9月になりましたね。平成最後の夏なんて言われていましたがそれも終わっていくんですね。皆さんは何をしましたか。僕は非リア陰キャコミュ障のくせに一応フェスも旅行も行って花火も海水浴もバーベキューもしました。自分が自分じゃないみたいです。
でもね、
夏祭りには行っていない!夏祭りっていうか橙花会に行ってない!!お盆に帰ったのに。いや去年も行ってないけど。
「なら橙花会」、奈良公園一帯で8月前半に毎年やってるキャンドルイベントみたいなもんです。
小さい頃は家族で行ってたし、学生時代は彼女いたら一緒に行ってた。なんかね、人多いけどしっとりしてて好きなんよね。
ココロオークションの夏曲を聴くとなんか橙花会行きたくなるんです。多分ストーリー仕立てのMVのせい。
死にたくなるよね。もう死んでるのかもしれない。
2013年のインディーズデビュー以来コンスタントに活動してて、結構な数の曲があるんやけど、ココロオークションといったらやっぱり夏の曲。というかこの "蝉時雨" "夏の幻" "雨音" の三部作。コメント欄でも言われてるんやけど、MVの物語に見入って曲が入ってこないんじゃなくて、ちゃんと曲の雰囲気があってのこれらのMVになってる。俺は第2話の "夏の幻" が一番好き。イントロとかギターリフにひと昔前のような落ち着いたような雰囲気があって最高。三曲ともそうやけどね。古風な夏を感じる。クーラーじゃなくて扇風機。プールじゃなくて川。大人数でのバーベキューじゃなくて祭の帰り道の人混みがマシになってきたところ。そういう世界観が古都奈良に合ってるのかも知れない。
っていうかまぁ、ココロオークション、奈良のバンドなんよね。それやろ。関西大学の軽音部で結成された話は有名やけど、メンバーは奈良県出身らしくて、メジャーデビューアルバムのリード曲 "フライサイト" は当時の高校野球奈良大会のテーマソングに選ばれてる。奈良テレビの番組にも出てたらしい。
楽曲の良さに加えて俺の中で奈良補正がかかっているのか、奈良出身というファクターが音楽性に表れているのか知らんが結局そういうところなんでしょう。
ちなみにさっきの三部作と言っていた楽曲ですが、第4話があります。
何ならこれでも完結してなくて、第5話を待つ声多数。早く撮影せなケンタどんどんおっさんなっていくぞ。
と思ってたんやけど、調べたらケンタ役の男の子大学卒業と同時に引退して事務所辞めたらしいわ… このストーリーこれで終わりですわ…
物語は終わってしまったけど、当然バンドは終わりません。もっと売れてほしい。界隈ではかなり有名な方なんやけど、今ひとつ売り出し期間は過ぎてしまってる印象があるような。レーベルの関係で、メジャーデビューしてる感が無さすぎるのが痛い。いい曲出してんのにプロモーション面がインディーズ時代と変わってないんだよな…
出てきた当初は声が初期のBUMP OF CHICKEN藤くんに似てるって言われてた。確かにそっくりなんやけど「BUMPっぽいね」で終わらせていいバンドではない。各地のフェスにもよく出演してるけど、もう一段階大きいステージで演ってるとこが観たい。応援してます。
記事を書くにあたって改めて三部作のMV観たけどやっぱり死にたくなった。もうこんな青春は俺にはないんやで…
二人で橙花会行ってきて解散したあと帰り道でココロオークション聴いて余韻に浸るためだけに彼女欲しい。
そんな平成最後の夏。
では(=゚ω゚)ノ