たなさと

バンドを語りたい、ただそれだけ。CDレビューやライブレポなどもするので一応ネタバレ注意

YouTuberが音楽で成功し始めてるの本当に何とかしてください

全編個人的見解でお送りします。

 

 

 

 

 

YouTuberが嫌いです。厳密に言うとYouTuberがミュージシャン気取りしてるのが嫌いです。ミュージシャン気取りしてないYouTuberは別に興味ないです。

 

1ヶ月ぐらい前、Mステに僕の好きなバンドが出たんですけど、その回にあるYouTuberグループが出てたんですよ。そしたら、そのYouTuberグループが尺クッソ長くて大々的に紹介VTRも流れて。バンドの方が雑というかほぼクロージングアクトみたいな扱いで、生演奏なのは良かったけど演奏後そのままエンディングに入ったんですよね…気に食わなかった…

でもまぁテレビ的にはその方が面白いんだろう、まだまだロックバンドは一般人の面白動画に比べたら市民権得てないんだろうとスルーしてました。

 

ところが先日。

 

SCHOOL OF LOCKFM802の番組群と並んでバンド好き界隈では有名なラジオ番組ですよね。また別のあるバンドの新曲が初解禁という事で聴いてたんですよ。まぁ俺どっちかというとFM802派なんやけど、その新曲が聴きたかったので。

そしたらまた出てきた。また別のあるYouTuberユニット。スタジオゲストで喋ってた。楽曲も流れた。びっくりした。

なにYouTuberて今そんなに広がってんの?スクールオブロック?ロックじゃないの?そんなに頻繁に聴いてないから知らんけど普通に他ジャンルのアーティスト出てくるもんなの?びっくりした。

 

とにかく。YouTuberがミュージックと名のつくテレビ番組に出たり、ロックと名のつくラジオ番組に出たりと、音楽業界に進出してきているこの現状をみて、記事に起こすに至ってしまいました。

もう一度言いますが全編個人的見解でお送りします。

 

 

 

YouTuberがネットの世界を飛び出してミュージシャンデビューするのって、最近やとよくある話なのか。CDを出したり、番組に出たり。

こういう流れって少し前にも流行ったよな。ボーカロイドとか歌い手が挙って出てきたあの時期。米津玄師、ヒトリエ、まふまふ(神様、僕は気づいてしまった)辺りを筆頭に爆売れしてます今。

でも彼らと違って、俺が聴いたYouTuberの曲は基本的に前向きでポジティブ。特に難しい言葉や言い回しも使わず、キラキラした打ち込みの音に乗せてて分かりやすい。俺には書けないけど、部活動と恋愛に勤しむ健全な中高生なら誰でも思いつきそうな歌。一方で米津玄師なんか日本のミュージシャンの頂点に立ちつつあるにもかかわらずどこにも行けないばっかり言うてるのに。

そもそもYouTuberは他人を楽しませるために自分たちで面白い(と思い込んでいる)ことを発信してる人たちやから、そこから生まれる音楽に人間の陰の部分があるわけがないんだよな。別にそれが悪いわけではないけど俺は無理。ノリがそもそも合わない。ファンモン化したWANIMAなんかより全然無理。

いやまぁ大して曲数も聴かないで批判するのは良くないんやけどね…バンドのファンもアンチが湧く度に同じ言い分で喚いてるしね…

 

まぁ音楽性は好みの問題やとして、何より気に食わないのはそもそもYouTuberが「音楽活動」をしてること。

バンドを組んだボカロPも、顔を出し始めた歌い手も、形態を変えただけで元から音楽を作って披露してる人たちじゃないですか。YouTuberは元々音楽やってる人間じゃないじゃん。俺が知らんだけで音楽をメインに配信してる人もおるんかも知れんけど。

 

他人に何かしらのエンターテイメントを提供するのであれば、各々のフィールドや守備範囲ってもんがあるんじゃないかと思う。

タレントや俳優がCDデビューするとうわぁって雰囲気なるじゃないですか。星野源福山雅治みたいに、よっぽど均等な割合で俳優業と音楽活動を両立してて、かつ両方が評価されてないと厳しいじゃないですか。菅田将暉は今後そのポジションまで登りつめるかな。

そういえば昔おかんが玉木宏にハマってCDまで買ったけど秒で冷めたよね。俳優としての玉木宏は今でも好きみたいやけど「あの人は音楽はなんか違う」て言ってたの覚えてる。

だいぶ広義に捉えると音楽活動と言えなくもない、リズムネタ・歌ネタで売れた芸人ですら、大体調子乗ってCD出してそれなりに売れるけど数ヶ月後にはブックオフ埋め尽くすじゃないですか。

 

逆もそうです。歌って踊ってを主とするはずのジャニーズやアイドルは、ドラマ出る度にごり押しだの何だの言われる。これはバンドマンですら同じ。野田洋次郎が主演した映画もドラマも観ようとしたこと俺は一回もない。

もちろんYouTuberなんてもってのほか。WANIMAが「YouTuber開催しまーす!ちからー!」とか言うて動画配信し出したら絶対大炎上するでしょ。リプ欄コメント欄で火災が起こる。
グドモたなしんの話はやめろ。

 

人には担当するフィールドってもんがあり、逆に言えば手を出さない方がいい領域ってもんがあるんじゃないかと思います。

初めから歌を作って人に聴かせることを趣味としてきたボカロPや歌い手が、いつしか自分の声で届けたいと思って人前に立ち、音楽を趣味から仕事にしていく。これは自然な流れだと言ってもいいんじゃないかと。

でもYouTuberの音楽デビューは、同じ動画の世界を飛び出して歌を歌うのでも印象が全く違う。チャンネル登録数とフォロワー数増えてきたからここでいっちょCD出せば売れんだろみたいなこっすい意図しか感じられない。

いやもちろんね全員がそうではないと思いますよ。つか何ならバンドマンの方が欲望に忠実じゃないと続けられないと思うし。

ただ一応書くからには多少は調べようと思ってMVも観ようとしたけど再生回数3000万回って見た時点で吐くかと思った。もう、卑怯。3万再生すら届かないバンドがどれだけいると思ってんだ。これ真っ当なアプローチで音楽活動する人減っていくんじゃねぇの?

 

とにかく、YouTuber出身のアーティストがまんまと成功していく様は納得いかない。しばらくしたらブックオフを埋め尽くすと信じてるけど、今この現状に納得いかない。

 

個人的見解です。

 

 

では。