たなさと

バンドを語りたい、ただそれだけ。CDレビューやライブレポなどもするので一応ネタバレ注意

全く同じライブなんか無いと今なら胸を張って言える

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KANA-BOONのワンマンに行ってきました!

そうです!2回目です!

11/11に広島公演に行ったけど、開演時間を間違えて最初10分ぐらい見逃したんですよね。当時の悲痛な気持ちをしたためた記事があるのでよければどうぞ。

 

というわけで、リベンジという名目で参戦を決めた今回の愛媛公演。広島が終わった時点でチケット残ってて行けそうなところを探してみたらイープラスでは福岡か山口ぐらいしかなかったんですけど、ぴあを見てみたらギリギリ愛媛が残ってたので悩んだ末に申し込みました。

何気に人生初の愛媛県。広島の呉港からフェリーで2時間で松山観光港に到着、そこから電車で30分。伊予鉄道ICOCA使えないことにびっくりしました。そういえば全国共通ではなかったねICOCA

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会場は松山サロンキティ。道路に面した小さなビルの中のワンフロアなだけあって、外まで行列。ちなみに同じビルの中にキティホールっていう別の会場、というか劇場があるらしく、そちらではSTU48の公演があったみたいです。どおりで。KANA-BOONのライブのつもりで来てんのに一瞬おっsご年配の男性が異常に多いように見えてびっくりしたわ。

今回は時間通りに入場。それでも中に入れたのはギリギリやったけど。キャパ300やのに整理番号310とかいう謎現象起きてたので。あれやね、開場から開演まで30分しかないと後ろの方ちょっと焦るね。絶対大丈夫って分かってるけど焦るね。

 

 

ついに開演。会場の電気が消えた途端に歓声。メンバーの登場でまた黄色い歓声。オープニングから観られた感動で俺も一緒になって歓声。そして鳴らされる一曲目の "1,2 step to you" のイントロ。

始まった瞬間に鳥肌。完全ノーマークやった、そうだこの曲があった。KANA-BOONのライブの一曲目といったらこれだ。からの "タイムアウト" も前回は聞き逃した曲。サビでみんな大合唱。精神的にはもうこれでノルマ達成しました。

続く "ディストラクションビートミュージック" で、あぁここからや、俺が前観たのはここからやと勝手に感慨深くなってた。

MCでは客席からメンバーを呼ぶ沢山のコール。謎のこいちゃん大人気() こいちゃんがニヤニヤしながら客席に手を振り返すと悲鳴のような黄色い歓声が。バンドやっててよかったねこいちゃん。ほんまに悲鳴やったかも知れないけどね。キャーキャー言うてる女の子の大半はいざマジでこいちゃんに襲われたらちゃんと通報すると思うから安心してね。

からのめしだが愛媛トーク道後温泉に行った話で「もう紅葉の季節も終わってるんで、美しい自然見れんくてショックやなーと思ってたんやけどさ、温泉で近くにいたおじさんの背中に立派な桜吹雪があって うわ、見れた笑 みたいな」でひと笑いが起きる。これは俺もびっくり。そういう温泉って刺青あると入れへんイメージやった。それを聞いたまぐぽよが「俺もなんかそういうの入れようかな…」と呟いた瞬間に客席から大ブーイング起きたのめっちゃおもろかったw いやほんまにやめといたほうがいいと思います。キャラわきまえて。

 

MCはほぼコントやけど、曲が始まるとすごい盛り上がり。広島と変わらない、いやキャパが小さいから熱量は広島以上か。特に "クラクション" のイントロが鳴った時の客席の飛び跳ね様はすごかった。俺も広島で聴いた時飛び跳ねたもん。この曲ぐらいから遅刻したこと忘れて楽しめ始めたもん。

「ちょっと早いけど雪の曲を演りたいと思います。 "スノーグローブ" と言う曲を」とまぐぽよが曲紹介すると会場からは歓声。この土日クソ寒かったから別に早くもなかったと思うけどな← 

「後半戦も激しく行くんで!」と叫んで "ファイター" "ワールド" "盛者必衰の理、お断り" "フルドライブ" の流れはエグかった。一気に汗かいた。

失恋の曲をと演奏した "羽虫と自販機" は、広島で聴いた時も違和感あったんやけど多分キー落としてたな。最近の曲キー低め多いし、やっぱり高音はしんどくなってきてるんやろうか。でも変わらず名曲や。つか "フルドライブ" でほぼ本編終わりかと思ってたのにそこからまだ "彷徨う日々とファンファーレ" "シルエット" とリード曲を連発。物足りなさが微塵もない。そして最後に "夜の窓辺から" で本編を締めくくりました。

アンコールでは最初にこいちゃんが出てきて再び大歓声。あとから出てきたまぐぽよ「これからライブの前に一旦こいちゃん出して場を温めさせよかな笑」ほんまにそう思うぐらいのこいちゃん人気でした。実は愛媛出身なんじゃねぇのかこいちゃん。

新曲の "ネリネ" を演ったあと、まぐぽよがしきりに客席に呼びかけてイェー!を煽りまくり、「なんでこんだけ欲しがるかと言うと、私とても "ないものねだり" なもので!!」また大歓声。"ないものねだり" 演る前のくだりが「お腹空きませんか?」「チャーハン食べたくないですか?」じゃなかったの久々な気がする。ええもん観られた。

最後の最後に "バトンロード" を演り、鳴り止まない拍手とともに終演しました。

本当に楽しいワンマンでした。

 

 

さて、こんだけライブに行きまくっている僕ですが、同ツアーの公演に複数箇所行くというのは初めてでした。で、その経験から思ったこと。

全く同じライブは無い。

広島と松山、セトリ全く一緒。多分全箇所一緒やと思う。MCのタイミングもアンコールも全部一緒。それでも広島と松山は違うライブだった。いや俺が広島では2曲聴き逃してるとかそういう話ではなくて。でも前回のセトリを丸ごと覚えてるわけじゃないから、イントロが鳴らされる度に思い出すとともにまた踊れる。

同じ人間が同じ曲を同じ順番で演奏しても、会場が違うと見え方も違うし。ステージの大きさも高さも違う。客席の広さも埋まり具合も違う。すると景色も変わってきますよね。

たとえ会場まで同じでも、客席まで全員一緒なんてさすがにあり得ないし。となると当然楽しみ方や反応も変わってくる。例えば今回、"スノーグローブ" がコールされた時の愛媛の歓声はすごかったのに対して、"羽虫と自販機" に対する反応はちょっと薄めやった。広島では歓声が上がったのに対して愛媛では「おぉっ(マジかそれ演るのかみたいな)」って感じやった。そしたらメンバーの演奏中の感情も多少変わってくるやろうし。

MCの内容だって毎回同じこと話すわけないよね。ツアーならちゃんとご当地ネタ入れてくるし。曲紹介への流れにしてもそう。もちろん「このくだりは広島でもあったな」「ここはどこでも共通なんかな」とか思うとこもそりゃあったけどさ。

そう考えたら、全く同じライブなんかあるわけないんだよ。よく「何回もライブ行って飽きないの?」みたいなこと言われるって話を聞く(というかツイッターで見かける)。幸い俺はそういうことを周りに言われたことはないけど、もし言われても自信を持って論破できると思う。論破したら引かれるからそれなりに話して終わるけど。全く同じライブなんて無いです。だから、何回行っても飽きないんです。

だから皆さんも、お金と時間さえあるなら迷わずライブに行ってみてほしいです。どんなジャンルでも、どんなアーティストでも、生の音に触れるって素晴らしい体験やと思います。何回でも行ってほしいです。

 

そういう確信を持てたのがKANA-BOONのライブでよかった。そもそも無茶してでももう一度観たい、最初見逃したからってリベンジしたいと思えたのはKANA-BOONやったからかも知れない。色んなバンドを聞いてきた中でもやっぱりKANA-BOONは群を抜いて好き。ずっと聴き続けていきたい。

 

 

ちなみにせっかくなので道後温泉やら松山城やら色々観光してきました。道後温泉、めしだの言う通り背中に花咲いてるおじさんいらっしゃいましたわ。ほんまなんやねあれ。

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人生初愛媛、満喫しました!

では(=゚ω゚)ノ

 

 

KANA-BOON「Let's go 55 ONE-MAAN!!」

12/8 松山SALON KITTY

セットリスト

1,2 step to you
タイムアウト
ディストラクションビートミュージック
ウォーリーヒーロー
ラクション
talking
MUSiC
アスター
結晶星

スノーグローブ
ファイター
ワールド
盛者必衰の理、お断り
フルドライブ
羽虫と自販機
彷徨う日々とファンファーレ
シルエット
夜の窓辺から

(en.)

ネリネ
ないものねだり
バトンロード