たなさと

バンドを語りたい、ただそれだけ。CDレビューやライブレポなどもするので一応ネタバレ注意

バイリンジボーイ若い!bokula.若い!アスノポラリス若い!

バイリンジボーイのリリースツアーに行ってきました!

f:id:tana-boon:20220524221412j:image

murffin discsの新人バイリンジボーイ、ゴールデンウィークTHE BONDSで初めて観て以来早くも2回目。物販で話した時に広島初めてだと言っていたし、対バンが広島のbokula.とアスノポラリスという事で休みを取って参戦してみた。アスノポラリスは初めまして。

会場は広島ALMIGHTY。新しめのライブハウスで、名前はずっと聞いていたがついに初めて行った。狭い。非常に狭い。まさに若手が切磋琢磨する地という感じ。狭いのはむしろ良いんだが、女の子しかいない笑 マジで女の子ばっかりだった。高校生か、下手したら中学生では?ぐらいのおぼこい制服っ子までいた。学生バンド恐るべし。30手前のおっさんは非常に気まずかったです。数少ない男は多分全員関係者か身内。中学に入った頃に吹奏楽部に見学に行った時を思い出しました。興味あったけど流石にこの環境で部活動は無理やと思いました。結局友達と連れ添って陸上部に入りました。

何の話やねん。

 

 

アスノポラリス

広島のバンドだと何度も名前は聞いていたアスノポラリス、今回初めて観るにあたって少しだけ予習して参戦。"たまに間違える僕たちは" "だんだん" など、MVのある曲はいくつか覚えてて分かったな。

ボーカルの男の子がルックスも声も非常に中性的。しかしそれは音源での印象で、やはりライブで観るとまた声色の印象が違った。ハイトーンなのは間違いないが、パワフル。

ギターの男の子めっちゃ見たことあるなと思ったら、bokula.のVo. えいくんでした。MCを聞くにアスノポラリスのギターの子が出られなくなったため、えいくんがサポートで入ったと。bokula.の方が後輩なんだな。後でTwitter見たところギターの子は新型コロナ陽性になっちゃったみたいです。お大事に。

あと舞台袖からステージにずっと入ってきてた奴何なんやと思ってたんやけどbokula.のドラムでした。笑 まぁ客席から野次飛ばしたりするよりマシか。

予習した中でテンポ感が良いなと思ってた "ささくれ" は今月出たばっかりの新曲だった模様。

新曲出してから一発目という事で大事なライブだと意気込んでたけど、その "ささくれ" で歌詞飛ばしてたね笑 その辺の未熟さも青くてまた味になる。

セトリ全然分からんかったけどボーカルの子が載せてくれてました。この規模のバンドは本人たちが後で載せてくれるから復習しやすいね。自分は3曲目の "あの日のまま" が軽快な4つ打ちで好きでした。予習範囲外だっただけでMVありました。

でも7曲演ったような気がするんだけどな。まぁいいか。

 

セットリスト

1. たまに間違える僕たちは
2. 25:00
3. あの日のまま
4. ささくれ
5. あの夏
6. だんだん

 

 

bokula.

RUSH BALL☆R」に呼ばれて大阪城野音で演奏を果たしたり、新譜はタワレコメンに選出されたりと、順調に大きくなってきているbokula.。新譜と同じ "溢れる、溢れる" でスタートし、テンポの良い "uzai" へと繋げる。この曲、清々しいほど貫いた裏打ちでめっちゃ好み。MVは無いが、これからのライブでもキラーチューンになっていく気がする。

uzai

uzai

  • bokula.
  • ロック
  • ¥255

冒頭に書いたような大阪や、他にも東京、名古屋など、各地でライブが続いていた中で久々の地元公演だった模様。会場のALMIGHTYをホームと称し、「懐かしい曲を」と "文末の泡沫" と言った全国流通前の作品からの曲も。

後半、 "HOPE" からの間髪入れない "愛わない" の流れがクソかっこよかったな。bokula.はリードギターのリフがエモくて好きなんだが、 "愛わない" なんかは特にそう。

愛わない

愛わない

  • bokula.
  • ロック
  • ¥255

しっかり曲を知って観ているからというのは大きいだろうが、やはりステージングに迫力があるように見えた。売れるべくして売れるバンドだと思う。脱退を表明したベースが撤回するのも分かる。

ラシュボ本編にもATMC枠で呼ばれたりしないだろうか?そうでなくても今年は色んなサーキットイベントとかで幅を利かせていくと思う。広島のヒーローになってほしい。

 

セットリスト

1. 溢れる、溢れる
2. uzai
3. 文末の泡沫
4. HOPE
5. 愛わない
6. 少年少女
7. この場所で.

f:id:tana-boon:20220524222521j:image

 

 

バイリンジボーイ

初めての広島ライブとなるホストバイリンジボーイ。「最高速度で迎えに来たぜー!!」とツアー名に準えて吠え、同じく『最高速度で君を迎えに行くよ』から歌い出す "56km" でスタート。ジャイガボンズの時と同様、最初からテンポの速い曲を連続で投下する。途中で「広島そんなもんかよ!東京はもっと盛り上がってたぜー!!」と煽ったが、そりゃ東京の方が絶対的に人多いんだからよ、と冷静に思ってしまった俺は嫌な客。笑 しかし開始10分余りで4曲という爆速展開で暴れ回る中で、初見の人も多かったであろう観客もどんどんヒートアップしていった。"台風" という曲は初めて聴いたが、音源あるのかな?

中盤は "白い睫毛" から入ってから "東京" "ふたりのせい" としっとりゆったりさせ、前半との振り幅を見せつける。そして最後は再度 "グッバイガール" で盛り上げて終了。ジャイガボンズの時とほぼ同じ構成だが、本当にこの3,40分だけでバイリンジボーイがどんなバンドか分かる。

アンコールは本人たちも想定していなかった様子で、「時間大丈夫ですか…?」とスタッフの反応を伺いながら再登場。時間を気にする以上に、「もうないんですよねぇ〜曲が…笑」と苦笑い。本人たちがアンコールを想定していないライブ、アンコールしようにも曲のストックがないバンドなんていつぶりに見ただろう。本当に駆け出しである。

「同じ曲でもいいですか!」と再び "cry cry cry"。しかし今度はbokula.とアスノポラリスのメンバーもステージに出てきて一緒に熱唱!対バンらしいし、何より学生らしい。若々しすぎる。1番が終わった時にVo. 梅林寺くんが「撮って!動画撮って!」と突然煽り出し、急遽撮影OKタイムも。全てが勢い任せの素晴らしいアンコールだった。

広島だし、恐らくbokula.とアスノポラリス目当ての人が多かったと思うが、初見の人たちにもバイリンジボーイのアツさが伝わったであろうライブでした。

 

セットリスト

1. 56km
2. LOVE
3. cry cry cry
4. 台風
5. 白い睫毛
6. 東京
7. ふたりのせい
8. グッバイガール

en1. cry cry cry

 

 

以上!

物販も覗いてみたかったが、どのバンドもメンバーたちが対応している事もあり女の子たちが群がっていたので今回は見送った。物販対応っていうかもうほとんどトークとか写真撮影会だったな笑 おじさんはあのまま帰ってきて正解だっただろう。ファンの子たちとメンバーの為だったと思う笑

本当に久々に若いバンドの活力を観てきたなって感じだった。ゴールデンウィークさいごのヒーローなんかもそんな感じだったが、今回は特に全部シンプルな歌モノギターロック。ピンボーカルもキーボードもいない。ただただ熱量でモノを言わせる熱い3組だった。ALMIGHTYという狭い箱というのもその良さを際立たせていたな。

良い夜でした!

f:id:tana-boon:20220524221430j:image

では(=゚ω゚)ノ

 

バイリンジボーイ「ふたりのはなし」リリース "最高速度で迎えに行くよ" TOUR

5/24 広島ALMIGHTY