たなさと

バンドを語りたい、ただそれだけ。CDレビューやライブレポなどもするので一応ネタバレ注意

MINAMI WHEEL 2022 Day 1 !!!

MINAMI WHEEL 2022参戦してきました!!

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2018年以来4年ぶり。2019年は普通に行けず、2020年はコロナの為に従来の形態で開催されず、2021年は行く気満々でチケット取ったけど重めのウイルス性扁桃炎になり断念。ここまで長かった。先月ワイバンが中止になったのもあって、三連休絶対殺すマン台風にマジで怯えていたが、無事開催されてよかった。

今年はついに3日間通し参戦。と言っても2日目は途中で抜けるのだが。とりあえずまずは1日目のレポ!

 

 

GLASGOW

2022年のミナホはOSAKA MUSEのトップバッター、GLASGOWからスタート!昨年のミナホの配信で存在を知ったバンドであり、2月に出した "FLASHBACK" が良すぎたので一度観てみたかった。

"youth" の弾き語りからゆっくりと入り、シューゲイザー色の強い厳かな雰囲気でMUSEを染める。と思ったら早速ダークな4つ打ちナンバー "outsider" や "lightning" を投下してくるので、初見の人も振り幅の大きさに度肝を抜かれた事だろう。トップバッターだったけど間違いなくこの日で一番ベースの音デカかった。好き。

outsider

outsider

  • GLASGOW
  • ロック
  • ¥255

"lucky" や "オレンジフィルムカーテン" と言ったMV曲も押さえつつ、「今日と言う日を思い出せるように」と振った待望の "FLASHBACK" は生で聴くとよりエモく響いてくる。音源ではスパッと終わるのに対し、余韻が後を引くライブバージョンも良かった。

MCも挨拶程度に済ませてひたすら演奏を聴かせてくれたのがポイント高い。「セットリストをあーだこーだ言って決めてたんですけど、せっかくなので詰め込めるだけ詰め込みました」という言葉の通り、短時間でも十分にGLASGOWの魅力が伝わるステージだったと思う。

物販でCD買いました。サブスクでも聴いていたが、フィジカルにしか無いトラックもあるとの事で良き。

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ベースが脱退してしまったばかりだが、まだまだこれから頑張ってほしい。期待している。

 

セットリスト

1. youth
2. outsider
3. lightning
4. lucky
5. オレンジフィルムカーテン
6. FLASHBACK
7. After image

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TOMOO

初日の大本命TOMOO。メジャーデビューを果たしてから初めてのミナホのステージは、キーボード一本の弾き語りスタイルだった。

昨年の夏にTOMOOを知るきっかけになった "Ginger" を皮切りに、「大阪って地下鉄や地下街が凄いですよね!だからってわけじゃないんですけど、」とインディーズ時代の "地下鉄モグラロード" など幅広い選曲を展開。

地下鉄モグラロード

地下鉄モグラロード

  • TOMOO
  • J-Pop
  • ¥255

頻繁にMCを挟み、天気や食べ物の話でフリートークを広げる。「大阪で粕うどんと肉吸いをずっと食べたいと思ってる」という話が印象に残ってる笑 弾き語りというスタイルも相まって、良い意味でフリーライブのような、アットホームな雰囲気がJANUSに広がっていた。

しかし歌唱になるとやはりあの歌声は引き込まれるものがある。"スーパースター" "ロマンスを越えよう" と行った落ち着いた楽曲たちはバンド演奏よりもこちらの方が味が出るのかも知れない。

ミナホは4年ぶりとの事で、その間「色々あった」と言っていたが何かあったのかな。確かに遡るとその間フィジカルではリリースが全然ないようなのだが。まぁ、なんせそれも含め今回のメジャーデビューまでの全てが必要な事だった、と語るTOMOO。そこからの新曲 "オセロ" は歌い出しの『踏み台にできるものなんて一つもない』というフレーズがより意味を持って聴こえた。

弾き語りであのクオリティ、バンド形態だともっととんでもないことになる気がする。是非また観たい。来年も出るならBIGCATだろうが、数ヶ月後にはミナホ出られなくなるぐらい売れてる未来も余裕で想像できる。これからも注目である。

ちなみに調べたけど前回のミナホ2017年らしかったから5年ぶりじゃね?←

 

セットリスト

1. Ginger
2. 地下鉄モグラロード
3. スーパースター
4. ロマンスを越えよう
5. オセロ
6. What's Up?

 

 

daisansei

初めましてのdaisansei。こちらもGLASGOW同様に昨年の配信で知り、気に入ったバンド。

フルアルバム「ドラマのデー」は聴いており、その他の曲もYouTubeでチェックしていたが、何と言うか音源と印象の違う曲が多かった。と言っても原曲がライブ映えしているというわけではない、しかしもちろん音源の方が良いというわけではない。なんか本当に違う曲のような。音源とライブとでアレンジを大胆に変えてあるのかな。

しかし本当に良かったのは間違いない。不思議な魅力がある。男性のGt. 安宅さんと女性のBa. フジカケさんのツインボーカルの絡みが絶妙。また曲間のMC中も常にキーボードで繋ぎ、雰囲気を途切れさせないのも良かった。

最後に "ルートユー" が聴けたのも嬉しかった。この曲が聴きたくて選んだところある。1月のお気に入りソングに選ばせていただいているこちらの曲は月をモチーフに書いたとの事で、安宅さんは演奏前のMCから会場のミラーボールを月に見立てて演奏に入り込んでいた。

やっぱりメロディから何から優しい曲である。

そして物販ではその "ルートユー" の収録された「root you」を購入。

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8cmCDと言うのも味があって良い。ボーカルの安宅さんとフジカケさんが対応してくれたので、昨年のミナホの配信で知った旨を伝えた。「配信してもらっててよかったー!」と喜んでもらえてこちらも嬉しくなった。一緒に東京のライブの告知もされたけど、すんませんそれは行けません笑 いつか広島も来てください。

あと、会場の心斎橋COMPASSも初めて来たけどめっちゃ雰囲気の良い箱だったな。機会があればまた来たい。

 

セットリスト

1. 箱根
2. ラジオのカセット
3. Yellow
4. 便箋
5. ざらめ、綿飴
6. ルートユー

 

 

水曜日のカンパネラ

今やテレビにも出演するレベルの売れっ子だが、夏にミナホ出演がアナウンスされたのはまだ "エジソン" がバズり始める前。運営側もオファーした時はここまでの事態を予想していなかったと思うのだ。

そんな水曜日のカンパネラ、流石の人気でリハの段階で満員。何ならリハ始まる前にも結構並んだ。マイクチェックで詩羽本人が出てくる頃にはもう規制がかかっていたのではなかろうか。元々、JANUSでのOKOJOを観てからのんびり途中から観る予定だったが、ふと気が変わって早めにBIGCATへ向かう判断をしたのは結果として正しかった。

多くの人が注目する中だが、圧巻の堂々としたパフォーマンスは流石だった。コムアイに負けず劣らずの早口ソング "バッキンガム" も完璧に歌い上げ、何なら "ディアブロ" というコムアイ時代の曲まで煽りを含めて完璧にモノにしてしまっている。また "織姫" の前に観客にスマホのライトをつけさせる時の「500人ぐらいいるんじゃないの〜?」「いやーまだ300だな…」みたいな全く物怖じしない煽り方も自信が表れているというか。

さらに感動したのが、ルール違反者への咄嗟の対応。MC中に「エジソン聴いて予習したよー!」と声出し禁止を破って野次を飛ばしたアホ(死ね)がいたのだが、「ありがと!シーッ!」と一瞬で感謝も注意も伝えたのが素晴らしかった。しっかりした子だ詩羽。

「テレビなんか出ちゃってさ〜!一年ですごくない??」とちょけていたが、間違いなくバズが無くても実力で掴んでいたであろうBIGCATでのステージだったと思う。

アホが予習した "エジソン" が始まったところで、これが最後だろうと思い離脱した。後で調べたらもう一曲 "招き猫" 演ったらしいです。

 

セットリスト

1. ティンカーベル
2. アリス
3. ディアブロ
4. バッキンガム
5. 卑弥呼
6. 織姫
7. エジソン
8. 招き猫

 

 

bokula.

水曜日のカンパネラを途中退出して、BIGCATから JANUSへとこの日一番のダッシュ。しかし着いたら何と入場規制中…!!"溢れる、溢れる" "足りない二人" の音漏れを聴きながら並んで待つ。時間的に最初の曲を完全に聴き逃したぐらいかと思っていたが、その前に "オープンマインド" を演っていたようだ。

オープンマインド

オープンマインド

  • bokula.
  • ロック
  • ¥255

入場すると続く "愛してやまない音楽を." で盛り上がる満員のフロア。広島から出てきた若者が大阪でこんなに活躍している事実に感動した。

さらに "愛わない" "この場所で." "一瞬" と、最後までスピード感のある選曲で走り抜けた。bokula.はエモさがウリのミドルテンポな歌モノ曲も魅力の一つだが、それを一切排してキラーチューン連発に振り切ってきた攻め攻めのセットリスト。強すぎた。

翌日に行われた広島のサーキットイベントSUPER ROCK CITYでは最大キャパのクアトロで大トリを務めたが、来年はミナホでも最大キャパのBIGCATを任される事が容易に想像できる。広島補正関係なくどこまでも大きくなっていきそうな気配を感じるライブだった。

 

セットリスト

1. オープンマインド
2. 溢れる、溢れる
3. 足りない二人
4. 愛してやまない一生を.
5. 愛わない
6. この場所で.
7. 一瞬

 

 

なきごと

bokula.の後そのまま残って待機。前から3列目ぐらいで観られた。昨年のSHUNAN Orbit以来約1年ぶりに観る。あの時はリリースしたばかりの新曲だった "D.I.D." や "hanamuke" を外す攻めたセトリだったが、今回は最新曲の "自転車" からスタート。

さらにその "D.I.D." も聴けた。

数少ないハンドマイク曲、ゆらゆらとステージを行き来しながら歌う。からの、疾走感のある "知らない惑星" や、自分の思いを綴ったMCの最後に「あなたの幸せはあなたが決める」と前振って入った "不幸維持法改定案" など相変わらずの振り幅の大きさである。

ミナホ、ひいてはFM802には大きな思い入れがあり、「この曲で知ってくれた人も多いと思う」という一番の代表曲 "メトロポリタン" での盛り上がりは凄かったな。自分もこの曲で知って、そしてすぐにハマりました。

そして、最後の曲で優勝した。ずっと聴きたいと思っていた "憧れとレモンサワー"。

憧れとレモンサワー

憧れとレモンサワー

  • なきごと
  • ロック
  • ¥255

本当に好きなんですこの曲。CD買って初めて聴いたその1回目で泣きそうになったのを覚えている。水上さんが「"深夜2時とハイボール" のイメージが強いと思うんだけど、今日は…」と話しながら鳴らすコードで察した時点で鳥肌が立ち、タイトルコールした瞬間に天を仰ぎました。MVも無いアルバム曲だからいつまでも演る代表曲になっていくか分からないので、ここに来て聴けて本当に良かった。優勝です。

終演後、物販で会場限定シングル「ヒメゴト」を購入。またそういやラババン持ってなかったなと思って一緒に購入。

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スタッフさんが会計した後、水上さんが隣で受け取って手渡ししてくれていたのだが、運の良いことに自分が最後だった。別のスタッフに呼び出されて「じゃあこれ(俺のCDとタオル)渡したら、」と言っており、俺に渡した後移動していってしまった。最後の1人でした。運が良かった。更に、この時なきごとのロンTを着ていたので、それにも触れて「ねこありがとう」と言ってくれた。嬉しかった。尊かった。可愛かった。好きです。

 

セットリスト

1. 自転車
2. D.I.D.
3. 知らない惑星
4. メトロポリタン
5. 不幸維持法改定案
6. 憧れとレモンサワー

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1日目は以上!!

念願だったGLASGOW、TOMOO、daisanseiをお目にかかれたし、水曜日のカンパネラは流石のパフォーマンスを見せてくれたし、bokula.となきごとの安定の素晴らしいライブを堪能できたし、初日にして既に大満足でした。

この後夕食を取り、実際はなんばHatchでオールナイトで行われるEXTRA EDITIONへと向かった。そちらの様子は2日目以降のレポと併せてまた後で。

 

では(=゚ω゚)ノ