たなさと

バンドを語りたい、ただそれだけ。CDレビューやライブレポなどもするので一応ネタバレ注意

みんなココロオークションのアコースティックでエモくなれよさぁなれよ

お盆ラスト!ココロオークションのアコースティックライブに行ってきました!

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サマソニ大阪の翌日とかいうハードスケジュール。関西から広島に戻る途中で岡山に寄る形で行ってきました。岡山初ライブです!

 

会場は岡山城近くの城下公会堂。

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ライブハウスというかバー。入ると目の前にステージがあって、その手前に椅子が並べられていて、既にほとんど満員やった。

まぁ分かってはいたけど女性客ばっかり。男性もいたと思ったらカップル。男一人で来てんの多分僕だけでしたね。1つ空いてる椅子を見つけるも、座ったら後ろの女の子に申し訳ないと思って後方で立ってた。しかし開演直前にスタッフさんに促されて結局着席。後ろの子、ギリギリまで目の前空席でラッキーと思ってたやろうな…ごめんなさいね…

 

定刻数分過ぎ、メンバーが入り口から登場。すなわち観客の後ろから出てくる形。こんなパターンあるんかよ。というかちょっと前から店の前にいるの見えてたし。

粟子さんが「こんばんは、ココロオークションです」と挨拶し、"蝉時雨" からスタート。続いて "ナゾノクサ"。アコースティックライブは当然ながら音源と全然違う曲入りするから面白い。カホンのリズムで予想するの楽しい。

ここでメンバーから挨拶MC。

粟子「前回のツアーに続いて今回もツアー初日に岡山を選ばせてもらいました。何故なら岡山が、好きだから(ドヤァ」
大野「岡山の人たちってほんまあれよな、うるさいよな」
井川「いや言い方w 拍手や歓声がな?w」

大野さんのゆるーい喋り方好き。絵に描いたようなサブカル女子殺傷機能搭載塩顔イケメン。

 

続いて "ハンカチ" "RUN" と最新アルバム「VIVI」からの曲を連発。アコースティックでも原曲の疾走感を殺さず爽やか。客側も手拍子で盛り上げる。

今回のツアーでは普段演らない曲、久しく演ってない曲もセットリストに入れたいということでメンバー間で相談したとのこと。大野さん曰く「さっちゃん(井川)からLINEで曲名送られてきた時に、もう字面を見るのも久々で一瞬ココロオークションにこんな曲あったっけと思った」レベルのマイナー曲として、披露されたのは "バタフライ"。確かにクッソコア。

ココロオークションにこんな曲あったっけ」に対して粟子さんが「他のアーティストさんでも同じ名前の曲あるもんね、木村カエラさんとかデジモンアドベンチャーとか」と返したのを聞いて分かったけど、そのくだりがなかったら絶対俺も曲名出てきてない。こんな曲が聴けるのも今回のツアーならでは。

 

ココロオークションの代表作、夏の四部作も当然披露。この4曲はリリース順に並べると "蝉時雨" → "夏の幻" → "雨音" → "線香花火" となるけど、歌詞の世界観としては時系列がこの順になっていないという裏話が。知らんかった。

(というかそこまでちゃんと歌詞読み込んでなかった)

「今回は時系列に沿った順番で演っていきます」と添えて、最初に演った "蝉時雨" に続いて "雨音" から演奏。

そんな話されたらここから四部作の曲演っていくんやと思うじゃないですか。違った。次に演ったのはandymoriのカバー "1984"。歌い出しと同時に「おおっ」と声に出てしまった。アコースティックライブでは何かしらカバー曲が聴けると期待してはいたけど、タイミングと選曲にやられた。マジファンファーレと熱狂。

粟子さんが「もう1曲だけカバーを演りたいと思います」と話し、チャットモンチーを演るとだけ宣言して演奏前にカバー曲選曲秘話やチャットモンチーリスペクトを語る。

大野さんの「チャットモンチーってやっぱり歌詞がすごくて。メンバー全員が詞を書いてて…歪なんやけど3人のアンサンブルが唯一無二やったんやな…って… …なんか死んだみたいやな笑」がおもろかった笑 粟子さんが「完結な笑 完結したんよな」とフォロー。

演奏したのはチャットモンチーの代表的なバラード "染まるよ" やった。『あなたの好きな煙草 わたしより好きな煙草』と歌うこの曲を男がカバーするセンスよ。トリビュートアルバム「CHATMONCHY Tribute 〜My CHATMONCHY」ではきのこ帝国がカバーしたこの曲、男性ボーカルでもこんなエモくなるんやなーと感動。

 

続くMCでは井川さんのターン。

前回のツアーに引き続き、YouTubeチャンネルを持つ井川さんが動画に絡めたコールアンドレスポンスを。

早くも動画をアップしてくれているので詳細は以下を観てください。

後ろの方こんな真っ黒やったんや笑

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この辺にいました。

 

井川ターンが終わり、再び演奏。夏の四部作から "線香花火"。これで四部作は残すところ "夏の幻" だけになったけど、さっきまでの流れでいくと続けて演る可能性は低い。そろそろ曲の予想つかんくなってきた。何が来るかな?と思ってたら…

フジファブリックの "若者のすべて" でした。

いやさっき「あともう1曲だけカバーを」言うて "染まるよ" 演ったやん…あかんて…Mステでタイムリーに泣いたばっかりやったのにこれはあかんて…また泣くって…

いや泣かなかったですけどね。でもほんまにびっくりした。鳥肌は止まらんかった。

その後立て続けに演った "タイムレター" も良かったなぁ。前回のツアーでもちょっと泣きそうになった、シンプルに良い曲。アコースティックでよりエモみが増してた。


最後は「今日という日が幻にならないように」と、四部作の最後の1曲 "夏の幻"。原曲はイントロのピアノとサビ後のギターがめちゃくちゃ綺麗で、四部作の中では一番好き。アコースティックアレンジな割と伴奏ががっつり変わってたけど、それでも曲の良さは変わらず。つか普通にこれの音源が欲しい。良かったです。

 

最後に挨拶して締めようとするも、粟子さん「ありがとうございました」を噛む笑 「ありがとうごじ…あぁ…」みたいになってた。締まらんなぁw けど、こんな会場こんな形式のライブやし、ゆるい感じでちょうど良いのかも知れないですね。

思えば四部作曲で始めて四部作曲で締めてましたね。4曲続けて演るのではなく、各パートに散りばめる事で全体の流れがまとまってたように思った。過去曲もカバー曲も含めて、一本通して四部作、ひいては夏を表現してるような、完成度の高いライブでした。

終演後は開演時に入ってきた店の入り口から退場していきました。

 

 

そしてまた入り口から入ってきました。アンコール。

まず「ありがとうございました」噛んだことを懺悔。笑 からの、鋭意楽曲制作中であることを伝える。デモが5,6曲あり、その中から1曲弾き語ってくれた!と言っても歌詞もまだ全くなく、メロディのみ。いつもメロディから作るんやろうか?めっちゃよさげやった。サビの後半が特に。名曲の予感。今後音源が出て聴いた時にも「あの時の曲や」って分かるんじゃないかな。ほんまに楽しみ。

アンコールとしては "フライサイト" を。ココロオークションのライブはこれで4回目やけど、何気に全ての公演で聴いてるのはこの曲だけ。当時奈良県高校野球のテーマソングにもなった曲なので奈良繋がりでお気に入りです。

これで終演。粟子さん、今度はスピーカーに頭ぶつけてた笑 最後まで締まらんとこが逆に彼ららしい。

 

終演後に物販やってたけど、今回は何も買わず。結構並んでたし。

あとフォロワーさんに初めてお会いできました。めちゃくちゃいい人でした。

 

夏の夜に合った素敵なライブでしたー。

お金払ってチケット買ってアコースティックステージを観るのは初めてやったんやけど良いな。雰囲気が出る。

そしてココロオークション、まさか今更短期間に2回もワンマン行くほどに気に入るとは。関西人と言うのもあるのかMCが面白い。サーキットじゃなくて長尺のライブを是非色んな人に観てもらいたい。

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アコースティックツアーまだ半分です。週末が多いです。皆さん是非。演出も毎回変えてるっぽいです。是非。

 

 

ライブ関係ないけど帰りに岡山城の後楽園に行ってきました。これまたええ感じ。

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初岡山、お盆最後の良い思い出になりました!また何かのライブで行きたい。広島と関西の間にあるんやから遠征のうちに入らん。近いうちに必ず。

 

では(=゚ω゚)ノ

 

 

ココロオークション CCR UNPLUGGED 2019 TOUR

8/17 岡山城下公会堂

セットリスト

1. 蝉時雨
2. ナゾノクサ
3. ハンカチ
4. RUN
5. バタフライ
6. 雨音
7. 1984 (andymoriカバー)
8. 染まるよ (チャットモンチーカバー)
9. 線香花火
10. 若者のすべて (フジファブリックカバー)
11. タイムレター
12. 夏の幻

en1. フライサイト