MINAMI WHEEL、通称ミナホ。
2017年に初めて行って、2018年も関西に帰って参戦。2019年は予定的に行けなくなったが、そもそも台風の影響で1,2日目が中止。辛うじて3日目だけ開催された。
2020年は行けたらいいな〜と当時は思っていたが、当然この情勢で開催できるわけもなく。今年はサーキットイベント形式ではなく、オンライン配信も交えつつ複数月に分けてのオムニバスイベントとして開催することが発表された。
このコロナ禍において何とかして開催しようとしてくれたのは有り難いし、是非とも頑張ってほしいし、行く人は楽しんできてくださいって感じではある。でもやっぱりミナホみたいなサーキットイベントって、あの形式だからこその楽しみがあるとは思うんよな。街の一帯がバンドファンで溢れ返るあの雰囲気とか、タイムテーブルを観てどう回ろうか悩む感じとか、好きなバンドがどんどんキャパの大きい会場にステージアップしていくあの感動とか。それが奪われていることを思うとやはりコロナ許すまじといった想いです。
というわけで今回はミナホ2020が通常通り開催されていたらどんな感じになっていたか、どのようにして2019年の台風の雪辱を晴らしていたか、などを妄想してみたい。出ていたであろうとして観たかったバンドも紹介しながら語っていきたい。
去年も、台風で中止になる前にタイムテーブル発表時点で同じような妄想記事を書いていました。
改めて去年のタイテを見てみる。上の記事でも挙げてるアーティストは今年も大体出てきそうだったな。
毎年の楽しみはやはり、最大キャパ会場のBIGCATにどのアーティストが上り詰めるか。今年出てそうだったのは誰かを考えてみると、次点でキャパの大きいJANUSやSUNHALLの去年の出演者にまずは目が行くが、ここやばい。強者がウヨウヨいる。規模の大きいフェスにも出演して順当に普通に売れているドラマストア、ユアネス、reGretGirlを始めとして、メジャーデビューした羊文学、The Songbards、climbgrow、kobore、レルエに、関ジャムも引き金となり知名度を跳ね上げたomoinotakeやTempalay。
極め付けにNovelbrightなんか今年出てたらもうBIGCATでも満員だっただろう。1日目深夜枠のEXTRA EDITIONに出られるかどうかってところか。この一年でいかに飛躍したかが分かる。コロナお大事に。
ちなみにそのEXTRA EDITIONの方も見返してみたらえげつなかった。
雨パレ、Creepy Nuts、Saucy Dog、ビッケブランカ、緑黄色社会。こんな強かったのか去年。ドミコ、ノクモン、FIVE NEW OLDも本編だと間違いなくBIGCAT級だしな。
去年のBIGCAT出演者で、このEXTRA EDITIONに移りそうだったのはリーガルリリー、ネクライトーキー、ズーカラデル、ハンブレッダーズ、WOMCADOLE辺りか。この1年で1組残らず全員メジャーデビューしとる笑
去年トリを飾るはずだったナードマグネットは、なんか意地でもBIGCATのトリやり切るまではこだわりそうなイメージがあるし、運営側もそこは計らいそう。
まぁでもやっぱり一気にミナホなんかもう出られないレベルに売れてしまったのはやっぱりマカロニえんぴつだな。去年ですら「まだ出るの?」って感じやったしな。
去年もっと小さなステージだったバンドにも、今年BIGCATレベルだったのではないかというのがたくさん。
今や普通にテレビに出ているニガミ17才、TikTok()でバズったオレンジスパイニクラブや神はサイコロを振らない、ドラマ主題歌で1000万再生プレーヤーとなった秋山黄色。
この辺はもはや去年はキャパ2〜300そこそこの箱で観られたの奇跡だろ。
他にも、今月のスペシャPower Pushに選出されたTETORA、murffin discsの新星ヤユヨ、その他個人的にも2019年名曲名盤を打ち出したと思っていて贔屓目で見ているPELICAN FANCLUB、the quiet room、OKOJO、w.o.d.辺りは、BIGCATとまでは行かずとも去年から顕著なステージアップを見せてそうだったな。
この辺りのバンドが一度に観られる機会となり得たミナホ、やはりなくなってしまうのは残念です。
最後に、出ていたら今回初出場だった、というかまだ出演したことのないアーティストを4組紹介して終わる。半分は既にこのブログで取り上げているが。
NEE
去年ブログで書いた時はneeと小文字だったが、大文字に改名。
もはや出てたとしたら初出場というのが信じられないレベル。この "不革命前夜" はいよいよ300万再生目前。MVのアニメーションを手掛けているイラストレーターさんが有名な方らしく、その力も大きいとは思うけど、普通に楽曲がカッコ良すぎる。エフェクターで歪ませまくったリードギターの光るイントロは誰が聴いても踊るだろ。早くこの曲をバンドで演奏する姿が観たい。
この曲で火がつき、バンドとしての人気もどこまで跳ね上がっていたか楽しみだった。会場もまさか初っ端だからっつってPangeaとかじゃなかっただろう。
ほんとバンドというものはどのタイミングで何がきっかけでバズるか分からんもんである。
さらばルバート
こちらも改名勢。一昨年ブログで書いた時は「さらばルバート、空を飛ぶ」だったが、空を飛ばなくなりました。
今年デジタルのみでリリースしたミニアルバム「KING JOE」がなかなかエグい。カッコ良すぎる。時代にも流行りにも大逆行して残響や歌謡曲のダサカッコイイ要素を洗練させたギターロック。刺さらないわけがない。
2019年の年明けに大阪の2nd LINEに来たのは覚えてる。
今は解散した教育番組の企画、密会と耳鳴りやレベル27もいたアツすぎるイベント。行けなかったが。さらばルバートの関西のライブってマジでこれとあと数回しかないんじゃないかな?ミナホに来てくれたら貴重な大阪ライブになる。いつか出てほしい。
富金原佑菜
苗字のインパクトがすごいが、歌を聴いた時のインパクトもすごい。現役JKなんだけど、完成されすぎている。制服着て出すべきじゃない歌声。
まだオリジナル曲は多くなく、カバーをメインにYouTubeに投稿している。ギターもピアノもしっかり弾ける堅実なポテンシャルと、一方で高校生ならではのいい意味で未熟なアレンジ。マネジメントも親御さんが手がけているようで、本気度合いが伺える。
着実に人気を集め、数年後に歌姫になってそうな子です。むしろ、今は現役高校生である事を一つの推しにしているところがあるが、大人になってからの方が映えるステージを見せてくれそうな気がする。いつか生歌聴いてみたい。
何気に大阪でも既に梅田のバナナホールでワンマンやってたりする。ソロシンガーも多く出演するミナホ、そろそろお声がかかってもいいんじゃなかろうか。
Subway Daydream
ミナホ出演したことないも何も、今年現れたばかりの大阪の男女混成バンド。まだ店舗限定のリリース1枚、MV1本というバリバリの新人ながら各所でめちゃくちゃ評価されている。
女性ボーカルと男性コーラスの絡みも良い。音楽詳しくない人にも親しみやすくコアな洋楽ファンにも刺さる、正統派ポップという感じ。
ツイッターでもナードマグネット、Lucie, too、Sonosheetのメンバーから反応されている完全THISTIME RECORD案件。と思っていたらTransit My Youthのレコ発に呼ばれて早速ナードマグネットとの対バンを実現させてしまっている。
思えば心斎橋ANIMAって出来たの去年だよな?ミナホの会場の一つに追加されたりしないんだろうか。
気づけばeo music tryも一次審査を通過している。僕は投票しました。Subway Daydream、みなさんぜひ。
以上です!
やっぱりこういう記事が一番書いてて楽しいです。バンドが成長していく様、会場が大きくなっていく様を考察したり、まだまだ知られていないオススメのアーティストを推したりするのが一番楽しい。
来年は行きたいなー!
では(=゚ω゚)ノ