ライブハウスの営業やバンドの活動が制限されるようになって久しいが、数年前のライブを観て「今思ったらこの組み合わせやばいな」みたいな対バンやイベントってよくある。2019年に紅白に出た髭男とKing Gnuも、2018年にはMINAMI WHEELで同じ日に観られた。
そんな中で、2019年に行った、今思うとやべぇなってライブがある。
これ。緑黄色社会の対バン企画、緑黄色夜祭 vol.9。東名阪の3公演あり、ゲストはSaucy Dog、マカロニえんぴつ、ネクライトーキー。ちなみに大阪公演は行きました。
今思うとまぁ強すぎる四組なんだが、個人的に当時から既に勢いがすごく、「間違いなく次に来るバンド四天王」と思っていた。上の当時のレポにも書いてた。
というわけで、この4組が2年の時を経た2021年の現状について何となく改めて見ていきたいと思います。
まぁ売れ倒してますわ。売れてほしいとは思ってたけどここまで売れるとは思ってなかった。
新曲 "結証" も伸びている。こんな軽々と1000万再生突破するバンドになるとは…
緑黄色社会の場合何がすごいって、本人達の演奏シーンがあるMVが久しく出てないのに伸びてる事なんだよな。 "sabotage" を最後に、"Shout Baby" はイラスト混じりだったし、"Mela!" "夏を生きる" は全編アニメーション、"結証" はドラマ仕立て。これでバズってるのは純粋に曲が聴かれている証拠。強い。
これで今後さらに新曲で甲子園のテーマソングやシーブリーズのCMソングという超大衆向けタイアップを掴んできた。これマジでコロナ明けのツアーはもうアリーナでも収まらないと思われる。去年の時点で、すっかり売れたねって旨の記事を書いてたんだけど、そんなもんで収まらなかったな…
ぜひこのままの勢いで。
マカロニえんぴつ
まぁ売れ倒してますわ。売れてほしいとは思ってたけどここまで売れるとは思ってなかった。
メジャーデビューしてからの勢いがすごい。今やMステも常連。数多のタイアップを獲得し、ついにクレヨンしんちゃんの映画主題歌ですよ。どこまで客層広げる気だ。クレヨンしんちゃんの主題歌とか絶対またMステ出るやん。しんちゃんの着ぐるみと一緒に演奏するやつやん。
春からのホールツアーも対象の全公演即日完売。ホールっつってるけどファイナル横アリだからな。
サブカル寄りの邦ロック好きの間で人気になっていくと思っていたが、ここまで一般層に浸透して中高生の青春を彩るバンドになるとはなぁ…
よくこのルックスで…笑
Saucy Dog
前者2組がアホみたいに売れすぎてて霞みがちだがサウシーも大概売れ倒している。今回の4組の中では、コロナ禍における制限キャパではあるが唯一武道館公演を達成しているバンド。
特別大きなタイアップがあったわけでもない。今回の4組の中では唯一キーボードがいないから特別印象に残るサウンドをしているわけでもない。純粋な歌モノギターロックとしてのし上がってきた例である。
サウシーの売れっぷりについては過去に記事にしている。
ネクライトーキー
今回の4組の中では、現状そこまで一般層に浸透はしていない印象。逆に界隈で話題になり始めた時の勢いは一番すごかったんだけどな。ミナホのステージ、一年でパンゲアからBIGCATに上がったし。
音源を聴き込むというよりはライブ映えするバンドやから、今回の4組中では一番コロナ禍の影響を悪い意味で受けてしまっているかと。。。"北上のススメ" とかはマジで謎のバズり方見せたんやけどなぁ。
そんな中で "誰が為にCHAKAPOCOは鳴る" は曲中でタイアップ先のアニメのキャラクターに喋らせるっていうソニーの悪いところが顕著に出たMVを出してしまったのも成長にブレーキをかけそうで怖い。
何とかまだまだハネてほしい。5月に出るフルアルバムに期待である。あと4月に出るSAKANAMONのアルバムにもっさが参加しているのも非常に楽しみである。
以上!
改めて見ると緑黄色夜祭のメンツはほんまにエグかった。これの前の夜祭もビッケブランカとか呼んでたしね。今回の4組でスペシャの列伝ツアーとか回ったら全公演Zeppでも埋まりそうだな。なんせこの4組にこれからもまだまだ時代を築いてほしいなと思います。
ステイホームの流れもあり、最近「次に来る!」とされるアーティストは専らソロシンガーやSNSやインターネット初のユニットなどである。そんな中でまだまだロックバンドには輝いていてほしいと思う次第なのです。
コロナが明けたら次の緑黄色夜祭もまた開いてほしいな。リョクシャカ自体が思いっきり売れたから、次の対バン相手は大物を呼んでいきそうな気がする。楽しみにしとこう。
では(=゚ω゚)ノ