たなさと

バンドを語りたい、ただそれだけ。CDレビューやライブレポなどもするので一応ネタバレ注意

Lucky Kilimanjaroのワンマンは、勢いで行って、良い。

Lucky Kilimanjaroのワンマンに行ってきました!!完全に勢い!!

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勢い。マジで勢いです。当日の午前中まで行く気なかった。というかそんなに意識してなかった。

会場が広島CLUB QUATTROだったんだが、この日ちょっとクアトロのあるパルコに所用ができまして。まぁこの日じゃなくてもよかったんやけどなるたけ早い方が良い用事。それだけでちょうどいいっちゃちょうどいいなって感じなんですけど、からの、ツイッター見てたらこんなのがアナウンスされていた事を知った。

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こういうの弱いです!ええカモです!

3月末にリリースされたアルバム「TOUGH PLAY」。というか今回のツアーがそれを挈げたレコ発。盤は買ってなかったのだが、こういう特典があるなら買おうじゃないか、行こうじゃないか。

あくまで元々の用事は別にあるから。パルコに行くことに意義があるから今日は。まぁ、そういう事ならCD買ってもいいですけど。当日券あるんならライブ行ってもいいですけど。みたいなね。

ええカモです!

 

パルコに着くなり9階のタワレコで「TOUGH PLAY」を買い、10階に上がって物販コーナーでラバーバンドを引き換え。

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普通に良い。

その後本来の用事を済ませ、当日券を買って入場。後方席の暗幕は降ろされていたが、フロアはそれなりに満員に。

定刻になると、Syn. maotakiからの場内アナウンスが。注意事項等を読み上げる。めっちゃ聞き取りやすくてガチのアナウンサーみたいやったけど元々目指してたとか何か?

このまま始まるのかと思ったが、この後またしばらく待ちに。最終的に10分弱ぐらい押して始まった。アルバムの最後を飾る半インストナンバー "プレイ" に合わせてメンバー全員が登場したと思ったら、全員横一列に並んで "I'm NOT Dead" を歌いながらフロアを盛り上げる。なるほどステージに2本スタンドマイクが立ててあったのはこの為かと。まだメンバーの演奏始まってないのに一気に飛び跳ねるオーディエンス。この時点で一発で心掴まれた。初っ端からこんな事してくるのかと。

そしてVo. 熊木幸丸が煽り続ける後ろで他のメンバーが各々の楽器を準備し、"踊りの合図" へと繋げて本編開始。

まさに合図。我ながら初めてワンマンに来たとは思えないぐらい手を挙げた。"踊りの合図" からの "太陽" という民族音楽チックな流れで踊らせまくる。

そこからも "ZUBUZUBULOVE" "楽園" "足りない夜に任せて" と「TOUGH PLAY」の曲を連発するので「あぁ、やはりレコ発ワンマンって感じだな」と思ったが、そんなことはなかった。「沢山曲用意してるんで!」という幸丸氏の通り、この日のセットリストは凄かった。多分今まで観たワンマンで一番曲数多かった。

「TOUGH PLAY」は盤を買ったのこそこの日当日だったがサブスクでは既に聴いており、今回もワンマンに行くにあたって聴き直していた。新譜ぐらいは予習しておこうと。しかしあまりにも過去曲が多すぎてw でも基本MVのある曲だったから大体分かったし、そもそも知らなくてもとにかく踊れる。跳べる。んで続け様に過去曲連発する中での「TOUGH PLAY」曲を挟んでくるタイミングが絶妙なのよ。

"雨が降るなら踊ればいいじゃない" で念願の『回って回って回って』が出来たのよかった。腕を回す程度に留めたが、コロナが落ち着いて周囲を気にしなくて良くなったら身体ごと回りたい。

"Burning Friday Night" は古い曲だがフェスでも定番なだけあって映える。カラフルな照明とミラーボールに彩られながら、メンバーも観客も左右にステップ踏む感じ、楽しい。

Burning Friday Night

Burning Friday Night

  • Lucky Kilimanjaro
  • ロック
  • ¥204

この後幸丸氏が「ここからまた踊れる曲続くんで!」って行ったけどずっと踊れてるよ。まぁこの直後に演った曲がこの日唯一全く分からなかった曲だったんだが笑 聴き取った歌詞を後で検索したところ前作「DAILY BOP」の "ON" だった。

ON

ON

  • Lucky Kilimanjaro
  • J-Pop
  • ¥255

また、ずっと踊り踊らせ続ける中で2曲だけ幸丸氏が椅子に座って歌った "無理" と "Headlight" も良い小休止かつアクセントになっていたな。こういうゆったりした曲ですら、本人が座って歌ってる曲ですら、棒立ちでは聴けずリズムに乗ってしまう。

からの、"夜とシンセサイザー" から始まったラストスパート、"エモめの夏" "週休8日" "HOUSE" の流れが強すぎたな。

"週休8日" のアウトロから『リラックス』がずっとエコーして、からの『リラックス』がいつの間にか『ハウス』になるあの流れ。最強。"HOUSE" の盛り上がりは2019年のワイバンを思い出す。ラッキリを初めて観たのがこの時。まだアーケードの外側の無料ステージに出ていたのをふと気になってたまたま観て、一気に掴まれた。あの時と違って今は『ここから出れない』を皆で叫ぶことができないが、それでも楽しかった。飛び跳ね続けた。

最後は "果てることないダンス" "人生踊れば丸儲け" と「TOUGH PLAY」の2曲。最後まで踊ることにフォーカスし続けた選曲。なんとここまでほぼノンストップ。長いMC一切なし。曲と曲の間もほとんどアレンジで繋いでたし、その間にちょろっと一言二言挟む程度で、マジでずっと歌ってた。幸丸氏すげぇ。

 

アルバムの曲全部演ったし、代表曲も大概演ったし、もしかしてアンコールしない人たち?と思ったが、またも音楽に合わせて再登場。どこまで演るんだこの子ら。

アンコールは最初に幸丸氏以外の5人がビール片手に登場し、皆で乾杯。一口飲んで再度各々の楽器に着いた。そこから幸丸氏が出てきて始まったのは乾杯した時点で予想してた "350ml Galaxy"。これも過去のアルバム曲だが、YouTubeでライブ映像は観ていた。

(そもそもこんなティザー観てたら誰でも行きたいと思うて)

途中で幸丸氏も一旦引っ込んでビール持って出てきて乾杯。メンバー全員、イッキしたりしなかったのがとてもよかった。あくまで演出であって飲むこと自体には拘らない。良い。

アンコールで初めてがっつり喋るMCがあった。こんな構成のワンマン初めて観たよ。一回だけ、間違えて「名古屋」って言っちゃってたらしい笑 言われるまで気づかなかった笑「クアトロって渋谷と名古屋にもあるんだけど…」と言い訳を始める幸丸氏。(どうでもいいけど大阪にもあるぞ←) 間違えないようにミラーボールに「広島」って書いたカンペ貼ってたらしいw それでも間違えたんだなw

そしてここにきてメンバー紹介して、最後に "君が踊り出すのを待ってる" で結局踊らせて終了。ラッキリの音楽聴いてたら踊り出すまでの待ち時間とか秒よ。つか曲名知ってたから聴いてすぐ分かったけど後から調べたらこの曲カップリングじゃん。なんつうセトリやほんま。

君が踊り出すのを待ってる

君が踊り出すのを待ってる

  • Lucky Kilimanjaro
  • J-Pop
  • ¥255

本当に最後まで踊り続けられるワンマンでした!

 

今回は物販は我慢しました。そもそも行く予定なかったライブだったし、今回はほんと参戦したことに意味がある。

しかしまぁ本当に楽しかった。幸丸氏のことばかり書いてきたが、他のメンバーも言わずもがな。印象に残ってるのはギターのジーコさん。音楽性柄あまり目立ったギターパートがないが、その分1人で物凄く楽しそうに身振り手振りで盛り上げていた。ベースの山浦氏もシンセベースと弾き分けながらしれっとスラップしまくる辺りよかった。電子ドラムのラミちゃんであんまり見えなかったからまたの機会に。笑

何よりこんなにぶっ続けで演り続けるバンドだとは思わなかった。もっとヘラヘラチャラチャラしたMC挟みながらゆるゆる演る人たちかと← クオリティ高すぎて何度も観たくなるね。知らない曲でも関係なくこんなにひたすら楽しめたバンドは初めてかも知れない。過去アルバム曲もカップリング曲も関係なく全部ぶっ込んでくる。ずっと楽しかった。勢いで行ってよかったです。

多くのフェスで常連になりつつあり、関ジャムでもアルバムが紹介されたりと、これからどこまでも売れていくであろうLucky Kilimanjaro。また観たい。とりあえずさっさと他のアルバムも買います。

では(=゚ω゚)ノ

 

Lucky Kilimanjaro presents. TOUR "TOUGH PLAY"

5/29 広島CLUB QUATTRO

セットリスト

1. プレイ
2. I'm NOT Dead
3. 踊りの合図
4. 太陽
5. ZUBUZUBULOVE
6. 楽園
7. 足りない夜にまかせて
8. ひとりの夜を抜け
9. Drawing!
10. 雨が降るなら踊ればいいじゃない
11. SAUNA SONG
12. ぜんぶあなたのもの
13. 初恋
14. MOONLIGHT
15. Do Do Do
16. 無敵
17. Burning Friday Night
18. ON
19. KIDS
20. 無理
21. Headlight
22. 夜とシンセサイザー
23. エモめの夏
24. 週休8日
25. HOUSE
26. 果てることないダンス
27. 人生踊れば丸儲け

en1. 350ml Galaxy
en2. Super Star
en3. 君が踊り出すのを待ってる

バイリンジボーイ若い!bokula.若い!アスノポラリス若い!

バイリンジボーイのリリースツアーに行ってきました!

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murffin discsの新人バイリンジボーイ、ゴールデンウィークTHE BONDSで初めて観て以来早くも2回目。物販で話した時に広島初めてだと言っていたし、対バンが広島のbokula.とアスノポラリスという事で休みを取って参戦してみた。アスノポラリスは初めまして。

会場は広島ALMIGHTY。新しめのライブハウスで、名前はずっと聞いていたがついに初めて行った。狭い。非常に狭い。まさに若手が切磋琢磨する地という感じ。狭いのはむしろ良いんだが、女の子しかいない笑 マジで女の子ばっかりだった。高校生か、下手したら中学生では?ぐらいのおぼこい制服っ子までいた。学生バンド恐るべし。30手前のおっさんは非常に気まずかったです。数少ない男は多分全員関係者か身内。中学に入った頃に吹奏楽部に見学に行った時を思い出しました。興味あったけど流石にこの環境で部活動は無理やと思いました。結局友達と連れ添って陸上部に入りました。

何の話やねん。

 

 

アスノポラリス

広島のバンドだと何度も名前は聞いていたアスノポラリス、今回初めて観るにあたって少しだけ予習して参戦。"たまに間違える僕たちは" "だんだん" など、MVのある曲はいくつか覚えてて分かったな。

ボーカルの男の子がルックスも声も非常に中性的。しかしそれは音源での印象で、やはりライブで観るとまた声色の印象が違った。ハイトーンなのは間違いないが、パワフル。

ギターの男の子めっちゃ見たことあるなと思ったら、bokula.のVo. えいくんでした。MCを聞くにアスノポラリスのギターの子が出られなくなったため、えいくんがサポートで入ったと。bokula.の方が後輩なんだな。後でTwitter見たところギターの子は新型コロナ陽性になっちゃったみたいです。お大事に。

あと舞台袖からステージにずっと入ってきてた奴何なんやと思ってたんやけどbokula.のドラムでした。笑 まぁ客席から野次飛ばしたりするよりマシか。

予習した中でテンポ感が良いなと思ってた "ささくれ" は今月出たばっかりの新曲だった模様。

新曲出してから一発目という事で大事なライブだと意気込んでたけど、その "ささくれ" で歌詞飛ばしてたね笑 その辺の未熟さも青くてまた味になる。

セトリ全然分からんかったけどボーカルの子が載せてくれてました。この規模のバンドは本人たちが後で載せてくれるから復習しやすいね。自分は3曲目の "あの日のまま" が軽快な4つ打ちで好きでした。予習範囲外だっただけでMVありました。

でも7曲演ったような気がするんだけどな。まぁいいか。

 

セットリスト

1. たまに間違える僕たちは
2. 25:00
3. あの日のまま
4. ささくれ
5. あの夏
6. だんだん

 

 

bokula.

RUSH BALL☆R」に呼ばれて大阪城野音で演奏を果たしたり、新譜はタワレコメンに選出されたりと、順調に大きくなってきているbokula.。新譜と同じ "溢れる、溢れる" でスタートし、テンポの良い "uzai" へと繋げる。この曲、清々しいほど貫いた裏打ちでめっちゃ好み。MVは無いが、これからのライブでもキラーチューンになっていく気がする。

uzai

uzai

  • bokula.
  • ロック
  • ¥255

冒頭に書いたような大阪や、他にも東京、名古屋など、各地でライブが続いていた中で久々の地元公演だった模様。会場のALMIGHTYをホームと称し、「懐かしい曲を」と "文末の泡沫" と言った全国流通前の作品からの曲も。

後半、 "HOPE" からの間髪入れない "愛わない" の流れがクソかっこよかったな。bokula.はリードギターのリフがエモくて好きなんだが、 "愛わない" なんかは特にそう。

愛わない

愛わない

  • bokula.
  • ロック
  • ¥255

しっかり曲を知って観ているからというのは大きいだろうが、やはりステージングに迫力があるように見えた。売れるべくして売れるバンドだと思う。脱退を表明したベースが撤回するのも分かる。

ラシュボ本編にもATMC枠で呼ばれたりしないだろうか?そうでなくても今年は色んなサーキットイベントとかで幅を利かせていくと思う。広島のヒーローになってほしい。

 

セットリスト

1. 溢れる、溢れる
2. uzai
3. 文末の泡沫
4. HOPE
5. 愛わない
6. 少年少女
7. この場所で.

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バイリンジボーイ

初めての広島ライブとなるホストバイリンジボーイ。「最高速度で迎えに来たぜー!!」とツアー名に準えて吠え、同じく『最高速度で君を迎えに行くよ』から歌い出す "56km" でスタート。ジャイガボンズの時と同様、最初からテンポの速い曲を連続で投下する。途中で「広島そんなもんかよ!東京はもっと盛り上がってたぜー!!」と煽ったが、そりゃ東京の方が絶対的に人多いんだからよ、と冷静に思ってしまった俺は嫌な客。笑 しかし開始10分余りで4曲という爆速展開で暴れ回る中で、初見の人も多かったであろう観客もどんどんヒートアップしていった。"台風" という曲は初めて聴いたが、音源あるのかな?

中盤は "白い睫毛" から入ってから "東京" "ふたりのせい" としっとりゆったりさせ、前半との振り幅を見せつける。そして最後は再度 "グッバイガール" で盛り上げて終了。ジャイガボンズの時とほぼ同じ構成だが、本当にこの3,40分だけでバイリンジボーイがどんなバンドか分かる。

アンコールは本人たちも想定していなかった様子で、「時間大丈夫ですか…?」とスタッフの反応を伺いながら再登場。時間を気にする以上に、「もうないんですよねぇ〜曲が…笑」と苦笑い。本人たちがアンコールを想定していないライブ、アンコールしようにも曲のストックがないバンドなんていつぶりに見ただろう。本当に駆け出しである。

「同じ曲でもいいですか!」と再び "cry cry cry"。しかし今度はbokula.とアスノポラリスのメンバーもステージに出てきて一緒に熱唱!対バンらしいし、何より学生らしい。若々しすぎる。1番が終わった時にVo. 梅林寺くんが「撮って!動画撮って!」と突然煽り出し、急遽撮影OKタイムも。全てが勢い任せの素晴らしいアンコールだった。

広島だし、恐らくbokula.とアスノポラリス目当ての人が多かったと思うが、初見の人たちにもバイリンジボーイのアツさが伝わったであろうライブでした。

 

セットリスト

1. 56km
2. LOVE
3. cry cry cry
4. 台風
5. 白い睫毛
6. 東京
7. ふたりのせい
8. グッバイガール

en1. cry cry cry

 

 

以上!

物販も覗いてみたかったが、どのバンドもメンバーたちが対応している事もあり女の子たちが群がっていたので今回は見送った。物販対応っていうかもうほとんどトークとか写真撮影会だったな笑 おじさんはあのまま帰ってきて正解だっただろう。ファンの子たちとメンバーの為だったと思う笑

本当に久々に若いバンドの活力を観てきたなって感じだった。ゴールデンウィークさいごのヒーローなんかもそんな感じだったが、今回は特に全部シンプルな歌モノギターロック。ピンボーカルもキーボードもいない。ただただ熱量でモノを言わせる熱い3組だった。ALMIGHTYという狭い箱というのもその良さを際立たせていたな。

良い夜でした!

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では(=゚ω゚)ノ

 

バイリンジボーイ「ふたりのはなし」リリース "最高速度で迎えに行くよ" TOUR

5/24 広島ALMIGHTY

夜の本気ダンスが本気でダンサブルすぎた広島の夜

夜の本気ダンスのワンマンツアー広島公演に行ってきました!

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夜ダンのライブを観るのは半年前の山口でのSHUNAN Orbit以来、広島のライブは前回のフルアルバム「Fetish」を冠した2019年のツアー以来。このツアーはファイナルの大阪も行ったが。

そもそも夜ダンが広島に来るのがこの時以来3年ぶりである。言わずもがなコロナでツアーが中止になったり、できても広島公演がなかったりが続いていた。

今回の会場は広島VANQUISH。3月のズーカラデル以来ですね。割と短いスパンでまた来た。直前にチケットを発券し、開演5分前ぐらいに入場。ちょっとギリギリ過ぎた。タワレコでゆっくりし過ぎた。

定刻になると、場内BGMの音が大きくなって照明が徐々に消えて…とかがなく、急に音楽が止んで一気に真っ暗に。ホールライブのような始まり方に拍手が起こる。そして "ロシアのビッグマフ" が流れ、メンバーが登場。音出しの後にちょねさんがお決まりの「こんばんは僕たち京都のバンド夜の本気ダンスですよろしくお願いします」を一息に述べた。誰一人歓声を上げずきちんと拍手のみで迎える。

この一年で新曲は先日リリースしたばかりの "審美眼" のみ。逆に言えばセトリに全く予想がつかない今ツアー、何から始めるのかと思えば懐かしすぎる "Show down" からの "LOVE CONNECTION"。この時点でこの日のセトリへの期待はマックスに。

"Show down" 生で聴いたの初めてかも。この曲のイントロ、ちょねさんがリフ弾いてるのね。

実質ショートMVみたいなもんやから載せたけどマジで久々に観たなこの動画。この時の鈴鹿さんの髪型おもろすぎん?

2曲演って早速MC。ちょねさんに続いて鈴鹿さんが喋り始めると早速笑いが起きる。3年ぶりに広島に来た事に触れ、「なかなか来れんくてごめんな!高松までは行くんやけどな!頑張って岡山は行くんやけどな!と思ったら福岡まで行くんかいみたいなな!」と鈴鹿節炸裂。でも実際広島は岡山との二択で負けがちなんですよねぇ。

MC終わりに鈴鹿さんがタイトルコールして "SHINY" を始めると、続いて昨年のミニアルバム「PHYSICAL」から "SOMA" を演ったかと思えばインディーズ時代の「ヤングアダルト」から "for young" と新旧の振り幅がえげつない。"for young" でちょねさんが初めてギターを降ろしてピンボーカルで飛び跳ね、マイケルはこの日唯一の指弾きだった気がする。

夜ダンはワンマンになるとニシカズがよく喋るのが魅力。「仁義なき戦い」が好きすぎる話は3年前も聞いたよ笑 気持ちが呉市の方に引っ張られすぎ笑 作中で出てくると思われるヤクザ用語を使うも客席からろくに拍手が返ってこないぐらいには伝わっておらずメンバーにイジり倒されていた。

そしてこのタイミングで新曲 "審美眼"。

ド安定に踊れる。イントロは飛べるしAメロはノれるしサビは揺れるしギターソロは踊れる。最強です。

ここからキラーチューン祭りだったな。 繋ぎアレンジから予想つかなかった "B!tch" は、イントロのギターが鳴った時に下手側からちょっと歓声が漏れ出たように思えた。"BIAS" はちょねさんがギターリフから始まる初めて観るアレンジ。MVもないアルバム曲やけどイントロからクソかっこいいし人気ですよね。

BIAS

BIAS


続く "Movin' " も、フェスでもよく演ってるし、Creepy Nutsがいなくてもアンセムになってる。R-指定ならぬS(suzuka)-指定のラップも安定。ここのパートで一気に汗かきましたね。

次のMCではマイケルが会場のVANQUISHについて触れる。夜ダンは2019年のハルバンでこの箱に来ており、「綺麗な箱でワンマンで来たいと思った」とマイケル。VANQUISHはまだ新しい箱で、ハルバン当時はまさにオープンしたてだったな。もちろんハルバンも観てます。俺マジで夜ダンが広島来た時全部観てるのでは?

MCの締めはちょねさん。「会えない間に届けたい曲がたくさんできました」と前置き、コロナ禍でリリースされた "SMILE SMILE" へ。

全ての活動が制限されたコロナ禍初期に完全リモートでMVが製作された曲。「会えない間にできた届けたい曲」と聞いてこれしか浮かばなかった。初めてホーンアレンジも取り入れたキラキラな優しい曲だが、間奏で虹色の照明にミラーボールが回り始める辺りはやはり踊らせる事を止めない。

ここから "YOU&I" "Eternal Sunshine" と、数少ないスローな曲を。"YOU&I" とか流石に生で聴いたの初めてかな。絶対にワンマンでしか聴けないであろう。

"Eternal Sunshine" でこの日イチしっとりさせたと思ったら、続いて "MONSTER (Roguelike life)" でこの日イチのダークサイドを。赤いレーザーが降り注ぐような照明がめちゃくちゃカッコよかった。ニシカズのオルガンのようなこもったギターも色気が凄い。

からの "Ain't no magic"。ここに来て「Fetish」曲が続くのは俺得すぎる。ちょねさん、最初だけギター弾いてすぐ下ろして跳びまくってた。高さエグかったよ。

この畳み掛け方はこれでラストスパートか?と思ったが、まだまだ。ここで珍しくちょねさんが長めのMC。3年ぶりに来た広島の思い出を語る。

マイケルも触れたハルバンの時に、同じVANQUISHでの出演だったアルカラを舞台袖から観てた話や、広島の楽器屋さんによく行ってた話など。最寄駅の名前忘れたらしいが、「猿」がつくとの事なので恐らく猿猴橋だな。多くの客が正解浮かんだと思うが、このご時世なので皆我慢。ちょねさんも「ごめんな声出せんのに笑」と気遣う。

思い出の話でちょっとセンチな感じになるも、ちょねさんがVANQUISH周りの街並みを「ヤンチャな街」とぼやかしたのに対してマイケルが「風俗街ですね」と直球で言った事で雑談パートが始まる。笑

西「愛と欲望の街ですね」
鈴「(オブラートに)包んだなーw」
マ「でも愛と勇気をパンで包んだらアンパンマンになるからな?」
鈴「俺アンパンマングミのオブラート食べへんタイプ」
米「どこを掘り下げてんのよ笑 風俗街からアンパンマングミって年齢の幅が大きすぎんのよ笑」
マ「元々我々愛と欲望の街に繰り出すタイプのバンドじゃないからね」

MCでメンバー全員がここまで雑談するバンドおらんよ。俺がここまで事細かにMCの内容書くバンドもおらんよ。

あと、ちょねさんが尾道や宮島は行ったことあるみたいな話から、宮島の生もみじと京都の阿闍梨餅が似てると聞いた。初めて聞いた名前だったので調べたが、美味しそうでした、あじゃりもち。京都行くことがあったら食べてみよう。

ただそこから天一の話に派生したのは謎だったよ笑 「広島といえば」みたいな言い方w 鈴鹿さん曰く高松の天一の焼き飯めっちゃ美味しいらしいです。チェーン店やからどの店舗も同じやと思ってたけどちょっとずつ違うらしい。高松も一回行ってみたいねー…

鈴鹿さんが「SCANDALの後を狙ってるんで!」って言ったけど天一と組んでるのはSCANDALじゃなくてサイサイ() 一番やったらあかん間違いw んで「夜の本気ダンスフレデリック間違われるぐらい腹立つ」って言ってたけどそれはそれで違うやろ笑

終盤怒涛のMCが続いた後に、いよいよラストスパート。始まったのはこれまた生では恐らく初めて聴く "Call out"。音源と始まり方違うしキーも下げてたから最初分からんかったけど、分かった瞬間飛んだ。

この曲もイントロからギターリフと4つ打ちで畳み掛けて、Aメロからサビまで通して勢いが落ちなくて、2分ちょいであっさり終わるのがカッコいい。

そしてちょねさんの「ハイテンションにわなわなしたいですか?」で始まった "WHERE?" からの "GIVE & TAKE" という最強の流れで締め。

"GIVE & TAKE" でマイケルとニシカズが背中合わせで弾くシーンがあったのだが、ニシカズの方が暴れてたのが印象的。虹色の照明が鮮やかすぎた。何だかんだリリースから一年以上経つが、本当にこの曲は踊れる。

踊らせ尽くした一方で、「まさかあの曲を演らないとは…!!」と思わせるラストスパートで終わった本編だった。

 

本編で退場する前に「またすぐに会おう!」と言ってた鈴鹿さんが「こんな早く会えるとは思ってなかったぞー!」と笑いをとって始まったアンコール。「本編17曲演ったんだけど本当に一瞬だった」としみじみ言うちょねさんに続いて、「広島は他人とは思えない気がしてですね…」とニシカズタイムが始まった。笑

広島と言えばカープの赤ということで、自身はギターアンプが赤、ちょねさんもギターが赤、鈴鹿さんもドラムが赤とメンバーの赤ポイントを挙げていくが、マイケルについては「血が繋がってないという意味では『赤』の他人」という無理やりすぎる理論w その後の「耳『垢』」のくだりも酷かったな() 鈴鹿さんの「ハンブレッダーズとかはそんなこと言わんぞ」も面白かった笑

からのアンコールは "Crazy Dancer" "TAKE MY HAND" というここに来ての最強の2曲。この2曲がついにアンコール枠に来ていることが感慨深い。"TAKE MY HAND" の2番のゆったりするところでテンポを落として音源より過剰にゆったりさせてからのサビの爆発、エグかった。飛び跳ねに飛び跳ねた。踊りに踊った。汗かきにかいた。

安定かつ最強のワンマンでした!

 

物販は買わずに帰ってきました。ニシダセット買ってみたかったんだけど会場着いた時点で売り切れてた。。。

ステッカー可愛いの多いし3つぐらい買ってみたかったけどなー。

 

以上!

冒頭にも書いた通り、アルバムのリリースツアーでないためセトリが予測不可能という事で楽しみにしていたが、予想以上だった。新旧問わず色んなアルバムから来ていて、どの曲も強い。また、"WHERE?" "Crazy Dancer" "TAKE MY HAND" こそしっかり押さえたものの、その他フェスでも定番である "fuckin' so tired" "Magical Feelin' " 辺りを外してきたのはワンマンならではだなと。もちろん聴けたら嬉しかったんだが。しかしそれだけ定番曲以外にも踊れる曲が多いと言うこと。ピークこそ過ぎたものの、ベテランの安定感が出てきてどんどんカッコ良く楽しく面白くなっていく。まさしくダンサブルだった。最高です。

それから、単純に最近、初めて観るバンドや「一回観てみよう」みたいなバンドのライブが多かったから、ここまで全曲知ってて全力で暴れられるバンドのライブが久々だったのもある。夜ダンそろそろ観た回数10回超えたかな?これからも機会さえあれば参戦し続けたい。またすぐに広島来てくれ!

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では(=゚ω゚)ノ

 

夜の本気ダンス It's a danceable world!

5/14 広島VANQUISH

セットリスト

1. Show down
2. LOVE CONNECTION
3. SHINY
4. SOMA
5. for young
6. 審美眼
7. B!tch
8. BIAS
9. Movin'
10. SMILE SMILE
11. YOU&I
12. Eternal Sunshine
13. MONSTER (Roguelike life)
14. Ain't no magic
15. Call out
16. WHERE?
17. GIVE & TAKE

en1. Crazy Dancer
en2. TAKE MY HAND

シャングリラに集結した5組のヒーローを観てきた

大阪・梅田Shangri-laの企画「さいごのヒーロー Day2」に行ってきました!

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昨年インストアライブでアコースティック形式は観たもののバンドセットは観たことがなかったCAT ATE HOTDOGSと昨年のeo Music Try決勝でハマったと思ってたらトントン拍子に売れてしまったOchunismというそろそろ観てみたかった2組の共演。さらに、そのeo Music Tryの2019年グランプリのum-hum、フォロワーさんからオススメされていたAIRCRAFT、奈良のバンドらしいHello Helloと、観ない理由の無い計5組。CAT ATE HOTDOGSの取り置きでチケットを確保し、参戦しました。

 

 

AIRCRAFT

トップバッターはAIRCRAFT。懐かしさのある軽快な曲の多い男女ツインボーカル

男の子は少し峯田和伸を彷彿とさせなくもない風貌と振る舞い。ベースボーカルの女の子はとにかく楽しそうに弾いて歌う。リードギターの男の子はソロで前に出てきて片脚クネクネしながら弾く感じが好き。ドラムの子ラス2の曲の大サビでメガネどっかいってたけどラストの曲大丈夫やったんかな笑

「結成する前からの先輩と一緒に演れて嬉しい」というMCに驚愕。後でこの先輩というのはOchunismの事だと分かるのだが、もうOchunismを慕う後輩バンドが出てくる時代なのか…と。

音源もまだ少ないが、きっとライブを観た方が良いバンドだと思う。フォロワーさん達が激推しする、「アレは売れると思う」と言うのも分かる。若々しくて音楽性も今時の青春感がある。これからに注目。

 

 

um-hum

eo Music Tryの歴代記録を見ていて名前は知っていたバンド。むしろ名前しか知らなかったバンド。今回参戦にあたり始めて聴いてみたら予想外にオシャレ系で刺さった。

スタンバイ中、ギターの子が女性に見えてこの子がボーカルだと思ってた。あとベースとドラムの3人のままスタート、4人じゃなかったっけ?と思ってたら本当のボーカルが歌いながら登場。なるほど。

MV漁った中で好きだった "meme" が2曲目で早速聴けて嬉しかった。イントロのレトロなシンセが一発でハマった。

曲と曲と間も同期の音声で繋がってて、ステージ全体として完成度高い。いい意味で、どこからどこまでが一曲なのか分からない。

そんだけカッコよくてMCが拙いのがまた良い笑 女性だと思ってたギターの子は喋るとしっかり男の子。「物販喋りに来てくれたら僕が笑顔になります」はほっこり笑いが起きてた笑

そんなギターの子は端末も操作したりサンプラーも叩いたりと忙しそう。この音楽性でシンセ担当がいないのは珍しいな。普段はサポート入れたりしてるのかな?

ドラムもベースも物静かながら技巧派で良かった。最後の曲の入りのドラムとかマジで爆撃だったな。そして何よりボーカルの女の子にカリスマ感がある。地声も低くてかっこいい。

この日一番の出会いでした、um-hum。

セットリストは終演後物販でご本人たちから教えてもらいました。

 

セットリスト

01. 生々世々
02. meme
03. Windowz
04. 曇り
05. gum
06. エイムズ
07. Dachs Hund
08. ジャブイン

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Hello Hello

奈良のバンドらしいということで一度一通り聴いたことがあったHello Hello。サビ以外の低音とサビの高音の差がめっちゃ激しい。

リハでガッツリ演奏したのはこのバンドだけだったかな?リハがちょっと長いなと思った覚えが。音色のこだわり強いのかな。まだ持ち曲が少ないだろうから仕方ないが、リハで2回やった曲が本編でも来たので個人的には少しダレてしまったな。。。この手のシンプルな歌モノスリーピースはどうしても個性を見出しにくいので、続けて聴くと申し訳ないが飽きる。

黙然はカッコよかった。リフもサビもキャッチー。

全体として個人的にはあまり刺さらなかったが、奈良補正で今後に期待。

セットリストはなんか物販に掲示してあったので撮りました。

 

セットリスト

01. Hello!!!
02. Stay with me
03. 黙然
04. THINK
05. リリィ
06. 燦

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Ochunism

全国流通すらしていない新人バンドが並ぶ中で、唯一のメジャー組。二度ほど観る機会を逃した末に三度目の正直でやっと生で観られたが、もうリハから前の3組とは格が違って流石だった。人数が多いのと衣装を統一してるのもあると思うが、オーラがすごい。AIRCRAFTの先輩らしいという話を書いたが、マジでサークルのふたつ違いの先輩後輩らしい。そのサークル強すぎません?

入りにアレンジがない曲がなかったのが凄まじかった。特に "SHOUT" と "Mongoose"。カッコ良すぎた。"Mongoose" はアルバム曲だが色んなフェスでセトリに入っていたのでアンセムなのだろう。この日初めて手を挙げた。挙げたというか周りに合わせて上下させた。

Mongoose

Mongoose

  • Ochunism
  • ロック
  • ¥255

途中でキーボードに機材トラブルが起こって無理やりMCで繋ぐ場面が。今回の主催者であるShangri-laの方とのエピソードなど、流石に不測の事態なだけあってそこまで饒舌に話せてはいなかったが、しっかり乗り切っていた。

最後にメジャーデビュー曲 "夢中" をかまして帰っていった。さすがと言わざるを得ないステージ。メジャーでも突き進んでほしい。

 

セットリスト

01. rainy
02. freefall
03. SHOUT
04. Mongoose
05. Mirror
06. 夢中

 

 

CAT ATE HOTDOGSのリハ終わりに野次飛ばした奴いたな。「よっ!待ってました!」じゃねぇよ、コロナ禍何年目だと思ってんだよいい大人が吠えんな。

 

 

CAT ATE HOTDOGS

ブッキングしてくれたShangri-laの方がこの日スタッフとしてラストとのことで(というかそもそもそれで「さいごのヒーロー」というイベント名がついている)、「出会った当時の曲を多めに」と懐かしい曲を連発。懐かしすぎて新参の俺は知らない曲も笑

一方で、CAT ATE HOTDOGSにハマったきっかけである "yoru" が収録されたep「マジック」収録の "魔法をかけて" "雨" も聴けて嬉しかった。知らない曲の中にめっちゃ知ってる曲が来るとアガるね。

このバンドの魅力はやっぱりギター2人の鋭いリフとカッティング。どの曲もカッコよかった。寝転んだりステージ上を左右に走り回ったりしながら物凄くアグレッシブな弾き方をする。ベースもしれっと技巧派な指弾き、ドラムも4つ打ちが映える。そして言わずもがなボーカルのインパクトのある嗄れ声。これだ、これを観たかったんだずっと。

アンコールを求められて再登場した時にはもう22時過ぎ。「演って大丈夫ですか?」と心配そうにしながらもしっかり演奏モードに。そしてアンコールが件の "yoru"。もうほんとありがとうございます。

時間気にしてたくせにアウトロアレンジしてめっちゃ引き延ばしてたなこの野郎!最高だぜ!

まさにさいごのヒーローに相応しい大盛り上がりのステージでした。観られてよかった。

セトリ、調べたら出てきました。

 

セットリスト

01. 群青
02. 君の好きな街へ
03. RUSH HOUR
04. 魔法をかけて
05. 雨
06. 7th wonder!!
07. Drops

en1. yoru

 

最後に物販でOchunismのTシャツとum-humのCDを購入。

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シンプルイズベスト。

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ジャケットからしてミステリアスでかっけぇぜ。

 

 

以上!

観たかったバンドも観られて、初めましての出会いもあって、よい企画だった。これで3000円前後とか。最高だね。

あとやっぱり5マンとかにもなると時間めっちゃかかるな笑 18時半開演で、最後まで終わって会場出てきたの22時半。この日そのまま新幹線乗って帰るつもりしてなくて良かった笑 この翌日に広島に帰ってきました。

ちなみに梅田寄って神宿のリリイベ行ってきました。

 

めちゃくちゃ充実したゴールデンウィークだった!学生時代でもこんなに遊んだことない。楽しかったです。これからもいっぱい行きます。

では(=゚ω゚)ノ

ミームトーキョーの夜明けを見届けてきた

ミームトーキョーのワンマンに行ってきました!

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昨年知ってから1年間チェックしてきたディアステージ系のアイドルグループ、ミームトーキョー。この一年でメンバーの入れ替わりとmeme tokyo.表記からの改名を伴うメジャーデビューを経ている。名前通りまだ東京メインでしか活動していないので、大阪でのライブは貴重。ゴールデンウィーク中と言うのもあって、一般発売ではあるがチケットを確保した。と言っても例に漏れずご時世を鑑みていたのでチケット確保は直前に。気づけばイープラス無くなってて焦った笑 ぴあで取りました。危なかった。

会場は心斎橋のOSAKA MUSE。ミナホなどの会場にもなっているライブハウスだが、何気に行くの初めて。JANUSの近くですね。

14:00〜15:30の先行物販に15時前頃に行くと、「15:30で終了するのでお並びいただいていても参加できない可能性ございます〜」とアナウンスされていたので、マジかと思って諦めた。終演後に知るのだが、特典会参加券はこの時点で終了していたらしい…さすが貴重な大阪公演、人気である。

 

心斎橋PARCOで時間を潰して開場時間後に入場。ソールドアウトに近いだけあり、制限キャパでは後ろの方までほぼ満員。

開演時間になると、場内アナウンスでメンバーの黄色担当SOLIの音声が流れた。韓国在住の彼女は日本でのライブには出演せず、インタビュー等にリモート参加し、MVも別撮り。知った時はコロナ禍ならではだなぁと思った。そんな彼女が最初に会場を盛り上げるメッセージ、なるほどこの子もライブには出られないけどこういう形で関われるんだなと。つか日本語上手ね。

SOLIの合図で登場した残り5人のメンバーは新曲 "アニモア" の衣装。メジャーデビュー曲 "THE STRUGGLE IS REAL" からスタートした。

曲がちょっとK-POPに寄りすぎかなと思ったのとビジュアルが刺さらなくてあんまり聴き込んでなかったんだけど、生で観ると印象変わったな。カッコよかった。大サビで全員のユニゾンになるところ鳥肌。

序盤で "リアリティ・ウォー" が来たのはびっくりしたな。MVのないカップリング曲だけど、人気なのかな。meme tokyo.を気になり始めて漁った時に、カップリングもカッコいいじゃんと思って気に入ってた曲。『バカそのまま 信じちゃって草はえるww』『クソリプだらけタイムライン』『Sレアガチャで パンクしてる』『アンチコメ スワイプして おやすみ』など、今時過ぎる攻撃的な歌詞が面白い。

リアリティ・ウォー

リアリティ・ウォー

MV曲の中では "モラトリアムアクアリウム" を結構リピートしてて、もっとラストスパートに入れて畳み掛けてくるのかと思ったが割と中盤で来て、それはそれでアガった。

息継ぎの暇ないぐらいの文字数多い歌詞が好きで、聴いてて楽しい。あと大サビ前の振り付けで円形に組むところが好きだった。

がっつり喋るMCでは宿泊先のホテルでの話。紫色担当MITSUKIの小梅太夫の物真似の話面白かった笑

一方で、ツアータイトル「MEMETIC DAYBREAK」についての話も。その名の通り夜明けを意味しており、セットリストも夜から夜明けまでの流れを意識してメンバーで選んだと。それを聞くと、この後の後半戦が "OVERNIGHT" から始まるのも納得できる。

"OVERNIGHT" は比較的オシャレめの曲だが、その後 "アンチサジェスト" "スーサイド・ボーダレス" とどんどん激しくなっていく様がよかった。ボルテージが上がっていく。

"スーサイド・ボーダレス"、改めて爆音で聴くとAメロのベースめっちゃカッコいい。スラップしまくってる。

そしてそんだけ激しく踊り狂ってからの "ブランニューワールド" は凄かったな。

ブランニューワールド

ブランニューワールド

特に振り付けがなく5人並んで歌うストレートな歌モノ。全員流石にしんどそうだったがそれがまたエモい。この曲、MVはないがライブ映像で観た時にBiSHっぽいなと思ったらやっぱり松隈ケンタが書いてた。

そんだけ感情高めてからの "ニュー・ポスト"、MITSUKIが曲振り前に涙ぐんだのを見てかなりグッと来てしまった。やべぇ今のところMITSUKIの事しか書いてねぇ。

そしてラストは最新曲 "アニモア" で終了。全12曲、約1時間ちょい。まだあまり曲数も多くないし、特典会があるからライブ本編はそんなに長くないだろうと思っていたので、十分すぎるボリュームだった。

 

アンコールは、いきなり登場するのではなく最初にメンバーの声が流れた。アンコールにどう応えるかを話し合い、最終的にSOLIを呼び出して相談するという内容。そして他のメンバーが準備に入り、SOLIが1人で\アンコール/\アンコール/とコールし続ける。観客はコールに混じらず手拍子でメンバーの再登場を待っていた。海外のメンバーがいる事を最大限に活用しているなと。その場にいないメンバーと声を出せない観客とが上手い形で制限の中で一緒に楽しめている。凄い。

ツアーTシャツにお色直ししたメンバーが再登場し、アンコール一発目はいきなり知らない曲。終わってから紹介されたが "Sweet Dream" という新曲らしい。オレンジ色担当のNENEが作詞曲を手がけているとのこと。"OVERNIGHT" に続いて、との事だったが、"OVERNIGHT" もNENEが書いてたの知らんかった笑 この "Sweet Dream" が配信リリースされる事も解禁。音源を聴くのが楽しみだ。

他にもワンマンライブの発表などがあったが関東なのであんまり関係ない()

そして最後はもう一回 "アニモア"。ここに限り撮影OKが出た!しかし面白いなと思ったのが、静止画禁止とのこと。綺麗に動く自分達を収めてほしいからと、写真ではなく動画オンリー。なるほど。ぶっちゃけ写真撮ってても分からないが、そこはファンを信じているのだろう。自分もサビだけだがしっかり撮らせてもらった。

これでライブは終了。最後に物販でCD購入。最初に書いた通り特典券は終了していたので、グッズは我慢した。

 

以上!

初めて観たが、行ってよかった。メンバー全員が個性的でキャラが立ってて、ライブもかっこいいしトークも微笑ましい。

NENEはMVで観てると気づかなかったがメンバーの中では小柄。しかしダンスがパワフルで存在感がある。MCでもメインで喋ってたし、曲も書けるということでこれから要になっていくのだろう。

MITSUKIはずっとニコニコしてて本当に楽しそうに踊る。最年少というのもあるがとても可愛らしい。MCでもオチ担当に使われるような扱い笑 個人的にはネクライトーキーのもっさを思い出す。

赤色担当SAEは背も高くて一番美人だな。MCではあまりトークを引っ張る感じではなく、クールビューティー感ある。隣の男の子が振っていたペンライトが赤色で、SAEのソロで飛び跳ねていたのを横目に見ていた。早稲田出身とのことで、才色兼備のカリスマか。

青色担当RITOはでんぱ組と兼任してるのあって一番人気なのかな。青色のペンライトが一番多い気がした。MC中における一人称が「ワシ」とか「俺」なのがまた女性ファンを掴むのだろう。

白色担当MEWはそもそもミームトーキョーを知る入口になったバンド、ヒルネ逃避行のボーカルも務めている事もあってなんせ声が特徴的。ロングトーンがエモい。

あと、SOLIのパートもカラオケにせず5人で振り分けて歌ってるんだな。音源とは異なるパート分けになるから難しいだろうに。いつかSOLIも日本に来て、6人全員でのパフォーマンスを生で観たい。

メジャーデビューしてこれから躍進が始まるであろうミームトーキョー、これからも推していきたい。とりあえず次は特典会参加しよう。ちゃんと早めに物販見に行こう。

皆さんもぜひ。

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では(=゚ω゚)ノ

 

ミームトーキョー 東阪ツアー MEMETIC DAYBREAK

5/4 OSAKA MUSE

セットリスト

01. THE STRUGGLE IS REAL
02. ROAR
03. リアリティ・ウォー
04. レトロフューチャー
05. メランコリックサーカス
06. モラトリアムアクアリウム
07. OVERNIGHT
08. アンチサジェスト
09. スーサイド・ボーダレス
10. ブランニューワールド
11. ニュー・ポスト
12. アニモア

en1. Sweet Dream
en2. アニモア

THE BONDS 2022 -GIGANTIC TOWN MEETING-

ジャイガことOSAKA GIGANTIC MUSIC FESTIVALのスピンオフサーキットイベント、THE BONDS 2022 -GIGANTIC TOWN MEETING- に参戦してきました!

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大阪・梅田のライブハウス4カ所で開催されるサーキットフェス。ゴールデンウィークに大阪での開催という事で、去年も行きたかったのだがコロナの影響で延期になって断念していた。今年は無事帰省できたので念願の参戦。しかも私事ながらこの日、誕生日でして。誕生日当日にライブに行くのも何気に初めてで、非常に楽しみでした。

タイムテーブルと目当てはこんな感じ。いい感じに被りもなく効率的なプラン。

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初めにBanana Hallでリフトバンド交換。まさかのお目当て聞かれてびっくりした笑 この規模の出演者数の中から1組選べとw でも今回は迷わずanewhiteと答えました。

4つの会場の中で、TRADは4年前にAge Factoryとマイヘアのツーマンで行った一度きり、Zeelaは一度も行った事がなかったので、最初に下見を兼ねて場所確認。Zeelaは思いっきり大通りに面してて分かりやすいね。TRADの場所はマジで全然覚えてなかった。着いてもピンと来んかった笑

会場間の動線を把握したところで、最初のお目当てを観にクアトロへと向かった。

 

 

Chilli Beans.

一発目はCLUB QUATTROのトップバッター、Chilli Beans.!大晦日のCONNEXIONでは一本締めNIGHTと被って見送っていたチリビ、ついにライブ本編をお目にかかった。

Vo. Motoは終始サングラスをかけ、早くも余裕を感じさせる振る舞い。素敵なイキリ方。"See C Love" でゆったり始めたかと思うと早速代表曲 "lemonade" で完全にクアトロの空気をモノにし、トップバッターにも関わらず満員に近いオーディエンスを取り込んでいた。個人的には、"See C Love" 始まりは「へー、そうなんや」感があった。

"lemonade" 以降にリリースされているMV曲は全て演ったかな。フェス向けセトリ。つかまだそんなに楽曲ないのか。逆にドラマ主題歌も掴んだ新曲 "マイボーイ" を外してきた辺りには余裕すら感じる。

一曲だけ知らない曲があったが、「ネック」とタイトルコールしてくれていた。後で調べたが配信されている中にもなかったので、未リリース曲だろうか。というか、だからタイトルコールしたのだろうか。この前日に発表したばかりだった初のフルアルバムには入ってくるのだろう。

演奏中はクールだが、MCで話し始めると皆普通の女の子。メインで話し、アルバムやワンマンライブの告知も行ったのはBa. Maika。サポートドラムの子も一緒になって全員で溌剌と話していてとても印象が良かった。

楽曲のクオリティも演奏力も高く、カッコよさも可愛らしさも兼ね備えている。ブレイク秒読み。来年はジャイガ本編に出ていてもおかしくない。

 

セットリスト

01. See C Love
02. lemonade
03. ネック
04. アンドロン
05. Vacance
06. Tremolo
07. Digital Persona
08. シェキララ

 

 

Bye-Bye-Handの方程式

チリビが終わりかけたところでそそくさと抜け出し、下見済みのZeelaへ。初めて入ったZeelaで観たのはBye-Bye-Handの方程式。かねてより名前は聞いていたところに昨年のMINAMI WHEELの配信でも観ており、今回初めて拝見した次第。

着いた時には1曲目が終わったところだった。「さっさと終わって自分も混じりたい!!」と、演者としても観る側としてもサーキットフェスというものを全力で楽しむ様子が見てとれた。

一聴して曲名を思い出せるほどの予習はできておらず、セトリなどはほとんど分からないが、音量はこの日一番デカかったように思う。さすが大阪の若者、熱量がハンパなかった。でも一方で、ちょっとMC長いと思ってしまったかな。熱量あり余ってアツくなりすぎただろうか。あの語ってる時間でもう一曲聴きたかった。

とは言えラストの "ロックンロール・スーパーノヴァ" は以前聴いた中で一番キャッチーで印象に残っていた曲であり、拳を突き上げまくるオーディエンスと共に燃やし尽くさんとする姿には鳥肌が立った。

もっと曲をしっかり知っている状態で観ると印象がより変わってくるかも知れない。またの機会に。

 

 

カメレオン・ライム・ウーピーパイ

昼食を食べ終わり、意外と時間に余裕がありすぎたので観に行ってみた。この日、リストバンド交換以降来る事ないかなと思っていたBanana Hallで結果として唯一観たアーティスト、カメレオン・ライム・ウーピーパイ。

オレンジ色の髪をした女の子という奇抜な風貌は知っていたのだが、ステージに最初に現れたのはウサギの耳にドクロの覆面のような被り物をしたパフォーマー2人。そのままそれぞれベースとシンセ&ドラムを演奏し始めた。途中で本人が出てきて歌い始める謎の構成。

バックにMV様の映像が映し出されていたが、あれは彼女達だけなのかBanana Hall出演者は全組そうだったのか。

音楽性は、何というかクラブミュージックと言えばいいのか…理解が追いつかなかった笑 しかし頭空っぽにして楽しめる爆音だった。

以前ちょっとだけMVを漁った事があり、その中で覚えていてこの日演ったのはこの曲。

他の曲も見返して気づいたけどウサギ2体、ずっといますね。彼らもちゃんとメンバーなのね。

定期的に観て聴いてるうちに中毒になるタイプのやつ。ちょっと注目してみよう。

 

 

バイリンジボーイ

2月の個人的お気に入り楽曲に "ふたりのせい" を選出させていただいていた、murffin discsの新人バイリンジボーイ。その後同じくアルバムから公開された "LOVE" も "東京" もよかったので、この機会に観ておきたかった。

若々しさが微笑ましかった。あとドラムの子がなんかもうめっちゃドラム。  "LOVE" "cry cry cry" "56km" という高速アッパー祭りな前半、"白い睫毛" "東京" "ふたりのせい" というミドルチューンをゆったり聴かせる後半と、短い時間で全ての側面を見せ尽くしてくれた感じ。とてもよかった。聴きたかった曲は全部聴けた。やっぱり "ふたりのせい" のメロディ好きだ。

リリースツアーで広島ALMIGHTYに来る事が発表されている。しかも対バンがbokula.!平日だが、行ってみたくなった。

 

セットリスト

01. LOVE
02. cry cry cry
03. 56km
04. 白い睫毛
05. 東京
06. ふたりのせい
07. グッバイガール

 

物販で、サブスク配信されてないCDだけとりあえず買っときました。

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広島から来ました〜bokula.も好きなんでツアーの広島行こうと思ってます〜みたいな話しながらヘラヘラ財布しまおうとしてたら脇に挟んでたフライヤーぶっちゃけた笑 メンバーや他のお客さんに1枚ずつ拾ってもらったの恥ずかしかった…笑

あと物販ブースの隣にmurffinの先輩のosageが来た時に挨拶しててほっこりした。いいねあぁいうの。

 

 

anewhite

紛う事なきこの日一番のお目当て、観る機会を二度逃してからの三度目の正直、anewhite。

"ソフト" からの "out of the blue" という、アルバム「2000's」と同じ流れで始まり、一気に勢いをつける。かと思えば、早速壮大なバラード "怪獣と光線銃" ではGt. とBa. がそれぞれキーボードとシンセも併せて弾いてみせたり、"オールドスクール" ではVo. 佐藤がギターを下ろしてピンボーカルでゆらゆらと歌い上げたりと、フレキシブルなスタイルや各メンバーの演奏スキルの高さを見せつけられた。ほんと、「2000's」にanewhiteの今持てる全てが詰まっている事を生ライブを通しても改めて実感。

そしてやっぱり "ソワレの街で" ですね。ベースソロパートから入るアレンジを挟んであのイントロのリフはめちゃくちゃテンション上がった。ラストに持ってくる事が多いのは知っていたので期待していたが、一方でフルアルバムも出たしそろそろセトリから外れるかなとも思っていたので、聴けて本当に嬉しい。

「話したいことはいっぱいあるけど、出来るだけ曲を詰め込む」という姿勢も好き。古着屋で流れていた "ソワレの街で" に一発で惚れ込んでから一年。やっと観られてよかった。

 

セットリスト

01. ソフト
02. out of the blue
03. 怪獣と光線銃
04. オールドスクール
05. カヤ
06. ソワレの街で

 

ポーチ買ってみました。結構容量あって良さげ。

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androp

新進気鋭の若者たちが並ぶこの日のメンツの中で恐らく一番浮いていたであろうandrop。この中にいたらもはや大ベテランと言っても差し支えない。自分も学生時代に一度だけ友人に誘われてワンマンに行った事があり、実に7年ぶり。

メジャーデビューから10年、多くの有名なキラーチューンを持つandropだが、この日一番の衝撃だったかも知れない。Vo. 内澤さんが一切ギターを持たなかったのだ。ここ数年でandropもチルやR&Bに舵を切り出しているのは知っていたが、そんな最近の楽曲のみで組まれたセトリ。

一曲目の "Beautiful Beautiful" なんかはもはや半ヒップホップだし、曲自体を全く初めて聴いた人は度肝抜かれたのでは。

ラストの "SuperCar" では『さぁ みんな 心で』『声じゃない 心で』つって声を出させないコールアンドレスポンスパートがあるの凄かった。他の曲では『梅田』『クアトロ』など歌詞をフレキシブルに替えて歌う箇所もあったので、ここもご時世を鑑みて替えてるのかと思ったらオリジナルの歌詞だった。コロナ禍ならではの作品すぎる。

最終的には待ち時間を3分ほど余らせて早く終わった。若手達が30分間に出来るだけ曲を詰め込もうと奮闘する一方で、流石ベテランの余裕と言ったところか。

最近の、というかWarnerを離れてからの曲をあんまり知らないんだよな… 再熱しそうだ。聴いてみよう。

 

セットリスト

01. Beautiful Beautiful
02. Moonlight
03. Blue Nude
04. Lonely
05. Saturday Night Apollo
06. SuperCar

 

 

osage

andropが早く終わったおかげで余裕を持ってZeelaに移動でき、頭から観ることができた。「色んなバンドが選んでくれてありがとうって言ってると思うけど、僕は嫉妬深いので…」と熱量マシマシにスタート。

申し訳ない事に、聴き込んでる曲とそうでない曲の差が激しく、この日はそうでない曲ばかりだった。個人的にはパッと曲名が浮かばないとかサビでやっと分かるとかレベルの曲が多かったが、それでも勢いに気圧されて夢中になってしまった。めちゃくちゃカッコよかった。公式がセトリ上げてくれたので曲名調べて後で聴けたが、"セトモノ" と "最終兵器" の攻撃的なサウンドに撃ち抜かれましたね。

セトモノ

セトモノ

  • osage
  • ロック
  • ¥255

最終兵器

最終兵器

  • osage
  • ロック
  • ¥255

あと、この日観た中で唯一メンバーの雑談MCがあったバンドだったな。雨バンドらしく直近のツアーは雨続き。しかしこの日は非常に晴天だったので皆嬉しそうだった。晴天爛漫君よ晴れ渡れ。

好きな曲や聴きたかった曲を全然演らなかったのにこの満足感。純粋にバンドの音楽にやられました。ちゃんと他の曲も聴き込もう。

 

セットリスト

01. sonic blue
02. セトモノ
03. 最終兵器
04. letter
05. ワンフレーズ
06. ウーロンハイと春に

 

Tシャツ買いたかったけど欲しかったデザインのやつにLサイズがなかったので代わりにタオルを。

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タニタツヤ

テレビでもよく見かけるようになってきたキタニタツヤ、折角なら観ないわけにはいかない。出番開始時刻がosageの終演と同時だと勘違いしていてZeelaから急いでクアトロに来たが、ギリギリまだリハ中だった。

リハ終了時、本人から撮影OKとのアナウンス。これをちゃんと聞けたから本当に間に合ってよかった。これ途中で入ってきてたら例え周りが撮影しまくってても自信が持てず自分はスマホを構えられなかったかも知れない。

ライブ本編はめちゃくちゃカッコよかった。"悪魔の踊り方"、代表曲になるのも納得のダークなかっこよさ。キタニタツヤをいいなと思い始めたきっかけだった、ドラマ「ゴシップ #彼女が知りたい本当の◯◯」の主題歌 "プラテネス" も聴けてよかった。

あと彼、ギターもベースも両方弾くのは知っていたが、ライブでも使い分けるとは。ラスト "泥中の蓮" のイントロのベースに一発で惚れた。帰ってからサブスクで必死に探した。何でMVないのこの曲。

泥中の蓮

泥中の蓮

また、もっとよかったのが、大声を出した関係者にきちんと注意したこと。MC中、この日の出演者だった友達だというあるバンドについて、普通に楽しんじゃったよ〜聞いてあげてください〜って紹介したのに対して、恐らくフロアにいたご本人達から「ありがとー!」と声が飛んだ。まぁ、気持ちはわかるのだがご存知の通り声出しは禁止。そこにきちんと切り込んだ。

「おーい今誰だ声出した奴いるな!静かにしろ!ライブできなくなるぞ!みんな頑張って我慢してくれてんだ、皆ありがとね!あぁいうアホもいるけど笑、みんなのおかげでライブできてます!『は〜キタニカッコいい…!でも…!声は出しちゃいけない…!』って思いながら楽しんでくださいw」と一喝。空気が悪くならない程度に冗談混じりではあるがきちんと咎めつつ、ルールを守っている観客を讃えた上で再度声出し禁止を周知。完璧な対応でした。人として好きになった。

少しずつ気にはなっていたが、今回で一気に惚れた。これからチェックしていきたい。

それから、バンドメンバーの中でキーボードが高橋優のバックなども務めるはっちゃんさんだったのも好感!大暴れしてたなー。元気そうで何より。

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セットリスト

01. 聖者の行進
02. 悪魔の踊り方
03. Cinnamon
04. 人間みたいね
05. プラネテス
06. Rapport
07. 泥中の蓮

 

 

マハラージャン

バズリズムのこれバズランキングにも関ジャムのプロが選ぶマイベストにも選出され、ブレイク確定路線のマハラージャン。この日の大トリでもあり、観られるなら観ておかないといけないアーティストだった。マジで件の "セーラ☆ムン太郎" しか知らなかったので、一通りMVは拝見してから参戦。

ゴールデンウィーク前にMVを観て予習していたので有名どころは結構分かったし、楽しかった。夜ダンちょねさんや岡村靖幸を彷彿とさせる(というか多分実際ルーツにしてる)歌い方や声に、BRADIO好きにも通じそうなファンキーかつオシャレな曲調。そのくせトリッキーな歌詞。めっちゃおもろい。MCも程よくグダグダで面白かった。でもバックバンドメンバーへの愛や敬意がしっかり感じられたな。

つかスーツ姿にターバンって聞いてたんですけど。笑 スーツはスーツでもクッソ派手なジャケットに、下は膝の出る短パン。ターバンもショッキングピンク。前情報を上回るインパクト。本人も「闇夜に光るピンクのターバン」言うてたな笑 ギターも水分補給用のボトルもグッズのタオルも全部黄金でとにかく視覚的にうるせぇ。

大トリだが、アンコールはなかった。しかし十分大満足であった。見た目でイロモノだと思って聴いてなかったが、いや実際まぁまぁイロモノなんだが、音楽性は確か。カッコいいし面白いしオシャレ、ちゃんと最後まで残って観て正解でした。

 

セットリスト

01. いいことがしたい
02. 僕のスピな人
03. 示談
04. eden
05. MONKEY MAGIC
06. 持たざる者
07. セーラ☆ムン太郎

 

www

 

 

以上!!

念願叶って観られたanewhite、今の内に観ておけてよかったChilli Beans.、キタニタツヤ、マハラージャン、今後も楽しみなBye-Bye-Handの方程式、バイリンジボーイ、osage、色々衝撃だったカメレオン・ライム・ウーピーパイ、androp。予定通り+α、9組も観る事が出来た。大満足。最高の29歳初ライブになりました。どのアーティストも、今後も要注目です。

 

あと、至る所で見かけたジャイガ本編のフライヤー。

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普通にアツいんだよなぁ…考えとこ←

 

では(=゚ω゚)ノ

そういえば28歳なってました

っていうタイトルの記事を下書き保存に眠らせたまま一年経ちました。笑

 

今年はちゃんと更新!昨日29歳の誕生日を迎えました。ついにラスト20代。仕事もライブも楽しんでいきたいと思います。皆さん引き続きよろしくお願いします。

さて、せっかくなので掲題の昨年の記事を下書き供養の意味で読み返してみたいと思う。1年前の今頃、何書いてたんだろう。

 

以下、下書き保存していた原文儘。

 

 

 

普通に忘れてたわ笑

5月3日に誕生日を迎え、28歳になりました。

このブログももうすぐ4年目に突入します。ゆるゆるながらもこんなに長く続けるとは。しかし一方でこんなにライブに行きにくい世の中になるとは。

これからもゆるゆる続けていきます。noteとかの別媒体に切り替えようかなと思いながらも手をつけてない状態。まぁそのうち。

 

ライブに行きにくい世の中と言えば、ゴールデンウィークはビバラとJAPAN JAMが無事開催されましたね。先日先駆けてめちゃくちゃひねくれた記事を書きましたが、やはりその通りになっちまったなという感じです。

ただ、思った以上にマスコミの報道の方が酷かったなと。一部の客のマナーの悪さも事実としてあったみたいだが、マスコミの叩かれ方の方が盛り上がってた。テレ朝が散々反感買ったのに直後にTBSが全く同じことしたのもめっちゃ面白かったですね。

ま、2週間後また爆発してない事を祈るのみです。そこまで達成して初めてコロナ禍フェスの成功。あ、爆発してる方が都合良い方々もいるんでしたね失礼しました。

 

こんなところで。ではでは。

広島もマンボウ出るんかなー。

 

では(=゚ω゚)ノ

 

 

 

はい。

こんなことを書いていたみたいです。去年も誕生日当日は忘れていたようだ。noteに切り替えようかなとか書いてましたね。有限不実行。結局はてなブログをダラダラ続けてます。多分もうこのままだろうな。

そして、去年のゴールデンウィークはまだまだ大手を振ってライブに行きにくい情勢だったなと。自分も確か興味のあったライブは軒並み中止になり、帰省もやめて広島でダラダラしてた。

そんな中で決行したビバラとJAPAN JAMが槍玉に挙げられて、メディアの恣意的で悪意のある報道が大炎上したのも記憶に新しい。自分も捻りすぎて捩じ切れるぐらい捻くれた記事を当時投下していました。

今読み返したらこれはこれで痛い。

でも、実際それでクラスターが発生したのかと言うと結局分からないままで、叩くだけ叩いたメディアもアンチもその後は言及せず。アンチというか批判してた人たちも不安で余裕なくなってたんだろうなと思うし、まぁメディアは結局その場その場でのネタ探ししかしていないんだなって思ったな。

一方で批判されてる側の我々も全く反論できるかと言うと悲しい哉そうでもなくて。声出し禁止や規制退場を守れない層が湧いて物議を醸すアーティストやライブが後を絶えず、感染対策以前に結局ルールを守れない人間が目立って界隈全体の印象が悪くなってるのは否めない。哀れ。

しかしそれでも、まだ去年よりはライブに行きやすい世の中に戻ってきていて嬉しい限りです。自分も昨年秋ぐらいから過去に類を見ないペースで参戦してるし、昨年あんだけ燃えたビバラもJAMもきちんと開催できている。つか多分もうメディアも興味ないんだろうな、戦争始まって世界的にコロナどころじゃなくなってる部分もある。「広島もマンボウ出るんかなー」とか書いてたけど、まぁ、出たっちゃ出たけどさ笑 って感じ。このままゴールデンウィーク明けに第7波物語が来ない事を祈るばかりです。

 

なんせ、泣いても笑っても20代最後の1年間です。ライブももちろんだし、最近はライブ遠征に伴うプチ一人旅とか食べ物巡りもハマりつつあるし、時間ができたのもあってドラマやアニメや漫画もちょくちょくチェックするようになってきた。推しがどんどん増えてる。でも生活はどんどん豊かになってると思ってる。このまま20代駆け抜けます!

早速ではあるが、昨日3日にジャイガのスピンオフサーキット、本日4日はミームトーキョーのワンマンに参戦してきました。またレポ上げます!

このブログももうすぐ5年目突入。繰り返しになるけど引き続きよろしくお願いします◎

では(=゚ω゚)ノ