こんにちは。先日のTHURSDAY'S YOUTHの記事がご本人方に反応をいただき、しばしの間アクセス数がえげつないことになりました。読んでくださった方々ありがとうございます。これからもよろしくお願いします。
何気に令和初ライブ、ココロオークション のワンマンに行ってきました!
3月に行ったハルバン、1日目の一番最初に観たココロオークション 。諸事情で少し遅れて頭数分見逃し、規制直前レベルに人も多くてあまり見えなかったので、その場で物販にて手売りチケットを購入。何だかんだリリース作品も多くて結構な数の楽曲があるし、MV曲も好きなものが多いので、一度ワンマン行ってみたいと思ってました。あと、同じ奈良出身のバンドやし。
ちなみにココロオークション については去年の夏にも記事書いてます。
よければ。
会場は広島BACK BEAT。正直キャパに対して全然人が入ってる印象は無かった。ハルバンではもうひと回り大きいCave-Beでも結構な動員やったけど、やっぱりワンマンになるとなかなか満員とはならんのかねー。
入場時にこんなものをもらった。
開くと中には「20問20答」と題し、メンバーひとりひとりへのQ&Aが。凝ってんなーと思いつつ開演時間を待つ。
すると15分前ぐらいから会場内にメンバーの声で謎のMCが流れ始めた。あぁよくあるタイプの、注意事項とかを本人たちの収録音声で流すやつかなと思ったら「ココロオークション のココラジ!」と称してラジオ番組を模したトーク を始めた。内容は、さっきの20問20答の内容について説明したりツッコミあったりするもの。なるほどね〜これで配布物もちゃんと読んでもらえるし早く来た人も退屈しないから、上手いなと思いながら聴いてた。その中で話してて初めて知ったんやけど、Dr.井川さん双子らしい。
…と思いながら聴いてたら開演時間になったんですけど…
このラジオ番組もどきのくだりいつまで続くの?開演時間なったけど始まらんの?と思いながらも聴いてたら最後にメンバーが挨拶して終わったんやけど、最後に井川さんが挨拶した時に
「ドラムの井川聡でした!(変声 )」「…井川なんか声変じゃない?」「あれ?これ井川ちゃう、双子の弟の方や!」「本物の井川はどこだー!?」
という茶番と同時に会場が暗転してステージが照らされ、そこにはドラムセットで準備万端の井川さんが!
そして井川さんのコールで残りのメンバーが登場し、本編がスタートした。そういうことやったんか。20分近く前からずっとオープニングやったってことか。このやり方はマジで初めて見たな。感動した。
始まりまでの話長いな!
というわけでここからライブ本編。
VIDEO
初期の4つ打ち代表曲 "ナゾノクサ " "夢の在り処" から始まり、アルバムの1曲目を飾る "RUN" へと繋げる。
挨拶を挟んで演奏されたのは、流通前の音源にしか収録されてない "シャバ・アーサナ "。ココロオークション には珍しいゴリゴリナンバー。
その後アコギに持ち替え、「花にまつわる曲を2曲」と言って "手のひら" "向日葵" を演奏し、アルバム曲を着実に消化していく。
続く途中のMCではGt.テンメイさんが「チャラけたMCもいいけど、俺はもっとスタイリッシュになりたい」と話し始める。Vo.粟子さんが「Suchmos みたいな?King Gnu みたいな?」と煽り、テンメイさんは「あっそうKing Gnu 、King Gnu 」と返す。うんまぁ確かに見た目似てなくはないかもね。彫りの深さ失った常田大毅みたいな顔してるよねテンメイさん。
しかし、そんなフリをしておきながら「みんなパトカーって乗ったことある?俺こないだ職務質問 受けた」というスタイリッシュの欠片も無い話題にw ちなみに粟子さんはあるらしいとのことで周りが掘り下げると
粟「小学生の頃財布拾って届けたらご褒美に乗っけてもろた」 テ「お前のこともっと好きになったわ」
というその場がほっこりするだけのお話でした。w
結局職務質問 の話はパトカー乗せられて荷物調べられてすぐ解放されて、せっかくなので帰り際に警官にバンドの宣伝してきて終わったという普通のストーリーでした。
でもバンドマンってよく職質されるらしい。その後、先日の高松公演にて、対バンのLAMP IN TERRENと控室で話してて、自分たちもよく職質されるよって言ってたとのこと。なんか、中の見えにくい機材車とか、エフェクター とかを入れた黒くて大きい箱が怪しく見えてしまうんやってさ。なるほどーと思った。
つかココロオークション とテレンのエピソードとか推しと推しの絡みで尊い っす。
MCの話長いな!
続いて粟子さんが「今回のツアーの為に作った夏の四部作を」と曲振りし、"夏の幻" → "雨音" → "線香花火" → "蝉時雨" をメドレー形式で。リリース順的にもMVのストーリー的にも最初であるはずの "蝉時雨" を最後に持ってきたのは何か意図があったんやろうか。俺は4曲の中で "夏の幻" が一番好きやから一発目に来て鳥肌やばかったけどな。あと "蝉時雨" 以外の3曲が全部キー下がってたのも新鮮やった。今回のメドレー仕様なのか、元々ライブでは下げてるのかどっちなんやろ。
続いて暗転中に粟子さんがギターを置いたと思ったら突然帽子を脱いでキャップに替え、革ジャンを羽織り、最前のお客さん方がクスクス笑うなか "なみだ" の演奏が始まる。再び照明が点いたと思ったらメンバー全員サングラス。謎の様相で謎のハンドウェーブを煽る謎のヒップホップスタイル。謎。まさかココロオークション にピンボーカル曲があるとは。つかこのスタイルを取れる曲があるならもっとパフォーマンスの幅広がりそうやなと思った。売れてるバンドのボーカルどんどんギター弾かなくなっていってるしな。
再びMCへ。改めてメンバー紹介しつつ、今回は井川さんのターン。
井川さんyoutube チャンネル持ってるらしいです。知らんかった。
視聴回数が底辺のそれ。
というわけで今回のツアーでチャンネル登録数を1000人に増やすことを目標としているらしく、なんとMC中に客にスマホ を取り出させてチャンネル登録させる流れにw こんな形でオーディエンス巻き込んでくるバンドやとは思わんかったわ。
Ba.大野さんの「みんなとりあえず一回登録してあげて。登録だけしたらもう一回押したら解除出来るから。」がめっちゃおもろかった。
まぁ俺チャンネル登録しませんでしたけどね← 通知とか来るの鬱陶しそうなのでどんなアーティストでもチャンネル登録をしたことはありません。動画にしろMVにしろアップされたら大体ツイッター で告知されるしな。
ちなみにその一連のくだりでチャンネル登録者数15人増えたみたいです。270人から285人になったみたいです。
井川「15人も増えたぞ!この調子なら1000人いける気してきた!」 粟子「いやいけるか…?あと700人やで?」 大野「とりあえずみんなもう一回押したら解除できるからね」 井川「おおおおおい」
ほんまに茶番。コント。MCでこんなふざけてくるバンドやとは全く思ってなかった。まぁ、関西人やしね。
MCはここで終わり、「頑張れさっちゃん」とひたすら井川さんを励まし続けるだけの謎のコールアンドレ スポンスへ。
「元気が出てきた!最近ずっと元気なかったけど元気が出てきた!」と叫ぶ。メンバーの「嘘つけ元気やったやん」「朝からめっちゃ元気そうやったやん」というツッコミを全部スルーし、「今なら飛べそうだ!」と飛ぶって英語で何ですか!フライですね!"フライサイト"!!」と叫んで終盤戦スタート!
MCの話長いな!
こんなふざけたフリで始めていいんかとは思うが、メジャーデビューアルバムのリード曲である "フライサイト" は安定の盛り上がり。"ナゾノクサ " でも思ったんやけど、なんかサビのリズムが音源と違う気がする。"フライサイト" は過去のライブでもそう感じた。テンポは落としてないと思うんやけどドラムパターン変えてるんかな?
新曲を、と言って披露したアルバム2曲目の "アイデンティティ " は、CDで聴いてた時はイントロでここまでベースのスラップが聴いてる曲やとは気づかんかった。カッコいい。ていうかあれやな、大野さん全部指弾きなんやな。一曲もピック使ってなかった。
からの「音楽に人生を変えられた男の歌」と定番の曲振りで始まったのは "ヘッドフォントリガー"。大サビ前の『狙い澄まして3秒で放て』の後の3カウントで3,2,1と指を掲げていくノリがあるようだ。
続いてアルバムのリード曲 "ハンカチ"。
VIDEO
ハルバンで初めて聴いた時から爽やかで良いなと思ってた曲。今回も変わらずの盛り上がりでした。
ストーリー仕立てのMVが有名なココロオークション やけど、歌詞にもここまでストーリー性があるのはレアやな。この歌詞めっちゃおもろいですよね。1番のサビで『部屋にアロマ置くのも (中略) 全部 君を好きになったせいです』って言ってたのに2番で『ギターもポチったぜ もうすぐ届くんだ アロマと一緒に』ってもうアロマ2個目買ってるからな。
本編最後はアルバムのラストナンバーでもある "タイムレター"。
『歌が好きな子供だった 寂しくなるのがとても嫌いだった 友達より体が小さかった 置いていかれないように必死だった』
という歌いだしで始まるこの歌は粟子さんの実体験というか、粟子さんは本当に病弱だったらしい。演奏前のMCで言ってたんやけど、幼い頃に病気という病気は全て経験して、10回ぐらい入院したとのこと。
初めて音源聴いた時から2番の『できないことがたくさんあった できた時はたくさん喜んだ』って歌詞がめっちゃ好きで。病弱エピソードが無くても感動してたと思うんやけど、ここを聴いてる時にマジで泣きそうになった。
本編はこれで終了し、アンコールでは1曲だけ "景色の花束" を。この曲アルバムの1曲目やけど、『どうか元気で 笑顔でいてね』て歌詞があるみたいにめっちゃ最後を締めくくるにちょうどいいよね。
帰り際に物販。終演後の物販は本人達が登場。ラバーバンドとCD買った。
CDは置いてた中で唯一持ってなかった「CANVAS 」を。粟子さんにサインもらった!
この時に「僕も奈良出身なんですー」てお話しさせてもらってて、その時に粟子さんが「奈良に新しいライブハウス出来るらしいよね」て言ってたんやけどマジ?全く知らんかったんやけど。マジやったら激アツ。奈良にもキャパ5〜600ぐらいのちょうどいい箱が欲しい。NEVERLAND(キャパ250)の次がもうなら100年会館 (キャパ1400強)なのは加減分かってなさすぎる。
以上です!
ワンマン初めて行ったけど、バンドのイメージが割と変わった。もっとたるい綺麗事を吐くだけのMCしそうなイメージやったけど、こんなにエンタメ性に富んだライブをするとは。これはワンマンに行かな観られへんものやな。いやマジで職務質問 とチャンネル登録者数の話合わせてサーキットの持ち時間分ぐらい喋ってたからな。
普通に演奏もかっこよかった。音源では分からんかった部分とか、ワンマンでしか出来ないメドレーとか、こんなにライブ映えするバンドやとは知らんかった。
もっとワンマンに行く人が増えたらいいなと思う。今回のセトリでも思ったけど最新アルバム曲以外は過去のMV曲多めで初見殺しなところもないし、誰が行っても楽しめるんじゃないだろうか。
とにかくもっと売れてほしい!奈良出身として応援してます!
では(=゚ω゚)ノ
ココロオークション
4thミニアルバム「VIVI」リリースツアー
5/18 広島BACKBEAT
セットリスト
ナゾノクサ 夢の在り処 RUN シャバ・アーサナ 手のひら 向日葵 夏の幻 雨音 線香花火 蝉時雨 砂時計 なみだ フライサイトアイデンティティ ヘッドフォントリガー ハンカチ Orange タイムレター
(en.)
景色の花束