たなさと

バンドを語りたい、ただそれだけ。CDレビューやライブレポなどもするので一応ネタバレ注意

下北沢にて'19 Day 1!前半

下北沢一帯のライブハウスでのサーキットフェス、「下北沢にて」2days参戦してきました!

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初の関東ライブ!もうね下北沢駅に着いた時からワクワクがすごかったよ。何ならその前にタワレコ渋谷店に寄った時からワクワクすごかったよ。

天候は生憎の小雨でしたが。しかも何故かこの日だけ日中でも最高気温7度ぐらいしかない異常な寒さ。そんなわけであまり薄着できずコートをしっかり着てたので、この日はあまり暴れず大人見する事にしました。

下北沢駅に着いてからチケット発券() すぐに受付に行ってリストバンド交換。結構並んでて、トップバッターに間に合うか怪しい…となったけど、1dayと2daysで交換の列が分かれてた模様。2days通しの方は空いてた。助かった。危なかった。

というわけで急いで最初のお目当てのneeが出演する下北沢近松へ。

 

 

nee

12:00〜 @下北沢近松

トップバッターにして、1日目の最大のお目当てと言っても過言ではない。先日記事にしたnee。めちゃくちゃかっこよかった。

この記事書くにあたってアー写を拝見したわけやけど、これ見た当初「ほんまにこんなルックスしてんの?えらい個性強いな?」と思ったんやけどほんまにこんなルックスしてました。何ならもっと尖ってた。ギター金髪になってたし。

ボーカルのくぅくん、演奏開始前からステージ上を左右にうろうろしたりと色々「ヤバイ奴」感を醸し出しており、歌い始めたら実際ヤバイ。歌う姿が誰かに似てると思ったらアレだ。八十八ヶ所巡礼のマーガレット廣井だ。肩上げて歌うとことか。ストラップ短くして高い位置で弾くとことか。あと普通に顔。マガレ姐さんに似たものがあるとかそら狂気じみた雰囲気になる。いや八八も生で観たことないけどさ。

最初の2曲は知らない曲やったけど、想像してた通りボカロを彷彿とさせる早口4つ打ちロック。ボカロ特有のヒョロヒョロ音は同期で流してたと思われる。リードギターにエフェクトかけてるんやと思ってた。

気になるきっかけになった "下劣な僕チン" ももちろん演奏。イントロに持っていくまでの繋ぎ方がカッコよかった。

その次の曲はタイトルコールをしてくれたので曲名を把握。"それでも" という名前のこの曲で、neeに抱いてたイメージがかなり変わった。演奏は激しいんやけどミドルテンポでしっかり聴かせる歌モノ曲やった。激情的やけど単純に「エモい」で片付けられるタイプではない。こんな曲もあるのかと。

最後は初のMV曲 "歩く花" で締めた。

いやぁかっこよかった。

関西や広島にライブしに来る事なんかあるかまだまだ怪しいからな。今回はほんまに良い機会になった。音源も買ったのでしっかり聴かせてもらおうと思う。これからどこまで行くか楽しみ。要注目です。

あとくぅくんがツイッターで「neeってエゴサしづらくて改名したい」って言ってたのでそのうちneeじゃなくなるかも知れないです。要注目です。

 

 

The Songbards

13:00〜 @BASEMENT BAR

メジャーデビューしたばかりのソングバーズ、気になってたのでこの機会に観られてよかった。

MV曲は一通り聴いてから臨んだんやけどメジャーデビューアルバム収録の "マジック" と、サビに思いっきり曲名が出てくる "春の香りに包まれて" ぐらいしか曲名と結びつけて認識できなかったな… でも軽快な曲、落ち着いた曲、どれも様になってた。名前を見るようになってきた当時、「ポストandymori」的な扱いされてた印象やったんやけど、確かに曲によってはその要素もあるけど、それだけで収まるバンドではないなと思った。

というかギター2人でツインボーカルやったんやな。曲によって片方が丸々歌ったり、どういうパート分けをしてるのかは分からんけど、2人とも同系統の声してるから曲に合ってる。聴き分けられるようになるのに時間かかりそうやけど笑

MCもボーカル2人がメインでツアーの告知など。神戸のバンドということで、MCのイントネーションにも関西弁が垣間見えて好印象。というか普通にクッソモテそう。性格まで含めて総合的にイケメンになるタイプのやつ。

とにかく敵を作らない音楽やなという感想。俺はもう普通に好きだ。末永く今の音楽を続けてほしい。

 

 

ソングバーズを観た後、続いての会場に移動する時に通ったステージで眉村ちあきさんが演ってました。なんかむちゃくちゃしてました。客席に降りてきて、適当に客2人選んでペア組ませて踊らせてた笑 あれファン側もノリ良くないと出来んよ。なんかすごかった。

 

 

音流ステージ トークコーナー

14:35〜 @下北沢ERA UP

実は今回、直前に情報を得た嬉しすぎる誤算がありました。

夢アドの荻野可鈴ちゃんが!!来るではないか!!

東京テレビで深夜に放送してる音楽番組「音流 〜ONRYU〜」。これに可鈴ちゃんがMCでレギュラー出演してるのは知ってたけど、今回コラボステージがあるとは知らなかった。よく気づいた俺。

といってもただのトークコーナーやったんですけどね。もちろん可鈴ちゃんが歌唱する事はなく。でも特典会顔負けの近さで観られて嬉しかった。同番組でMCを担当するCzecho no Republicのタカハシマイさんも登場。よかった。公開収録的なのを兼ねてたのかな?カメラとかも入ってたしスタッフがカンペを準備する様子とかも見られて面白かった。

内容は都市伝説テラーの方を2人ゲストに招いて、都市伝説についてトークするというだけ。特にライブ関係ない。5回ぐらいに分けて時間が設けられてて、後の部ではラブ人間のメンバーとか来てたみたいやけどね。

とにかく思いがけず可鈴ちゃんに会えて嬉しかった。他にも可鈴ちゃん目当てのお客さんいたな。ユメトモ同士でわちゃわちゃされてました。

最後に可鈴ちゃんが「この後は下の階のERAで栗林藍希ちゃんのライブです!!」と紹介。名前も知らん子やったけど、その場にいた客がみんな流れていくのでついて行ってみました。

 

 

栗林藍希

15:10〜 @下北沢ERA

どうもこの日は下北沢ERAが音流コラボステージだったそう。出番前に再び可鈴ちゃんとマイさんが出てきて再度紹介。この栗林藍希ちゃんという女の子、音流の企画でシンガーデビューするみたいな感じやったんかな?この日が初ライブだったとのこと。

時間になるとバンドメンバーに続いて本人が登場。顔立ちのはっきりした美人さんでした。まだ18歳らしい。

ていうかドラムが元ミイラズの新谷元輝さんでした。

曲はまぁ普通。

オリジナル曲とカバー曲を織り交ぜて演奏、可もなく不可もなく。まぁ初ライブやしね。MCの辿々しい感じも初々しかった。いきなり「チューニングしたい…笑」つってギターの人にMC丸投げしたのおもろかったな笑

椎名林檎の "自由へ道連れ" のカバーが良かった。シンプルにこの曲好きなんで好感度◎。

後から調べて分かったんやけど、女優業を先にやってる子らしい。びっくりしたのがサカナクションの "忘れられないの" のMVに出ていたという事実。

よく観てみると確かにいた。黒い服の女の子。概要欄のCASTリストにもちゃんと名前があります。

タレント業と音楽業は両立していくのかな。頑張ってください。

藍希ちゃんのステージは15:50まで。最後まで観てると16:00からの忘れらんねえよに間に合わんか規制かかるかになったら嫌なので、少し早めに退出しました。

 

番外編

下北沢ERAを出るときに事件発生しました。

後方で可鈴ちゃんとマイさんも普通に藍希ちゃんのステージを観てたんやけど、たまたま俺が出るタイミングで可鈴ちゃんも退出。トークショーの次の部の打ち合わせにでも向かうとこやったんかな。思いっきり鉢合わせ。ライブハウスの入り口で推しと2人きり(いや後ろにスタッフさんもいた気する)。死ぬかと思った。ちょっとだけお話させていただいた。死ぬかと思った。

俺「アッ オツカレサマデス」
可「お疲れ様です〜!」
俺「あの、夢アド好きで今日来ました…!」
可「そうなの!?ありがとう!え、もう帰るの?」
俺「いや、別のステージに…」
可「そうなんだ!この後もあるから来てね!絶対来てね!」
俺「アアアアありがとう!ありがとう!じゃあね!」
可「またねー!」
俺「…水無瀬推しです!」
可「えっ、じゃあ来ないで」
俺「www」

神か?神なのか?荻野可鈴は神だったのか?

いや本当神対応でした。今思えば次の打ち合わせまで急いでたやろうに申し訳ない事をした。でもしっかり対応してくださってありがとうございました。尊い。ほんま尊い。圧倒的荻野可鈴

何しに行ったんですかね俺。

まぁでも本当たまたま気づいたコーナーに行けて良かったです。バンドと夢アドを同時に観られる日が来るとは思わなかった。ほんまよかった。

ちなみにこの後推しが深まりすぎて調子乗って失敗します。

 

そんな出来事を経て次の会場に向かい、忘れらんねえよを観に行きました。

 

長くなりそうなので一旦この辺で切っときまーす。まだ1日目やぞ書き終わるのかこれ。

では(=゚ω゚)ノ

12月のライブ予定

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12月ですって。年末ですよ年末。2019年もう終わるよ。2010年代が終わるよ。こわ。

11月は直前に休み取れて行けるようになった緑黄色社会のワンマンがあっただけで、元々予定してたライブは無かったんですが、今月は色々楽しみがあります。

 

 

12/7,8 下北沢にて'19

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初関東ライブやあああ!東京下北沢一帯のライブハウスで開催されるサーキットイベント「下北沢にて」。名前聞いたことはあった。前日に出張で関東にいるのでそのまま参戦します。しかも今回は10周年記念ということで2Days開催。行くしかない。

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1日目は何よりトップバッターのneeからですね。先日記事にしたら本人にリツイートをいただいて知らん人からいっぱいいいねきました。

あと何だかんだ観たことない忘れらんねえよは絶対外せん。その次はOKOJOかな。MIKROCKで観た時は20分4曲のショートステージだったので、初めて聴ける曲も期待できる。

麻痺するポケットとTHURSDAY'S YOUTHも外せんな。ワンマンはおろかミナホにすら出てこないからこういうステージがほんまに貴重。時間丸かぶりのWiennersも観たいけどな…つかなんでこんな尺長いん笑

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2日目はまずいつ頃まで居られるかってとこなんですが。

ミイラズは絶対観たい!!ミイラズですよ!?絶対観るでしょ!!6年ぐらい聴いてるよ。やっと観られるよ。楽しみ…!!

後はミナホでも観てみたかったvivid undressとか。ミイラズと微妙に被ってるけどSULLIVAN's FUN CLUBも最近気になってる。

ビレッジマンズストア観てたら終電厳しいかな…せめて会場限定シングルだけでも手に入れに行きたいところだが。

 

そんな感じです、とにかく楽しみ。他にもオススメのアーティストいたら教えてください。

 

 

12/21 神宿@京都MOJO

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神宿、ついに観られます。夏のツアー大阪公演のチケットを取るも台風で中止。フリーライブの機会にも恵まれず、半年近く焦らされてきたけど、今回ついに。

たまたまこの日、大阪にいるんですよね。しかもその用事が夕方には終わるので、そのまま京都へ直行しようと思ってる。何気に京都初ライブや。

今回のツアーでは特典会がないんやっけな。前特典会はあるんやっけな。どっちにしろ自分が行く時にはなさそう。今回は純粋にライブだけを楽しむ事になるね。

んー。ペンライト買った方がいいんかな()

 

 

12/22 ドラマチックアラスカ@広島BACK BEAT

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京都で神宿観た翌日に広島ってのも我ながら無茶苦茶やなと思うが。

ドアラ、サーキットで何度も観てきたけどワンマンって初めて。4つ打ちブームの終焉に伴って完全に人気失くなったけど、新しいアルバムも良かったし一回行ってみようと思う。

ツアーファイナルやからってのもあったんやけど神戸で追加公演発表されちゃったな()

 

 

12/27 RADIO CRAZY day 3

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まだ行けるか確定してません!申し込んで結果待ち!

関西に住んでた頃から何だかんだ一回も行ったことなかったレディクレ。何なら譲ってもらってチケット確保したけど結局行けなくなってさらに譲った事もありました。

今年ももうええかなって思ってたんやけど、最終日だけ申し込んでみた。

だってさ、

2018年一番ライブを楽しんだBIGMAMAと2019年一番ハマったバンドになりそうな緑黄色社会のコラボステージがあるんですよ。行きたくなるに決まってるでしょ。BIGMAMAの曲に晴子氏が参加するだけでも発狂ものやのに。

まぁ他にもドロス、インディゴ、レンジ、キュウソ、クリープ、バニラズ、サカナクションフレデリックと激アツメンツですわな。TALTOオールスターズも観てみたい。

まぁ当たってから考えますけど。タイムテーブルすらまだ出てないし。

 

 

今のところこんな感じ。一発一発が楽しみ度高い。いや是非ともレディクレでライブ納めしたいなぁ。

まぁ普通に年末とか諸々楽しみはいっぱい待ってます。残り1ヶ月仕事頑張ろー。

では(=゚ω゚)ノ

neeに将来を任せたい音楽がある

いきなりですけど、12/6,7の2日間に東京で開催されるサーキットフェス「下北沢にて」に行くことになりました!!初の関東ライブ!!

広島はもちろんのこと関西にもあまり来なくて普段観られないバンドや、まだワンマンや主催企画に足を運ぶ程には詳しくないバンドを観られる良い機会。めちゃくちゃ楽しみです。

で、その下北沢にてにて、絶対観たいバンドがいる。少し前から気になっている、neeというバンドです。

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聴いたきっかけはYouTubeのおすすめに出てきたこの曲。

名前は聞いたことあったけど、初めて聴いた。カッコええなと。歪んだリードギターにジャキジャキとカッティングするサブギター、ちょっと気持ち悪い声と歌詞。割と好み。

で、この音楽性、なんかボカロっぽいなと思ってたら

やってました。これもその後YouTubeのおすすめに出てきた。ええ仕事しよる。

にしてもボカロ曲として聴くとより際立つこの曲調。バンドサウンドと変わらんギター、幼さを残した言葉遣い、強めの語気で吐き捨てるように呼びかける歌詞。

確実にwowakaリスペクトありますよね。

というかボカロ全般の歌詞がこういう世界観なのかも知らんが。そんなに詳しくないので。ていうかボーカルの くぅ くん、そもそも元々ボカロやってた子なのかな?詳しい人教えて。

いずれにせよバンドやりつつ同時並行でボカロ曲も投下してくるってのが面白い。ボカロ出身のアーティストってヒトリエや米津玄師を皮切りにいっぱい出てきたけど、こういうタイプってあんまり聞いたことない。米津玄師も "砂の惑星" 出したしヒトリエも "アンノウン・マザーグース" 出したけど、neeの場合ボカロの方をメインにやっていくのかな?

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ツイッターのアカウントも「BAND?」て書いてるしな。バンド寄りのボカロPとしての色を強く意識してるんやろうか。

 

どうもくぅくん続々とボカロ曲をツイッターで投稿している模様。

映像が狂気じみすぎてるけど、それがまたいい。不協和音を上手く使ったボカロ特有の音作りを引き立たせてる。

にしても何なんだこのアニメ。いつのだよ。

「◯◯みたいなの作ってみた」って言ってちゃんとアウトプット出来てるのがすごい。めっちゃ完成されてるし。シティポップとかボカロとの親和性高いジャンルでもなさそうやのに。

是非ともバンドアレンジして本人の声でも歌ってみてほしい。

 

本日、ワンマンライブがあったそうで。

デモCDを再販したそうで。

いや欲しいってこれ… しばらくライブ会場で買えるのかな?今後の音源に再録するのかな?

 

ヒトリエがボカロとバンドの垣根を取り去ったって言われてるけど、逆にその後そういう音楽が出来るバンドって出てきてなかったと思うんですよね。結局ヒトリエの独壇場だった。

別にwowakaがいなくなったからヒトリエが終わるとかいう気は全くなくて。ただそろそろヒトリエの他にもボカロの音楽をボカロのままギターロックに落とし込めたバンドが出てきてもいいんじゃないかなと思ってた。neeはその位置を狙えるバンドになる気がする。

もちろん演奏技術的な面ではヒトリエに勝つのは難しいやろうけど。neeがどうとかじゃなくヒトリエが意味分からんぐらいハイスペックすぎる。

それでもneeには、ボカロとロックバンドを繋ぐ音楽の将来を期待できると思う。いや色々言うてきたけどぶっちゃけるとボカロ全然詳しくないですよ。ヒトリエ好きやけどwowakaのボカロ曲そんなに知らないですよ。それでもneeはカッコいいと思えた。

これから要注目です。

 

とりあえず "下僕な僕チン" が収録されたシングルを手に入れに行く。今のところタワレコ渋谷店でしか販売されてないから、東京に行く事があれば是非寄ろうと思ってたけど、まさかライブを観られる機会に恵まれるとは。

いやー楽しみだ。

 

1ヶ月以上前から骨子はあったもののそこから書き進められてなかった記事だったんですが、下北沢にてで観られる事が決まり、またワンマンライブがあったこのタイミングで投下してみました。

皆さん是非。

では(=゚ω゚)ノ

日本のリョクシャ化は着実に進行している

緑黄色社会のワンマンに行ってきました!!

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休み取って行ってきました。休みっつってもアレやから、有休じゃなくて振休やから。むしろ取らなあかん休みやから。それがたまたまこの日やっただけでですね。はい。

6月の緑黄色夜祭、8月のサマソニに続いて今年もう3回目ですよ。むしろ去年まで一回も観たこと無かったのに。こんなにハマるとは。

会場はCLUB QUATTRO。去年のこの時期もワンマンツアーしてたけど当時はCave-Beやった。流石にソールドしてたけど。とは言えこの一年でいかに飛躍したかが分かる。

ソールドはしてなかったけどフロアが十分埋まるぐらいには満員。かなり直前にチケット取ったから自分の整理番号がそのまま動員数とほぼ同じやと思うんやけど、そうすると500人台半ばは入ってたと思われる。平日のクアトロにここまで入るのは大概すごい。

 

定刻になった途端に暗転。フライングしてたんじゃねぇのかぐらいぴったりに開始。

SEが流れる中メンバーが登場。白基調で全員統一した衣装がカッコよすぎる。今回のツアーのコンセプトは「Coloring Nine Cities」。ツアーで回る9ヶ所をリョクシャ化する、緑黄色社会色に染めるということで、逆に自分たちは染まる前の真っ白をイメージした衣装にしてるのかなとか思ったり。

なんて考えてたらドラムカウントから入って始まった一曲目、

死んだ。即死。めちゃくちゃ目ん玉ひん剥いた。鳥肌立ちすぎて鳥になった。"リトルシンガー"、緑黄色社会に本格的にハマるきっかけになった曲なんです。でも過去2回観たライブでは演らなくて、MVある曲やのに自分たちの企画でも演らんって事はもう演らんのかな、と思ってたからめちゃくちゃ嬉しかった。ずっと聴きたかった。もう初っ端から優勝。よかったら過去の記事読んでください、この曲だけで記事ひとつ書いてるから。

まぁこの年のワイバンは台風で中止になったので当時リョクシャカを観るのは叶わなかったんですが。

 

新しいシングルから "Alright!!" ではサビの歌詞に合わせてちょっとした振付が。思えば数日前のツイートは振付レクチャーのつもりだったのかな。

イントロのキーボードとEDM調のシンセの組み合わせがめっちゃ爽やか。軽快に弾き分けるpeppeカッコいい。

続いて晴子氏の「今日は何曜日ですかー?…まぁ、金曜日なんだけど笑」の振りから入った "にちようび"。6月に出た「-幸せ- EP」の4曲の中ではこれが一番好き。晴子氏の曲振りにほっこりしてたらイントロの真吾くんのスラップに注目し忘れた。

大サビ前に各楽器隊が順にソロパートを。peppeのキーボード→真吾くんのベースと来て晴子氏もシンセをきゅるきゅる。最後は壱誓くんが「俺!」と言ってギターソロへ。全体的に緑黄色夜祭の時よりアレンジが効いててライブ映えしてた。

にちようび

にちようび

MC挟んで "幸せ"。晴子氏の側にシンセがあったのを見た時点でこの曲を演るのは予想ついてたけど、"にちようび" の間奏みたいに他の曲でも入れてきたのは予想外やったな。ライブって感じ。

 

中盤の "アウトサイダー" → "Never Come Back" の流れクソかっこよかったな。"アウトサイダー" は定番曲やけど未だに音源持ってない。早よ買お。"Never Come Back" のイントロのカッティングは壱誓くんじゃなくて晴子氏が弾いてたのね。大サビの2人が重ねて歌うパートも完成度高い。お互いがリズム感も音程もしっかり取れてないとあの曲は生で出来ない。

 

ここで初めてメンバー全員ががっつり喋るMCコーナー。

メンバーは前日に車で広島入りしたけど、真吾くんだけ大学の単位がやばいので授業に出てから当日に新幹線で来たらしいw 調べたら真吾くんだけ他のメンバーより2つ年下なんやな。今年22歳、ストレートに進んでれば4回生か。そうだね、今年単位取れんかったらやばいね笑 頑張って卒業してください。

後は広島なので定番のお好み焼トーク

壱誓「あれ何だっけ…鉄板焼き?ごめん知らない、みんな何て言うの?」

いや、普通にお好み焼きで大丈夫です。

マイク入ってなかったけど、晴子氏が「広島焼きじゃないの?」とか言ったのかな、壱誓くんが「いや広島の人は広島焼きって言わないんだよ」とフォロー。晴子氏、口の動きが完全に「そうなの!?」やったw 覚えておいてね。

後は真吾くんが路面電車に乗った話とか、peppeちゃんがカープ坊やに似てる話とか、特にまとまりもオチもない雑談をつらつらと。

 

「ここからはいわゆる後半戦」と始まったMC明け1発目は "want"。持ってないインディーズ音源の曲やけど、Apple Musicで聴いた事があったから分かった。

want

want

赤と緑のダークな照明に照らされての "逆転" はマジで圧巻。カッコよすぎる。"始まりの歌" みたいなキラキラした歌や "幸せ" みたいな暖かい曲が目立つリョクシャカに『信じた私が馬鹿でした』から始まるこんなドス黒い曲がある事実はもっと知られるべき。晴子氏のボーカルもオペラみたいな声量になっとる。

逆転

逆転

するとここでハプニングが。"逆転" の演奏終了後、ドラムのビートが刻まれ始め、オーディエンスはみんな次の曲へのカウントだろうと思ったに違いないのだが、何故か晴子氏と壱誓くんが爆笑している。

晴「これ何の音…?www」

全く予定外の出来事らしい。壱誓くんが「それじゃね?」とpeppeちゃんを指す。どうやらキーボードから鳴ってたらしいw "逆転" のアウトロでぐちゃぐちゃに弾き散らかした時に、何かの拍子でどこかのボタン押しちゃったのかな?「ほんとだ、私だ」みたいな感じで笑い出すpeppeちゃん。スタッフ出てきてキーボードチェックし始めるわ、刻まれ続けるリズムに合わせて真吾くん踊り出すわ、オーディエンスは手拍子するわでカオスな状態にw peppeちゃんまでその空気察して「え、止めていい?止めて大丈夫?」て言い出すしw めっちゃおもろかった。戸惑うpeppeちゃんめっちゃ可愛かった。

「気を取り直して次に行きましょう」と始まったのがよりによってキーボードから入る "あのころ見た光" でちょっと笑ってしまった() けどラララでシンガロングが起こるこの曲で一気に会場の雰囲気が変わる。「広島がどれくらいリョクシャ化されてるか見せて!」と大サビ前にいろんなメロディのラララで何度もコールアンドレスポンス。会場の一体感が高まる。広島のリョクシャ化はしっかり完了している様子。

続いてこの日初めてpeppeちゃんの煽りから入った "Alice" では相変わらず真吾くんのベースで一気に盛り上がる。晴子氏がバスケットを取り出してフロアから歓声が。何かと思えば中にカラーボールがいっぱい入ってて、歌いながら客席に向かって投げ始めた!毎回投げ込まれた場所に客が押し寄せる。間奏ではpeppeちゃん真吾くん壱誓くんもステージ真ん中に出てきて1球ずつ投げてくれた。真吾くんと壱誓くんに関しては弾いてる時にピックまで投げてたし。ファンサービスすげぇな。

自分の斜め前の女の子がボールをゲットしてました。チラッと見えた感じ、ボールにメンバーの直筆メッセージが書かれてたっぽい。いいなぁー。

ボールをゲットした人たちの興奮が冷めず客席がザワザワする中一旦暗転し、徐々に明るくなっていく中から鳴り始めたキーボード。ついに来ました、新曲 "sabotage"。

ドラマ「G線上のあなたと私」の主題歌。ドラマも観てます。最初はこの曲目当てでドラマの第1話観たけどしっかり気に入ってる。今では逆にドラマとの相乗効果でほんまにこの曲が好きすぎる。主題歌効果で再生回数も凄まじく伸びてるし。ていうか、広島ワンマンのこの日に100万再生を突破しました。エモい。

一方で、新曲やし、本編最後かアンコールで演ると思ってたので意表を突かれた感も。じゃあ最後何演るんや?もう "またね" か?と思ってたら、MCを挟んで "想い人" を。

あぁそうだこの曲忘れてた。まだCDになってないから実感なかった。サマソニで初めて聞いた曲。ほんま "sabotage" や "Alice" みたいな爽やかな曲とのギャップよ。振り幅がすごい。そしてどっちのタイプの曲も特色になってるからすごいよなぁ。

サビのメロディが新しいよな。『もらった愛の分だけ 守っていこう』とかのとこ。伸ばしていくのかと思えばファルセットに切り替えるの実際歌うの難しいと思うんやけど完璧やった。普通の人が歌ったら中途半端に声裏返ったみたいになるってあんなん。やっぱり晴子氏歌うますぎる。これが本編最後の曲やったわけやけど、マジでずっと一音も外してなかった。ほんまにうますぎる。脱帽です。

 

アンコールで再登場し、最初に真吾くんが1人でグッズ紹介。「真吾先生の6限目の授業」とか言うてたけど自分の単位の心配しなさい() 晴子氏が「彼はあんまりMCが得意じゃないのでワンマンの時にはいつもやらせてるんだけど今日はいい感じだった」て言ってたw めっちゃ上からw

 

アンコールはここまで来たらもう "またね" 演って終わりやろうなぁと思ってたが、その前に新曲演ってくれた!"冬の朝" という曲。これまた暖かいバラードでした。これからの時期に合いそう。同期でストリングス入ってきてたから、多分もうレコーディングまで終わってて音源完成してるやつやな。リリースが楽しみ。

この曲が終わる頃、2つ前ぐらいにいた女の子が体調悪くなったみたいで倒れそうになってたけど大丈夫やったかな。一緒に来てたお友達らしき子に抱えられて出ていってたけど、無事やといいな。

そっちの心配してたら晴子氏のMC聴くの忘れてたんやけど、恐らく「沢山の人が来てくれて嬉しい」的な話をしてたんやろうな、いきなり真吾くんが「ワイルドバンチとかで観てくれた人もいるのかな?」て被せてきて晴子氏びっくりしてた笑 実際ワイバンで観て今回ワンマンに来た人もパラパラいた模様。俺も観たかったけどね、リョクシャカが出たの平日の1日目やったから。

ただ真吾くん頑張って発言してくれたんやけどワイバンは広島じゃなくて山口なんだ…w

んで最後に "またね" 演って終わり。去り際の晴子氏の「サンキュー!」にやられました←

 

終演後にポストカードお渡し会。「sabotage」の購入特典でもらえた参加券で参加できたもの。自分は前々にタワレコで買ってたけど、当日に会場で買っても参加券もらえたらしく、結構な行列やった。

クアトロのドリンクコーナーの前にメンバーが並んでて、晴子氏からポストカードもらえた。メンバーに何て声かけようかなーと色々考えてたけど、普通に無理でした。列長いのもあって回転早すぎた() ありがとうございましたありがとうございました連呼して帰ってきた。やっぱアレやな…ただのバンドマンと言えど目の前にしたらオーラすごいな…もっとちゃんと目に焼き付けたかった…

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最後にメッセージコーナーにメッセージ書いてきた。最初に載せた写真のやつ。

9会場分を繋げたら完成するみたいなやつやね。MCでも触れてた。「どこがどの会場か分かるから広島だけスカスカとかやめてね笑」て言ってたな笑

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ツアーが9公演なのもこれを3×3に分けるためやったんやね。

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ライブ前にこの状態やったものが、

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こんなにぎっしりになってました!

ちなみに僕のメッセージがどれかは探さないでください。

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絶対に探さないでください。

 

最後、書き終わって帰ろうとしたらラッキーなことが。書いてる間にお渡し会が終わったらしく、最後に楽屋に戻っていくメンバーが遠くから手振ってくれた!周りにいた10人ぐらいで大喜び。前にいた女の子2人組「やばい!やばい!」言うてたけど俺も1人でやばいやばいなってた。参加券をコインロッカーの中の財布に閉じ込めてしまってて、荷物取り出してから並んだから最後の方になっちゃってたんやけど、それが逆にラッキーやった!

最後までめちゃくちゃ良いライブでした!!

 

 

物販は先行でがっつり買ってました。そこまで買うつもりなかったんやけど現物見たら欲しくなった。

Tシャツは最近多い大きめのシルエット。横の裾に切れ込みが入ってたり、フロントに比べてバックの裾がちょっと長かったり、結構デザイン凝ってる。バックにはツアー日程が載ってます。

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んでタオル。これも結構大きめのサイズ。

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ラババンは緑黄色夜祭で買ってるから今回はええかなーと思ったけど合計金額調整の為に買った()

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ラババン買った事で合計金額が6000円乗ったのでバッグもゲット。

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いやぁ貢いだなぁ。

 

 

緑黄色社会、ほんまにライブの回数や曲の聴き込みっぷり的に2019年一番ハマったバンドになるかも知れん。

(ただ2015年ぐらいから、年間一番ハマったって俺が宣言したバンド大体残念な事が起こってるからあんまり言いたくない感もある)

ここ数年長いことネクストブレイクって言われ続けてるイメージやけど、言うて流通デビューしてからはまだ2年なんよな。芽が出ず燻り続けるわけでもなく、テレビで取り上げられて急激にバズるわけでもなく、堅実で着実な一番良い売れ方してきてると思う。今回 "sabotage" でドラマ主題歌になったのはほんまに大きい。リョクシャ化、順調に進行してます。

何となく、今回のツアーファイナルでアルバム発表する気がする。今回のタイミングじゃなくても、MV曲溜まってきてるし、ここでメジャーファーストフルアルバムを投下してさらにハネてくれたらと期待してる。楽しみにしてます。

緑黄色社会、これからも応援します!

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では(=゚ω゚)ノ

 

緑黄色社会 リョクシャ化計画2019

11/22 広島CLUB QUATTRO

セットリスト

1. リトルシンガー
2. 始まりの歌
3. 君が望む世界
4. Alright!!
5. にちようび
6. Bitter
7. 幸せ
8. 視線
9. 大人ごっこ
10. アウトサイダー
11. Never Come Back
12. want
13. 真夜中ドライブ
14. 逆転
15. あのころ見た光
16. Alice
17. sabotage
18. 想い人

en1. 冬の朝 (新曲)
en2. またね

マジでKing Gnuって何なんだよ…なぁ…

CDJのタイムテーブルについても紅白の出場者についても色々語る事あったんやけどさ… CDJに関しては記事書き始めてたんやけどさ…

なんかKing Gnuに全部持っていかれた。

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マジで何なんこのバンド…何したらこんな急激に売れんの…

 

今年のヌーはほんまに勢いがおかしい。

今年自分が行った大型フェスというと夏のワイバンとサマソニなんやけど

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ワイバン、初出演にして最大ステージ。

きっちり観たけどもさ。

んで先日発表されたCDJのタイムテーブル。

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きっちり最大ステージ。

ちなみに昨年のタイムテーブル。

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きっちり最小ステージ。

一年でこんな躍進することある???

あいみょんでももうちょい刻んできたよ???

んで極め付けは紅白ですよ。

売れるとは思ってた。売れてきてるなとは思ってた。ここまで売れるとは思わなかった。

 

2019年に売れたバンドと言えばもう日本人である限り髭男とKing Gnuて言うと思うんやけど、何やろな、ヌーの方には「インディーズ時代」とか「下積み時代」みたいな影が見えない。前身バンドSrv. Vinch 時代があるのは分かってるけど、とは言えKing Gnuになってからはまだ2年。Srv. Vinchですら2013年結成らしいけど。

ちなみに髭男が2012年結成の2015年インディーズデビューらしい。これでもまだそんな最近なんかよって感じ。俺が大学入った時点で2組ともまだ存在してなかったって事ですからね。えぐ。

 

髭男は普通に国立大出て一旦就職してるし、売れるまでの道のりってものがまだ想像できるんやけど、ヌーにはそれが感じられん。でも、環境が良かっただけとか周りに持ち上げられたとかじゃなくてマジで才能を以ってして実力で成功してるからすごい。髭男ですらやっと掴んだものを最初から持ってたって感じ。金持ちの家に生まれた赤ちゃんじゃなくて、生まれた時にはもう歩けてた赤ちゃんって感じ。こんなもん勝てるわけない。他のバンド全部保育器必要になる。

 

とは言えこういう時に言う「売れる」って界隈で名前を知らない人がいなくなる程度のものであって、それこそ紅白に出る様な「一般の人でもみんな知ってる」レベルになったのはもちろん今年の話。

そう考えると2018年の時点で "Flash!!" をヘビーローテーションに選出してたスペシャの先見の明ってすごいなと思うし、

2017年4月の時点で取り上げて、半年後にはもう「ますます勢い付いた」「これが流行れば国内の音楽シーンの何かが変わる」と言い切ってた石左ってバケモンやなと思う。関ジャムのランキングで " Prayer X" が紹介されたタイミングすら遅すぎる様に感じる。

 

King Gnuが売れたことによって今後のバンドシーンってもう素人が迂闊に手出せなくなるよな。芸大でその道を専攻した人間が順当に評価されてしまったことで、もう小手先で勝負できる時代じゃなくなった。ここまで売れる為にはこのレベルが必要、というハードルがめちゃくちゃ上がった。どうなるんやろうな2020年代の音楽シーン。楽しみ。

とは言えKing Gnu本人もまだまだこれから売れ続けるんでしょう。まだアリーナツアーしてないしな。今やってるツアーの会場見て「もうゼップ2daysとかやべぇな…」と思ってたのなんかまだまだやった。

しかも恐ろしいのって、何気にまだ "白日" ぐらいしか大したタイアップついてないんよな。髭男の甲子園テーマソングとか映画主題歌とか、あいみょんのドラマ主題歌とか、そういうのがまだ "白日" しかない。"飛行艇" も "傘" もCMソングに留まってる。にも関わらず全部売れてる。恐ろしい。これで来年もっと一般層に浸透するタイアップついたらどうなるんやろ。

何より "白日" 以降の楽曲がまだCDになってない。次のアルバム、どんなえげつない作品になるのか楽しみやな。多分買う。もう、買う。

ちゃんと聴いたことねぇわって方も、嫌いじゃない限り聴いて損はないと思います。是非に。

 

いやかっこええって…怖いぃぃ…

 

では(=゚ω゚)ノ

ベースの日なので好きなベーシスト10選

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11月11日。ベースの日ですね。

このブログでは度々言ってるけど、バンドで一番好きな楽器はベースです。バンド組むなら絶対ベース演りたい。ライブでも前の方に行ける時は大体ベースをしっかり観られるポジション取りをします。

今回はベースの日にちなんで個人的に好きなベーシストを10名紹介する回です。11月はライブ予定がないので書くことないんです。

出オチに使ったのでユニゾン田淵は出てきません。

 

 

後鳥亮介 (indigo la End)

ほんま淡々とえげつないフレーズを弾くごちょさん。インディーズ時代に永く正式ベースが不在だったインディゴにメジャーデビューと同時期に正式加入。後鳥さんが加入する前後でインディゴの楽曲のベースはめちゃくちゃ技巧派になってるように聴こえる。メジャー最初のアルバム「幸せが溢れたら」でやべぇなと思ったのを覚えてます。"花をひとつかみ" のイントロなんかでは存在感がすごい。もはやベースメインのイントロ。

花をひとつかみ

花をひとつかみ

先日のワンマンで更に好きが増した。indigo la End、ほんまに良いバンドです。ちょうど先ほど新しいアルバムからまたMVが公開されました。こちらでも後鳥さんの美しいベースプレイが観られます。

マジでアルバム曲どんだけYouTubeに上げんのこの人ら…

 

イガラシ (ヒトリエ)

ベース上手すぎて聴いててor観てて笑ってしまったのはこの人が初めて。そら他バンドのサポートにも呼ばれる。

忘れらんねえよのアルバム「あいつロングシュート決めてあの娘が歓声を上げてそのとき俺は家にいた」では5曲中3曲でイガラシが弾いてるけど、意識して聴いてたらマジでイガラシの音が分かるんだよな。イガラシがいる。忘れの中にヒトリエがいる。"踊れ引きこもり" の2番Bメロとかすごいもん。サビ終わったんやからちょっと大人しくしろ。

本当にすごいベーシストなんだ。つかヒトリエは4人全員が本当に素晴らしいバンドなんだ。これからも長く活動を続けてほしい。

 

露崎 義邦 (パスピエ)

パスピエはどうしてもナリハネのキーボードが目立つけど、メンバー全員演奏力半端なくて、ベースのつゆさんも然り。

時々、弾いてる時の表情がベースプレイに連動してるんだよな。喜怒哀楽とかそういう意味じゃなくて、上手く言えんけど、なんか音に合わせて表情筋が動いてる感じ。んー上手く言えん。みんなもうライブで観てくれ。

今年行ったツアーではシンセベースにも手を出してた。まだまだカッコいい姿を見せてくれそうだ。

この曲よりカッコいいベースのイントロandアウトロに未だ出会わない。

 

日向秀和 (ストレイテナー、Nothing's Curved In Stone)

ひなっちに関しては正直僕は偉そうにファンぶる資格ないんです。テナー知らないんで。www ナッシングスのひなっちしか知らない。未だにテナーを観たことがないし、敢えて聴く機会もない。ほんまに "KILLER TUNE" ぐらいしか知らんわ…

" Spirit Inspiration" の大サビ前のスラップを聴いて「おっ?」と思ったのがナッシングスにハマるきっかけやったな。

きっとテナーのひなっちもめちゃくちゃカッコいいんやろうな。なんというか、キャリアの長いバンドってどれから聴けば良いか分からなくなる。皆さんおススメ教えてください。

 

下上貴弘 (アルカラ)

下上さんは間近で観ると熱量がすごい。弾き方も表情もめちゃくちゃ全力やもん。あとピック弾きの音が独特。めちゃめちゃガツンとした太い音を出す。アルカラ観るときはいつも下上さん目当てで下手側に行ってる。

"アブノーマルが足りない" のイントロで一瞬ベースの音だけになるとこカッコよすぎるんだよな…アルカラも大概全員の演奏力がクソ高い。

アルカラもギターの田原さんがいなくなってから勢い落ちた感あるけど、曲のクオリティは健在。今度出るコロムビア移籍後初のアルバムも楽しみです。

 

ンヌゥ (ex. kidori kidori)

解散してしまったけど、キドリからンヌゥさんを。何なら彼はバンド活動中に精神を病んで失踪したのち、見つかったものの脱退してるんですが。好きなバンドのメンバーが失踪するのは自分としては初めての例やった。

キドリはンヌゥさんが脱退してから一気に音楽性が変わってどんどん剽軽でサイケな感じになっていった。それも好きやったんやけど、やっぱりンヌゥさんの妖怪みたいなボヨンボヨン鳴るベースの存在感ってすごかったんやなぁと思ってしまう。

HHH

HHH

4つ打ちブーム全盛期にKANA-BOONフレデリックと一緒にHIPLANDから現れて、勢いあったんやけどな…惜しいバンドを失くした。

 

武田祐介 (RADWIMPS)

武田さんも弾いてる姿がカッコいいですよね…RADは今年のサマソニで久々に観られたけど、ツアーに行ったのは2014年の×と○と君とツアーが最後。その時の真っ白な衣装がめちゃくちゃカッコよかったんですよマジで。

これの時はピンクがかった服羽織ってるけど。

RADはバンドのことなんか全然理解して聴いてなかった頃からずっと好きやけど、当時の曲を改めて聴いてみると平然とえげつないスラップしてたりするんよな。やっぱり普通にめちゃくちゃ上手いんやろうな。

ドームツアー行きてぇ。

 

ジャック (ビレッジマンズストア)

ジャックさん地味に好きなんすよね。一貫して指弾きで、すごく俺好みの弾き様をしてらっしゃる。細いしスタイル良いから映えるのかな。イケオジってかんじしますよね。好きな女性多いと思う。

基本ギイさんが喋って、たまにみつるさんが煽って、ギター2人が客席にダイブするから、ジャックさんはパフォーマンスとしてはそんなに目立つ事してない。その分、たまにMCでイジられたり客からヤジ飛んできて困惑してたりするのがめっちゃおもろいw

 

安井英人 (BIGMAMA)

ベースってのは元来そもそも目立たない楽器で、つーことはベーシストもなかなか目立たないもんなんだが、この人はマジで目立たない。今回紹介するベーシストの中で一番目立たない。コーラスすらしない。本当に淡々と弾く。ベースを弾く。その様がクソだんでぃー。

年明けにツアーで観たけど、「-11℃」の "Jelly Miens" のCメロ前のベースソロがめちゃくちゃ指エロかった。

ロックラシック2収録のこの曲は数少ないベースメインイントロ。

あと夏フェスではリハの時だけ髪を結んでるのがおもろい。本番になったらほどく。暑いんやろうなあのロン毛()

 

あきらかにあきら (THE ORAL CIGARETTES)

奈良補正と言われても構わん。同じ高校補正と言われても構わん。なんだかんだかっけぇよオーラル。

最初は "大魔王参上" の時の脚上げとか、右肩にストラップかけて弾くスタイルとか、パフォーマンス重視やったあきらかにあきら。最近は普通にベースプレイで魅せる男になってきている。色々言われてめっちゃ練習したんやろなぁ。きっと努力の才能もある人ですよ。京大出てるし。

オーラルの演奏はやっぱりシゲさんのリードギターが目立つから、ベースから入るイントロで "容姿端麗な嘘" よりカッコいいのもう作れないんじゃないかと要らぬ心配をしている。

次点で "自動販売機の男" 辺りかな?

自動販売機の男

自動販売機の男

 

以上です!

他にもこの10人に入れたかった候補の方々は以下。

藤本ひかり (赤い公園)
磯辺寛之 ([ALEXANDROS])
長谷川カオナシ (クリープハイプ)
前田翔平 (the quiet room)
大野裕司 (ココロオークション)
森野光晴 (SAKANAMON)
でらし (ハンブレッダーズ)
辻村勇太 (BLUE ENCOUNT)
高野賢也 (マカロニえんぴつ)
上ちゃん (マキシマムザホルモン)
ノモトクン (麻痺するポケット)
穴見真吾 (緑黄色社会)

みんなね、カッコいいんだほんまに。

 

番外編

小島剛広 (ex. カムロバウンス)

この方を知ってる人はきっと高橋優ファン。仲良くしましょう。高橋優のバンドメンバーとしてベースを弾いてる人です。自身もカムロバウンスというバンドで細々活動されてたけど、現在は解散。ちなみにカムロバウンスでギターボーカルを担当していた方は今あいみょんのバンドメンバーとしてギター弾いてます。

高橋優の曲で小島さんのベースが一番好きなのは "象" という曲。関ジャニ∞に提供した楽曲のセルフカバー。2番Aメロのスラップがエグいんですよ。音源だけで凄さがわかる。高橋優は一回前から3列目とかで観たことがあるんやけど、その時にそんなエグいパートをめちゃくちゃ平然と弾いててクッソカッコよかった。

 

…リンク貼ろうと思ったらこの曲だけ試聴できんかった…ジャニーズやからか…ほんま誰も得せんとこ拘るよな。嵐が色々解禁したんやからこの辺も続いて解禁してほしいなぁ。

 

 

今回は演奏技術の高い方や弾いてる姿が様になってて好きな方を中心に取り上げたので、どうしても実際にライブでの生演奏を間近で観たことのある人がメインになった。あとは大概MVでの姿ぐらいしか確認できてないので。

あと今回はベースボーカルをほとんど除外してるしね。KEYTALK義勝、フォーリミGENあたりも好きですよ。

もちろん、ベースプレイ以上にキャラクターが好きなベーシストも多い。BUMPのチャマ、ゲスの休日課長、KANA-BOONめしだ、夜ダンのマイケル、Helsinki Lambda Club稲葉、バニラズのプリティ、ヤバTしばたなど。

課長は演奏力もえげつないけどな。やっぱりキャラが強烈過ぎますね。indigoの後鳥さんも面白いけど彼はどちらかというと技術者。そしてゲス、indigoと来ると否が応でも頭に浮かぶのは川谷絵音。となるとジェニーハイも出てくる。くっきー!は完全にキャラですよね。まぁ普通に上手く弾けてるんやろうけど。

そう考えると、ベーシストだけでも多種多様。それら3つのバンドを統べる川谷絵音ってエグい。だってそうじゃない?しかもそれぞれのバンドの色がちゃんとあるし、ジェニーハイに関しては女性ボーカルやし。どのバンドでもベースに限らんけど、それぞれのバンドメンバーの技術やキャラクターを確実に活かせるリフやメロディーラインや楽曲構成。ボーカルのワンマンバンドに決してなっていない。

ほんま、川谷絵音はすごい人間だという話でした。

 

あれ?

 

では(=゚ω゚)ノ