たなさと

バンドを語りたい、ただそれだけ。CDレビューやライブレポなどもするので一応ネタバレ注意

sumikaが星野源に似てるのは、声じゃない。

sumika売れたよなぁ。ほんまに。

YouTubeの再生回数は軒並みウン百万超え、アニメぐらいしかタイアップないのにこの知名度。すごいなぁ。絶対メンバー性格良いよね。バンドマンなんて性格終わってる奴かナルシストな奴しかおらん、というかそうでもないとビッグになんかなれんのやろうけど、sumikaのメンバーは大丈夫そう。人柄が楽曲にもMCにも出てるなぁと。

そんなsumikaなんやけど、コメント欄に「星野源に似てる!」と書かれているのをよく見る。

いや顔じゃないよ!!

声の話です。まぁ、わからんこともない。鼻にかかったような、ちょっとくぐもった声。同じ系統なんかも知れないっすね。けど、俺はそんな言うほど似てるとは思わんのだよな。というか、もっと似てるものがあるんだよ、sumika星野源には!

それは、売れ方・バズり方です。

 

星野源が蜘蛛膜下出血で死にかけた事があるって、そろそろ知らん人出てくるんじゃないやろうか。着実にリリースを重ねて人気上がってきた時に倒れて、マジでもうあかんって言われてた。だって蜘蛛膜下出血やもん。普通死ぬもん。しかしそこから奇跡の復活を果たして、復活後1作目の "SUN" で紅白出るほどのヒット。その後のアルバム「YELLOW DANCER」も爆売れ。からの、でもこれ以上のヒットはもう出ないだろと思ったら "恋" で意味わからんぐらい売れて社会現象に。その後もドラえもんやったり朝ドラやったり強すぎるタイアップで衰える気配が全くない。一回死にかけた人とは思えない、まさに蘇える変態。

 

実はsumikaも同じような軌跡辿ってるんですよ。

俺がsumikaを知ったのは、YouTubeのおすすめで "ふっかつのじゅもん" が出てきて、何となく聴いて良いなと思ったのが最初。

いやだって観るやろこんなサムネ。

そのあとキュウソのセイヤさんがラジオで紹介してて「あの時のバンドやん!」てなって、改めて聴き始めてどハマり。実際売れ始めて、その次のミニアルバム「Vital Apartment.」も全曲良くて、応援していこうと思ったのに突然ライブ活動を休止。しかも理由がVo. 片岡さんの体調不良の一点張りで、詳しい状況が全く発表されなかった。終わったと思った。バンドによくある、ボーカルが病んだパターンかな、良いバンドやったのに勿体無いなと思ってた。星野源の蜘蛛膜下出血以上に知らん人多いんじゃないだろうか。実際の症状は長年ギターを担いで歌っていることによる血流の悪化・背骨の歪み・喉の不調などが一気に来てたらしいです。sumikaとしては出てきたのはここ数年やけど、banbiという名前で前身バンドを10年ぐらいやってたそうやし。バンドのボーカルならではやな。

しかし3ヶ月の休止を経て突然の復活!喜んでたら復帰作の "Lovers" が思った以上に大ヒット、明らかに休止前の注目度に見合わない伸びを見せて一気に人気バンドに躍り出た。その後のアルバムもどんどん売れて、すごいなぁ、でもすっかり "Lovers" のイメージが固定されちゃったなぁ、と思ってたら4月リリースの "フィクション" がすごい勢いで再生回数を伸ばしている。また当たってる。何なん。ちなみに "ふっかつのじゅもん" ももうすぐ1000万再生いきそうです。いくらなんでも復活しすぎ。何なん。

 

ほらな、一緒やねん。

売れてきたところで病で倒れる→もうあかんと思ってたら復活→復帰作で一気に大ヒット→その曲が収録されたアルバムも売れる→次のシングルでもう一発売れる

ていう流れが、全く一緒やねん。星野源でいう "SUN" からの "恋" が、sumikaでいう "Lovers" からの "フィクション" やねん。どうでしょうか。

まだ続くんだよこの流れ。星野源の"ドラえもん" "アイデア" ポジションに来るであろうsumikaの新曲 "ファンファーレ" 。

良すぎる。爽やかすぎて刺激が強い。まぶしすぎて目が痛い。ここに来てストリングスやホーンアレンジ無しのゴリゴリのバンドサウンド。これで「君の膵臓をたべたい」の主題歌とかいう特大タイアップ。売れるやろ。どこまで行く気や。

 

当分止まらんでしょうね、この勢い。このまま地上波にも出まくってほしい。既に大体の人が聴いてると思うけど、まだの人は是非聴いてほしい。

 

以上、要はsumikaを褒めたいだけの記事でした。

では(=゚ω゚)ノ