直略称どころかフルネームから気に入らんかった。大それた名前すぎる。そして「ディスジャパ」もやっぱり言いにくいし。

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バンドの存在は色んなイベントで名前を見かけて知ってた。からの、俺がめっちゃ好きなEmu sickSってバンドのドラマー、16ビートはやおさんがTwitterでよく名前を出してたので、気になり始めてたって感じ。はやおさんのディスジャパ愛マジで見ててすごいよ。

というわけでふと気になって聴いてみた。

やられた。くそかっけぇ。

何がTHIS IS JAPANやねん、全然邦ロックに媚びる感じがない。これ歌詞が英語やったら日本のバンドって分からんかも。つかツインボーカルなのね。

この衝動的な感じ、tetoが浮かぶ。tetoをandymoriに寄せるとSUNNY CAR WASH辺りになるけど、より洋楽に寄せるとディスジャパになる気がする。あと初期のパノラマパナマタウンとかもこんな感じの音やったかな。

 

実際カナダツアーとかしてる模様。本人たちも海外志向が強いんやろうか。海外公演の自己紹介では「This is THIS IS JAPAN from Japan !! 」て言うらしい。おもろいやんけ。

 

この曲が得に気に入った。コーラ飲みたいなら飲んだらええじゃない!

 

んで、偶然なんですけど、この記事書き始めた後にアナウンスされたんですけど、吉岡里帆阿部サダヲが出演する映画の主題歌をディスジャパが演奏する事に決まったそうです。何このタイミング。しかも曲自体の作詞作曲はあいみょん。俺得かよ。

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公式サイト見てみたら他にもnever young beachとか八十八ヶ所巡礼とか、結構コアなところからアーティスト起用してる。普通に映画が面白そうやな、観たいな。

 

それに合わせてなのかアルバムから新しいMVも公開された。俺こういうのに弱い。気になりだしたタイミングで色々重なってくるのに弱い。やべぇハマりそう。

こっちは洋楽って言うよりは一昔前のロックンロールって感じやな。かっこいい。こないだのPINBALLSやビレッジマンズストアといい、がなる感じの声とかしゃがれ声とか最近好きやな俺。

 

 

バンドって、名前で食わず嫌いするもんじゃないですね。聴いてみてよかった。THIS IS JAPAN、名前負けしてない。いいバンド見つけた。機会があればライブ観たいな。

 

 

では(=゚ω゚)ノ

バンドのMステは初出演より2回目の方が嬉しい

と思うのは僕だけでしょうか。

 

バンドに限らんしMステにも限らんけど、アーティストが音楽番組に初出演するのって何かしらトピックがある事が多いじゃないですか。SNSで話題になったとか、当たったドラマや映画の主題歌やとか。まぁバンドの場合は普通に人気出てきてるからってのも多いけど。

でも逆に言うと、その当時の一過性の話題で出演するからそれっきりになりがちで、「あの一回だけやったんかな…」て後になって思ったりする。

 

例えば2014年にBUMP、2016年にRADが出演しましたよね。両方泣きました。Mステで泣いたの今までであの2回だけ。

でもあれ、両方2時間スペシャルやったし扱い大きすぎたしで、また出る事は正直期待できないじゃないですか。まぁそんなポンポン出てほしくもないけど。

 

そういう意味で、2回目の出演の方が嬉しかったりします。もちろん初出演がアナウンスされた時もクッソテンション上がるんやけど、2回目出るってなった時は「このまま常連になっていくんかな!?」ていう期待も込めてめっちゃ嬉しいんよね。

 

個人的に今まで一番嬉しかったのはindigo la Endの2回目。初出演の時はゲスと一緒に出て「川谷絵音のもう一つのバンド」みたいな位置付けで登場したから、いやそれが嫌なわけではなかったんやけど、バンド自体よりもその話題性で推されて出演した感がどうしてもあった。だから2回目にインディゴ単体で出演したのがめっちゃ嬉しかった。ちゃんとバンドと楽曲が評価されるな、と。

まぁ当時は不倫報道が一番燃え盛ってた時期やった上に、披露曲が初回が"心雨"で2回目が"藍色好きさ"、極め付けは初回のインディゴと一緒に出たゲスが"両成敗でいいじゃない"やったから観ててハラハラしたけどwww

 

そういえば"心雨"のMVってYouTubeでは公開されてないよな。さすがにあの時期にあの曲やったからお蔵入りになった感あるよな。アルバム"藍色ミュージック"の初回盤についてるDVDで観られるのでよければ。

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後は、今ではすっかり常連やけど[ALEXANDROS]の2回目も嬉しかったな。当時はまだ[Champagne]やったなぁ。

初出演が"starrrrrrr"で2回目が"Kick & Spin"。キクスピ歌詞間違えまくってたなぁ。


 

ブルエンもそうやな。初回が"はじまり"やったから2回目の"LAST HERO"が余計カッコよかった。いや"はじまり"もめちゃくちゃ好きですよ。

 

SHISHAMOやWANIMAみたいに色んなバンドがどんどん常連化していってほしいですね。Mステこれからも楽しみにしてます。

 

 

 

だからとりあえず知らん高校生が踊るコーナーと一般人にインタビューするランキングコーナーもう勘弁してくれ。頼む。

 

 

 

では(=゚ω゚)ノ

YouTuberが音楽で成功し始めてるの本当に何とかしてください

全編個人的見解でお送りします。

 

 

 

 

 

YouTuberが嫌いです。厳密に言うとYouTuberがミュージシャン気取りしてるのが嫌いです。ミュージシャン気取りしてないYouTuberは別に興味ないです。

 

1ヶ月ぐらい前、Mステに僕の好きなバンドが出たんですけど、その回にあるYouTuberグループが出てたんですよ。そしたら、そのYouTuberグループが尺クッソ長くて大々的に紹介VTRも流れて。バンドの方が雑というかほぼクロージングアクトみたいな扱いで、生演奏なのは良かったけど演奏後そのままエンディングに入ったんですよね…気に食わなかった…

でもまぁテレビ的にはその方が面白いんだろう、まだまだロックバンドは一般人の面白動画に比べたら市民権得てないんだろうとスルーしてました。

 

ところが先日。

 

SCHOOL OF LOCKFM802の番組群と並んでバンド好き界隈では有名なラジオ番組ですよね。また別のあるバンドの新曲が初解禁という事で聴いてたんですよ。まぁ俺どっちかというとFM802派なんやけど、その新曲が聴きたかったので。

そしたらまた出てきた。また別のあるYouTuberユニット。スタジオゲストで喋ってた。楽曲も流れた。びっくりした。

なにYouTuberて今そんなに広がってんの?スクールオブロック?ロックじゃないの?そんなに頻繁に聴いてないから知らんけど普通に他ジャンルのアーティスト出てくるもんなの?びっくりした。

 

とにかく。YouTuberがミュージックと名のつくテレビ番組に出たり、ロックと名のつくラジオ番組に出たりと、音楽業界に進出してきているこの現状をみて、記事に起こすに至ってしまいました。

もう一度言いますが全編個人的見解でお送りします。

 

 

 

YouTuberがネットの世界を飛び出してミュージシャンデビューするのって、最近やとよくある話なのか。CDを出したり、番組に出たり。

こういう流れって少し前にも流行ったよな。ボーカロイドとか歌い手が挙って出てきたあの時期。米津玄師、ヒトリエ、まふまふ(神様、僕は気づいてしまった)辺りを筆頭に爆売れしてます今。

でも彼らと違って、俺が聴いたYouTuberの曲は基本的に前向きでポジティブ。特に難しい言葉や言い回しも使わず、キラキラした打ち込みの音に乗せてて分かりやすい。俺には書けないけど、部活動と恋愛に勤しむ健全な中高生なら誰でも思いつきそうな歌。一方で米津玄師なんか日本のミュージシャンの頂点に立ちつつあるにもかかわらずどこにも行けないばっかり言うてるのに。

そもそもYouTuberは他人を楽しませるために自分たちで面白い(と思い込んでいる)ことを発信してる人たちやから、そこから生まれる音楽に人間の陰の部分があるわけがないんだよな。別にそれが悪いわけではないけど俺は無理。ノリがそもそも合わない。ファンモン化したWANIMAなんかより全然無理。

いやまぁ大して曲数も聴かないで批判するのは良くないんやけどね…バンドのファンもアンチが湧く度に同じ言い分で喚いてるしね…

 

まぁ音楽性は好みの問題やとして、何より気に食わないのはそもそもYouTuberが「音楽活動」をしてること。

バンドを組んだボカロPも、顔を出し始めた歌い手も、形態を変えただけで元から音楽を作って披露してる人たちじゃないですか。YouTuberは元々音楽やってる人間じゃないじゃん。俺が知らんだけで音楽をメインに配信してる人もおるんかも知れんけど。

 

他人に何かしらのエンターテイメントを提供するのであれば、各々のフィールドや守備範囲ってもんがあるんじゃないかと思う。

タレントや俳優がCDデビューするとうわぁって雰囲気なるじゃないですか。星野源福山雅治みたいに、よっぽど均等な割合で俳優業と音楽活動を両立してて、かつ両方が評価されてないと厳しいじゃないですか。菅田将暉は今後そのポジションまで登りつめるかな。

そういえば昔おかんが玉木宏にハマってCDまで買ったけど秒で冷めたよね。俳優としての玉木宏は今でも好きみたいやけど「あの人は音楽はなんか違う」て言ってたの覚えてる。

だいぶ広義に捉えると音楽活動と言えなくもない、リズムネタ・歌ネタで売れた芸人ですら、大体調子乗ってCD出してそれなりに売れるけど数ヶ月後にはブックオフ埋め尽くすじゃないですか。

 

逆もそうです。歌って踊ってを主とするはずのジャニーズやアイドルは、ドラマ出る度にごり押しだの何だの言われる。これはバンドマンですら同じ。野田洋次郎が主演した映画もドラマも観ようとしたこと俺は一回もない。

もちろんYouTuberなんてもってのほか。WANIMAが「YouTuber開催しまーす!ちからー!」とか言うて動画配信し出したら絶対大炎上するでしょ。リプ欄コメント欄で火災が起こる。
グドモたなしんの話はやめろ。

 

人には担当するフィールドってもんがあり、逆に言えば手を出さない方がいい領域ってもんがあるんじゃないかと思います。

初めから歌を作って人に聴かせることを趣味としてきたボカロPや歌い手が、いつしか自分の声で届けたいと思って人前に立ち、音楽を趣味から仕事にしていく。これは自然な流れだと言ってもいいんじゃないかと。

でもYouTuberの音楽デビューは、同じ動画の世界を飛び出して歌を歌うのでも印象が全く違う。チャンネル登録数とフォロワー数増えてきたからここでいっちょCD出せば売れんだろみたいなこっすい意図しか感じられない。

いやもちろんね全員がそうではないと思いますよ。つか何ならバンドマンの方が欲望に忠実じゃないと続けられないと思うし。

ただ一応書くからには多少は調べようと思ってMVも観ようとしたけど再生回数3000万回って見た時点で吐くかと思った。もう、卑怯。3万再生すら届かないバンドがどれだけいると思ってんだ。これ真っ当なアプローチで音楽活動する人減っていくんじゃねぇの?

 

とにかく、YouTuber出身のアーティストがまんまと成功していく様は納得いかない。しばらくしたらブックオフを埋め尽くすと信じてるけど、今この現状に納得いかない。

 

個人的見解です。

 

 

では。