たなさと

バンドを語りたい、ただそれだけ。CDレビューやライブレポなどもするので一応ネタバレ注意

これぞバンド同士のツーマン、広島プルケズリ

Arakezuriのツアーに行ってきました!

f:id:tana-boon:20250427214253j:image

「Road to O-EAST」を掲げ、その名の通り渋谷Spotify O-EASTでのワンマンに向けて全国を行脚するツアー、その広島公演。対バンはプッシュプルポットで、界隈ではプルケズリって言われてた笑 最近ほんと大阪と東京ばっかり行ってた中で、久々の広島ライブ。というかマジで、フルで広島にいた土日が久々。個人的月間ベストにも新曲を挙げているArakezuri、ちょっとがっつりライブ観たかったんだよな。プッシュプルポットも初めましてだけど曲は少し聴いてたから良い機会だった。

まぁ結局チケット取るの忘れてて当日券で滑り込むことになるんだけど()

会場は広島市内のSIX ONE Live STAR。広島のライブハウス自体がそら久しいが、ここはthe quiet roomのツアーで来たとき以来。市内での買い物を済ませてから向かって開演10分前ぐらいに入ると、ソールドアウトでこそないものの結構な動員。出入り口すぐそばぐらいのところでのんびり観ることにした。

というわけでゲストのプッシュから!

 

 

プッシュプルポット

ほんとに言うほど聴き込んだことはないんだけど、なんか "ゴールドラッシュ" と "バカやろう" はリリース当時ちょっと聴いてて。その2曲から始まったのが有り難すぎた。Vo. 山口さん早速フロアに突っ込んでたな。

初めましてと書いたが、実は観られていた世界線ありまして。2023年のビレッジマンズストアのツアー京都公演に対バンで出演予定だった。体調不良でキャンセルとなり、ビレッジのワンマンに変わったが、その時にビレッジがワンコーラスカバーしていた "ダイナマイトラヴソング" を次に披露。「あの時の曲だ!」てなった。だからほんと初っ端から知ってる曲多くてアガった。

この曲でプッシュメンバーに呼ばれてまさかのArakezuriのBa. 宇野さんが登場、コールアンドレスポンスにまで参加してきた笑 「大体こういうのってボーカル呼ぶよね」と笑いながらもノリノリでコール。ファンもめちゃくちゃ楽しそうだった。

沸きまくりの序盤とうってかわって中盤のエモ系ミドルバラードパートもしっかり。マジで同じバンドじゃないみたいなぐらいの振り幅でした。あれだけダイバーが出ていたフロアも静かに。バラードが強いバンドは強い。

後半に差し掛かるところでのMCもアツかったな。山口さん2月の大阪マラソンに出ていたらしく、そしてArakezuriの宇野さんが応援に来てくれたらしく。マジでプライベートで普通に仲良いんだな。そこで、宇野さんの応援のおかげで走り切れた、頑張れって言葉の強さを実感したと。その流れで、"ともに" へと入り、今度は自分たちがO-EASTに向けて突き進むArakezuriを応援するということで、フロアを巻き込んで『頑張ろう』のシンガロング。グッと来たな。対バンの絆を見た。

ともに

ともに

  • プッシュプルポット
  • ロック
  • ¥255

ラストスパートは自分も知っていた "笑って" に始まり、ショートチューン "snooze" からの "最終列車" でダイブ続出。曲が始まる度に盛り上がりが凄かった。

何だかんだ知ってる曲もあったし、普通に心動かされるライブだった。敢えて通ってなかった訳でもないけど、もっと早く初めましてしておいたらよかったな。プッシュのライブに自分のよく聴くバンドが対バンで出たりすることも多いだろう、割と近いうちに二度目ましてしそうです。

 

セットリスト

01. ゴールドマーチ
02. バカやろう
03. ダイナマイトラヴソング
04. Unity
05. エンドロール
06. 曙光
07. 生きていけ
08. ともに
09. 笑って
10. snooze
11. 最終列車

f:id:tana-boon:20250427214839j:image

 

 

Arakezuri

二度目ましてのArakezuri、実は前回観たのも広島。1年少し前の2024年のHERO's RUMBLE以来。

"たいせつ" "素顔" と定番曲から入ってくれてノリやすかった。あと全体的に演奏前にタイトルコールしてくれる事が多くて助かった。笑 どの曲も名前は見かけるんだが、まだタイトルと曲が一致してなくてな…

"ウルトラエール" ではプッシュのGt. 桑原さんが登場。お互い本当にすぐステージ呼ぶ。笑

長々としたMCは殆どなく、淡々と楽曲を続ける。そしてどの曲も淡々と盛り上がる。言うてタイトルコールを聴いたら見かけたことある曲名ばかりで、キラーチューン祭りなセトリなんだなぁと思うなど。ちょうど先日、フィジカル音源しかなかったアルバム「PORTFOLIO」のサブスク配信も始まったという事で、そこの収録曲もあった模様。

かなり気に入っている新曲の "ありふれた" も中盤でしっかり聴けた。マジでシンプルに良い曲なんだわ。

ありふれた

ありふれた

  • Arakezuri
  • ロック
  • ¥255

終盤、「あなたが好きと言ってくれる音楽を止めることを考えていない」という旨を述べたMCを経ての "時代" もカッコよかったな。イントロ無しでのっけから『TikTokじゃなくて』で始まる歌い出しが強烈で、MCから流れるように入ると一気に惹きつけられる。求心力が凄い。

サブスクリプションじゃなくてCDがいいなって 言っておきながらルーティンのように再生するのはスマホで』ってフレーズ、痛烈に刺さる。まさに時代。

本編ラストは "ヒーロー"。序盤から定番どころラッシュで、あと何が残ってる?と思ってたけど不覚にもこれを忘れていた。そうだそうだこれがあった。

アンコール前は手拍子が全く起こらず、フロアからは「ワンモアー!」と掛け声のみ。ここしばらくで観てきたライブの中ではこのパターンはなくて、ファンの熱量もまた違って感じられて新鮮だった。

Gt. 石坂さんが上裸でTシャツ着ながら登場したアンコールは、まず物販紹介から。Arakezuriとプッシュとでバックのデザインが酷似しているTシャツがあるという話題に笑 件のArakezuriのTシャツを着たファンの方にプッシュメンバーが袖から「お姉さんそれ偽物ですよ」て言うたのクソ笑ってしまったw

披露されたアンコール曲は1曲のみ "必然"。プッシュメンバーも全員登場して、ラララのコールアンドレスポンスを全員で歌い狂う、わちゃわちゃ感が半端ないステージだった。絵に描いたような「バンドのツーマンのアンコール」て感じ。めちゃくちゃよかった。

必然

必然

  • Arakezuri
  • ロック
  • ¥255

ちなみにこの曲、自分は初見で。アンコールの為、終演後に物販で掲示されていたセトリにも載っていなかったので、帰ってからサブスクで目ぼしい曲全部聴きました笑 見つけて「この曲だ!!」てなった時の脳汁半端なかったっす。

お目当ての新曲に、定番の代表曲。詳しくない身でも楽しめるライブでした!

 

セットリスト

01. たいせつ
02. 素顔
03. シャニムニ
04. ウルトラエール
05. ピースオブケイク
06. クアトリーセンチュリー
07. ホールドミータイト
08. 最愛の日々を越えて
09. 蕾
10. 桜
11. ありふれた
12. レイジー
13. キーホルダー
14. 時代
15. ヒーロー

en1. 必然

f:id:tana-boon:20250429140025j:image

 

最後に物販でArakezuriのタオル購入。

f:id:tana-boon:20250511202311j:image

フロアで肩にかけてる人を見て、この色合い良いなと思ってたんだよな。これ持ってまたライブ行こう。

 

以上!

どっちのバンドも、有名どころと新曲を少し知っているかどうかぐらいのレベルだったけど、ほとんど分かる曲でよかった!そして知らない曲もがっつり楽しめた!何より両バンド同志でステージに呼んだりMCで触れたりと関わりが深くて、繰り返すけどバンドのツーマン!て感じのライブだったな。久々にこんなの観たわ。満喫できました。

んで、どっちも8月のワイルドバンチに出演が決定している。3日間のうち1,2日目に出演。実は今年は久々にチケットを確保していて、ちょうど1,2日目に参戦予定なので、タイテ次第でまた観られるかも。予習深めていこう!

f:id:tana-boon:20250511185937j:image

f:id:tana-boon:20250511190130j:image

では(=゚ω゚)ノ

 

Arakezuri Road to O-EAST "ADVANCE"

2025.4.27. 広島SIX ONE Live STAR

Arakezuri
プッシュプルポット